●特集『東京湾 過去・現在・未来(2)』
かつて東京湾は富栄養化の象徴のようなものだといわれてきたが,総量規制の結果,栄養塩濃度は低下してきたといわれる。しかし赤潮や貧酸素はいまだに頻発している。それはなぜなのか…!? 本誌では以前1997年に東京湾について特集を組んだが,そのころと比べて現在はどう変わったのか。
特集第2回目は,干潟の生物多様性,底棲魚介類の資源変動,魚類研究やそのモニタリング結果,そして市民調査や湾とひととの関わりから,東京湾の目指すべき将来像を提案する。
【特集目次】
・東京湾における干潟生物多様性低下の現状(風呂田利夫・多留聖典/東邦大学,尾島智仁/東京港水中生物研究会,馬渡和華/谷津干潟自然観察センター)
・東京湾における底棲魚介類群集および主要種個体群の資源変動(児玉圭太・堀口敏宏/国立環境研究所)
・東京湾内湾の魚類研究の概要と京浜島のモニタリング結果(河野博/東京海洋大学)
・東京湾での海洋生物の市民主体調査(風呂田利夫/東邦大学,黒岩寛/国土交通省,坂本昭夫/海をつくる会,鈴木覚/海辺つくり研究会,馬渡和華/谷津干潟自然観察センター,野長瀬雅樹/行徳野鳥観察舎友の会)
・大学-地域間協働による,持続可能な東京湾のための基盤構築〜江戸前ESD活動からの教訓〜(川辺みどり・河野博/東京海洋大学)
・東京湾の将来像(野村英明/東京大学,風呂田利夫/東邦大学)
● 全国水産試験場長会 会長賞平成30年度受賞業績-1
・マボヤ被嚢軟化症の原因と蔓延防止に関する研究(熊谷明・須藤篤史・伊藤博・田邉徹・縄田暁/宮城県水産技術総合センター,釜石隆・三輪理/水産研究・教育機構増養殖研究所,北村真一/愛媛大学・広瀬裕一/琉球大学)
●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
【38】安田篤(1868-1924)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
【12】サクラマスと生態系の関係
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
【20】12の正五角形円石でできた円石藻Braarudosphaera bigelowii
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
【37】沖縄県・渡嘉敷島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
【14】ヨレモクモドキ
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
【41】短尾下目(15)胸孔亜群6 サンゴヤドリガニ上科・サンゴヤドリガニ科
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
【57】ウオノエ亜目(3)スナホリムシ上科・スナホリムシ科(3)オオグソクムシ属
●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 -御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
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