●特集『最新・藻類分類学』
藻類の分類は古くから形態や生活環などに基づいた情報によりなされていたが,近年の分子系統解析の発展で大きく変化している。今回は緑藻,紅藻,珪藻,褐藻を取り上げ,これまでの歴史を振り返り,最新の系統関係から提案された分類体系を紹介する。
【特集目次】
・分子データから考察するアオサ藻綱の進化と系統関係(市原健介/北海道大学北方生物圏フィールド科学センター室蘭臨海実験所)
・紅藻類の系統と分類(神谷充伸/東京海洋大学海洋環境科学部門)
・珪藻の系統関係と分類体系(佐藤晋也/福井県立大学海洋生物資源学部)
・褐藻類の新しい分類体系と各系統群の特徴(川井浩史/神戸大学内海域環境教育研究センター)
●Research Article
・極彩色で金属光沢となる甲殻類プランクトン(橋詰和慶/戸板女子短期大学)
●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
【41】矢田部良吉(1851-1899)
・海藻標本採集者外伝(北山太樹/国立科学博物館)
【漆】小笠原産海藻採集者(1879-2018)
・サクラマス-その生涯と生活史戦略(棟方有宗/宮城教育大学)
【15】サクラマス群の回遊行動の進化(後編)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
【23】
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
【40】東京都・父島
・日本産温帯性ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
【17】フシスジモク
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構中央水産研究所)
【44】短尾下目(18)発育段階と科の検索(1)ゾエア(1)
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇/金沢大学,下村通誉/京都大学)
【60】ウオノエ亜目(6)ウオノエ上科(1)スナホリムシダマシ科
●なまものけん通信
・黒潮いるか通信-御蔵島からの便り
・ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
※目次は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
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