海洋と生物 発売日・バックナンバー

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1,980円
●特集『日本の頭足類研究(2)』
 これぞ日本の頭足類研究の最前線をまとめた決定版!
 近年話題になっているダイオウイカの名をあげるまでもなく,頭足類,いわゆるイカ・タコは日本人にとって古来馴染み深く,料理の食材としてはもちろん,文化や芸術にも深く関わり,われわれの生活に彩りを与えてきた。
 ゲノム解析技術の発展により,関連する研究分野が大きく進展した一方,水産資源に目を向けるとスルメイカをはじめとした資源変動が世間を賑わせている。本特集をみればわかるように,頭足類研究は多くの分野にまたがりかつてないほどの広がりをみせはじめている。
 本特集の執筆者は新進気鋭の若手研究者から大御所までと顔ぶれも多彩で,その専門分野も,分子生物,系統分類,集団遺伝,神経生理,繁殖生理,発生,行動生態,資源,水産業,飼育,芸術など多岐にわたる。
 1円玉サイズのヒメイカから巨大なダイオウイカまで,そして,分類,生理,生態から芸術に至るまで,魅力的な頭足類研究の最前線を2号にわたりあますところなく紹介する。
【特集目次】
・ ヒメイカの繁殖生態〜交接した後に行われる特殊な雄選び〜(佐藤成祥/東海大学海洋学部,春日井隆/名古屋港水族館)
・ ヤリイカ類の繁殖戦略:性淘汰研究の新たなモデルを目指して(岩田容子/東京大学大気海洋研究所,広橋教貴/島根大学)
・ 映像で探るイカのふしぎな世界(藤原英史/(株)ドキュメンタリーチャンネル)
・ スルメイカの資源変動に影響を与える巨大卵塊の消長(桜井泰憲/函館国際水産・海洋都市推進機構,函館頭足類科学研究所)
・ ケンサキイカは海洋環境に応答しながら移動,成長する(山口忠則/九州大学大学院)
・ いか釣漁業高度化のための頭足類研究(加藤慶樹・山下秀幸/水産研究教育機構 開発調査センター)
・ DNAを使った外洋性頭足類の生態学(グスタボ サンチェズ,有田帆乃果,森創太/広島大学大学院)
・ 頭足類の貝殻の進化ストーリー:分子古生物学から見る重要形質の進化的サーガ(スティアマルガ デフィン/和歌山工業高等専門学校,東京大学総合研究博物館)
・ 魚津水族館とホタルイカ研究(稲村修/魚津水族館)
・ タコのレジェンド(グレドル イアン/合同会社アイケフ コンサルタント教授・東北大学大学院農学研究科海洋系元教授),塚原保夫(東北大学名誉教授)
・ 私の名づけたイカとタコ(窪寺恒己/国立科学博物館名誉研究員・・日本水中映像(株)学術顧問)

●全国水産試験場長会会長賞
・アサクサノリ養殖技術の開発(岩出将英/三重県水産研究所)

●連載
・海棲哺乳類の保全・管理のための調査・解析手法(西田伸/宮崎大学教育学部,北門利英/東京海洋大学,吉田英可/水産教育・研究機構水産資源研究所)
 【15】集団遺伝学的解析
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【48】香淳皇后(1903-2000)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 2〜3本予定
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【50】東京都・御蔵島,【51】東京都・青ケ島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【26】ウスイロモク
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【69】ウオノエ亜目(15)ウオノエ上科(10)ウオノエ科(4)

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー),黒潮いるか通信ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『日本の頭足類研究(1)』
 これぞ日本の頭足類研究の最前線をまとめた決定版!
 近年話題になっているダイオウイカの名をあげるまでもなく,頭足類,いわゆるイカ・タコは日本人にとって古来馴染み深く,料理の食材としてはもちろん,文化や芸術にも深く関わり,われわれの生活に彩りを与えてきた。
 ゲノム解析技術の発展により,関連する研究分野が大きく進展した一方,水産資源に目を向けるとスルメイカをはじめとした資源変動が世間を賑わせている。本特集をみればわかるように,頭足類研究は多くの分野にまたがりかつてないほどの広がりをみせはじめている。
 本特集の執筆者は新進気鋭の若手研究者から大御所までと顔ぶれも多彩で,その専門分野も,分子生物,系統分類,集団遺伝,神経生理,繁殖生理,発生,行動生態,資源,水産業,飼育,芸術など多岐にわたる。
 1円玉サイズのヒメイカから巨大なダイオウイカまで,そして,分類,生理,生態から芸術に至るまで,魅力的な頭足類研究の最前線を2号にわたりあますところなく紹介する。
【特集目次】
・ 日本の最新イカタコ研究:頭足類コミュニティからはじまる新しい波(佐藤成祥/東海大学,吉田真明・広橋教貴/島根大学,岩田容子/東京大学)
・ イカ・タコ類をモデル生物とするために:頭足類ゲノムの現在とこれから(吉田真明/島根大学)
・ 頭足類の集団遺伝研究:アオリイカの隠れた3種を研究事例に(笘野哲史/東京大学)
・ 頭足類の心臓血管系に関する進化発生学的研究(小野廣記/島根大学)
・ 頭足類の「腕」の内部構造とその運動制御(田中暢明/北海道大学)
・ コウイカにおける吸盤形成過程(金原僚亮・三浦徹/東京大学)
・ 頭足類の視物質とビタミンA代謝(尾崎浩一/社会行動国際研究所)
・ ヒョウモンダコのテトロドトキシン保有量と体内分布(山手佑太・高谷智裕・竹垣 毅/長崎大学)
・ 頭足類と哺乳類における脳と体の普遍デザイン(滋野修一/大阪大学)
・ 頭足類の社会性とコミュニケーション(池田 譲/琉球大学)
・ イカタコにアートができるか?:頭足類の体色変化における「具象表現」と「抽象表現」についての芸術学的考察(中島隆太/ミネソタ大学)
・ コウイカ類のボディパターンに関する数理的研究の挑戦(岩本真裕子/同志社大学)

●Research Article
・環境保護主義と持続可能な社会の両立:捕鯨問題に見る異文化理解の精神の欠如(田口美瑠・藤沼良典/国際基督教大学)

●全国水産試験場長会会長賞
・北海道日本海南部海域におけるムール貝養殖技術開発と事業化に関する研究(清水洋平・宮園章・菅原玲・成田正直/北海道立総合研究機構水産研究本部)


●連載
・海棲哺乳類の保全・管理のための調査・解析手法(村瀬弘人/東京海洋大学)
 【14】海洋生態系モデル
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【34】未同定の珪藻種/【35】多様な海産微細藻類
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【48】三重県・答志島/【49】愛知県・日間賀島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【25】フシイトモク
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【68】ウオノエ亜目(14)ウオノエ上科(9)ウオノエ科(3)ヒゲブトウオノエ属

●川嶋昭二先生を偲んで(北山太樹/国立科学博物館)

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『海の昆虫とクモ形類』
 遠洋性のアメンボ,潮間帯のゴミムシやハネカクシの仲間,砂浜のハンミョウやアリジゴク,そしてクモやダニ,ザトウムシの仲間。波打ち際や潮間帯などの海岸には,これら昆虫やクモ形類とよばれる生物が生息しているが,どのようにしてこの特異な環境に適応し,発展してきたのだろうか。またの仲間が生息する砂浜そのものが減少しており,実態が不明なまま絶滅への道を歩んでしまう危険性もはらんでおり,生物保護や環境保全の観点からも注目されるべきである。海岸域でみられる昆虫とクモ形類,そしてその保全について紹介する。
【特集目次】
・海の昆虫とクモ形類(総論)(鶴崎展巨/鳥取大学)
・鳥取砂丘の希少昆虫(ハンミョウとアリジゴク)の生態学と保全(鶴崎展巨)
・海浜性ザトウムシの外部形態とB染色体数の地理的分化(鶴崎展巨)
・イソコモリグモの高度に多様化した集団構造(谷川明男/東京大学)
・ウシオダニ類の分類と系統(安倍弘/日本大学)
・日本列島周辺の遠洋性ウミアメンボ3種-とくに日本海での生息状況-(林成多/ホシザキグリーン財団)
・潮間帯に生息するゴミムシ類とハネカクシ類(河上康子/大阪市立自然史博物館)
・海浜性昆虫の“浮遊分散”仮設を検証する(上野弘人・松林圭/九州大学)
・マングローブ林に見られる昆虫と潮汐に対応した体内時計(佐藤綾/総合研究大学院大学)食用海藻の魅力-(北山太樹/国立科学博物館)

●全国水産試験場長会会長賞
・室戸岬東岸における急潮予測技術の開発(猪原亮/高知県水産試験場,坂元賢治・田中秀和/大阪管区気象台)

●連載
・海棲哺乳類の保全・管理のための調査・解析手法(北門利英/東京海洋大学)
 【13】個体群の保全と管理の方法
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【32】
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【47】愛媛県・八幡浜大島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【24】ウスバモク
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【67】ウオノエ亜目(13)ウオノエ上科(8)ウオノエ科(2)ウオノコバン属,ウオノドウカ属

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『低利用水産物と食文化』
 サイズが小さかったり傷があったりして一般的に流通しない未利用・低利用の水産物,またさまざまな制約により漁獲された地元だけで利用されている水産物も注目されている。これらにはどのようなものがあり,実際どう利用されているのか。地方食や食文化なども交え紹介する。
【特集目次】
・水産物の低利用・未利用資源をめぐる実相(上田勝彦/ウエカツ水産)
・クラゲを食べる(豊川雅哉/国立研究開発法人国際農林水産業研究センター)
・日本の食用海藻の分布と食文化の拡大(藤田大介/東京海洋大学)
・食料としてのウミガメ(徳田和之/NPO法人エバーラスティング・ネイチャー)
・ガゴメの高付加価値化と産学官連携(安井肇/北海道大学大学院水産科学研究院)
・カモガシラノリの謎 -地方食用海藻の魅力-(北山太樹/国立科学博物館)
・[食べてみた]ミネフジツボ/二枚貝3種  [行ってみた]朝市訪問記(編集部)

●コラム
サンマの学名に隠された,ちょっと意外な歴史(猿渡敏郎/東京大学大気海洋研究所)

●ResearchArticle
緑色光によるカレイ類の成長促進現象 -魚の生態と光環境-(水澤寛太・高橋明義/北里大学海洋生命科学部)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【47】昭和天皇(1901-1989)
・海藻標本採集者外伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【捌】日本海藻標本採集者の系譜(19世紀生まれ)
・サクラマス -その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【21:最終回】サクラマスの生活史戦略
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【31】珪藻Chaetoceros socialisの休眠胞子
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【46】香川県・本島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【23】アズマネジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
 【50:最終回】研究小史/コラム:分かるように分ける
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学・下村通誉/京都大学)
 【66】ウオノエ亜目(12)ウオノエ上科(7)ウオノエ科(1)ウオノギンカ属,カイテイギンカ属

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信-御蔵島からの便り
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『人間活動と海洋の生態系・水産資源の関わり-窒素編』
 海洋における窒素循環や水産業・生物をとおしてみた海域における窒素循環を解説する。
【特集目次】
・人類の窒素利用がもたらす環境問題と解決への取り組み(林健太郎/農業・食品産業技術総合研究機構)
・海洋生態系モデルと人為的な影響評価-地域から全球スケール-(野口真希/海洋研究開発機構・岸道郎/北海道大学名誉教授)
・窒素安定同位体比が解き明かすサケの知られざる回遊生態(松林順/中央大学理工学部)
・瀬戸内海・播磨灘における水産業と窒素(反田實/兵庫県立農林水産技術総合センター)

●Research Article
フーリエ変換赤外分光法を用いた日本近海を利用するウミガメにおけるマイクロプラスチック摂取状況の初報告
(井ノ口栄美・田中真一・岩井千尋・近藤理美/NPO法人エバーラスティング・ネイチャー)

●連載
・海棲哺乳類の保全・管理のための調査・解析手法(北門利英/東京海洋大学)
  【12】個体群動態モデル
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
  【46】三輪知雄(1899-1979)
・サクラマス - その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
  【20】サクラマス研究のアウトリーチ(国際研究・教育交流)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
  【30】ハプト藻Phaeocystis globosaの作る繊維状の星状構造体
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
  【45】東京都・三宅島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
  【22】エチゴネジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
  【49】形態の観察技法
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学・下村通誉/京都大学)
  【65】ウオノエ亜目(11)ウオノエ上科(6)グソクムシ科(4)

●なまものけん通信
・ウミガメ保全の現場から(ELNA エバーラスティング・ネイチャー)
ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『棘皮動物学の最前線(2)』
 棘皮動物の仲間は,比較的私たちに身近なウニ,ナマコ,ヒトデを並べてみるだけでわかるくらい形態的には多様な分類群である。共通する特徴は,五放射相称という形が基本になってできた身体であること,海産であること,底生で自由生活のものが多いことなどがあげられる。水産重要種もあるが,あまり知られていない種もたくさん含まれる。
 棘皮動物を対象にした研究とはどのような内容で行われており,どこまで解明していて,これからどう進むのか。第一線で活躍する研究者に2回にわたって解説いただいた。
【特集目次】
・海洋温暖化における北日本のウニ生産に向けた新たな研究(吾妻行雄/東北大学大学院農学研究科)
・マナマコ漁業・増殖に関わる生物学的知見(五嶋聖治/北海道大学総合博物館)
・理性か,性か? ナマコ食文化の存続をにぎる鍵(赤嶺淳/一橋大学大学院社会学研究科)
・水族館における深海性棘皮動物の飼育研究(森滝丈也/鳥羽水族館・杉村誠/新江ノ島水族館・東地拓生/沖縄美ら海水族館)
・オニヒトデの大量発生と幼生の分散(安田仁奈/宮崎大学農学部海洋生物環境学科)
・ヒトデ類とウニ類の行動(右田正夫/滋賀大学)
・不正形類の生態と進化(齋藤礼弥・金沢謙一/神奈川大学)
・棘皮動物に共生する動物(自見直人/国立極地研究所・高野剛史/目黒寄生虫館・藤田喜久/沖縄県立芸術大学・長澤和也/水族寄生虫研究室)
・棘皮動物におけるプルテウス幼生の進化(山川隼平・ニーナ レビン・和田洋/筑波大学生命環境)
・ウミユリ類の発生に関するこれまでの研究と今後の課題(中野裕昭/筑波大学下田臨海実験センター・幸塚久典/東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所)

●全国水産試験場長会会長賞
増殖用サケ稚魚の原虫病総合的予防技術の開発(水野伸也・宮本真人・畑山誠/北海道立総合研究機構水産研究本部さけます・内水面水産試験場)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【45】山田幸男(1900-1975)
・サクラマス - その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【19】サクラマス研究のアウトリーチ(初等教育)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【29】典型的なプラコリスタイプの円石藻3種
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【44】香川県・豊島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【21】エゾノネジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
 【48】短尾下目(22)発育段階と科の検索(5)メガロパ(3)
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学・下村通誉/京都大学)
 【64】ウオノエ亜目(10)ウオノエ上科(5)グソクムシ科(3)

●なまものけん通信
・ウミガメ保全の現場から(ELNA エバーラスティング・ネイチャー)
ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『棘皮動物学の最前線(1)』
 棘皮動物の仲間は,比較的私たちに身近なウニ,ナマコ,ヒトデを並べてみるだけでわかるくらい形態的には多様な分類群である。共通する特徴は,五放射相称という形が基本になってできた身体であること,海産であること,底生で自由生活のものが多いことなどがあげられる。水産重要種もあるが,あまり知られていない種もたくさん含まれる。
 棘皮動物を対象にした研究とはどのような内容で行われており,どこまで解明していて,これからどう進むのか。第一線で活躍する研究者に2回にわたってご解説いただいた。
【特集目次】
・棘皮動物学の最前線(藤田敏彦/国立科学博物館)
・ウミシダ類の分類(小渕正美/真鶴町立遠藤貝類博物館)
・クモヒトデ類の分類体系(藤田敏彦/国立科学博物館)
・日本産ヒトデ類の分類学的研究史と近年の新知見(木暮陽一/水産研究・教育機構日本海区水産研究所)
・棘皮動物の生痕化石とその形成過程(石田吉明,藤田敏彦/国立科学博物館)
・深海の生物地理は浅海の生物地理とは異なる:深海の棘皮動物からわかる西太平洋とインド洋の違い(大路樹生/名古屋大学博物館)
・キャッチ結合組織:棘皮動物に特有の硬さの変わる皮(本川達雄/東京工業大学)

●Research Article1
マスト形成ヨコエビ研究の現在(青木優和/東北大学)

●Research Article2
利根川を対象とした河川から海洋への放射性Csフラックス(高田兵衛/福島大学,稲富直彦・工藤なつみ/海洋生物環境研究所)

●全国水産試験場長会会長賞
山口県日本海沿岸域における漁場形成予測技術の開発および漁海況情報配信システムの構築(渡邉俊輝・河野光久・廣畑二郎・天野千絵・大田寿行・安部謙・國森拓也/山口県水産研究センター,謝旭暉・斎藤克弥/漁業情報サービスセンター)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【44】井狩二郎(1889-1937)
・サクラマス - その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【18】切欠き魚道の試行
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【27】【28】
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【43】沖縄県・久米島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【20】ヒラネジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
 【47】短尾下目(21)発育段階と科の検索(4)メガロパ(2)
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学・下村通誉/京都大学)
 【63】ウオノエ亜目(9)ウオノエ上科(4)グソクムシ科(2)

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『水産をとりまく現状と課題(2)』
 水産資源の変動,国際情勢や諸外国との関わり,国内における漁業従事者の構造変化,沿岸域の環境の変化など,水産をとりまくわが国の状況はめまぐるしく変化しています。今,水産の現場では何が起こっているのか,それを知る手だてはあるのか,そしてどこへ向かうのか。水産の多様な分野における現状や問題点などについて解説します。
 第2回目は,SDGs/小型浮魚類資源/沿岸漁業/沖合漁業/遠洋漁業/陸上養殖/水産物流通など幅広く取り上げました。
 関係者はもちろん,公務員試験の政策論文等の対策としても必読の特集です!
【特集目次】
・SDGs(エス・ディー・ジーズ)と漁業(高橋正征/東京大学名誉教授)
・わが国における小型浮魚類の資源変動と資源管理の考え方(谷津明彦/(一社)漁業情報サービスセンター)
・わが国の沿岸漁業の課題と展望(和田時夫/(一社)漁業情報サービスセンター)
・わが国の沖合漁業の現状と課題(山下秀幸/水産研究・教育機構開発調査センター)
・わが国の遠洋漁業の状況と課題(中前明/(一財)海外まき網漁業協会)
・陸上養殖の原理,現状と課題(遠藤雅人/東京海洋大学)
・水産物の流通(婁小波・中原尚知/東京海洋大学)

●Research Article
ヨツハモガニと近縁2種の形態的特徴(大土直哉・河村知彦/東京大学大気海洋研究所)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【43】田原正人(1884-1969)
・サクラマス - その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【17】ドローンによる空からの行動追跡
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【25】
・小さな離島の暮らしと漁業(乾政秀/(株)水土舎)
 【42】長崎県・若松島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【19】ネジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
 【46】短尾下目(20)発育段階と科の検索(3)ゾエア(3)メガロパ(1)
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学・下村通誉/京都大学)
 【62】ウオノエ亜目(8)ウオノエ上科(2)グソクムシ科

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『水産をとりまく現状と課題(1)』
 水産資源の変動,国際情勢や諸外国との関わり,国内における漁業従事者の構造変化,沿岸域の環境の変化など,水産をとりまくわが国の状況はめまぐるしく変化しています。今,水産の現場では何が起こっているのか,それを知る手だてはあるのか,そしてどこへ向かうのか。水産の多様な分野における現状や問題点などについて解説します。
 第1回目は,EEZと水産政策改革/人材育成/離島の漁業/水産資源の利用と保全/捕鯨をめぐる状況/水産エコラベル/環境系モニタリング/水産系モニタリングなど幅広く取り上げ,読みやすくまとめました。
 関係者はもちろん,公務員試験の政策論文等の対策としても必読の特集です!
【特集目次】
・わが国EEZをめぐる状況と水産政策の改革(長谷成人/(一財)東京水産振興会理事)
・離島の水産業(乾政秀/(株)水土舎)
・豊かな内湾環境を実現するモニタリング調査と栄養塩類のあり方 -伊勢・三河湾を例として-(蒲原聡/愛知県水産試験場)
・絶滅危惧種の判定方法と守り方(松田裕之/横浜国立大学)
・日本の水産学教育(酒井治己/水産研究・教育機構水産大学校)
・鯨類資源をめぐる日本の現状 -これまでの経緯と今後の展望(加藤秀弘/東京海洋大学名誉教授・(一財)日本鯨類研究所)
・水産系モニタリングデータの収集と利活用(日比野学・下村友季/愛知県水産試験場)
・エコラベル・認証制度で「海の豊かさ」は実現できるのか?(石原広恵/東京大学,アビゲイル・ブランドン(山脇亜弥)/ストックホルム・レジリエンス・センター)

●Research Article
・子育てを伴う魚類の粘膜給餌の機能とその進化(佐藤駿/大阪市立大学)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【42】東 道太郎(1884-1968)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【16】太平洋サケの回遊行動の進化
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【24】レアな円石藻Picarola margalefii
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
 【41】三重県・菅島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
 【18】オオバノコギリモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
 【45】短尾下目(19)発育段階と科の検索(2)ゾエア(2)
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【61】ウオノエ亜目(7)ウオノエ上科(1)ニセウオノエ科

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『最新・藻類分類学』
 藻類の分類は古くから形態や生活環などに基づいた情報によりなされていたが,近年の分子系統解析の発展で大きく変化している。今回は緑藻,紅藻,珪藻,褐藻を取り上げ,これまでの歴史を振り返り,最新の系統関係から提案された分類体系を紹介する。
【特集目次】
・分子データから考察するアオサ藻綱の進化と系統関係(市原健介/北海道大学北方生物圏フィールド科学センター室蘭臨海実験所)
・紅藻類の系統と分類(神谷充伸/東京海洋大学海洋環境科学部門)
・珪藻の系統関係と分類体系(佐藤晋也/福井県立大学海洋生物資源学部)
・褐藻類の新しい分類体系と各系統群の特徴(川井浩史/神戸大学内海域環境教育研究センター)

●Research Article
・極彩色で金属光沢となる甲殻類プランクトン(橋詰和慶/戸板女子短期大学)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【41】矢田部良吉(1851-1899)
・海藻標本採集者外伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【漆】小笠原産海藻採集者(1879-2018)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【15】サクラマス群の回遊行動の進化(後編)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【23】
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
 【40】東京都・父島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
 【17】フシスジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
 【44】短尾下目(18)発育段階と科の検索(1)ゾエア(1)
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【60】ウオノエ亜目(6)ウオノエ上科(1)スナホリムシダマシ科

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信-御蔵島からの便り
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『渓流魚の漁場管理の今と未来』
 日本在来の渓流魚には,イワナ類(アメマス,ニッコウイワナ,ヤマトイワナなど)とサクラマス類(サクラマス/ヤマメ,サツキマス/アマゴなど)があり,漁業権が免許されている漁協などには増殖の義務が課せられ積極的な増殖手法がとられているが,人工種苗の家魚化,生息・産卵環境の悪化,他動物による食害,漁獲圧などの問題により,必ずしも効果的な増殖には結びついていない。
 本特集では,現在行われている増殖手法の問題点をあらわにし,野生に近い種苗の利用,放流場所の選定,被食軽減策,簡易魚道,遊漁の漁獲規制の条件など,より効果的に増殖するにはどうすればよいかを検討した。将来の内水面漁業のあるべき姿を見据え,現状と課題そして対策について提言を行う。
(全国水産試験場長会会長賞「渓流魚の増殖方法としての稚魚放流」もご参照ください)
【特集目次】
・渓流魚の漁場管理の今と未来〜増殖,環境保全,漁業管理を考える〜(宮本幸太/水産研究・教育機構中央水産研究所沿岸・内水面研究センター,岸大弼/岐阜県水産研究所下呂支所,菅原和宏/滋賀県水産試験場,高木優也/栃木県水産試験場,松澤峻/長野県水産試験場,山下耕憲/群馬県水産試験場)
・アマゴにおける半野生魚の放流効果の検証(岸大弼/前出,大原健一・辻寛人/岐阜県水産研究所,徳原哲也/岐阜県農政部里川振興課)
・イワナにおける半天然魚の放流効果の検証(山下耕憲/前出・松原利光・鈴木究真・神澤裕平/群馬県水産試験場)
・野生動物による渓流魚の捕食実態の把握とその緩和策について(宮本幸太/前出)
・アマゴの稚魚放流における分散放流の効果(菅原和宏・片岡佳孝・孝橋賢一・亀甲武志/滋賀県水産試験場)
・渓流用簡易魚道の開発(松澤峻/前出)
・釣り人が納得できて,渓流魚も増える漁獲規制とは?(高木優也/前出)
・渓流魚の漁場管理の課題と今後の方針(宮本幸太・岸大弼・菅原和宏・高木裕也・松澤峻・山下耕憲/前出)

●全国水産試験場長会 会長賞平成30年度受賞業績-3
・渓流魚の増殖方法としての親魚放流(徳原哲也/岐阜県水産研究所下呂支所)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【40】名倉一郎(1860-1930)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【14】サクラマス群の回遊行動の進化(前編)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【22】腕のような付属肢をもつ円石藻Michaelsarsia adriaticus
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
 【39】山口県・平郡島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
 【16】ナンキモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
 【43】短尾下目(17)胸孔亜群8 カクレガニ上科2・カクレガニ科2
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【59】ウオノエ亜目(5)スナホリムシ上科・スナホリムシ科(5)ナギサスナホリムシ属

●なまものけん通信
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『プランクトン群集における共生・寄生』
 動物プランクトンや植物プランクトンが増加・減少する要因は,栄養と食物連鎖の面から説明されることが多い。しかし近年,これらプランクトンにおいても他生物の寄生がありそれが重要な役割を果たしているという証拠が少しずつ蓄積している。例えば,珪藻類において捕食寄生性の菌類が発見され,その生活史や生態がわかってきた。また,単細胞性および多細胞性のいずれのプランクトンも多くの共生生物をもち,これが栄養面,行動,個体群動態などに大きな影響を及ぼすことがわかってきている。
 このようなプランクトンにおける寄生・共生関係は沿岸域から外洋域において広くみられ,多様で複雑な相互作用が広がっていることがわかってきた。
 本特集号では,珪藻類,原生生物,クラゲ類,甲殻類,サルパ類を宿主とする寄生・共生生物を紹介し,その多様性,生活史,宿主動態へのインパクト,海洋生態系における機能などについて紹介する。
【特集目次】
・プランクトン群集における共生・寄生-宿主個体群動態にインパクトを与える重要な一要因-(大塚攻/広島大学,鈴木紀毅/東北大学,片野俊也/東京海洋大学)
・珪藻ウイルス研究のこれまでとこれから(外丸裕司/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
・珪藻に対する寄生生物(片野俊也・山崎大輔/東京海洋大学,安東祐太朗/東京海洋大学・北海道立総合研究機構,櫻井久惠/LIMACINA)
・フェオダリア類・放散虫類の生態と共生生物(仲村康秀/国立科学博物館,鈴木紀毅/東北大学)
・浮遊性および遊泳性甲殻類に寄生するアミヤドリムシ科等脚類(下村通誉/京都大学,大塚攻/広島大学,西川淳/東海大学)
・クラゲ類と他動物との多様な共生関係(近藤裕介/広島大学)
・サルパ・ウミタル類に捕食寄生するサフィリナ科カイアシ類の生態(高橋一生/東京大学)
・ゼラチン質動物プランクトンと共生する浮遊性甲殻類-十脚類幼生とクラゲノミ類での事例研究-(若林香織・杉浦宏樹・飯沼誼朗/広島大学)
・海洋動物プランクトン群集における共生(大塚攻/広島大学)

●Research Article -1
・タンガニイカ産シクリッドNeolamprologus furcifer 幼魚の巻き貝仮装は母親の仕事量に波及する(佐藤駿/大阪市立大学)

●Research Article -2
・福島第一原発事故の海産生物の影響評価-137Csの海産生物 - 海水濃度比(CR)を指標として-(高田兵衛/福島大学,日下部正志・池上隆仁・横田瑞郎・高久浩/海洋生物環境研究所)

●全国水産試験場長会 会長賞平成30年度受賞業績-2
・アゲマキ漁獲再開に向けた20年の研究(佃政則/アゲマキ種苗生産・放流技術開発グループ代表)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【39】中井猛之進(1882-1952)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【13】サクラマスの秋スモルト
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【21】特徴的なめだつ透明放射膜をもつアステロムファラス属2種
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
 【38】鹿児島県・悪石島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
 【15】ウスバノコギリモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
 【42】短尾下目(16)胸孔亜群7 カクレガニ上科・カクレガニ科1
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【58】ウオノエ亜目(4)スナホリムシ上科・スナホリムシ科(4)ヒメスナホリムシ属およびスナホリムシダマシ属

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 -御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『東京湾 過去・現在・未来(2)』
 かつて東京湾は富栄養化の象徴のようなものだといわれてきたが,総量規制の結果,栄養塩濃度は低下してきたといわれる。しかし赤潮や貧酸素はいまだに頻発している。それはなぜなのか…!? 本誌では以前1997年に東京湾について特集を組んだが,そのころと比べて現在はどう変わったのか。
 特集第2回目は,干潟の生物多様性,底棲魚介類の資源変動,魚類研究やそのモニタリング結果,そして市民調査や湾とひととの関わりから,東京湾の目指すべき将来像を提案する。
【特集目次】
・東京湾における干潟生物多様性低下の現状(風呂田利夫・多留聖典/東邦大学,尾島智仁/東京港水中生物研究会,馬渡和華/谷津干潟自然観察センター)
・東京湾における底棲魚介類群集および主要種個体群の資源変動(児玉圭太・堀口敏宏/国立環境研究所)
・東京湾内湾の魚類研究の概要と京浜島のモニタリング結果(河野博/東京海洋大学)
・東京湾での海洋生物の市民主体調査(風呂田利夫/東邦大学,黒岩寛/国土交通省,坂本昭夫/海をつくる会,鈴木覚/海辺つくり研究会,馬渡和華/谷津干潟自然観察センター,野長瀬雅樹/行徳野鳥観察舎友の会)
・大学-地域間協働による,持続可能な東京湾のための基盤構築〜江戸前ESD活動からの教訓〜(川辺みどり・河野博/東京海洋大学)
・東京湾の将来像(野村英明/東京大学,風呂田利夫/東邦大学)

● 全国水産試験場長会 会長賞平成30年度受賞業績-1
・マボヤ被嚢軟化症の原因と蔓延防止に関する研究(熊谷明・須藤篤史・伊藤博・田邉徹・縄田暁/宮城県水産技術総合センター,釜石隆・三輪理/水産研究・教育機構増養殖研究所,北村真一/愛媛大学・広瀬裕一/琉球大学)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【38】安田篤(1868-1924)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【12】サクラマスと生態系の関係
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【20】12の正五角形円石でできた円石藻Braarudosphaera bigelowii
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
 【37】沖縄県・渡嘉敷島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
 【14】ヨレモクモドキ
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
 【41】短尾下目(15)胸孔亜群6 サンゴヤドリガニ上科・サンゴヤドリガニ科
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【57】ウオノエ亜目(3)スナホリムシ上科・スナホリムシ科(3)オオグソクムシ属

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 -御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『東京湾 過去・現在・未来(1)』
 かつて東京湾は富栄養化の象徴のようなものだといわれてきたが,総量規制の結果,栄養塩濃度は低下してきたといわれる。しかし赤潮や貧酸素はいまだに頻発している。それはなぜなのか…!? 本誌では以前1997年に東京湾について特集を組んだが,そのころと比べて現在はどう変わったのか。
 特集第1回目は,これまでに東京湾を長くみてきた研究者に,水質や栄養塩・有機物の濃度,酸性化,植物・動物プランクトンなどの長期変動や予測を解説してもらった。
【特集目次】
・特集号発刊に寄せて:東京湾の過去・現在・未来(片野俊也/東京海洋大学,梅澤有/東京農工大学,野村英明/東京大学,風呂田利夫/東邦大学)
・東京湾の流動環境-羽田周辺水域を中心として-(八木宏/防衛大学校,灘岡和夫/東京工業大学)
・東京湾底層の貧酸素水塊(長井健容/東京海洋大学,金華/上海瑞爾実業有限公司)
・東京湾における水質の長期変動と水産生物への影響(石井光廣/千葉県水産総合研究センター)
・東京湾における栄養塩類・溶存有機物濃度の長期変動(1989年〜2015年)(久保篤史/静岡大学地球科学科,橋濱史典・神田穣太・堀本(宮崎)奈穂・石丸隆/東京海洋大学海洋環境科学部門)
・東京湾における海洋酸性化の現状と将来予測(川合美千代/東京海洋大学)
・東京湾の植物プランクトン群集の変遷(石丸隆/東京海洋大学名誉教授)
・東京湾におけるカイアシ類群集の長期変化と現状(立花愛子/東京海洋大学)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
 【37】國枝溥(1888-1954)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
 【11】サクラマスの保全
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
 【19】ホロコッコリスの円石藻Homozygosphaera triarcha
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
 【36】東京都・新島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
 【13】ホンダワラ
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
 【40】短尾下目(14)胸孔亜群5 スナガニ上科2・ミナミコメツキガニ科・ムツハアリアケガニ科・オサガニ科・メナシピンノ科
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
 【56】ウオノエ亜目(2)スナホリムシ上科・スナホリムシ科(2)スナホリムシ属
・バイカル湖最前線(長縄秀俊/ロシア科学アカデミー客員研究員・岐阜大学)
 【5】

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 -御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
1,980円
●特集『わが国の刺胞動物研究の発展(2)』
クラゲ類を中心として,刺胞動物に関する分類,生態などの生物学的分野や保全など,わが国で行われている多様な研究やその成果,今後の展望などを2回にわたり解説する。第2回目。
【特集目次】
・日本産十文字クラゲ類の分類の今昔(平野弥生/千葉県立中央博物館分館 海の博物館)
・ゼラチン質生物を調査する技術:3次元映像と機械学習(ドゥーグル リンズィー/海洋研究開発機構)
・タイにおけるクラゲ漁業(西川淳/東海大学海洋学部,Khwanruan Srinui/ブラパ大学海洋科学研究所,大塚攻・近藤裕介/広島大学大学院生物圏科学研究科,三宅裕志/北里大学海洋生命科学部,Dhugal J. Lindsay/海洋研究開発機構,飯田茜/東海大学大学院生物科学研究科)
・クラゲの遺伝学ことはじめ(立花和則/東京工業大学)
・クダウミヒドラ類幼生の着生プロセス(山下桂司/株式会社セシルリサーチ)
・ミドリイシサンゴの着生機構(服田昌之/お茶の水女子大学)
・共生において褐虫藻を制御する因子:レクチン(神保充/北里大学海洋生命科学部)
・ミズクラゲのストロビレーションを制御する物質の探索(国吉久人/広島大学)
・直達発生するミズクラゲについて(三宅裕志・高山佳奈・吉川美月・有馬史織/北里大学海洋生命科学部,池口新一郎/のとじま水族館(現所属:上越市立水族博物館うみがたり),鈴木信雄/金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設)

●ResearchArticle
紀南に定着した西オーストラリア産カブトエビ(長縄秀俊/岐阜大学)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
【36】大野磯吉(1896-1984)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
【10】サクラマスの利活用
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
【18】珪酸質の細胞内骨格をもつ奇妙なプランクトンEbria tripartite
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
【35】沖縄県・伊平屋島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
【12】オオバモクとヤナギモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
【39】短尾下目(13)胸孔亜群3 胸孔亜群4 スナガニ上科1・スナガニ科・コメツキガニ科
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
【55】ウオノエ亜目(1)スナホリムシ上科・スナホリムシ科(1)
・バイカル湖最前線(長縄秀俊/ロシア科学アカデミー客員研究員・岐阜大学)
【4】

<なまものけん通信>
・黒潮いるか通信 -御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか

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海洋と生物の内容

海洋,生物に関する最新の研究を紹介します。
海洋に生息する生物はもちろん,それらをとりまく環境や水産業をはじめ基礎から応用までひろく最新の研究を紹介し,問題提起をおこなう唯一の雑誌です。毎号ひとつのテーマを深く扱う特集と,体系的な解説をおこなう連載の2つの形式でさまざまな興味深いテーマを解説します。

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