●特集『藻場のモニタリング-藻場の維持・再生に向けて-』
海に囲まれた日本は多様な沿岸生態系があり,それぞれが独特な特徴ある環境を提供している。
新・生物多様性国家戦略に基づき環境省が実施する「モニタリングサイト1000」によって海岸線のみならず,陸域も含め日本全国で長期のモニタリングが進められている。
本特集では日本の沿岸域にみられるコンブ場,ガラモ場,アマモ場といった藻場に注目して,これらの特徴や地域の特色を解説し,改良されてきた調査方法などについてひろく紹介するとともに,長期モニタリングを行うことで解明される海産植物の生理・生態的特性についてもわかりやすく解説した。
・モニタリングサイト 1000 における藻場調査の取り組み(横井謙一・佐々木美貴・中川雅博・佐藤直人)
・藻場の長期モニタリング-背景と課題(寺田竜太)
・藻場モニタリングサイト-志津川サイトと下田サイトの状況(田中次郎・坂西芳彦・倉島彰・太斎彰浩・青木優和)
・淡路由良,竹野の藻場モニタリングサイト(川井浩史・寺田竜太・村瀬昇・吉田吾郎・倉島彰・神谷充伸)
・アマモ場の生物多様性・生態系モニタリング(仲岡雅裕・渡辺健太郎)
・光と温度に関連したコンブの生理生態(坂西芳彦)
・アラメ・カジメの生態生理的特性(倉島彰)
・瀬戸内海から豊後水道にみるガラモ場の変化と水温勾配の関係(吉田吾郎・寺脇利信・山下亜純・新井章吾・樽谷賢治)
・モニタリングによるノコギリモク群落の分布様式の解析(村瀬昇)
●連載
・内湾および干潟における物質循環と生物生産【55】:瀬戸内海漁業13.播磨灘沿岸のカレイ類(佐々木克之)
・「バイカル湖学」入門【13】:湖沼(グリゴーリー イヴァノヴィチ ガラジー・長縄秀俊)
・有害有毒赤潮の生物学【16】:殺藻細菌による赤潮プランクトンの殺藻機構-2(今井一郎)
・日本産等脚目甲殻類の分類【10】:ヘラムシ亜目ホソヘラムシ科(布村昇・下村通誉)
●コラム
・魚影逍遥-魚に発信機をつけて:まもれ!スモルト(三田村啓理)
・海でひろった万華鏡:東京灯標でのアルバイト(飯島明子)
●MOVIE INFORMATION
映画「ライフ」
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