目次
多田富雄のことば
詩「歌占」
「ネクタイを捨てよう――学会報告・第2回国際免疫学会議(英・ブライトン)」
「科学技術競争の彼方――若手研究者への手紙」
「山姥の声――『邂逅』あとがき」
「INSLAを通じて」
詩「新しい赦しの国」
「風姿・多田富雄」(写真/文) 宮田均
「孤城」 石牟礼道子
「『多田富雄を偲ぶ会』に寄せて」 石坂公成/岸本忠三/村上陽一郎
「多田富雄さんを偲ぶ」
浅見真州/有馬稲子/安藤元雄/磯崎新/アラン・ド・ヴェック/大倉源次郎/大倉正之助/奥村康/加賀乙彦/笠井賢一/木崎さと子/公文俊平/櫻間金記/清水寛二/白洲信哉/新川和江/関根祥六/谷口克/冨岡玖夫/永田和宏/中村桂子/野村万作/細田満和子/堀文子/真野響子/安田登/柳澤桂子/山折哲雄 ほか90人
「父のこと」 多田久里守/「臨終の記」 多田式江
追悼記事(日本/アメリカ)
主要著作一覧
多田富雄作新作能上演記録(1991-2009)
多田富雄 略年譜(1934-2010)
●寄稿
「琉球自治共和国連邦」独立宣言
「琉球自治共和国連邦」独立宣言(全文)
今、なぜ琉球の独立か 松島泰勝
「沈黙の春」の再来か――ネオニコチノイド系農薬の恐怖 今野時雄
甦る民の魂――J・ミシュレと石牟礼道子をつなぐもの 大野一道
日中友好と高碕達之助――歴史の「記憶」と「忘却」 王 柯
●〈小特集〉藤原書店創業20周年記念
〈講演〉歴史人口学と新しい日本像 速水融
〈講演〉“生きものらしさ”とは何か 大沢文夫
〈シンポジウム〉いま、日本をどう立て直すか――人づくり/街づくり/国づくり
佐伯啓思+片山善博+青山佾+宮脇淳子+小倉和夫+(司会)御厨貴
〈メッセージ+スピーチ〉
(メッセージ)ロベール・ボワイエ/エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ/エマニュエル・トッド/イマニュエル・ウォーラーステイン/アラン・コルバン/高銀/石牟礼道子/川勝平太/鶴見俊輔
(スピーチ)塩川正十郎/大石芳野/岡充孝/一海知義/辻井 喬/西舘好子/粕谷一希/金時鐘/松島泰勝/結城幸司/海勢頭豊
●〈書評〉書物の時空
〈名著探訪〉 一海知義/佐佐木幸綱/速水融/塩川正十郎
〈10枚書評〉 呉世宗/鈴木英生
〈連載〉明治メディア史散策5 粕谷一希
●連載
〈俳句〉金子兜太/石牟礼道子
天に在り――小説・横井小楠 小島英記
竹山道雄と昭和の時代 平川祐弘
近代日本のアジア外交の軌跡 小倉和夫
水の都市論――大阪からの思考 橋爪紳也
伝承学素描 能澤壽彦
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商品情報・内容
- 出版社:藤原書店
- 発行間隔:季刊
■ 新しい時代に向けてトータルな知の総合を企図する学芸総合誌! 多くの読者の皆様方からのご支持をいただき、創刊10周年!
われわれはいったいどこに立っているのか、どこへ行こうとしているのか。われわれは先の見えない混沌の中にいる。今こそ、世界史のダイナミズムのうちに、みずからが存在していることを自覚しなければならない。学問の真の目的は、現実をどう認識するか、にある。しかし現実は、諸学の狭隘な視野を越えるトータルな知と、大地に立って物事の本質を掴む歴史意識において、はじめて姿を現すものなのである。今われわれが混沌の中にいるとすれば、それは、歴史に向かいあう主体のあり方を顕示する学の不在を示している。必要なのは、学の総合と、学における歴史意識の回復である。そして、それは作り手と読み手の問題意識、現実認識、すなわち歴史認識が、より直接的に反映されうる総合誌においてこそ、試みられるにふさわしい企図であろう。現実を、歴史を、「全体」として捉えるようなトータルな知をこの雑誌で提示していきたい。
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