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WOC Nursing(ウォック ナーシング) 雑誌の内容
WOC Nursing(ウォック ナーシング) 2020年10月号 (発売日2020年12月25日) の目次
企画編集/常深祐一郎(埼玉医科大学 皮膚科 教授)
<特集にあたって>
「おむつ皮膚炎」の特集を企画しました。本来,皮膚炎とは湿疹と同義で,おむつ皮膚炎はおむつ部に生じる湿疹のことを指します。しかし実際の現場ではおむつ部に生じた湿疹のようにみえるものすべてを包括して使用されていることが多いです。本特集ではそのような背景を踏まえて,実際的な解説書を目指しました。つまり,本特集では,「おむつ皮膚炎」とは,臨床像のみで定義し,おむつと接する部位に生じる紅斑,小丘疹・小水疱・小膿疱,鱗屑,浸軟,びらん,痂皮などからなる皮膚病変としています。そこには主に湿疹と真菌症が混在もしくは併存しています。現場で使用されている「いわゆる『おむつ皮膚炎』」のとらえ方をそのまま持ち込みました。
これを理解するために,最初に,湿疹とは? 真菌症とは? という,「おむつ皮膚炎」を構成する要素を解説し,そのうえで,「おむつ皮膚炎」の定義や臨床像を述べています。湿疹とは何かなど,漠然としていて,これまでしっかり学んだことのない方も多いのではないでしょうか。次に,「おむつ皮膚炎」に現場で即応するための対応アルゴリズムを提案しています。これは私の研究に基づくものです。「おむつ皮膚炎」の多くは皮膚科専門医が不在の医療現場で対応されています。そういう場所でも初動としてこういう風にしてみましょう,というものです。次に専門的な治療法を解説し,さらに,看護の視点からの予防やケアの方法を創傷・スキンケアの専門家に述べていただいています。また,「おむつ皮膚炎」の治療に用いることの多いステロイド外用薬ですが,独特の存在で皮膚科医が昔から重宝してきたものの,あまり知名度の高くない薬剤2剤を紹介しています。ぜひ今後活用いただけますと幸いです。そして最後に,「おむつ皮膚炎」と間違えてはいけない疾患を取り上げました。水疱症,亜鉛欠乏症,褥瘡,悪性腫瘍です。これらはアプローチが「おむつ皮膚炎」とまったく異なります。「おむつ皮膚炎」と区別しなければなりませんが,「おむつ皮膚炎」と併存していることもあり,背後に隠れていることもありますから,各段階で評価し直すことが重要です。
「おむつ皮膚炎」をみない日はないはずです。本誌を読まれたあとは,「おむつ皮膚炎」を見る目が変わり,患者さんのQOL,満足度が向上することを祈っています。
常深祐一郎
埼玉医科大学 皮膚科 教授
<目次>
Ⅰ.「おむつ皮膚炎」総括
1.「おむつ皮膚炎」を理解する
(1)予備知識:「おむつ皮膚炎」を構成する要素
①湿疹とは?/植木理恵
②真菌症とは?/佐藤友隆
(2)「おむつ皮膚炎」とは?~おむつ皮膚炎の定義と病態~/常深祐一郎
2.「おむつ皮膚炎」に対応する
(1)現場における「おむつ皮膚炎」対応~高齢者のおむつ皮膚炎に対する治療アルゴリズム~/常深祐一郎
(2)「おむつ皮膚炎」の治療/宮澤理恵子,種井良二
コラム:「おむつ皮膚炎」に活用できるステロイド外用薬
①グリテール含有副腎皮質ホルモン剤 グリメサゾン軟膏/藤永製薬株式会社
②エキザルベ/マルホ株式会社
3.「おむつ皮膚炎」を予防する,ケアする/松岡美木
Ⅱ.「おむつ皮膚炎」と間違えてはいけない疾患・「おむつ皮膚炎」の背後に隠れていることのある疾患
1. 自己免疫性水疱症/山上 淳
2. 亜鉛欠乏症/浅川理子,川村龍吉
3. 褥瘡/前川武雄
4. 悪性腫瘍/田中隆光
+ WOC Nursing(ウォック ナーシング)の目次配信サービス
WOC Nursing(ウォック ナーシング)のレビュー
総合評価:
★★★★☆
4.33
全てのレビュー:12件
レビュー投稿で500円割引!
褥瘡やスキンテアなど、とてもわかりやすいです。
訪問看護師です ケアで困った時に、参考書的に活用しています 難渋するケア時に大いに役立ちます 定期講読していましたが、テーマかぶりをしてきたので、今は、関心のあるテーマの号を単発購入しています
今知りたい最新の情報がギュッとつめこまれた雑誌です。著名な先生方やその領域に貢献されている方々が執筆しているので確かな情報が入手できる良い雑誌です。
臨床の現場で役に立ち、とても貴重な内容が詰まっています!私のバイブル本といって良いと思っています。 日々参考にしながら、根拠あるケアにつなげられています。 後から購入といってもsold outになる号も結構あるので、この度、定期購読にしました!毎月の楽しみが増えます。
毎月購入しています。皮膚・排泄ケア分野の最新情報が掲載されており、参考にしています。カラーで写真が多く症例の紹介も多いため助かっています。
看護師ですが、日々のケアに役立つ情報が多く最新情報を得るために参考にさせてもらっています。
私は今、看護教員として授業をつくるのに活用しています。最近のトピックスに現場から離れてしまうと疎くなるため、こちらの雑誌から最新の情報が得られるのが助かります。ただ、定期的に送られないため、タイムリーに購読できないのが残念デス
専門看護師ではありませんが、最新の情報を収集したり根拠や理論を学んだりと自己研鑽のためのひとつのツールとして、この雑誌を活用しています。紙面も見やすくて気に入っています。
あまり日の当たらない分野ですが、患者さんの生活の質の向上のために勉強するべきだと思い購読始めました。定期的に最新知識を得ることができて、勉強になります。
老人ホームが病院に併設されておりよく分からない足の病変などあり困ってました。どうみたら良いかといつも困ってましたがこの本でいろいろな状態が掲載されていたので有り難かったです。これから本も参考にいろいろ試してみたいとおもいます。
WOC Nursing(ウォック ナーシング)をFujisan.co.jpスタッフが紹介します
特集では、創傷・オストミー・失禁の管理や治療、予防を総合的に学べるように、工夫が凝らされています。全ページカラーとなっており、それぞれのケアに関わる人が知っておくべきことや、ケアのポイント、対処法などについてイラストや症例写真を多く掲載することで、ビジュアルでも分かりやすくなっているのが本誌の魅力です。医師や看護師、栄養師、理学療法士など、さまざまな職種の人々がそれぞれの立場で専門性を高められるように、膨大な情報をシンプルにまとめています。
創傷ケアやストーマケア、失禁ケアに携わる人が本当に知りたいスキルや知識、情報が満載です。看護師から医師、栄養士まで、チーム医療のための情報共有に役立つ1冊です。
WOC Nursing(ウォック ナーシング)のバックナンバー
企画編集/常深祐一郎(埼玉医科大学 皮膚科 教授)
<特集にあたって>
「おむつ皮膚炎」の特集を企画しました。本来,皮膚炎とは湿疹と同義で,おむつ皮膚炎はおむつ部に生じる湿疹のことを指します。しかし実際の現場ではおむつ部に生じた湿疹のようにみえるものすべてを包括して使用されていることが多いです。本特集ではそのような背景を踏まえて,実際的な解説書を目指しました。つまり,本特集では,「おむつ皮膚炎」とは,臨床像のみで定義し,おむつと接する部位に生じる紅斑,小丘疹・小水疱・小膿疱,鱗屑,浸軟,びらん,痂皮などからなる皮膚病変としています。そこには主に湿疹と真菌症が混在もしくは併存しています。現場で使用されている「いわゆる『おむつ皮膚炎』」のとらえ方をそのまま持ち込みました。
これを理解するために,最初に,湿疹とは? 真菌症とは? という,「おむつ皮膚炎」を構成する要素を解説し,そのうえで,「おむつ皮膚炎」の定義や臨床像を述べています。湿疹とは何かなど,漠然としていて,これまでしっかり学んだことのない方も多いのではないでしょうか。次に,「おむつ皮膚炎」に現場で即応するための対応アルゴリズムを提案しています。これは私の研究に基づくものです。「おむつ皮膚炎」の多くは皮膚科専門医が不在の医療現場で対応されています。そういう場所でも初動としてこういう風にしてみましょう,というものです。次に専門的な治療法を解説し,さらに,看護の視点からの予防やケアの方法を創傷・スキンケアの専門家に述べていただいています。また,「おむつ皮膚炎」の治療に用いることの多いステロイド外用薬ですが,独特の存在で皮膚科医が昔から重宝してきたものの,あまり知名度の高くない薬剤2剤を紹介しています。ぜひ今後活用いただけますと幸いです。そして最後に,「おむつ皮膚炎」と間違えてはいけない疾患を取り上げました。水疱症,亜鉛欠乏症,褥瘡,悪性腫瘍です。これらはアプローチが「おむつ皮膚炎」とまったく異なります。「おむつ皮膚炎」と区別しなければなりませんが,「おむつ皮膚炎」と併存していることもあり,背後に隠れていることもありますから,各段階で評価し直すことが重要です。
「おむつ皮膚炎」をみない日はないはずです。本誌を読まれたあとは,「おむつ皮膚炎」を見る目が変わり,患者さんのQOL,満足度が向上することを祈っています。
常深祐一郎
埼玉医科大学 皮膚科 教授
<目次>
Ⅰ.「おむつ皮膚炎」総括
1.「おむつ皮膚炎」を理解する
(1)予備知識:「おむつ皮膚炎」を構成する要素
①湿疹とは?/植木理恵
②真菌症とは?/佐藤友隆
(2)「おむつ皮膚炎」とは?~おむつ皮膚炎の定義と病態~/常深祐一郎
2.「おむつ皮膚炎」に対応する
(1)現場における「おむつ皮膚炎」対応~高齢者のおむつ皮膚炎に対する治療アルゴリズム~/常深祐一郎
(2)「おむつ皮膚炎」の治療/宮澤理恵子,種井良二
コラム:「おむつ皮膚炎」に活用できるステロイド外用薬
①グリテール含有副腎皮質ホルモン剤 グリメサゾン軟膏/藤永製薬株式会社
②エキザルベ/マルホ株式会社
3.「おむつ皮膚炎」を予防する,ケアする/松岡美木
Ⅱ.「おむつ皮膚炎」と間違えてはいけない疾患・「おむつ皮膚炎」の背後に隠れていることのある疾患
1. 自己免疫性水疱症/山上 淳
2. 亜鉛欠乏症/浅川理子,川村龍吉
3. 褥瘡/前川武雄
4. 悪性腫瘍/田中隆光
企画編集/福永 睦(兵庫県立西宮病院 副院長/外科部長/消化器外科部長)
<特集にあたって>
がんは日本において1981年より死因の第1位であり,がん対策の一層の推進を図るために2007年4月1日「がん対策基本法」が施行されました。それに伴い,がん対策の基本的方向を定め,がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため,2007年から5年ごとに「がん対策推進基本計画」が策定されています。第1期(2007年度~2011年度)では「がん診療連携拠点病院」の整備,緩和ケア提供体制の強化および地域がん登録の充実が図られ,第2期(2012年度~2016年度)の基本計画では,小児がん,がん教育およびがん患者の就労を含めた社会的な問題などについても取り組むこととされ,死亡率の低下や5年相対生存率が向上するなど,一定の成果が得られました。
一方,日本での大腸がんの罹患数および死亡数は増加しており,国立がん研究センターの最新がん統計によると2018年の大腸がんの死亡数は,男性3位,女性1位,総数2位,2017年の罹患数は,男性3位,女性2位,総数1位と報告されています。2017年のデータに基づく大腸がんの生涯がん罹患リスクは,男性が10.3%(10人に1人),女性が8.1%(12人に1人)であり,ストーマ造設に関与する直腸がんの生涯がん罹患リスクは,男性が3.8%(26人に1人),女性が2.2%(45人に1人)と考えられています。近年,直腸がんの術式として低位前方切除術(LAR)や括約筋間直腸切除術(ISR)を選択することが多くなり,一時的ストーマの割合が増えていますが,肛門に浸潤する場合は直腸切断術が避けられず,他部位がんも含めて緩和ストーマとしての永久ストーマも少なくありません。医療者にとってストーマ造設はがん治療の一部ですが,永久か一時的か,ストーマ合併症の有無,がん治療継続の有無などで,患者のストーマに対する向き合い方には当然相違が生じていることでしょう。手術直後,薬物療法施行中,再発の不安を抱えた経過観察中,治癒判定を受けたがんサバイバー,有効な治療法のなくなった緩和対象患者など,オストメイトが遭遇するさまざまな場面で,ストーマ管理ががん治療に支障を及ぼす可能性もあります。オストメイトがストーマ管理をコントロールして,生涯にわたるがん治療を継続していくためには,オストメイト自身の覚悟や知識はもちろんですが,医療者側のストラテジーやサポートが重要となります。
本特集では「大腸がん治療における有害事象とストーマ管理~がん治療を支えるためにWOCナースができること~」と題して,手術後や放射線治療および薬物療法に伴う有害事象がストーマ管理に与える影響,在宅医療や緩和医療におけるストーマ管理の特徴を,経験豊富なエキスパートの先生方に解説していただきます。とくに薬物療法は日進月歩であり,使用する薬物ごとに特徴的な有害事象があり,下痢や手指の巧緻性低下による管理困難など全身観察を必要とし,各職種間の相互協力によるチーム医療が必要不可欠です。在宅や緩和ケアでは,患者の身体状況だけでなく社会的背景,家族構成や居宅状況も考慮しなければなりません。本特集が,ストーマに関わるすべての医療者の,がん治療戦略におけるストーマ管理の一助となれば幸いです。
福永 睦
兵庫県立西宮病院 副院長/外科部長/消化器外科部長
<目次>
1. 大腸がん治療におけるストーマ管理を考える/福永 睦
2. 一時的ストーマ造設患者におけるHigh output stoma syndromeの病態とストーマ管理/井上 透,西口幸雄
3. 放射線治療を受ける大腸がん患者に生じる有害事象の特徴と対策/宮前奈央
4. 最新の大腸がん薬物療法/岩田 崇,三嶋秀行
5. ストーマ管理に影響を及ぼす大腸がん薬物療法の合併症とその対応
①抗EGFR抗体薬に起因する皮膚障害とストーマ管理/小森孝通,小西 健,仲西優美,福永 睦
②5-FU系薬剤に起因する有害事象とストーマ管理/森岡直子
③オキサリプラチンに起因する有害事象とストーマ管理-末梢神経症状への対応-/津村剛彦,安藤嘉子
6. 地域・在宅医療におけるストーマ管理の特徴と対応/古川智恵
7. 緩和ストーマ造設における合併症とストーマ管理/中田 健,森本伸一郎,南部真里恵
8. 終末期医療におけるストーマ管理/遠藤麻子,安藤嘉子
企画編集/武藤 智(順天堂大学大学院 医学研究科 泌尿器外科学 特任教授)
<特集にあたって>
筋層浸潤性膀胱がんおよびBCG不応性筋層非浸潤性膀胱がんに対する標準治療は膀胱全摘除術です。膀胱がんは高齢者の頻度が高いことは従来より知られており,日本でも高齢化社会によって症例数は確実に増えています。膀胱全摘除術は決して侵襲が低いとはいえず,患者に対する負担を無視するわけにはいきません。できるだけ低侵襲で行うために,最近ではロボット支援膀胱全摘除術がglobalで徐々に症例数が増え,日本でも2018年4月に保険適用され,多くの施設で行われています。
膀胱全摘除術に尿路変向術は必ず必要であることは言うまでもありません。現在では,新膀胱造設術,回腸導管造設術,尿管皮膚瘻造設術の3つの術式が標準的です。新膀胱造設術,回腸導管造設術では回腸を用いることが一般的です。腸管利用の尿路変向術には,それ以外に禁制型ストーマとしてコックパウチ,インディアナパウチ,マインツパウチがあり,以前は多くの症例に対して行われてきましたが,優位性に乏しく,現在ではきわめてまれでしょう。
本特集では,回腸導管,尿管皮膚瘻のストーマ管理を中心に企画しました。いずれの尿路変向術も,まず作成を専門とする医師から手術について解説いただきます。ストーマ管理を行ううえで,どのような方法で作成しているかを理解することは重要です。次に管理についての実際をWOCナースの立場から解説いただきます。いずれも日本を代表するエキスパートの方々であり,多くの症例を長期間ケアしていただいています。本特集から,現在泌尿器がんのストーマを管理している多くの方に,豊富な経験をお示しすることができます。
先述したように,ロボット支援手術が導入され,今までの開腹手術や腹腔鏡下手術と比べると患者の負担はかなり減少しました。今後も手術自体のさらなる進化が予想され,泌尿器がんに対する手術も例外ではありません。さらに尿路上皮がんに対しても新規の薬剤が登場しており,ストーマ造設後の患者でも,より長期の予後が期待できます。したがって,私たちが要求される泌尿器がんストーマ管理もこのような環境の変化に十分に対応することが求められており,WOCナースの皆さんのさらなる向上を希望しています。
武藤 智
順天堂大学大学院 医学研究科 泌尿器外科学 特任教授
<目次>
1. 腹腔鏡下膀胱全摘術における体腔外回腸導管造設術/三木 淳
2. ロボット支援体腔内回腸導管造設術/武藤 智
3. 医師による回腸導管の管理/清水史孝
4. WOCナースによる回腸導管の管理/赤坂和美,吉田春子
5. ダブルストーマのケア/山口涼子
6. 尿管皮膚瘻造設術(開腹手術における)/井上高光,飯沼昌宏
7. ロボット支援体腔内尿管皮膚瘻造設術の経験/北村香介
8. WOCナースによる尿管皮膚瘻の管理/小山田幸枝
企画編集/三浦剛史(医療法人社団 誠馨会 セコメディック病院 泌尿器科/緩和ケア外科部長)
<特集にあたって>
一昔前,緩和ケアはとても限られた患者のものとの認識でしたが,読者の皆さんもご存知のとおり,現在ではがんにおいては診断時からの緩和ケアの提供が求められています。しかも疾病についても提供の範囲はがんに限らず,良性疾患にも必要性が認められ,緩和ケア診療加算の適応に末期心不全も加わり,より広がっています。そもそも緩和ケア(時代によって呼び方が変遷してきました)はその時代に病によって危機に瀕した人々に差し伸べられたケアといえます。そう考えると特別なものではなく至ってシンプルな介入であり,医療者が等しくとるべき態度,等しく習得しておくべき知識や技術でしょう。日ごろから皮膚・排泄ケアを担っている認定看護師もしくは資格取得をめざしている看護師の皆さんは,皮膚障害や排泄といった,患者や家族にとってとても根源的な尊厳に関わる問題に取り組んでおられますので,緩和ケアの必要性や意義については百も承知と思います。
今回の特集では,緩和ケアの概論,日本の現状や今後の展望,厚生労働省が「人生会議」と銘打って導入を呼びかけている,もしものときに備えるための大切な話し合いであるアドバンス・ケア・プランニング,疾病から生じるさまざまな苦痛症状への対応として,痛み,呼吸困難,消化器症状,精神症状についての解説を,日本の緩和ケア分野のトップランナーの方々にお願いしました。さらに,前述したように良性疾患である心不全についても緩和ケアの介入に対して保険適用となりました。心不全の緩和ケアについて苦痛や療養などをどのように考え,対処すればよいのか,長年心不全の緩和ケアに携わっておられる先生に解説をいただきます。また緩和ケアは病院のなかだけで提供されるものではなく,連続性をもって,ご本人の療養する場所を選ばず提供されるべきものです。ご本人が過ごしたい場所で過ごせることも緩和ケアとして忘れてはならないことで,療養の場の調整や在宅緩和ケアについて知っておいていただきたいと思います。人生の最期を迎えることも平坦でないことが多々あります。なかなかとりきれない苦痛に対して意識レベルを下げることで対応することも必要になりますが,その実際についても学んでいただけるよう解説いただきます。そして大切な瞬間をその人らしく迎えるための看取りのケアの項も設けました。
緩和ケアについて学びを深くし,今後の皆さんの提供するケアがより充実することを願います。
三浦剛史
医療法人社団 誠馨会 セコメディック病院 泌尿器科/緩和ケア外科部長
<目次>
1. 緩和ケア概論,日本の現状と展望/木澤義之
2. アドバンス・ケア・プランニング/坂下明大
3. がん疼痛治療
①薬物治療/大坂 巌
②放射線治療/清水わか子
③神経ブロック療法/佐藤哲観
4. 心不全の緩和ケア/大石醒悟
5. 呼吸困難の緩和/山口 崇
6. 消化器症状/東端孝博,久永貴之
7. 精神症状/秋月伸哉
8. 看取りのケア/宇野さつき
9. 療養の場の選択,在宅療養/浜野 淳
10. 苦痛緩和のための鎮静/今井堅吾
企画編集/中川雅裕(浜松医科大学 形成外科 特任教授)
<特集にあたって>
医療関連機器圧迫創傷(medical device related pressure ulcer;MDRPU)は文字どおり医療関連機器の持続的な圧迫によって生じる創傷や皮膚潰瘍ですが,以前は褥瘡の一部とされ,その認識が少なく,科学的な論文も少ない領域でした。一般的な褥瘡に関してはその認知度が高まり,発生原因の解明や予防法の発展で発生率が減少しましたが,MDRPUはその認識が低かったため発生率が減少しませんでした。しかし,『MDRPU ベストプラクティス 医療関連機器圧迫創傷の予防と管理』が2016年に出版されてから今年で4年が経ち,急速にMDRPUの認識が広まり,多くの解説書や文献などが書かれ,学会発表も増加し,認識され改善してきました。そして最近は,Journal of Wound Careの国際コンセンサスドキュメントにおいて,医療機器ではないその他の機器を含めた創傷として機器圧迫創傷(device-related pressure ulcer;DRPU)と表現されるようになり,さらに領域も拡大し新しい認識も必要になるかと思います。
今回のMDRPUの特集号では,一般病棟ではなく小児病院や手術室・ICUなどの特徴のある場所や,クリティカルケアや足病変など特殊な病態で発生するMDRPUを詳しく写真で説明し,それぞれの特徴に合った予防法を解説しています。予防法の基本として患者1人1人に合わせて,正しいサイズの機器を選択することや製造元が示している使用方法に従い機器を使用することなどが重要になりますが,このような特殊な環境では必ずしもすべての患者にこれらの対応ができないことも多くあります。今回はさまざまな領域の多くの経験を持つ方々に執筆していただきましたので,これらの特殊な環境で働く多くの読者に役に立つ内容と考えます。
本特集号の内容を明日からの看護やケアに役立てていただければ幸いです。
中川雅裕
浜松医科大学 形成外科 特任教授
<目次>
1. 総論/大浦紀彦,加賀谷 優,森重侑樹
2. 静岡がんセンターにおけるMDRPUの管理システム/吉川敦子
3. 小児専門病院におけるMDRPU対策と今後の課題/鎌田直子
4. クリティカルケア領域におけるMDRPU予防/志村知子
5. 手術室でのMDRPU/吉村美音
6. ICUでのMDRPU/佐野世佳,若林久美子
7. 血管内留置カテーテル,膀胱留置カテーテルによるMDRPU予防の工夫とポイント/佐野加奈
8. 糖尿病性足潰瘍や重症下肢虚血の治療におけるMDRPUへの対策/匂坂正信,奈良誠之,二階堂有加,竹江雄貴
9. 検査・治療部の安静を図るために必要な固定装具により発生したMDRPU/杉本はるみ
10. MDRPUとともに知っておきたい皮膚粗鬆症とその最重症型である深部解離性血腫(DDH)/藪野雄大,小川 令
企画編集/加納宏行(岐阜市民病院 皮膚科 部長)
<特集にあたって>
ある疾患の診療レベルを測る指標に,その疾患の経験症例数,手術件数があります。「褥瘡」はその点で微妙な立ち位置にある疾患です。「褥瘡」発生件数が少ない病院は「いい病院」です。それゆえ,「いい病院」の医師,看護師,医療スタッフは「褥瘡」症例の経験数は少ないということになります。単純に解釈すれば「いい病院」の褥瘡治療レベルは低くなることになりますが,現実はというと,病院にはまだまだ重症褥瘡患者がいて,その多くはいわゆる「持ち込み」褥瘡です。体圧分散マットレスの普及,褥瘡予防対策のマニュアル化で,病院で発生する褥瘡の減少,軽症化が一定のところまでは進んでいます。一方,人口の高齢化に伴い,在宅や施設,つまり褥瘡予防が手薄になる場所で発生する褥瘡はまだまだ多く,病院でもマニュアル的な対応では防ぎきれない褥瘡があり,そこには複数の基礎疾患を有し,皮膚を含む身体のすべての機能が低下した高齢者の存在があります。
皮膚は,骨・筋・内臓からなる内部諸臓器を最小表面積に収容することで容姿を整える臓器です(今山修平,MB Derma,144:11-17,2008)。そのためには真皮に適切な張力と収縮力が保たれていることが条件ですが,老化に伴いそれが低下すると,たるみが生じ,また,外力をうまく拡散していなすことができなくなります。褥瘡は,身体にかかる不適切な外力で生じる皮膚の障害ですが,一義的には皮膚に垂直方向にかかる圧力が原因であるため,若い人でも,たとえば硬いベッドの上に全身麻酔がかかった状態で一定時間経過すれば褥瘡を生じます。しかし,実際には単純に垂直方向の力だけがかかることはまれで,水平方向の力(皮膚と衣類・寝具の間の摩擦力)により生じるずり応力との複雑な組み合わせとなります。老化した皮膚は若い皮膚にくらべてその力をうまくいなすだけの余力がないために,褥瘡が生じやすいし治りにくいといえます。
臨床の現場では,褥瘡患者のほとんどは高齢者です。老化した皮膚の特性を理解し,そのために生じる治癒阻害因子をいかに回避するかを知っておくことは早期治癒への重要な鍵になります。また,脆弱な皮膚にやさしい看護・介護は褥瘡予防に重要なだけでなく,身体の諸機能が低下した高齢者の看護・介護の本質のひとつといえるでしょう。本特集では,今山修平先生に皮膚の物理的機能とその老化をオーバービューしていただき,老化した皮膚に精通した皮膚科医,看護師,薬剤師,理学療法士として第一線で褥瘡と対峙されている先生方に,それぞれの分野での高齢者の皮膚特性を踏まえた褥瘡診療について解説いただいています。これを読めば,高齢者褥瘡に日々向き合っている方にとってはもちろん,たとえ実践での症例経験が少ない「いい病院」勤務の方であっても,強力な助っ人となるものと確信しています。
加納宏行
岐阜市民病院 皮膚科 部長
<目次>
1. 高齢者皮膚の特徴-物理的特性-/今山修平
2. 失禁関連皮膚炎(IAD)と褥瘡/倉繁祐太
3. 皮膚粗鬆症・スキン-テア/藤原 浩
4. 高齢者褥瘡の保存的治療におけるキーポイント/磯貝善蔵
5. 高齢者皮膚に配慮した褥瘡予防・治療のためのポジショニング/近藤龍雄
6. 高齢者皮膚に配慮した外用薬の使い方/溝神文博
7. 高齢者皮膚に配慮したドレッシング材の使い方/前川武雄
8. 在宅高齢者褥瘡の治療・ケアの実際/岡部美保
9. 高齢者皮膚にやさしい褥瘡予防・スキンケア/高木良重
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訪問看護と介護
2021年01月15日発売
目次:
■特集 倫理的感受性を高める ACPにも必要な「価値観を揺さぶられる」感性■
Case① その課題は「本当の課題」なのか?
自宅で看取りができると思い込んでいた事例から(濵本千春)
Case② サインに気付ける「ゆとり」が必要
些細な「モヤモヤ」事例から(倉持雅代)
Case③ 「あんたもそう思うんか」
頷くことしかできなかった事例から(森本清美)
Case④ 隣人の恐怖、母親の負担
周囲の限界を超えた事例から(宮子あずさ)
[物語]もやもやちゃん
新型コロナによる“面会制限”が私たちに問うもの(新城拓也)
漫画『家でのこと』から引き出される倫理観
訪問看護初学者への「教材」として使ってみました(清水奈穂美)
地域の多職種で倫理検討会をしています
「モヤモヤ」を語り合えるチームの強さ(田中美樹/清水奈穂美)
アンコンシャスバイアスとは何か
思い込みを脱し、柔軟性を高める(北村英哉)
□特別記事
ウィズコロナ時代の訪問看護【後編】
期待される役割と、地域包括BCPの必要性(山岸暁美)
□レポート こちら現場からお届けします!・10
「言葉」がケアとナレッジになる(坂口博紀)
●訪問看護師のための判断力トレーニング・1
訪問看護師に必要な「判断力」とは(清水奈穂美)
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・136
CCRCってなに?
秋田版CCRCの一角に暮らしの保健室(秋山正子)
●「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・10
認知症の病型分類 ②(内田直樹)
医療と福祉の新時代を築くニューマガジン
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発売号
照林社
エキスパートナース
2020年12月19日発売
目次:
[特集]
◆ナースのギモンに答えます
新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 最新版
・終わりが見えないと感じているあなたへ
・COVID-19の状況
・感染経路
・COVID-19と他の感染症
・経過
・検査
・治療・ケア
・感染予防・管理
[特集]
◆おさえておくべき
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
合併症の見るべきポイント
・Part1 新型コロナウイルスの合併症として
挙げられる疾患の病態と観察のポイント
①肺血栓塞栓症(PTE)・深部静脈血栓症(DVT)
②脳梗塞
③呼吸不全(慢性呼吸不全)
④嗅覚障害・味覚障害
⑤川崎病
⑥心筋梗塞
⑦心筋炎・心筋症
・Part2 COVID-19患者の退院支援から在宅での感染予防
①退院支援(調整)に必要なこと
②家族教育
③退院後の体調管理
[特集]
◆簡単! 楽しい! 便利!
やってみよう! リモート会議
[これからのナースに必要な力を伸ばす連載]
<基礎医学>
◆やりなおしの病理学
中心にあるもの① 細胞のしくみとはたらき
<アセスメント>
◆日々のアセスメントとケアが一歩深くなる
患者のみかたと看護のしかた
「帰りたい」と廊下を徘徊する認知症の患者さん
<チーム医療>
◆みんなでやるには何が必要なのか、
とことん考えてみました
事例で検討④
病棟から施設に移る場面の多職種連携
<患者・家族対応>
◆患者と家族にじょうずに向き合うための方法
今さら聞けない
看護師に必要な「ビジネス・マナー」
[NEWS]
◆エキナスクリップ
[連載]
◆白衣最前線
◆ナースのための医療・看護 最新TOPIC
新しいめまいの分類「持続性知覚性姿勢誘発めまい」ってどんなめまい?
◆看護師のはたらきかた座談会
救急看護師
◆考えるナース
◆みんなのVOICE
◆お悩み相談ルーム
◆BOOKナビ
[INFORMATION]
・学会&研究会イベント
・次号予告
[特別フロク]
◆とっさのときにすぐ確認できる
フィジカルアセスメントMINI BOOK(文庫判、36ページ)
ナース・看護・ケアに役立つ医療情報をより早く!よりわかりやすく!
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2020/11/20
発売号 -
2020/10/20
発売号 -
2020/09/18
発売号 -
2020/08/20
発売号 -
2020/07/20
発売号 -
2020/06/19
発売号
中央法規出版
おはよう21
2020年12月26日発売
目次:
【特集】
これからの看取り介護 入居時から始まる 人生を“生ききる”支援
利用者本人、家族、かかわった職員の全員が「これでよかった」と思える看取りを実現するためには、“生ききる”という視点をもつことが大切です。“生ききる”とは、後悔を残さないように生を全うすることをいいます。本特集では、利用者の“生ききる”を支えるためのポイントを整理します。
【在宅特集】
新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス…押さえておきたい 感染症対策
【現場レポート】
新型コロナウイルス ウィズコロナの難しさ
【連載】
・現場の疑問をすっきり整理 介護保険・社会保障制度情報:田中 元
・注目ニュース PICK UP:田中 元
・TOPICS
・押さえておきたい「痛み」の医学知識:小林徳行
・認知症ケアに活かす 応用行動分析学:小野寺敦志
・人と認知症との向き逢い方:宮崎直人
・場面別に見る 介護技術のチェックポイント:山�ア隆博
・利用者を快適にする 排便ケアのプロになろう:榊原千秋
・コミュニケーション・ケアのレッスン 「演技スキル」でケアが変わる!:高室成幸
・利用者の「見えにくさ」への支援とケア:吉野由美子
・施設長・管理者のための 人が集まる職場のつくり方:糠谷和弘
【巻末カラー】
・おはようクローズアップ 鎌田實と語る介護の“魅力”特別編
・エガオノジカン
・介護イノベーション・レポート
・Life is......:葉 祥明
【その他のコンテンツ】
・頻出ポイントがわかる! 介護福祉士国家試験合格講座:青木宏心
・おはようクラブ
・パズルの広場
・インフォメーション
・注目!商品紹介
・ブックレビュー
「介護」って大変! そんな、あなたの悩みに答えます!今、介護の現場で求められている情報や知識・技術を、わかりやすく、実務に役立つよう具体的に紹介
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2020/11/27
発売号 -
2020/10/27
発売号 -
2020/09/26
発売号 -
2020/09/16
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2020/08/27
発売号 -
2020/07/27
発売号
医学書院
保健師ジャーナル
2021年01月10日発売
目次:
■特集 差別と偏見と公衆衛生■
差別や偏見はなぜ起こるのか?(北村英哉)
感染症との共生を考える――エイズにおける偏見・差別と“Living Together”による啓発から(市川誠一)
福島第一原子力発電所事故被災者に対する差別――放射線被害への差別と被害矮小化の狭間で(崔 炯仁)
複合災害による差別・偏見がある中での保健師活動(伏見香代)
「津久井やまゆり園」入所者殺傷事件に見る,障害者差別・偏見を生み出す背景(松本俊彦)
ハンセン病差別と保健師活動(木村哲也)
□創刊70周年記念座談会
保健師の歩みを支える力――これまでとこれから(大木幸子,平野かよ子,澁谷いづみ)
□活動報告
地域住民・自治体・大学の連携による地域貢献活動
「東京大学ふみのみやこ倶楽部」
(藤﨑万裕,本田千可子,加藤たか子,中山みずほ,三島直子,次郎丸奈美,大谷温子,篠原真純,角川由香,寺本千恵,岩崎りほ,成瀬 昂,山本則子)
●行動変容を導く ナッジの利いた保健活動・1
なぜ,今ナッジなのか?(髙橋勇太,村山洋史,竹林正樹)
●時代が求める!保健師記録の仕組みづくり 記録を生かした人材育成と情報開示の捉え方・1
保健師記録のシステムを活かした人材育成――データヘルス時代を迎えて(栁澤尚代,清水洋子,菅原京子,吉本照子)
●あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・1
健診データを使って学会発表することはできる?(鳩野洋子,岡 順子,緒方文子,後藤智江,嶋津多恵子,住徳松子,松尾和枝,藤野善久)
●保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・1
「EBPH」とその特徴
連載のはじめに(小林真朝)
●ポジティブな地域づくりを考える ポジティブ心理学×公共哲学から見る公衆衛生活動・10
人生の意味と実存(島井哲志,小林正弥)
保健師のための専門誌『保健師ジャーナル』
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2020/12/10
発売号 -
2020/11/10
発売号 -
2020/10/10
発売号 -
2020/09/10
発売号 -
2020/08/10
発売号 -
2020/07/10
発売号
中央法規出版
ケアマネジャー
2020年12月26日発売
目次:
【特集】
苦情・ハラスメント・情報漏洩・虐待……弁護士が教える利用者・事業者とのトラブル 対応・予防のポイント
ケアマネジャーが現場で遭遇する利用者・家族、サービス事業所等とのさまざまなトラブル。その対応と予防策について、介護・福祉分野を専門とする弁護士外岡潤氏が明快に解説します。
<相談援助技術を究める>
■プロフェッショナルに求められる心構えとスキル 渡部律子
<特別企画>
■新人ケアマネ必読 今求められるケアマネジメントの視点 足立里江
<最新ニュース&制度>
■最新ニュース 深掘り解説 田中元
■よくわかる! 社会保障制度 やさしい解説と活用ポイント 福島敏之
<基本スキルをBrush Up>
■利用者ニーズを正確にとらえるアセスメントの7領域 中野穣
■ケアプラン点検者が教える ケアプラン作成のポイント 阿部充宏
■記録のエースを狙え! 実践編 八木亜紀子
<医療知識を押さえよう>
■現場で役立つ! 高齢者に多い疾患の基礎知識 鶴岡浩樹
■イラストでわかる やさしいがんの医学知識 小倉加奈子
■専門医が教える 認知症の“非”医学的理解 大塚智丈
<さらに究める!実践力>
■これならできる! 毎日の実践で活かすACP 片山陽子
■精神疾患×支援困難ケースへのあす活スキル 小瀬古伸幸
<デキる管理者・主任ケアマネを目指す>
■管理者のための押さえておきたい事業所運営のツボ 後藤佳苗
■管理者・ベテランのための新人ケアマネ育成術 杉田まどか
・紡ぐ物語 ケアマネジャーにできること 佐賀由彦
・新刊紹介
・information
・ケアカフェ
・Back Number
・次号予告
<巻末カラー>
・特別企画 超速報!何がどう変わる!? 2021年度 介護保険・介護報酬改正のポイント
・忘れられない一言
・注目! 製品・サービスレポート
・きょう何食べる? 相川あんな
超高齢社会を目前に控え、激動する保健・医療・福祉の世界で、ケアマネジャーのプロフェッショナルを目指す方へ!ケアマネの“いま”がわかる月刊誌
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2020/11/27
発売号 -
2020/10/27
発売号 -
2020/09/26
発売号 -
2020/08/27
発売号 -
2020/07/27
発売号 -
2020/06/27
発売号
Bricolage(ブリコラージュ)
2021年01月15日発売
目次:
Bricolage_270_CONTENTS
●特集 あおいけあ参上!!
「あおいけあ」って こんなところ.........6
漫画から読み解くあおいけあ流介護を知るための3つのヒント.........8
加藤忠相さんインタビュー
僕は戦術家ではなく、戦略家です.........10
インタビュー
あおいけあに集う人々.........16
椎名萌さん/片倉希輔さん/齊藤里菜さん/安藤千智さん/雪室まり子さん/山口りょうさん
あおいけあ流・未来の地域づくり「ノビシロハウス」.........19
特集に寄せて.........20
三好春樹
●新・地下水脈
「健康」から生活と人生を守る
~もっと自由に~ 三好春樹.........2
●介護一行詩........21
●肩越しから見る世界20
「本当の私」とイメージ 磯野真穂........24
●今日から使えるリハビリ介護9
これって虐待? 松本健史........26
●アロマDE介護2 藤田るみ........28
●介護へひらめく・おじさんたちの本棚 71
死んだらどうなるのか–死生観と自然観– 奥田俊夫........30
●野田明宏が覗いた いしいさん家7 野田明宏........32
●自著を語る
いしいさん家の写真集ができた! 野田明宏........36
介護事故とトラブルの処方箋 山田 滋........37
●モノづくりのヒント43 イラスト:市川リンタロウ
原理から考えてみる 光野有次........38
●行ってきました! やってみました!
中村知己........39
●ヘルパーの乱 裁判傍聴記4
宮下今日子........40
●サル目ヒト科ヒト属ヒトの老人
特別養護老人ホーム施設長の業務日誌9
つまらない、うらみ サヨナラ・ホモサピエンス........43
●セミナー・イベント情報(2月~3月)........44
●新 髙口光子の元気が出る介護塾2021年度........46
●ブリコの図書館........47
●クレジットカード決済のご案内........48
元気が出る介護現場の情報交流誌
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2020/11/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/07/15
発売号 -
2020/05/15
発売号 -
2020/03/15
発売号 -
2020/01/15
発売号
日経BP
日々発生する医薬品の最新情報をお届け。また調剤や服薬指導に関する実践情報から、薬局のマネジメントに関する情報までをカバーしています。
医学書院
精神看護
2021年01月15日発売
目次:
■特集 「生活保護」の本丸に迫る■
生活保護を利用している方たちに直接話を聞いて見えてきたもの(谷山 牧)
政治的に受けいれられる方法としてベーシック・サービスを提案する(井手英策)
底辺(ボトム)ではなく、基底(ベース)として考える生活保護(向谷地宣明)
パチンコとブロンと生活保護(匿名)
ザラザラした現実を生きる(山田嘉則)
生活保護受給者への保健師による健康管理支援の実際(藤田恭子)
生活保護受給者への健康管理支援事業の経過と事業内容(浅沼奈美)
米国のTANF! この考え方と仕組みが、日本の就労支援の参考になる(谷山 牧)
●もっと聞かせて皆さんの声
今回のテーマ:「私が大事にしている看護観」(山本侑里、追田葉月、河合正樹、菊 力弥、三浦貴裕、富岡健二、田代匡純、玉乃井雅浩、金 裕美、谷川寛郎)
●話題
「暦」を使った人材活用術(佐崎航大)
●間の間…16
言葉の味(伊藤亜紗)
●木田っちの、こんな所に行ってみたっち。…4
路上生活を送る人から見た生活保護(木田塔子)
●たくさんの人の声、Twitterで集めました!…2
「ここが変だよ精神科。私が目撃&体験した不思議ルール」(マツコ、TOKIYAPI、田端恭兵、眞榮和紘)
●渡邊恭佑の、「なんでもつないじゃいます」コーナー…6
芸術と動物は、私のメンタルを支え、感性を磨いてくれる存在(飯塚良子)
●「ゼロ」からはじめるオープンダイアローグ…3
ジャック・ラカンの精神分析(斎藤 環)
●トラウマインフォームドな精神保健医療福祉のパラダイムシフト…3
ただ「居る」ことを保障しよう(熊倉陽介)
●患者さんと社会との接点を整えるシンデレラ・メイク講座…2
チークに注目(新田マリア)
●当事者研究のスキルバンク…21
本日の研究者:めっちさん 本日のスキル:べてるの三密実践法(べてるの家)
臨床・地域・教育・制度が見える雑誌
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2020/11/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/07/15
発売号 -
2020/05/15
発売号 -
2020/03/15
発売号 -
2020/01/15
発売号
医学書院
理学療法ジャーナル
2021年01月15日発売
目次:
■特集 高齢者の膝関節の痛み■
高齢者の膝関節痛の疫学(田中 亮)
高齢者の膝関節痛の原因(中宿伸哉)
姿勢と膝関節痛(森 健太郎,他)
高齢者の慢性疼痛の特徴(西上智彦,他)
高齢者の膝関節痛と変形性膝関節症(井野拓実,他)
高齢者の膝関節痛と半月板損傷(木村佳記,他)
高齢者の膝関節痛と膝蓋大腿関節(野尻圭悟)
高齢者の膝関節痛と膝周囲軟部組織(赤羽根良和)
□Close-up 非侵襲的脳刺激 NIBS
TMS 経頭蓋磁気刺激(久保 仁,他)
tDCS 経頭蓋直流電気刺激(山口智史,他)
GVS 電気前庭刺激(松木明好)
●とびら
ご縁に導かれて(平元奈津子)
●目で見てわかる 今日から生かせる感染対策⑥
院内感染の原因となる微生物(森本ゆふ,他)
●再考します 臨床の素朴な疑問①
服の上から聴診してはダメ? 血圧を測定してはダメ?(森 雄司)
●診療参加型臨床実習①
なぜ,診療参加型臨床実習が切望されるのか?(内山 靖)
●国試から読み解く⑬
下腿三頭筋の筋活動を機能から理解しよう(福井 勉)
●臨床実習サブノート 運動器疾患の術後評価のポイント――これだけは押さえておこう!⑩
橈骨遠位端骨折(萬谷尚大)
●私のターニングポイント
人間万事塞翁が馬(長谷川正哉)
●報告
歩行における下腿三頭筋の筋電図積分値とwavelet周波数パワーの差異(妹尾祐太,他)
●報告
脊柱後彎高齢者における腸腰筋トレーニングが脊柱後彎ならびに身体機能・能力に及ぼす効果(佐藤佑樹,他)
●卒業論文のひろば
ダブルケアの支援につなげるための意識調査――食事介助に着目した検討(山田 彩,他)
●文献抄録(田村暁大・竹内真太・吉里雄伸・山本良平)
理学療法士を対象とした専門誌
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2020/12/15
発売号 -
2020/11/15
発売号 -
2020/10/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/08/15
発売号 -
2020/07/15
発売号