戦後日本の出発点がここに
平成の世も23年となり、「昭和は遠くなりにけり」との感がますます強くなってきました。気がかりなのは日本人が急速に国家意識を失い始めていることです。父祖たちが血と汗と涙を流してこの国を守り抜き、次の世代に手渡してきたことを私たちは忘却しているように思えてなりません。この度、二・二六事件の只中で機転をきかせて、岳父である岡田啓介首相を無事に首相官邸から救出し、さらには終戦を決めた御前会議に内閣書記官長として陪席 し、その一部始終を目撃した迫水久常氏の証言をCDに収録。当事者以外には語りえない貴重な証言を、この機会にひとりでも多くの日本人に聞いてもらいたいと考えております。