バンドデシネ(BD)とはフランス語圏を中心に発展した漫画のことです。腰を下ろしてゆっくりと読めるように大きな判型(A4)&フルカラーで描かれていることが特徴です。さらにフランスでは誕生日やクリスマスに大切な人に贈るプレゼントとしても大人気。
村上春樹の名作短篇を、ぜひBDでお楽しみください。
[著者プロフィール]
・村上春樹 Haruki Murakami(原作) 1949年京都生まれ。作家、翻訳家。『騎士団長殺し』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』『女のいない男たち』『1Q84』など小説を多数発表。著者に『村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事』『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』『職業としての小説家』など。最近の訳書にエルモア・レナード『オンブレ』レイモンド・チャンドラー『水底の女』がある。
・Jc ドゥヴニ Jc Deveney (翻案担当) 1977 年南フランス生まれ。リヨン在住。様々な出版社とコラボレーションを行ない、翻案を手がけた作品はイタリア、スペイン、アルゼンチンなどで翻訳されている。リヨン・バンドデシネ・フェスティバルでは国際的な共同創作プロジェクト「Webtrip comics」や展示の企画を手がける。漫画とイラストレーションの学校で翻案や演劇学を教えている。
・PMGL Pierre-Marie Grille-Liou (漫画担当) 1980 年フランス・リヨンのそばで生まれる。リヨンにあるグラフィックの学校を卒業後、雑誌や同人誌、オンラインマガジンなどで活動。ナンセンスコメディ、シュメール神話、ノワール、風刺漫画を好み、コミック・ストリップや短篇、長篇の漫画を発表。2016年、バンドデシネ『Jojo, moniteur de ski』(B-gnet との共著)がLapin Editions から刊行された。