●特集『ワシントン条約と水産資源』
「海洋と生物」2月号において,宝石サンゴを中心として人間が利用する生物とワシントン条約との関わりを問うた。
今年3月には CITES CoP15 が開催され,日本の食卓にのぼるクロマグロが話題になり,近年類をみないほどの報道でにぎわった。
しかし,野生生物の保護に関するワシントン条約で水産資源が扱われるということをどうとらえればよいのだろうか,またクロマグロのほかにはどうのような水産資源がこの条約で注目されているのだろうか。
今年開催された CoP15 の展開を知るとともに,人間が生物を保護することと利用することについて,もういちど考え直してみよう。
岩崎 望 「ワシントン条約と水産資源」特集によせて
石井 信夫 第 15 回ワシントン条約締約国会議 -主に陸生動物に関する審議結果について
金子 与止男 ワシントン条約と水産生物
魚住 雄二 CITES クロマグロ騒動ふたたび
中野 秀樹 ワシントン条約とサメ掲載提案
高橋 そよ ワシントン条約と水産資源の保全 -チョウザメ目の取引規制を事例に
ワシントン条約と水産資源 座談会
●連載
林 健一 日本産エビ類の分類と生態【171】エビジャコ上科・エビジャコ科-トゲイワエビ属
横浜 康継 海藻という植物【18】海藻の養殖 その4 クビレズタ(海ぶどう)の養殖
今井 一郎 有害有毒赤潮の生物学【10】シャットネラの捕食生物/[コラム]海底耕耘による赤潮防除の可能性
布村 昇・下村 通誉 日本産等脚目甲殻類の分類【4】ヘラムシ亜目トガリヘラムシ科2 ヤリボヘラムシ属
●全国水産試験場長会 会長賞
若野 真 広島新ブランドカキ“一粒カキ”の技術開発と現場への技術移転
●コラム
魚影逍遥-魚に発信機をつけて 魚市場でひとめ惚れ(三田村 啓理)
山から海へ-水と命の回廊をめぐる 7 月 15 日・山口県西部地方を襲った洪水(洲澤 育範)
釣師がであったモノたち コロンビア・ビタ川のパヴォンとピラニア(新家 邦紹)
海でひろった万華鏡 「全国干潟調査」小笠原の巻(2)(飯島 明子)
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