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ヒトやコトを引き寄せる京の魅力とデザイン
文化的な土壌なしに、創造性は生まれない。
1200年の歴史のなかでさまざまな文化が育まれてきた京都は、日本の文化の中心地として、常に創造性豊かな人材を引き寄せ、新しい産業や活動の興隆を後押ししてきた。
例えば「旦那衆文化」と言われる相互扶助のシステムは、現代において、先輩経営者が若手起業家に手を差し伸べるスタートアップ支援というかたちで脚光を集める。
多様な文化や価値観を受け入れ、相互に刺激し合えるような環境が形成されてきたことも、京都という都市が持つ魅力として見逃せない。真似をすることを良しとせず、技術や感性を磨いてきた職人文化はものづくりの源泉として、このまちに独特の風土と活気をもたらしている。
こうした文化的な土壌を背景に、ヒト、モノ、コトを引き寄せる京都の魅力と、そこから生まれる新たなデザインや取り組みを通して、都市に活力をもたらす京都ならではの創造性を考える。
記事内容:
□インタビュー
●細尾真孝
1688年に京都西陣にて織物業を興したHOSSOの12代目にて代表取締役。MITメディアラボディレクターズ・フェローも兼務。西陣織と最先端のテクノロジーの融合による革新的なテキスタイルの開発を行う。
●樂 直入
約450年(桃山時代から)にわたり茶碗を手がける樂家の前当主。それまでとはまったく異なる方法論と技法によって導かれた焼物という伝統を、さまざまなデザイナーやアーティストとのコラボレーションによって今に引き継ぐ。伝統を未来につなげていくための「守」「破」「離」について聞く。
□ルポ
●サロン文化の今
芸術や哲学について議論し、互いに交遊を深めるサロン。そんな社交場がかたちを変えて今も京都には息づく。老舗和菓子屋のギャラリー(鍵前良房 ZENBI)、寺院(両足院)というふたつの場で繰り広げられる文化的ネットワーク・交流についてレポートする。
●京都スタートアップエコシステム
任天堂、京セラ、日本電産など、京都発の世界的有名企業は少なくない。教育機関が多く、大学発ベンチャーが多数存在し、産学官が連携しやすいなど、スタートアップの育成環境が充実しているのも京都の魅力だ。海外のVCが拠点を設けるなど、世界も注目する京都のスタートアップエコシステムと新しいビジネスを創出するデザインの役割などについて考察する。
●ソニーCSL京都から考える「京都×研究」
長い歴史と優れた文化を持つ京都は、デザイナーや研究者がクリエイティブ力を存分発揮できる場所とも言われる。2020年4月に国内初の支所として京都に研究室を開設したソニーCSL。所長の暦本純一ほか研究メンバーに、インスピレーションを与える場や最新のプロジェクトについて聞く。
●街全体をセノグラフィー(舞台化)するKYOTOGRAPHIE
今年11回目を迎えるKYOTOGRAPHIEが国際的な写真の祭典として集客力と注目を高める。京都のランドマークを舞台に、写真と街との調和や共振を目指す試みと可能性について、同祭を立ち上げたルシール・レイボーズと仲西祐介のインタビューから考える。
□コラム
●私が魅せられた京都
ロナン・ブルレック(フランス、デザイナー)、ジュリア・カセム(イギリス、インクルーシブデザインの研究者、教育者)、OEO STUDIO(デンマーク、建築家)の3名が、京都に魅せられる理由と京都にインスピレーションを得て生まれたデザインについて語る。
ほか
ヒトやコトを引き寄せる京の魅力とデザイン
文化的な土壌なしに、創造性は生まれない。
1200年の歴史のなかでさまざまな文化が育まれてきた京都は、日本の文化の中心地として、常に創造性豊かな人材を引き寄せ、新しい産業や活動の興隆を後押ししてきた。
例えば「旦那衆文化」と言われる相互扶助のシステムは、現代において、先輩経営者が若手起業家に手を差し伸べるスタートアップ支援というかたちで脚光を集める。
多様な文化や価値観を受け入れ、相互に刺激し合えるような環境が形成されてきたことも、京都という都市が持つ魅力として見逃せない。真似をすることを良しとせず、技術や感性を磨いてきた職人文化はものづくりの源泉として、このまちに独特の風土と活気をもたらしている。
こうした文化的な土壌を背景に、ヒト、モノ、コトを引き寄せる京都の魅力と、そこから生まれる新たなデザインや取り組みを通して、都市に活力をもたらす京都ならではの創造性を考える。
連載:close-up xlab Showcase 2023 “Ways of Uninventing”
特集:京都の文化と創造性
特集1:究極の美を追求する細尾の次なる展望
特集2:都市の個性がもたらす研究者へのンスピレーション ソニーCSL京都研究室を訪ねて
特集3:海外クリエイターが見る「京都」vol.1 OEO スタジオ
特集4:現代に息づく文化サロンZENBI –鍵善良房– KAGIZEN ART MUSEUM両足院
特集5:海外クリエイターが見る「京都」vol.2 ジュリア・カセム
特集6:京都に広がるスタートアップエコシステム
特集7:街の魅力とインディペンデントな才能を引き出す、写真の祭典キョウトグラフィーシリル・グッチ インタビュー破壊するよりも保護するほうがビジネスになる
特集8:海外クリエイターが見る「京都」vol.3 ロナン・ブルレック
特集9:京都人に愛される、大垣書店のヒミツ
特集10:十五代吉左衞門、樂 直入が今想うこと
連載:LEADERS 重松象平(建築家)
連載:Sci Tech File 微生物が教えてくれる地球のための発酵テクノロジー
連載:田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト :トーマス・ヘザウィック(デザイナー、へザウィック・スタジオ創設者)
INSIGHT:デザインを科学的に解き明かし、創発の場を生む「THE DESIGN SCIENCE FOUNDATION」の誕生
INSIGHT:クラウズ・アオが押し広げる建築の境界と限界
INSIGHT:ザ・フレーバー・オブ・パワー 食と倫理の関係性から読み解く「権力の風味」
INSIGHT:拡張するデザイン展ふたりのデザインジャーナリストが着目した未来への眼差し
連載:TAKT PROJECTの東北考 「美しさ」から始める姿勢
連載:& design
連載:クリエイターズNAVI
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次号予告
連載
BTCトークジャム ゲスト:民秋清史(モルテン代表取締役社長)
Sci Tech File、LEADERS、TAKT PROJECTの東北考 ほか
INSIGHT
インクルーシブデザインが開発プロセスを変える
LVMHメティエダール のCEOが語る、匠の技とラグジュアリーの未来
商品情報・内容
- 出版社:アクシス
- 発行間隔:季刊
- 発売日:4,7,10月の1日、12月末
■ デザイン誌「AXIS」は、大胆な分析と美しいレイアウトで伝え続ける、グローバル・デザイン・ジャーナルです。
デザイン誌「AXIS」は1981年の創刊以来、「デザイン」をカタチとしてではなく、文化やコミュニケーション、ビジネスの一端を担うものとして考えています。プロダクトに限らず、建築、インテリア、ファッション、グラフィック、マルチメディアなど、あらゆる分野の情報を満載し大胆な分析と美しいレイアウトで伝え続けるデザイン誌です。和英両記で、海外の情報を日本へ、日本の情報を海外へと伝える、デザイン関係者およびプランナー必携のグローバル・デザイン・ジャーナルです。
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