ボニン・アイランド、小笠原。その海の、深く濃いボニンブルーを愛する人たちへ。
小笠原。英名、「ボニン・アイランド」。豊かな自然が残るその島は「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、独自の生態系を残すがゆえに世界自然遺産の候補地ともなっています。さらに、小笠原の海の色は深く濃い藍。いつからか、「ボニンブルー」と旅人に呼ばれ愛されるようになった美しい海。その海を愛する著者の、小笠原の旅と生活体験をもとに、仲間たちとの交流や逸話がときに楽しく、愉快に、ときにちょっぴり切なく語られる異色のエッセイ。