- 出版社:医学出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月20日
- 参考価格:2,640円
WOC Nursing(ウォック ナーシング) 雑誌の内容
WOC Nursing(ウォック ナーシング) 2021年1月号 (発売日2021年03月26日) の目次
企画編集/望月 隆(金沢医科大学 皮膚科学講座 教授)
<特集にあたって>
普段あまり意識することはないと思いますが,私たちの身の周り,皮膚,そして私たちの体内は微生物に溢れています。微生物のなかでは大型とはいえ,カビ(真菌)も基本単位はたかだか10ミクロンの細胞です。これは,ヒトの裸眼の検出限界である0.2 mmの20 分の1にすぎません。そのため,そのままでは私たちの眼に触れることはなく,大量に増殖したものがキノコ,風呂場の黒い汚れ,あるいは餅やパンの上のカビなどとしてようやく認識されることになります。こうした真菌は地球上で150万種類以上存在するとされていますが,ほとんどの真菌はヒトと関わりなく,あるいは害を及ぼさずに存在していますし,中にはパン酵母やコウジカビなど有益なものも含まれています。しかし,ごく少数の真菌,おそらく100種程度が皮膚に感染して病原性を示すと考えられています。
今回のテーマである皮膚真菌症は,生命に直接の影響があることは少ないのですが,患者のケアを行ううえで,また皮膚の健康を考えるうえで避けることができない大きな疾患群です。実際,皮膚科の外来新患患者の約1割が白癬などの皮膚真菌症であったこと,また推定で2500万人の足白癬患者が存在することが知られています。さらに超高齢社会の進行に伴い,皮膚真菌症の有病率の上昇が懸念されています。皮膚科医は日常こうした皮膚真菌症に向き合っているのですが,常にうまくコントロールできるわけではなく,診断,治療に手こずる例をしばしば経験します。この原因としては,皮膚症状が多彩で,皮膚真菌症に類似する多くの疾患が存在すること,逆に「まさか真菌がいるとは」と驚かされるような症状の皮膚真菌症が存在することが挙げられます。たとえば白癬菌が角質に感染すると湿疹反応が引き起こされますが,見た目だけでは白癬かかぶれ(接触皮膚炎)か,鑑別が困難な例もまれではありません。また真菌検査が行われず誤診されたまま治療され,難治とされていた例を診ることもあります。気軽に真菌検査にアプローチできないことも診断の困難さの一因になっているように思います。また治療に手こずる例では,発症の誘因に対するアプローチが必要であることも少なくありません。IAD(失禁関連皮膚炎)では皮膚の最外層の角質の浸軟,劣化が起こり,微生物に対する感染防御能力が低下して,そこに皮膚真菌症が発症してきます。こうした状態のままで抗真菌薬を使用しても適切なスキンケアが行われないかぎり,再燃・再発は避けられませんし,治療薬による接触皮膚炎が生じる可能性も高まります。この分野は皮膚科医もチーム医療の大切さを認識しているところです。
この特集では,皮膚真菌症の専門家に皮膚真菌症診療の実態をなるべくわかりやすく解説していただき,あわせて実践のうえでの工夫も紹介いただくようにお願いしました。この特集が皮膚の健康に興味をお持ちの皆さまのよりよいケアの実践,そしてチーム医療の推進に役立つことを心から願っています。
望月 隆
金沢医科大学 皮膚科学講座 教授
<目次>
〔総説〕
1. 真菌とは,そして皮膚真菌症とは/北見由季
2. 真菌検査法の基本/藤広満智子,小川妙呼
3. 皮膚科領域の抗真菌薬/佐藤友隆
〔各論〕
1. おむつ周辺の皮膚カンジダ症/田邉 洋
2. 知っておきたい体幹にみられる皮膚真菌症/竹田公信
3. 高齢者の頭部,顔面,体部白癬/角谷廣幸
4. 高齢者の足・爪白癬/渡邉晴二
5. フットケアと爪真菌症/高山かおる
6. 抗真菌剤含有ソープとスキンケア/髙橋秀典
7. 在宅患者で留意すべき皮膚真菌症/丸山隆児
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WOC Nursing(ウォック ナーシング)のレビュー
総合評価:
★★★★☆
4.36
全てのレビュー:14件
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新しい刊をいつも、楽しみに待っています。頼りにしてます。
常に最新情報がわかりやすくまとめられていて、毎月楽しみに読んでいます。
褥瘡やスキンテアなど、とてもわかりやすいです。
訪問看護師です ケアで困った時に、参考書的に活用しています 難渋するケア時に大いに役立ちます 定期講読していましたが、テーマかぶりをしてきたので、今は、関心のあるテーマの号を単発購入しています
今知りたい最新の情報がギュッとつめこまれた雑誌です。著名な先生方やその領域に貢献されている方々が執筆しているので確かな情報が入手できる良い雑誌です。
臨床の現場で役に立ち、とても貴重な内容が詰まっています!私のバイブル本といって良いと思っています。 日々参考にしながら、根拠あるケアにつなげられています。 後から購入といってもsold outになる号も結構あるので、この度、定期購読にしました!毎月の楽しみが増えます。
毎月購入しています。皮膚・排泄ケア分野の最新情報が掲載されており、参考にしています。カラーで写真が多く症例の紹介も多いため助かっています。
看護師ですが、日々のケアに役立つ情報が多く最新情報を得るために参考にさせてもらっています。
私は今、看護教員として授業をつくるのに活用しています。最近のトピックスに現場から離れてしまうと疎くなるため、こちらの雑誌から最新の情報が得られるのが助かります。ただ、定期的に送られないため、タイムリーに購読できないのが残念デス
専門看護師ではありませんが、最新の情報を収集したり根拠や理論を学んだりと自己研鑽のためのひとつのツールとして、この雑誌を活用しています。紙面も見やすくて気に入っています。
WOC Nursing(ウォック ナーシング)をFujisan.co.jpスタッフが紹介します
特集では、創傷・オストミー・失禁の管理や治療、予防を総合的に学べるように、工夫が凝らされています。全ページカラーとなっており、それぞれのケアに関わる人が知っておくべきことや、ケアのポイント、対処法などについてイラストや症例写真を多く掲載することで、ビジュアルでも分かりやすくなっているのが本誌の魅力です。医師や看護師、栄養師、理学療法士など、さまざまな職種の人々がそれぞれの立場で専門性を高められるように、膨大な情報をシンプルにまとめています。
創傷ケアやストーマケア、失禁ケアに携わる人が本当に知りたいスキルや知識、情報が満載です。看護師から医師、栄養士まで、チーム医療のための情報共有に役立つ1冊です。
WOC Nursing(ウォック ナーシング)のバックナンバー
企画編集/望月 隆(金沢医科大学 皮膚科学講座 教授)
<特集にあたって>
普段あまり意識することはないと思いますが,私たちの身の周り,皮膚,そして私たちの体内は微生物に溢れています。微生物のなかでは大型とはいえ,カビ(真菌)も基本単位はたかだか10ミクロンの細胞です。これは,ヒトの裸眼の検出限界である0.2 mmの20 分の1にすぎません。そのため,そのままでは私たちの眼に触れることはなく,大量に増殖したものがキノコ,風呂場の黒い汚れ,あるいは餅やパンの上のカビなどとしてようやく認識されることになります。こうした真菌は地球上で150万種類以上存在するとされていますが,ほとんどの真菌はヒトと関わりなく,あるいは害を及ぼさずに存在していますし,中にはパン酵母やコウジカビなど有益なものも含まれています。しかし,ごく少数の真菌,おそらく100種程度が皮膚に感染して病原性を示すと考えられています。
今回のテーマである皮膚真菌症は,生命に直接の影響があることは少ないのですが,患者のケアを行ううえで,また皮膚の健康を考えるうえで避けることができない大きな疾患群です。実際,皮膚科の外来新患患者の約1割が白癬などの皮膚真菌症であったこと,また推定で2500万人の足白癬患者が存在することが知られています。さらに超高齢社会の進行に伴い,皮膚真菌症の有病率の上昇が懸念されています。皮膚科医は日常こうした皮膚真菌症に向き合っているのですが,常にうまくコントロールできるわけではなく,診断,治療に手こずる例をしばしば経験します。この原因としては,皮膚症状が多彩で,皮膚真菌症に類似する多くの疾患が存在すること,逆に「まさか真菌がいるとは」と驚かされるような症状の皮膚真菌症が存在することが挙げられます。たとえば白癬菌が角質に感染すると湿疹反応が引き起こされますが,見た目だけでは白癬かかぶれ(接触皮膚炎)か,鑑別が困難な例もまれではありません。また真菌検査が行われず誤診されたまま治療され,難治とされていた例を診ることもあります。気軽に真菌検査にアプローチできないことも診断の困難さの一因になっているように思います。また治療に手こずる例では,発症の誘因に対するアプローチが必要であることも少なくありません。IAD(失禁関連皮膚炎)では皮膚の最外層の角質の浸軟,劣化が起こり,微生物に対する感染防御能力が低下して,そこに皮膚真菌症が発症してきます。こうした状態のままで抗真菌薬を使用しても適切なスキンケアが行われないかぎり,再燃・再発は避けられませんし,治療薬による接触皮膚炎が生じる可能性も高まります。この分野は皮膚科医もチーム医療の大切さを認識しているところです。
この特集では,皮膚真菌症の専門家に皮膚真菌症診療の実態をなるべくわかりやすく解説していただき,あわせて実践のうえでの工夫も紹介いただくようにお願いしました。この特集が皮膚の健康に興味をお持ちの皆さまのよりよいケアの実践,そしてチーム医療の推進に役立つことを心から願っています。
望月 隆
金沢医科大学 皮膚科学講座 教授
<目次>
〔総説〕
1. 真菌とは,そして皮膚真菌症とは/北見由季
2. 真菌検査法の基本/藤広満智子,小川妙呼
3. 皮膚科領域の抗真菌薬/佐藤友隆
〔各論〕
1. おむつ周辺の皮膚カンジダ症/田邉 洋
2. 知っておきたい体幹にみられる皮膚真菌症/竹田公信
3. 高齢者の頭部,顔面,体部白癬/角谷廣幸
4. 高齢者の足・爪白癬/渡邉晴二
5. フットケアと爪真菌症/高山かおる
6. 抗真菌剤含有ソープとスキンケア/髙橋秀典
7. 在宅患者で留意すべき皮膚真菌症/丸山隆児
企画編集/原口直樹(聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院 副院長/病院教授)
<特集にあたって>
本誌を手にされている皆さんの中には,最近足の疾患に関する症例が増えているな,と感じている方も多いと思います。もちろん,足に疾患をもつ患者や足の外傷を受傷する患者の数そのものが増えているわけではありません。近年足関節・足部の疾患や外傷の病態解明が進み,それに基づいた外科的治療法が飛躍的に進歩したことがその背景にあると考えられます。これに伴って足の外科を専門とする医師の数が大変多くなりました。
足の外科と一口に言っても,その対象とする疾患・外傷は無数といってよいほど存在し,各々の病態も,他の骨・関節疾患と比較して非常に複雑です。このことは,医師がこの分野をとっつきにくいと感じてきた1つの要因であり,これにかかわる看護師にとっても,病態と治療をしっかり理解したうえで看護することはハードルが高いものでした。
本誌「WOC Nursing」で足の外科が特集された最大の理由は,足の疾患やその術後管理は創傷ケアと切っても切れない関係があるからです。足の疾患は多くの場合に変形を伴いますが,変形した足部に荷重や靴の刺激が加わると潰瘍や胼胝を形成し,ときには感染も合併します。変形や胼胝のある足で歩行することは,患者にとって大変な苦痛を伴いますし,足部にできた潰瘍はきわめて難治性です。また足部は骨と皮膚との間の軟部組織が少ないため,高エネルギー外傷による水疱形成や皮膚の壊死もまれではありません。さらには,手術後の創の治癒遷延や感染も他の部位の術後より高率に発生し,時として手術の目的である骨の癒合よりも,手術創の合併症に対する治療のほうが長引くことさえあります。
本特集「足の外科領域の疾患とそのケア」では,各分野での新進気鋭の方々にご執筆賜りました。すべての章が図表を多用したわかりやすいものであり,この特集で1冊の教科書になるほど充実しています。足の解剖は,実践に即して詳細に書かれており,足の解剖書ともいえる内容です。また,足の外科の各疾患,外傷,すなわち,成人期扁平足,外反母趾,関節リウマチ,スポーツ障害,神経障害,変形性足関節症,足の外傷では,その病態から手術治療まで大変詳しく執筆していただき,私自身にとっても大変に勉強になりました。これに続く外来・病棟・手術室での足の外科看護の章では,そのケアに役立つ多くの知見と落とし穴がもれなく記載されています。足の外科のリハビリテーションの章では,なぜいま荷重をかけてはいけないのか,なぜその関節の動きを制限しなければならないのか,術後のある時期でどのようなリハビリテーションが有効なのか,が詳細に述べられています。足の装具の基礎知識では,その歴史から装具作成の実際まで,なかなか学ぶことができない大変興味深い内容をご執筆いただきました。ご執筆いただいた方々に,心より感謝申し上げます。
本特集号を身近に置いていただき,対象の患者が来院するごとに参照していただければ,病態の深い理解に基づいたより実践的なケアが可能になると確信しています。
原口直樹
聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院 副院長/病院教授
<目次>
1. 足の外科に必要な解剖の知識/尾関拓磨
2. 成人期扁平足/山田俊介
3. 外反母趾の病態と治療/太田光紀
4. 関節リウマチの足部・足関節障害/笠井太郎
5. 足のスポーツ障害/亀田 壮
6. 足の神経障害/熱田智範
7. 変形性足関節症/岡村 龍
8. 足の外傷/有山ゆり
9. 足の外科領域の看護-病棟と外来-/菅谷絵里奈,篠﨑絵美,斉藤寛之,地代所真弥
10. 足の外科領域の看護-手術室-/土屋大星
11. 足の外科領域のリハビリテーション/岩澤裕之
12. 足の装具の基礎知識/寺門厚彦
企画編集/高橋 悟(日本大学 医学部 泌尿器科学系 泌尿器科学分野 主任教授)
<特集にあたって>
「実践!超高齢社会における排尿ケア」を企画しました。
ご存知のように,近年多職種チームによる「排尿自立指導」が保険適用となり,「排尿ケアの意義を保険診療の上で認知してもらう」という私たちの念願が実現しました。さらに令和2年度診療報酬改定で,従来の排尿自立指導は「排尿自立支援」となり,新たに「外来排尿自立指導」が保険適用となったことは特筆すべきことであり,排尿ケアのさらなる発展が期待されます。
今回,これらの制度で中核的役割を担うWOCナースの皆さまが読者である本誌で,特集を企画できますことを大変光栄に思います。そこでまずは,谷口珠実先生に日本における排尿ケア全般を俯瞰していただき,その現状と課題についてご解説いただきます。日本の排尿ケアは,排尿自立支援・指導の導入に加えて,自己導尿の特殊カテーテル加算など近年着実に制度面でも充実しつつあります。
次に吉田正貴先生には,高齢者にみられるさまざまな下部尿路症状ならびに,フレイル,認知症などによる影響についてご解説いただきます。ご存知のように,下部尿路の解剖は男女で大きく異なり,診療ガイドラインも別に2つ存在します。柿崎秀宏先生と和田直樹先生にはガイドラインに沿って,高齢男性の下部尿路症状の診断と治療をご解説いただき,吉澤 剛先生には2019年に刊行された新しいガイドラインに沿って,女性下部尿路症状の診断と治療を解説してもらいます。また最近進歩の著しい難治性過活動膀胱の治療(膀胱壁ボツリヌス毒素注入手術,仙骨神経刺激療法)も紹介します。一方,高齢者に多い排尿トラブルは夜間頻尿です。横山 修先生には,2020年刊行の『夜間頻尿診療ガイドライン』をご紹介いただき,夜間頻尿の原因と対処法についてご解説いただきます。最近,NHK総合テレビの生活情報番組「ガッテン!」でも紹介された最新の生活習慣指導,行動療法に加えて,男性患者へのデスモプレシンについても紹介していただきます。
排尿ケアの実践編としては,吉田美香子先生に前述の排尿自立支援・外来排尿自立指導制度導入の経緯ならびにその役割と最新のデータをご紹介いただき,多職種チームによる排尿ケアの今後の展望をお示しいただきます。一方,実際の排尿自立支援・指導はどのように行われているのでしょうか。梅田富子先生にはケース・スタディ形式で,入院患者への排尿自立支援,外来排尿自立指導の症例を提示してもらい,自己導尿指導の実際も解説いただきます。
超高齢社会の日本で日常的に遭遇する大きな課題として,要介護患者における排尿ケアがあります。野島陽子先生にはフレイル・認知症患者における排尿ケアのポイント,QOLの向上と介護負担の軽減を両立させるコツをご解説いただきます。また現在,厚生労働省は地域包括ケアシステムを推進し,病院医療から在宅医療へのシフトを目指しています。そこで板橋区医師会訪問看護ステーションの馬場実央先生と多嶋智英美先生に,「在宅支援の現状と排尿ケアの実際~訪問看護で行うケア~」のタイトルで,在宅における排尿ケアのリアルをご解説いただきます。
最後は,最も重要なトピックスであるコロナ問題を取り上げます。「Withコロナ時代の排尿ケア」と題して,帶刀朋代先生に「新しい日常」としてコロナとどう向き合い,必要な排尿ケアを実践したらよいかをご解説いただきます。
本特集が,読者の皆さまの明日からの診療に少しでもお役に立てば望外の喜びです。
高橋 悟
日本大学 医学部 泌尿器科学系 泌尿器科学分野 主任教授
<目次>
1. 超高齢社会日本における排尿ケア:現状と課題/谷口珠実
2. 高齢者の下部尿路機能障害の特徴/吉田正貴,横山剛志,西井久枝,野宮正範
3. 高齢男性の下部尿路症状:診断と治療/和田直樹,阿部紀之,宮内琴菜,柿崎秀宏
4. 高齢女性の下部尿路症状:診断と治療/吉澤 剛,髙橋 悟
5. 高齢者に多い夜間頻尿:夜間多尿を中心とした原因と対処法について/横山 修
6. 排尿自立支援・指導:現状と課題/吉田美香子
7. 排尿自立支援・指導:ケース・スタディ~排尿自立支援加算・外来排尿自立指導料の実際~/梅田富子
8. 要介護者における排尿ケア:実際とポイント~フレイル・認知症患者における排尿ケアのポイント,QOLの向上と介護負担の軽減を両立させるコツ~/野島陽子
9. 在宅支援の現状と排尿ケアの実際~訪問看護で行うケア~/馬場実央,多嶋智英美
10. Withコロナ時代の排尿ケア/帶刀朋代
企画編集/常深祐一郎(埼玉医科大学 皮膚科 教授)
<特集にあたって>
「おむつ皮膚炎」の特集を企画しました。本来,皮膚炎とは湿疹と同義で,おむつ皮膚炎はおむつ部に生じる湿疹のことを指します。しかし実際の現場ではおむつ部に生じた湿疹のようにみえるものすべてを包括して使用されていることが多いです。本特集ではそのような背景を踏まえて,実際的な解説書を目指しました。つまり,本特集では,「おむつ皮膚炎」とは,臨床像のみで定義し,おむつと接する部位に生じる紅斑,小丘疹・小水疱・小膿疱,鱗屑,浸軟,びらん,痂皮などからなる皮膚病変としています。そこには主に湿疹と真菌症が混在もしくは併存しています。現場で使用されている「いわゆる『おむつ皮膚炎』」のとらえ方をそのまま持ち込みました。
これを理解するために,最初に,湿疹とは? 真菌症とは? という,「おむつ皮膚炎」を構成する要素を解説し,そのうえで,「おむつ皮膚炎」の定義や臨床像を述べています。湿疹とは何かなど,漠然としていて,これまでしっかり学んだことのない方も多いのではないでしょうか。次に,「おむつ皮膚炎」に現場で即応するための対応アルゴリズムを提案しています。これは私の研究に基づくものです。「おむつ皮膚炎」の多くは皮膚科専門医が不在の医療現場で対応されています。そういう場所でも初動としてこういう風にしてみましょう,というものです。次に専門的な治療法を解説し,さらに,看護の視点からの予防やケアの方法を創傷・スキンケアの専門家に述べていただいています。また,「おむつ皮膚炎」の治療に用いることの多いステロイド外用薬ですが,独特の存在で皮膚科医が昔から重宝してきたものの,あまり知名度の高くない薬剤2剤を紹介しています。ぜひ今後活用いただけますと幸いです。そして最後に,「おむつ皮膚炎」と間違えてはいけない疾患を取り上げました。水疱症,亜鉛欠乏症,褥瘡,悪性腫瘍です。これらはアプローチが「おむつ皮膚炎」とまったく異なります。「おむつ皮膚炎」と区別しなければなりませんが,「おむつ皮膚炎」と併存していることもあり,背後に隠れていることもありますから,各段階で評価し直すことが重要です。
「おむつ皮膚炎」をみない日はないはずです。本誌を読まれたあとは,「おむつ皮膚炎」を見る目が変わり,患者さんのQOL,満足度が向上することを祈っています。
常深祐一郎
埼玉医科大学 皮膚科 教授
<目次>
Ⅰ.「おむつ皮膚炎」総括
1.「おむつ皮膚炎」を理解する
(1)予備知識:「おむつ皮膚炎」を構成する要素
①湿疹とは?/植木理恵
②真菌症とは?/佐藤友隆
(2)「おむつ皮膚炎」とは?~おむつ皮膚炎の定義と病態~/常深祐一郎
2.「おむつ皮膚炎」に対応する
(1)現場における「おむつ皮膚炎」対応~高齢者のおむつ皮膚炎に対する治療アルゴリズム~/常深祐一郎
(2)「おむつ皮膚炎」の治療/宮澤理恵子,種井良二
コラム:「おむつ皮膚炎」に活用できるステロイド外用薬
①グリテール含有副腎皮質ホルモン剤 グリメサゾン軟膏/藤永製薬株式会社
②エキザルベ/マルホ株式会社
3.「おむつ皮膚炎」を予防する,ケアする/松岡美木
Ⅱ.「おむつ皮膚炎」と間違えてはいけない疾患・「おむつ皮膚炎」の背後に隠れていることのある疾患
1. 自己免疫性水疱症/山上 淳
2. 亜鉛欠乏症/浅川理子,川村龍吉
3. 褥瘡/前川武雄
4. 悪性腫瘍/田中隆光
企画編集/福永 睦(兵庫県立西宮病院 副院長/外科部長/消化器外科部長)
<特集にあたって>
がんは日本において1981年より死因の第1位であり,がん対策の一層の推進を図るために2007年4月1日「がん対策基本法」が施行されました。それに伴い,がん対策の基本的方向を定め,がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため,2007年から5年ごとに「がん対策推進基本計画」が策定されています。第1期(2007年度~2011年度)では「がん診療連携拠点病院」の整備,緩和ケア提供体制の強化および地域がん登録の充実が図られ,第2期(2012年度~2016年度)の基本計画では,小児がん,がん教育およびがん患者の就労を含めた社会的な問題などについても取り組むこととされ,死亡率の低下や5年相対生存率が向上するなど,一定の成果が得られました。
一方,日本での大腸がんの罹患数および死亡数は増加しており,国立がん研究センターの最新がん統計によると2018年の大腸がんの死亡数は,男性3位,女性1位,総数2位,2017年の罹患数は,男性3位,女性2位,総数1位と報告されています。2017年のデータに基づく大腸がんの生涯がん罹患リスクは,男性が10.3%(10人に1人),女性が8.1%(12人に1人)であり,ストーマ造設に関与する直腸がんの生涯がん罹患リスクは,男性が3.8%(26人に1人),女性が2.2%(45人に1人)と考えられています。近年,直腸がんの術式として低位前方切除術(LAR)や括約筋間直腸切除術(ISR)を選択することが多くなり,一時的ストーマの割合が増えていますが,肛門に浸潤する場合は直腸切断術が避けられず,他部位がんも含めて緩和ストーマとしての永久ストーマも少なくありません。医療者にとってストーマ造設はがん治療の一部ですが,永久か一時的か,ストーマ合併症の有無,がん治療継続の有無などで,患者のストーマに対する向き合い方には当然相違が生じていることでしょう。手術直後,薬物療法施行中,再発の不安を抱えた経過観察中,治癒判定を受けたがんサバイバー,有効な治療法のなくなった緩和対象患者など,オストメイトが遭遇するさまざまな場面で,ストーマ管理ががん治療に支障を及ぼす可能性もあります。オストメイトがストーマ管理をコントロールして,生涯にわたるがん治療を継続していくためには,オストメイト自身の覚悟や知識はもちろんですが,医療者側のストラテジーやサポートが重要となります。
本特集では「大腸がん治療における有害事象とストーマ管理~がん治療を支えるためにWOCナースができること~」と題して,手術後や放射線治療および薬物療法に伴う有害事象がストーマ管理に与える影響,在宅医療や緩和医療におけるストーマ管理の特徴を,経験豊富なエキスパートの先生方に解説していただきます。とくに薬物療法は日進月歩であり,使用する薬物ごとに特徴的な有害事象があり,下痢や手指の巧緻性低下による管理困難など全身観察を必要とし,各職種間の相互協力によるチーム医療が必要不可欠です。在宅や緩和ケアでは,患者の身体状況だけでなく社会的背景,家族構成や居宅状況も考慮しなければなりません。本特集が,ストーマに関わるすべての医療者の,がん治療戦略におけるストーマ管理の一助となれば幸いです。
福永 睦
兵庫県立西宮病院 副院長/外科部長/消化器外科部長
<目次>
1. 大腸がん治療におけるストーマ管理を考える/福永 睦
2. 一時的ストーマ造設患者におけるHigh output stoma syndromeの病態とストーマ管理/井上 透,西口幸雄
3. 放射線治療を受ける大腸がん患者に生じる有害事象の特徴と対策/宮前奈央
4. 最新の大腸がん薬物療法/岩田 崇,三嶋秀行
5. ストーマ管理に影響を及ぼす大腸がん薬物療法の合併症とその対応
①抗EGFR抗体薬に起因する皮膚障害とストーマ管理/小森孝通,小西 健,仲西優美,福永 睦
②5-FU系薬剤に起因する有害事象とストーマ管理/森岡直子
③オキサリプラチンに起因する有害事象とストーマ管理-末梢神経症状への対応-/津村剛彦,安藤嘉子
6. 地域・在宅医療におけるストーマ管理の特徴と対応/古川智恵
7. 緩和ストーマ造設における合併症とストーマ管理/中田 健,森本伸一郎,南部真里恵
8. 終末期医療におけるストーマ管理/遠藤麻子,安藤嘉子
企画編集/武藤 智(順天堂大学大学院 医学研究科 泌尿器外科学 特任教授)
<特集にあたって>
筋層浸潤性膀胱がんおよびBCG不応性筋層非浸潤性膀胱がんに対する標準治療は膀胱全摘除術です。膀胱がんは高齢者の頻度が高いことは従来より知られており,日本でも高齢化社会によって症例数は確実に増えています。膀胱全摘除術は決して侵襲が低いとはいえず,患者に対する負担を無視するわけにはいきません。できるだけ低侵襲で行うために,最近ではロボット支援膀胱全摘除術がglobalで徐々に症例数が増え,日本でも2018年4月に保険適用され,多くの施設で行われています。
膀胱全摘除術に尿路変向術は必ず必要であることは言うまでもありません。現在では,新膀胱造設術,回腸導管造設術,尿管皮膚瘻造設術の3つの術式が標準的です。新膀胱造設術,回腸導管造設術では回腸を用いることが一般的です。腸管利用の尿路変向術には,それ以外に禁制型ストーマとしてコックパウチ,インディアナパウチ,マインツパウチがあり,以前は多くの症例に対して行われてきましたが,優位性に乏しく,現在ではきわめてまれでしょう。
本特集では,回腸導管,尿管皮膚瘻のストーマ管理を中心に企画しました。いずれの尿路変向術も,まず作成を専門とする医師から手術について解説いただきます。ストーマ管理を行ううえで,どのような方法で作成しているかを理解することは重要です。次に管理についての実際をWOCナースの立場から解説いただきます。いずれも日本を代表するエキスパートの方々であり,多くの症例を長期間ケアしていただいています。本特集から,現在泌尿器がんのストーマを管理している多くの方に,豊富な経験をお示しすることができます。
先述したように,ロボット支援手術が導入され,今までの開腹手術や腹腔鏡下手術と比べると患者の負担はかなり減少しました。今後も手術自体のさらなる進化が予想され,泌尿器がんに対する手術も例外ではありません。さらに尿路上皮がんに対しても新規の薬剤が登場しており,ストーマ造設後の患者でも,より長期の予後が期待できます。したがって,私たちが要求される泌尿器がんストーマ管理もこのような環境の変化に十分に対応することが求められており,WOCナースの皆さんのさらなる向上を希望しています。
武藤 智
順天堂大学大学院 医学研究科 泌尿器外科学 特任教授
<目次>
1. 腹腔鏡下膀胱全摘術における体腔外回腸導管造設術/三木 淳
2. ロボット支援体腔内回腸導管造設術/武藤 智
3. 医師による回腸導管の管理/清水史孝
4. WOCナースによる回腸導管の管理/赤坂和美,吉田春子
5. ダブルストーマのケア/山口涼子
6. 尿管皮膚瘻造設術(開腹手術における)/井上高光,飯沼昌宏
7. ロボット支援体腔内尿管皮膚瘻造設術の経験/北村香介
8. WOCナースによる尿管皮膚瘻の管理/小山田幸枝
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2021年03月20日発売
目次:
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◆新人教育にも活用できる!
ここだけおさえる
新型コロナウイルス対応
・新型コロナウイルス対応の新人教育はここをおさえよう
・これからの感染対策で考えたいこと
・おさらいしよう! 標準予防策(スタンダードプリコーション)
/手指衛生/個人防護具(PPE)
[特集]
◆「アセスメントができない」を解決しよう!
アセスメントの大解剖
Part1 「アセスメントができない」ってどういう状態?
Part2 アセスメントができないいくつかの理由
Part3 アセスメントができるようになるためのいくつかの方法
[特集]
◆教えて! 先輩
はじめての科の勉強は
この5つのテーマから始めよう!
・循環器科
・呼吸器科
・消化器科
[特集]
◆真似してみたい!
うまくいく指導のコツ
Part1 みんなはどうしている? 困ったときの指導法
Part2 自分の看護を語って伝える! 「思考発話」を使おう
[巻頭特別記事]
◆この春から看護師となるあなたへ
[エキナス クリップ拡大版]
◆「看護の日・看護週間」制定30周年・ナイチンゲール生誕200周年記念イベント
「Nursing Now:看護の力で未来を創る」が開催
◆新型コロナウイルスワクチンの最新情報
[これからのナースに必要な力を伸ばす連載]
<基礎医学>
◆新連載 患者をみる技術
無形の技術
<アセスメント>
◆日々のアセスメントとケアが一歩深くなる
患者のみかたと看護のしかた
COPDの患者さん
<チーム医療>
◆新連載 HELP! お助け多職種さん
<患者・家族対応>
◆患者と家族にじょうずに向き合うための方法
本物のチームとは何かを考える
医師とのじょうずなコミュニケーション その2
[NEWS]
◆エキナスクリップ
[連載]
◆ナースのための医療・看護 最新TOPIC
「ユマニチュード」ってどんなもの? どうやって進めるの?
◆新連載 働くナースのための精神医学
今、注目の産業保健
◆考えるナース
◆みんなのVOICE
◆お悩み相談ルーム
◆BOOKナビ
[SPECIAL REPORT]
◆経腸栄養関連器具 新規格コネクタ取り扱いのコツ
[特別記事]
◆教えて! 多職種連携の実践現場
―職種間・部門間のコミュニケーションを円滑にするシステムを院内に―
[INFORMATION]
・学会&研究会イベント
・次号予告
[豪華ダブル付録]
◆さらに使える! アセスメントに役立つ
エキナス MINI BOOK PART2(A6判、100頁)
◆スペシャルポスター
エキナスオリジナルカレンダー/感染対策お役立ちシート
ナース・看護・ケアに役立つ医療情報をより早く!よりわかりやすく!
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2021/02/20
発売号 -
2021/01/20
発売号 -
2020/12/19
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2020/11/20
発売号 -
2020/10/20
発売号 -
2020/09/18
発売号
照林社
プチナース
2021年04月09日発売
目次:
別冊 疾患別看護過程
ゴードンの枠組みでアセスメント
事例でわかる! 疾患別看護過程
大腸がん
特別フロク
自分でつくれる
解剖生理まとめノート
(B5判、44ページ)
実習お役立ちカード
(3枚セット)
特集
書ける看護学生になる!
①SOAPが書ける!
②行動目標・行動計画が書ける!
③レポート&小論文が書ける!
特集
傾向はどうなった?
第110回看護師国試 最速分析
必修問題
一般問題
状況設定問題
第110回国試のトピック
強力連載!
気になる! 今月の最新トピックス
<NEWS>
国立高度専門医療研究センター6機関が、日本人の健康寿命延伸に向けた提言をまとめる
<MOVIE>
自閉症スペクトラムを抱える息子と、寄り添い続けた父。切ない親子愛の物語『旅立つ息子へ』
<GOODS>
煩雑な計算を効率化!
ナース必携の専用計算電卓〈プレゼント〉
気になる科の先輩に聞く! 臨床ナースのお仕事レポート
脳神経科
実習で実践できる! 基礎看護技術
創傷管理技術(2) 褥瘡の予防
特別記事
第110回看護師国家試験 合格発表速報
看護学生が体感した 白衣の歴史
「#かげたす」発売記念 特別インタビュー 実習をがんばるみなさんへ
看護学生のためのスマホ活用術
学生生活をサポート
プチカフェ
プチレコメンド〈新連載〉
みんなでつくる看護師国試ごろ合わせプロジェクト#ごろプロ
かげさんのお絵かきさん〈新連載〉
感染症の歴史
今月のBOOKS
めざせ合格! プチナース国試部
毎月コツコツ合格に近づく!
#プチナース国試部
必修問題
一般問題
ナースを目指す、貴方に!
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2021/03/10
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2021/02/10
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2021/01/09
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2020/12/10
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2020/11/10
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2020/10/10
発売号
医学書院
看護管理
2021年04月10日発売
目次:
■特集 トランジション 新たな役割への移行期を活かすために■
トランジション理論と人材育成への活用――移行期にあるスタッフをいかに支援するか(勝原裕美子)
トランジションの過程にある看護師への組織的な支援――組織移行をしたJCHOの経験から(河嶋知子)
自身の経験から学んだ,トランジションにあるスタッフの支援(松田香織)
【座談会】
トランジション(移行期)を迎えたスタッフをいかに支えるか(勝原裕美子/鎌田裕子/坂上真弓/梅田智子)
□わたしのトランジション
自施設での昇進で味わったトランジション(加納江利子)
昇格に伴う役割移行の経験 トランジションを支えるメンターの存在(佐藤美代子)
自施設内での昇任はトランジションの連続(前 久栄)
看護部とは異なる管理部門での新たな業務と役割への挑戦(星子英子)
いかにトランジションのプロセスに乗るか(池亀俊美)
私らしい自分物語をつづる旅(飯塚あつ子)
タマネギの皮をむきながら女神を待つ(末永美紀子)
役職定年という節目を迎えて(林 美恵子)
□巻頭シリーズ
【石垣靖子氏対話シリーズ】看護と倫理 尊厳を護るケアの担い手として⑭
看護部長の哲学――臨床倫理に真摯に取り組む組織・地域をつくる③(石垣靖子/高橋弘枝/田渕典子)
□NAレポート
「参加型読書会Active Book Dialogue」をオンラインで開催
書籍『看護のためのファシリテーション』の読者と著者が交流
●読んでおきたいビジネス書①
『リーダーシップ入門』(間杉俊彦)
●新人看護師とプリセプターの視点から考えるよりよい新人看護師教育 誰もが働きやすい職場を目指すために③
周囲が考える常識との間にギャップがあった3年目看護師の事例(川上ちひろ)
●明日を変えるコーチング⑯
信頼関係を構築し,しっかりと自分のリクエストを伝えるために――「人に注意するのが得意ではないんです……」(勝原裕美子/山之上雄一)
●ラーニング・エイド 大学院ドタバタ留学記 in NY⑲
殻を破れ看護師,交渉の秘訣とは(寺本美欧)
●グローバル時代の医療英会話Lesson 外来や病棟で出会う外国人をサポートするために③
Taking the Health History(ウイリアムソン彰子)
●ワークブック形式で学ぶ! ファシリテーションのための企画とプログラムデザイン③
企画者としての自分を知る①――「思い」の「背景」を明らかにするワーク(森 雅浩)
●おとなが読む絵本 ケアする人,ケアされる人のために(176)
思いを伝えるって,むつかしい。でも……(柳田邦男)
医療施設で看護管理に携わる人たちに
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2021/03/10
発売号 -
2021/02/10
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2021/01/10
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2020/12/10
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2020/11/10
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2020/10/10
発売号
中央法規出版
ケアマネジャー
2021年03月27日発売
目次:
【特集】
2021年介護保険改正 ケアマネ業務はこう変わる!
ケアマネジャー大注目の介護保険改正が本年4月に行われます。日常業務に影響を与える改正事項が今回も盛りだくさんです。その一つひとつをケアマネジメントプロセスに沿って解説します。
<プロフェッショナルの視点>
・相談援助技術を研く“省察的実践” 渡部律子
・利用者理解と問題解決に活かす「考える力」の磨き方 福富昌城
<最新ニュース&制度>
・最新ニュース 深掘り解説 田中元
・よくわかる! 社会保障制度 やさしい解説と活用ポイント 福島敏之
<基本スキルをBrush Up>
・何をどう書く?法的根拠に基づくケアプラン作成のポイント 後藤佳苗
・面接力を高める役立つ“知識”と使える“技術” 取出涼子
・チーム力を高めるための他職種とのかかわり方 阿部充宏
<医療知識を押さえよう>
・現場で役立つ! 高齢者に多い疾患の基礎知識 鶴岡浩樹
・イラストでわかる!カラダと病気の雑学 小倉加奈子
・支援に役立つ口腔機能の基礎知識 篠原弓月
<さらに究める!実践力>
・どうかかわる?どう支える?8050問題 エキスパートが教える支援の原則 山根俊恵
・障害者と向き合う支援者の“攻め”と“守り”の心構え 大久保薫
・精神疾患×支援困難ケースへのあす活スキル 小瀬古伸幸
<デキる管理者・主任ケアマネを目指す>
・成果の出るチームをつくる職場マネジメントの極意 眞辺一範
・ケアマネジャー発 地域づくりのヒントとコツ
・紡ぐ物語 ケアマネジャーにできること 佐賀由彦
<その他コンテンツ>
・新刊紹介
・information
・ケアカフェ
・Back Number
・次号予告
<巻末カラー>
・データで見る日本の高齢化と社会保障 舞田敏彦
・忘れられない一言
・注目! 製品・サービスレポート
・きょう何食べる? 相川あんな
超高齢社会を目前に控え、激動する保健・医療・福祉の世界で、ケアマネジャーのプロフェッショナルを目指す方へ!ケアマネの“いま”がわかる月刊誌
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2021/02/27
発売号 -
2021/01/27
発売号 -
2020/12/26
発売号 -
2020/11/27
発売号 -
2020/10/27
発売号 -
2020/09/26
発売号
中央法規出版
おはよう21
2021年03月27日発売
目次:
【特集】
スタッフの行動が変わる リーダーのための“教える”技術 やる気に頼らないチームづくり
介護現場には、年齢も経験年数、仕事に対する意識などが異なるさまざまな職員が働いています。そんななか、チーム力を高め、ケアの質を向上させるために、リーダーが押さえたい「教える」 技術を、「行動科学」 の視点から整理します。
【在宅特集】
ヘルパーが知っておきたい 嚥下障害の予防
【マネジメント特集】
施設運営を取り巻く現状と課題
【連載】
■現場の疑問をすっきり整理 介護保険・社会保障制度情報:田中 元
■押さえておきたい「痛み」の医学知識:小林徳行
■人と認知症との向き逢い方:宮崎直人
■ 「本人主体」を実現するための認知症ケアのポイント:全国認知症介護指導者ネットワーク(協力)
■場面別にみる 介護技術のチェックポイント:山�ア隆博
■利用者を快適にする 排便ケアのプロになろう:榊原千秋
■外国人介護人材の受け入れ・定着のための悩み解決Q&A
■けがをしにくい身体をつくる 介護職の関節トレーニング:中村和人
■頻出ポイントがわかる! 介護福祉士国家試験合格講座2022:青木宏心
【巻末カラー】
おはようクローズアップ 鎌田實と語る介護の“魅力”特別編
Life is......:葉 祥明
【その他のコンテンツ】
おはようクラブ
ケアスタグラム:吉田美紀子
パズルの広場
インフォメーション
注目!商品紹介
ブックレビュー
「介護」って大変! そんな、あなたの悩みに答えます!今、介護の現場で求められている情報や知識・技術を、わかりやすく、実務に役立つよう具体的に紹介
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2021/03/16
発売号 -
2021/02/27
発売号 -
2021/01/27
発売号 -
2020/12/26
発売号 -
2020/11/27
発売号 -
2020/10/27
発売号
メディカ出版
OPE NURSING(オペナーシング)
2021年03月20日発売
目次:
<特集>
新人ナースのための
クイズ&間違いさがしでイメトレ!器械出し看護
プラン・執筆/市立長浜病院中央手術室 手術看護認定看護師 平井義一
●はじめに 器械出し看護師はどんなことをする?
市立長浜病院 宮元美波
●1 新人ナースが知っておきたい!新型コロナウイルス対策《基本編》
市立長浜病院 中村寛子
●2 手術室入室前&術前準備のこれだけチェック
市立長浜病院 吉田早希
●3 術中・術後のこれだけチェック
市立長浜病院 平井義一
●4 器具・器械の扱い方これだけチェック
市立長浜病院 中川翼
【特別企画】
パッと見てさくっと学べる!「器械の渡し方Web動画」視聴方法のご案内
<わかる!身に付く!!ミニツク 連載>
スペシャル講義で知識をアップデート!今月の知識がミニツク1テーマ
■手術の“痛み”のこと、もっと知ろう【“鎮痛”とは?編】
名古屋市立大学 仙頭佳起
患者さんの声なき声を聞こう!周術期アセスメント力向上計画
■虚血性心疾患がある腹腔鏡手術を受ける患者さん[術中編]
札幌医科大学附属病院 齋藤直美
今日知って明日使える!小さな工夫シェアします 体位固定・皮膚ケアのTips
■脊椎・腹臥位手術における皮膚ケアのポイント
高知医療センター 井東恵 伊藤朝美
イラストで楽しく学ぶ手術の知識 きよし院長の解剖絵日記
■前号に引き続き食道
生駒市立病院 遠藤清
<深まる!高まる!!タカマル 連載>
正論突破&極論上等!これがわたしのクリニカルパール
■【実践編】敵を知るにはまず味方から!多職種で取り組む術後急性痛対策
東邦大学医療センター大森病院 長谷川哲也
手術看護のイマを知ろう!スルスル読み解き海外文献
■心臓手術におけるオリエンテーションとシミュレーションプログラムの実践
独立行政法人国立病院機構長崎医療センター・長崎大学大学院 原健太朗
シェアします!わたしのイケマネ チームを動かすリーダーのためのマネジメントのキモ
■小川真由美さんのイケマネ
岩手県立中部病院 小川真由美
SANU—ZINE 麻酔科医さぬちゃんが、独断と偏見たっぷりにお届けする「anesthesia ZINE」
■ワクチン接種優先順位決定へ、医療従事者が最優先
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 讃岐美智義
■連載■
アイ ラブ オペナース~忘れられない手術室看護師~
空間補完効果
東邦大学医療センター大森病院 中村陽一
ナースのお悩み背負い投げ 鳥ボーイのコミュニケーション鬼道場
時を戻そう‥‥‥じゃなくて、「未来質問」を使いこなせ!
医療者が運営する医療メディア「メディッコ」 鳥ボーイ 喜多一馬
■Report■
第42回日本手術医学会総会 パネルディスカッション1・パネルディスカッション2
◆Campanio! カンパニオ2021 04
医療・看護・介護のトピック18本!
■方言の専門家・岩城裕之の医療現場に化けてでる方言のちょっとコワーイ話
同じ県内でもご注意を
岩城裕之
■ぶー子の栄養看護ミニクイズ
静脈・経腸栄養編
ぶー子
■information■
編集委員・同人一覧
JONAだより
次号予告
●掲載広告
■(株)ホギメディカル
■村中医療器(株)
手術看護の総合専門誌
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2021/02/24
発売号 -
2021/02/20
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2021/01/20
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2020/12/20
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2020/11/20
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日経BP
日々発生する医薬品の最新情報をお届け。また調剤や服薬指導に関する実践情報から、薬局のマネジメントに関する情報までをカバーしています。
医学書院
保健師ジャーナル
2021年04月10日発売
目次:
■特集 全世代型地域包括ケア 縦割り組織をつなぐコツとは?■
地域共生社会に向けた重層的支援体制整備事業と多世代アプローチ(藤原佳典)
地域共生社会における分野横断的支援体制の構築に向けて――統括保健師への期待(大澤絵里)
岡山市の取り組み 地域の多職種・多機関の連携で地域共生社会を目指して――生活支援体制整備事業を通じた全世代型地域包括システム構築(德田元子)
多摩市の取り組み 健幸まちづくり宣言を担う――医療的ケア児(者)施策を通して(相良裕美)
病院看護師・訪問看護師・保健師でつなぐ地域包括ケア
その人らしく,安心して生活できる地域づくりを病院看護管理者の立場から考える(稲垣伊津穂)
□PHOTO
「おもしろい!」を引き出し関心を高める健康教育の実践――一般社団法人おもしろ健康教育研究所の取り組み(一般社団法人おもしろ健康教育研究所,伊藤純子,高橋佐和子)
□活動報告
大学衛生委員会が作成した新型コロナウイルス感染拡大防止のための「出席停止期間早見表」と「出勤不可期間早見表」(三浦康代,井上葉子,松村あゆみ,上栫佳代子,阿波邦彦,森村佳史,島本卓也)
●行動変容を導く ナッジの利いた保健活動・4
ナッジ実践の枠組み,EAST(髙橋勇太,村山洋史,竹林正樹)
●「おも★けん!」新任期でもできる!おもしろ健康教育のつくり方・10
おもしろい健康教育のレシピ 対象者の心を満足させるおいしい指導案はいかが?(一般社団法人おもしろ健康教育研究所,伊藤純子,高橋佐和子)
●時代が求める!保健師記録の仕組みづくり 記録を生かした人材育成と情報開示の捉え方・4
保健師記録の情報開示の基本 患者本人の同意が得られない精神科受診・入院(菅原京子,栁澤尚代,清水洋子,吉本照子)
●あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・4
実習で得たデータを発表できる?(緒方文子,鳩野洋子,嶋津多恵子,住徳松子,松尾和枝,後藤智江,岡 順子,藤野善久)
●保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・4
活用事例②妊婦の喫煙防止対策 両親学級で,たばこの害についての講話は効果的?(嶋津多恵子,白谷佳恵)
保健師のための専門誌『保健師ジャーナル』
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2021/03/10
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2021/02/10
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2021/01/10
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2020/12/10
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2020/11/10
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2020/10/10
発売号
医学書院
訪問看護と介護
2021年04月15日発売
目次:
■特集 倫理的課題へのアプローチ 「倫理的」な看護はいかに実践できるか■
□解説
看護実践の倫理とはなんだろう――アプローチしていくための基礎知識(鶴若麻理)
臨床倫理4分割表で訪問看護事例を展開する――「夫による危険な介護と繰り返される叱責から、 難病の妻を護るにはどうすればよいか」(疇地和代/鷺坂実豊子 コメント:鶴若麻理)
□寄稿集
看護実践の倫理を考えるために、日常的にやっていることを教えてください。
① 宇野さつき
② 加藤希
③ 岩本大希
④ 川越博美
□新型コロナと看護実践の倫理
会わないことをやめ、今だからこそ会おうと決意したこと(藤田愛)
積み上げてきたものも問い直されている(椎名美恵子)
●巻頭インタビュー
刊行記念インタビュー つい語り合いたくなる『家でのこと』(高橋恵子 聞き手:横井郁子/御任充和子)
●実践報告
村田理論を応用したALS療養者のスピリチュアルケア(小泉亜紀子)
●往復郵便・1
「うんこをめぐる人生の物語」が聞きたい!(頭木弘樹/榊原千秋)
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・139
おかえりなさい、みっちゃん(秋山正子)
●訪問看護師のための判断力トレーニング・4
Step③考えを言葉にできる力(清水奈穂美)
●「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・13(最終回)
医学モデルと社会モデルと、認知症(内田直樹)
医療と福祉の新時代を築くニューマガジン
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2021/03/15
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2021/02/15
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2021/01/15
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2020/12/15
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2020/11/15
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2020/10/15
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