●特集『生物和名における問題-藻類編-』
生物につけられた和名は,古くから使われていたり特徴をよく表したものが多く,専門家以外にも受け入れられやすい一方で,学名のように厳密にルールづけられていないため,言葉の表記方法による混乱や同名・異名などの問題もみられる。和名の取り扱いは個々の生物や分類群によっても異なるため,それぞれの分野での検証が必要であろう。
今回は単細胞から数十メートル規模の大型の体をもつ多様な分類群を含む藻類について,和名にまつわる話題をとりあげた。
【特集目次】
・生物和名の問題-序論-(北山太樹/国立科学博物館)
・珪藻の和名(真山茂樹/東京学芸大学)
・淡水産藍藻類の和名(新山優子)
・海藻和名の問題(北山太樹/前出)
・シャジクモ類の和名について(坂山英俊/神戸大学)
・スミレモの和名(半田信司/広島県環境保険協会)
・藻類学における和名の発表と使用を推進するために(仲田崇志/慶応義塾大学)
●Research Article
東電福島第一原発事故後の海洋環境における海水,海底土中放射性セシウムの減少傾向について
(高田兵衛・日下部正志・池上隆仁/公益財団法人海洋生物環境研究所中央研究所)
●全国水産試験場長会 会長賞平成28年度受賞業績-1
ガザミの標識技術開発,種苗放流効果および個体群動態の解明(岡本一利/静岡県水産技術研究所)
●連載
・環形動物 多毛類(今島 実)
【6】ホコサキゴカイ科-6
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
【8】円石藻Reticulofenestra sessilisと珪藻Thalassiosiraの緊密な関係
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
【25】沖縄県・南大東島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
【2】アカモクとシダモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
【29】短尾下目(3)異孔亜群2 クモガニ上科 クモガニ科・モガニ科・ケアシガニ科・ケセンガニ科
・日本産等脚目甲殻類の分類(下村通誉/北九州市立自然史・歴史博物館,布村昇/金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設)
【45】コツブムシ亜目 - ハリオウミセミ科
●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 - 御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
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