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文学界の内容

数多くの芥川賞作家を輩出している代表的純文学雑誌
川端康成、小林秀雄などを同人に1933年に創刊され、数多くの作家・評論家を輩出してきた斯界を代表する月刊文芸誌。小説、戯曲、文学・映画・哲学評論と幅広い誌面構成で読者の支持を集めている。戦後から現在にいたるまで一貫した純文学の新進作家発掘にも定評があり、1955年の第一回文學界新人賞受賞の石原慎太郎氏(「太陽の季節」)以来、純文学の登竜門として次々と芥川賞受賞者を世に送り出している。

文学界の商品情報

商品名
文学界
出版社
文藝春秋
発行間隔
月刊
発売日
毎月7日
参考価格
1,200円

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文学界 2025年1月号 (発売日2024年12月06日) の目次

■目次より

【創作】
吉本ばなな『ヨシモトオノ』 幽霊/みだしなみ/花
生死をこえた小さな奇跡の連鎖が私たちを救うこともある―ばなな流『遠野物語』

市川沙央「女の子の背骨」

【対談】
國分功一郎×若林正恭「やっとみんな疲れてきた」
『地面師たち』を見ていないことは悪なのか。止まらない世界で、「疲れた」と声に出そう!

村田沙耶香×チェ・ウニョン「小説家は物語を「作ら」ない」
物語は作者の意思を超えていく。互いの国で多くの読者を持つ二人の対話

上田岳弘×安野貴博「未来の政治と文学を捉えるために」
衆議院選挙、米大統領選挙を経て、転換期を迎える世界の今と未来を語り合う

【リレーエッセイ 身体を記す】
尾崎世界観

【特集 文學界書店2025―こだわり店主の推す3冊】
飯間浩明/今尾恵介/角幡唯介/斧屋/苅部直 ほか

【連載再開】
筒井康隆「自伝」

【追悼 谷川俊太郎】
俵万智/最果タヒ/久谷雉/高橋睦郎

【「LGBTQ+差別に反対する小説家の声明」によせて】
星野智幸

【特別エッセイ】横尾忠則

【モンゴメリ生誕百五十年】松本侑子

【書評エッセイ】小川公代

【今月のエッセイ】キーン誠己/天童大人

【窓辺より】待川匙

【詩歌】佐々木蒼馬

【強力連載陣】井戸川射子/又吉直樹/藤野可織/渡辺祐真/頭木弘樹 ほか

【文學界図書室】

表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.

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文学界のレビュー

  • 総合評価: ★★★★★ 4.50
  • 全てのレビュー: 20件
文學界は、人生のいつ読みはじめても遅くない
★★★★★2024年08月29日 なかよし 役員
40代までは文学よりも実用書を中心に読んでいました。ただ、芥川賞受賞作だけは20代の頃から読んでいました。 ある出来事をきっかけに読書のジャンル比率が逆転しました。 そして、それまで書店でも遠巻きに眺めていた、「文學界」を手に取るようになり、離せなくなりました。
筒井康隆
★★★★★2024年03月28日 もん 会社員
筒井康隆さんの「自伝」が連載されるので定期購読します。完結するまで購読します。
定期購読を始める予定
★★★☆☆2024年03月07日 パートタイマー 教職員
筒井康隆が自伝を連載するようなので、購入することとした。果たして期待通りなのか、それとも淡い期待は裏切られるのか?
文学から哲学まで森羅万象の名著
★★★★★2024年02月17日 鬼斬り 専門職
とても素晴らしい内容、圧巻の事実がこの1冊に。自己研鑽にもなります!!
いまを生きるための文学
★★★★★2024年01月05日 なっちゃん その他
いまを生きるために、いまの文学を読みたい。そう思って購読しています。東畑開人さんの新連載を特に楽しみにしています。
毎月楽しみです。
★★★★★2024年01月01日 KATKAN 会社員
文庫で買うと自分の趣味に偏りますが、文芸誌ですと自分の知らない世界が発見できて楽しいです。
文学の最前線
★★★★★2023年10月16日 なお 会社員
本となって流通するより早く、また書籍にならない新しい文学の誕生に立ち会える雑誌です。
少し硬派な感じ
★★★★☆2023年08月15日 シュテファン 教職員
芥川賞に選ばれる作品が掲載されていることもしばしば。書評も切れ味良く読み応えがあります。内容は他の文芸誌より少し硬派かな。
『越境』の行く手にあるもの
★★★★★2023年04月01日 マリちゃんパパ 教職員
砂川文次先生の『越境』の今後の展開が楽しみです。これまでにも自衛隊対外国武装集団という二極対立図式の作品は読んだことがありましたが、本作品が他の自衛隊関連作品と大いに違って興味を引く点は残留道民や難民ロシア人等という第三勢力の存在です。どちら側の敵にも味方にもなりうる可能性を秘めた不安定要素が戦闘状況にいっそうの複雑さとスピード感を加えています。この「三つ巴」スタイルは主要登場人物の関係にも組み込まれているようで、元若手将校のイリキと元中堅どころ下士官の山縣の自衛隊という枠の外でコミュニケーションにロシア人娘アンナがどのような化学反応を引き起こすのかも期待しています。私自身が北海道道東地域出身の元自衛官なので、釧路や浦幌という地名や「一般曹候補学生」「同軸機銃」といった専門用語を目にする度に懐かしさを覚えたりもしています。
数ある文学雑誌の中で…
★★★★★2022年06月16日 ジョニー 教職員
数ある文学雑誌の中で、たどり着いたのが文學界でした。新人賞受賞作品は特に気になります。
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文学界をFujisanスタッフが紹介します

文学界の創刊は1933年。日本の文学史とは切っても切れないほど歴史と実績のある、国内最高峰の月刊文芸誌です。これまでにノーベル賞作家の川端康成をはじめ、文芸評論家の重鎮として知られた小林秀雄や、作家のみならず政治家としてもおなじみの石原慎太郎など、国内を代表する数多くの作家あるいは評論家を輩出しています。特に石原慎太郎は第一回文学界新人賞の受賞者であり、当時の作品「太陽の季節」は映画になるほど世間に一大ブームを巻き起こしました。さらにそこから芥川賞も受賞しています。これ以降、文學界新人賞は純文学への登竜門として認識され、芥川賞受賞者を含め、次々と新進気鋭の優れた作家を世に送り出してきました。

文学界の中身については、小説をはじめ戯曲や文学あるいは映画や哲学評論など、文芸だけに限定されない、幅広いジャンルをカバーした誌面構成が特徴。文芸に興味のある方はもちろん、作家や評論家を志望する方や、映画や哲学など文芸以外に興味のある方まで、飽きの来ない魅力的なコンテンツをそろえます。また既に活躍中の人気作家が発表した新作や、新しい芥川賞作家への最速インタビュー。あるいは有名作家による連載小説や、若手評論家の作品論まで、連載や企画モノのコーナーも充実します。

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