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建築設備と配管工事 雑誌の内容
- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月5日
- サイズ:B5判
- 参考価格:2,178円
建築設備と配管工事 2021年2月号 (発売日2021年02月05日) の目次
○フィルタ選定の留意点/TMES㈱/落合弘文/高砂熱学工業㈱/井上哲郎/日本ピーマック㈱/大田睦夫
フィルタの圧力損失、フィルタの組み合わせ使用、HEPAフィルタ、ULPAフィルタの留意点、フィルタの設置場所、参考資料など、フィルタ選定に関する留意点について紹介する。
○フィルタの計算・選定事例/㈱関電エネルギーソリューション/上村 泰/㈱E&Eプラニング/中川清二
建築物環境衛生管理、フィルタ効率の計算、フィルタ選定事例などフィルタの計算・選定事例について紹介する。なお、フィルタ効率計算プログラムは日本工業出版ホームページ(月刊建築設備と配管工事2021年2月号)よりダウンロードできる。是非、利用いただきたい。
○フィルタ用語の解説/進和テック㈱/今野貴博
JIS B 9908「換気用エアフィルタ・換気用電気集じん器の性能試験方法」が2019年に制定され、今までの性能試験方法が大きく変わり、新たな用語も多く使用されている。そこで特に新試験方法においてポイントとなる用語、および従来の試験法の用語他について解説する。
○フィルタ関連資料/日本カノマックス㈱/早川洋平
JIS B 9908換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法:2019年版では、粒径0.3μmから10μmの間を12区分して、フィルタの捕集効率を評価する方法に変更された。本誌では、OPCの原理や構造と当社のアライアンスパートナーであるドイツTOPAS GmbHが販売するOPCについて紹介をする。
○各国のエアフィルタ規格の状況/進和テック㈱/奥山一博
一般換気用エアフィルタ及びHEPA・ULPAフィルタの米国、欧州、日本の試験規格と、新たに制定されたISO規格について、これまでの経緯と内容の概要説明などについて述べる。
■最新技術情報
○可搬式抗菌フィルタユニットと自立型感染防止フードの開発/新日本空調㈱/須磨恵太郎・藤芳正司
開発製品である「可搬式抗菌フィルターユニット」と「自立型感染防止フード」の紹介と、それらをダクトで組み合わせた「感染症患者診察時の飛沫感染防止システム」を説明し、また、大風量「可搬式抗菌フィルタユニット」の適用例についても説明する。
○施工現況を迅速・高品質に点群化、設計データとの比較検証も現場で完結/㈱ニコン・トリンブル/春岡裕史
TrimbleX7は、軽量小型な筐体で三脚も軽量・堅牢なカーボン製なので機動力に優れており、各種自動機能により専門知識不要で高品質な点群データが取得可能。合成作業から設計データとの比較まで、一連の作業を現場で完結できるので生産性が大幅に向上する。
○移動式高性能エアバリアユニット/㈱大気社/久保田康三・山本芳嗣・舟里忠益・小吹尚也
簡易の医療施設など感染症専用施設以外で診察、治療を行なう医療従事者の感染リスクを低減するため、省スペースで移動可能なパーテーション構造のユニットを開発した。本稿では、数値流体解析及び可視化試験により有効性が確認できたので、その内容について紹介する。
○より効率的な施設運営のための統合管理システム/アラップ/大江晴天
アラップで開発した建物管理のための統合プラットフォームである「Neuron」について、香港の新築複合施設に導入した事例を通じて紹介する。特に、設備の設計・運用の観点で、自動制御から運用までの建物全体の情報を一つのプラットフォームで管理するメリットについて詳しく述べる。
○自ら消火する”革新的な建材/ヤマトプロテック㈱/市川 誠
防火する建材から、消火する建材へ。瞬時に多くの命を奪ってしまうガソリン火災から、できるだけ多くの命と財産を守るために、K/SMOKE PANELは自ら消火する建材という新しいイノベーションである。
■解説
○我が国の建築BIM推進会議における検討状況について/国土交通省/田伏翔一
国土交通省における建築分野のBIMによる生産性向上とBIMの普及促進のための検討状況として、「建築BIM推進会議」の立ち上げ経緯や、同会議の検討状況とその成果物、今後のスケジュールについて記載する。
■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○加圧防排煙用圧力調整ユニット/協立エアテック㈱/木下圭一郎
「加圧防排煙システム」は火災時に室内の煙を排出すると同時に避難経路である付室を加圧し付室内の圧力を高めることで、煙の進入を防ぐ避難上の安全性を一層高めた防排煙システムである。近年ではその安全性やダクトスペース削減などの施工メリットから超高層ビルを始め商業施設、ホテルなど幅広く採用されている。本稿では、このシステムに使用する圧力調整装置「CPAU(クーパー)」を紹介する。
○ブラインド昇降機構内蔵システム/㈱豊和/脇本大地
ブラインドは一次エネルギー消費量抑制のための遮熱対策として有効なアイテムとして注目されている。ダブルスキンカーテンウォールは省エネ効果の高い構造であり、そのダブルスキンカーテンウォールキャビティ内にブラインドを設置することで、より高い省エネ効果を得ることができる。しかしその場合には、ブラインドのメンテナンスを如何にして可能とするかが重要となる。本稿では、問題を解決する一助となる「A-BLIND」を紹介する。
■Le petit pouce ペットと暮らす201
○匠の合掌/畑建築デザイン/畑 由起子
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建築設備と配管工事のレビュー
総合評価:
★★★★★
4.50
全てのレビュー:2件
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設備関係の設計に携わっています。様々な現場の様子が分かり、勉強になります。
設備維持管理業務について5年目の私には、全ての内容を理解できているわけではありませんが、省エネによる合理化を提案する際参考にさせてもらってます。また最新技術情報の取得や日々の勉強に活用し重宝しています。テーマごとに技術の難易度は異なりますが建築設備に従事されている方であれば面白い内容だと思います。ベテランの方も読まれているので面白い本だと思います。
建築設備と配管工事のバックナンバー
○フィルタ選定の留意点/TMES㈱/落合弘文/高砂熱学工業㈱/井上哲郎/日本ピーマック㈱/大田睦夫
フィルタの圧力損失、フィルタの組み合わせ使用、HEPAフィルタ、ULPAフィルタの留意点、フィルタの設置場所、参考資料など、フィルタ選定に関する留意点について紹介する。
○フィルタの計算・選定事例/㈱関電エネルギーソリューション/上村 泰/㈱E&Eプラニング/中川清二
建築物環境衛生管理、フィルタ効率の計算、フィルタ選定事例などフィルタの計算・選定事例について紹介する。なお、フィルタ効率計算プログラムは日本工業出版ホームページ(月刊建築設備と配管工事2021年2月号)よりダウンロードできる。是非、利用いただきたい。
○フィルタ用語の解説/進和テック㈱/今野貴博
JIS B 9908「換気用エアフィルタ・換気用電気集じん器の性能試験方法」が2019年に制定され、今までの性能試験方法が大きく変わり、新たな用語も多く使用されている。そこで特に新試験方法においてポイントとなる用語、および従来の試験法の用語他について解説する。
○フィルタ関連資料/日本カノマックス㈱/早川洋平
JIS B 9908換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法:2019年版では、粒径0.3μmから10μmの間を12区分して、フィルタの捕集効率を評価する方法に変更された。本誌では、OPCの原理や構造と当社のアライアンスパートナーであるドイツTOPAS GmbHが販売するOPCについて紹介をする。
○各国のエアフィルタ規格の状況/進和テック㈱/奥山一博
一般換気用エアフィルタ及びHEPA・ULPAフィルタの米国、欧州、日本の試験規格と、新たに制定されたISO規格について、これまでの経緯と内容の概要説明などについて述べる。
■最新技術情報
○可搬式抗菌フィルタユニットと自立型感染防止フードの開発/新日本空調㈱/須磨恵太郎・藤芳正司
開発製品である「可搬式抗菌フィルターユニット」と「自立型感染防止フード」の紹介と、それらをダクトで組み合わせた「感染症患者診察時の飛沫感染防止システム」を説明し、また、大風量「可搬式抗菌フィルタユニット」の適用例についても説明する。
○施工現況を迅速・高品質に点群化、設計データとの比較検証も現場で完結/㈱ニコン・トリンブル/春岡裕史
TrimbleX7は、軽量小型な筐体で三脚も軽量・堅牢なカーボン製なので機動力に優れており、各種自動機能により専門知識不要で高品質な点群データが取得可能。合成作業から設計データとの比較まで、一連の作業を現場で完結できるので生産性が大幅に向上する。
○移動式高性能エアバリアユニット/㈱大気社/久保田康三・山本芳嗣・舟里忠益・小吹尚也
簡易の医療施設など感染症専用施設以外で診察、治療を行なう医療従事者の感染リスクを低減するため、省スペースで移動可能なパーテーション構造のユニットを開発した。本稿では、数値流体解析及び可視化試験により有効性が確認できたので、その内容について紹介する。
○より効率的な施設運営のための統合管理システム/アラップ/大江晴天
アラップで開発した建物管理のための統合プラットフォームである「Neuron」について、香港の新築複合施設に導入した事例を通じて紹介する。特に、設備の設計・運用の観点で、自動制御から運用までの建物全体の情報を一つのプラットフォームで管理するメリットについて詳しく述べる。
○自ら消火する”革新的な建材/ヤマトプロテック㈱/市川 誠
防火する建材から、消火する建材へ。瞬時に多くの命を奪ってしまうガソリン火災から、できるだけ多くの命と財産を守るために、K/SMOKE PANELは自ら消火する建材という新しいイノベーションである。
■解説
○我が国の建築BIM推進会議における検討状況について/国土交通省/田伏翔一
国土交通省における建築分野のBIMによる生産性向上とBIMの普及促進のための検討状況として、「建築BIM推進会議」の立ち上げ経緯や、同会議の検討状況とその成果物、今後のスケジュールについて記載する。
■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○加圧防排煙用圧力調整ユニット/協立エアテック㈱/木下圭一郎
「加圧防排煙システム」は火災時に室内の煙を排出すると同時に避難経路である付室を加圧し付室内の圧力を高めることで、煙の進入を防ぐ避難上の安全性を一層高めた防排煙システムである。近年ではその安全性やダクトスペース削減などの施工メリットから超高層ビルを始め商業施設、ホテルなど幅広く採用されている。本稿では、このシステムに使用する圧力調整装置「CPAU(クーパー)」を紹介する。
○ブラインド昇降機構内蔵システム/㈱豊和/脇本大地
ブラインドは一次エネルギー消費量抑制のための遮熱対策として有効なアイテムとして注目されている。ダブルスキンカーテンウォールは省エネ効果の高い構造であり、そのダブルスキンカーテンウォールキャビティ内にブラインドを設置することで、より高い省エネ効果を得ることができる。しかしその場合には、ブラインドのメンテナンスを如何にして可能とするかが重要となる。本稿では、問題を解決する一助となる「A-BLIND」を紹介する。
■Le petit pouce ペットと暮らす201
○匠の合掌/畑建築デザイン/畑 由起子
○エアフィルタの捕集原理/工学院大学/並木則和
今般のコロナ禍において、感染経路の一つとして注目されてきた粒径5μm以下のいわゆる“飛沫核感染”の対策にも関係するエアフィルタやマスクに使用されている不織布からなる繊維層フィルタの捕集理論について、液ろ過フィルタとの違いにも触れながら概説する。
○エアフィルタのろ材及び構造について/日本バイリーン㈱/西堀 寧
エアフィルタはプレフィルタから超高性能フィルタまで多くの種類が存在し、その用途にって要求される性能は異なり素材や構造自体も多岐にわたっている。本稿では除塵用途で使用されるエアフィルタに注視し、そのタイプごとに代表的なろ材とユニット構造について紹介する。
○中性能フィルタの提案/ニッタ㈱/佐野義哉
新型コロナウイルスなど生活環境を脅かす汚染物質の浮遊が問題とされる昨今、健康で快適な生活を取り戻すためには、清浄な室内環境の実現が欠かせない。清浄な室内環境を実現するためには、大変重要な役割を果たすフィルタについて、求められる環境実現のために除去対象となる汚染物質を元に用途を分類し紹介する。
○エアフィルタの性能試験方法/進和テック㈱/奥山一博
一般換気用エアフィルタの試験規格JIS B 9908規格群が2019年に制定され、新たにPM1、PM2.5、PM10の三つの粒径範囲を対象とした粒子状物質捕集率J-ePMxが採用された。これまで用いられてきた比色法や計数法との違いや2019年版のポイント、また、今後の普及にかかる課題などについて述べる。
○SDGsとポストコロナ時代のフィルタ考察/㈱ユニパック/松江昭彦
近年、国内主要空港やメガバンクを中心に「使い捨て中性能フィルタ」から『洗浄再生中性能フィルタ』へのパラダイムシフトが始まっている。「建築物衛生法」施行以来、半世紀を経て「平均大気塵量」と「室内浮遊粉塵量」が大幅に減少したことに起因する。
■最新技術情報
○外壁・窓で発電する創エネ外装システム/大成建設㈱/山口 亮・村瀬宏典・梅田和彦
建物で導入しやすい創エネ技術として太陽光発電の役割が重要となっている。建物の意匠や機能に融合し、外壁・窓で発電する創エネ外装システム太陽電池システム(T-Green. MultiSolar)を開発した。その概要について紹介する。
■解説
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究4/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史
熱源システムのエネルギー消費量が最小となる最適な設定値について、オペレータによる手動設定からAIによる自動設定とすることで、省力化を図りかつ更なるエネルギー効率を向上させる等の研究をもとに、本稿では、AI技術を活用した最適設定自動化手法の概要と運用の効果について紹介する。
○給水管地中埋設部の耐震化技術確立について/建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会/栗栖忠臣
近年の地震で甚大な被害が確認されている、配水分岐からメーターボックスまでの給水装置引込み部には、耐震化が求められているが、耐震設計法が定められていない。そこで、レベル2地震動を想定した埋設実験により、耐震性能を確認・分析することで、耐震設計法を確立した。
○水処理におけるIoTの活用/東西化学産業㈱/柴野和明
近年、各種設備の管理業務では、現場管理者の人手不足に伴い、業務負荷増加が課題となっている。当社では水処理遠隔監視システム『アドリアルシステム』をリニューアルし、水処理システムの管理業務改善を提供する。本稿では、システム概要や、冷却水系統における適用例について紹介する。
○鋼管のねじ加工に関する技術研究と普及活動40年を振返る(上)/IDE研究所/井出浩司
■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○新宿三井ビルディングロビー改修工事/㈱日本設計/上口泰位
新宿三井ビルは1974年竣工以来丹念な改修を重ね、プライムビルとしての品質を維持している。本改修は「低層部にキャンパスオフィスを」とのコンセプトで、ロビーを含めたタワー足もとの内外部空間を仕事もできる多目的な滞留スペースに転換しようとするものである。よりパーソナルな視点に立った新しいワークスタイルへのシフトを視野に入れた改修案である。
○東京ミッドタウン日比谷/KAJIMA DESIGN/久保田聡
本計画は、日比谷三井ビルディングと三信ビルディングという二つの名建築の建替を中心とした再開発プロジェクトである。People in the Parkのコンセプトのもと、優雅な姿のDancingTowerと重厚な低層部からなる建築空間を緩やかに回遊するランドスケープデザインにより、日比谷公園と都市空間の新しい関係性を生み出している。
■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第13回「5G通信と8K画像」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第13回。今回のテーマは5G通信と8K画像である。5G通信は次世代携帯通信であり、今年から日本では商用利用が開始されている。従前の4Gに比較し、約1,000倍の通信性能がある。8K画像は、人間の眼の解像度を超える高細精画像であり、テレビ画像のほか、遠隔医療、防災、社会インフラ保守などでの活用が期待されている。
■Le petit pouce ペットと暮らす 200
○幸福を運ぶ木(福木)/畑建築デザイン/畑 由起子
○ダクトの汚れとダクト清掃/(一社)日本空調システムクリーニング協会/清水 晋
空調ダクトを使っていると、粉塵や微生物で汚れてしまうので、清掃をする必要がある。ダクト清掃の方法としては、高圧エアホースをダクト内に入れて汚れを叩き落とし、汚れを集塵機で吸い取る方法が一般的である。
○排水管詰まりの原因と配管調査及び清掃方法/(一社)全国管洗浄協会/難波信二
建物の高層化や大規模化、複合化、ディスポーザ排水システムの普及など、多様化が進むなか、排水システムも複雑になり、曲がり部の多い排水配管が増加している。しかし、排水管洗浄を前提としている排水配管は、曲がり部が少ないことが望ましいため、排水管洗浄を行う立場から、清掃用掃除口や点検口の設置基準など、効果的な排水管洗浄を考慮した配管について、設計時に考慮すべき要件について考察した。
○「グリーンリカバリー」に応える洗浄リサイクルフィルター技術/㈱ユニパック/松江昭彦
ポスト・コロナ後の「グリーンリカバリー経済」の中で、脱炭素社会への移行がますます加速するであろう。そんな中「CO2の固定発生源」となってきた“使い捨てフィルター”を見直し、省エネ・省CO2(LC(CO2)50% 削減)を実現。SDGs、ESG 投資の新手法として貢献する。
○熱交換器自動お掃除機能「凍結洗浄」/日立ジョンソンコントロールズ空調㈱/台坂 恒・米山裕康
熱交換器を凍らせ、たくわえた霜を一気に溶かし、汚れを洗い流す「凍結洗浄」は、水だけで洗浄するよりも洗浄力が強く、1年を通じて使うことが可能である。ユーザーに手間を掛けさせことなく熱交換器を清潔に保ち、汚れによる性能の低下を抑制できる。
■最新技術情報
○快適な空調を実現するビル向け赤外線アレイセンサシステム/アズビル㈱/海老原克司
赤外線アレイセンサシステムでは、「瞬時に」「離れた場所」の温度を計測できるという特徴と熱分布から人を判別する技術により、熱負荷や人の増減といった情報を瞬間的にとらえ、先回りして制御することで室内温熱環境や換気状態の最適化に寄与できる。
○AIが空調設備を最適制御/㈱きんでん/井町勝利
AIを用いた空調最適化サービスは、利用者の空調設備の運転データや各種計測データをクラウドに蓄積し、それから導き出した最適運転パラメータによりエネルギー効率の高い運転がきるため、地球環境負荷の低減と生産性の向上に寄与することができる。
○オールプラスチック配管を実現した「エスロンプラスチック単管式排水システム」について/積水化学工業㈱/渕上斉太
エスロンプラスチック単管式排水システムは、軽量で施工が容易なオールプラスチック配管を実現でき、配管時の納まりに非常に優れたシステムである。遮音・防振性、経済性についても従来の鋳鉄管と同等以上を確保している。
○空冷ヒートポンプ式熱源機/東芝キヤリア㈱/小澤光輔
近年、地球温暖化対策から新たに代替フロン(HFC)が規制対象となり、段階的な削減が求められている。地球温暖化係数(GWP)の低い冷媒R32を採用したユニバーサルスマートXEDGE32シリーズの開発により、環境負荷低減及び高効率運転を実現し、社会および地球環境に貢献していく。
○区画避難安全検証法に対応したソフトウェア/㈱建築ピボット/江田敏男
「避難安全検証法」に準拠した計算ソフト。避難経路、煙拡散経路、避難開始時間、ドアの有効流動係数、有効幅、などほとんどの計算を自動化。入力は壁、開口、部屋属性など最低限の入力で済む。部屋形状も壁から自動抽出。部屋の境界壁1枚の追加で2部屋に分断。計算結果は表紙、目次を備えた報告書形式で出力。
○クリーンルームを防護する避圧調整ユニット大成建設㈱/岩尾正樹
クリーンルーム運用時、排煙設備等の誤操作による室内圧力異常により、室破損事故を引き起こす場合がある。筆者らは当事象防護を目的とし、室内清浄度を維持しつつ、室内圧力異常を解消可能な避圧調整ユニット「T-Pressure Relief」を開発したので紹介する。
■解説
○統合型ビルディング・マネジメント・プラットフォーム「DBM」導入事例/㈱テクサー/西村和仁
DBMは建物空間および建物内の人員、設備、環境などあらゆる情報を統合可視化するクラウドベースのビルディング・マネジメント・システムであり、東京建物とテクサーは日本橋ビルに国内で初めて導入し、評価を始めた。ビルマネジメントのDXを加速するDBMの特徴と導入の状況を紹介する。
■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○早期火災感知システムの開発/鹿島建設㈱/井上竜一
顧客工場の全焼火災事故をきっかけに、「燃焼及び消火実験」「各種感知器の比較実験」「フィールド実証実験」を通して、「差分演算」と「0補正」のロジック追加により、環境に左右さないグローバルスタンダートとなる早期火災感知システムを開発した。
○ICI LAB エクスチェンジ棟/前田建設工業㈱/今林憲一・稲田雄大
研究開発施設の管理中枢機能オフィスにて、自然エネルギーを最大限に活用しZEBを達成した事例。自然エネルギーの要素として、太陽光や卓越風、豊富な井水を建築デザインに融合させ、最大限に活用した。竣工後の1年間のコミッショニング活動で運用改善しながら、ZEBを達成した(基準値:1,081MJ/m2· 年実績:423MJ/m2· 年 創エネ:924MJ/m2· 年 計▲201MJ/m2· 年)。
■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第11回)
合成高分子樹脂管の施工時の品質管理と融着トラブルについて/樹脂管コンサルタント/長谷川清
本稿では、ポリエチレン管の竣工時の品質検査に焦点を当て、検査におけるポリエチレン管特有の評価方法について詳述する。電気(EF)融着を含めた熱融着は比較的新しい工法であり、施工現場では思いがけないトラブルも発生している。その概況についても合わせて解説する。
■Le petit pouce ペットと暮らす 199
○パンデミック/畑建築デザイン/畑 由起子
○地中熱を含む再生可能エネルギーの熱利用用途への展開/(国研)産業技術総合研究所/冨樫 聡
再エネを巡る世界の潮流や、国内のエネルギー消費動向を紹介し、再エネ熱の利用拡大に向けた課題を解説した。地中熱および未利用の再エネ熱の利用は今後需要が高まると予想される。また、樹脂製熱交換器市場の拡大のために認知度向上につながる情報発信が期待される。
○合成樹脂製熱交換器の市場開発状況/樹脂管コンサルタント/長谷川清
低温域の熱供給において、化石燃料に替えて再エネ熱を活用することが検討されている。本稿では、再エネ熱の活用に必要なHPの現況を俯瞰し、対となる熱源機器(熱交換器)の開発状況から、合成樹脂製の液-液熱交換器について、最新の動向を示す。
○合成樹脂製熱交換器の製品開発状況/ジオシステム㈱/髙杉真司
NEDO事業を通じて、従来の樹脂製投げ込み熱交換器よりも熱交換特性が優れ、低圧力損失、安価な樹脂製熱交換ユニット(G-HEX)が開発された。これらは、①ヒートポンプの熱源としての利用(アクティブ利用)および②工場廃水などからの熱回収の利用(パッシブ利用)でされている。
○新型形状地中熱交換器「扁平U-ポリパイ」/㈱イノアック住環境/大江基明・安江伸二・落合義人
NEDO委託業務「再生可能エネルギー熱利用技術開発」により開発した新型形状地中熱交換器「扁平U-ポリパイ」の製品特長、性能評価等を本稿で紹介する。
○樹脂製熱交換器G-HEXによる地中熱空調システム/㈱成宏電機/夏梅大輔
太陽熱コンデンサとも言える地中熱の効率利用に着目し、樹脂製熱交換器G-HEXを用いた井水による空調システムを自社工場内に導入した。当工場は天井が高く容積が大きいものの、エア搬送ファンを用いた空調エリアの区分化や、吹出ホースを複数設けることで効率良く作業者に冷温風を向けられるなど多くの工夫がなされいる。これらの事例について紹介する。
○地中熱交換器内蔵既製コンクリート杭工法「Hybrid Pile MS」/三谷セキサン㈱/佐々木貴史
「Hybrid Pile MS」は、建築物や橋脚の基礎で用いられる既製コンクリート杭の中空部に地中熱交換器を設置する工法である。熱交換器を杭工事の工程内で設置するTypeⅠと杭工事の後に設置するTypeⅡがあり、工期短縮とコスト低減などの特長がある。
○地中熱と太陽熱を組み合わせた農業ハウスの暖房ヒートポンプシステム/農研機構九州沖縄農業研究センター/奥島里美/ジオシステム㈱/舘野正之
再生可能エネルギーとして地中熱と太陽熱を組み合わせた農業ハウスの暖房ヒートポンプシステムの施工事例を紹介する。本事例では、太陽集熱にシート状の樹脂製熱交換器、地中熱にシート状およびスリンキー型の樹脂製熱交換器を利用した。
○施設排水を熱源としたパッシブ方式での設備導入事例/㈱角藤/前田敬文
2020年4月に供用開始した長野市の給食センターにおいて、操業時の排水(約30℃)を利用した路面融雪設備を施工した事例を紹介する。
○ベトナムでの工場排熱回収の検討/㈱アサノ大成基礎エンジニアリング/志賀 剛・山本達将
東南アジアでは経済成長に伴いエネルギー需要が高まり、省エネルギー対策が喫緊の課題で各国は省エネ技術の利用促進を進めている。㈱ジオシステムが開発した樹脂製製熱交換器(G-Hex)を用いて、ベトナムでの工場排熱有効利用を検討した事例を紹介する。
■最新技術情報
○スプリンクラー巻き出しフレキ“SP-X”/㈱テクノフレックス/関 浩司
高層建築におけるスプリンクラー消火設備に欠かせない巻き出しフレキの特性を、新たに発売した製品/SP-Xを基に紹介する。
○RFIDを利用した排水管通球試験システム/㈱長谷工コーポレーション/鈴木哲矢・森山知之
マンション建設を主力とする当社は、業務へのICT活用を開始した。これまで手作業で行われていた竣工時の排水管通球試験にRFIDを活用した結果、この検査に関連する業務時間の約3割を削減することに成功した。
■解説
○竣工設備データにみる空調衛生設備配管の管種選定事例(8物件)/IDE研究所/井出浩司
昨今ウエルネス志向による快適な空気質、空間の開放性・意匠性への配慮など多様に求められる中、スケルトン空間で一様な気流と温度分布が得られる快適な空調確立とできる機能性と設計自由度が高くシンプルなデザイン性を融合させた魅力ある展開性の高い吹出器具を開発しました。
■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○スケルトン天井用吹出口/鹿島建設㈱/矢島大督
美しい杉林と落葉広葉樹林からなる周辺の山並み。背後の山々を借景として、建築とランドスケープが一体となった里山の風景の一部となる。いずれか片方だけでは決して満たされない、双方が不可分なものとして、周囲の雄大な自然の清々しさに呼応する空間を目指した。
○猿倉山ビール醸造所鹿島建設㈱/星野時彦/㈱ランドスケープデザイン/石浦邦章
シリーズ解説の第12回。今回のテーマは革新的なコンピュータである「量子コンピュータ」である。量子コンピュータはその動作原理から、今までのコンピュータとはけた違いの計算速度を達成するが、実用化は不可能といわれてきた。その量子コンピュータの製造技術、ソフトウエア技術が急速に進化し、現在実用化に向かっている。我々の社会を変えてしまう可能性を持つ量子コンピュータの概要を紹介する。
■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第12回「量子コンピュータ?とは」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
■Le petit pouce ペットと暮らす 198
○見えざる敵/畑建築デザイン/畑 由起子
○感染症対策と建築設計/㈱日建設計/伊藤 昭
医療関連感染の実態および感染制御科学のエビデンス(証拠)に基づいた病院の建築設備デザインにおける感染経路別対策の要点を国内外の最新動向を交えて紹介する。更に、現時点で新型コロナウイルス感染症の主な伝搬経路として考えられている、接触感染・飛沫感染の有効な対策のディテール等についても解説する。
○新型コロナウイルス感染対策としての空調設備を中心とした設備の運用について/東京理科大学/倉渕 隆
本稿では、新型コロナウイルスの感染に関し、従来の麻疹などの空気感染性伝染病との違いについて、クラスター発生に関する報告事例から検証した上で、感染拡大を抑制するための設備等の建物用途別運用方法、パンデミック対応としての今後の設備の在り方について考察する。
○院内空気環境の見直し提案/新菱冷熱工業㈱/山下一彦
医療施設内の安全な空気環境を保持するために、数値流体シミュレーション技術を用いて現状の換気状況を再現し、空気の「よどみ」を見つけて空調・換気システムの課題を明らかにし、より安定的に空気を入れ替えるためのリニューアル計画を提案する。
○ビルメンテナンス業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン/札幌施設管理㈱/田中芳章・鍋島正憲・横山光紀
ビルメンテナンス業は、重症化するリスクが高いとされる高齢者従事者が多いという特徴がある。「新しい生活様式」の実践例を考慮し、感染予防と社会経済活動の両立を図りつつ、従業員そして顧客の安全を確保するためにも「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を定めた。
○空調機用ドレン管を介した新型コロナウイルスの拡散の可能性と対策案/コンドーFRP工業㈱/稲中裕之
新型コロナウイルスの感染拡大について、エアロゾル粒子が空気中を移動したとみられる知見が報告されており、エアロゾル粒子の拡散の可能性(リスク)の一つとして、空調機用ドレン管が「感染経路」になり得ることが示唆されている。ドレン管を経由した室内空気の移動は実証されており、ドレントラップが対策案の一つとなることを紹介する。
■最新技術情報
○既存倉庫の温熱環境改善用新型ファンユニット/大成建設㈱/信藤邦太
昨今、医薬品業界では、製薬や物流のグローバル化に伴い、倉庫内温度を15~25℃の範囲に維持することが求められている。そこで、ラック倉庫用の自動搬送装置を利用して自由に移動でき、倉庫内のどこにでも設置可能で、かつ温度分布を平準化する新型ファンユニット「T-Rack Fan」を開発した。
○消防用設備等点検アプリ(試行版)の提供開始について/総務省消防庁/秋山尚樹
消防庁において、消火器、無線式の自動火災報知設備、誘導標識などの消防用設備について、建物関係者が御自身で点検し、報告書の作成を行うことを支援するため、「消防用設備等点検アプリ」を作成した。本稿は、本アプリの開発経緯や活用方法等について説明するものである。
■解説
○先進的環境配慮型作業所事務所の取り組み/大成建設㈱/白石史織
仮設の建設作業所事務所のCO2排出削減を推進するために、省エネ化モデルとなる作業所事務所を選定し『先進的環境配慮型作業所事務所』として整備した。これにより仮設事務所における国内初のZEB Ready認証を取得した。本稿にてその取り組み内容を紹介する。
○鋼管ルネッサンス運動の展開と配管クラブ創設について/IDE研究所/井出浩司
■竣工事例
○次世代ワークプレイス「横浜グランゲート」/清水建設㈱/清水 洋・佐藤啓明
大規模開発において平常時の「eco」と非常時の事業継続性「BCP」の機能を一層充実させるとともに、働く人の「ウェルネス(健康・快適性)」にも配慮した付加価値の高いオフィス環境づくりに取り組んだ。空調方式は省エネルギーと室内環境の快適性を両立する放射空調システムを採用した。
○パナソニックスタジアム吹田/㈱竹中工務店/佐藤弘康・原 大輔
J1リーグ「ガンバ大阪」の新ホームグラウンドとなる、国際サッカー連盟の基準に基づくサッカー専用競技場として、日本初の寄付金と助成金のみで建設されたプロジェクトである。持続可能なスタジアム実現に向け、必要最低限の空間作りと長寿命でメンテナンスフリーな材料選定、さらに環境設備技術の採用により、省エネルギーに努めている。
■シリーズ
○第18回 環境・設備デザイン賞
早稲田大学37号館 早稲田アリーナ/㈱山下設計/水越英一郎
多目的型スポーツアリーナを中心とする複合施設。施設の大半を地下に埋設し、その地表に「戸山の丘」と名付けた緑豊かなパブリックスペースを創出した。同時に地中熱を利用した蓄熱・空調・換気システムを構築し、ゼロエネルギーアリーナやZEB Readyを実現している。
○外国の環境保全および建築設備事情118
飲料水中の過塩素酸はこれまでに考えられてきたよりも危険である/元㈱森村設計/前島 健
米国テネシー州ナッシュビルに本部を置くヴァンダービルト大学の研究者たちは、米国の多くの飲料水の水源に検出される環境汚染物質である過塩素酸は甲状腺ホルモンの必須成分であるヨウ化物の摂取を妨げることを発見した。本稿においては、その内容を紹介する。
■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第10回)
合成高分子樹脂管に特有の工法について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管の中でもポリエチレン管は、可撓性を生かした独特な工法や鋼管溶接と同等の熱融着を生かした工法等を生かして市場評価を高めてきた。本稿では、これらの工法に焦点を当て、ポリエチレン管の今後の可能性について解説する。
■Le petit pouce ペットと暮らす 197
○“アゲ羽蝶”/畑建築デザイン/畑 由起子
○感染症への対応 その歴史的経緯/国立保健医療科学院/小林健一
感染症はかつて、隔離政策により対処された歴史があるが、今日では患者の人権保証と治療法の探求が同時に求められる。感染症患者を収容する病床では、感染管理上の配慮と患者のQOL確保が重要であり、感染経路に対応した建築設備上の配慮が必要となる。
○感染症対策を考えた病院の建築・設備計画/㈱長大/鈴村明文
超高齢社会の病院建築、災害時に医療機能が継続する病院建築・設備をいろいろと模索しているところであるが、今般の新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、新たな検討を加える必要が出てきた。現時点でのハード面の対策を考えてみた。また、感染対策の基本である標準予防策と感染経路別予防策の「二段階感染予防対策」について、今一度整理をしてみた。
○病院内感染予防のための空調・換気の設計手法/工学院大学/柳 宇
本稿は感染経路を示したうえで、院内感染予防のための空調・換気の設計手法について述べるものである。病院における感染症の対策方法としては、換気による希釈、ろ過による捕集、温湿度制御、適正な気流計画、紫外線による殺菌が有効であることを示した。
○病原性微生物を抑制する空調システム新日本空調㈱/米沢清美・波多野裕明・高橋 理
本稿で紹介する空調システムは、菌の増殖を防ぐ技術(抗菌空調機とAg-ion Master.)を組み込んでおり、年間を通じて抗菌効果を発揮する。また、現場での後施工が可能な抗菌化手法のAg-coat Master/エージーコートマスター.の双方を紹介する。
○外調機による換気機能強化と感染症対策技術/木村工機㈱/齊藤一成
換気が重視される今日、導入外気の除塵、冷却除湿、再熱、加熱、加湿、給排気機能を有し、省エネ性と衛生面に配慮した熱回収技術を一体化した空冷HP式熱回収外調機を用いた換気空調について、その概要を紹介する。
○新型液式調湿空調機を使用した外気調和主体型空調について/ダイナエアー㈱/宮内彦夫・七尾龍一/㈱日建設計総合研究所/丹羽英治
コロナ禍を機に換気の重要性・抑止要因の解析、確認が行われ、今後、人密度が高い施設空調は、主.外気調和・従.還気温調の環境重視型空調に転換されることが望ましい。外気処理に伴う効率が大幅に改善した新型液式調湿空調機=MOISTPROCESSORはその実現に大きく寄与することが可能である。
○超軽量空調ダクトシステム「エアホースワン」/三協エアテック㈱/大橋幸夫
仮設空調システム向け布製ホースダクト「エアホースワン」は、スポットエアコンとの組み合わせにより、屋外イベントやクールスポット、建設現場の休憩所のほか災害時の避難所や救護テントなど様々な場面での「熱中症対策の新しいカタチ」を目的に開発したので、本稿で紹介する。
○ZETA通信を利用した「換気お知らせキット」/㈱テクサー/西村和仁
当社は、室内環境の見える化と適切な換気を支援する「換気お知らせキット」の販売を始めた。ZETA通信の優位性を活かしてCO2濃度の遠隔監視と現場での適切な対応を同時に可能とした。導入施設の運用状況から「見える化」の実現によって過大なコストを必要としない運用事例を紹介する。
■最新技術情報
○CO2冷媒冷却ユニット「スーパーグリーン」/日本熱源システム㈱/外川純也・村上真一
「スーパーグリーン」はCO2冷媒の冷凍機であり、24%の省エネ、30%小型化、空冷式のため冷却水も不要、40℃の猛暑でも安定した運転を実現するなど、環境性と高い省エネ性を両立した。新たにブラインチラーも開発し、大型冷蔵庫から製氷、食品工場など用途も拡大している。
○低温廃熱を利用可能な吸着材蓄熱システムの実証試験/高砂熱学工業㈱・石原産業㈱・東京電力エナジーパートナー㈱・森松工業㈱・日野自動車㈱・(国研)産業技術総合研究所
吸着材ハスクレイをベースに、同蓄熱材を組み込んだ高密度・可搬コンパクト型蓄熱システムを開発した。今回、日野自動車の羽村工場周辺でオフライン熱輸送型での実証試験と石原産業四日市工場で定置型蓄熱槽での産業プロセスに対する実証試験を行った概要を紹介する
■竣工事例
○グランベリーパーク セントラルコート・ステーションコートB棟/㈱東急設計コンサルタント/伊藤幸史・菅野幸志・佐々木健次・塩原 緑
グランベリーパークは官民連携の再開発プロジェクト『南町田グランベリーパーク』内に位置するアウトモール型商業施設である。LEEDゴールド予備認証を取得しており、環境配慮手法を取り入れるほか、メンテナンスや管理運営に配慮した計画としている。
■シリーズ
○外国の環境保全および建築設備事情117
米国人の25%は水道水を飲まない/元㈱森村設計/前島 健
2020年の米国の水道水使用者満足度調査の結果によると、米国人の25%は水道水を飲まない。本稿においては、その理由と米国における水道水中のPFASの規制を紹介する。
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報第11回
「ドローンの活用状況」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第11回。今回のテーマは「ドローンの活用状況」である。自動飛行ができる小型無人航空機ドローンの活用は保守、撮影など各方面で進んでおり、我々の社会生活はより便利になっている。さらにドローンの開発は、物流、交通、警備などへの適用拡大が期待されている。
■Le petit pouce ペットと暮らす 196
○思いやり距離/畑建築デザイン/畑 由起子
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ニュートンプレス.
Newton(ニュートン)
2021年02月26日発売
目次:
Newton Special
健やかに生きるための正しい知識
「老い」の教科書
監修 島田裕之/佐谷秀行/佐藤眞一
執筆 竹ヶ原諒貴(編集部)・西村尚子・前田 武
はるか昔から,人々は老化を防ぎたいと願ってきた。現在では科学の力によって,老化現象の詳細がわかってきつつある。体が衰えるしくみや,老化を防ぐ生活習慣などを紹介する。
PART1 人はなぜ老いるのか
PART2 「老けない人」は何がちがうのか
PART3 「老い」と向き合う心
PART4 未来の「老い」はどうなるか
FOCUS Plus
工学
震災から10年,福島第一原発の現状とこれから
監修 竹下健二
執筆 三澤龍志(編集部)
地学
5万年前までのほとんどの地層の年代測定が可能に!
監修 中川 毅/山田圭太郎/大森貴之
執筆 山田久美
医学
出産時に母親の子宮頸がんが子どもに移行した
協力 小川千登世/荒川 歩
執筆 北原逸美
Nature View
光合成をやめた植物たち
【試し読み】
菌類から栄養を奪って生きる植物
写真・監修 末次健司
執筆 財部薫乃子(編集部)
Topic
天文学者を悩ませる4万機の人工衛星
【試し読み】
スペースX社が打ち上げる大量の人工衛星が
地上での天体観測にあたえる影響とは?
監修 大石雅寿
執筆 中野太郎
Topic
「捨てられない」という心の病
【試し読み】
集めすぎる,手放せない,整理できない─
「ためこみ症」を知っていますか?
監修 五十嵐透子
執筆 尾崎太一
科学と倫理の交差点
人工呼吸器の優先順位は
どうするべきか
監修 児玉 聡
執筆 三澤龍志(編集部)
驚きと興奮のサイエンスマガジン 『ニュートン』
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2021/01/26
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2020/08/26
発売号
日経ナショナル ジオグラフィック社
ナショナル ジオグラフィック日本版
2021年02月27日発売
目次:
○特製付録 太陽系マップ 二つのタイプの惑星たち
【特集】
●魅惑の火星を探る
古代の人々が「さまよえる星」と呼んで以来、火星は人類にとってとても気になる星。この謎めいた惑星を知りたいと、20世紀半ば以降、数々の探査機や探査車が送り出されている。
●私は死刑囚だった
米国では1973年以降、8700人以上が死刑宣告を受け、1500人以上の死刑が執行された。一方で、死刑宣告を受けたものの、その後、無罪であることがわかり、釈放された元死刑囚は182人に上る。無実の罪で服役し、その後、科学捜査の進展などによって身の潔白が証明された人たちだ。
●1本の線と国境紛争
カシミール地方の高地で起きたインドとパキスタンの国境紛争。地図上の1本の線が戦闘のきっかけだった?
●消えるドッグレース
ドッグレースは米国発祥のギャンブル。レース犬の扱い方に批判が高まり、全米から消えようとしている。
【コラム】
●PROOF 世界を見る「福島第一原発 廃炉の現場」
自分にできることは何なのか?日本の工業技術や研究開発を現場目線で撮影してきた写真家が、福島第一原子力発電所の廃炉への歩みを記録しようと立ち上がった。事故から10年たった今も撮影を続けている。
●EXPLORE 探求するココロ
「化石の正体は?」「満月の晩に綱渡り」「焼けた森の生態系」「わなで作ったアート」「水をはじくガの羽」
●写真家の撮っておき
●読者の声
●テレビでナショジオ
●次号予告
●日本の百年「大阪の魔法瓶工場」
●今月の表紙:古代ギリシャでは戦いの神とされ、近代では高度な土木技術をもつ文明が栄えているとされるなど、火星は何千年にもわたって人類を魅了してきた。
テレビや新聞では報道されない、世界の“いま”を知ることができます。
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2021/01/29
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2020/12/28
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2020/11/30
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2020/09/30
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2020/08/28
発売号
日経サイエンス
日経サイエンス
2021年02月25日発売
目次:
【特集:混迷のパンデミック】
急拡大する変異株
COVID-19 嗅覚障害の原因と予後
強まるストレスにどう対処するか
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【特集:宇宙論にほころび】
真空エネルギーと暗黒エネルギーは折り合えるか
ハッブル定数 食い違う観測値
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人間関係を把握する脳内マップ
探査機がとらえた 生きている火星
さらばGDP 新たな社会幸福度指標の提案
クジラががんにならないわけ 細胞の裏切りを検知するメカニズム
宇宙戦争を阻止せよ 高まる衛星間攻撃の緊張
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★このほかにも魅力的な記事がいっぱいあります。
◇フロントランナー挑む
新型コロナの謎に迫る決断力と機動力の免疫学者:岩崎明子(米エール大学)
◇NEWS SCAN:数学と光,半導体に変革/ふ化のしやすさ予測/TOPICS/
太陽エネルギーで海水淡水化/動脈瘤のリアルな模型/多様なDNAカッター/
虫の足をすくうシワ/一緒にフェローフライ/熱で見るヘビの“目”/
ものをいうメッセージ/クモの脚の知性/ニュース・クリップ ほか
◇From Natureダイジェスト:生物時計を巻き戻して老齢マウスの視力を回復
◇ヘルス・トピックス:断続的断食
◇パズルの国のアリス:ヤマネの姪たちの大学訪問
◇BOOK REVIEW
『操作される現実』 井上 亨
『BIRTH いのちの始まりを考える講義』 中西真人
<連載>森山和道の読書日記 ほか
◇科学のアルバム
◇サイエンス考古学
フロート板ガラス/列車の中央制御/冷静な業態転換/地球は固体か溶融体か?/犬たちの労働/甘いブドウ
◇今月の科学英語
科学の「先端」「発見の快感」を伝える一般向けの総合科学誌
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2021/01/25
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2020/12/25
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2020/10/24
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2020/08/25
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誠文堂新光社
天文ガイド
2021年02月05日発売
目次:
藤井 旭が選ぶ
今冬の天文現象アルバム
:藤井 旭
本誌の天文現象のカレンダーに目を通すと、日食や月食などの見た目に派手さのある現象から、ごくさりげない現象まで、一年365日、星空の眺めを楽しむことができます。3月号では、藤井旭さんにより「天文ファン的に楽しめた天文現象」という切り口で、2020年暮れからこの冬にかけて、読者がとらえた星空の光景を選び、まとめました。
2020.12.15南米皆既日食
2020年12月15日(日本時間)に南米・チリ、アルゼンチンで皆既日食が見られました。
現地は新型コロナウイルス禍の真っただ中にあり、海外から現地への入国は非常に困難となりました。幸運にも現地での観測ができた、ドイツのアンドレアス・メラー氏がとらえた皆既日食の写真を紹介します。
南米・アタカマ砂漠
2019日食&星空紀行
:榎本 司
2020年12月に南米で見られた皆既日食は、新型コロナウイルスの影響で観測ができる状況ではなくなってしまいましたが、1年前の2019年7月、同じく南米で皆既日食が見られました。今号では、この日食をとらえるために現地に遠征した榎本司さん(「月のある絶景」連載)が皆既日食撮影で取り組んだ試み、そしてチリ北部に広がるアタカマ砂漠の星空絶景について紹介してもらいました。
星雲・星団観察用望遠鏡の自作
:津村光則
「見て楽しい・撮っておもしろい 星雲・星団案内」を連載する津村光則さんが、連載で取りあげる天体の観察用に低倍率の望遠鏡を自作しました。製作と自作望遠鏡での観察の様子をレポートします。
【TOPICS】
今冬の流星群観測報告/長田和弘
月のある絶景/榎本 司
集中連載 「月・惑星」高画質画像撮影法/山崎明宏
星明かり月明かり/牛山俊男
天体画像処理あれコレ/西條善弘
天文ガイド価格改定のお知らせ
天文ガイドバックナンバー企画のお知らせ
【THE SKY】
3月の星空と天体観測/藤井 旭
【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/石崎昌春、内藤誠一郎、塚田 健
TG情報局(新製品情報ほか)
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報
【天体写真】
読者の天体写真 観測ガイド
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)
【連載】
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
「星雲・星団撮影」入門30/中西アキオ
T.G.Factory/西條善弘
読者SPACE!
マサが行く!
柳家小ゑんのエントロピーガイア!/柳家小ゑん
今日からロケッティア!/足立昌孝
宇宙天気/篠原 学
オーロラカレンダー/篠原 学
星のある場所/森 雅之
【観測ガイド】
天文データ/相馬 充
流星ガイド/長田和弘
星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人
変光星の近況/広沢憲治
太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎
人工天体ガイド/橋本就安
惑星の近況/堀川邦昭
彗星ガイド/中野主一
毎月の天文現象と、新製品のニュースをお伝えします。
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2021/01/05
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2020/12/04
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2020/11/05
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2020/09/04
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ネイチャー・ジャパン株式会社
世界No.1総合科学ジャーナル 『Natureで、最先端の科学に出会う!』
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2018/04/05
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2018/03/01
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2018/02/01
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2018/01/04
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2017/12/07
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2017/11/02
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日本ビジネス出版
環境ビジネス
2020年12月15日発売
目次: 特集 グリーン・リカバリーで日本経済を立て直す/再エネ発電の市場拡大/「トップリーダーに訊く『環境配慮型経営』」-日立造船・代表取締役社長兼COO・三野禎男氏
環境推進のための実務誌
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2020/09/15
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2020/06/15
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2020/03/16
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2019/12/15
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2019/09/17
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2019/06/17
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明日の製造業を担うあなたに!課題解決・スキルアップの必須情報をお届けする技術専門情報紙。
システム規格社
月刊アイソス
2021年02月10日発売
目次:
■3月号の特集は「ワンランク上を目指す審査員と受審組織のためのガイドライン」です。
■本特集では、ISOの認証によってマネジメントシステムのレベルをいかに向上できるか、現状のISO審査に対して35の指摘事例をもとに問題を提起し、審査側はもとより、特に受審組織に対して一層のレベル向上に向けた改善へのヒントを紹介します。執筆者は三戸部徹氏(アイエスオーミトベ事務所)です。
■Viewpoint this monthでは、『データ・ドリブン・エコノミー』(ダイヤモンド社)や『5G』(岩波新書)などの著作がある森川博之さん(東京大学教授)から、組織のデジタル化推進の鍵となる2つの要素、すなわち、①すべての制約がなくなっていく世界で『今、何が制約になっているか』に気づくこと、②すべてがデータでつながっていく世界で『ステークホルダー全体がWin-Winになる視点』を持つこと、について話を聞きました。
アイソス 2021年3月号(280号 2021年2月10日発売)
特集
ワンランク上を目指す
審査員と受審組織のためのガイドライン
執筆/アイエスオーミトベ事務所 三戸部 徹
【特集構成】
はじめに
Part 1 審査側・組織側の対応方法
Part 2 問題指摘事例の考察
Part 3 良い指摘事例から学ぶこと
Part 4 ISMS審査における考慮点
Part 5 認証組織の在り方と審査に対する心構え
おわりに
連載
■Viewpoint
リレー連載 第108回
5Gによって制約がなくなっていく時代に大事なのは
「仕事で何が制約になっているか」に気づくこと
取材先/東京大学大学院 工学系研究科 教授 森川 博之 氏
■Insight
ニッポンへの警告 周回遅れの現実を直視すべし
連載 第6回(最終回) 「お・も・て・な・し」という Japan Model ~ マニュアル化の罠 ~
執筆/東京大学大学院 情報理工学系研究科教授 江崎 浩
品質に貢献する、IoT・デジタル化のための情報基盤
連載 第6回(最終回) ソフトウェアの革新
執筆/山下技術開発事務所 代表 山下 克司
COVID-19を踏まえた国際ルール形成の潮流
~Before/With/Afterコロナにおけるルールの変化~
連載 第6回(最終回) With/Afterコロナにおける製造業の姿とは? :
3Dプリンティング技術(付加製造技術)活用の可能性と欧米によるルール形成動向
執筆/デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 マネジャー 橋田 貴子
■新しい国際規格の紹介
ISO/PAS 45005:2020(Occupational health and safety management -
General guidelines for safe working during the COVID-19 pandemic)
労働安全衛生マネジメント - COVID-19パンデミック下の安全な労働のための一般指針
■QCツール
QC手法 7のヒミツ
連載 第6回 新QC七つ道具(1)
執筆/東京大学名誉教授 飯塚 悦功
■マネジメント
組織を鍛えるマネジメント
~変化への柔軟な対応~
連載 第6回(最終回) マネジメントのできる強い組織を目指して
~新型コロナ感染対策から見えること~
執筆/株式会社クオリティ・クリエイション 代表取締役
(元トヨタ自動車株式会社 TQM推進部長) 古谷 健夫
■内部監査
内部監査の実践
連載 第12回(最終回) 監査結果は、商品価値として内部監査報告書に集約
執筆/株式会社LMJジャパン 主任講師 青木 明彦
■食品安全
認証機関からの提言
進化する食品安全マネジメントシステムを事業に活かすために
連載 第6回(最終回) 食品安全マネジメントシステムの今後の課題
執筆/株式会社日本環境認証機構(JACO) 審査本部 食品ビジネスユニット
審査本部長・食品ビジネスユニット長 水上 浩
■リスク管理
ISMS(ISO/IEC 27001)をベースにした企業のリスク管理
連載 第9回(最終回) まとめ : 今後の日本企業にとっての情報セキュリティ課題は何か
執筆/株式会社シーピーデザインコンサルティング 代表取締役社長 鈴木 靖
■SDGs
SDGs達成に貢献するISOマネジメントシステムとは?
連載 第6回(最終回) ISOマネジメントシステム認証制度はSDGs達成に貢献できるか?
執筆/マネジメントシステムアドバイザー 鈴木 信吾
■海外動向
ネットで読み解くリスクマネジメント海外事情
連載 第30回(最終回) リスクマネジメントの見直し
執筆/米戸 靖彦
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■全体目次
■ISO leading-edge trend
■編集後記/次号予告/広告目次など
国内唯一のISOマネンジメントシステム専門月刊誌
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電気設備の保守管理。電験・管理士受験指導
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