目次
■特集:注目複合材料と製造技術
複合材料への注目は、輸送機器・工業製品の軽量化・強度向上へのニーズによりとどまるところを知りません。同時にプラスチックと強化材の組み合わせも多様化し、成形方法も目覚ましい進化を遂げています。本特集では最新の複合材料と製造技術について紹介して頂きました。
○繊維強化プラスチックの適用拡大に当たっての課題と解決に向けたアプローチ/FRP consultant/吉田州一郎
軽量先進材料として認知されている繊維強化プラスチック。航空機、産業資材などに適用されてきた。近年自動車をはじめとしたさらな適用拡大を目指す動きが活発化するが、期待されるほどの拡大には結びついていない。適用拡大の課題は何なのか。その解決の道筋について考える。
○CFRPの設計と保証の課題/大同大学/平 博仁
CFRP製品においては、材質と形状を製品製造企業が同時に設計する。また従来使われていた金属とは、非常に異なる強度特性を持っているため、その長所を生かし弱点を配慮した設計、そしてその品質保証には課題が多い。それらの課題や対応について概説する。
○MRJへの複合材料の適用と開発状況三菱航空機㈱/小祝弘道
航空機は性能に優れコスト効率の高いことが競争力確保に重要である。構造重量の軽減は競争力向上に大きく寄与するため、金属材料に比較し、比剛性、比強度が格段に優れている炭素繊維強化複合材の適用が拡大しつつある。現在開発中のMRJにも優れた運航経済性を実現する一環として複合材料の適用が進められており、その開発状況を紹介する。
○シート・ワインディング成形で作るCFRP製品の進化/㈱信濃工業/葭谷明彦
本稿では炭素繊維プリプレグをマンドレルと呼ばれる金型に巻き付けて、熱硬化させた後にマンドレルを引き抜いてCFRPパイプを製造するシート・ワインディング成形の装置、そこから生まれる製品について紹介する。
○熱可塑性CFRPと金属のレーザ溶着/㈱タマリ工業/三瓶和久
自動車の軽量化の手法として軽量材によるマルチマテリアル化が進められている。その中でも軽量化効果が高く生産性にも優れた熱可塑性のCFRTPが注目されている。製品への適用には接合技術が必須の要件であり、ここでは熱可塑性CFRPと金属のレーザ接合技術の開発状況について紹介する。
○炭素繊維熱可塑性樹脂複合材料の高サイクル成形とテキスタイル加工を実現するコミングルヤーン/カジレーネ㈱/本近俊裕・高木光朗
CFRTP向けプリプレグは昨今、多くのものが開発されているが、その中でも当社のコミングルヤーンは含浸特性とテキスタイル加工性の両立をコンセプトとして開発を行ってきた。このコミングルヤーンはCFRTP×テキスタイルコンポジットを実現するものである。
○新しい難燃技法によるFRP成形品の開発/㈱宮城化成/西口隆公・小山昭彦・伊藤佑輝
従来の難燃技法では不可能であった、鉄道車両の照明カバーの不燃規格を、クレイペーストの表面コートと難燃FRPのHybrid手法によりクリアした。また、この成形はInfusion成形にて表明光沢、厚み制御がコントロールされている。この技術を応用して、現在では、航空機内装品・建築資材等の用途の難燃規格に対しても対応できるよう開発を進めている.
○力学特性に優れた生分解性複合材料の特徴と応用/秋田県立大学/邱 建輝・境 英一
本稿では、優れた力学特性を有する生分解性複合材料を創製するための稲わらの表面改質法として、稲わらにポリマー被覆と水中攪拌処理により表面改質する方法について紹介する。また、作製した複合材料を用いて製品を試作したのでそれについても紹介する。
○金属加工廃棄物を利用した機能性複合材料の特徴/九州工業大学/安藤 義人・Kubra Eksiler/㈱明菱/西口秀和・吉廣 稔
産業廃棄物である切削ヘドロから抽出された微粒子は、鱗片状の形をしている黒錆粒子である。抽出した切削微粒子を材料として活用するために無機フィラーとしてPPとの複合材料化を行った。産業廃棄物の減容だけでなく、黒錆の機能性を活かした磁性、放熱性、導電性、そして、電磁波遮蔽性など機能性を制御した材料の用途展開を進めていく。
■一般記事
○〈解説〉新カラーフォーム工法による成形品の高付加価値化/クラウス・マッファイ・ジャパン㈱/鷹巣公生
■連載
○大自然を科楽する 第15回/青野哲士
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第51回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○プラスチック材料読本・分子量と引張り強さからの新解釈 第21回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○続プラスチック技術者のための特許講座 第6回/ポリマー技術コンサルタント/鷲尾裕之
○レオロジー入門の入門 第8回/上田レオロジー評価研究所/上田隆宣
○これ、プラスチックで作りました 第13回/アキレスマリン㈱/岡村英明
○助っ人工業デザイナーの独り言 第36回/鈴木英夫
○徹底取材!プラスチック業界企業の先進取り組み事例 第4回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第2回/東京理科大学/吉岡伸也
複合材料への注目は、輸送機器・工業製品の軽量化・強度向上へのニーズによりとどまるところを知りません。同時にプラスチックと強化材の組み合わせも多様化し、成形方法も目覚ましい進化を遂げています。本特集では最新の複合材料と製造技術について紹介して頂きました。
○繊維強化プラスチックの適用拡大に当たっての課題と解決に向けたアプローチ/FRP consultant/吉田州一郎
軽量先進材料として認知されている繊維強化プラスチック。航空機、産業資材などに適用されてきた。近年自動車をはじめとしたさらな適用拡大を目指す動きが活発化するが、期待されるほどの拡大には結びついていない。適用拡大の課題は何なのか。その解決の道筋について考える。
○CFRPの設計と保証の課題/大同大学/平 博仁
CFRP製品においては、材質と形状を製品製造企業が同時に設計する。また従来使われていた金属とは、非常に異なる強度特性を持っているため、その長所を生かし弱点を配慮した設計、そしてその品質保証には課題が多い。それらの課題や対応について概説する。
○MRJへの複合材料の適用と開発状況三菱航空機㈱/小祝弘道
航空機は性能に優れコスト効率の高いことが競争力確保に重要である。構造重量の軽減は競争力向上に大きく寄与するため、金属材料に比較し、比剛性、比強度が格段に優れている炭素繊維強化複合材の適用が拡大しつつある。現在開発中のMRJにも優れた運航経済性を実現する一環として複合材料の適用が進められており、その開発状況を紹介する。
○シート・ワインディング成形で作るCFRP製品の進化/㈱信濃工業/葭谷明彦
本稿では炭素繊維プリプレグをマンドレルと呼ばれる金型に巻き付けて、熱硬化させた後にマンドレルを引き抜いてCFRPパイプを製造するシート・ワインディング成形の装置、そこから生まれる製品について紹介する。
○熱可塑性CFRPと金属のレーザ溶着/㈱タマリ工業/三瓶和久
自動車の軽量化の手法として軽量材によるマルチマテリアル化が進められている。その中でも軽量化効果が高く生産性にも優れた熱可塑性のCFRTPが注目されている。製品への適用には接合技術が必須の要件であり、ここでは熱可塑性CFRPと金属のレーザ接合技術の開発状況について紹介する。
○炭素繊維熱可塑性樹脂複合材料の高サイクル成形とテキスタイル加工を実現するコミングルヤーン/カジレーネ㈱/本近俊裕・高木光朗
CFRTP向けプリプレグは昨今、多くのものが開発されているが、その中でも当社のコミングルヤーンは含浸特性とテキスタイル加工性の両立をコンセプトとして開発を行ってきた。このコミングルヤーンはCFRTP×テキスタイルコンポジットを実現するものである。
○新しい難燃技法によるFRP成形品の開発/㈱宮城化成/西口隆公・小山昭彦・伊藤佑輝
従来の難燃技法では不可能であった、鉄道車両の照明カバーの不燃規格を、クレイペーストの表面コートと難燃FRPのHybrid手法によりクリアした。また、この成形はInfusion成形にて表明光沢、厚み制御がコントロールされている。この技術を応用して、現在では、航空機内装品・建築資材等の用途の難燃規格に対しても対応できるよう開発を進めている.
○力学特性に優れた生分解性複合材料の特徴と応用/秋田県立大学/邱 建輝・境 英一
本稿では、優れた力学特性を有する生分解性複合材料を創製するための稲わらの表面改質法として、稲わらにポリマー被覆と水中攪拌処理により表面改質する方法について紹介する。また、作製した複合材料を用いて製品を試作したのでそれについても紹介する。
○金属加工廃棄物を利用した機能性複合材料の特徴/九州工業大学/安藤 義人・Kubra Eksiler/㈱明菱/西口秀和・吉廣 稔
産業廃棄物である切削ヘドロから抽出された微粒子は、鱗片状の形をしている黒錆粒子である。抽出した切削微粒子を材料として活用するために無機フィラーとしてPPとの複合材料化を行った。産業廃棄物の減容だけでなく、黒錆の機能性を活かした磁性、放熱性、導電性、そして、電磁波遮蔽性など機能性を制御した材料の用途展開を進めていく。
■一般記事
○〈解説〉新カラーフォーム工法による成形品の高付加価値化/クラウス・マッファイ・ジャパン㈱/鷹巣公生
■連載
○大自然を科楽する 第15回/青野哲士
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第51回/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○プラスチック材料読本・分子量と引張り強さからの新解釈 第21回/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○続プラスチック技術者のための特許講座 第6回/ポリマー技術コンサルタント/鷲尾裕之
○レオロジー入門の入門 第8回/上田レオロジー評価研究所/上田隆宣
○これ、プラスチックで作りました 第13回/アキレスマリン㈱/岡村英明
○助っ人工業デザイナーの独り言 第36回/鈴木英夫
○徹底取材!プラスチック業界企業の先進取り組み事例 第4回/知財経営研究社/松平竹央
○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第2回/東京理科大学/吉岡伸也
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- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
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