AXIS(アクシス) 発売日・バックナンバー

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今、デンマークに多くのデザイナーやデザイン関係者が魅かれ、集う。イギリスから、ドイツから、日本から。大きな展示会があるからでも、権威ある学校があるからでもない。多くの人が、新しいデザインの風や、心地良く満ちた活気を感じ取っている。その根底にあるのは、今を楽しみながら未来を軽快に先取る視点。屋根をスキー場にしたゴミ焼却場のコペン・ヒルや、街中で誰もが垣根なくデザインを楽しめる3days of design??サステナブルであることはデンマークではもはや当たり前のこと。サステナブルな取り組みを超えて、どう暮らすか? どう社会をつくるか? という深い視点にシフトしている。最新のデンマークデザインからその視点を学び、デザインのこれからを考えるヒントを探る。

Ambience 本とその身体 石塚元太良? Ambience A book and its body Gentaro Ishizuka
目次 Contens
COVER STORY ヒ゛ャルケ・インケ゛ルス(Bjarke Ingels Group) Bjarke Ingels (Bjarke Ingels Group)
特集:未来視点のテ゛ンマークテ゛サ゛イン? FEATURE:Danish Design Envisioning the Future
暮らしか゛育てるコヘ゜ンハーケ゛ンの街 How Daily Life Cultivates the City of Copenhagen
街と人を動かすテ゛サ゛インイヘ゛ント Design Events that Move the City and People
時代を静かに更新する家具フ゛ラント゛とテ゛サ゛イナー The quiet innovators: furniture brands and designers rewriting the present
タクト サステナヒ゛リティを実践し、伝統を更新する TAKT Practicing sustainability and updating traditions
A.ヒ゜ーターセン 時間をかけてつくり出すテ゛サ゛インとクラフトの融合 A. Petersen A fusion of time-honed design and craftsmanship
ヨナス・トランへ゜タ゛ック クラフトからインタ゛ストリアルを生み出す Jonas Trampedach “Industrial” born of “craft”
クリス・リリエンハ゛ーク゛・ハルストロム テ゛サ゛インとテキスタイルアートを行き来する Chris Liljenberg Halstrom Moving fluidly between design and textile art
キャスハ゜ー・クスター 制約を設けす゛、思うままに実験し続ける Kasper Kyster Keep experimenting and following intuition without constraints
アーカイハ゛ル・スタテ゛ィース゛ 「本当にこれか゛最善なのか」、建築のあり方を問い続ける Archival Studies Is this truly the best it can be? A continuous question of what architecture should be
協働か゛つくる食文化?進化し続けるテ゛ンマークの日常食? Collaboration Creates Food Culture?Denmark’s Ever-Evolving Everyday Food
「AAMANNS」アタ゛ム・オーマンに聞く 伝統食「スモーフ゛ロ」のリテ゛サ゛イン An Interview with Adam Aamann of AAMANNS Redesigning Denmark’s Traditional Smorrebrod
「食は自己表現」?テ゛ンマークのヘ゛ーカリーフ゛ームを支える育種家 “Food is Self-Expression”?The Breeder Supporting Denmark’s Bakery Boom
美しさと責任を両立させるテ゛ンマークファッションの今 Danish Fashion Today: Balancing Beauty and Responsibility
FRITZ HANSEN EXHIBITION in HONJIMA 2025
成熟した自転車文化か゛示す、新しい移動のかたち New Forms of Mobility Shaped by a Mature Cycling Culture
テ゛ンマーク建築はなせ゛今、世界の未来像を更新しているのか How Danish Architecture Is Reshaping the World’s Idea of the Future
「人間中心の街」コヘ゜ンハーケ゛ンはと゛うつくられたか?都市を変えた建築家、ヤン・ケ゛ール? “A Human-Centered City” How Copenhagen Was Built?Jan Gehl, the Architect Who Transformed the City
LEADERS マク゛ヌス・エレヘ゛ック(マスフ゜ロタ゛クションス゛創業者) LEADERS Magnus Eleback (The founder of Massproductions)
Global Creators Labs レコ゛テ゛サ゛イン 中島恭子? Global Creators Labs LEGO Design Kyoko Nakajima
Sci-Tech File 生物進化ってこんなに身近なの!? 街場の雑草進化論 藤崎圭一郎? Sci-Tech File Biological evolution in front of our very eyes! ?The Evolution of Urban Weeds Keiichiro Fujisaki
ひとつのヒ゜ースから チェリー(1946)野見山桜? From a single piece Cherry (1946) Sakura Nomiyama
アフリカの実践者たち マイケル・テテ・ナーテェ(ヒ゛スホ゜ークテ゛サ゛イナー)ナカタマキ AFRICAN PRACTITIONERS Michael Tetteh Nartey (Bespoke designer) Maki Nakata
EYES ON K-DESIGN シ゛ヨンキム(ファッションフ゛ラント゛)ユ・ソンシ゛ュ EYES ON K-DESIGN JiyongKim (Fashion Brand) Yoo Seoung-joo
インタ゛ストリアル・ロマンティシス゛ムは失われた夢を取り戻すことか゛て゛きるか Can Industrial Romanticism recover lost dreams?
フ゜ロシ゛ェッティスタ城谷耕生?イタリアから雲仙小浜へ ひとりのテ゛サ゛イナーの軌跡 Progettista Kosei Shirotani?The Path of a Designer from Italy to Obama, Unzen
Design That Moves You タンシ゛ェリンか゛実践する三層の「Move」 Design That Moves You: Tangerine’s Three Layers of “Move”
深津貴之の「行ったり来たり」記 生成AI? Takayuki Fukatsu’s Back and Forth Chronicles Generative AI
意思決定のテ゛サ゛イン 心を動かすストーリーテリンク゛/語るへ゛き価値の設計と伝え方 石川俊祐(KESIKI) DESIGN FOR DECISION-MAKING Storytelling that moves us: Designing and communicating the value worth telling Shunsuke Ishikawa (KESIKI)
太古のクリエイティヒ゛ティ 壁と感情のテ゛サ゛インソウル・漢城百済博物館 港千尋 TIMELESS INGENUITY The Design of Walls and Emotions Hanseong Baekje Museum in Seoul Chihiro Minato
詩的工学演習 エネルキ゛ー効率のフェティシス゛ム 武井祥平(nomena) Exercises in Poetic Engineering Fetishism of energy efficiency Shohei Takei (nomena)
視点モノローク゛ 停滞 小野直紀 Viewpoint Monologue Stagnation Naoki Ono
はし゛まりのはし゛まり 穴と重なりと 三澤遥 To perceive the actuality Cutouts in layers Haruka Misawa
クリエイタース゛ナヒ゛ ジャン=バティスト・アノタン、アアティズモ、金森由晃、スタジオ・オッシディアーナ、リオ・コバヤシ Creators Navi Jean-Baptiste Anotin, AATISMO, Yoshiaki Kanamori, Studio Ossidiana, Rio Kobayashi?
COVER STORY:ビョルン・クソフスキー デザインスタジオ、Stockholm Design Lab。その共同創設者であるビョルン・クソフスキーは、ブランドに本質的なアイデンティティを与える存在として、国際的な評価を確立してきた。シンプルでありながら強靭な表現は、北欧デザインの精神を体現し、企業や文化機関の根幹を支えるヴィジュアル言語を築き上げている。手がけたプロジェクトは、IKEAやノキアといった世界的企業から、スウェーデン国立博物館や航空会社まで多岐にわたり、そのどれもが「時を超えて機能するデザイン」として記憶されている。ビョルンが重視するのは、表層的な装飾ではなく、ブランドの存在理由そのものを掘り下げ、最も本質的な形で人々に伝えること。その哲学はSDLの数々の仕事に反映されている。 近年は、デザインが果たす社会的な役割にも注目が集まり、「文化の翻訳者」としてのSDLの影響力はさらに拡大。世界中のデザイナーや企業が参考にするケーススタディを次々に生み出している。印象的でありながら普遍性を持つデザインは、彼の探求心と、揺るぎない信念が生み出すものである。

Ambience 古代北海道のクマ意匠遺物 吉田多麻希 Ambience  Bear motif artifacts from ancient Hokkaido Tamaki Yoshida
目次  Contens
COVER STORY  ビョルン?クソフスキー(Stockholm Design Lab) COVER STORY  Bjorn Kusoffsky (Stockholm Design Lab)
特集 最適化された世界で、グラフィックデザインは何を語るのか FEATURE  What does graphic design convey in an optimized world?
Type of Feeling 感情に基づくタイポグラフィの哲学 Type of Feeling  The philosophy of emotion-driven typography
Everyday Practice グラフィックデザインに作用する倫理 Everyday Practice The Ethics of Graphic Design in Action
Bito ストーリーが体験をデザインする? 台湾のクリエイティブスタジオ Bito Experiences designed by stories: Taiwan creative studio
c-album 時と物語をつなぐグラフィックデザイン c-album Graphic Design that Connects Eras and Narratives
ドイツと世界のブックデザインの今 Book Design in Germany and the World Today
吉勝制作所 「テマ」と「ヒマ」が紡ぐ、グラフィックデザインの構造美 YOSHIKATSU The Structural Beauty of Graphic Design, Woven from “Tema” and “Hima”
有馬デザイン研究室 標準化に抗い、オタク的知見でデザインを探る Arima Design Institute Resisting conformity and reimagining design through otaku insight
Z世代のグラフィック表現を定義できるか? その現在地を概観する Defining Gen Z graphic expression: a survey of its current terrain
最適化の先にあるデザイン? 変容するグラフィックの思想と実装 加藤賢策 × 室賀清徳 × 米山菜津子 Design beyond optimization: transforming ideas and practice in graphic design Kensaku Kato x Kiyonori Muroga x Natsuko Yoneyama
LEADERS  九段理江(小説家) LEADERS  Rie Qudan (Novelist)
Global Creators Labs  カルロ・ラッティ・アソシエティ 中島恭子 Global Creators Labs Carlo Ratti Associati Kyoko Nakajima
Sci-Tech File  葉っぱの成り立ちが教えてくれる水陸両生植物の謎と京野菜の歴史 藤崎圭一郎 Sci-Tech File   Leaf morphology reveals Mysteries of amphibious plants and Kyoto vegetables Keiichiro Fujisaki
ひとつのピースから  リビングストラクチャー(1950s?70s) 野見山桜 From a single piece  Living Structures (1950s?70s) Sakura Nomiyama
アフリカの実践者たち  コヨ・クオ(アート・キュレーター) ナカタマキ AFRICAN PRACTITIONERS   Koyo Kouoh (Art curator) Maki Nakata
EYES ON K-DESIGN   WGNB(建築・空間デザインスタジオ) ユ・ソンジュ EYES ON K-DESIGN   WGNB (Architecture Spatial Design Studio) Yoo Seoung-joo
デザイン教育の本質を問い直す? アートセンターのノイトラ哲学実践 Rethinking the Essence of Design Education?ArtCenter’s Practice of Neutra’s Philosophy
日本の伝統工芸のなかにある、“tech” の本質を探る Exploring the essence of “tech” within Japan’s traditional crafts
パフォーマンスから気候変動を考える「フィギュアズ・イン・エクスティンクション」「KYOTO」 Reflecting on climate change through performance: Figures in Extinction  KYOTO
動かぬプロダクト、語りかける視線 ? マネキンという名の越境する造形 Unmoving Products, Speaking Gazes?The Transcendent Form Known as the Mannequin
深津貴之の「行ったり来たり」記 コミュニケーションロボット Takayuki Fukatsu’s Back and Forth Chronicles Communication Robots
太古のクリエイティビティ   錬金術のデザイン 港 千尋 TIMELESS INGENUITY  The Design of Alchemy Deutsche Museum in Munich Chihiro Minato
詩的工学演習  ものの形をした詩 武井祥平(nomena) Exercises in Poetic Engineering  An object-shaped poem Shohei Takei (nomena)
視点モノローグ   不感  小野直紀 Viewpoint Monologue   Insensitivity Naoki Ono
クリエイターズナビ  鈴木 舞、ネイツ・プラー、カルデイラ エリナ、武田清明 Creators Navi  Mai Suzki, Nejc Prah, Erina Caldeira, Kiyoaki Takeda
はじまりのはじまり  期待をよそに 三澤 遥 To perceive the actuality   As it turned out Haruka Misawa
COVER STORY:武井祥平(nomena)エンジニアリングでデザインに驚きと感動を与えているnomena(ノメナ)。デザイナーや企業のアイデアをその技術力で支え、見る人を惹き付ける表現へと導いている。話題を呼ぶ作品にはnomenaが関わっていることが多く、頼りになる陰の立役者であるが、近年はデザインの新領域をつくり出したクリエイターとしても注目されている。2024毎日デザイン賞を受賞。その広域な活動から「nomenaの影響力はすでに多方面に広がっている」と評された。印象に残るデザインは、創設者の武井祥平の哲学が生み出している。 特集:インハウスデザインの2025年モデル──企業におけるデザインの役割は、今、静かに塗り替えられています。表層ではなく構造を、単発のプロジェクトではなく仕組みを、そしてコンセプトではなく意味をつくる。そんなインハウスデザイナーの活動は、技術と社会、個と組織、戦略と文化のあいだを行き来しながら、新たな創造と組織のモデルを編み出しつつあります。2025年現在、インハウスデザインはどこへ向かっているのか。その更新の実像と未来像を4つの章を通して読み解きます。

Ambience 土方巽・中西夏之メモリアル猿橋倉庫/旧アスベスト館 伊丹 豪
目次
COVER STORY 武井祥平(nomena)
特集 インハウスデザインの2025年モデル?静かに更新される創造と組織のかたち
序論 これからのインハウスは、何をデザインするのか?佐宗邦威(BIOTOPE) × 丸山幸伸(日立製作所)
富士フイルム 構造色インクジェットがつくる、素材表現の新領域
MEDUM クライアントと社会をつなぐ媒介型インハウスデザイン
大日本印刷 「共創」から未来をひらくMIDのサーフェスデザインの提案
IBM テクノロジー企業のデザイン思考最前線
メルカリ インハウス組織の再設計 分業と連携を進化させる仕組み
LIXIL 住まいを編み直すデザイン Design & Brand Japan の挑戦
インハウス時代があったからー今をかたちづくる“ デザインの基本”と“ 寄り添う姿勢”
ARC’TERYX デザインとエンジニアリング シームレスな関係が生む革新的開発
組織と個人の健全な関係がデザインも変える? インハウスでありフリーランスでもある新世代
三菱電機 × 日立製作所 共創時代におけるデザイナーの役割とは
ヤンマー 共感で巻き込み、思いを浸透させる
資生堂クリエイティブ 時代を継ぐデザインと哲学 継承と革新から生まれる“ 美”
特集総括鼎談 戦略と創造の交差点:インハウスデザインの次なる使命とは?
LEADERS 宮本我休(京仏師)
Global Creators Labs スタジオ・ウェイン・マクレガー 中島恭子
Sci-Tech File なぜ光る? どう光る? 常識を超えた生物発光の謎に迫る 藤崎圭一郎
ひとつのピースから 東芝 atehaca IH炊飯器( 2001)野見山桜
光とエモーションがつくり出す独自の世界? 唯一無二のブランドを目指すアンビエンテック
アフリカの実践者たち トレヴァー・スティールマン(写真家、クリエイティブ起業家) ナカタマキ
EYES ON K-DESIGN チェ・ドジン(クリエイティブディレクター) ユ・ソンジュ
意思決定のデザイン ビジネスに実効性のあるインサイトとは/その発見と育み方 石川俊祐(KESIKI)
太古のクリエイティビティ 森から生まれるかたち アマゾン河の文様とビジョン 港 千尋
詩的工学演習 モノとの対話が詩を紡ぐ 武井祥平(nomena)
視点モノローグ 暗闇 小野直紀
はじまりのはじまり わからないを拾う 三澤 遥
クリエイターズナビ ルイス・マリー、池田晃将、2m26、中島輝道、中原崇志
AXISは独自の特集企画やバイリンガル編集、クオリティの高いレイアウトで一般誌とは異なる誌面を展開してきました。創刊以来43年間にわたり培った信頼、ネットワーク、企画編集力は、サービスやプロダクトの開発に関わるデザイナーを中心としたクリエイティブ層、社会に影響力を持つオピニオンリーダーなどから高い支持を得ています。 今号の表紙は建築家の安藤忠雄さんです。名実ともに建築界のトップランナーとして世界を代表する安藤氏に、国内外での新旧の仕事とともに、いま彼が考えていること、そして人生哲学を聞きました。 そして特集では開催が目前に迫った大阪・関西万博を取り上げます。2025年の今、デザインが創造する未来社会とはどのようなものなのでしょうか。本特集では、多彩なパビリオンやプロジェクトの魅力を紹介しながら、過去・現在・未来という時間軸のなかで大阪・関西万博を捉え直し、その意義を探ります。

Ambience 気配  横田大輔
目次 Contents
COVER STORY 安藤忠雄
共創の熱量が生む、万博のレガシー 基調対談: 齋藤精一×永山祐子
大阪・関西万博を彩るパビリオン・施設(会場マップ)
万博のシンボルをデザインする― 大屋根リングの意匠と思想 藤本壮介
デジタルネイチャーの理想を表現した大型モニュメント建築 落合陽一
越境してともにつくる未来Better Co-Being パビリオンが夢見る希望 宮田裕章
生死の根源を見つめる「動的平衡」の世界観 福岡伸一
シグネチャーパビリオンのプロデューサーに聞く5つの質問 小山薫堂、中島さち子、石黒 浩、河森正治、川瀬直美
静寂の中で見つめる自然と命の重要性 静けさの森
“循環”に新たな視座を提供するホスト国パビリオン「日本館」
海運国バーレーン 伝統的帆船が織り成す物語
海外パビリオンが示す次世代のビジョン イタリア館、オランダ館、クウェート館、コロンビア館、サウジアラビア館、スイス館、チェコ館、フィリピン館、フランス館、ベルギー館、北欧館
森の再生と回復の歴史を次代に 住友館
若手建築家による20の未来への提案 大西麻貴+百田有希(o+h)、浜田晶則(AHA)、小室 舞(KOMPAS)、金野千恵(teco)
大阪・現代・建築 「ふたつの万博」の間をたどって
Co-Design Challenge の意図を紐解く
万博後の未来を展望する 伊東豊雄×原田祐馬
LEADERS 千葉雅也(哲学者・作家)
Global Creators Labs エーケーティーII 中島恭子
Sci-Tech File 花の深部を覗いて探る 花粉の行方は何が決める!? 藤崎圭一郎
ひとつのピースから OXOタテ型ピーラー(1989) 野見山桜
イタリアをデザインし続けるフィアットの125年史
アフリカの実践者たち シンク・タンジェ(都市デザインチーム) ナカタマキ
EYES ON K-DESIGN ハウス・オブ・チョイ ユ・ソンジュ
深津貴之の「行ったり来たり」記  リーガル・テック
意思決定のデザイン 建設的な対話のための「具体」/プロトタイプの重要性 石川俊祐(KESIKI)
太古のクリエイティビティ もうひとつの北欧デザイン 港 千尋
詩的工学演習 意味は後から浸み込んでいく 武井祥平(nomena)
視点モノローグ 他律 小野直紀
はじまりのはじまり 絵の中にいるのは 三澤 遥
クリエイターズナビ スタジオ・ポエティック・キュリオシティ、アンカー・バック、中村志野、パン・プロジェクツ、クオデュオ
デビューから早14年。黒河内真衣子が手がけるMame Kurogouchiは、国内の産地と技術を深掘りして開発したテキスタイルを用い、その凝ったディテールと繊細な表現、さらに曲線の美しいフォルムを同時に生み出すことで、独自の世界をつくりだしている。現代的な新しさがありながら伝統的な懐の深さもあり、エレガンスもある。まさに手を伸ばして、着てみたくなる服なのである。シーズンごとにテーマを決め、リサーチを重ねて、服に落とし込む。2025年シーズンのテーマは「Katachi(形)」。大事にしているのは日常の情景や自身の感覚というが、独自の世界はどのように構築されているのだろうか。そのデザイン視点を覗き見る。 連載:Ambience 気配チェン・ウェイ(陳 維) COVER STORY:黒河内真衣子 特集1-1:デザイナーとアルゴリズムの協業 A-POC ABLE ISSEY MIYAKE 特集1-2:ハーモニーが生み出す精神的なサステナビリティ OK-RM 特集1-3:素材から描く未来のファッションエコシステムとは Spiber 特集1-4:サステナブル・ファッションはどこから来て、どこに向かうのか 文/水野大二郎 特集1-5:クリエイションとサステナブルの最適解を求めた最旬モード BUZIGAHILL 特集1-6:「アーティスティック・ジャーナリズム」としての衣服とは 中里唯馬 特集1-7:ルーツに向き合い精神的持続可能性を実現する coconogacco 特集1-8:染織家が芸術教育の場に挑んだ革新 アルスシムラ 連載:LEADERS 竹村眞一(文化人類学者) 連載:Global Creators Labs ギンコ・バイオワークス 中島恭子 連載:Sci-Tech File 毒がどう効く何に効く 分子から解き明かす寄生バチの毒 藤崎圭一郎 連載:ひとつのピースからPak Awang Sofa (1960s)野見山桜 連載:アフリカの実践者たち ジョモ・タリク(家具デザイナー) ナカタマキ 連載:EYES ON K-DESIGN SEOUL DESIGN 2024 ユ・ソンジュ 連載:we+が目指す、コンテンポラリーデザインの美学 連載:シンガポールのWOHAが掲げる、生命体としての建築 特集2-1:ニューヨーク市民の手に公共の川を取り戻す+POOL 特集2-2:雨水を生かすレインスケープとは 特集2-3:アップサイクルの美を追求するHONOKAの挑戦 特集2-4:見えない水が呼び起こす不確実さと流動性?毛利悠子作品と水 特集2-5:「感性で環境を捉える」ウォーター・コーリング 特集2-6:「山水郷のデザイン」を語る 藤崎圭一郎×井上岳一 連載:深津貴之の「行ったり来たり」記 3Dプリント建築 連載:意思決定のデザイン 共通の思いを育むリサーチ石川俊祐(KESIKI) 連載:太古のクリエイティビティ 無限の物差し 港 千尋 連載:詩的工学演習 まだ意味のない機械 武井祥平(nomena) 連載:視点モノローグ 妥協 小野直紀 連載:クリエイターズナビ アダム・ナサニエル・ファーマン、中内淳太、都 淳朗、ナタリア・クリアド、Studio ThusThat、杉戸 洋 連載:はじまりのはじまり 動画に落書き 三澤 遥
新たな産業革命の概念として、2021年に欧州委員会は「インダストリー5.0」という概念を提唱しました。これは「インダス トリー4.0」で劇的に進化した AI や loTといったテクノロジーを背景に、より「人間中心」で「持続可能」な産業を目指すムー ブメントを指します。今やテクノロジーの内実そのものが問われるのではなく、それら技術をどう活用するかが重要であり、ひとつひとつの選択が産業や社会の構造を一変させる、そんな時代に私たちは生きています。 デザインについても同じことが言えると思います。もはやテクノロジーがデザインを拡張するのは自明のことであり、問題 となるのはそこで拡張されたデザインにはいったい何が残り、そして何ができるのかということ。本特集ではさまざまなケー スを通して、「デザイン×テクノロジー」の真の効用を探ります。

連載:Ambience 気配 野口里佳
COVER STORY: ロナン・ブルレック
特集1:Apple Vision Proは、デザイナーの仕事をどのように拡張するのか。
特集2:3Dプリンターと手仕事をフュージョンする?クラフトルーション
特集3:テクノロジーのぬくもりが生むデジタルデバイスの新基準
特集4:DIGRAPHが追求する、視覚表現の未来
特集5:テルアートの内側とは? 知的好奇心、信頼、プラス思考が生み出す体験創造
特集6:対談 隈 研吾×レイ・イナモト テクノロジーの時代に必要なのは、「ノー」と言えること
特集7:「技術との距離感」が街に幸福をもたらす? 未来のショーケース「SXSW」から生成した都市像
連載:LEADERS 今和泉隆行(空想地図作家・地理人)
連載:Global Creators Labs スタジオ・アザー・スペース 中島恭子
連載:Sci-Tech File 森のキノコが教えてくれる菌根という知られざる共生のかたち 藤崎圭一郎
連載:ひとつのピースから Radio in a Bag(1981) 野見山桜
連載:アフリカの実践者たち マリアム・イスフ(建築家) ナカタマキ
連載:EYES ON K-DESIGN 韓国のデザイン教育を牽引するID KAIST ユ・ソンジュ
スコープ:MIDビル? 戦前からの人脈息づく前川國男のモダニズム建築
スコープ:リアルなアーカイブから辿る: チャールズ&レイ・イームズの創造の軌跡
特集8:都市と自然を行き来して見つめる、本当に必要なものとは?
特集9:信念を貫き、美を追求する気鋭のブランド「ゼインアーツ」
特集10:建築家がつくる山岳テント「マウンテン・ギア・プロジェクト」
特集11:アウトドアが与える新たな食の視点
特集12:アウトドアの機能は時代に求められている?アンドワンダーが見据えるものづくり
特集13:制約が生むサステナブルな山岳建築
連載:深津貴之の「行ったり来たり」記 特殊用途自動車
連載:意思決定のデザイン ビジョンの重要性/よりよい意思決定は個の意思を発動する 石川俊祐(KESIKI)
連載:太古のクリエイティビティ 文明のかたち 港 千尋
連載:詩的工学演習 表現とエンジニアリング 武井祥平(nomena)
連載:視点モノローグ 利己 小野直紀
連載:はじまりのはじまり おやすみ矢印 三澤 遥
連載:クリエイターズナビ ウーゴ・ガットーニ、シュ・ユコウ(朱禹豪)、光井 花、左右田智美、井出健一郎
2,500円
1,500円
COVER STORY:三澤 遥
特集1:デザインの未来地図と27のキーワード
特集2:イタリアデザインはどこへ向かうのか

7月1日発売のAXISでは大幅な誌面リニューアルを敢行します。
表紙巻頭記事ではデザイナーの三澤 遥に取材を行いました。
三澤デザイン研究室発足後の10年を振り返りながら、彼女の突出したデザイン観にフォーカスします。

また特集1ではデザイン界を牽引する9人のリーダーにそれぞれ3つのキーワードを挙げてもらい、
デザインの未来を語ってもらいました。

田川欣哉
永井一史
原研哉
深澤直人
山中俊治
吉泉聡
横山いくこ
ジャスパー・モリソン
ジュリア・カセム
(50音順)

さらに特集2では、イタリアデザインの70年史を総括特集します。
今や「巨匠」と呼ばれる傑出したデザイナーや建築家を数多く輩出したイタリアデザイン界は
どこへ向かうのか。
戦後の全盛期から2020年以降の最新事情まで、デザイン大国イタリアの展望に迫ります。

【新連載スタート】
本号から多くの新連載がスタートします。
「Ambience 気配」  写真/瀧本幹也
「意思決定のデザイン」 文/石川俊佑(KESIKI)
「Eyes on K-design」  文/ユ・ソンジュ
「アフリカの実践者たち」 文/中田マキ
「ひとつのピースから」 文/野見山桜
「視点モノローグ」 文/小野直紀
「太古のクリエイティビティ」 文/港千尋
「はじまりのはじまり」 文/三澤遥
「まだ意味のない機械」 文/武井祥平(nomena)

【連載】
・LEADERS 山崎 貴(映画監督)
・Sci-tech file
・クリエイターズナビ 
特集
PRODUCT DESIGN 2024

あらためてモノの造形や可能性を探りたい。デザイン誌の原点とも言えるテーマへ立ち返るとともに、最新プロダクトが私たちの暮らしや社会に与える影響を正確に捉えたいと思います。デザインのトレンドがコトやバ、さらには仮想空間へと重心を移して久しいですが、依然としてモノには大きな説得力があります。実際に見て触れることができる意匠は、私たちの感情を瞬時に揺り動かすことができますし、モノのデザインは半径1メートル以内の生活圏から社会全体のシステムまで、広範囲に影響を及ぼします。今こそプロダクトデザインの可能性を探ることが必要であり、それは決して回顧ではなく、むしろ現実的、未来志向的な試みとも言えるでしょう。インテリアからモビリティ、さらにXRまで、各領域の最新プロダクトから見えてくるデザインの真のポテンシャルを考察します。

特集内容:

□ 【AUDIO】 TP-7 /TEENAGE EINGINEERING

□ 【MOBILITY】 MOTOCOMPACT / HONDA

□ 【CONCEPT EV】 Concept 451/ YAMAHA

□ 【HEALTHCARE】 CIONIC NEURAL SLEEVE/ CIONIC

□ 【INTERIOR】 La Line/ARTEMIDE

□ 【SPORTS】 ASICS & DESCENTE

□ 【METAVERSE】 Immersive Spatial Content Creation System / Sony

□ 対談:西堀晋×21B STUDIO

□ カトラリー研究会

insight:

●バイオデザインからより良い未来を導く、
ナツアイ・オードリー・チエザ

ジンバブエ出身で英国を拠点に活動するデザイナー、ナツアイ・オードリー・チエザ。彼女の出発点はバクテリアを用いた染色の研究だが、近年はヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で共生をテーマに展示をしたり、自社ブランドからジャケットを発売するなど活動は多岐にわたっている。彼女は「バイオデザイン」を通じて何を実現しようとしているのか、また、チエザの呼びかけに多くの人が共感する理由を探った。

●2024年の倉俣デザイン論
その偉大なる創造性の行方とは?

1991年に他界するまで、常識を覆すような家具を自主的に発表しつづけたデザイナー、倉俣史朗。それは彼にとって、内的衝動の結果であるとともに、ものづくりとの、そして社会との葛藤を表出する手段だったのではないか。彼を回顧する「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」展により改めて注目されるその創造性を、世界のデザインシーンとの関連から考える。

●紙と布が生み出す「サンクチュアリ」
ウクライナ侵攻、能登半島地震——家を失った人に寄り添う建築家・坂茂

世界で相次ぐ戦争、そして今年の元日に起きた能登半島地震——戦争や災害が起こる度に、無惨に崩れる街や建物。そんな光景を前に「建築家として何ができるのか」と自問し、国境を越えた支援活動を続ける建築家、坂茂。彼が考案した紙管と布のパーティションシステム(PPS)は、能登の避難所でも広がりを見せる。PPSを体感しながら、ウクライナ難民の言葉に触れることができる展示「ペーパー・サンクチュアリ」展を訪ねた。

連載:

●LEADERS MIKIKO(演出振付家)

●田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:松岡陽子(Yohana CEO)

●TAKT PROJECTの東北考 

●クリエイターズナビ
特集タイトル:
デザインとAIが生成する未来

概要
技術革新という点で生成AIは2023年最大のトピックでしたが、引き続き2024年も話題を独占するでしょう。そのインパクトも影響してか、当初は「全能」か「脅威」かの二元論で語られがちでしたが、実際にツールの利用者が増え、政治、経済、文化などあらゆる領域に実装されていった結果、今や不毛で単純な議論は収束しつつあります。「AIが得意なこと」と「AIが不得意なこと」の境界も少しずつ見えてきました。
本特集では、デザインやクリエイティビティの視点からAIの現実的な可能性を探りました。いわば「AIとのフレンドリーでフラットな付き合い方」を模索しています。登場していただいた有識者はどなたもAIを徹底的に使いこなしているだけに、最新の性能とその限界を知り尽くしています。また取材先には、机上の空論は避けて地に足をつけながらAIを活用している企業やデザイナーを選びました。さらに、このAXISの誌面デザインにも生成AIが使われています。
過度な楽観や悲観は退けつつ、デザインとAIが生成する未来にささやかな希望を寄せて ーそんな思いで制作した特集をぜひお楽しみください。

特集内容:
□ 基調対談 深津貴之(THE GUILD)× 豊田啓介(noiz)

□ Stability AI社の開発者に訊くStable Diffusionの可能性とその活用事例

□ 生成AI×ファッション×広告の可能性を拡大させたパルコの挑戦

□ 初の自社コンセプトカーを発表したTuring社。生成AIを活用した独自のデザインプロセスとは

□ 大手ゼネコン・大成建設の生成AI活用事例

□ 生成AIでアートをイノベーションするロンドンの鬼才、ハリー・イェフ

□ 慶應義塾大学 栗原聡教授インタビュー「生成AIが問う人間のクリエイティビティ」

□ 生成AI研究者が、あえてAIに頼らず作ったアート制作支援ツール「Tomonami」

□ 人工知能美学芸術研究会発起人、中ザワヒデキインタビュー etc

insight:
●竹尾ペーパーショウ 技術の進化が見せた新たな紙の機能
5年ぶりに開催された「TAKEO PAPER SHOW 2023」。「機能と笑い」で構成された展示から「機能」にフォーカスを当て、ディレクターの原研哉と、出展クリエイターのnomena(武井祥平)、NEWの2組に、テクノロジーが進化するなかで紙が持つ新たな可能性について話を聞く

●WDO世界デザイン会議東京2023 レポート
デザインの国際団体であるWDO(世界デザイン機構)が主催する国際カンファレンス「WDO世界デザイン会議東京2023」が2023年10月に開催された。世界32カ国・約200名の研究者や専門家が集い、「Design Beyond(デザインを通じた明日への展望)」について多彩な分野と観点から話し合った様子をレポートする。

●「Roads not Taken」 歴史を見せる新しいパースペクティブ
ドイツ歴史博物館別館で開催中の「Roads not taken」展覧会。ドイツの歴史における14の分岐点を展示するだけではなく、「もしも」の視点から歴史を振り返るというコンセプトを具現化したこの展覧会が好評を得ている。コンセプトを展示に落とし込むプロセスについてプロジェクトの担当者と展示デザイナーを尋ねた。

●3710Lab がつなぐ海と人とデザイン 「OCEAN BLINDNESS―私たちは海を知らない」
今、これまでにないかたちで人と海をつなぐプロジェクトが始動している。海洋教育とデザインを融合する取り組みだ。その実践的プログラムを企画する3710Lab(みなとラボ)が、日本財団との共同で「第二回 国際海洋環境デザイン会議」と、そのエキシビション「OCEAN BLINDNESS―私たちは海を知らない」を開催した。そこから見えてきた海と人、そしてデザインが共生する世界とは? 

連載:
●LEADERS ゴードン・ブルース(デザインコンサルタント)

●田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:山下祐樹(Figma CPO)

●TAKT PROJECTの東北考 

●クリエイターズナビ 
ボロボロになるまで読んだ絵本、日が暮れるまで遊んだ公園の遊具、初めて通った学校の校舎など、いわゆる「子どものためのデザイン」は、今でも私たちの記憶に深く刻まれています。同時にデザインは、子ども自身から多くを学び、たくさんの刺激をもらってきました。多くのイノベーションが「子どものような発想」から生まれているのは、その証左かもしれません。そんな相思相愛とも言える子どもとデザインの関係は、2023年の現在、どう変わったのでしょうか? あるいはどう変わらないのでしょうか? 本特集では、子どもを取り巻くモノ・コト・バ、すなわち「こどもの時間」に与えるデザインの可能性を探ります。





特集:こどもの時間 2023

11⽉1⽇発売のAXIS誌では、“こどもとデザイン”をテーマに特集を制作します。いわゆる「こどものためのデザイン」には⻑い歴史があり、そこで蓄積された多くの知⾒が存在しますが、その⼀⽅でこどもを取り巻く環境はここ数年で激変しています。

たとえば少⼦化問題、地域でのつながりの減少、いじめと貧困の問題、そしてSNS の普及によるコミュニケーションの希薄化・複雑化など、社会的な課題は⼭積する⼀⽅です。

デザインはそんな課題を瞬時に解決できる魔法ではありませんが、おとなを対象化することで新しい視点やアイデアを提供し、何よりもこどもの⼼に寄り添うことを強く意識することができます。本特集では2023年のこどもを取り巻くモノ、スペース、コトを多く取り上げることで、デザインの⼒やその可能性を再発⾒したいと思います。


Insight

●フォルマファンタズマが考察する、マテリアルとデザイナーの関係
日本でも「Material, or 」と題したデザイン展が開かれているが、その出展作家でもあるイタリア人デュオ、フォルマファンタズマが、現在スカンジナビアのふたつの美術館で個展を開催している。ヘルシンキでは林業をテーマにした「Cambio: On Finish Forestory」。オスロでは羊毛にフォーカスした「Olter Terra」だ。彼らが考察するのは素材の歴史と産業の変遷、有史以来の人との関わり方。マテリアルとデザイナーの新たな関係や自然素材の未来を尋ねる。

ほか

連載
●LEADERS 林口砂里(工芸プロデューサー)

●田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:堤大介、ロバート・コンドウ(トンコハウス代表)

●TAKT PROJECTの東北考 

●クリエイターズナビ 

ほか

特集:次世代デザイナーの群像

長いパンデミックがようやく終息し、自由で制限のない活動が可能になった今、AXISは日本人デザイナーの特集を敢行します。領域や形態はさまざまですが、いずれも将来のデザイン界を担う期待の14組です。
言うまでもなくデザインという言葉の意味はますます拡張していますが、それに呼応するかたちでデザイナーの役割も刻々と変化しています。モノだけではなく付随するサービス全体を設計する、建築を取り巻く地域全体を活性化させる、さらには地球環境や社会問題にも配慮するなど、彼らに要求される仕事は一筋縄ではいきません。そんな時代背景が影響しているからなのか、次世代デザイナーたちの個性は多様で、柔軟で、そして何よりも魅力的です。
今号の特集ではデザイナーひとりひとりの創造性を通して、日本のデザインの新たな地平を浮かび上がらせていきます。


Insight
●AIとメタバースがデザインを変えるーーザハ・ハディド・アーキテクツの考察
ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、2017年のザハ・ハディドの急逝後もそのスピードを緩めることなく精力的に活動する。現在のディレクターは生前からザハの右腕だったパトリック・シューマッハー。社内にAIリサーチグループを設け、AIによるデザインツールをプロセスの初期段階に用いることの有用性を説いている。さらに、6月1日には新プロジェクトとして「メトロピア・メタバース」を発表。シカゴの革新的な建築プラットフォームArchAgendaと共同で、デジタル版ヴェネチア・ビエンナーレと称し、自社のみならずOMAや藤本壮介の作品までも仮想空間に置き換え考察する。AIとメタバースで変わる建築デザインの行方を探る。

●アーティストのトマス・セラーノが掲げる環境主義に学ぶ
アルゼンチン生まれ、ベルリンを拠点にするアーティストであり社会活動家のトマス・セラーノ。2021年十和田市現代美術館で個展を開催したが、日本ではあまりその名を知られていない。ロンドンでスタートした彼の個展のタイトルは、スタジオで長年飼育している蜘蛛の巣に因んだ「Web(s) of Life」。アニマルライツや南米が原産とされるリチウムの採掘に対する問題提起を行うなど、「環境正義」と「異種間の共生」を掲げて活動する。ここでいう環境主義とは? 異種間の共生とは? 人々にリアクションとアクションを起こさせるセラーノの活動は、デザイナーにとってもひとつの指針になるのではないか。

連載
●LEADERS 東浩紀(批評家)

●田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:秋吉浩気(VUILD代表取締役)

●TAKT PROJECTの東北考 

●クリエイターズナビ 
ほか
特集・ 
シン・宇宙時代
手が届く宇宙にデザインが託す希望

概要
人類の月面着陸から半世紀以上が経過した現在、宇宙は私たちの生活と切っても切り離せない領域となりました。またテクノロジーの急速な進化は宇宙を具体的な「生活圏」と想定するまでになり、事業を推進する主要なプレイヤーも一部超大国から民間企業へと移りつつあります。
その一方で、単なる有用性だけでは語れない不思議な魅力が宇宙にはあります。一見無謀とも思われる関連プロジェクトが発案・実行されるのは、人間の尽きることのないロマンがあればこそ。宇宙は依然として憧れの対象であることもまた事実なのです。

そんなアンビバレントかつエキサイティングな世界である宇宙に、今後デザインはどのように関わっていくのでしょうか。そして宇宙のデザインは、どのようにテクノロジーやビジネスと融合し、わたしたちの生活をどう変えていくのでしょうか。今号の特集でより深く迫りたいと思います。

記事内容:
□インタビュー
●岡島礼奈(株式会社ALE代表)×緒方壽人(Takramディレクター)×佐宗邦威(株式会社BIOTOPE代表)
人はなぜ宇宙に惹きつけられるのか? そして宇宙をめぐるデザイン、ビジネス、テクノロジーの未来予想図とは? 
各分野を代表する事業家、デザインエンジニア、戦略デザイナーが集い、それぞれのロマンとリアリティを語った基調鼎談。

●金井宣茂
国際宇宙ステーションに第54次/55 次要員として長期滞在した金井宇宙飛行士は、やがて訪れる「宇宙で暮らす人類の姿」をどう捉えているのだろうか。JAXAの筑波宇宙センターでのインタビュー取材。

●アレクサンダー・ブラント
2021 年にオープンした上海天文館のインテリアを手がけたXenarioのデザイナー。天文館の展示設計を切り口に、宇宙とデザインの関係、宇宙と人類の生活の関わりについて聞く。

□ルポ
●岩谷技研
同社は2024年3月までに気球を使った“宇宙”遊覧サービスを開始するという。北海道発ベンチャー企業の取材を通して、「誰もが気軽に宇宙へ行ける時代」の可能性を探る。

●ものづくりと宇宙
地球以上に過酷な状況(同時に未知)といわれる宇宙。そんな環境下での利活用を想定したものづくりに挑む人たちがいる。宇宙だけでもなければ、地球だけでもない。双方をつなぐ循環型のものづくりやビジョンを通じて、宇宙が手を伸ばせば届くところにありつつある状況を感じてもらう。

●ソフトウェア・テレスコープの可能性
数千もの小型アンテナを世界各地に立てることで、より感度や解像度の高い電波望遠鏡を実現しようというプロジェクト「スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)」が2027年の観測開始を目指して進められている。膨大な数の画像をAIが解析することから「ソフトウェア・テレスコープ」とも呼ばれる本プロジェクトのソフトウェア・エンジニアへの取材を通して、従来との違いや最新の技術について、また観測の可能性を探りたい。

□コラム
●スペースXはなぜすごいのか?
イーロン・マスクが世界最強の宇宙ビジネス企業を築きあげるまで。他の追随を許さない独創的プロジェクトの背景に迫る。

□書き下ろし漫画
『宙に参る』作者である肋骨凹介による描き下ろし漫画を掲載! ほか

insight
●時と歩むラグジュアリー。LVMHメティエダールCEOが示す最高峰への約束
最高峰の素材の調達および卓越した伝統技術の継承と発展の支援のため、2015年にLVMH傘下に設立されたLVMH メティエダール。同社は22年11月に日本拠点の設立を発表し、23年4月には日本企業と初めてパートナーシップを締結した。LVMHが示すラグジュアリーブランドの本質とは何か——CEOのマテオ・デ・ローザ氏に聞く。ほか

連載
●LEADERS 祖父江慎(ブックデザイナー)

●田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:民秋清史(モルテン代表取締役社長)

●TAKT PROJECTの東北考 自分の引力から離れる

●クリエイターズナビ シャルロット・テイラー、ものや、高橋正実、DIGRAPH、カレン・チャン ほか
特集:京都の文化と創造性
ヒトやコトを引き寄せる京の魅力とデザイン

文化的な土壌なしに、創造性は生まれない。
1200年の歴史のなかでさまざまな文化が育まれてきた京都は、日本の文化の中心地として、常に創造性豊かな人材を引き寄せ、新しい産業や活動の興隆を後押ししてきた。
例えば「旦那衆文化」と言われる相互扶助のシステムは、現代において、先輩経営者が若手起業家に手を差し伸べるスタートアップ支援というかたちで脚光を集める。
多様な文化や価値観を受け入れ、相互に刺激し合えるような環境が形成されてきたことも、京都という都市が持つ魅力として見逃せない。真似をすることを良しとせず、技術や感性を磨いてきた職人文化はものづくりの源泉として、このまちに独特の風土と活気をもたらしている。
こうした文化的な土壌を背景に、ヒト、モノ、コトを引き寄せる京都の魅力と、そこから生まれる新たなデザインや取り組みを通して、都市に活力をもたらす京都ならではの創造性を考える。

記事内容:
□インタビュー
●細尾真孝
1688年に京都西陣にて織物業を興したHOSSOの12代目にて代表取締役。MITメディアラボディレクターズ・フェローも兼務。西陣織と最先端のテクノロジーの融合による革新的なテキスタイルの開発を行う。

●樂 直入
約450年(桃山時代から)にわたり茶碗を手がける樂家の前当主。それまでとはまったく異なる方法論と技法によって導かれた焼物という伝統を、さまざまなデザイナーやアーティストとのコラボレーションによって今に引き継ぐ。伝統を未来につなげていくための「守」「破」「離」について聞く。

□ルポ
●サロン文化の今
芸術や哲学について議論し、互いに交遊を深めるサロン。そんな社交場がかたちを変えて今も京都には息づく。老舗和菓子屋のギャラリー(鍵前良房 ZENBI)、寺院(両足院)というふたつの場で繰り広げられる文化的ネットワーク・交流についてレポートする。

●京都スタートアップエコシステム
任天堂、京セラ、日本電産など、京都発の世界的有名企業は少なくない。教育機関が多く、大学発ベンチャーが多数存在し、産学官が連携しやすいなど、スタートアップの育成環境が充実しているのも京都の魅力だ。海外のVCが拠点を設けるなど、世界も注目する京都のスタートアップエコシステムと新しいビジネスを創出するデザインの役割などについて考察する。

●ソニーCSL京都から考える「京都×研究」
長い歴史と優れた文化を持つ京都は、デザイナーや研究者がクリエイティブ力を存分発揮できる場所とも言われる。2020年4月に国内初の支所として京都に研究室を開設したソニーCSL。所長の暦本純一ほか研究メンバーに、インスピレーションを与える場や最新のプロジェクトについて聞く。

●街全体をセノグラフィー(舞台化)するKYOTOGRAPHIE
今年11回目を迎えるKYOTOGRAPHIEが国際的な写真の祭典として集客力と注目を高める。京都のランドマークを舞台に、写真と街との調和や共振を目指す試みと可能性について、同祭を立ち上げたルシール・レイボーズと仲西祐介のインタビューから考える。

□コラム
●私が魅せられた京都
ロナン・ブルレック(フランス、デザイナー)、ジュリア・カセム(イギリス、インクルーシブデザインの研究者、教育者)、OEO STUDIO(デンマーク、建築家)の3名が、京都に魅せられる理由と京都にインスピレーションを得て生まれたデザインについて語る。

ほか
特集:社会とつながるデザイン教育

中学を卒業したばかりの15歳の若者対象に、モノをつくる力を有して自らコトを起こす起業家育成を目指す新設高専。地域が抱える課題の解決に向け、コンサルタント会社とともにデザインの力を生かすコレクティブワークに乗り出す美術大学。自然豊かな環境で座学と実践を通じ、新たな発想や概念を考える施設など、デザインに触れ、学ぶ機会の選択肢が増えています。
背景には、社会が求めるデザイン人材の変化などがあります。
今号の特集は、これからの社会や産業の変化を幅広く視野に入れ、デザインの持つ創造性や課題解決力を広く社会や産業に還元していく――そんな社会とのつながりを見据えて動き出した日本のデザイン教育の今に迫ります。

紹介事例:
神山まるごと高専、しまんと分校、三条市立大学、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン、ライブデザインスクール ほか

インタビュー: 青柳正規(多摩美術大学理事長)、石川俊祐(KESHIKI)、佐藤 卓、伊藤直樹(Party)、井上岳一(日本総合研究所) ほか

【insight】
・ブラジルの河川に生まれたシンプルかつ革新的な物流ソリューション
1980年代に結成された前衛デザイン集団、メンフィス。そのメンバーとして知られるイタリア人デザイナーで建築家のマルコ・ザニーニは今、河川を活かした「非対称」物流ソリューション「COMBOYO」を提唱し、ブラジルの流通市場に変革をもたらそうとしています。世界最大の河川をもつ同国でザニーニが取り組む環境にも配慮した新たな物流システムの構想を紹介します。

・世界最大級リテールテックの祭典が企てる小売のニューストラテジー
年次開催の小売展示会としてアメリカ最大の規模を誇るNRF が、1月15日から3日間にわたって開催されました。2021年はオンライン開催のみ、そして2022年は直前のオミクロン株急拡大により出展中止の企業が相次ぐなど、本イベントも例外なくコロナ禍によるダメージを被りましたが、今年の開催は来場者数・実施面積ともに2020年のそれを上回ったといいます。ポストパンデミックを象徴するようなその熱気、そして無人レジに代表される最新テックから見えてくる小売の未来像とは? ニューヨークのJavits Centerから現地レポートをお届けします。

・量子芸術祭があらわにした、量子コンピュータのとてつもない魅力
クリエイディブディレクターの藤原 大が総合監督を務めた「量子芸術祭」は、量子コンピュータの研究の最前線を私たちの日常に近づける取り組みです。そこで浮かび上がってきたのは、誰も見たことのない量子や量子の特徴的な動き「もつれ」「重ね合わせ」を操り、完成したらコンピュータの開発そのものに終止符が打たれるという研究者たちのクリエイティビティあふれる姿でした。研究者、デザイナー、アーティストの言葉を通して、量子コンピュータの不確実性が育む無限の可能性を探ります。

【連載】
・LEADERS  吉田真一郎(自然布研究家、美術家)
・Sci Tech File  擬態研究から見えてきた超遺伝子(スーパージーン)
・田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:武井祥平(nomena創設者)
・TAKT PROJECTの東北考 知覚の土着性
・クリエイターズナビ ツァイ&ヨシオカ、菅藤晶広、SUKOTA、瀬戸 優、アンナ・クルヘルスカ ほか


特集: 環境に働きかける建築  「サステナブル」を超える、建築と環境の新しい関係性

「リジェネラティブ」という言葉が、さまざまな分野で浸透しつつあります。「環境再生」とも訳されるこのワードには、単に現状を維持するのではなく、積極的に多くの物理的システムを改善することで、より良い状態に環境を再生していくという意思が込められます。
 深刻化する環境問題は、サステナブルな発想だけでは克服できない事態に陥っています。環境に「やさしい/負荷をかけない」というサステナブルなアプローチからさらに踏み込み、環境の「再生/回復」に寄与していくという、よりアグレッシブな態度こそ、今デザインに求められる姿勢ではないでしょうか。そのためには「人のため」という従来の仕組みや方法論ではなく、(社会)環境や多様な生物のためといった、より包括的かつ長期的な視点からモノづくりに取り組むことが欠かせません。
 今号の特集は、そんなリジェネラティブな建築の可能性を通して、建築と環境の新しい関係性を見出していきます。

・地球的視野から考えるリジェネラティブ・アーキテクチャーに先立つマインドセット ほか




連載 Close-Up エットレの家
特集 環境に働きかける建築
特集1 地球的視野から考える リジェネラティブ・アーキテクチャーに先立つマインドセット
特集2 「ディジェネラティブ」から「リジェネラティブ」へ 多角的な課題を捉えるランドスケープデザイン
特集3 アラップが考える、建築と自然の新たな境界線
特集4 環境をつくり変える、リジェネラティブ・アーキテクチャー10選
特集5 自然の働きのなかに人間の働きを織り込んでいく リジェネラティブな都市の実現へ向けて
特集6  「脳科学を生かし、人間性を再生させる建築
特集7 泥の可能性と、「ケア」と「シェア」の精神
特集8 竹中工務店が見出した「木」と「古民家」の潜在力
特集9 「現象のような建築物」とは ―リジェネラティブを社会実装するために
連載 LEADERS ロッセッラ・メネガッツォ(ミラノ大学 文化・環境遺産学部 准教授)
連載 Sci Tech File 植物の美しき構造をつくる細胞間コミュニケーションの謎に挑む
連載 田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト: 前田瑶介(WOTA代表取締役CEO)
INSIGHT 定義に抗うアフリカ・ファッション ヴィクトリア&アルバート博物館の展示を読む
INSIGHT ソニー デザインセンター・ヨーロッパによる「INTO SIGHT」 人々を巻き込み、人々とともにあるデザイン
INSIGHT イ タリアデザインの百科事典をつくる ADIデザインミュージアム館長アンドレア・カンチェラート インタビュー
INSIGHT 鉄道開業150年、高輪築堤から考える日本の産業遺産
連載 TAKT PROJECT 東北考 ハレとケの外側にある時間
連載 & DESIGN  インテリア(土田貴宏)、フード(君島佐和子)、ビジネス(長谷川敦士)、アート(太田睦子)
連載 クリエイターズナビ 大島淳一郎、デレク・ウィルソン、梅原 徹、シル・シュ、中村壮志
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