目次
「いよいよその日が参ったな、源次郎」。
真田信之はひとり江戸の空を見上げ、戦場の弟・幸村に語りかけます。
慶長20年(1615)5月7日。大坂では夏の陣の最終決戦を迎えていました。
「おぬしのことだ。本日の戦では、父上譲りの兵法を存分に駆使するのであろう。
赤備えに白熊の兜で突進する姿は、徳川の者には武田の大御屋形様(信玄)が
甦ったかと見えような」。
信之は一瞬頬を緩め、
「それでよいのだ。兄への気兼ねは無用のこと。数を恃む腰抜け武者どもに、
真田の戦ぶりを見せつけてやれ。後のことは案ずるな。
わしはわしの戦をするまでだ」。
関ケ原直前に敵味方に分かれた真田信之、幸村兄弟。
それぞれの「六文銭」の誇りを貫く生き方を描きます。
第二特集は「紅葉の古都・鎌倉を歩く」です。
(『歴史街道』編集長・辰本清隆)
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【1】総力特集:
真田信之と幸村~「六文銭」の誇りを貫く
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●【特別対談】信じる道を貫き、大敵に屈さなかった誇り高き兄弟
眞田幸俊×童門冬二
●武田家滅亡! 落人狩りが襲い来る中、一族を率いて脱出に挑む
江宮隆之
●これが信玄公直伝の兵法か! 父の神算に従い、信幸は敵を蹂躙す
海道龍一朗
●兄は家康の養女を娶り、弟は大谷の娘と…二人を分かつ秀吉の思惑
橋場日月
●三者三様、信じる道をゆく…漢たちが犬伏で踏み切った決断と別れ
秋月達郎
●「私にも死を賜りますよう」秀忠軍を痛撃した後の、もう一つの戦い
秋月達郎
●「真田の武名を再び天下へ」遺命を胸に、真田丸に十字砲火が轟く
工藤章興
●「遥か江戸よりご覧あれ」兵法の限りを尽くし、幸村隊火の玉と化す
工藤章興
●「酒井の勝手にはさせぬ」真田の家名を守るべく、老雄最後の戦いへ
永岡慶之助
●信之が整えた沼田城下
●六文銭の旗の下に! 松代藩家臣団
◎今月も充実のビジュアル記事が4本!
1:六文銭の旗を掲げ、それぞれ信じる道へ
2:甦る武田流築城術! 真田丸の攻防
3:信之が守り抜いた城・松代城復元図
4:三強を翻弄! 真田と天正壬午の乱
◎コラム
1:実年齢は?名前は?幸村の謎
2:独立した武将と見られていた信幸
3:幸村を支えた十勇士のモデルたち
年表・真田兄弟、それぞれの戦いの日々
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【2】特集:
武士が築き、文士や映画監督が愛した町
紅葉の古都・鎌倉を歩く
文・稲生達朗/写真・原田 寛
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●北鎌倉から天園散策路、瑞泉寺、朝夷奈切通へ
紅に染め上げられた「別世界」を巡る
●寿福寺、鶴岡八幡宮から江ノ電で長谷へ
洋風の佇まいが似合う「古き町並み」をゆく
●紅葉の鎌倉「見所」マップ
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◆◇◆特別企画◆◇◆
龍馬暗殺の濡れ衣…天満屋事件、もう一人の主役―紀州藩士・三宅精一の幕末
伊東成郎
その他、好評連載も!
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