海洋と生物 発売日・バックナンバー

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1,980円
●特集『津波の海に生きる未来創生 IIーその後の気仙沼舞根湾調査』

 津波の被害を受けた気仙沼舞根湾の生物や環境はどうなっているのか。“森は海の恋人”発祥の地である現地で継続されている調査・研究を紹介し,地域に根ざした被災地の復旧・復興のあるべき姿に向けた提言も行います。
 第2回目の今号では,魚介類の生物相の移り変わりや水質の推移,放射性物質の挙動,防潮堤建設に対する問題点などを取り上げました。

【特集目次】
・気仙沼舞根湾海域における水質の推移(山本光夫)
・気仙沼湾流入河川における森から海までの水質形成(福島慶太郎)
・森に降り注いだ放射性物質の挙動(河野益近)
・2013年に気仙沼舞根湾海域で発生した有害有毒プランクトン(西谷 豪)
・舞根湾に蘇った干潟におけるアサリの出現と動態(千葉 晋)
・震災後の気仙沼舞根湾における小型底生魚類群衆の回復過程(中山耕至)
・気仙沼舞根湾における魚類および底生生物の潜水センサス(益田玲爾)
・三陸リアス式海岸の水際における防潮堤と土地利用(横山勝英)
・舞根森里海研究所:森は海の恋人の世界を拓く(田中 克)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
【6】大久保三郎(1857-1914)
外伝(壱)カワモズク採集者(1900-2012)
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀)
【4】高知県・沖の島
・内湾および干潟における物質循環と生物生産(佐々木克之)
【58】播磨灘1.播磨灘の漁獲量推移の特徴
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
【8】抱卵亜目 - オトヒメエビ下目 ドウケツエビ科 オトヒメエビ科 発育段階と科の検索/コラム:ステルス幼生
・日本産等脚目甲殻類の分類(下村通誉・布村 昇)
【24】ミズムシ亜目 科の概説(2)
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
【7】マジリモクとシマウラモク,タマエダモクの関係
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
【30】有害赤潮ラフィド藻 ヘテロシグマ-3

●コラム
・海でひろった万華鏡(飯島明子)
・魚影逍遥 - 魚に発信機をつけて(三田村啓理)

●「海洋と生物」第35巻総目次

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 - 御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
1,980円
●特集『貝類漁場からみた有明海の環境』

かつて豊饒の海とよばれた有明海では,近年になり魚類や貝類の漁獲量が激減しています。その原因は環境の悪化や過剰漁獲など複合的な要因が複雑に絡み合っているためだと考えられています。
本特集号では,水産生物として重要なタイラギやアサリやサルボウなど,主に貝類を中心として,これまでの資源量の推移や現状を紹介し,漁場・漁業再生のために取り組まれている対策事業を解説してもらいます。

【特集目次】
・漁場環境としてみた有明海の現状(松山幸彦)
・有明海の漁業生産の動向(中根 徹)
・有明海の底質環境と底生生物の分布特性-貝類漁場の改善に向けて(滝川 清・園田吉弘・増田龍哉)
・タイラギ漁場底質改善の試み(吉田 司)
・サルボウガイ漁場における問題点と漁場改善技術開発の試み(藤田孝康・木村和也・鐘ヶ江潤也・深谷惇志)
・有明海の干潟域におけるアサリの漁場再生に向けて(三輪竜一・中川元也)
・有明海の環境を良くするために水産業ができること(大嶋雄治)

●連載

・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
【5】松村任三(1856-1928)
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀)
【3】大分県・保戸島
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
【7】根鰓亜目(4)発育段階と科の検索/コラム:平安のワレカラ
・日本産等脚目甲殻類の分類(下村通誉・布村 昇)
【23】ミズムシ亜目 科の概説(1)
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
【6】ヒラミモクになったSargassum oligocystum
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
【29】有害赤潮ラフィド藻 ヘテロシグマ-2

●全国水産試験場長会 会長賞
・「魚のゆりかご水田」に関する研究(上野世司)

●コラム
・魚影逍遥 - 魚に発信機をつけて (三田村啓理)
・海でひろった万華鏡 (飯島明子)

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 - 御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
1,980円
●特集『海洋酸性化』

地球温暖化とともに重要な環境問題として研究が進められている“海洋酸性化”。海洋が酸性化することによって,海の生物にはいったいどんな影響が出てくるのか。これまでに世界中で明らかにされてきた研究を中心に,プランクトン,ベントス,魚類,そして海洋の生態系に与える影響を,国内の第一線で活躍する研究者に解説してもらいます。

【特集目次】
・海洋酸性化総説(藤井賢彦・石田明生)
・海洋プランクトンに対する海洋酸性化の影響(佐々木洋・遠藤 寿)
・ベントスI(棘皮動物,甲殻類など)に対する海洋酸性化影響(栗原晴子)
・ベントスII(刺胞動物,軟体動物)に対する海洋酸性化影響(諏訪僚太)
・魚類に対する海洋酸性化影響(石松 惇・グロリア ヨナ)
・海洋酸性化が海洋生態系に及ぼす影響(栗原晴子)
・海洋酸性化の人間社会への影響評価,将来予測および対策(藤井賢彦)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
【4】齋田功太郎(1860 - 1923)
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀)
【2】新潟県・粟島
・内湾および干潟における物質循環と生物生産(佐々木克之)
【57】瀬戸内海漁業15.大阪湾の漁獲量推移の特徴と漁場環境
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
【6】根鰓亜目(3)サクラエビ上科/コラム:ガリレオの顕微鏡
・日本産等脚目甲殻類の分類(下村通誉・布村 昇)
【22】ミズムシ亜目概説
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
【5】ナガミモクとトゲミモク
・「バイカル湖学」入門(長縄秀俊)
【17】湖盆の変遷(2)
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
【28】有害赤潮ラフィド藻 ヘテロシグマ-1

●全国水産試験場長会 会長賞
・高級魚キジハタの栽培漁業推進に関する研究(南部智秀)

●Research Article
・湖国・滋賀における水田生態系研究の現在,過去,未来(金尾滋史・大塚泰介)

●コラム
・魚影逍遥 - 魚に発信機をつけて(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡(飯島明子)

●三崎でのウミユリ類研究と海洋教育(大森紹仁)

●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 - 御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
1,980円
●特集『魚のゆりかごとしての水田-湖国・滋賀からの発信-』

 水田地帯における生きものと人のにぎわいを取り戻すべく,さまざまな取り組みが行われています。魚類はどのようにして水田に来て繁殖するのか,またそのとき水田の中はどうなっているのか,水田を利用する魚類に配慮した魚道・用排水路の整備に対する提言,そして「魚のゆりかご水田米」のブランド化など,琵琶湖を抱く湖国・滋賀の例を中心に解説してもらいます。

【特集目次】
・「魚のゆりかごとしての水田 -湖国・滋賀からの発信-」特集によせて(金尾滋史・大塚泰介)
・魚は陸地で増える:その再評価(斉藤憲治)
・どうすれば魚は田んぼで繁殖できるか?(端 憲二・皆川明子・金尾滋史)
・魚はなぜ田んぼにやってくるのか(前畑政善)
・ニゴロブナ仔稚魚を育む水田で何が起こったか(大塚泰介)
・豊かな水田の生態系回復をめざした地域での取り組み(堀 彰男)
・滋賀県における『魚のゆりかご水田プロジェクト』の過程とこれからの展望(堀 昭人・菅原芳明)

●連載
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀)〈新連載〉
  【1】連載にあたって
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
  【3】宮部金吾(1860 - 1951)
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
  【5】根鰓亜目(2)クルマエビ上科(2)/コラム:紙の本と電子の本
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
  【21】ウミクワガタ科(4)
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
  【4】キシュウモクとチュラシマモク
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
  【27】淡水産赤潮ラフィド藻Gonyostomum semen の生活環
・内湾および干潟における物質循環と生物生産(佐々木克之)
  【56】瀬戸内海漁業14.瀬戸内海漁獲量推移の特徴
・「バイカル湖学」入門(長縄秀俊)
  【16】地理データ(3)と湖盆の変遷(1)

●全国水産試験場長会 会長賞
・ウイルス性疾病対策によるハタ類養殖業の振興(山下浩史・高木基裕・中井敏博)

●Research Article
・福島県沖合を中心とした海洋放射能汚染の現状 -福島第一原子力発電所事故後の
経過-(高田兵衛・及川真司・渡部輝久・吉川貴志,御園生淳・日下部正志)

●コラム
・魚影逍遥 - 魚に発信機をつけて(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡(飯島明子)

●お悔やみ
・橘高二郎先生のご逝去を悼む
1,980円
●特集『水環境への提言-漁業生産を維持するために-』

 国民が必要とする安心・安全な食糧を確保し,わが国固有の魚食文化を継承するためには,漁業用水は適宜その定義を見直すことが求められる。生物生産や物質循環の観点に立った,森から海までの水の収支を明らかにするとともに,水産側から水行政に関わる各分野への具体的な要望を整理して,「漁業用水の確保に関する声明」としてとりまとめた。(「はじめに」より抜粋・改変)
 海の生産力を維持するためには,森・川・海をつなぐ水の問題が重要であるという〈漁業用水〉の概念から考えた,本誌193号「特集:内湾の機能回復のための海と陸からのアプローチ」,そして199号「特集:漁業生産を維持するための水環境」につづく第3回目(最終回)の特集です。

【特集目次】
・はじめに(原 武史)
・水利用における新しい概念『漁業用水』の提案(眞鍋武彦)
・瀬戸内海の生物生産と環境管理(松田 治)
・瀬戸内海東部海域の栄養塩環境の現状および改善に向けた取り組みと課題(反田 實・原田和弘)
・瀬戸内海の魚介類漁業の現状と課題(浜口昌巳)
・物質循環からみた漁業・養殖業の在り方(畑 恭子・阿部真己)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
  【2】遠藤 吉三郎(1874-1921)
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
  【4】根鰓亜目(1)クルマエビ上科(1)/コラム:ゾエアの歯みがき
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
  【20】ウミクワガタ科(3)
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
  【3】コバモクとヒメハモク
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
  【26】淡水産ラフィド藻Gonyostomum semen のブルーム

●コラム
海でひろった万華鏡:陸(おか)に上がったベントス屋(飯島明子)
魚影逍遥-魚に発信機をつけて:サケの河のぼり(三田村啓理)
1,980円
●特集『漁場環境計測技術が築く豊かの海』

 我々人間が海洋生物の生態を直接知ることはとても難しく,そのため,海洋生物の行動や漁場環境を計測するさまざまな技術の開発と適用が行われてきました。近年では遠隔計測,遺伝子解析,情報処理などの技術革新により,観測も多面的で連続的なものとなり,また立体的で動的な海洋像も得られるようになってきました。本特集号ではこれらの技術の現状と今後の展望をご紹介します。

【特集目次】
・特集の背景と概要(和田時夫)
・豊饒の海を持続的に利用するためのイノベーション(松田裕之)
・小型CTD等を装着した鰭脚類による海洋観測データの取得(三谷曜子・大島慶一郎・桜井泰憲)
・海洋生態系自動観測の実現に向けた技術開発(秋葉龍郎・田中祐志・福原 豊・波津久達也・賞雅寛而・石丸 隆)
・海洋生物の遠隔的判別技術の開発(赤松友成・川口勝義・松尾行雄)
・ライブモニタリングによる環境プロファイリング(斎藤 馨・小林博樹・藤原章雄・中村和彦)
・細菌の遺伝子による漁場環境の評価(坂見知子)
・動物プランクトンの分子生物学的研究成果の環境修復への展開(菅 向志郎・阪倉良孝・萩原篤志)

●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)〈新連載〉
  【1】岡村 金太郎(1867-1935)
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
  【3】亜目・下目レベルの概要/コラム:ヘビの尻尾,エビの尻尾
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
  【19】ウミクワガタ科(2)
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
  【25】有害渦鞭毛藻コクロディニウムのシスト形成
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
  【2】南方系ホンダワラ属の形態

●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:ノルウェーの英雄(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:科学教育と演劇と(飯島明子)
1,760円
●特集『津波の海に生きる未来創生-気仙沼舞根湾調査』

 津波の被害を受けた気仙沼舞根湾の生物や環境はどうなっているのか。“森は海の恋人”発祥の地である現地で継続されている調査・研究を紹介し,地域に根ざした被災地の復旧・復興のあるべき姿に向けた提言も行います。

【特集目次】
・気仙沼舞根湾調査の目的と課題(田中 克)
・舞根湾の被災と蘇る湿地・干潟を活かす地域再生(横山勝英・畠山 信)
・気仙沼および舞根湾における化学物質の汚染実態(張野宏也・八束絵美)
・気仙沼舞根湾における重金属類と流出油の水質・底質への影響(山本光夫・横山勝英・吉永郁生)
・気仙沼舞根湾の植物プランクトンの動態(西谷 豪・山本光夫・夏池真史・劉 丹・吉永郁生)
・気仙沼舞根湾および周辺海域の動物プランクトン(山田雄一郎)
・気仙沼舞根湾における魚類潜水センサス(益田玲爾)

●連載
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)〈新連載〉
  【1】ホンダワラとは?
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
  【2】成体の分類と目レベルの概要/コラム:ゾエアの空似
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
  【24】細胞間の接触とシスト形成
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
  【18】ウミクワガタ科(1)

●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:道しるべ(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:臨海実験所南北事情(飯島明子)
1,760円
●特集『緑色藻類の性』

緑色藻類の性について、それぞれの分類群や分類群間でどのような違いがあるか,またどのように進化してきたかについて解説しました。

【特集目次】
・祖先型緑色植物の有性生殖(須田彰一郎)
・ミカヅキモの生殖について(土金勇樹・関本弘之)
・精子と卵の起源にせまる - 群体性ボルボックス目藻類の有性生殖(浜地貴志)
・緑藻植物の配偶子における細胞融合部位の空間配置の性特異性(宮村新一)
・緑藻クラミドモナスから母性遺伝の謎に挑む(西村芳樹)
・アオサ類の同型世代交代と生殖様式(平岡雅規)

●連載
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)〈新連載〉
  【1】概論
  コラム:ケータイと形態
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
  【23】赤潮プランクトンの相互関係-4
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
  【17】キクイムシ亜目

●全国水産試験場長会 会長賞
「擬卵およびドライアイスを用いたカワウ繁殖抑制技術の開発」(坪井潤一)

●コラム
・山から海へ-水と命の回廊をめぐる:厳冬の極北へ その2 極地トイレ事情など(洲澤育範) 
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:文化あれこれ(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:プランクトン・ベントス学会懇親会(飯島明子)
1,760円
●特集『黒潮圏沿岸海域の温暖化と適応策』(編集:木下 泉・飯國芳明)

  本特集では沿岸海域,とくに黒潮圏に焦点を当て,温暖化の影響と対策を包括的な視点から解明することで,コモンズとしての沿岸海域がもつ自然と社会の2つの複雑性を解説する。
 ここでは主に高知県沿岸海域を扱ったが,一部は高知県以外の黒潮圏の国や地域を含み,分析対象はサンゴ礁,藻場,アユなどの生物と沿岸海域の地域社会とした。また沿岸海域の資源管理問題の固有性をより鮮明にするため,より温暖化の影響を受けやすい水稲作を事例として陸域の温暖化の解明や対策の分析も加えた。

【特集目次】
・沿岸海域の温暖化と適応 -コモンズの視点から(飯國芳明・森 牧人・木下 泉)
・黒潮海域における温暖化の現況と対応課題 -日台比の沿岸環境調査を中心に(諸岡慶昇・神田 優)
・温暖化最前線の藻場変動と対応策(平岡雅規・田中幸記・田井野清也・蜂谷 潤)
・温暖化に伴う海藻構成種の変化が土佐湾の魚類に及ぼす影響(中村洋平)
・アユの生物多様性と温暖化(木下 泉・藤田真二)
・高知県沿岸海域における造礁サンゴ群集の変遷(目﨑拓真・久保田賢)
・サンゴに共生する褐虫藻の微細構造と生理学的挙動(関田諭子・奥田一雄)
・研究材料としてのサンゴ細胞に関する新たな取り組み(田口尚弘・大嶋俊一郎)
・与論島のサンゴ礁の現状と課題(野島 哲)
・与論島のサンゴ礁再生に向けた窒素排出抑制(中西康博)
・地域社会による温暖化への適応 -鹿児島県与論島におけるサンゴ礁再生への取り組み(新保輝幸)
・温暖化による高知県産水稲への影響と技術対策(高田 聖・坂田雅正・山本由徳)
・高温耐性水稲品種の穂温,収量性および玄米品質の評価(宮崎 彰・山本由徳)
・レジームシフト:突発的に起こる生態系の大変化(加藤元海)

●連載
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
 【22】赤潮プランクトンの相互関係-3
 コラム:あのな~ 室内培養でシストつくってみんか~?
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
 【16】ウオノエ亜目ウミナナフシ上科(3)スナウミナナフシ科(2)

●全国水産試験場長会 会長賞
「有明海におけるトラフグの放流技術と放流効果に関する研究」(松村靖治)

●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:氷河の効能(三田村啓理)
・山から海へ-水と命の回廊をめぐる:厳冬の極北へ その1(洲澤育範)
・海でひろった万華鏡:酔っぱらい臨海実習(飯島明子)
1,760円
●特集『海洋生物と放射能』

 福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質によって,海洋環境や生物はいかなる影響を受け,今後その影響がどのように推移していくのか。
 本特集では,このような問題にとりくむための基礎となる放射能分析の解説から,放射線が海洋生物に与える影響,沿岸海域での放射性物質(ヨウ素やセシウム)の移行挙動,そして漁獲対象種の解析結果など,最新の研究を紹介します。

(※本誌194号のResearch Article「海洋環境放射能と生物影響」(及川真司・渡部輝久・日下部正志・中原元和・御園生 淳)もぜひあわせてご参照下さい。)

・特集にあたって(及川真司・渡部輝久・日下部正志・吉川貴志・御園生淳)
・海洋環境試料の放射能分析(及川真司)
・海洋における人工放射性核種の動態(日下部正志)
・海洋放射能による生物への影響(渡部輝久)
・水産物に含まれる放射性物質のモニタリング(横田瑞郎・吉川貴志・渡邉剛幸・土田修二)

●連載
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
 【21】赤潮プランクトンの相互関係-2

日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇・下村通誉)
 【15】ウオノエ亜目ウミナナフシ上科(3)スナウミナナフシ科(1)

「バイカル湖学」入門(グリゴーリー イヴァノヴィチ ガラジー・長縄秀俊)
 【15】地理データ(2)

●全国水産試験場長会 会長賞
「貝食性巻貝サキグロタマツメタ防除型漁場の造成に関する研究」(酒井敬一)

●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:コーヒータイム(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:初の臨海実習(飯島明子)
1,760円
●特集『漁業生産を維持するための水環境』

 漁業生産を維持するためには,淡水あるいは海水という違いはあるものの「水」は不可欠であり,その量と質が問題になることは今さらいうまでもない。
 内湾・沿岸および河川における漁業生産の維持と海域の物質循環という観点から,「どのような時期にどのような質・量の水が必要か」をテーマとして,さまざまな漁場における現場や課題などについて水産分野側からの事例を紹介した。(「はじめに」より抜粋)
 海の生産力を維持するためには,森・川・海をつなぐ水の問題が重要であるという〈漁業用水〉の概念から考えた,本誌193号「特集:内湾の機能回復のための海と陸からのアプローチ」につづく第2回目の特集です。

・はじめに(原 武史)
・漁業生産と水環境を森里海連環より考える(田中 克)
・瀬戸内海東部(播磨灘)の栄養塩環境と漁業(反田實・原田和弘)
・有明海湾奥部におけるノリ養殖の生産状況と窒素の収支(川村嘉応)
・伊勢・三河湾における水質変化と漁獲量変動について(石田基雄・青山高士)

●連載
・有害有毒赤潮の生物学【20】(今井一郎)
 赤潮プランクトンの相互関係-1
 コラム:塩ビのパイプとプランクトンネット

・日本産等脚目甲殻類の分類【14】(布村 昇・下村通誉)
 ウオノエ亜目ウミナナフシ上科(2)ウミナナフシ科

●Special Contribution
・シャーフィンの50年~内田詮三回游録~(内田詮三)

●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:お国料理いろいろ(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:貝と朗読(飯島明子)
・山から海へ-水と命の回廊をめぐる:FacebookとYouTube~情報の回廊をめぐる(洲澤育範)
1,760円
●特集『大陸と外洋を結ぶ溶存鉄:アムール川とオホーツク海・親潮』

 水産資源の宝庫として知られるオホーツク海と、親潮の基礎生産に果たすアムール川の役割を、溶存鉄に着目して解明することを目的とした「アムール・オホーツクプロジェクト」の研究が2002~2009年にかけて行われました。
 流域面積205万km^2を有するアムール川は、モンゴルに源を持ち、ロシアと中国の国境を流れ、最後はロシア領内を経て間宮海峡付近に流入する流長4,444kmの大きな河川であり、毎秒平均1万m^3の淡水と、その中に含まれる大量の溶存・懸濁物質をオホーツク海に注ぎ込みます。
 オホーツク海や親潮の豊かさは、アムール川流域という魚附林によって支えられていると考え、アムール川流域を、オホーツク海と親潮の“巨大魚附林”とよぶことにしました。
 「アムール・オホーツクプロジェクト」では、大陸と外洋の物質的・生態的つながりを世界ではじめて提示することを試み、本特集ではその研究の成果を紹介します。

・アムール・オホーツクプロジェクト:概要と成果(白岩孝行)
・親潮域の生物生産を支える環オホーツク海域の物質循環(西岡 純・中塚 武)
・夏季のオホーツク海および千島列島海域における植物プランクトンの基礎生産特性(鈴木光次)
・夏季オホーツク西部海域における動物プランクトンの分布◇クリオネの起源を追って(津田 敦・西岡 純・伊東 宏)
・オホーツク海および北太平洋亜寒帯循環における鉄分循環のシミュレーション(三寺史夫)
・アムール川流域を対象としたマクロスケールの溶存鉄生成モデル(大西健夫)
・河川・汽水域における溶存鉄の挙動(長尾誠也・寺島元基・関 宰・川東正幸・児玉宏樹・Vladimir. I. Kim・Vladimir. P. Shesterkin・Svetlana. I. Levshina・Alexei. N. Makhinov)
・陸面における溶存鉄の溶出・流出(楊 宗興)

●連載
・日本産等脚目甲殻類の分類【13】(布村 昇・下村通誉)
 ウオノエ亜目ウミナナフシ上科
 
・有害有毒赤潮の生物学【19】(今井一郎)
 現場海域における殺藻細菌と赤潮プランクトンの関係-3
 コラム“Chattonellaの学名と和名:「ッ」のある話” 
 
●全国水産試験場長会 会長賞
・アユ冷水病のまん延防止対策に関する研究(大川恵子・佐藤年彦)

●Research Article
・世界的な関心が高まる海洋生物多様性保全~CBD-COP10サイドイベントの現場から~(岸田宗範・松田裕之・清野聡子・白山義久)

●コラム
・山から海へ-水と命の回廊をめぐる:ナマズを喰う(洲澤育範)
・海でひろった万華鏡:昔のいたずら,あれこれ(飯島明子)
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:キャビアの地位(三田村啓理)
1,760円
●特集『江戸前アユの復活をめざして』

・多摩川とアユ(青木雄二)
・多摩川水系における魚類資源◇利用状況の変遷(加藤憲司)
・多摩川の水質と変遷(和波一夫)
・多摩川における河川横断構造物と魚道の課題(安田陽一)
・東京湾奥におけるアユ仔稚魚の分布と遡上(小泉正行)
・多摩川におけるアユの遡上生態(前田洋志・藤原 直)
・多摩川のアユ産卵場の地形および物理的特徴(本西 晃・花里匡史・青木雄二)
・多摩川のアユの香り改善の試み(数野千恵子)

●連載
・有害有毒赤潮の生物学【18】:現場海域における殺藻細菌と赤潮プランクトンの関係-2(今井一郎)
・日本産等脚目甲殻類の分類【12】:ヘラムシ亜目-オニナナフシ科2 ヒメナナフシ属・ツメナシヒメナナフシ属およびカンカイオニナナフシ科(布村 昇・下村通誉)

●全国水産試験場長会 会長賞
・海洋深層水利用によるベニズワイの脱皮・成長の解明(前田経雄・内山 勇)

●コラム
・海でひろった万華鏡:夜磯の恐怖(飯島明子)
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:「クリスマスマーケット」(三田村啓理)

1,760円
●特集『博物施設の被災 -東日本大震災による被災状況と標本レスキュー-』

・地域の記憶を継承する場としての博物館(真鍋 真)
・岩手県における生物標本のレスキュー-災害に遭った博物館の収蔵標本を救う仕組みとは(鈴木まほろ)
・宮城県南三陸町自然環境活用センターの被災状況と現状(川瀬 摂)
・宮城県石巻市牡鹿町の博物施設および捕鯨関連施設の被災状況について(長友隆典)
・山田町立鯨と海の博物館の被災状況とこれから(岩手県山田町教育委員会生涯学習課)
・山田町における鯨類骨格標本レスキュー(中村 玄)
・津波に襲われた海藻標本の救出-山田町立鯨と海の科学館での事例(北山太樹)
・これからなにをなすべきか?-山田町鯨と海の科学館の事例から(加藤秀弘)

・水族館へ行こう

(訃報)吉崎 誠先生のご逝去を悼む(北山 太樹)

●連載
・「バイカル湖学」入門【14】:研究史,地理データ(1)(グリゴーリー イヴァノヴィチ ガラジー・長縄秀俊)
・有害有毒赤潮の生物学【17】:現場海域における殺藻細菌と赤潮プランクトンの関係-1(今井一郎)
・日本産等脚目甲殻類の分類【11】:ヘラムシ亜目-オニナナフシ科 1 オニナナフシ属・ヒロムネヒメナナフシ属(布村 昇・下村通誉)

●全国水産試験場長会 会長賞
・オホーツク海沿岸域における貝毒発生予測研究(田中伊織・嶋田 宏・深町 康)

●コラム
・山から海へ-水と命の回廊をめぐる:右股関節全置換手術のこと(洲澤育範)
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:夜の訪問者(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:関東の夏,節電の夏(飯島明子)
1,760円
●特集『藻場のモニタリング-藻場の維持・再生に向けて-』
海に囲まれた日本は多様な沿岸生態系があり,それぞれが独特な特徴ある環境を提供している。
新・生物多様性国家戦略に基づき環境省が実施する「モニタリングサイト1000」によって海岸線のみならず,陸域も含め日本全国で長期のモニタリングが進められている。
本特集では日本の沿岸域にみられるコンブ場,ガラモ場,アマモ場といった藻場に注目して,これらの特徴や地域の特色を解説し,改良されてきた調査方法などについてひろく紹介するとともに,長期モニタリングを行うことで解明される海産植物の生理・生態的特性についてもわかりやすく解説した。

・モニタリングサイト 1000 における藻場調査の取り組み(横井謙一・佐々木美貴・中川雅博・佐藤直人)
・藻場の長期モニタリング-背景と課題(寺田竜太)
・藻場モニタリングサイト-志津川サイトと下田サイトの状況(田中次郎・坂西芳彦・倉島彰・太斎彰浩・青木優和)
・淡路由良,竹野の藻場モニタリングサイト(川井浩史・寺田竜太・村瀬昇・吉田吾郎・倉島彰・神谷充伸)
・アマモ場の生物多様性・生態系モニタリング(仲岡雅裕・渡辺健太郎)
・光と温度に関連したコンブの生理生態(坂西芳彦)
・アラメ・カジメの生態生理的特性(倉島彰)
・瀬戸内海から豊後水道にみるガラモ場の変化と水温勾配の関係(吉田吾郎・寺脇利信・山下亜純・新井章吾・樽谷賢治)
・モニタリングによるノコギリモク群落の分布様式の解析(村瀬昇)

●連載
・内湾および干潟における物質循環と生物生産【55】:瀬戸内海漁業13.播磨灘沿岸のカレイ類(佐々木克之)
・「バイカル湖学」入門【13】:湖沼(グリゴーリー イヴァノヴィチ ガラジー・長縄秀俊)
・有害有毒赤潮の生物学【16】:殺藻細菌による赤潮プランクトンの殺藻機構-2(今井一郎)
・日本産等脚目甲殻類の分類【10】:ヘラムシ亜目ホソヘラムシ科(布村昇・下村通誉)

●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:まもれ!スモルト(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:東京灯標でのアルバイト(飯島明子)

●MOVIE INFORMATION
映画「ライフ」

商品情報・内容

■ 海洋,生物に関する最新の研究を紹介します。

海洋に生息する生物はもちろん,それらをとりまく環境や水産業をはじめ基礎から応用までひろく最新の研究を紹介し,問題提起をおこなう唯一の雑誌です。毎号ひとつのテーマを深く扱う特集と,体系的な解説をおこなう連載の2つの形式でさまざまな興味深いテーマを解説します。

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