北方ジャーナル 発売日・バックナンバー

全248件中 61 〜 75 件を表示
【報道】吉田学長の放逐を決めた旭川医大

断罪された“裸の王様”

選考会議の「解任申し出」に
注目集まる文科大臣の判断

国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)の学長選考会議(西川祐司議長)は6月24日付けで萩生田光一文部科学大臣に吉田晃敏学長(69)について解任の申し出を行ない、本人が大学を去ることが確実視されている。就任以来14年にわたりトップに君臨し、近年における大学の迷走とガバナンスの機能不全を招いた“裸の王様”、吉田学長。現役教授らが立ち上げた「旭川医科大学の正常化を求める会」の解任請求から約4カ月。調査委の報告を踏まえ学長選考会議は開学以来、最も重い決断を下した──。
(7月8日時点 本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】学長解任騒動、想定外の余話

どうした、道新

旭医大取材中の記者が逮捕
読者報告まで2週間の沈黙

旭川医科大学の学長解任問題をめぐる報道で、取材にあたっていた新聞記者が建造物侵入で現行犯逮捕される“事件”が起きた。公共施設への立ち入りを犯罪とみなした大学や捜査当局の不可解さとともに、当該記者の所属する報道機関の歯切れの悪い対応は今後長く記憶され続けることになるだろう。少なからぬ同業者の強い関心を集めることになったその事件は、本稿締め切り時点でまだ終わっていない。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府④

虚偽申請 319万円

道立看護学院で不正受給
パワハラ調査は紋別でも

道南の1校で発覚した教員によるパワーハラスメント問題は今や、北海道立看護学院全体の問題に発展しつつある。パワハラそのものが複数の学院で疑われ始めたのみならず、ここに来て別の深刻な不祥事も浮上、7月初旬には地元議会で厳しい追及の声が上がった。5月に発足したパワハラ調査の第三者委員会は6月末までに学生への聴き取りを終え、今月からは加害教員の言い分に耳を傾けることになる。被害救済策は、今なおまとまる目途が立っていない。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑱

警官尋問、なお流動的

「安倍やめろ」排除から丸2年
“ヤジポイ訴訟”証人どこまで

「安倍やめろ」の一声で多数の警察官が一般市民を排除したのは、今からちょうど2年前のこと。排除被害者が地元警察を訴えた裁判はまもなく10回めの弁論を迎え、この秋には現場警察官らの尋問が予定されている。法廷では証人申請をめぐる丁々発矢が続き、現時点でなお採用人数は決まっていない。原告が求める「22人」は、どこまで認められることになるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】廃棄物処理施設から出る廃液を豊浦町が不法投棄

道警が町役場を家宅捜索

行政が手を染めた環境汚染

笹や木々が枯れ、周囲には異様な臭いが漂う。大きなプラスチック製タンクが不自然に置かれ、そこにパイプが取り付けられている──。廃棄物処理施設から出る廃液(残渣水)の不法投棄が行なわれていた虻田郡豊浦町高岡にある町有林の現場だ。なんとこの不法投棄をしていた当事者は、町役場だったというから洒落にならない。漁業系廃棄物から堆肥を作り農業への貢献を目指した豊浦町が、環境を汚染するというあってはならない行為に手を染めていた。現在、道警はこの不法投棄について廃棄物処理法違反の疑いで捜査を進めている。(佐久間康介)

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【経済】「道内20信金3月期決算」を数字で読み解く

コロナ禍で大きく伸びた貸出金
運用益低下で本業の儲けは減少

北海道の地域経済を支える道内20信用金庫の2021年3月期決算が、6月22日に出揃った。新型コロナウイルス感染拡大が始まって1年半、今回は文字通りコロナ下経済での決算となった。コロナ関連の「ゼロゼロ融資」(無利子・無担保、政府保証)などによって貸出金が期末残高で前期比8・6%増と、近年では例がないほど大きく伸び、これに伴い融資先の債務者区分もランクアップ。個別貸倒引当金が減少するなどプラス効果があった。半面、市況の弱含みで有価証券利回りが低下、本業の儲けを示す業務純益は金庫全体で前期比25%も減少した。コロナ禍の中で各金庫が将来に向けてどう対応したか、その輪郭が見える決算になったと言えるだろう。       (佐久間康介)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART22 「事前調査」の賛否を最大争点に20年ぶりの寿都町長選

審判を受ける片岡町政

「文献調査撤回」を掲げる対抗馬
かつての盟友、越前谷氏が挑戦

高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分地選定に向けた文献調査が進む後志管内寿都町で今年10月下旬、任期満了に伴う町長選挙が行なわれる(同26日投開票予定)。文献調査への応募を主導し6選をめざす片岡春雄町長に、調査反対の立場でベテラン町議の越前谷由樹氏が対抗する。町役場の盟友だった両氏は町の風力発電事業を推進したが、道立寿都病院の町立移管問題などをめぐって対立し、15年前に袂を分かつ。そして今、片岡町長は「肌感覚では賛成の町民が多い」と応募に走り、今回の選挙で初めて有権者の審判を受ける。元助役の越前谷氏は文献調査の撤回と交付金の返却を公約に掲げた。核ゴミ問題の他にも町づくりの課題は山積している。選挙戦の焦点を検証し、現職に挑む越前谷氏の生の声をお伝えする。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所

殺処分をゼロにした市民らの
努力を軽んじる小樽市保健所

小樽市西部の山間部にある「小樽市犬管理所」。小樽市保健所が所管するこの施設で2005年からボランティアを続けてきた女性がいる。収容犬の譲渡数を増やし殺処分をゼロにした実績を見込まれ、5年前から任意団体として同管理所の業務を受託。しかし、委託費は十分ではなく運営はスタッフのサービス労働でやり繰りしているのが実情だ。団体は人材育成などに必要として予算の増額を求めてきたが、市保健所は財政難を理由に応じる考えはない。そこから透けて見えるのは、小樽市の殺処分ゼロ達成に貢献した市民らの努力を軽んじる行政の姿だ。 (武智敦子)

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【ニュース】

■道百年記念塔解体の白紙撤回求める
 CFが目標を超える370万円到達
 ──支援費で7月中にも問題提起の意見広告掲載

■路上の隣人たちにもワクチンを
 札幌の支援団体が市に申し入れ
 ──5月に当事者の陽性確認、市中感染拡大を懸念

■元道職員「SOGIハラ」で提訴
 同性カップルにも「扶養」認定を
 ──道の手当不支給・組合の不認定に賠償求める

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【農業】
Agri Report──「札幌農業と歩む会」三部英二会長に訊く

「日本の食糧基地」の礎となった
札幌農業の真骨頂は多種多様さ

“知られざる宝”を地域資源として活かせ

明治以来、広大な土地を拓いて日本の食糧基地とまで呼ばれるようになった北海道だが、その礎となったのが札幌の農業だ。高度成長期以降の都市化に押されて農村のイメージは薄れてしまったが、実はこのまちの農業は昭和40年代まで栄え、現在も野菜の収穫量や作付面積は全道の中で高水準にある。さらにタマネギの「札幌黄」やキャベツの「札幌大球」などこのまち独自の品種も豊富で、果樹に畜産、近年ではワイナリーなど生産面も実に多種多様だ。そうした札幌農業の特色と現状について、元札幌市農政部長で現在「札幌農業と歩む会」会長を務める三部英二氏(65・JFEエンジニアリング北海道支店顧問)に取材した。いのちを育み、次世代に繋げる役目を持つ生命産業、農業。その魅力と可能性を探る「Agri Report」第1弾をお届けする。(本誌編集部)

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【企業】ESIが新事業でゴミ屋敷問題に挑戦

高齢化が進む公営団地の諸課題を
ワンストップ型の循環経済で解決

室内清掃で大きな力を発揮する次亜塩素酸水

安価で安全な「次亜塩素酸水溶液」を活用してウイルスや細菌を不活化する技術が、コロナ禍の中であらためて関心を集めている。この資材に着目し、今回のパンデミック以前からさまざまな関連商品を開発・販売してきたのがESI㈱(本社札幌・菊地匡彦社長)だ。その同社がこれまでのノウハウを活かし大きな社会問題の解決に向け動き出している。それが高齢化が著しい公営住宅で起きている諸課題を解決する、ワンストップ型の循環経済事業。最も懸念される住居不衛生化、ゴミ屋敷化に次亜塩素酸水という武器で立ち向かうのはもとより、リサイクルや見守りといった住民の利便性や福祉につながるスキームを構築しているのが大きなポイントだ。「我が国の未来の縮図」とも言える公営団地を舞台にした同社の挑戦をレポートする。

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【お盆特集】激変する葬儀のカタチ

コロナとネットが変える“弔い”
家族葬から「1日葬」「直葬」へ

感染リスクと背中合わせのお世話も

またお盆の季節がめぐってくる。多くの人が大切な故人に思いを寄せ、あらためて冥福を祈るとともに生かされていることの意味を問い直すことだろう。故人との最後のお別れの場が葬儀だが、これまでの通夜、告別式という当たり前の流れが昨年からのコロナ禍で大きく姿を変えつつある。家族葬はもとより「1日葬」「直葬」が急速に増え、さらにはインターネットを介した申し込みの割合が高まるなど葬儀業界は激変の最中にあるようだ。葬儀業界の現状やコロナで亡くなった故人の死を弔う現場などについて、札幌の老舗葬祭業者である北海道典範(同市東区)の佐藤明裕社長に訊いた。(6月28日取材)

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【長期連載】〝農と食〟北の大地から

北海道産アスパラガスの歴史と今(後編)
──日本一の産地・名寄の悩みと新たな試み──

消費者需要に追いつかぬ労働力
希望の光は学生たちの援農事業

後志管内岩内町の肥料商・下田喜久三さん(故人)が新品種を育成してから百年、北海道のアスパラガスは全国の品目別農業産出額で1位の座を得ている。北国の初夏の味覚として道内外の消費者の人気も高い。しかし、収穫・出荷作業に手間のかかる作物なだけに、生産農家の高齢化や規模拡大などによって労働力が不足し、栽培面積は30年前の3分の1まで減少している──。そんな現状に一石を投じるべく、日本一のアスパラガス産地・道北の名寄市では、大学と行政、農業関係者が連携し、「学生援農(有償)ボランティア事業」を創設し、学生たちがアスパラガスの収穫作業などに汗を流す。産直を手がける農家や、この事業に取り組む大学関係者、販売業務を担う農協担当者らに現状や展望を聞いた。

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【連載】ルポ「ひきこもり」71──池上正樹氏のオンライン講演会から

115万人それぞれの困り事
背景には集団生活のトラウマ

ひきこもりに特化した基本法の制定を

「ひきこもりの暮らしを支えるライフライン」をテーマにした基調講演会が6月5日、ZOOМによるオンラインで開かれた。札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長、以下レタポス)の主催。ジャーナリストでNPO法人KHJ全国ひきこもり家族連合会の(本部東京)理事でもある池上正樹氏が、8050問題を背景に社会的孤立が懸念される高齢の親子が安心して暮らせるよう全国の最新情報などについて解説した。基調講演と当事者、親、支援者によるミニワークショップの模様を2回に分けて紹介する。   (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【72】

「2発目の原爆」がもたらした
惨禍を伝える長崎の平和公園

犠牲となった“祈りのまち”

広島に原子爆弾が落とされてから3日後の1945年8月9日午前11時2分、アメリカ軍は2発目の原爆を長崎市内に投下、当時の長崎市の推定人口24万人のうち約7万3千人以上が犠牲になった。戦後、爆心地近くに平和公園が整備され、破壊された浦上天主堂は再建されて観光地となっている。「祈りのまち」と言われる長崎に、今年3月下旬に足を運ぶと、アメリカ軍が長崎市北部に原爆を投下した理由の詳細が分かった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●北海道地チーズやご当地銘菓でホクレンが道産ミルク需要喚起
●今年の新千歳国際アニメ映画祭でクリエイター活動支援の取組開始
●至高の癒しとくつろぎを 「グランドブリッセンホテル定山渓」オープン
●杉村太蔵が旭川の買物公園を再生 食と文化の発信拠点「ここはれて」来夏開業
●「ミス・アース・ジャパン北海道大会」輝いた〝環境の女神〟たち

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ラジオ明方便が「サマータイム」をおとどけします…』
【報道】被害者と60歳差のわいせつ犯、起訴直後の弁明

「自制心が飛んで…」

未成年への強制わいせつで起訴
“独立系スクールガード”の元警官、激白90分

本誌前号で報告した、元警察官による強制わいせつ事件。自宅近くの小学校で続けていた独自のスクールガード活動で地域に知られる容疑者は6月上旬、地元検察が事件を起訴したことで刑事被告人となった。逮捕時点から本人の認否は不明だったが、起訴後に本稿記者の直撃取材に応じた被告は犯行を全面的に認め、およそ1時間半にわたって弁明を重ねることになる。60歳下の少女に長く消えない傷を残したわいせつ犯は、事件を振り返って何を語ったのか――。

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【報道】旭川発──「社会福祉法人かがやき」に丸投げされた介護事業の行方【2】

特別監査に踏み切った旭川市
問われる「社福への事業譲渡」

先月号で報じた旭川の社会福祉法人かがやき(岩崎正則理事長)に監督官庁のメスが入った。6月7日午前、旭川市が同法人に対して抜き打ちの特別監査に踏み切ったことが明らかとなり、関係者に衝撃が走っている。この中で本号では「かがやき」に介護事業を譲渡した側の問題にスポットを当てる。地元建設会社菅原組のトップが運営していた事業の社福への譲渡は、いったい何のためだったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府③

被害回復 どこまで

江差看護問題で第三者委発足
パワハラ被害は道内他校でも

北海道立江差高等看護学院のパワハラ問題で、待たれていた第三者調査の体制が整った。とはいえ弁護士ら3人の委員がどこまで事実認定に踏み切るのかは未知数で、5月中旬から新たな証言を募り始めた道の担当課も調査対象事案の件数をあきらかにしていない。一方、本誌を含む報道各社にはその後も関係者の告発が相継ぎ寄せられ、改めて問題の根深さが窺われているところだ。被害はどこまで認められ、救済はいつ果たされるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈51〉

剣士の“余罪”

酒気帯び・当て逃げで懲戒免
元巡査長に未発表の人身事故

酒気帯び運転で事故を起こし、現場から逃走したのは、現職警察官だった。剣道の腕を買われて北海道警察に職を得た彼は6月上旬、若くしてその職場を去ることになる。課された「免職」という制裁は警察庁が定める指針に適った処分といえるが、報じられなかったもう1つの不祥事ではその人は処分の対象とならず、報道発表も免がれていた。1月上旬に札幌市内で起こしたその事故を、本人は今も憶えているだろうか。(小笠原 淳)

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【報道】JR札幌駅前の野外彫刻「牧歌」撤去に住民団体が苦言

修復・保全で築いてきた
官民連携に突然の冷や水

JR札幌駅南口広場の“顔”として市民らに親しまれているブロンズ像「牧歌」。札幌出身の彫刻家、本郷新(1905~1980年)が半世紀以上前に制作した5体からなる群像彫刻だ。このうちの3体が撤去されたことが分かり、かねてから台座部分の亀裂を指摘してきた住民団体が「パブリックアートの補修・保全は後世に継承されるべき文化政策の基本。どのような劣化が起きていたかを明らかにしてほしかった」と苦言を呈している。作品を管理する札幌市は今夏のオリンピックを見据え、7月末までに作品の修復を終えるとしているが、官民連携による作品の保存・修復には、まだ課題があるようだ。(武智敦子)

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【経済】路地裏から見える札幌経済──変わる街の顔

コロナが加速する店舗の消長
札幌駅前通は「時代の写し絵」

街の表情を作り出す店舗や建物は移ろいゆくもの。とりわけ店舗は、生き物のようにその時代の息吹を取り込み、やがて時代に背中を押されるように姿を消していく。何かと変化が大きいこのご時世、10年、20年経てば街の景色は一変する。新型コロナショックによって人々の行動は変わり、それを反映するように店舗の消長もサイクルが短くなっている。路地裏に見える小さな変化は、未来の姿を暗示しているようだ。そんな街中の未来の断片を拾ってみた。(佐久間康介)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART21 原発の後始末問題をめぐる市民講座の取り組みから

今こそ核のゴミの論議を

さっぽろ自由学校「遊」の
企画で処分問題を深掘り

後志管内の寿都町と神恵内村で“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた「文献調査」が始まり、道民の関心も高い。道北の幌延町では、当初計画に盛られた研究期間がなし崩し的に延長され、深度500メートルの調査坑道を掘削する計画の是非も取り沙汰されている。こうした北海道での“核のゴミ”処分問題をめぐる「過去・現在・未来」について、地元住民や研究者らの話を通して深掘りしたい──。NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の会員でもある筆者は、そんな問題意識からひとつの市民講座を企画・運営している。4月から9月まで月1回の連続講座で、処分事業を進めるNUMO(原子力発電環境整備機構)の担当者を招く計画も。企画の狙いや最近の講座の様子などを紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】再生可能エネルギーを問い直す【4】──双日の巨大風力発電計画の行方

危うい再エネのクリーン神話
迫小樽市長も道に意見書提出

住民団体代表に訊く国民不在の“脱炭素”

4月下旬に小樽市で発足した住民団体「小樽余市の巨大風力発電から自然と生活を守る会」。代表の平山秀朋さんは、風力発電について1年間学び同会を組織した。運動を支えるのは「子供たちに残したい暮らしが危機にさらされた時に声を上げて行動する」という強い思いだ。小樽で始まった巨大風車建設計画に反対する平山さんを訪ね、事業者の動きや運動の背景などを訊いた。(武智敦子)

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【ニュース】

■紋別沖合で起きた漁船転覆事故は
 ロシア船の“目隠し航海”が原因か
 ──紋別海保は業務上過失致死でロシア人航海士を逮捕

■「原発復旧で被曝」地裁は認めず
 作業員の労災・損賠ともに棄却
 ──3癌発症の原告男性は控訴申し立て

■看護師遺族訴訟、尋問へ秒読み
 パワハラ・過労死で争い大詰め
 ──釧路では加害疑いの医師らが証人出廷か

■コロナ後を見越しシェアを先取り?
本州勢の外食店が北海道へ積極進出
 ──昨年後半から流れが加速。「くら寿司」も北海道初上陸へ

■コロナと闘う空間除菌業界に新展開
事業に理解示す国会議員連盟が発足
 ──一方でいまだ横行する根拠なき風評被害や誹謗中傷

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【医療】
森山病院に着任した元旭川医大脳神
経外科准教授・安栄良悟医師に訊く

救急、慢性期、悪性脳腫瘍など
グループの脳神経外科を底上げ

旭川医大脳神経外科准教授を務めていた安栄良悟医師(53)と医局の同僚医師が今年2月、社会医療法人元生会(旭川・森山領理事長)が運営する森山病院(232床)に着任し、大きな戦力となっている。昨年11月下旬にJR旭川駅近くの北彩都地区に新築移転した同病院における救急医療の強化をはじめ、慢性期主体の森山メモリアル病院(108床)に脳神経外科医を振り向けることが可能になるなど、2人の着任は森山グループの脳神経外科領域に大きく寄与している。道内における悪性脳腫瘍治療の第一人者でもある安栄医師、そしてまたとない人材を得て期待を寄せる森山理事長に今後の抱負を訊いた。(5月26日取材)

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【企業】「簡単年調」で年末調整100万人目指す

コロナ禍の事業継続に貢献する
エコミックのアウトソーシング

企業活動に不可欠ながら、それ自体は収益の向上をもたらさない給与計算や年末調整など人事まわりの業務。そういった業務を請け負い、コア業務や営業まわりの業務に力を集中することで取引先の業績アップに寄与するサービスを提供しているエコミック(本社札幌・熊谷浩二社長)。その同社のアウトソーシング事業だが現在、コロナ禍という大きな社会の変化を受け、新たなニーズも急拡大している。それは、感染リスク回避のため出勤者数の削減が求められる中にあっても、人事まわりの業務は問題なく継続できる、外部委託ならではの利点からだ。5月に公表された2021年3月期決算内容では、需要拡大の動きを端的に示すように売上高は前期比で20%増、純利益は過去最高益となった。

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【すすきの】

奇跡の競合他社連携を構築した
「すすきのえーる」誕生の軌跡

禁酒令まで出された青息吐息の街で
先を見据え奮闘する若手経営者集団

コロナ禍の直撃で度重なる営業活動の制限を求められ、飲食事業者は既に危険域と言っても過言では無いほど満身創痍だ。6月20日を期限としている現在発出中の緊急事態宣言では特定措置区域(北海道は札幌市・石狩管内・旭川市・小樽市が該当)に対し、極め付けとも受け取れる酒を出す店への休業要請が出され、道内一の歓楽街・すすきのでは営業継続を断念する店が続出している。そんな大変な苦境に晒されながら、すすきのの新生も視野に動き出した若手経営者グループがある。その活動の核となっているのが、ご当地ビール「すすきのえーる」の育成だ。

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【夏のボーナス特集】コロナ禍で高まる資産形成の機運

「将来設計」を見つめ直す好機に
投資初心者はイデコやニーサを

2019年に「人生百年時代の老後は年金以外に2000万円が必要」という金融庁のレポートが物議を醸して話題になったが、老後の資金不足は多くの人たちが抱える切実な問題だ。昨年からのコロナ禍で先行きの不透明さがより増しているだけに、あらためて資産形成の大切さを感じている人は多いはず。資産をどう作り、いかに増やすか。そして「資産寿命」をどうやって延ばしていくか──現役世代だけでなく、現役を引退した世代も向き合わなければならない課題となっている。そこで、ファイナンシャルプランナーの金子賢司さんに、ウィズコロナ時代の資産形成の考え方や運用のポイントなどについて訊いた。

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【緊急寄稿・1】いま、ウイグルの声に耳を

中国による民族虐殺の実態

「漢民族単一国家」を目論む中共の野望

トゥール・ムハメット(日本ウイグル連盟会長)

香港での民主派弾圧が国際社会から非難を受けている中国だが、さらに深刻なのが新疆ウイグル自治区にけるジェノサイド、ウイグルの人々に対する民族虐殺問題だ。今年になってからアメリカをはじめとする欧米諸国が近年における中国の強制収容所政策を「人類に対する犯罪」と公式に表明したが、この問題に我が国は及び腰と言わざるを得ない状況だ。94年に訪日し、現在人権活動家として中国共産党の暴挙を告発し続けている日本ウイグル連盟会長、トゥール・ムハメット氏の緊急寄稿を今月からお届けする。いま、ウイグルの声に耳を──。

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【連載】ルポ「ひきこもり」70──息子のため入った生命保険で起きたトラブル

終身保険を養老保険と勘違い
原因は「説明不足と思い込み」

親なき後のひきこもりの息子の暮らしを心配し、手厚い保障を連呼した職員に押される形で4年前に「かんぽ生命」で子供名義の終身保険に加入した女性がいる。生命保険に対する知識に乏しく、養老保険のように満期保険金が出ると勘違いし、今年になってから満期の支払いがないことを知った。以前にもかんぽの職員は女性に保険を勧め、昔から入っていた息子の満期型保険を解約するよう提案。掛け金を一括して支払うことで加入したが、こちらも終身保険だった。息子の保険は「無効取り消し手続き」を行ない掛け金は全額返却されたが、かんぽ生命との交渉は今も続いている。ひきこもりの子を持つ親の世代にありがちなトラブルを取材した。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【71】

戦争とエネルギー政策に
翻弄された長崎の軍艦島

光と影を帯びる世界文化遺産

「軍艦島」と呼ばれる長崎港の沖合約18キロに位置する周囲約1.2キロの端島は、海底炭鉱の島として明治から昭和時代にかけて栄え、閉山後は荒れ果てていたが、2015年に世界文化遺産に指定されると、多くの観光客が訪れるようになった。太平洋戦争遂行のためにフル稼働した炭鉱跡を、広い意味から戦争の「遺産」と捉え、3月下旬、観光船のツアーで訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●令和3年春の褒章で黄綬褒章 SATO行政書士法人の佐藤代表が栄えある受章
●白い恋人・萩の月・博多通りもん「おみやげんきプロジェクト」始動
●網走ビール「ゴールデンエール」がグレートビア・アワーズで初の金賞
●「ミス・アース・ジャパン北海道大会」コロナ禍を乗り越え6月27日、開催へ

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*新連載 探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『語れ愛でしおもいでずっとずっと昔の…』
【報道】旭川発──菅原組が「社会福祉法人かがやき」に丸投げした介護事業

噴き出した私物化疑惑

元市議会議長と菅原組が
「架空工事」で裏金を捻出

旭川の建設会社菅原組(菅原吉孝社長)の介護事業を引き継いだ社会福祉法人かがやき(岩崎正則理事長・本部旭川)に私物化疑惑が持ちあがった。2年前に岩崎理事長から放逐された元常務理事が起こした訴訟で介護給付費の不正請求が問われたほか、架空工事による裏金づくりという公益法人としてあるまじき事案も発覚。元市議会議長がトップを務める、この社会福祉法人は、いまコンプライアンスの危機の渦中にある──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府②

「速やかに救済を」

江差看護問題、膠着状態
道の明答ないまま1カ月


前号の報告から1カ月、事態はほとんど進展していない。道南の公立専修校で起きていたとされる、長期間のパワーハラスメント問題。疑いが表面化したことで複数の教員が一時的に教壇を離れることにはなったものの、具体的な未然防止策や過去の被害の救済策などは、今もって示されないままだ。再三にわたって問題解決を要請し続けている保護者らは、遅々として進まない行政の対応に憤りを隠さない。「役所は風化を待っているのではないか」――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈50〉

スクールガードの素顔

元警官の悪質事件、未発表
未成年相手に強制わいせつ

4月上旬、札幌市内の小学校で児童の登下校を見守る「スクールガード」の1人が未成年相手の性犯罪で逮捕された。地元警察は事件を報道発表せず、検察は処分保留で容疑者を釈放。同じ地域に住む被害者の心情は定かでないが、そのわいせつ犯が元警察官だと知った時の驚きは察するに余りある。さらに驚愕すべきは、複数の元同僚が打ち明ける事実。その犯行は、今回が初めてではなかった――。(小笠原 淳)

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【選挙】就労支援事業所の責任とは――

「弱者を喰い物に…」

不当解雇「無効」逆転判決
障碍者雇用のあり方に一石

3年前の春、障碍のある人たちを雇用する事業所が突然閉鎖された。不意の告知に利用者は混乱、解雇されたスタッフたちも充分な説明がないことに疑問を呈したが、事業主の考えを変えるには到らなかった。居場所を失った当事者らは働く権利の確認を求める訴えを提起、一審の実質敗訴判決を経た控訴審で「解雇無効」の逆転判決を勝ち取った。3年半に及んだ闘いを振り返り、スタッフの1人は言う。「私たちは金儲けの道具だったのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑰

足かけ3年、争い佳境へ

野次排除訴訟、今秋にも尋問
原告は「警官全員」出廷求める

まもなく3度めの夏を迎える、首相演説野次排除事件。排除被害者が起こした国賠訴訟は審理終結を見据えたスケジュール調整に入り、本年9月には証人尋問に到る可能性が示された。4月下旬までに当事者ら4人の尋問を申請した原告側は、さらに10人を超える警察官たちを舞台に引き上げたい考えを明かしている。年度内の判決言い渡しが確実となった争いは、すでに佳境に差しかかった。(小笠原 淳)

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【選挙】道2区補選、投票率過去最低の背景

コロナ禍で選挙離れ加速

分裂回避し勝利した野党陣営
保守勢力は候補者乱立で自滅

いわゆる鶏卵汚職事件による吉川貴盛氏の衆議院議員辞職に伴う北海道2区(札幌市北区の一部と東区)補欠選挙の勝敗が4月25日に決した。結果は元衆議で立憲民主党公認の野党統一候補、松木謙公氏(62)が圧勝。次点の鶴羽佳子氏に2倍以上の差を付ける5万9664票を獲得しての勝利だった。一方、選挙そのものは自民・公明の与党勢力が公認候補を出さず早々と戦線離脱し、投票率は30・46%と過去最低に落ち込むという結果に。“民意を反映する”という選挙のそもそもの意義を考えると、首を傾げる点がいくつも目に付いた補選となった。             (本誌編集部)

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【報道】札幌大学で広がる経営と教育現場の溝

切り捨てられる女子短大

理事会の設置者責任どうなる
新設「こども学科」早々見切り

学校法人札幌大学(札幌市豊平区西岡・荒川裕生理事長)は、女子短期大学部を2022年度で廃止する。短大の学科再編で新設した「こども学科」が開講したのは2019年度。それからわずか2年で募集停止、廃止の判断をしたことに学内外で波紋が広がっている。当初、短大再生の牽引役と位置付けた「こども学科」を早々に見切り、開学以来続いてきた半世紀を超える短大の灯は2年後の2023年3月で消える。(佐久間康介)

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【コロナ】「コロナ禍から日本を救う」新団体・日本除菌連合が誕生

次亜塩素酸水溶液やオゾンなど
「コロナ不活化」の事業者が結集

超党派議連とタッグで除菌対策を国に提言

空間噴霧で広範囲かつスピーディーに新型コロナウイルスなどを不活化する次亜塩素酸水溶液。その普及によるコロナ禍の克服を目指す(一社)次亜塩素酸水溶液普及推進会議(略称JFK、越智文雄代表理事)が、光触媒やオゾン、抗菌塗料など除菌にかかわるさまざまな事業者と大同団結。4月22日、都内で新団体「日本除菌連合」が産声をあげた。同団体は、片山さつき参議(自民党)が発起人代表を務め5月12日の設立が予定される「感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟」と連携。「除菌でコロナから日本を救う」取り組みに全力で臨む構えだ。

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【原子力】“核のゴミ”レポートPART20 幌延深地層研究センター「500m掘削計画」と「確認会議」の実態

機能しない「確認会議」

なし崩し狙う原子力機構に
道庁は及び腰の姿勢を正せ

幌延深地層研究センターの坑道を500メートルまで掘削し、“核のゴミ”処分技術の実証試験を行なう日本原子力研究開発機構(原子力機構)の新たな計画をめぐり、道と地元自治体が設置した幌延深地層研究の確認会議(以下確認会議)による検討作業が始まった。だが、機構側が用意した「回答」に対する道側の追及不足が目立ち、道民に対する説明責任も不十分なままだ。最終処分地選定に向けた「文献調査」に反対する意思を鮮明にした鈴木直道知事は、幌延での「処分研究」に対する問題意識が希薄で、担当職員も機構や政府に及び腰な姿勢が目立つ。北海道を道外の核のゴミ捨て場にさせないためにも、掘削計画に対して道の更なる検証作業が欠かせない。 (ルポライター・滝川 康治)

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【原子力】再生可能エネルギーを問い直す【3】

風力発電の建設ラッシュに
小樽の住民団体が反対運動

「再エネはメリットばかりを語るな」

本連載で報告した東京の総合商社、双日による「仮称・北海道小樽余市風力発電所」計画。小樽から余市にかけての毛無山周辺の国有林に巨大な風力発電施設を建設するものだが、このプロジェクトについて地元有志が反対運動を繰り広げている。4月下旬にはこの住民団体が計画の撤廃を求める署名活動と街頭演説を小樽市内で行ない、「豊かな自然環境を次世代に引き継ぎたい」と呼びかけた。小樽、余市を巻き込んだ再エネをめぐる地元の動きを追った。(武智敦子)

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【産廃】安平町発・大手業者に丸投げされた産廃処分場の行方

「町と住民が反対」の中で進む
大地震震源地近くの建設計画

胆振管内安平町(及川秀一郎町長)で進んでいる本州大手業者による産業廃棄物最終処分場の建設計画をめぐり、地元住民による反対運動が活発化している。すでに町内には別の最終処分場があることから、安平町も反対姿勢を打ち出しているが、道の設置許可を得ている事業者に計画を止める気配はない。競走馬やチーズ、メロンの産地として知られる静かな丘陵の町で起きている椿事を取材した。(武智敦子)

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【ニュース】

■恵庭事件再審、特別抗告も棄却
 「私は犯人ではない」と出所女性
 ──弁護団憮然──「最高裁は任務放棄した」

■札高検・田辺検事長が着任会見
 質疑中の撮影制限、初めて緩和
 ──「今後もできるだけオープンに」と高検

■日高町での産廃処分場計画に
 期成会が反対署名を道に提出
 ──安定型と管理型2カ所を予定し増設も視野

■北ガスが道銀、常口アトムと
 連携して賃貸住宅事業へ参入
 ──省エネ賃貸マンションでガスの優位性をアピール

■名和氏の「北大総長解任事件」で
 パワハラ文書不存在が明らかに
 ──崩れた解任の大きな根拠。総長選考会議が暴走か

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【福祉】

CCRC「ココルクえべつ」で目指す
定住と共生、交流の新たな共同体

江別市の三好昇市長とつしま医療
福祉グループ 対馬徳昭代表に訊く

江別市大麻地区に社会福祉の新たな地域モデルが誕生する。高齢者や障害者をはじめ地域住民、学生といったさまざまな人々が集うかつてなかった共同体。それが同市の「生涯活躍のまち」構想の中で整備が進められている江別版CCRC(Continuing Care Retirement Community)「ココルクえべつ」である。9月の全面開業に向け北海道札幌盲学校跡地約3.2haに高齢者介護と障害者ケア関係の施設を集約するほか、さる4月にはレストランやパン工房、入浴施設などがオープン。地域住民との交流や市内4大学との連携も図っていく計画だ。本稿の対談では独自のコミュニティ創出を目指す江別市の三好昇市長、そして事業主体に選ばれた地域包括ケアシステムの先駆者、つしま医療福祉グループの対馬徳昭代表に登場いただいた。政府が推進するCCRC構想の中で定住と共生、交流という3つのキーワードを掲げる野心的な取り組みとは──。(4月26日午後、江別市役所で収録)

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【経済】道銀新頭取に兼間祐二常務が就任へ

20年来の頭取候補が遂に登板
「笹原─兼間」体制で難局踏破

ほくほくフィナンシャルグループ(本社富山市)の子会社、北海道銀行(本店札幌市)の新頭取に兼間祐二取締役常務執行役員(56)が昇格する。笹原晶博頭取(64)は代表権のある会長に、堰八義博会長(65)は取締役を外れ特別顧問に就く。いずれも6月25日の株主総会後の取締役会で正式決定する。マイナス金利、コロナ禍という経済環境で地域金融機関の舵取りは厳しさを増している。道銀の行風は、野武士のような無骨な営業スタイルながら一丸となった即応性のあるところ。この持ち味をどう新時代に適応させていくのか、兼間新頭取の手腕が試される。 (佐久間康介)

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【企業】ベーカリープロデューサー・岸本拓也さんに訊く

パン屋は三世代が楽しめる空間
ささやかな幸せを皆に届けたい

ユニークな名前の高級食パン専門店を中心に、全国でベーカリーをプロデュースしているジャパンベーカリーマーケティング(本社・横浜市青葉区)の岸本拓也社長(45)。北海道でも『乃木坂な妻たち』や『僕のパン屋純情セレナーデ』(いずれも札幌市)、『大地はドラムと優しい麦』(帯広市)など直営店を含め12店舗のオープンに関わった。岸本社長の実父は空知郡上砂川町出身ということもあって、とりわけ北海道への愛着は強い様子。4月30日、『乃木坂な妻たち』の“妹ブランド店”『わがままなジュリエット』(札幌市豊平区西岡)の内覧会に出席した岸本社長に、ベーカリープロデュースの目的や事業にかける思いを訊いた。(佐久間康介)

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【長期連載】〝農と食〟北の大地から

北海道産アスパラガスの歴史と今(前編)
──100年前に岩内で新品種を作った下田喜久三の営み──

地元の市民科学者の力で再脚光
アスパラガスの父の偉大な功績

北海道の初夏を告げる作物を代表するアスパラガスの発祥の地が後志管内岩内町にあることを知る道民はそう多くない。今からちょうど100年前、地元の肥料商だった下田喜久三さんは、大凶作をきっかけに耐冷作物の開発に取り組み、欧米から種子を取り寄せて交配し、新品種「瑞洋」を誕生させた。さらに東洋初のアスパラガス加工会社を設立し、製造した缶詰を外国に輸出する先鞭をつける──。そんな先駆者による地域おこしの実践に共鳴した地元の市民科学者が昨年、「アスパラガスの父」の足跡をたどる小冊子を自費出版した。岩内町には今、アスパラガス関連のものは記念碑と郷土資料コーナーにしか残っていない。「発祥の地」の歩みと小冊子に懸けた著者の思いを紹介しよう。(ルポライター滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」68──横断的な取り組み不足の小樽市支援行政

昨年度は市と保健所の面子争い?
連携を欠いた「居場所事業」に疑問

昨年度、小樽市では市福祉部の求めに応じ、中高年のひきこもり支援で実績のある札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長、以下レタポス)が当事者や家族の居場所事業を実施した。だが、レタポスの事業に“ぶつける”形で市保健所も独自の居場所「ゆったりスペース」を企画。行政内部を二分化したかのようないびつな形で複数の居場所ができたのはなぜなのか。同保健所に疑問を向けると「利用者の選択肢は多いほうがいい」と判で押したような答えが返ってきた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【70】

茨城県鹿嶋市の「桜花公園」から
“人間爆弾”の開発秘話を紐解く

人知れず生き残った開発者

太平洋戦争末期に航空機でアメリカ軍の艦船に体当たりする「特攻」という自爆攻撃をせざるを得ない戦況の中、最も非人道的と言われたのが「桜花(おうか)」という人間ロケット弾だ。1.2トンの爆弾を抱えた小型滑空機に車輪はなく、一度母機から放たれると二度と地上に着陸することはできない設計。桜の季節となっていた4月中旬、桜花の訓練基地跡である茨城県鹿嶋市の「桜花公園」を訪れると、掩体壕の中に桜花の模型が1機置かれていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●サッポロビール、イオン、北洋銀行 企業による北の医療支援の輪広がる
●アリオ札幌にISHIYA SHOPが出店 地元消費者にも親しまれる商品に
●運行休止の果ての別れ 日高本線「鵡川―様似」間116キロが廃線

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*台湾防疫日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『チャンネル 若葉』
【報道】告発・絶望の学府

「教える価値がない」

行く道は留年、休学、中退…
道南の看護校で“学生潰し”か

本号が店頭に並ぶころ、事態はいくらか好転しているだろうか――。年度明けと前後して拡がり始めた告発の声は、ようやく行政の重い腰を上げさせつつある。だが、これまで多くの若者たちが強いられた理不尽はあまりに大きく、摘まれた芽はあまりに多かった。人の命を救う医療職にあって、道南・江差町の看護教員のみはその埒外に置かれているらしい。未来の人材を預かる筈の学舎は、若者たちをどこに導こうとしていたのか。(小笠原 淳)

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【報道】深川市立病院の“内部告発者潰し”問題で新展開

暴かれた院内での密談

診療放射線科幹部と業者が
チケットの席決めを打合せ

本誌2・3月号で報じた深川市立病院(開設者・山下貴史市長)の“内部告発者潰し”問題で3月8日、大きな動きがあった。舞台はこの日に開かれた同市の第一回市議会定例。この日、北名照美市議(共産・10期)が行なった一般質問で驚きの事実が明かされることになる。出入り業者と診療放射線科幹部が癒着していた事実は、本当になかったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北海道大学敷地内薬局公募の怪 “出来レース疑惑”を追う③

苦し紛れか問題隠しか

北大が運営事業候補に
アインHDを追加選定

出来レース疑惑の内部調査を名目に、ここ半年ほど塩漬け状態になっていた北海道大学(寶金清博総長・以下北大)の敷地内薬局誘致問題で予想外の展開だ。北大は、これまで運営事業候補者としていたメディカルシステムネットワーク(以下メディシス・本社札幌)の子会社、なの花北海道(同)に加え、アインホールディングス(以下アインHD・同)を追加選定すると3月10日に公表。だが、この決定には不可解な点が多く危うさも孕んでいる。北大の“変心”はなぜ起きたのか。苦し紛れか、問題隠しか、それとも──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を④

「判決、一生忘れない」

札幌地裁・国内初の違憲判断
提訴2年“結婚の自由”へ一歩

原告代理人の1人はその瞬間、遠目にもそれとわかるほど大きな嗚咽に揺れた。傍らには、顔を伏せて目頭を拭う原告男性の姿。法壇で判決文を読み上げる裁判長の声さえも、あきらかに顫えていた。一昨年2月に全国で一斉提起された「結婚の自由をすべての人に」訴訟。国内初の判決言い渡しに到った札幌地裁は原告の請求を退けつつ、同性婚などを認めない現行法を憲法違反と明言した。当事者の1人は、感極まって言う。「この判決は一生忘れない」――。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑯

裁判所・検審 足並み揃え

野次排除「付審判」また棄却
警察官らの行為「許容し得る」

表現の自由侵害が疑われる警察の行為に、また新たなお墨つきが加わった。本誌で報告を続ける首相演説野次排除事件で、排除被害者が現場の警察官らの刑事裁判を求めた「付審判請求」に、地元裁判所が2件めの請求棄却決定に到ったのだ。「増税反対」などと叫んだ女性を大勢で拘束した警察官の行為は、危険を避けるために必要な行為だったという。先行する検察審査会の議決と併せ、司法の周辺には一国民の小さな声が届かなくなっているらしい。(小笠原 淳)

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【報道】「最低限度の生活」とは

生きるため 闘い続ける

札幌「人間裁判」請求棄却
保護費の減額に合憲判断

「人間らしい生活」を求める声に、司法が耳を貸すことはできなかったのか。全国29カ所で提起された、生活保護費引き下げの撤回を求める裁判。3月下旬に国内3例めの判決に到った札幌で、地元の裁判所は原告の請求を退け、国の保護費改悪に合憲判断を示した。最大10%の減額で、憲法が保障する生存権を守ることはできるのか。食費や光熱費を切り詰めて命を繋いできた原告たちは、改めて尊厳を懸けた闘いを続ける覚悟を固めている。(小笠原 淳)

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【報道】北海道済生会と組んだOBCの「ウエルネスタウン構想」

健康と福祉をキーワードに
ウイングベイ小樽を再生へ

社福や市と組み関連施設を積極誘致

小樽市築港地区で大型商業施設「ウイングベイ小樽」を運営する小樽ベイシティ開発(OBC・橋本茂樹社長)の「ウエルネスタウン構想」が動きだした。その第一弾として連携する社会福祉法人北海道済生会(本部小樽)が3月1日、施設内に地域包括ケアセンターなどで構成する「済生会ビレッジ」をオープン。加えてウイングベイ小樽は小樽看護専門学校の移転先候補にも挙がっている。これまでの物販主体から健康・福祉関連のテナント誘致へ舵を切る考えの橋本社長は「“街”をコンセプトに施設づくりを模索するうちにウエルネスタウンという名の方向性が見えてきた。新たな集客の柱になれば」と前を向いている。(武智敦子)

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【原子力】“核のゴミ”レポートPART19 幌延深地層研究センターで新たに「500m掘削計画」を実施へ

不毛な研究延長へ布石

制御できない核にこだわる
愚かしさから地域は脱却を

日本原子力研究開発機構(以下原子力機構)は、幌延深地層研究センターの坑道を500メートルまで掘削する方針を固め4月6日、北海道と幌延町に伝えた。しかし、新たな掘削とその後の地層処分研究が約束の「2028年度末」に終了できるかどうかは不透明であり、厳しさを増す地下環境の中での事故や災害の発生も危惧される。長きにわたり酪農の町に“核のゴミ”関連施設が立地し続けることで、後志管内寿都町と神恵内村で進む最終処分地の選定に向けた「文献調査」の行方にも影響を与えるだろう。原子力機構の提案を受けた道は「確認会議」を開いて議論する方針だが、研究期間の再延長に道を開いてはならない。確約書を交わすことも含め毅然と対応すべきだ。 (ルポライター・滝川 康治)

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【エネルギー】再生可能エネルギーを問い直す【2】

「脱炭素」の掛け声のなかで
置き去りにされる健康被害

毛無山の風力発電計画にも危惧の声

「再生可能エネルギーを促すため国立公園内の規制緩和をする」。小泉進次郎環境相が全国紙のインタビューで驚きの方針を打ち出したのは昨年秋。続いて国が風力発電を対象とした環境影響評価(環境アセスメント)制度の規制緩和を決めるなど、ここに来て脱炭素社会に向け国の再エネ推進が前のめりとなっている。風車が発する低周波が健康被害をもたらすなどの問題は忘れ去られてしまったのか。全国各地における住民活動の動きから現状を探った。 (武智敦子)

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【ニュース】

■冤罪被害者が警官らを刑事告訴
 拾った紙幣「盗んだ」と自白強要
 ──指紋採取・無断撮影などに公務員職権濫用の訴え

■高知県で核のゴミ問題に直面した
 橋本大二郎元知事が札幌で講演会
 ──「走り出したら国は止まらない」と警鐘

■コロナ禍真っ只中の昨年4月~9月
 観光入込客数は半減の4851万人
 ──情勢の変化を如実に映し出す人数データの推移

■PKO違憲訴訟、今秋にも尋問
 原告側が元自衛官ら証人申請へ
 ──「派遣当時の怒り、また湧いて」と原告女性

■令和2年の道産農畜産物・輸出額が
 過去最高更新する55億4千万円に
 ──コロナ禍でも世界から支持される北海道ブランド

■「4丁目プラザ」耐震不足で閉館へ
 コロナ禍で解体後の青写真描けず
 ──札幌のファッション文化を発信して半世紀の老舗ビル

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【観光】

特集 2021春の観光情報

いま、輝きだす北の大地

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【医療】
時計台記念病院に新規開設された
泌尿器科の平川和志医師に訊く

手術支援ロボット ダヴィンチで
取り組む最新の前立腺がん治療

社会医療法人社団 カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する時計台記念病院(中央区・藤井美穂院長/250床)に4月1日、泌尿器科が新たに開設された。これに伴い同科の低侵襲手術センター長として手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術で国内トップクラスの実績を持つ平川和志医師が就任。3年後の北光記念病院との病床統合、新病院開業を睨み、泌尿器科分野の悪性腫瘍を治療する体制がハード、ソフトともに整備された。この平川センター長を訪ね、泌尿器科開設にかける意気込みとダヴィンチ手術の可能性について訊いた。(3月26日取材)

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【医療】

脳梗塞治療最前線 中村記念病院の
血栓回収療法を上山憲司医師に訊く

脳動脈に詰まった血栓に対応
心原性脳塞栓症に大きな効果

心房細動などで出来た大きな血栓が脳の血管を詰まらせる脳梗塞(心原性脳塞栓症)を発症した際、カテーテルを足の付け根から脳動脈まで通し血栓を取り除く「血栓回収療法」が進化し救命率を向上させている。血栓を回収する機器の進化などにより、これまで救うことのできなかった重症患者の症状が劇的に改善するなど発展が目覚ましい。急性期脳卒中の治療で全国トップクラスの症例数を持つ社会医療法人医仁会 中村記念病院(札幌市中央区/中村博彦理事長・院長/499床)の脳卒中センター長・上山憲司医師に、この血栓回収療法のメリットなどを訊いた。(3月25日取材)

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【コロナ対策】

大規模牧場と次亜塩素酸水の
先駆者が拓くコロナ対策の活路

万能空間噴霧器「ワイドリー」の卓越した能力

いまだ人々を不安にさせ続け、不自由な生活を強いている新型コロナウイルス問題。そうした中、注目を集めているのが次亜塩素酸水溶液の空間噴霧という感染症対策だ。その動きを牽引し、さまざまなニーズに対応した商品を開発・販売しているのがESI㈱(本社札幌・菊地匡彦社長)。この同社が昨年11月、大規模屋内施設などありとあらゆる場所で、空間噴霧除菌の効力を発揮する画期的商品を世に送り出した。その名は「ワイドリー(WIDLY)」。コロナ禍の到来など予想もしなかった約5年前から同社は十勝の農業法人ノベルズグループ(本社上士幌町、延與雄一郎社長)と連携。共同開発の末に「ワイドリー」を完成させ、寒冷地での安定した大規模噴霧を実現。畜舎の衛生対策に大きな力を発揮している。この取り組みの意義と今後の可能性をレポートする。

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【経済】北洋銀行の会長を退任した石井純二 氏に訊く

変化を自分の味方にして
北海道の可能性の追求を

常に創造的な金融集団であれ

北洋銀行(本店札幌市)の頭取と会長を務めた石井純二氏が、さる3月末に退任した。日銀出身者の頭取、会長が長く続いた北洋銀で旧北海道拓殖銀行出身のプロパー頭取として同行に新たな息吹を吹き込んだ功績は小さなものではない。後進に道を譲ることに迷いはなかったという石井氏。頭取、会長在任10年・満70歳という節目ではなく、在任9年・69歳で退任を決意したところに〝らしさ〟が滲む。拓銀破綻を経験し、北洋銀のトップとしてイノベーションを起こし続けてきた石井氏に46年のバンカー生活を振り返ってもらい、コロナ禍の中にある北海道経済が進むべき道を訊いた。(3月25日取材)

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【企業】コープさっぽろが葬祭事業のプラットフォームを構築へ

家族葬などのWEB対応を整備
パートナー斎場を募り全道展開

家族葬など小さな葬儀が増えている。社会や個人の価値観の変化にコロナ禍が加わり、小規模葬儀は今後も増え続けることが予想されている。そのなかで、いわゆる互助会系ではない葬儀で増えているのが、WEBによる斎場選び。小さな葬儀の増加に伴って、WEBでの斎場選びの需要は今後大きく膨らんでいくことが確実で、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)はこの動きに対応。組合員向けに葬祭事業のプラットフォームを構築し、葬儀のWEB受注にも積極対応できるようにする。

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【寄稿】コロナ禍の試練を越えて

いま、対策の不作為を正せ

オリンピックイヤーを希望の年に

越智 文雄(一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議代表理事)

これまで次亜塩素酸水溶液を取り巻く“不都合な真実”に斬り込み、卒コロナに向けたPCR検査による大規模な社会実験などを提言してくれた日本除菌連合代表、次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)の越智文雄代表理事。本寄稿で越智氏はこれまでのまとめとして、昨年からのコロナ禍を振り返り、対策に抜け落ちていた視点と政策を指摘しながら「方法と希望はある。オリンピックイヤーに失われた日常を取り戻そう」と訴える。

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【連載】ルポ「ひきこもり」68──支援活動の現場から/NPO「楽しいモグラクラブ」の取り組み

コロナ禍の中で取り入れた
「リモートワーク」に手応え

制約があっても大事にする“繋がり”

新型コロナの感染収束が見通せないなかで、札幌市北区のNPO法人「楽しいモグラクラブ」が就労支援にリモートワークを取り入れている。昨年5月には緊急事態宣言による2週間の休業もあり、体調や精神面の不調を訴える利用者もいた。リモートワークはそんな人たちを孤立から防ぐためのツールでもあり、今後はケータイやメールで利用者に声をかけたり、オンライン会議システム「Zoom」を活用した支援にも取り組んでいく。コロナ禍の中で、どう社会とつながるか。利用者の声から課題と可能性を探った。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【69】

沖縄戦で約5千人が犠牲になった
小さな大激戦地、国頭郡の伊江島

今も響く「土地を返せ」の声

沖縄観光の人気スポット、美ら海水族館(国頭郡本部町)から沖合に見える伊江島は先が尖った岩肌の山が特徴の小さな島で、フェリーで30分ほどで渡れる。沖縄にアメリカ軍が侵攻した1945年4月16日から21日までの6日間で、島民約1500人を含む4700人余りが犠牲になる激しい戦闘があった島だ。それから丸76年になろうとする2月に島を訪れると、あちこちに悲劇の跡がまだ生々しく残されていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●ホクレン女子陸上部が今期も始動 清水美穂選手が新キャプテン就任
●三密の心配無用な個室空間で汗 人気のフィットネスジム「Fitness Labo. B」
●ホテルオークラ札幌の期間限定スイーツ〝季節のガレット〟好評
●札商がチカホで新型コロナ感染症対策商品・サービス展示会を開催
●コロナで青春を奪われた若者の為に「iMUSE」飲料売上の一部を寄付

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*台湾防疫日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春眠』
【報道】迷走する旭川医大──始まった学長解任への序章

狭まる“吉田包囲網”──

7千万円を稼いだ「兼業」とは

このひと月で国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)をめぐる状況は大きく変わった。その最たるものが身内からのレッドカード、現役教授らの署名運動による吉田晃敏学長(68)の辞職・解任要求だ。学外では同大元教授らが同様の活動を展開し、吉田学長のガバナンス不全と無関係ではないパワハラ訴訟も教員から起きている。確実に狭まりつつある“吉田包囲網”──。今回は吉田学長に退場を求める現役教授の声、そして同学長に延べ約7千万円の報酬を渡していた滝川市立病院への取材結果を中心にお届けする(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・拾得物めぐる不当捜査

「お前が盗んだんだ」

善意あだの冤罪被害、国賠提訴へ
指紋、写真、自白強要の札幌南署

コンビニでお金を拾った。警察に届け出ようとしたら、泥棒にされた。「盗んだ」と自筆するまで帰さないと言われ、さらに指紋を採られ、顔写真を撮影された――。昨年11月下旬に札幌市で起きた出来事だ。善意を踏みにじられて犯罪者にされた男性は、3カ月が過ぎた今も真っ当な謝罪を受けることができていない。「夜も眠れないぐらい腹が立つ」という冤罪被害者は、近く地元警察を相手に国家賠償請求訴訟を起こす考えを固めている。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑮

「睨む人が」「だから?」

道警、飽くまで排除を正当化
札幌検審はまたも「相当」議決

「睨みつけている者がいた」――。提訴以来7度めの弁論を迎えた裁判で、地元警察は飽かずさまざまな理窟を弄し続ける。一昨年7月に札幌で起きた、首相演説野次排除事件。政権批判を封じた警察の行為に問題がなかったのだとしたら、政権を支持する声がまったく“排除”されなかったのはなぜなのか。あたかも多様な言論がトラブルの原因となるかのような主張に、排除被害者は呆れ顔で反論する。「警察は民主主義を馬鹿にしているのか」(小笠原 淳)

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【選挙】“吉川鶏卵汚職”に伴う道2区補選の行方を追う

情勢、極めて視界不良

与党、早々に戦線離脱するも
野党サイドも連携見えず迷走

いわゆる鶏卵汚職事件に関わる前衆議・吉川貴盛被告(70)の辞職に伴い4月13日告示・同25日投開票で行なわれることとなった衆院北海道2区(※選挙区は札幌市北区の一部と東区)の補欠選挙。だが吉川氏が所属していた与党自民党は早々と選挙戦から撤退。一方の野党側も現時点で立憲民主党と共産党から2名が名乗りをあげており、野党共闘の行方は不透明。このほか、自民党“側”を自負する無所属の立候補予定者も複数現れるなど、早くも乱戦模様だ。注目の立候補予定者への取材から混迷の様相を呈する同補選の行方を追った。(髙橋貴充)

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【報道】地元大手メディア、北海道新聞に異変あり──

予想を超える部数減が直撃

記者の取材不祥事発覚と
紙面の劣化にも危惧の声

道内の大手ブロック紙、かつて120万部を超える発行部数を誇った北海道新聞(本社札幌・広瀬兼三社長、以下道新)の地盤沈下が著しい。ニュース配信がインターネットに傾く新聞不況に加え、コロナ禍における昨年の値上げもあって、かつてないほどの急激な部数減に直面。昨年秋には記者の取材倫理にかかわる不祥事が発覚するなど紙面の劣化も取り沙汰されている。道新にいま、何が起きているのか──。(本誌取材班)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART18 原子力機構が幌延深地層研究センターで「500m掘削」計画

研究延長が生むリスク

地下深部に潜む危険性と
「なし崩し処分」への道

道北の幌延町内に掘削された地下350メートルの坑道を使った“核のゴミ”処分研究が新たな局面に入った。日本原子力研究開発機構(原子力機構)は、坑道を500メートルまで掘り下げるべく設計を委託し、本年度内にも道と幌延町に検討結果を示す。幌延深地層研究については昨年1月、当初計画を反故にして9年間の研究延長を申し入れた原子力機構の新計画に対し、鈴木直道知事が受け入れたばかりだ。機構側が道や道民に約束した「28年度末の研究完了」が再び反故にされ、更なる研究延長につながる恐れがあるだけに市民団体などから「掘削中止」を求める声も──。20数年前から現在に至る経緯をふり返りながら、「500メートル掘削計画」の問題点を検証する。 (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】再生可能エネルギーを問い直す【1】

風力発電はクリーンなのか

道内で目白押しの新設構想
健康と環境への影響は──

2011年の福島第一原発事故を契機に風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーが急増している。地球温暖化対策でもその重要性は高まり、政府がまとめた「脱炭素社会の2050年実現」では発電量に占める再エネの割合を数十%に引き上げることを目標に掲げている。道内でも風力発電への期待は大きい。2020年1月17日現在、陸上・洋上風力を含め約1300基の新設構想が動いている。脱炭素社会の切り札として注目されている風力発電だが、その一方で森林伐採や洋上風力による漁場被害さらには低周波音による健康被害などへの懸念から計画撤回を求める住民運動も加速している。    (武智敦子)

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【経済】道ファシリティマネジメント協会で建築家・隈研吾氏が特別講演

加速する「自立分散と自然回帰」

コロナ後に札幌は勝ち残れる地域

一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(会長=生島典明元札幌市副市長・HFMA)が2月13日、札幌市内で「令和3年HFMA交流懇親会」を開催した。特別講演として東京五輪のメインスタジアムである新国立競技場の設計を手掛けた隈研吾氏(建築家、東京大学特別教授・名誉教授)が、『未来の北海道・札幌街づくり』をテーマに約40分間、マイクを握った。隈氏は北海道と札幌が持つ魅力を熱く語り、コロナ後にその輝きが一層増す可能性を論じた。この日の講演要旨を紹介したい。

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【ニュース】

■財さつから独立して「HO」などを
 手がけた大鹿寛氏の「お別れの会」
 ──逝去1年後に関係者に別れを告げるセレモニー

■名和前総長の解任処分取消訴訟で
 第一回口頭弁論。北大は争う構え
 ──原告側は「北大の秘密主義、隠蔽体質と闘う」と強調

■看護師過労自殺訴訟で重要証拠
 労基の聴取に当時の同僚が証言
 ──新人業務“シャドウワーク”などの常態化を裏づけ

■司法書士らが炊き出し・相談会
 路上生活の半数「ワクチン希望」
 ──食事や衣類の提供に38人が行列

■北海道を世界一流のワイン産地に
 北大が音頭を取り産官学で研究へ
 ──4月から開設する寄附講座を民間が後押し

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【医療】
北海道整形外科記念病院に見る
変形性膝関節症の最新治療とは

患者のQOLを徹底的に見据えた
安心・安全の人工膝関節置換術

国内有数の整形外科専門病院、北海道整形外科記念病院(札幌市豊平区・加藤貞利理事長)が豊富な臨床経験と高い技術により変形性膝関節症の人工膝関節置換術で実績を上げている。高齢者やリウマチ患者が多いことを踏まえナビゲーションシステムにより手術の精度向上を図り、合併症の予防や術後の経過観察まで患者のQOLを見据えた安全・安心な治療が、その特徴だ。同病院副理事長で人工膝関節置換術が専門の鈴木孝治医師(62)は「膝の痛みで歩けなくなると体力が低下し、さまざまな疾患のリスクが高くなる。健康寿命を延ばすためにも違和感を覚えたら早めに相談してほしい」と呼びかけている。(2月18日取材)

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【医療福祉】
つしま医療福祉Gの対馬徳昭代表に
日本医療大学の移転オープンを訊く

教育と研究、医療と福祉を融合
道内初の複合施設が月寒に誕生

全国に先駆けて地域包括ケアシステムを実践してきた「つしま医療福祉グループ」(対馬徳昭代表・本部札幌)。その傘下の日本医療大学(太田誠学長)が清田区と恵庭市のキャンパスを豊平区月寒東に統合し新築移転。この4月から「月寒本キャンパス」としてオープンの運びとなっている。学内には同大認知症研究所、敷地内には日本医療大学病院、介護老人保健施設などが併設され、大学での学びと研究を医療福祉にリンク。学生は医療と福祉の実際の現場で実習やチーム医療を修得するなど複合施設ならではのメリットがある。同グループゆかりの地、月寒での新たな挑戦に意気込む対馬代表に事業の全容と今後の目標を訊いた。
(2月24日収録)

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【交通安全】

コロナ禍で滞った実質的な
啓発活動が1年振りに再開

手放しでは喜べない事故数の大幅減

4月初旬から始まる春の全国交通安全運動。昨年1月から12月までの道内における交通事故発生件数は、前年と比べおよそ1700件もの大幅減。負傷者も劇的な減少となったが、これはコロナ禍に伴う外出自粛などの影響が色濃く出たものと思われ、手放しには喜べない状況だ。一方、春の交通安全運動における活動自体は昨年、同じくコロナ禍の影響でほとんどの活動が中止。今なお感染終息には至っていないが、今年は感染リスクの回避を徹底させて1年振りに通常活動を再開させる方針だ。本稿ではコロナ禍における交通安全啓発活動について紹介する。

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【コロナ対策】

充実したウイルス除去の商品群
リモートイベント需要も高まる

紫外線でウイルスを減少 「エアロシールド」
(株)シーエーブイ

ウイルスや細菌を不活化させる機材や薬剤の販売はもとより、リモートワークのサポートなど、コロナ禍に対応した商品・サービスにはさまざまなものがあるが、それらを包括的に展開しているのがサンエス電気通信(本社釧路市・宮田昌利社長)のグループ会社・シーエーブイ(本社札幌市・同)だ。

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【緊急寄稿】“卒コロナ”の新しい生活に向けて

やるべきことは、まだある

PCR検査と除菌で攻めの対策を

越智 文雄(一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議代表理事)

本誌2・3月号で次亜塩素酸水溶液を取り巻く“不都合な真実”を独自の視点で論じてくれた次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)の越智文雄代表理事。この越智代表から今度は“卒コロナ”に向けた新たな提言が寄せられた。いまPCR検査を使った大規模な社会実験をはじめ除菌という能動的な感染対策を講じることで、この1年で失われた日常を取り戻そうと越智氏は訴える。

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【連載】ルポ「ひきこもり」67──支援活動の現場から/「札幌VO」の取り組み

音楽とフェアトレードを通して
若者たちと歩むフリースクール

「フェアトレードは経済を動かす原動力にならなければ本物ではない」。こう語るのはNPO法人が運営するフリースクール「札幌VO」の代表を務める杉森洋子さん(68)だ。ひきこもりなどを経験した若者たちとライブ活動を行ないながらフェアトレード商品などの紹介、販売に取り組む。昨年は新型コロナの感染拡大で運営は厳しかったが、小さなショップを設け仕入れを増やすなど「攻め」の商売に打って出た。紹介するのは挑戦を忘れない杉森さんと卒業生スタッフの1年間の奮闘だ。  (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【68】

疎開児童が犠牲になった悲劇を
伝える那覇市の「対馬丸記念館」

いまだ海の底に眠る多くの遺骨

終戦1年前の1944年8月22日夜半、沖縄から疎開する学童らを乗せて長崎に向かっていた戦時徴用の貨物船「対馬丸」(6754トン)がアメリカ軍の潜水艦の攻撃を受けて沈没。子供ら約800人を含む1500人あまりが犠牲となる大惨事が起きた。当時、大本営はこの事実について箝口令をしき、生き残った人たちも最近まで詳しいことを語りたがらなかった。2004年、那覇市内に開館した対馬丸記念館を訪れると「事件」の全貌と今も続く遺族らの苦悩を知ることができた。                         (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●出所者支援・北洋建設に「人権賞」 余命2年の小澤さん、今月表彰へ
●〝塀の中〟の作品展に関心大きく
●「白い半熟スイートポテト」が農水省主催のアワード100選に
●ISHIYA、この春に新展開続々
●逆風の中、7空港完全民営化が始動
●コーチャンフォーがコロナで影響を受けた一次産業を応援
●地域づくりを応援する太陽財団が2年ぶりに助成対象事業の贈呈式
●キリングループ北海道が事業方針発表会

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*台湾防疫日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『桃と菜の花』
【報道】迷走する旭川医大──ガバナンス崩壊の実態

教授にしてやったのに

独裁人事で墓穴を掘った
吉田学長の“誤算と誤謬”

国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)の吉田晃敏学長(68)の暴走が止まらない。古川博之病院長(当時)のコロナ患者受け入れにストップをかけ、クラスターが発生した市内病院には「なくなるしかない」と暴言。本人のパワハラ発言を受けて文科省が調査に乗り出す中で、今度は古川病院長を解任する荒技に出た。同大学元助教授らが吉田学長のリコールを求め、患者や教員から訴訟も相次ぐ異例の事態。この一連の混乱の背景には14年もの長期政権の中、独裁人事で組織のガバナンスを破壊してきた吉田学長の大きな誤謬があるのではないか。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ⑨

非情の札幌地裁

強制不妊、違憲判断は一歩前進
中絶訴訟では「最低最悪」判決

「原告の請求を棄却する」――。世紀を跨いだ被害の訴えに、司法は耳を塞いだのか、あるいはもとより聴く耳を持たなかったのか。旧優生保護法下で不妊・中絶を強いられた人たちが国を訴えた闘いに、北海道の原告2組が相継いで敗れた。札幌の男性の訴えを退けた裁判所は今回、その判決で新たな違憲判断を示したが、道央の夫婦が起こした訴訟はほぼ門前払いとなり、原告代理人から「最低最悪」と酷評される結果に。司法の救いはまた遠ざかり、国の罪は残り続ける。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈49〉

違反5連発 未発表

2020年道警不祥事速報
懲戒処分など前年比4割増

例年この時期に報告している地元警察の年間不祥事記録、2020年の速報値は前年の実績に較べて4割増の結果を示した。通年の「公表率」についてはまだ確認できていないが、未発表が疑われるケースの中には連続5件の交通違反や小売店での万引きなど、警察官以外の公務員ならば公表の対象となり得る法令違反が。北海道ならではの“警察特権”は、20年代も盤石のようだ。(小笠原 淳)

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【報道】「戦闘」あったのか――

「何も隠す必要はない」

PKO訴訟「文書提出」却下
「自殺」文書は一部開示決定

提訴から丸4年を過ぎた陸上自衛隊南スーダンPKO訴訟が1月下旬、1つの山場を迎えた。当初から『日報』などの開示を求め続けていた原告側に、裁判所はここへ来て「必要ない」と求めを却下、弁護団をして「何が問題なのか」と激しく批判させることになる。別の裁判では自衛官の自殺に関する文書の一部開示が認められたものの、原告にとってはなお不充分な決定といえた。「戦闘がなかったというのなら、なぜ記録を隠さなくてはならないのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】市も“異常”と捉える岩見沢の大雪

例年に比べて突出する人的被害
9年振りに「豪雪対策本部」設置

コロナによる除排雪作業の停滞も懸念

さっぽろ雪まつりがオンライン開催となったことで、その象徴である大雪像が大通公園から姿を消し、一方で道内各地では除排雪などに起因した事故が頻発。雪に触れて喜んだり感動したりする観光客がコロナ禍ですっかりいなくなってしまった今、雪の厄介者としての性格が色濃くなっている。そうした中、豪雪地域として知られている岩見沢市では、例年と比べても“異常”とされる大雪に見舞われ、12月には大量の降雪のため都市機能の一部が麻痺する事態にも陥った。警戒レベル4の「豪雪対策本部」設置にまで至っている雪害の現状を、同市に取材した。(髙橋貴充)

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【報道】中川町エゾシカ疑惑を追う──町の幹部が明かす道警捜査と顛末

露と消えた資金の1億円
領収書偽造は立件できず

町は「調査終結」として住民説明会を開催

昨年9月に破綻した中川町のエゾシカ解体加工処理事業「イノチヲツナグプロジェクト」の経営をめぐり、加工機器購入費が未払いにもかかわらず全額支払い済みとする資料を国に提出し、交付金を受けていた問題で、町が刑事告訴を視野に入れて道警旭川方面本部に相談し、関係者が任意で事情を聞かれていたことが分かった。取材に応じた町の幹部が明らかにした。同町の石垣寿聰町長は2月9日、10日の2日間にわたって町民説明会で一連の問題について経緯を説明する。住民や事業に携わった関連業者がどう判断するかが、次の焦点となりそうだ。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】寿都発「リコールの会」が文献調査賛成町議の解職へ方向転換

“賛成町議”をチェンジして
核のゴミ拒否の流れを作る

事実上、寿都町の片岡春雄町長の独断で始まった核のゴミ最終処分場選定に向けた文献調査。この独断を追認した町議会(定数9)のリコール(解散請求)を求めるとしていた「脱・肌感覚リコールの会」が1月20日、調査に賛成した町議5人の解職を求める方針に舵を切った。調査には反対であっても議会リコールに懐疑的な住民の理解を得るためだという。同会は「議会運営を監視するオンブズマン的な住民団体として、文献調査に反対する議員を多数にしていきたい」としている。(武智敦子)

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【経済】「味の時計台」「大黒屋」「ボイトンベイク」が相次ぎ事業承継

“高齢化と後継者難”で決断

人気飲食・パンブランドの今後は

北海道で人気の飲食店やパン専門店が、昨年後半から今年初めにかけて相次いで事業承継された。札幌ラーメン「味の時計台」、旭川のジンギスカン専門店「大黒屋」、そして札幌を中心に展開している焼きたてパン「ボストンベイク」の3ブランドだ。いずれも創業者が高齢となり、次代を託す後継者がいないことが主な理由。代替わりの時期を迎えている人気店は他にもあるため、今後も事業承継されるケースが増えそうだ。それぞれの“お家”の事情と今後をウォッチしてみた。(佐久間康介)

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【ニュース】

■札幌検審「野次排除」文書不開示
 本誌記者の請求に「存否」答えず
 ──警察官不起訴「相当」議決の経緯、一切が藪の中

■「そしあるハイム」火災から3年
 困窮者支援「なんもさ」体制一新
 ──グループホームや訪問介護など福祉路線に重心

■氷点下の札幌でホームレス調査
 市内総数、昨年度上回る見込み
 ──支援団体は夜回り・炊き出し継続

■栗山署で新型コロナ10人超感染
 道内初の警察署クラスター認定
 ──本部では記者クラブとの飲食を自粛中

■日赤・医師の発言に矛盾の指摘
 パワハラ訴訟で遺族の追及続く
 ──再発防止呼びかける両親に支援署名3万超

■札幌地検検事正に恒川氏が着任
「基本に忠実な検察権の行使を」
 ──「女性初」はとくに意識せず、と強調

■業者との癒着を告発した深川市立
 病院の技師が異動取消を求め提訴
 ──議会も追及する“内部告発者潰し”は法廷闘争へ

■北大敷地内薬局出来レース疑惑で
 内部調査の結果はいつ出る?
 ──「凍結」それとも「白紙」? 問われる寶金総長の指導力

■発熱で議会を欠席した副議長が
 町の温泉を利用し厳重注意処分
 ──中川町で起きたミニ騒動。本人は「話を盛られた」と憤慨

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【釧路特集】伊東良孝衆議に訊く

コロナと製紙工場撤退の危機を
乗り越えて釧路・道東を再興へ

1985年の釧路市議当選を皮切りに、道議、釧路市長を経て現在は国政で活躍する伊東良孝衆議(道7区)。安倍政権下で2度にわたり農林水産副大臣を務め、我が国の一次産業の底上げに尽力したほか、昨年暮には自民党の北海道総合開発特別委員会委員長と畜産・酪農対策委員長に就任。北海道の基幹産業にかかわる案件や予算を政府の政策に反映させる重責を担うこととなった。地元では釧路コールマインの石炭を使用する火力発電所が稼働を始めた朗報もあったが、その一方で水産不振や日本製紙釧路工場撤退のニュースが市民を不安に陥れている。コロナ禍に揺れた昨年の政府の対応をはじめ、釧路・道東の課題と再興について伊東衆議に訊いた。
(1月20日、収録)

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【釧路特集】蝦名大也・釧路市長に訊く

“ひがし北海道”連携をより強化し
コロナ禍による経済停滞の打破を

集会などを控えなければならないコロナ禍という、前例のない市長選挙に勝利し、昨年11月から4期目のスタートを切った蝦名大也市長(62)。だが昨年初頭から社会を混乱させ続けている前述のコロナ禍をはじめ、積年の課題である人口減少に水産業の不振。さらには昨年11月、日本製紙が今年8月の釧路工場閉鎖を発表するなど前途多難だ。かつての三大基幹産業(水産・炭鉱・製紙)はいずれも厳しい状況にあり、それらに代わる成長産業として期待されていた観光業も、コロナ禍によりいわば身動きを封じられてしまっている。そうした中、蝦名市長はかねてより推し進めている十勝やオホーツクとの広域連携に、新たな活路を見出していく構えだ。 (1月18日収録)

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【釧路特集】サンエス電気通信・宮田昌利社長に訊く

“今まで通り”が通じなくなった
これからが新しい挑戦への好機

その時々の人々のニーズに対応したさまざまな事業に果敢に挑んできたサンエス電気通信の宮田昌利社長。コロナ禍の現状においては、グループ会社のシーエーブイで紫外線照射によりウイルス・細菌を減少させる機器「エアロシールド」などを販売し、感染症対策に寄与。またグループ全体の業績については、相次ぐ公共施設のデジタルインフラ整備などが追い風となって、2020年5月期決算は過去最高の増収増益を達成した。そんな同社とは裏腹に、地元釧路の地域経済は日本製紙が釧路撤退を発表するなど往年の基幹産業の衰退は一層鮮明に。だが宮田社長は、そんな時こそ“今まで通り”を脱し新しい取り組みに挑戦する好機だと力強く訴える。      (1月25日収録)

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【釧路特集】コロナ禍に直面した釧路和商市場のこの1年

未曾有の状況下で再認識した
“和商らしさ”のポテンシャル

設立時から培われた「対面販売」の強み

1954年に釧路市民の台所として設けられた釧路和商市場。「和商」の名は、かつて市場に響いた「わっしょい、わっしょい」の掛け声や、設立時のモットーである「和して(協調して)商う」に由来する。海鮮など好きな具材を自分の思い通りに盛ることができる「勝手丼」は釧路を代表する名物グルメに定着し、同市場は観光スポットとしても全国的に知られるようになった。だが現下、流行発生から1年も続いているコロナ禍は、この市場にも大きな衝撃をもたらしたようだ。この未曾有の事態に市場はどう向き合ってきたのか。釧路和商協同組合の柿田英樹理事長に訊いた。

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【経営】旭川の「デザイン経営シンポジウム」でキャリアバンク佐藤良雄社長が講演

人材教育の最大資源は顧客

専門人材が乏しくなった労働市場

旭川工業高等専門学校(旭川高専)の主催、北海道中小企業家同友会あさひかわ支部などの共催による「デザイン経営シンポジウム」が2月2日、旭川市内で開かれた。主催、共催団体などが中心になって立ち上げた「北海道イノベーティブ・デザイン経営研究協議会(HIDERA)」の創立記念事業という位置付けで、基調講演はキャリアバンク(本社・札幌市中央区)の佐藤良雄社長が「デザイン経営と人材育成」をテーマに行なった。自らの体験に基づいて労働市場の変化と人材育成のポイントを語った同氏の講演内容を紹介する。(佐久間康介)

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【経営】手術支援ロボット「ダヴィンチ」が札幌心臓血管クリニックで本格稼働

僧帽弁閉鎖不全症などに朗報
低侵襲で高精細な手術を実現

循環器分野で全国トップクラスの治療実績を有する医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)の札幌心臓血管クリニック(東区・85床)で手術支援ロボット「ダヴィンチ(da Vinci)」の稼働が本格化している。心臓の血液が逆流する僧帽弁閉鎖不全症などの治療を身体的負担の少ない方法で行なうことができる最先端医療だ。近年、循環器分野の疾患でもダヴィンチの保険適用範囲が増え、このロボット手術が身近なものになりつつある。「より多くの人にダヴィンチによる完璧な医療を提供するためチーム力を磨いていきたい」こう意欲を語る同クリニックの責任者、橋本誠医師(40)に現状の取り組みを訊いた。(1月15日取材)

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【医療】コロナ禍でも乳がん患者に寄り添うさっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック

治療の優先順位を知る中で
今こそ適切な検診と診療を

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一般社団法人日本乳癌学会は昨年5月、乳がん治療の優先順位を示した指針(乳癌診療トリアージ)を公表した。ここでは進行と症状に合わせて高優先度から低優先度まで3段階に分け、それぞれの段階に応じた診療内容を明記している。コロナ患者を受け入れる病床が不足し医療体制が逼迫する中で、がん患者の命をどう守るかも大きな課題となっている。コロナ禍でも乳がん患者に寄り添う医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(札幌市北区)の亀田博理事長・院長に先のトリアージに対する評価や最新の乳がん治療について訊いた。(1月22日取材)

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【コロナ禍】一般社団法人北海道医師会 長瀬清 会長に訊く

思いやりの心で感染予防に
皆で取り組む国民性に期待

少しの油断にも付け入るコロナの狡猾さ

昨年2020年後半に、医療提供体制の崩壊も危惧されるほどの大規模な新型コロナ感染拡大に見舞われた北海道。その渦中、北海道医師会の長瀬清会長は道内医療団体の総意として、異例ともいえる「医療緊急事態宣言」を発出し、窮状に瀕する道内医療の現状を全道に発信。徹底した感染防止対策が急務であると訴えた。その後年明けを迎えた現在、辛うじて医療崩壊の危機は脱したようだが、日々の道内感染者数は2桁台と3桁台を行き来する高止まりが続いている。こうした中、長瀬会長にこのウイルスとどう対峙していくべきかを改めて訊ねた。
(1月25日収録・髙橋貴充)

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【緊急寄稿】コロナ禍と除菌対策【2】

感染対策の“不都合な真実”

濡れ衣を着せられた次亜塩素酸水溶液

越智 文雄(一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議代表理事)

新型コロナウイルス第3波を克服するためには次亜塩素酸水溶液をはじめとする除菌対策が欠かせない。緊急寄稿の後編では、感染対策として有効であると国が認めた次亜塩素酸水溶液の活用が一部業界の妨害工作により促進されていない現状を告発したい。本稿は昨年12月10日、参議院議員会館会議室で開かれた議員勉強会「コロナ感染対策を資材と方法から考える会」での筆者の講演をもとに書き下ろしたものである。

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【社会】命の門番(ゲートキーパー)養成講習に参加して

いま、自殺を防ぐには

コロナ禍で悲劇が増加する中
注目集める相談員の養成活動

コロナ禍の影響などで自ら命を断つ人が増加しているなか、この自殺者を減らすための相談員「ゲートキーパー」(命の門番)を道内で養成している札幌のボランティア団体の活動が注目を集めている。昨年11月21日、この団体が札幌市白石区民センターで開催した「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」に受講者として参加し、「自殺予防」に向けた取り組みを実際に体験した。年間2万人以上が自ら命を絶つ現状の中で「いま自分にできること」とは、いったいなんだろうか。 (ジャーナリスト 黒田 伸)た議員勉強会「コロナ感染対策を資材と方法から考える会」での筆者の講演をもとに書き下ろしたものである。

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【教育】2022年春の開校をめざす長沼町「まおい学びのさと小学校」計画の今

わくわくする学校を

NPO法人と地域住民がタッグ
昨年に歴史を閉じた校舎を活用

子どもたちが主役の自由な学校を創る活動に取り組むNPO法人が今、使われていない空知管内長沼町の旧校舎を活用し、“市民立”により認可を受けた小学校を開設する計画を進めている。校名は「まおい学びのさと小学校」。「自ら考え、生きる力を身につけること」を理念に掲げ、学校のスタッフと地域住民が一緒になって、子どもたちの自由な発想を伸ばす開かれた学校をめざす。2022年春の開校が目標だが、定員を上回る入学希望があり、「子どもと一緒に長沼に移住したい」と望む家庭も──。昨年秋、私立学校を所管する道学務課に設置申請を提出しており、近く開かれる審議会で審査が行なわれる。北海道発の「理想の学校」をめざす関係者を訪ね、その思いなどを聞いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【文化】市立小樽文学館で開催中の「小樽・札幌ゲーセン物語展」に注目

“ゲーセンの夢”をもう一度

ファンの喪失感が企画を後押し

1980年代から90年代にかけて若者たちが熱中したゲーセン(ゲームセンター)。そこで使用されていたアーケードゲーム(業務用ゲーム機)やゲーム基板、ポスター、雑誌、レコードなど懐かしいグッズを紹介する「小樽・札幌ゲーセン物語展」が3月28日まで市立小樽文学館で開催中だ。失われつつあるかつてのゲーセンの文化を記録し伝えていこうと札幌在住の男性が企画し、ゲーム愛好者が協力。企画した男性は「往時のゲーセンは消えようとしているが、ゲームを楽しんできた一人ひとりに物語があるはず。そうした思い出なども紹介していきたい」と話している。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」66──居場所事業の可能性と課題を語り合う

上から目線の支援ではなく
「寄り添い共感し合う」場に

当事者や家族の居場所「サテライトSANGOの会inおたる」が1月20日、小樽市内で開かれた。札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(レタポス・田中敦理事長)の主催で昨年9月から月1回運営。今年度最後の事業となったこの日は、ひきこもり経験を持つピアスタッフ3人が小樽の居場所事業を振り返り、今後の展望について意見を交わした。「既存のひきこもり支援には違和感を覚える。ひきこもりながらでも社会とつながり快適に過ごせる方法があってもいい」。当事者の目線ならではの率直な声から居場所事業への期待感がうかがえた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【67】

津軽海峡に眠る135人を悼む
大間崎「豊国丸戦死者忠霊碑」

慰霊碑修理にかけた深い思い

津軽海峡を挟んで本州の最北端、青森県大間町の大間崎に「豊国丸戦死者忠霊碑」と彫られた石碑と真新しい墓碑が建っている。終戦の年の1945年7月14日、津軽海峡を航行中の帝国海軍特務艦「豊国(ほうこく)丸」がアメリカ軍機動部隊の空襲によって撃沈され、135人が犠牲となった惨事を忘れまいと、遺族会が中心となって建立されたものだ。慰霊碑は2018年7月にクラウドファンディングにより資金を調達して修理され、犠牲者の氏名がはっきりと読み取れるようになった。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●嶋影商店がオリジナル純米吟醸「おたる島影」を4年ぶりに販売
●サッポロ クラシック缶11年連続売上増 21年は同品を通じた観光・飲食業支援も
●春の訪れを告げるISHIYAの期間限定商品「美冬さくら」「さくらバウムTSUMUGI」
●いま、次亜塩素酸水の復権を 「新型コロナ感染予防を考える会」が勉強会を開催
●「スズランキッチン」の樋口がコロナ対策製品で地域に恩返し

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『きょうはおいわい--みなととまちのはじまり』
【報道】“内部告発者潰し”に揺れる深川市立病院

業者との癒着を指摘した
技師を事務部へ強制異動

公益通報者を排除する不当労働行為か

北空知の医療を担う重要拠点、深川市立病院(藤澤真院長・203床)で何が起きているのだろうか。同病院の出入り業者と診療放射線科幹部との癒着を院内で指摘したベテラン技師が昨年9月、突然訓告処分を受け事務部門への異動を言い渡された。このベテラン技師が指摘した癒着とはどのようなものだったのか。そしてなぜ彼は“排除”の憂き目にあったのか──。この問題は暮れの市議会定例会でも取り上げられ、市側の答弁をめぐって議会が紛糾。広く市民に関心を呼ぶテーマになっている。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】 首相批判封殺の波紋⑭

「危険なのは警察だった」

野次排除訴訟に強力援軍
新たに3人の証言集まる

本誌で報告を始めて足かけ3年になる首相演説野次排除事件で、排除の現場を目の当たりにした複数の市民が新たな証言を買って出たことがわかった。当事者の裁判提起を知って協力を申し出たのは、札幌市内の男女3人。証言は昨年11月までに陳述書にまとめられ、札幌で続く国賠訴訟の原告側証拠として提出された。警察が主張する「トラブル防止」なる排除理由を、目撃者たちはどう評価するのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事

責任は1人の肩に

違反捏造の背景に杜撰管理
組織の姿勢問われぬ構図

充分な社会的関心が拡がったかどうかはともかく、2020年暮れは地元警察の不祥事が相継いで発信される歳末となった。公式に発表され法廷で裁かれた罪もあれば、結果的に不問となった事件もあり、中には発表されなかった問題も。師走の“駈け込み”で職員の処分件数が増えたためか、同時期の懲戒処分や監督上の措置(訓戒・注意)の概要は年明けの時点でまとまっていないという。(小笠原 淳)

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【報道】地方議員に異例の「当選無効」

選管・司法、見解対極

裁判所「無効」に当事者は上訴
現職市議「生活の拠点」は――

一昨年春の選挙で空知・砂川市議に当選した現職議員に昨年暮れ、裁判所が「無効」判定を突きつけた。判決は同市内に市議の居住実態がなかったことを指摘するものだが、先立つ選挙管理員会の審査では2度にわたって正反対の結論に到っている。当事者の市議は上訴を申し立て、争いはさらにもつれ込むことに。市議選の投開票から2年弱、異例の争いは長期化の様相を呈している。(小笠原 淳)

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【報道】吉川元農水相をめぐる贈収賄疑惑の背景とは

カネで阻まれた家畜福祉

世界で孤立する日本の養鶏業界

北海道2区選出の自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農水相が養鶏業界大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表から現金1800万円を受領していた疑惑をめぐり大きな波紋が広がっている。前代表が多額の裏金を渡していたのはOIE(世界保健機関)が進めるアニマルウェルフェア(AW・家畜福祉)の国際基準づくりを阻もうとしたからだ。業界の意向を受けた農林水産省が基準の策定に異議を唱えた結果、日本のAW推進にブレーキがかかった。「脱ケージ」に舵を切った世界の潮流に逆光する日本政府のAW政策はこれでいいのか──贈収賄疑惑の背景にある採卵鶏のアニマルウェルフェア問題に焦点をあて、これまでの歴史や生産現場の実態などを紹介したい。(ルポライター・滝川 康治)

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【特別寄稿】獄中報告 師走篇

老囚発熱「39度超」
刑務所緊迫の一夜

旭川刑務所受刑者・獄舎の鴉

本誌連載中の獄中コラム『囚活通信』を執筆する受刑者ライター「獄舎の鴉」氏(64)から、年末の〝事件〟を報告する便りが届いた。綴られていたのは、ウイルス禍が深刻になり始めたころの旭川で、巨大な刑務所を静かな緊張に包んだ出来事。究極の密室での感染症対策は、自ずと「官囚一体」で取り組まざるを得なかったという。同囚の発熱に緊迫する塀の中、当事者は何を眼にし、また耳にしたのか――。

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【報道】寿都発「脱・肌感覚リコールの会」共同代表・吉野寿彦氏に訊く

「片岡町長の独裁を追認する
馴れ合い議会は解散すべき」

後志管内寿都町で始まった核のゴミ最終処分場選定に向けた文献調査。この動きに反対する住民有志が12月15日、町議会(定数9)のリコール(解散請求)を求める「脱・肌感覚リコールの会」を立ち上げた。応募検討からわずか2カ月で結論を出した片岡春雄町長と、住民投票条例案と非核条例案のいずれをも否決した町議会。共同代表の吉野寿彦さん(60)は「町民の代表である議会が町長に追認し、機能を果たしていないことは納得できない」と語気を強める。今年2月から本格的に署名を集め、3月にも町議会解散の是非を問う住民投票に持ち込みたい構えだ。(武智敦子)

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【報道】「全後志・脱原発グループ」が寿都町などで街宣活動

「未来と郷土を守れ」

脱炭素で強まる原発回帰
住民不在の流れに危機感

後志管内寿都町と神恵内村で始まった核のゴミ最終処分場選定に向けた文献調査。こうした状況下、調査の撤回を訴える「全後志・脱原発グループ」(事務局・岩内町)が現地で街宣活動を展開している。メンバーを突き動かすのは、後志だけなく北海道全体にかかわる問題だという危機感だ。スピーチ、スタンディング、チラシの個別配布──。地元の反応はどうか。12月6日の街宣行動に同行した。(武智敦子)

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【ニュース】

■札幌市が“車中泊”の実態調査へ
 路上支援団体の提案で初の試み
 ──例年1月実施の「ホームレス調査」一環で

■チャイナマネーによる転売の果てに
 市の顔“夕張リゾート”がコロナ破綻
 ──財政再生団体に計り知れないダメージ

■ふるさと納税で道東3市町が大人気
 厳しい地域経済に差す“一筋の光明”
 ──コロナの巣ごもり需要と北海道人気が後押し

■破綻した中川町のエゾシカ加工事業
 債権者説明会で真相究明を求める声
 ──負債総額1億円余。迷走の果てに債権者は泣き寝入り

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【道東・根室特集】石垣雅敏市長に訊く

最速、市民目線のコロナ対応
不振の水産は沿岸漁業に活路

領土交渉は“原点の地”の責務果たす

1期目の折り返しとなった2020年は、石垣雅敏市長(69)にとって新型コロナウイルス感染症の対応に奔走した1年となった。特別定額給付金に関して全国でもいち早く支給を始め、経済活動の回復支援策も矢継ぎ早に打ち出すなど、石垣市政のスピーディーなコロナ対応に全国の注目が集まった。現下の巣ごもり需要が後押しする形で、ふるさと納税はかつてないほど好調を見せているが、その一方で領土返還交渉が停滞。“原点の地”として歯がゆさも募ったようだ。サンマのかつてない不漁など地元の基幹産業である水産が不振にあえぎコロナの収束もいまだ見えない中で、公約で掲げた「水産都市・根室の再興」に向け石垣市長は、どう舵取りしていくのか。その胸の内を訊いた。(12月21日収録)

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【道東・根室特集】元島民が語る北方領土への思い

コロナ禍で中断した交流
事業を何としても復活へ

公益社団法人 千島歯舞諸島居住者連盟
理事・根室支部長 宮谷内亮一氏(78)

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【道東・根室特集】大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

苦境の中、伴走型支援を強化
コロナ禍で増す“信金の役割”

根室を中心に釧路、札幌に拠点を持つ大地みらい信用金庫(本店・根室市)は、根釧地域の基幹産業ともいえる水産業の厳しい状況を踏まえ、取引先とともに持続的成長に向けたシナリオづくりや具体的アクションを起こすなど伴走型支援を強めている。コロナ禍と水産の危機という二重の苦しみのなかで、「信金の役割があたらためて問われている」と遠藤修一理事長は力説する。地域商社設立も視野に入ってきた同金庫の2021年の戦略を訊いた。(2020年12月22日収録)

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【企業】ISHIYAグループ、コロナ禍とかく闘えり

苦境の只中でも損なわれない
北海道ブランドを背負う底力

今目指すのは会社のより良き変化

ISHIYAグループ代表取締役社長 石水 創 氏

およそ1年を経た今もなお、感染への恐怖から人々のあらゆる行動を萎縮させ続けている新型コロナウイルス問題。北海道土産の大定番「白い恋人」を手掛けるISHIYAグループも、旅行客の不在という異常な環境に長期間晒され、かつてない厳しさに直面しているであろうことは想像に難くない。だが石水社長の言葉からは、困惑や落胆は全く感じられなかった。現状の厳しさをしっかりと受け止めつつも、見据えるのはこれまで以上のより良い会社づくり。石水社長が発した「大丈夫ですよ」の一言から、北海道ブランドを背負って立つ同社の底力を感じた。 (12月18日収録)

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【特集】ウイルス対策最前線

コロナ禍に打ち克て!

新型コロナウイルス感染拡大の第三波が列島を覆っている。中国湖北省の武漢で〝新型肺炎〟の流行が伝えられてから約1年。以後、謎のウイルスは世界的なパンデミックを引き起こし、いまなお国内でも感染の広がりが収まらない状態だ。だが負けてはいられない。ウィズコロナが続くのであれば、それに対抗する措置を講じるまでのこと。今回の特集では、各分野のコロナ対策に役立つ製品や技術を紹介。空間除菌に関する緊急寄稿も併録した。2021年は、コロナ禍に打ち克つ年にしていこう!

◆抗ウイルス施工
安心空間を創出する「エコキメラ」(株)アクアフォース
コロナ前から消臭・抗菌で実績
条件と場所を問わない無光触媒

◆空間除菌
第三波にやるべきことはまだある!(株)あかりみらい
国も認めた次亜塩素酸水の効能
空間噴霧をコロナ対策の切札に

◆換気対策
「呼吸する」室内環境にして密対策にも寄与 ㈲グッドマン
ゼロエネルギーで空気を入れ替え
コスパも優秀「グッドマン換気口」

◆診察用テント
「クリーンルーム」化して清浄さを実現 飛栄建設(株)
北大と共同開発した“簡易診察室”
手術室に迫るクラス100を実現

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【緊急寄稿】コロナ禍と除菌対策【1】

感染対策の“不都合な真実”

コロナ禍克服に欠かせない空間除菌

越智 文雄(一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議代表理事)

新型コロナウイルス第3波を克服するためには次亜塩素酸水溶液を中心とする除菌対策が欠かせない。今回の緊急寄稿では、その重要性とこの除菌液への風評をめぐる“不都合な真実”を2回に亘り明らかにする。本稿は昨年12月10日、参議院議員会館会議室で開かれた議員勉強会「コロナ感染対策を資材と方法から考える会」で行なった筆者の講演をもとに書き下ろしたものである。

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【連載】ルポ「ひきこもり」65──50代男性・就労経験のケースから

働かない=ヒッキーではない
自信喪失から自分回復の道へ

ある50代の男性は、かつて技術職として働いた東京の会社を10年ほどで退職。その後は都内に居住しながら派遣でスキルを磨き、正社員の採用試験に挑戦しようと考えていた。最初は順調だったが、リーマンショックを境に仕事が入ってこなくなり自信を喪失。失意の中で札幌の実家にUターンしたが、家族との軋轢もあり、そこは居心地のよい場所ではなかった。「不器用なので求人に応募して就職する方法しか知らない。それ以外に仕事に就ける術はないのだろうか」──。2年前に自助会を訪れ、ひきこもりであることを自覚した男性の問いだ。  (武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●ホテルオークラ札幌の「桃花林」がテイクアウトサービスをスタート
●コロナ禍でもきめ細かなサービス知床の民宿「いしやま」の心遣い
●コーチャンフォーが自社ブランド商品 原谷農園産「にんじんJUICE」を新発売
●札幌心臓血管クリニックが厚別にサテライトを開設へ

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『あけぼの』
【報道】空知発 交通捜査への疑問符

「なぜ『物損』に…」

美唄・現職市議の交通事故
地元警察の対応に不信の声

1年ほど前、美唄市の中心部で交通事故が起きた。地元警察が物損事故として処理したそれは、のちに作成された記録によると「乗用車」と「歩行者」の接触事故。現場から走り去った車の運転者は「気づかなかった」と言い、のちに謝罪を受けた被害者は「もう終わったこと」と口を閉ざす。だがその瞬間を至近で目撃していた市民は、事故の扱いに今も納得できていない。「なぜあれが轢き逃げにならないのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋13

排除「許容され得る」

裁判所「付審判」棄却で
野次排除にまたお墨つき

本誌面で報告を続けている首相演説野次排除事件で、またしても警察の見解を追認する決定だ。当時の首相に野次を飛ばした男性を複数の警察官が排除した行為について、同男性が刑事裁判の開始を求めた「付審判請求」に対し、地元の裁判所が請求棄却の決定に到った。警察官らの実力行使をことごとく「許容され得る」とした決定に、当事者の男性は「納得できない」と憤りを顕わにし、改めて排除の不当性を訴えている。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈47〉

「被告人は警察官でした」

ストーカー事件で被害者陳述
元巡査部長に求刑2年6カ月

前々号の誌面から報告を続けてきた現職警察官によるストーカー・わいせつ未遂事件の審理が終わり、論告公判の法廷で被害女性の陳述が読み上げられた。癒えない傷を訴える声を受け、被告人の元警察官は改めて頭を下げたが、検察は「極めて悪質で結果は重大」と、懲役2年6カ月を求刑。道警ではこの間、別の警察官による大麻所持事件が発覚するなど、2020年後半は深刻な不祥事が続く下半期となった。(小笠原 淳)

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【インタビュー】鈴木直道知事にコロナ禍の舵取りを訊く

“ポストコロナ時代”を見据えて
いまこそ「ピンチをチャンスに」

本来ならば東京五輪のマラソン競技札幌開催などで、北海道の地域活性化が加速度的に進むことが期待された2020年。だが待ち構えていたのは、人々の暮らしを大いに脅かす新型コロナウイルスの感染拡大だった。国内で最も早く大きな感染拡大に見舞われて以降、今に至るもコロナとの闘いは収まらず、10月下旬以降は全道規模に及ぶ爆発的な感染者数増加に苦しめられている。そんな折、後志管内の寿都町と神恵内村では高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査が始まり、いわゆる核のゴミ問題も暗い影を落としている。「ピンチをチャンスに」をスローガンに掲げる鈴木直道知事。現下の難局にどう立ち向かうのか。(11月27日収録)

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【インタビュー】秋元克広札幌市長にコロナ禍の舵取りを訊く

コロナの対応に奔走する中で
見えてきた、さっぽろの強み

2020年はコロナ禍で明けコロナ禍で暮れる1年となった。この中で秋元克広市長は対策に奔走、市民の安全安心と事業者の存続に向けた施策を道や国と連携しながら打ち出し、経済へのダメージを極力回避することに腐心した。だが11月以降、札幌では新規感染者数が大きく増加。GoToトラベルの対象地域から除外されるほど厳しい状況となっている。その一方、働き方の変化を好機と捉え、「アフターコロナ」を見据えて雇用推進の受け皿づくりにも取り組む秋元市長に1年を振り返ってもらいながら、現在のコロナ対策と今後の施策展開の骨子を訊いた。(11月24日取材)

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【インタビュー】野口観光グループ、コロナ禍とかく闘えり

戦争のようなコロナ禍で
先を見据え従業員を守る

いま、旅行は必要不可欠なものと確信

野口観光グループ代表取締役社長 野口秀夫氏

コロナ禍の直撃を受けている観光宿泊業界。その道内トップランナーといえる野口観光グループだが、野口秀夫社長は「これを乗り越えられれば、将来のさまざまな危機に対応できる」と前向きに未来を見据える。行政のコロナ対策については、GO TOトラベルキャンペーンによる旅行需要の大幅な回復効果を高く評価する一方、対策全般では迅速さに欠ける補助金や給付金の支給や、事前の備えが疑われる場当たり的な対策に苦言。自社の取り組みとしては営業再開時の慰労金支給など従業員に寄り添った支援に終始。来春の新規採用も例年通り継続する。かつてない厳しさに晒されながらやりがいを実感しているという野口社長に胸の内を訊いた。(11月27日収録)

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【インタビュー】サッポロビール、コロナ禍とかく闘えり

新しいつながりの場も創出し
ふるさとの人々を元気にする

感染対策のテレワークも早期定着

サッポロビール北海道本社代表 小野寺哲也 氏

人々の暮らしに明るさや潤いをもたらすお酒。だが今なお続くコロナ禍は、人同士のコミュニケーションを悉く阻害。旅行や会食をはじめ交流や賑わいの場が相次ぎ失われたことによる、酒類業界のダメージは計り知れない。こうした中、サッポロビールはオンラインを活用した新たなお酒の楽しみ方提案など、直接会えなくてもつながりの創出・維持に寄与する取り組みに力を入れ、一方でテレワークの早期定着など感染防止のための就労環境整備にも迅速に対応した。その同社が目下注力するのは、ふるさと北海道の人々に“エール”を送り元気を産み出す活動、と小野寺代表は力強く語る。 (11月25日収録)

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【経済】アフターコロナの道内経済針路を迫田敏高氏に訊く

ポテンシャルに自信を持ち
次世代地域モデルの先頭に

コロナで浮上した課題を克服する発想

北海道二十一世紀総合研究所社長 迫田敏高 氏

日本銀行から北洋銀行に転じ、副頭取を務めた後、同行グループのシンクタンク・北海道二十一世紀総合研究所社長に就任した迫田敏高氏(64)は、マクロとミクロの両面から経済を俯瞰できる専門家。活動の場所を札幌に移し8年目に入った中で、北海道の優位性と劣っている点を冷静に見極める眼力も備わったようだ。日銀時代は総裁の秘書役として組織に馴染まない事象の方向付けを提案するなど、柔軟な発想力と行動力も鍛えた。コロナ禍によってダメージを受けた北海道経済は今後どのような方向性を目指すべきなのか、迫田社長に訊いた。(12月3日収録)

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【経済】コロナ禍の道内経済の針路を小磯修二氏に訊く

「一極集中」の弊害が露呈した
今こそ辺境の優位性を生かせ

コロナ禍で問われる生き残りと再生

地域研究工房 小磯修二 代表

旧北海道開発庁の官僚時代から約半世紀にわたり地域政策にかかわってきた小磯修二・元釧路公立大学長(72)。現在は、一般社団法人地域研究工房代表理事として北海道の活性化に向けた調査提言や政策コンサルティングを続けているほか、昨年には公益社団法人北海道観光振興機構会長に就任、観光振興の旗振り役も務めている。これまで「官と学」の立場から北海道を俯瞰し、中央ではなく地元の視点で地域経済を分析してきた小磯氏。コロナ禍が現在進行形で進んでいる状況から我々は何を学び取り、自分たちの経済をどう方向づけていくべきなのか。同氏が提案するヒントは北海道が進むべき針路を想起させてくれる。(11月26日収録・佐久間康介)

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【ニュース】

■STV優生法報道に「問題ない」
 不適切取材疑いにBPOが結論
 ──「私らは素人、言われるままだった」と申立人男性

■刑務官・受刑者累計9人が陽性
 月形刑務所で国内初クラスター
 ──受刑者は「それほど動揺ない」と冷静な受け止め

■銃不使用の地区でクマ出没続く
 親子3頭とニアミスの目撃談も
 ──「クマも生き抜くのに必死」と地元ハンター

■「今こそ“現場の健康”に関心を」
 看護師過労自殺訴訟で弁論続く
 ──KKR問題で労災審査記録が開示

■法廷闘争に入る北大総長解任事件
 名和豊春氏が処分取消訴訟を提起
 ──国を相手取り手続きの違法性を問う内容

■借りた土地をゴミの山にして
 逃げた札幌のリサイクル業者
 ──賃料支払いと明け渡し命令の判決が出ても知らぬ顔

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【マンガ】回顧2020

コロナで明けコロナで暮れる(石川寿彦)
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【医療】元生会の森山病院がJR旭川駅の北彩都地区に新築移転オープン

健康都市の創出を目指す
旭川ウェルネスセンター

社会医療法人元生会(森山領理事長)が運営する森山病院(稲葉雅史院長・232床)が11月24日、JR旭川駅に近い北彩都地区に新築移転オープンを果たした。この新病棟は隣接地で建設中の健康食レストランやフィットネスクラブを備えた「旭川ウェルネスセンター」の中核施設という位置づけで、病気を未然に防ぐ「予防医学」をコンセプトに掲げた診療に力を入れていく計画だ。「森山グループが当初から目指していた健康・医療・福祉の三位一体の地域医療を提供していきたい」とする森山理事長(66)に新病院の概要と抱負を聞いた。

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【イベント】第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭

初のハイブリット形式が示す
国際映画祭の新しいスタイル

リアルとリモートを融合した試み

世界中のクリエイターがコンペティションに臨む作品を応募し、アニメーションのグローバルな魅力を広く発信している新千歳空港国際アニメーション映画祭。空港が舞台という世界でも稀な映画祭だが、7回目を迎えた今回は人同士の交流活動を著しく阻害する新型コロナウイルス感染拡大の渦中での開催となってしまった。徹底した感染防止対策と同映画祭ならではの賑わい創出の両立をはかるべく、熟考の末に決めた実施内容は新千歳空港シアターでの作品上映と、従来のイベントプログラムなどはオンライン配信するという、いわばリアルとリモートの融合。これまでにない試みに挑んだ同映画祭だったが、世界からの作品応募数は前回とほぼ同等で、コロナ禍といえども変わらぬ支持の厚さを示した。

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【原発】“核のゴミ”レポートPART17 「文献調査」に抗して地元・周辺町村で広がる住民運動

目指すは、議会解散

寿都周辺の町村議会では
「拒否条例」制定の動きも

NUMOによる“核のゴミ”処分場の建設に向けた「文献調査」の準備が後志管内の寿都町と神恵内村で始まった。地質条件などの“文献”はすでに収集されており、2年間の調査期間は処分事業のPRや地元・周辺対策に充てられるだろう。寿都町では“肌感覚”によって応募を決めた片岡春雄町長のやり方に反発する声も根強く、11月下旬には町民有志が「寿都の闇を正すリコールの会(仮称)」を立ち上げ、町長の独断専行を容認した町議会の解散請求に取り組む方針を決定。年明けに運動を本格化させる。周辺町村の議会では「拒否条例」を制定する動きもあり、徐々に包囲網が広がる。後志管内の一次産業の実態に明るい岩内町議の話も交え、住民運動の一端を紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【原発】高知県・元東洋町長の澤山保太郎氏が“核のゴミ行脚”

文献調査を撤回させた男が
寿都、神恵内でも反対運動

13年前、核のゴミの最終処分場選定に向けた文献調査応募を撤回した高知県東洋町の元町長、澤山保太郎氏(76)が8月下旬から本道入りし、後志管内寿都町と神恵内村を中心に反対運動を続けている。自身の経験を踏まえ文献調査撤回を訴える澤山氏は取材に応じ「文献調査を行なうには憲法95条に基づいた住民投票が必要」との認識を示した。(武智敦子)

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【原発】「噴火湾沿岸キャラバン」メンバーが青森の核関連施設を視察

核燃サイクルが破綻した中で
現地にそびえる「巨大な虚構」

2020年夏、泊原発の廃炉を訴える「噴火湾沿岸キャラバン」を挙行したメンバーが10月中旬、青森県下北半島・六ヶ所村の再処理工場などをバスでめぐる「アオモリスタディツアー」に参加した。下北半島では国が推進してきた核燃料サイクルが事実上破綻した今も再処理工場などの建設が続く。そして、寿都町と神恵内では核のゴミ最終処分場選定に向けた文献調査が始まる──。参加した3人に今回のツアーの印象や文献調査をめぐる問題について訊いた。(武智敦子)

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【寄稿】ちょっと待って、道民として核のゴミを考えよう 【2】

裏にある原発回帰のシナリオ

常田 益代(北海道大学名誉教授)

2011年3月11日、巨大地震が東北地方太平洋岸を襲い、陸中海岸から茨城県の海沿いの市町村に押し寄せる津波の猛威に息を飲んだ。そして翌12日に福島第一原発1号機が、14日には3号機がそれぞれ爆発。15日には4号機の建屋も吹っ飛び、私たちは原発の安全神話がガラガラと崩れ落ちてゆく様を目の当たりにした。あれから約10年。そして今、この国は原発と核のごみ最終処分場の安全神話を再びつくりだそうとしているように見える。本稿では国と地元の最近の動きを振り返ることから始めたい。

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【連載】ルポ「ひきこもり」64──ひきこもりは恥ですか? 「ぼそっと池井多」さんの講演から【2】

危険な“支援の自己満足”

過去を見つめてこそ未来は拓く

ぼそっと池井多さん(58)の講演会「長期化するひきこもり家庭のコミュニケーション不全」。後半は親や支援者ら3人から寄せられた質問に向き合った。質疑応答で最も印象深かったのは「『支援者の支援したいという気持ち』を満足させるために当事者は存在しているのではない」というメッセージだ。母親から精神的虐待を受けて育ち、30年以上断続的にひきこもった経験。転機となったのは30代の4年間に過去を徹底的に振り返ったこと。その作業から「自分の人生の構造が分かった」という声には重みがある。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【66】

千葉県にあった地下航空要塞
館山海軍航空隊赤山地下壕跡

首都東京を守る戦略拠点

房総半島の南端にあり温暖な気候で知られる千葉県館山市。ここに所在する海上自衛隊館山航空基地のすぐ南側に、標高60メートルの「赤山」と呼ばれる小高い場所がある。凝灰岩などからできたこの岩山の中には、総延長2キロ近くの地下壕(通称・赤山地下壕)が存在する。先の大戦を前にして旧海軍の航空指揮所として造られたらしく、現在は館山市が管理し、誰でも有料で見学できるようになっている。首都東京を守るため秘密裡に建設された地下航空要塞跡を10月下旬に訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●イオン北海道が函館市と釧路市でご当地WAONを活用した寄付事業
●インターナショナルビアカップで「アバシリホワイトエール」が銀賞
●サツドラHDの子会社が協定で道教委と相互連携

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『今日を祝おう』
【報道】道警不祥事から考える〈46〉

「筋が通らず、矛盾多くて」

元警官告白、交通捜査の実態
札幌では違反捏造で懲戒5人

やり甲斐や達成感に満ちていた筈の職場は、矛盾まみれで筋の通らない仕事だらけだった――。自らが起こした事件の公判でそう吐露したのは、ストーカー行為などで起訴された元警察官。交通捜査に携わっていた彼にとって、取り締まりに伴う「矛盾」への疑問は増える一方だったという。道警ではおりしも、札幌の交通警官が違反捏造で処分され、多くの不正があきらかになったばかり。互いに関連しない筈の2つの不祥事は、何を語っているのか。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋12

検審、お前もか――

野次排除警官「不起訴相当」
国賠でも道警が適正性主張

昨夏の札幌で起きた首相演説野次排除事件で、警察の見解に新たなお墨つきが加わった。現場の警察官たちを不起訴処分とした検察の決定に、第三者機関が「相当」を議決、首相に野次を飛ばした男性への身体拘束などを「不当とは言えない」と結論づけたのだ。男性らが起こした国家賠償訴訟では、被告の道警がまたも排除の適正性を主張、現場には複数の「危険」があったと論を張ることに。問題発生から1年4カ月、言論封殺を追及する闘いはまだ終わらない。(小笠原 淳)

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【報道】稼ぐ目算外れた豊浦町のバイオガス発電プラント

このままでは“金食い虫”
広がらない消化液の活用

本年8月号で報じた豊浦町(胆振管内・村井洋一町長)のバイオガス発電プラント問題が深刻さを増している。事業主体である町が約24億円を投じて建設した施設だが、稼働2年目となる今年度は初年度を超える赤字額になる見込み。ネックはガス生成工程で出てくる消化液(液肥)の引き受け先が広がらないこと。このため貯留施設が満杯に近づき、プラントは60%程度しか稼働できていない状態だ。消化液の問題にメドがつかなければ「売電で儲ける」どころか、とんだ「金食い虫」になりかねない。(佐久間康介)

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【報道】医療現場で散った命12

「ようやく息子に報告が」

吃音看護師殉職に労災確定
「業務に起因」と地裁判断

言い渡しは、一瞬だった。「遺族補償給付を支給しない旨の処分、及び葬祭料を支給しない旨の処分を、いずれも取り消す」。傍聴席の静かなどよめきは裁判所の廊下にまで伝わり、原告らが支援者たちに朗報を告げる。静かだったのは、無人の被告席のみ。提訴から3年、本年9月号の誌面で詳報した新人看護師の労災認定をめぐる訴訟は、遺族の請求を全面的に認める判決に到った。(小笠原 淳)

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【報道】隈研吾設計の北竜町立保育所で尾をひく保育士雇止め問題

解雇ありきの“ヒアリング”
話し合いを拒む社協と役場

「ひまわりの里」として知られる雨竜郡北竜町(佐野豊町長)。この町で生まれ育ち、地元の「和(やわら)保育所」で子どもたちを見守っていた保育士たち5人が雇用主の北竜町社会福祉協議会(竹林均会長、以下社協)から突然雇止めにあったのは、今年3月末(本年7月号で既報)。保育士たちのうち3人は、社協や設置者である町に対して何度となく雇止めの理由について開示を求めたが、社協や町はいまだに明確な理由を示さないままだ。保育士たちが生まれ育った町から受けた仕打ちの傷は癒えていない。雇止めから8カ月、問題の経過と現在の状況を取材した。(佐久間康介)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART16 「文献調査」をめぐって揺れる寿都町の住民運動の現在

暴走、許すまじ──

水産加工の担い手を中心に
広がる「応募撤回」のうねり

8月13日の北海道新聞が後志管内寿都町が“核のゴミ”最終処分に向けた「文献調査」に応募を検討中であることを報じて以降、この問題が全国に大きく発信されている。片岡春雄町長の頑なな姿勢は住民の反発を招き、水産加工業者や主婦らが立ち上がり、「子どもたちに核のゴミのない寿都を! 町民の会」が誕生。「町議会の全員協議会の議事録の公開を」「町長だけの判断で応募できるのは法律の欠陥」「文献調査だけで20億円を支払う制度はおかしい」などと主張し、住民投票条例の直接請求や署名活動、講演会の開催などを通して運動の輪を広げてきた。水産業が盛んな寿都町を訪れ、この問題に対する「町民の会」の人たちの率直な声を聴いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】泊原発の廃炉を目指す共和町と岩内町の住民リーダーを訪ねて

処分場の本命は福島か

「寿都と神恵内の応募は
国が仕掛けたダミーでは」

後志管内の寿都町と神恵内村が原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの最終処分場の文献調査に応募表明した問題で、「今回の応募は国が仕掛けたダミー」という説が近隣地域で流れている。処分場建設地の本命は福島第一原発事故による汚染地域で、処分地を探す国の努力をアピールするための猿芝居ではないかというのだ。共和町と岩内町で泊原発の廃炉をめざす住民団体のリーダーを訪ね、「福島本命説」をめぐる根拠や背景などを探った。(武智敦子)

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【寄稿 常田 益代(北海道大学名誉教授)】ちょっと待って、道民として核のゴミを考えよう 【1】

今なら間に合う応募撤回

10月9日、寿都町の片岡春雄町長は高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分地選定にむけた文献調査へ応募した。続いて同月15日、神恵内村の高橋昌幸村長も選定に向けた調査の実施申し入れを正式に受諾した。これらの判断に否応なく影響を受けることになる道民のひとりとして、核のゴミの問題点をいくつか考えてみたい。(10月31日現在)

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【ニュース】

■依存症教育資格、道内初の認定
 「日本で一番悪かった」元刑事に
 ──「稲葉事件」主人公、予防教育アドバイザー活動に意欲

■原告代理人が当事者として陳述
 「結婚の自由」訴訟、札幌で結審
 ──来年3月に判決言い渡し、全国初の憲法判断へ

■警官と冤罪被害者が法廷で対峙
 帯広・違法捜査問う争い佳境に
 ──つきまとい、無断撮影、無賃乗車…、警察の言い分は

■コロナ禍でも揺るがぬ道産品人気
 「北海道の物産と観光展」が善戦
 ──同催事も対象の「プレミアム付どさんこ商品券」は完売

■大月氏の地位確認訴訟で初弁論
 解雇の国際大は請求棄却求める
 ──留学生問題では入管庁が“指導”対応か

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【オホーツク特集】網走市長 水谷 洋一氏に訊く

看板の“交流”を打ち砕いたコロナ
ピンチにこそ育つまちづくりの芽

ラグビーW杯イヤーだった昨年に続き、コロナ禍に襲われた今年も水谷洋一市長(57)にとって大きく記憶に残る年になったことだろう。観光やスポーツ誘致が盛んな「交流都市」として名高い網走だが、不意にその交流が丸ごと断たれた影響は甚大だった。だが、地域では市民同士の助け合いをはじめ市主導の対策などにより明日への希望も生まれている。オホーツク初となるオンデマンドのバス事業が注目を集めているほか、市庁舎の移転新築も正式に決まり、修学旅行先として歴史・自然資源の豊かさが再評価されるという嬉しい出来事もあった。ピンチの時にこそ地域づくりの芽は育つものなのかもしれない。アフターコロナを見つめて采配を振るう水谷市長に、まちの現状と展望を訊いた。(10月16日収録)
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【オホーツク特集】北見市長 辻 直孝氏に訊く

道内初のクラスターを封じ込め
テレワーク推進で新時代に活路

オホーツク管内における拠点商業都市・北見。今秋には新市庁舎や「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」と、市内中心部に大型施設が相次ぎ完成。いずれもまちの賑わいを創出する新施設として期待されている。その一方で2月にはクラスターの発生により、道内で最も早い時期に新型コロナウイルスとの闘いを経験。全てが手探りの中で、事態を長期化させること無く感染拡大の封じ込めを成し遂げた。またコロナ禍による「新しい生活様式」の広がりで、かねてより同市が力を入れていたテレワーク推進事業はこれまで以上に大きな関心を集めるようになった。社会が大きく変わりゆく渦中での北見の在り方について、辻直孝市長(67)に訊いた。(10月16日収録)
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【オホーツク特集】紋別市長 宮川 良一氏に訊く

全国3位、人気のふるさと納税
コロナ禍の市民を支え拓く未来

オホーツク遠紋地域の拠点都市・紋別。その紋別といえば、ふるさと納税の寄付額で全道1位に躍り出た話題が記憶に新しい。地元観光のシンボルである流氷観光砕氷船ガリンコ号が新造され進水したことも市民を喜ばせた。脱炭素社会が叫ばれる中、バイオマスにメガソーラーが加わり自然再生エネのまちとして歩みを進めるトピックもあった。そんな朗報に湧く地域を直撃したのが今年のコロナ禍。基幹産業のひとつである観光と飲食が大きな打撃を受け、名物のまつりは軒並み姿を消し、アクセスの生命線であるオホーツク紋別空港は運休の瀬戸際まで追い詰められた。このような事態の中で市はどのように市民と事業者に寄り添ったのか。まちの現状と展望を宮川良一市長(66)に訊いた。  (10月14日収録)

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【オホーツク特集】タカハシグループ、コロナ禍とかく闘えり

カラオケ=クラスターの温床
この誤解払拭に全力を尽くす
(タカハシグループ代表取締役会長 髙橋 康弘 氏)

グループの力でコロナの猛攻に善戦

ほんの僅かな気の緩みも逃さない、といったまるで意思でも持つかのように再び猛威を奮い始めた新型コロナウイルス。その流行初期からダメージの直撃を受け続けているのがカラオケチェーン店だろう。そんな中、長年培った盤石な経営基盤のもとコロナの猛攻に耐え続け、反転攻勢の機会をうかがうのが道内最大手カラオケチェーンのタカハシグループだ。徹底した感染防止対策などでカラオケに向けられたマイナスイメージの払拭に全力で臨み、またグループシナジーの発揮で新たな取り組みにも果敢に挑んでいる。同グループの顔、髙橋康弘会長はこの厳しい状況下にあっても、視線は絶えず未来へ向け続けている。 (10月13日収録)

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【特集 オホーツク観光2020】

“白い大地”は色褪せない

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【企業】飛栄建設と北大教授がコロナ対策のクリーンブースを共同開発

診察ブースのウイルスを除去
簡便な設置で感染防止を実現

飛栄建設(本社札幌・松田順治会長)が、新型コロナウイルス対策として医療機関向けに診察用クリーンブースの提案を始めた。すでに市立札幌病院(札幌市中央区)や国立病院機構北海道医療センター(同市西区)に設置され、診察に利用されている。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念される中、病院などでは万全のコロナ対策が求められるようになっており、感染を防ぐクリーンブースの需要が高まりそうだ。

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【医療】医療法人我汝会さっぽろ病院がJR苗穂駅直結の立地に新築移転

抜群のアクセス環境の中で
診療体制を大幅に強化拡充

人工股関節置換術で国内トップクラスの治療実績を誇り、道内外から患者が訪れている医療法人社団我汝会「えにわ病院」(木村正一理事長・恵庭市・150床)。この系列病院である「さっぽろ病院」(春藤基之院長・50床)が9月下旬、札幌市東区北24条からJR苗穂駅北口エリア(東区北5条)に新築移転オープンした。急増する手術に対応するためオペ室をはじめ診察室、検査室など診療体制を大幅に拡充。365日の通年リハビリやさらなる早期離床、早期退院を目指しながらより質の高い医療を提供していく計画だ。「JR苗穂駅北口直結と交通面のアクセスの良さが強み。ここではこれまで以上に症例数を増やしていきたい」とする春藤院長に新病院の概要と抱負を訊いた。(10月22日取材)

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【連載】ルポ「ひきこもり」63──ひきこもりは恥ですか? 「ぼそっと池井多」さんの講演から【1】

これは家族の病気です

精神的虐待から「ガチこもり」へ

「ひ老会(ひきこもりと老いを考える会)」や「ひきこもり親子 公開対論」などのイベントを通して当事者の声を社会に発信する、ぼそっと池井多さん(58)。その講演会「長期化するひきこもり家庭のコミュニケーション不全」が10月17日、札幌市内で開かれた。教育熱心な母から精神的虐待を受けて難関大学に進学。就職が内定していた大手企業への入社を前に外へ出られなくなった。以来、30年以上断続的にひきこもり、家族とは20年来音信不通という池井多さんは、「多くの人がひきこもりに関してオープンに論議できるようになれば、ひきこもりは恥でなくなる」と問いかける。講演会と質疑応答の模様を2回シリーズで紹介する。                      (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【65】

京都市伏見区に残る戦争の記憶
校舎になった第16師団司令部跡

空襲被害が伝わらなかった古都

国内有数の参拝者を集める伏見稲荷大社のある京都市伏見区深草地区は、かつて大日本帝国陸軍第16師団が駐屯し、その本部施設がいまでもカトリック系の女学院として使用されている。そして街中にはかつての面影を残す建物や橋が数多く存在している。京都は太平洋戦争で空襲を受けなかったと聞いてきた筆者だが、本当にそうだったのだろうか。長年抱いていた疑問の答えを探すために9月下旬、コロナ禍の中で徐々に観光客が戻り始めた京都を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●田所法務副相が刑務所を視察 再犯防止・社会貢献に期待
●函館の焼肉・海鮮・菓子の3社がコロナ支援への恩返し企画を始動
●〝クラシック〟好き集う札幌ドームで「35周年記念缶」の寄付金贈呈式
●小清水のじゃがいもスイートポテト 町民ニーズに応え6月から通年販売
●ホテルオークラ札幌が食で魅力を伝える「オホーツクフェア」開催中
●ブラックニッカで北海道の環境保全 「鶴の恩返し」キャンペーン始まる
●国内最大級の士業グループを築いた佐藤良雄氏の経営極意

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
*新連載 囚活通信
*新連載小説 つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春には癒える』
【報道】北海道大学の闇──敷地内薬局公募の怪②

深まる出来レース疑惑

北大が公募前の調査で“メディシス推し”

10月号で報じた北海道大学(寶金清博総長・以下北大)の敷地内薬局誘致問題の続報だ。先月号では北大が実施した公募型プロポーザルを検証したが、ここにきて最初から特定の業者ありきの出来レースだった疑惑がさらに深まっている。この問題をめぐっては入札妨害の疑いで捜査機関が動いていると巷間で囁かれ、周囲の疑念の声を受けて北大自身も審査過程に関する内部調査に乗り出した。はたして“北大の闇”は晴れるのか──。    (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北大総長解任事件を紐解く②

求めるのは解任無効

北大へ反撃を視野に名和氏が訴訟を準備

北海道大学の威信が崩れた「名和豊春総長解任事件」から3カ月強。その北大では寶金清博新総長が誕生したが、威信回復には事件の真相解明が不可欠だ。解任の決め手とされた調査報告書は作成段階で当の本人から聞き取りを行なっておらず、“追い出しありきで作られた”と言われても仕方なく、処分に関する一連の書類も本人に渡されていない。これでは罪状も知らされないまま被告となり、一方的に刑を宣告されたに等しい。入手した調査報告書の内容を検証しながら解任後の名和氏の動きを追った。

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【報道】道警不祥事から考える〈45〉

「触りたいと思って」

わいせつ未遂巡査部長、初公判
検察はストーカー行為で追起訴

礼儀正しくて感じよく、好意を覚えた――。一般女性に暴行を加えるなどして強制わいせつ未遂で起訴された現職警察官(のち退職)が9月下旬、初公判の法廷で起訴事実を認め、被害女性への足かけ5年にわたったつきまとい行為を明かした。地元の検察はストーカー規制法違反で元警察官を追起訴、裁判所では今月下旬から2罪の併合審理を進めることになる。転落の始まりは、交通取り締まり現場での出会いだった。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑪

「事実、早く認めて」

看護師訴訟で道内2弁論続く
新人の殉職、再発防止願って

ウイルス禍が収束の兆しを見せない中、自ら命を絶った複数の新人看護師の遺族が起こした裁判が、北海道内で続いている。片や職場のパワハラ、片や異常な過重労働。加えて本号発売直前には、吃音差別を訴えて亡くなった看護師の遺族が労災訴訟の判決を迎えている筈だ。本誌が2017年から追い続けている長い闘い、国や職場が遺族の声に真摯に耳を傾ける日は、いつ訪れるのか。(小笠原 淳)

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【報道】原発作業で被曝、損害賠償・労災認定訴訟③

「泣き寝入り」許されじ

“イチエフ”元作業員が証言

札幌で5年あまりにわたって続いていた裁判が今秋、佳境を迎えた。国に労働災害の認定を求め、また東京電力などに損害賠償を求める訴訟を起こしたのは、福島第一原子力発電所の復旧作業を担った札幌市の男性。屋外作業などで放射線に被曝し、3つの癌を発症した。9月中旬に病身を押して臨んだ本人尋問では、癌と被曝の因果関係を突き崩しにかかる粘着的な反対尋問を受け、改めて“原子力村”の本質を垣間見ることになった。長い闘いは、この年の暮れに集結を迎える。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART15 文献調査で揺れる北海道が進むべき道を探る

地層処分計画は壮大な虚構
「金銭による誘導」に乗る愚

“処分研究”と“処分場探し”に巻き込まれた北海道

今年の夏以降、高レベル放射性廃棄物の後始末対策をめぐり、北海道内に新たな問題が加わった。後志管内の寿都町と神恵内村が最終処分場の候補地選定に向けた「文献調査」に応募する方向となったからだ。幌延深地層研究センターでの“核のゴミ”処分研究、泊原発から発生した使用済み核燃料の扱い、そして「文献調査」の応募問題と、国内で最も遅く原発建設が始まった北海道は今、政府と原子力事業者が進めた無責任な処分政策の尻拭いを押しつけられている。堂垣内道政のころから現在に至るまでの“道是”は「道内で処分を認める考えはない」。原子力開発の後始末の押しつけをはね返すために何が必要なのか──これまでの歴史も振り返りながら今後の方向を探った。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】原子力資料情報室の伴英幸氏が核のゴミ地層処分問題で講演

火山と地震、地下水の国で
地層処分できる適地はない

後志管内の寿都町に続き同管内の神恵内村が原発の高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場の文献調査への応募を検討していることが分かり、周辺では反対運動が高まっている。寿都と神恵内では両首長が10月8日にも応募を表明する構えだが、手を挙げる自治体はまだあるとの情報もあり、混迷はさらに深まりそうだ。そもそも地層処分の問題点とは何なのか。10月3日、岩内町で催された民間シンクタンク「原子力資料情報室」(東京)の共同代表・伴英幸氏の講演会から学びたい。北大名誉教授で地質学を専門とする小野有五氏が解説を加えながら行なわれた講演を採録した。(10月6日時点・武智敦子)

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【報道】検証「泊原発は本当に必要なのか」51

泊と神恵内が阿吽の呼吸で
再稼働と最終処分を画策?

原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場選定への最初のステップである「文献調査」への応募が泊村周辺の神恵内村と寿都町でタイミングを合わせたように決まろうとしている。応募すれば原発の「ゴミ」を全国で初めて受け入れるための調査が始まる。この中で神恵内における応募検討は10年ほど前から始まり、今年1月に新村長が誕生した泊村長選挙とも深く関係していたという地元の声がある。再稼働の泊と最終処分の神恵内、ふたつのまちを結ぶ“縁”とは──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■セコマや北大などが食品廃棄
 削減に向け共同事業体を設立
 ──プラチナ触媒用いた鮮度保持技術を活用

■人獣共通感染症の大家、橋本信夫が
 動物と人間の複合社会の危険を警告
 ──北海道エゾシカ倶楽部が主催し札幌で講演会

■野次排除・国賠訴訟原告が講演
 「安倍」後の初報告、道内2市で
 ──裁判は月内に次回弁論、注目される道警の反論

■旧優生法違憲訴訟、札幌で結審
 強制不妊被害・小島さんが陳述
 ──訴訟支援の署名は2万8000超に

■「23年春開業」は本当に実現するのか
 北海道BP建設に忍び寄るコロナ禍
 ──お膝元の北広島市は「工事は予定通り」と強調

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【観光】倶知安観光協会・吉田聡会長が語る「コロナ禍とニセコ観光」

ニセコはコロナの危機を
乗り越えて必ず復活する

最大の懸念は雪不足とインフラの限界

世界屈指のスキーリゾートとして投資が続いている倶知安ニセコ地区。今年1月には北海道初の五つ星ホテルもこの地区に誕生した。しかし、今回のコロナ禍によって今年の冬は外国人スキー客の来訪が絶望的。それでも、過去に数多くの危機を乗り越えてきた地区だけに復活を信じる地元関係者は多い。そんな中、倶知安観光協会の吉田聡会長が9月25日、SATOグループのオープンセミナーで地区発展の歴史を踏まえ現状と展望、課題などを熱く語った。この日の講演内容を要約して紹介する。
(佐久間康介)

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【行政】「無投票当選で3選」の松野哲・岩見沢市長に訊く

人口減でも地域力を向上
スマートアグリシティへ

建設中の新庁舎は22年に供用開始

新型コロナ禍の中で行なわれた8月の任期満了に伴う岩見沢市長選では、無投票という形で3期目の信任を得た松野哲市長。その新型コロナの対応では、早い段階から市独自のさまざまな支援制度を立ち上げ、市民の生活救済に尽力。積年の課題である人口減少に関しては「積極的な調整戦略」を掲げ、同市が誇るICT基盤を活用して人口減のマイナスをカバーする施策を推し進める考えだ。先進技術をフル活用し、同市が目指すこれからのまちづくり「スマートアグリシティ」などについて松野市長に訊いた。 (9月15日取材)

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【医療】北腎会の坂泌尿器科病院が札幌市西区八軒に新築移転

全国屈指の専門病院として
治療体制をスケールアップ

社会医療法人北腎会が運営する「坂泌尿器科病院」(坂丈敏理事長・院長)が9月1日、北区からJR琴似駅に近い西区八軒に新築移転を果たした。より質の高い医療を提供するため手術室や外来診察室、病床、透析ベッド数を増やすなどハード面を大幅に強化。前立腺肥大症や尿路結石、前立腺がんの治療で全国屈指の実績を有する専門病院にふさわしいスケールアップがなされた形だ。「医療技術の進歩に対応した体制が整った。これを機に若手の育成にも取り組んでいきたい」と意欲を見せる坂院長に、新病院の概要や今後の展望などを訊いた。      (9月25日取材)

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【介護】安心安全を提供する札幌佐藤病院グループ

「しんふぉに~28」の幸福食堂が
ドライブスルー方式で弁当販売

札幌佐藤病院グループ(医療法人社団大藏会・佐藤亮藏理事長)が運営する複合施設「しんふぉに~28」(札幌市東区)がドライブスルー方式による弁当販売を開始した。コロナ禍による感染を恐れて来店を控えるようになった顧客のニーズに応える形で、施設内の「幸福(しあわせ)食堂大学村」が8月から始めたもので好評を博している。障害者や高齢者が地域の中で安心して活き活きと暮らすことを目指す札幌佐藤病院グループの取り組みを取材した。

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【映画祭】コロナ禍の今を映す「第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」

リアルとオンラインを融合させ
新時代の映画祭の在り方を示す

これまで6度の開催を通じて、世界中のクリエイターやファンから関心を集めるイベントに成長した「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。だが7回目を迎える今年、新型コロナウイルスの流行という空港の賑わいすら消失させてしまうような病禍によって、開催自体も危ぶまれる状況に陥った。こうした中で熟考を経て再編した開催内容が、新千歳空港シアターでの作品上映とオンラインを活用してトークイベントなどを実施する、いわばリアルとリモートの融合だ。コロナ時代に対応して全く新しい試みに挑む同映画祭の概要を紹介する。

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【企業】組合員のライフライン支えるコープさっぽろ

美味しくて安い惣菜提供に注力
夕食の宅配には日曜向けも追加

組合員の豊かな食生活を後押しするためコープさっぽろ(本部札幌市・大見英明理事長)が惣菜のクオリティを高める「大惣菜化プロジェクト」を展開。着実な成果を上げている。また高齢者の在宅支援と安否確認を目的とした「夕食宅配サービス」に、日曜日やお昼の食事用として「日曜弁当くつろぎ」のサービスも追加し、宅配サーピスの充実を図る。組合員の多様なニーズに応えていくことで、ライフラインに欠かせない事業を展開するコープさっぽろの取り組みを紹介する。

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【文化財】新型コロナ禍で窮地の旧青山別邸

「聖地を残して」と全国からエール
クラウドファンディングで5百万円

新型コロナウイルス禍で厳しい運営を強いられていた小樽市内の有名観光施設「旧青山別邸」(同市祝津3)がクラウドファンディングで維持費を募ったところ、40日間で約500万円の寄付が寄せられた。人気漫画「ゴールデンカムイ」の舞台のひとつにもなっていることから「聖地を残して」とエールも寄せられている。施設のオーナー、佐藤美智夫さん(75)は「皆さんの善意がありがたい。貴重な国登録有形文化財を守るため頑張ろうと気持ちを新たにしています」と話している。(武智敦子)

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【まちおこし】積丹スピリットが示す新しい地域振興

積丹町発のクラフトジンが拓く
ボタニカルなまちおこしの進路

北後志地域・積丹町における地方創生の牽引役として、近年多方面から注目を集めている地場産蒸留酒・ジンの製造事業。これに取り組むのが、道内農林漁業の高付加価値化をプロデュースするコンサルタント会社・GB産業化設計(本社札幌市、岩井宏文代表、以下GB社)が2018年3月に立ち上げたジンメーカーの積丹スピリット(本社積丹町、同、以下スピリット社)だ。地域に自生する香草植物(ボタニカル)を原料とする香り豊かな同社のジンは、20年6月の初販以降、予約受付を始めるたびに即完売の状況が続いている。そもそも積丹町でのジン造りという新発想はどう生まれたのか。また同事業の今後の展望について、岩井代表に話を訊いた。        (9月18日取材、髙橋貴充)

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【人】シニア世代の居場所と可能性を創造
NPO法人ナルク札幌代表 八百坂 康子さん

高齢者の元気を引き出す
〝自立と助け合い〟の互助組織
仲間に看取られ逝くのが夢

人生100年時代。シニア世代が生きがいを感じるよう仲間づくりをする機会と場を提供しているのがNPO法人「NALC(ナルク)札幌」だ。自立・奉仕・助け合いを理念に、ボランティアをした1時間を1点として“通帳”に預託、逆にサービスが必要になった時は点数を引き出し利用する「時間預託」によるユニークな活動を展開している。長年にわたる交流事業や一人暮らしのシニア向けサロン事業にも取り組む代表の八百坂康子さん(79)は「100歳を目指し80になったら『ぴんころ村』をつくりたい」と夢を語る。                    (9月16日取材・聞き手=工藤年泰)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

足寄発・放牧酪農とアニマルウェルフェア
──「ありがとう牧場」の吉川さんに聴く(後編)──

草食性の牛を豚化してきた酪農
「放牧の牛乳を飲みたい」と声を

華やかに見える大規模化の陰で多くの牛たちが病気や事故で死んでいく現実。穀物を多給して草食の牛を豚化させる品種改良(改変)のあり方……。「ありがとう牧場」を営む吉川友二さんは、こうした酪農業界の実態に疑問を投げかけ、ストックマンシップ(家畜に接する人としての規範や心構え)に沿った経営をめざしてきた。それは、アニマルウェルフェア(家畜福祉)に適った酪農の実践でもあった。新規就農から約20年の歩みをベースに、放牧酪農のプロフェッショナルを育てる学校を創り、一軒でも多くの農家が放牧で牛を飼うようにしていく夢も広げる。生産現場の実態をよく知り、放牧酪農を応援していくにはどうすればいいのか──。インタビューの後編では、そのあたりをじっくり聴いた。(7月23日収録。ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」62──自治体行政の支援の在り方とは

“居場所”は当事者らとつくるもの
問われる小樽市のひきこもり施策

集まってくる当事者や家族と一緒に居場所をつくりたい──。そんな試みが9月中旬小樽市内で再スタートした。主催する札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長、以下レタポス)が「ひきこもりサテライト・カフェ」として2017年秋から2年半にわたり実施してきたが、行政の強い要望もあり今年度は「サテライトSANGOの会inおたる」と名称を改め続行を決めた。ひきこもりへの偏見が未だ強く行政の施策も限定的であった小樽。行政は民間団体の手を借りながら、当事者や家族に寄り添った施策にどう反映していくかが問われている。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【64】

いくつもの機銃弾痕を今に伝える
愛知県半田市「半田赤レンガ建物」

中島飛行機の戦時倉庫だった過去

愛知県半田市の観光名所「半田赤レンガ建物」の壁には、深く抉られたような跡が多数残っている。太平洋戦争末期の7月にアメリカ軍の攻撃機による機銃掃射を受けた跡だ。戦前、半田市には軍用機を製造していた中島飛行機半田製作所があったため、激しい空襲を受けたのだ。傷跡の残る赤レンガを残そうとした市民と行政の判断は、戦後75年を経て、大きく評価されている。(ジャーナリスト 黒田 伸)
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【フォトレポート・トピックス】

●道開発局のランキング調査が示したオホーツク「道の駅」への高い支持
●銃所持訴訟で地裁が現地調査 ヒグマ駆除現場の地形確認
●摘みたて生ホップの特別なビール「富良野VINTAGE」今年も発売開始
●受刑者奮闘、医療用ガウン製作 月形刑務所・2工場フル稼働

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
*新連載 囚活通信
*新連載小説 つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『3つの水平線』
【報道】北海道大学の闇──敷地内薬局公募の怪

メディシスの「なの花」は
こうして北大に選ばれた

前代未聞のプロポーザルに噴き出す疑義

総長解任問題に揺れた国立大学法人北海道大学(寶金清博総長・以下北大)に新たな疑惑が持ち上がった。このほど北大は敷地内薬局誘致に伴う公募型プロポーザルで運営事業候補者を選定したが、この結果が出来レースだった可能性が浮上。経済的なメリットに偏重したプロポーザルのあり方にも疑問の声が相次いでいる。公立大学たる北大は守るべき“公共の利益”を忘れてしまったのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北大・名和豊春前総長が解任の“真相”を激白

「私は、結託した文科省と
北大の理事に追放された」

仕組まれた排除のシナリオとは

日常的なハラスメントなどを理由に萩生田光一文科相から北大総長を解任された名和豊春氏(66)が8月22日、公の場で初めて口を開いた。札幌での集会に姿を見せた名和氏は、約100人の参加者を前に「私が解任された本当の理由」と題して40分にわたり、時折声を詰まらせながら自身の潔白と事件の背景を訴えた。「北大総長解任の真相を究明する市民の会」が主催したこの集会。まずは、ここでの同氏の主張に耳を傾けてみたい。名和前総長の解任は、文科省と北大の一部理事が結託した追放劇だったのか──。(佐久間康介)

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【報道】北大・名和豊春総長解任事件を紐解く

調査報告書に捏造の疑い
崩れる解任根拠の信用性

集会で明かされた驚きの新事実

8月22日、「北大総長解任の真相を究明する市民の会」が主催した集会に登場し、自身の潔白と事件の真相を訴えた名和豊春前総長(66)。この日は本人の講演のほか、主催団体のジャーナリスト、山田寿彦氏と名和氏の対談形式による一連の事実検証も行なわれた。総長解任を決定づけた北大の調査委員会の「調査報告書」。そこに記された名和氏の数多のパワハラ事案、非違事項は果たして本当にあったことなのか。この日、名和氏と山田氏のやりとりでは驚くべき事情が明かされた。北大の事実認定と名和氏の釈明の隔たりはあまりに大きい。この日の対談の主な内容を採録し、読者の判断に委ねたい。(佐久間康介)

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【報道】狩人、銃を奪われる④

「早く山へ帰って」

ヒグマ出没止まらぬ砂川
銃所持裁判は現地調査へ

8月下旬から9月初めにかけ、砂川市の住宅地でヒグマの目撃情報が相継いだ。市内での報告数はすでに昨年度1年間のそれを上回り、おもな出没地点に市職員らが毎日“出勤”している状況。一方、地元猟友会役員の銃所持許可をめぐる裁判では非公開の弁論準備手続きが進み、裁判所が現地調査にあたる可能性が浮上してきた。“撃てない町”の騒がしい夏は、まだ終わりそうにない。(小笠原 淳)

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【報道】“核のごみ・調査応募”に揺れる寿都町の片岡春雄町長を直撃

「周囲の反対は覚悟の上
 最終判断は若い世代に」

原発の出口論議に投じた一石に大きな波紋

後志管内寿都町の片岡春雄町長(71)が原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場をめぐり、国の文献調査への応募を検討している問題が波紋を広げている。背景にあるのは町財政への危機感と新型コロナによる水産業の疲弊だが、道をはじめ周辺自治体、漁協関係者らは猛反発。この中で片岡町長は8月25日、本誌の取材に応じ、文献調査の2年間で最大20億円が交付されることなどを挙げ、「全国の自治体が原発の出口問題に目を背けており、寿都町から一石を投じるのがひとつの目的」と強調。「精密調査までやるかどうかは、将来を担う若い世代が方針を出すこともあり得る」として調査の最終段階にも前向きな姿勢を示した。(武智敦子)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑪

「安倍やめた」けれど

言論封殺、追及止まず
国賠訴訟で弁論続く

8月下旬に突如伝えられた安倍晋三総理大臣の辞意。本号が店頭に並ぶころには与党総裁選挙が決着し、首班指名を経て新内閣が発足している筈だ。昨年7月に札幌で「やめろ」と野次を飛ばした人たちにとっては、1年あまりを経て所期の目的が叶ったことになる。だが本質的な問題は今も解決せず、その追及は為政者の首がすげ替わっただけでは終わりそうにない。求められる「表現の自由」は、いつ取り戻すことができるのか。(小笠原 淳)

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【報道】留学生急増の背景に②

「これは見せしめだ」

解雇の教授が国際大を提訴
卒業生らは抗議の申し入れ

札幌国際大学(札幌市清田区、蔵満保幸学長)の外国人留学生不適切受け入れ問題で、同問題にからんで懲戒解雇処分を受けた教授が8月下旬、運営法人に地位確認などを求める裁判を起こした。先立つ同月中旬には卒業生有志が大学に抗議を申し入れるなど、前年度から続く混乱はなお収まりそうにない。渦中の教授は解雇処分を「公益通報への報復」と指摘、改めて大学経営の健全化を訴えている。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈44〉

「開示」墨塗り減らず

巡査部長の酒気帯び、詳細不明
わいせつ警官は今月下旬初公判

北海道警察の本年上半期の不祥事について、本稿記者が道警に追加請求していた公文書が一部開示された。このうち第2四半期(4―6月)に記録された12事案の中で事件捜査の対象になったものは3件あったことがわかったが、開示された文書は墨塗り処理の多い“海苔弁当”状態で、事案の詳細はほとんどあきらかにされないまま。前号で報告した酒気帯び運転が未だに報道発表されないなど、本年も “見えない不祥事”が減る兆しはなさそうだ。(小笠原 淳)

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【連載】緊急獄中報告・続

濃厚接触者「陰性」
「本当に良かった」


旭川刑務所 60歳代男性受刑者

職員のウイルス感染に緊張が走った刑務所ではその後、濃厚接触者にあたる受刑者全員の「陰性」があきらかになっていた。中断していた刑務作業は再開され、屋外での運動も認められることに。一方で慰問のコンサートが「リモート開催」となり、運動会の中止が決まるなど、感染症の余波はまだ収まっていないようだ。本誌前号で緊迫の獄中をレポートした現役受刑者が改めて筆を執り、施設内の近況を報告する。(小笠原 淳)

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【ニュース】

■釧路市長選は現職と新人の一騎打ち
 無風一転、元釧路市議が出馬を表明
 ──多選批判の46歳が挑む戦いの行方は

■道警本部が記者クラブを「消毒」
 乗務員感染のタクシーがらみで
 ──「濃厚接触」認められたキャップは陰性確認

■アパマン爆発で地裁が猶予判決
 44人重軽傷の責任、1人の肩に
 ──近隣住民は運営会社不問に憤り

■札幌市内でホームレス54人確認
 地元支援団体が独自に路上調査
 ──国の調査から漏れる「車中生活」含め、公称の倍に迫る実態

■寿都町の「核のごみ調査応募検討」で
 同じ後志管内の市民団体が緊急会議
 ──参加者からは先行きを不安視する声が続出

■札幌学院大が新ロゴマークを制定
 新札幌キャンパス開設に向け一新
 ──フィリップス・ジャパンとも連携し地域の医療福祉にも貢献

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【行政】任期の折り返しを迎えた迫 俊哉小樽市長に訊く

コロナ禍を乗り越えながら
近未来に向けたまちづくり

大きな教訓だった「昼カラ」のクラスター

小樽市の迫俊哉市長(62)が1期目の折り返しを迎えた。就任以降、財政健全化などに取り組みながら市政の信頼回復に努めてきたが、今年に入ってから職員の不祥事や業務ミスが発覚。6月下旬には昼カラオケができる飲食店で、お盆明けには小樽市立病院で新型コロナの集団感染が確認されるなど、コロナ禍にも見舞われ「この半年は現状を維持していくのに精一杯だった」と振り返る。感染を予防しながら職員の士気を高め地域経済をどう回復させるか。手腕が問われる迫市長に訊いた。(8月18日取材・武智敦子)

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【企業】北海道エネルギーが初の社長交代。木村新社長に訊く

エネルギーのベストミックスを進め
「情」を大切にした会社を目指す

あらゆる災害にも対応する非常時体制も強化

今年6月、道内石油製品販売最大手・北海道エネルギーの新社長に専務だった木村信広氏が就任。勝木紀昭会長との代表取締役2名体制となった。木村氏は旧勝木石油からの生え抜き。長らくSS(サービスステーション)を統括する部門の責任者を務めた、現場に精通した人物。胆振東部地震の発生により起こったブラックアウトの際には、医療機関や公共インフラ施設などの電源を死守する燃料供給などに尽力した。その木村社長が大切にするのは、顧客や社員との「笑顔」「感謝」の結び付きだという。(髙橋貴充)

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【観光】2020 函館観光

いま、“秋色の魅力”を再発見

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【医療】「食べる歓び」を陰から支える歯科技工所 プライムデンタル

使命感をスタッフと共有し
口腔衛生分野にも積極進出

健康を維持していく上で欠かせないのが歯だ。今回紹介するプライムデンタル(札幌市西区・北島正之社長)は「歯科技工で楽しく食べる歓びを」を経営理念に掲げ、患者一人ひとりに合わせた義歯(入れ歯)をつくり続けている歯科技工所。健康を陰から支える技術者集団と言っていい。少子化の影響などで歯科技工士のなり手不足が深刻化しているが、創業25周年を迎えた同社は高いチーム力をベースに口腔用保湿剤の販売など新規事業にも取り組んでいる。「お口のトータルサポートカンパニー」を目指す同社を訪ね、北島社長に今の時代における歯科技工士の役割や今後の方向性について訊いた。(8月17日取材)

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【企業】ゴールドパック恵庭工場とAWファーム千歳

プラ削減と農工連携を目指す
エア・ウォーターの飲料事業

近年各方面で積極的に取り組まれているプラスチック削減。こうした中、産業ガス国内大手エア・ウォーター(本社大阪)のグループ会社で飲料製品の受託製造を主力とするゴールドパック(同東京)の恵庭工場が、従来よりプラスチック使用量がほぼ半減となるペットボトル容器での飲料生産を開始した。関連する設備投資におよそ50億円を投じ、プラスチック削減にとどまらず無菌充填設備の設置など先端技術をいくつも導入。これまでの生産体制を劇的に改善させるリニューアルとなっている。さらに同工場では近隣に所在するAWファーム千歳の栽培品目を利用して搾汁事業も積極的に展開。北海道産農産物の付加価値向上に寄与する農工連携にも力を入れている。進化するエア・ウォーターグループの飲料事業をレポートする。(8月20日取材)

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【企業】“夜の街”も注目する新たな光触媒内装工事

ススキノ感染症対策の切り札⁉
広がるイオニアミストプロ施工

コロナ禍に立ち向かう地元工務店

新規感染者の確認が連日途絶えること無く、予断を許さない状況が続いている新型コロナウイルス感染症問題。現在は感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指すという国の指針のもと、経済回復に向けた取り組みが推し進められているが、新型コロナへの恐怖心は人々の行動を著しく変容させ、いわゆる“夜の街関連”に該当する事業者の客離れによるダメージは深刻だ。こうした中、高い抗菌・抗ウイルス効果を発揮する「イオニアミストプロ」という内装リフォームが、ススキノの飲食店などで注目を集めている。手掛ける北亀工務店(札幌市手稲区、齊藤太基社長)に詳細を訊いた。(髙橋貴充)

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【企業】コロナ禍での舵取りを担う北海道エアポート蒲生 猛 社長に訊く

かつてない苦難を乗り越え
北海道の空を守り抜く覚悟

航空需要復活を見据え地域と一丸

発足したばかりの北海道エアポート(HAP・本社千歳・蒲生猛社長)をコロナ禍が揺さぶっている。新千歳空港をはじめ道内7空港の一括運営を担う同社は、北海道をさらに飛躍させる原動力と期待されて華々しく船出。しかし、この春以降は国際便ゼロ、国内便も激減状態で、まさしく「ゼロではなくマイナスからのスタート」(蒲生社長)に直面している状況だ。いずれにせよコロナ禍の収束が見通せない状況でもHAPの重要性に変わりはなく、将来に向けた基盤づくりは手を抜けない。この危機を乗り越えるためトップは何を考え、どう行動しているのか。国や地域との調整などで多忙を極める蒲生社長に胸の内を訊いた。(8月17日収録)

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【企業】

安心安全に向け迅速に対応
新千歳空港の感染防止対策

さらに付加価値を高め選ばれる空港へ

今年1月18日、北海道エアポート(HAP)による道内7空港一括民間運営の開始を記念する式典が華々しく行なわれた新千歳空港ターミナルビル。だが、新時代を拓く“北海道の空の大変革”の始まりに予期せぬ冷や水を浴びせたのが新型コロナウイルス感染症のパンデミックだった。これにより訪日外国人客は蒸発。国内の空港利用者数も過去に例のないほど落ち込んだ。このような中、HAP傘下の空港ビル管理運営会社、新千歳空港ターミナルビルディング(阿部直志社長・以下新千歳空港TB)は感染防止対策にいち早く着手。かつてない苦境に見舞われながら、選ばれる空港に向け利用者に安心安全を提供する同社の取り組みをレポートする。(8月24日取材)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

足寄発・放牧酪農とアニマルウェルフェア
──「ありがとう牧場」の吉川さんに聴く(前編)──

牛という動物の偉大さの理解と
生命に対する敬意が全ての基本

のんびり草を食む牛たちと周りに広がる野山──都会の消費者がイメージする、こうした北海道酪農の姿は今や虚像に近い。酪農地帯で放牧された親牛を見つけることが難しくなったなかで自然体を崩さずに放牧酪農の王道を歩むのが十勝管内足寄町の芽登地区にある「ありがとう牧場」だ。代表の吉川友二さんは90年代の4年間、ニュージーランドで牧場実習を重ね、160頭の乳牛の飼育を任された経験もある。家畜と接するときの規範や心構えを意味する「ストックマンシップ」の重要性を学び、帰国後は自らの牧場で実践してきた。アニマルウェルフェア酪農への一番の近道は放牧に取り組むこと──その考え方や現状に対する意見を聞いた。(7月23日、同牧場で収録。ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」61──「ひきこもりながら生きる道」の現在

皆が同じ方向を向く必要はない
53歳男性が選んだ新たな生き方

ウィズコロナ時代。新型コロナの感染拡大はひきこもり当事者の生き方にどのような影響を及ぼしたのだろう。当事者会などが休止され外出の機会を失った人もいれば、バイトを失い経済的苦境に陥った人もいるようだ。ふと、2年前、自分に忠実に生きるため「ひきこもりながら生きる道」を模索していた吉川修司さん(53)が今、どのように暮らしているのか気になった。ピアスタッフの活動に一区切りつけたとは聞いていたからだ。8月下旬、吉川さんの自宅を訪ねた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【63】

悲惨な沖縄戦を生々しく伝える
首里城地下の第32軍司令部壕跡

“歴史の証言者”の保存公開を

2019年10月の火災で主要施設が焼けた沖縄県那覇市の首里城。先の大戦末期、その付近の地下で秘密裡に建設されたのが旧陸軍の第32軍司令部壕だ。その司令部壕が常時公開へ向けて動き出している。県はこれまで安全性を理由に消極的だったが、「戦争の歴史を知らせるべきだ」との声が専門家や市民の間で高まっているからだ。コロナ禍で沖縄県下に緊急事態宣言が出される直前の8月1日、首里城公園を訪れ司令部壕跡を取材した。その姿は悲惨な沖縄戦を生々しく伝えるものだった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●ホクレン大収穫祭、催事は中止だがギフト継続で特別通信販売も実施
●ニトリレディスで笹生優花が優勝 賞金総額を倍増、ネット生配信にも挑戦
●秋の行楽は「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●カドウフーズ開発の賞味期限5年、厚沢部産メークイン保存食が好評
●ぼそっと池井多さんを講師に招きかでる2・7で当事者と「ひきこもりの老い」を考える

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『故郷のいいなづけ』
【報道】医療現場で散った命⑩

「誰も恨まないで」

看護師パワハラ死訴訟、結審
吃音咎める不適切指導の疑い

7年前の夏、札幌の病院に勤務していた男性看護師(当時34)が自ら命を絶った。強く疑われたのは、吃音があった男性への執拗なハラスメント。当時の上司の指導には、患者さえもが行き過ぎを指摘していたという。労働災害を否定する国を相手に遺族が法廷で闘い始めてから、もうすぐ3年。訴訟は本年6月の証人尋問で結審し、今秋の判決を待つのみとなった。長い闘いを続ける原告の背中を押したのは、本人が最後に遺した一言。「誰も恨まないでください」――。(小笠原 淳)

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【報道】歓楽街の感染防止を目指す「ススキノ助成金」の行方②

撤廃される「9団体優先」

札幌市が1億5千万円を増額
新たに500事業者を助成へ

札幌市は、いわゆる「ススキノ助成金」の予算を倍増させることを正式に決めた。すでに執行している1億5千万円と同額を新たに措置することとし、8月中旬の申請再受付に向け、事業主体の一般社団法人すすきの観光協会(本部札幌・大島昌充会長、以下協会)と共に準備に入っている。特筆すべきは問題とされていた「9団体優先」の条件が撤廃されること。これまでの流れを踏まえ、この助成金事業の新たな展開を報告する。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】狩人、銃を奪われる ③

民家至近に1カ月

銃不使用の砂川でヒグマ騒動
270kg オス 養鶏場荒らす

地元猟友会役員が銃所持の取り消し処分を受けた砂川市で、養鶏家の自宅敷地内にヒグマが連日出没し続ける事件が起きた。ハンターが発砲できない状況の中、市の担当課は箱罠を設置してクマを捕獲。結果的に人が危害を受けることは免れたが、関係者の間で緊張の糸は張り詰めたまま。「次に出たらどうするのか」。地元では今も、銃による駆除ができない状況が続いている。(小笠原 淳)

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【報道】緊急事態、囚われ人にも――③

発表前夜、獄中緊迫

旭川刑務所で刑務官「陽性」
濃厚接触54人 受刑者らも

7月下旬、北海道内の刑務所で2例めとなる新型コロナウイルス感染が報告された。現場は、国内最北の長期囚収容施設・旭川刑務所。20歳代の男性刑務官がPCR検査で陽性となり、旭川市としては3カ月ぶりの感染者発生が確認された形だ。施設内では少なくとも7人の受刑者に濃厚接触が疑われ、刑務作業の工場が稼働中止になったという。獄中から届いた緊急報告には、緊迫する現場の動きが記録されていた――。(小笠原 淳)

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【報道】総長解任と次期総長選びで揺れる北海道大学

名和総長解任の真相と
北大総長選の虚々実々

名和豊春総長(66)解任で揺れる国立大学法人北海道大学。選考会議が選択したのは同氏の辞職ではなく解任。このことで北大が得たものは果たして何だったのか。自浄作用が学内に機能しているというのであれば、むしろ自発的に職を辞す環境を作った方が得策だったのではないか。大学内外で解任をめぐる波紋が収まらない中、北大は次期総長選の真っ只中にある。解任騒動の汚名を払拭する意味合いもある次期総長選びだが、大学経営をめぐる利権が背後にちらつき、生臭さは拭えない。北大は威信を回復できるだろうか。(佐久間康介)

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【報道】道警不祥事から考える〈43〉

酒気帯びなど戒告2件

道警不祥事・前年同期比倍増
詐欺の二課刑事には実刑判決

地元・北海道警察の本年上半期(1―6月)の不祥事記録が出揃った。記者の定期的な公文書開示請求であきらかになった速報値は、懲戒処分4件・監督上の措置48件の、計52件。前年同期比で2倍以上に増えた形で、とくに後半の“第2四半期”では異性関係事案や交通違反での処分が目立つ。前号で触れた詐欺事件の続報や、その後あきらかになった脅迫事件も含め、現時点での報告を。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を③

「認められる」生きる力に

LGBT当事者が尋問で思いの丈
“結婚の自由”裁判、全国初判決へ

北海道など各地で審理が続く「結婚の自由をすべての人に」訴訟が佳境に差しかかり、札幌では8月上旬に原告と証人の尋問が行なわれた。世の中で普通に認められていることが、性的少数者(LGBT)にはなぜ許されないのか――。日本の結婚制度の違憲性を問う裁判は、年度内にも全国初の判決言い渡しを迎えることになりそうだ。遠かった春がようやく訪れるのか、あるいはさらに遠ざかるのか。声を上げた当事者たちは、司法の良心に期待を寄せている。(小笠原 淳)

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【農業】北海道農業の底力/JA北海道中央会・小野寺俊幸会長に訊く

コロナ禍で人々に芽生えた
自給率向上の求めに応える

牛乳危機・人手不足を救った道民の支え

全道JAのまとめ役を担うJA北海道中央会。6月23日、その新会長にJAところ会長で、同会では直近まで副会長だった小野寺俊幸氏が就任した。その小野寺氏は北農5連合会のさまざま役職を経験。それを活かし5連のさらなる連携強化で、農業者支援に注力する構えだ。だが目下、最大の懸案は社会経済に大ダメージを与え続けているコロナ禍への対策。これまでもさまざまな危機に見舞われてきたが、その折々で大きな力となったのは、道民やさまざまな企業からの支援だったという。(7月28日収録)

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【農業】北海道農業の底力/ホクレン・篠原末治会長に訊く

農産物の高付加価値化を通じ
生産者の生活を守り、支える

継承される中興の祖・太田寛一イズム

ホクレンの新会長に就任した篠原末治氏。直近までJA士幌町の組合長を務め、北農5連合会の常勤役員は未経験での選任となった。その出身JAはかつて、ホクレン会長やJA全農会長を歴任し、北海道農業中興の祖と呼ばれた故太田寛一氏(JA士幌町名誉組合長)を輩出。昭和初期の段階から現在の6次化農業に通じる農産物の高付加価値化を実践した「太田イズム」は、篠原氏をはじめ地元農業者にしっかりと受け継がれている。(7月30日収録)

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【金融】北洋銀行・安田光春頭取に訊くコロナ禍の経営戦略

今こそお客さま目線の姿勢で
経済を支えていくのが使命

低金利時代に対応し生産性を向上

新型コロナウイルス感染症で食と観光を2本柱とする北海道経済は大きな打撃を受け、これまで見えなかった弱点が炙りだされている。そんな中、北海道のリーディングバンクである北洋銀行(本店札幌)の安田光春頭取は、今後の銀行経営のポイントを「お客様目線」という言葉で表現する。現下の情勢でその言葉が持つ重みをひしひしと感じているのは安田頭取自身だろう。コロナ禍における銀行戦略を訊いた。(7月21日取材・佐久間康介)

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【ニュース】

■情状酌量の内容でも高裁に控訴した
 ザイコン社の偽装コンサル、小林氏
 ──貸金業法違反と出資法違反で執行猶予付きの有罪判決

■「桜」でマルチ勧誘の元役員逮捕
 IRめぐる汚職で証人買収疑い
 ──仮想通貨被害訴訟続く中、改めて問われる政権との関係

■オークラ札幌が来年9月で閉館
 従業員再就職は会社が全力支援
 ──新築するホテルは国内外4つ目、「プレステージ」を検討

■アパマン平岸爆発現場の向いで
 今7月からメディカルビル着工
 ──事故当時、爆風被害受けた「やなづめクリニック」が移転する見通し

■新生イオン北海道の新スタイル店舗
 統合後初の新店「MV日新店」開業
 ──同社が目指す食の地域シェア獲得を苫小牧で実現

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【観光】2020 夏 道内観光情報

いざ、北海道再発見へ

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【医療】
全面リニューアルオープンした
北海道恵愛会の札幌南一条病院

循環器と腎臓を同時にケアし
患者の人生に寄り添う医療を

社会医療法人北海道恵愛会(西田憲策理事長)が運営する札幌南一条病院(札幌市中央区/工藤靖夫院長・147床)が7月1日、全面リニューアルオープンした。旧病院の老朽化に伴い敷地内で新築工事を行なっていたもので、快適性や利便性の向上はもとより、多様化する地域の医療ニーズに対応していく態勢を整えた。中でも特筆すべきは、従来から力を入れている循環器・腎臓内科分野における腎臓病センターの機能強化だ。患者のライフスタイルや要望に応えて大幅に透析環境の充実が図られた。ここで16年前からトップを務め、「高齢・合併症のある患者に、より専門性の高い治療を提供していきたい」と抱負を語る工藤院長に新病院の概要と役割を訊いた。(7月15日取材)

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【医療】原因を探り〝隠れ循環器患者〟を発見

札幌心臓血管クリニックで
注目の失神外来がスタート

循環器分野における全国屈指の治療拠点として知られる医療法人札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック(藤田勉理事長/東区・85床)で8月1日、「失神外来」がスタートした。失神の原因に心臓の病気が隠れているケースが少なくないためだ。この外来を担当する北井敬之医師は「不整脈などによる突然死の前段階として失神の症状が現れる場合もある。予防のためにも多くの人に利用してもらいたい」と話している。(7月29日取材)

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【企業】アイビック食品(札幌市):売れる商品を顧客と二人三脚で開発

コロナ禍で増える外食業界の
物販事業を“丸ごとサポート”

ここ数年にわたり工場の新築や増築、惣菜会社の買収といった投資を積極的に行ない、中国にも拠点を開設するなど業容を拡大してきたアイビック食品(本社札幌・牧野克彦社長)。たれやだし、惣菜などを主に業務用に製造販売している同社もコロナ禍の影響を大きく受けたが、この危機をバネにした取り組みが注目を集めている。いち早く工場とオフィスに徹底した感染防止対策を取り入れたほか、自社の強みを生かして飲食店のテイクアウト、デリバリー事業を全面的に応援。売れる物販品の開発に活路を見出そうとする外食業界の〝縁の下の力持ち〟として存在感を高めている。突如襲った危機を乗り越えながら新たな成長を目指す同社の現在をレポートする。(7月27日取材)

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【現地ルポ】緊急事態宣言が出された沖縄の“いま”

「Go To トラベル」でも
静まり返る那覇の国際通り

沖縄県での新型コロナウイルス感染拡大が止まらず混乱が広がっている。玉城デニー知事が県独自の緊急事態宣言を発出し、沖縄全域での不要不急の外出自粛を求めた7月31日、那覇市内に滞在していた記者は、中心部である国際通りなどを取材した。だが、メーンストリートに人の気配はほとんどなく、かつての賑わいは消え失せていた。そんな中、現地の人々からは「Go To トラベル」を始めた政府に対する不満の声が漏れ聞かれた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】経済界を完全引退する横内龍三 氏に訊く

企業は世界標準を見据え
自力で発展の芽をつくれ

17年過ごした北海道に「贈る言葉」

北洋銀行の頭取、会長を務め2年間続けた非常勤顧問をさる6月に退いた横内龍三氏(76)。北海道経済同友会の代表幹事も2年前に同行の石井純二会長(69)に引き継ぎを終え、今回で経済界から完全引退することになった。その横内氏は北洋銀行で脱日銀化を図り、会長ポストを代表権のない役職にするなど企業統治の改革を進めてきたことで知られる。地位やポストに拘らない恬淡とした潔さは、横内氏の真骨頂と言える。北の大地を踏みしめてから17年──。「ここは第2のふるさと」と言う横内氏に〝北海道へ贈る言葉〟を訊いた。(7月9日収録・佐久間康介)

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【原発】噴火湾をめぐった脱原発キャラバン隊に訊く

函館と周辺地域で感じた
大間原発に対する危機感

13市町を回り見えた各地の温度差

原発と漁業、観光は共存しない──。6月下旬、泊原子力発電所の再稼働反対をアピールしながら函館を皮切りに噴火湾沿岸の13市町を回った「噴火湾沿岸キャラバン」。自治体や漁協、観光協会、商工会議所などに脱原発を訴えながら各地の市民団体と意見を交わした6泊7日の旅から見えてきたもの。そのひとつは、青森県の大間原発に対する地域の強い危機感だった。今回の参加メンバーを取材し、キャラバンの成果や課題を探った。  (武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

信頼される農産物を送り届けて
──「㈲当麻グリーンライフ」の歩みをたどる(後編)──

新しい農業者の受け皿となって
連携の中で広げた“有機”の裾野

仲間たちとともに今から28年前に農業生産法人「㈲当麻グリーンライフ」を設立した、瀬川守さんのモットーは「来る者は拒まず、去る者は追わず」だという。12戸でスタートした構成農家は途中で脱退する人もあって減り続けたが、新規就農をめざす若者など新しい人材も受け入れ、有機農業に取り組む道内屈指の農業生産法人になっている。外食大手「ワタミ」のグループ企業の一翼も担い、他産業と切磋琢磨する関係も創ってきた。コロナ禍の影響もあって、田園回帰や農的な暮らしに対する若い人たちの関心が静かに広がるなかで、瀬川さんと「当麻グリーンライフ」の挑戦は続く──。インタビューの後編は、有機農業の歩みや最近の取り組みと課題などについて聴いた。(7月25日、同社で収録。ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」60──ウィズ・コロナ時代を生きる当事者と家族

16年ひきこもり広がる価値観
過剰な娘の心配に戸惑う母親

新型コロナウイルスの感染拡大は、ひきこもりと家族にも少なからず影響をもたらしているようだ。自分なりのステイホームを送った人もいれば、感染を心配しメンタル面で不安定になる人もいる。感染収束の目途が立たない中で、多くの人がこれまでとは違った生き方を求められている今、当事者と家族、2つの事例を通してウィズ・コロナ時代を考えた。(武智敦子)

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【ひきこもり】9月から始まる「ひきこもりサテライト・カフェ」事業

道内に広がる“居場所”づくり
コロナ禍で予定に不透明感も

ひきこもり当事者や家族の居場所となる「ひきこもりサテライト・カフェ」事業が9月から江別市などで始まる。主催する札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(レタポス)によると、江別市では、より足を向けやすい場所となるよう現地の当事者から新しい名称を公募中。それを冠する居場所は12月までの計4回の開催を予定している。それぞれの事情で社会から居場所を失った人たちが、仲間との触れ合いを通してどう回復していくか。緩やかな居場所づくりの取り組みが注目されている。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【62】

新潟県長岡市に残された
模擬原子爆弾の投下跡地

山本五十六の故郷で投下訓練

アメリカが原子爆弾を開発し広島と長崎に投下する以前に、日本国内に投下練習用とも言える49個もの模擬原爆が落とされていたのをご存知だろうか。爆弾の形がカボチャに似ていて黄色く塗装されていたことから「パンプキン爆弾」と呼ばれている。最初の模擬原爆は1945年7月20日に約10発投下。そのうちひとつが連合艦隊司令長官だった山本五十六の故郷である新潟県長岡市に落とされ、15年前には着弾地点に碑が立てられた。アメリカ軍は、なぜ長岡市を選んだのか。6月下旬、現地を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●スガイディノスの「サツゲキ」復活! 小笠原一郎会長「大人の秘密基地に」
●書評:笠井千晶 『家族写真  3・11原発事故と忘れられた津波』
●道内限定の機能性新ジャンルでサッポロビールが本道農業支援
●札幌・室蘭で野次問題考える会 発生1年――記者と当事者が報告
●サワーにも似た新感覚のレモン発泡酒 網走ビール「オホーツク流氷塩レモン」

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『夕立・いちぢく・着信』
【報道】歓楽街の感染防止を目指す「ススキノ助成金」の行方

干天の慈雨はどこへ──

すすきの観光協会による
「9団体優先」に異論続出

感染防止対策の徹底を前提に歓楽街の事業者を支援する全国初の試み、いわゆる「ススキノ助成金」の分配をめぐり大きな論議が起きている。札幌市から事業委託を受けた一般社団法人すすきの観光協会(本部札幌・大島昌充会長)が、助成先を同協会など9団体に限定したことに異論が続出。大きな痛手を受けた地域にとって朗報になるはずだった公金支出は一転、業界を分断する火種になりかねない様相だ──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑩

闘い、なお終わらず

警官不起訴に当事者が異議
排除にSP動員、国賠で判明

昨年夏に札幌で起きた出来事は、今のところ「事件」にも「不祥事」にもなっていない。警察が一般市民を拘束し、為政者への批判を封じる――。次々と掘り起こされた写真や映像に残る事実を前に、現場の警察官は誰一人として処罰されず、懲戒処分も受けなかった。表現の自由を奪われた当事者たちは、季節が一めぐりした今もそれを問う声を上げ続けている。首相演説野次排除問題に、2度めの夏が訪れた。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる ②

「丸投げの挙句、犯罪者に」

銃所持許可めぐる訴訟、初弁論
地元ではクマ出没も「撃てない」

「国民の生命を守るべき警察が対策を我われに丸投げした挙句、犯罪者に仕立て上げた」――。7月上旬、ヒグマ駆除をめぐる銃所持許可取り消し問題が法廷に持ち込まれた。公安委員会を訴えたハンターは意見陳述で駆除の正当性を主張、処分の取り消しを求めている。クマの目撃が相継ぐ地元では「誰も引き金を引けない」状態が続いており、訴訟の行方は今後の有害獣対策に大きく影響することになりそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】迷走する豊浦町のバイオガス発電事業

1年目で限界が見えた処理能力
二酸化炭素削減は目標に届かず

「豚ふん尿偏重」も遠因か

胆振管内の豊浦町(村井洋一町長)がエネルギーの地産地消や循環型地域の形成を目指し、高岡地区の貫気別川沿いで2019年4月から運転を開始した豚ふん尿ベースのバイオガス発電プラント。総工費23億2200万円をかけ鳴り物入りで建設されたものの、運転初年度から赤字を計上。副産物の液状肥料、消化液の引き受け先が広がらないこともあって前途多難な様相を見せている。迷走する豊浦のバイオガス事業の現状を追った。  (佐久間康介)

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【報道】「桜」の蔭に――②

「安倍さんは謝るべき」

仮想通貨被害「途方もない」
渦中の元代表は指摘に反論

前号で報告した、仮想通貨のマルチ商法をめぐる現職首相の関与疑惑。その後、渦中の販売会社の元代表が代理人を通じて取材に応じ、会員勧誘に首相との関係を利用した疑いなどを否定した。問題追及のさなかに不意の懲戒処分を受けた弁護士は処分の執行停止を求め、弁護士会の決定に異議を申し立てることに。元会員が「途方もない規模」と証言するマルチ被害報告、第2弾。(小笠原 淳)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件⑥

「一人だけの責任か」

アパマン元店長に禁錮求刑
尋問では法人の責任問わず

一昨年暮れに札幌・豊平区で起きた爆発事件で、まもなく当事者の刑事処分が決まる。大量のスプレーを噴射して爆発を招いた不動産店の元店長は、重過失致傷などに問われた自身の裁判で起訴事実を認め、法廷で謝罪した。勤務先から受けた解雇処分を「当然だと思う」と項垂れる彼に、検察は「責任は重大」と指弾している。44人が重軽傷を負った事故で、刑事責任を問われるのはその人だけなのか――。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ⑧

「国が悪いと思います」

優生法違憲訴訟で原告尋問
判事が「除斥期間」に言及も

旧優生保護法下で不妊手術を強制された札幌の男性が6月中旬、国を訴えた裁判で原告尋問に臨んだ。半世紀以上前の被害を法廷で明かした男性は、時折涙声になりながら改めて当時の国の姿勢を批判、同じ過ちは二度と繰り返されるべきではないと訴えた。国内最多の手術数を記録した北海道で、被害当事者が語り続ける負の歴史。旧法の違憲性を問う裁判は提訴から2年以上が過ぎ、次回の弁論で結審することになる。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈42〉

公文書偽造、未発表

道警不祥事 “第1四半期”続報
電子詐欺の警官には求刑4年

本年6月号の誌面で速報した北海道警察の不祥事について、追加の公文書開示請求などでわかった新たな事実をお伝えする。“第1四半期”の懲戒処分・監督上の措置計40件のうち、事件として捜査の対象になったものは3件。うち1件(免職)は報道発表されたものの、残る2件(1つの事件に2人が関与=ともに訓戒)は未発表に終わっていた。“海苔弁当”の隙間から見えた事実を、ここに記録しておきたい。(小笠原 淳)

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【経済】獄中報告 “コロナ後”の日々・続

定額給付金10万円
「現金書留でした」

本誌前号で紹介した「獄中報告」の書き手が、同号締め切り後も引き続き塀の中の変化を書き留めてくれていた。刑務所ではその後、感染症対策による面会制限が解除され、クラブ活動などが再開されたという。一律10万円の特別定額給付金は現金書留で受刑者たちのもとに届き、筆の主は対応の早さに驚くことになった。直近1カ月の変化を記録した〝ム所からの便り〟第2弾――。(小笠原 淳)

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【ニュース】

■国際大が大月隆寛氏を懲戒解雇
 留学生めぐる問題で「名誉棄損」
 ──諸官庁への公益通報に運営法人が“逆ギレ”か

■娘の奪還に生涯をかけた横田滋さん
 その足跡を新潟日報パネル展で辿る
 ──まだ終わっていない「めぐみさん拉致事件」

■コロナショックで注目度増す
 「北見テレワーク」の先進性
 ──働き方急変で見直され始めた地方での暮らし

■かつて無い国難の渦中の船出
 「経営未来塾」第5期の入塾式
 ──長内塾長が力説。「自分と未来は変えられる」

■町を通し買った土地に埋まっていた
 巨大なコルゲートパイプの奇々怪々
 ──移住者に瑕疵物件を押し付けた豊浦町

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【新型コロナ】新型コロナ禍再燃の危険性を元小樽市保健所長・外岡立人医師に訊く

ウイルスは国境を越える
危険な“海外の感染拡大”

「昼カラ」クラスターを生んだ行政の怠慢

6月25日、道内に再びコロナ禍の激震が走った。小樽市花園のスナックで「昼カラオケ」によるクラスターが発生。7月1日までに3店舗37人の感染者を出し2人が死亡したのだ。こうした中で「ウイルスは国境を越える。今こそ海外での感染の広がりに関心を向けるべき」と警鐘を鳴らすのが、元小樽市保健所長で感染症に詳しい外岡立人医師だ。小樽でクラスターの発生を抑える手立てはなかったのか。行政やマスコミの問題、そして「ウィズコロナ」時代にどう生きるべきかを訊いた。(6月29日取材・武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」50

すべて否決された「脱原発議案」
藤井社長は泊の運転延長に言及

株主総会にみる北電の時代錯誤

北海道電力の第96回定時株主総会が6月25日午前、札幌市中央区大通西8の札幌ビューホテル大通公園で開かれた。コロナ禍の中での今回は、脱原発株主から出されていた原発事業からの撤退や有識者らによる安全検討委員会の設置など9議案をすべて否決。総会後の会見で藤井裕社長は2029年に40年の運転期限を迎える泊原発1号機、2031年に同期限を迎える同2号機について「60年までの延長を検討する」と発言。原発に固執する姿勢を一層鮮明にし、波紋を呼んでいる。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【原発】原発事故被災地と大間原発の“いま”【後篇】

青森の大間原発にひとりで
立ち向かう「あさこはうす」

我が国の原子力政策の根本を揺るがした福島第一原発事故、「3・11」から丸9年。福島の被災地、そしてフルMOX原発として津軽半島で建設中の大間原発は、いまどうなっているのか。5月末、筆者は“フクイチ”が立地する大熊町を皮切りに青森まで北上し、現在の姿をカメラに収めた。先月に続き後篇の本稿では大間原発を中心にしたレポートをお届けする。そこには巨大な原発村にたったひとりで立ち向かう“拠点”があった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【金融】「道内20信金3月期決算」を読み解く

鮮明な貸出金利息収入の低下傾向
今期はコロナ禍で信用コスト増か

道内20信用金庫の2020年3月期決算が6月24日に出揃った。全金庫の黒字計上は16年3月期以降で5期連続だが、増益7金庫、減益13金庫と各金庫の経営状況は、まだら模様だ。全体の当期純利益は、14年3月期の197億4200万円から一貫して下がり続けており、20年3月期は113億1100万円と6年間で84億3100万円も減少した。新型コロナの決算への影響は2月末から3月までの1カ月強の間だったが、来たる21年3月期は通期でウィズコロナでの営業展開になるため、先行きは不透明。信用コストの急増も懸念され見通せない状況にある。 (佐久間康介)

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【企業】北海道を代表するコンビニ・セコマの赤尾洋昭新社長に訊く

ほどよい企業規模を生かし
道産素材の商品を積極開発

コロナ禍での船出に“理の経営”で挑む

道内コンビニ大手、セコマ(本社札幌)の社長に、実質的な創業者である故赤尾昭彦会長の長男、赤尾洋昭氏が4月1日付で就任した。故赤尾会長は丸谷智保社長と「赤尾─丸谷」ラインで経営に当たってきたが、今回、丸谷社長は代表権のある会長に就任。新時代は「丸谷─赤尾」ラインで舵取りを担う。勘に秀でていた創業者に対し、洋昭氏は理の経営者といった印象だ。折しもかつて経験したことがないコロナ禍での船出。丸谷会長とのタッグは、セコマをどう前進させていくだろうか。(6月10日取材・佐久間康介)

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【医療】坂泌尿器科北広島クリニックの池田龍介院長に訊く〝患者貢献〟

新築移転する本院との連携で
高度な専門医療を地域に提供

新築移転をこの秋に控える坂泌尿器科病院(札幌市北区/坂丈敏院長・40床)。症例数などにおいて泌尿器科分野で全国屈指の同病院を運営する社会医療法人北腎会(同理事長)が5月1日、JR北広島駅近くに「坂泌尿器科北広島クリニック」を開院した。地域に泌尿器科の医療インフラがない患者ニーズに北腎会が応えたもので、院長には坂理事長との縁で金沢医科大学元教授の池田龍介氏が就任。「地域に根を下ろし患者さんに満足してもらえる治療を提供したい」と意欲を見せる池田院長に、クリニックの概要や本院との連携などを訊いた。(6月25日取材)

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【企業】

地域と寄り添い活性化を目指す
北海道と共に歩むアサヒビール

主力商品の「アサヒスーパードライ」をはじめとするビール類や、北海道ゆかりのウイスキーブランド「ニッカ」の商品を活用した地域貢献活動に、長年にわたり力を入れてきたアサヒビール。その内容は、胆振東部地震の復興支援や環境保全、北海道を象徴する建築物である旧北海道庁赤れんが庁舎の改修費寄付など多岐に及ぶ。そうした取り組みの根底にあるのは、地域と寄り添うという同社の企業姿勢だ。国内はおろか世界中が混乱の渦中にある新型コロナ禍の現状において、こうした同社の姿勢はこれまで以上に重要視されていきそうだが、本稿では現在に至る地域貢献活動の足跡や、その中で築かれた同社と北海道の結び付きなどを紹介する。(髙橋貴充)

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【ススキノ】ウィズコロナと歓楽街

いざ、ススキノ再起動へ。

自粛明けにAPRグループの旗艦店を歩く

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【お盆特集】「ウィズコロナの葬儀を考える」

会葬者呼べず弔いは家族だけ
“お葬式”も破壊したコロナ禍

改めて見直される葬儀本来の在り方

間もなく訪れるお盆の季節。多くの人が大切な故人に改めて思いを寄せ、心より冥福を祈ることだろう。その故人との最後のお別れの儀式であるお葬式の現場が、今大変深刻な事態に陥っている。それをもたらしたのが、目下世界中を震撼させている新型コロナウイルス。人同士の関わり合いを阻害するこの病禍の影響で、知人縁者に逝去を知らせることすら半ばタブーとされ、故人を見送るのはごく限られた家族のみ、というこれまでには考えられない形式が常態化しつつあるという。コロナ禍による葬儀の異変、それに伴う業界の窮状について札幌の葬祭業老舗・セリオむすめやの岩崎明仁社長に訊いた。(7月1日取材)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

信頼される農産物を送り届けて
──「㈲当麻グリーンライフ」の歩みをたどる(前編)──

「でんすけすいか」の生みの親が
道内の有機農業を牽引した半世紀

上川盆地の中央部に位置するJR当麻駅の一角に、有機・特別栽培された『とっとき米』や野菜類、農産加工品などが並ぶ、農業生産法人「㈲当麻グリーンライフ」の店舗と事務所が入居している。設立から20年余り、120ヘクタール近い農地を所有する一方で加工部門も手がける同社は、道内でも有数の有機農場だ。屋台骨になってきた代表の瀬川守さんは、この地に生まれ育ち、半世紀にわたって農業の道を歩んできた。青年時代には特産品の『でんすけすいか』の生産や販路開拓に奔走し、40代になると特別栽培米の生産グループの代表として活躍。北海道の有機農業も牽引する。山あり谷ありの人生を振り返りながら、「農と食」のあり方をじっくりと語ってもらった。(6月27日、同社で収録。ルポライター 滝川 康治)

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【出版】岩内を「アスパラガス発祥の地」にした下田喜久三博士の足跡

地元の市民科学者・斉藤武一氏が
“アスパラガスの父”の伝記を上梓

岩内町出身の農学博士・下田喜久三(1895~1970年)をご存知だろうか。大正期、品種改良で寒冷地でも育つアスパラガスをつくり、町内に缶詰工場を建設。農産業の発展に尽力した「アスパラガスの父」だ。その生涯に光を当てた評伝『生れ出づる希望 アスパラガス誕生物語』が6月末に出版され静かな反響を呼んでいる。まとめたのは同じく岩内在住の市民科学者、斉藤武一さん(67)。「科学を皆のものにするため、希望を掲げ実践し続けた下田博士の足跡を多くの人に知ってもらえれば」と話している。(武智敦子)


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【連載】ルポ「ひきこもり」59──活動を再開した支援組織の現場

コロナ禍でも動きを止めない
自助会の主宰者たちの心意気

感染予防に配慮しながらの挑戦

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、休止を余儀なくされていたひきこもり当事者や家族会の例会が6月から相次いで再開している。札幌市の公設民営の居場所では感染リスクを回避するためグループワークを取りやめ、以前のような交流の場づくりが難しくなる中での模索が続く。一方で、道南の函館市や北斗市では民間の家族会が新たに立ち上がるなど暗い世相を吹き飛ばすような動きも。ウイルスとの長期戦を見据え感染予防と社会生活の両立を求める「新しい生活様式」。その悩ましい課題と向き合う各地の動きを追った。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【61】

特攻要員の養成も行なわれた
福島県の「矢吹陸軍飛行場跡」

アカマツの幹の傷が物語るもの

福島県内陸部の西白河郡矢吹町に、かつて「矢吹陸軍飛行場」という旧陸軍の軍用飛行場があった。戦況が悪化してからは特攻隊員の養成が行なわれ、終戦間際には人口の少ない地域でありながら、飛行場があったためにアメリカ軍の空襲を受けている。6月下旬、終戦後75年を経て周辺の公園を歩くと、航空機の燃料に使うために幹が抉られたアカマツの巨木が何本も残っていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●YOSAKOI演者に激励と感謝伝える ISHIYA、特別な「白い恋人」寄贈
●北海道舞踏フェスティバル2020 札幌公演が7月18日~19日開催へ
●十勝ワイン生んだ池田ワイン城 〝原点回帰〟をコンセプトに刷新

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『camelの背中』
【報道】北海学園で起きた不法投棄事件を追う

清田校地を汚す大量の廃棄物
問われる名門学校の管理責任

その前身を含め135年もの歴史を誇る学校法人北海学園(札幌市豊平区・森本正夫理事長)にとって不名誉な事件が明らかとなった。同法人が運営する清田グラウンド(清田区)の敷地内に大量の一般廃棄物や産廃が不法投棄されていたことがこのほど発覚。札幌市と道警が調べを進めていることが本誌の取材で分かった。多くの有名人や経済人を輩出してきた道内屈指の名門である北海学園で何が起きていたのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】「桜」の蔭に――

「業務停止」の波紋

首相がらみマルチ被害追及
告発者に不測の「待った」

5月下旬、地元の弁護士会が1人の会員の懲戒処分を発表した。交渉の場で暴言を吐いたとされるその人には、かつて別の不祥事で処分を受けた過去がある。だが今回、当事者たる弁護士は言い渡された処分に異議を唱え、暴言の事実を真っ向否定した。弁護士会に彼の懲戒を申し立てたのは、金融商品を扱う業界に対応する官公庁。くだんの弁護士はその役所に対し、ある大きな事件の告発を試みていたというのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑨

プラカ なかったことに

当事者聴取せず調査終了
証言・映像と大きく矛盾

報道大手や本誌などが折に触れて伝えてきた、首相演説野次排除問題。問題の発生からまもなく1年が経とうとする中、警察がまた新たな“事実”をあきらかにした。否、あきらかな事実が存在しなかったと主張し始めた。年金制度などへの疑問を呈するプラカードの掲示を警察官が阻止した行為を、確認できなかったというのだ。現場の写真や映像が語る事実は、警察の眼にはまったく異なる形で見えているらしい。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる

「もう誰も撃てなくなる」

ヒグマ駆除のハンター受難
違法性問われ許可取り消し

民家の近くにヒグマが出た。役所に呼ばれたハンターが駈けつけ、依頼を受けてクマを射殺。地域住民に安心が戻り、関係者一同が胸を撫で下ろす。ところが警察は駆除の担い手を罪に問い、所管庁は銃所持許可を取り消した。当事者の不服申し立ては棄却され、銃は今も差し押さえられたまま。武器を奪われたハンターは、不意の仕打ちに当局への不信感を募らせる。「これでは誰も駆除に協力できない」――。(小笠原 淳)

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【報道】ウイルスと貧困――その後

受け皿、常に「山場」なり

シェルター、休まず稼働
路上支援も変わらず継続

本誌前号でお伝えした、道都・札幌の貧困問題。その後、シェルターに救われた男性は生活保護を受け、つつがなく自立生活に入った。路上の声かけを続ける支援団体は初めて屋外で炊き出しを開催、行政に対してはホームレスへの定額給付金支給を申し入れた。当然のこととして、取材が終わっても当事者の人生は続いていく。感染症拡大後の底辺レポート、いくつかの後日談をお届けしたい。(小笠原 淳)

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【新型コロナショック】緊急事態、囚われ人にも――続

マスク支給、各人1枚――

一時給付金で「お祭り騒ぎ」
緊急事態の日常、獄中報告

「マスクは各人1枚支給になり、洗って使っています」。新型コロナウイルス感染拡大後の“塀の中”を伝えた本誌前号の発売後、道内の刑務所に服役する受刑者から手紙が届いた。施設側への取材に基づいた前回の報告に対し、そこで寝起きする“住人”の目線で綴られたレポートはあらゆる意味で生々しく、文面からは現場の空気感や当事者の思いが伝わってくる。この3カ月、究極の閉鎖空間では何が起きていたのか――。(小笠原 淳)

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【新型コロナショック】コロナ危機に対応する道信用保証協会・山谷吉宏会長に訊く

“保証付きの資金手当て”を
危機を乗り越える原動力に

すでにリーマンショックを超えた保証承諾額

コロナ禍が道内の中小・零細事業者の経営に大きなダメージを与えている。そんな中、北海道信用保証協会(本店・札幌市中央区)は、こうした経済危機に対応した制度融資の保証や借入金の最適化、借入先の経営サポートなどを実施する金融インフラのひとつとしてフル稼働を続けている。今回の経済危機では保証件数、承諾額ともに12年前のリーマンショックの当時を超え、さらに増える見通しだ。同協会の山谷吉宏会長に保証の動向や同協会が果たすべき役割を訊いた。(佐久間康介・5月28日取材)

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【新型コロナショック】小樽市保健所で起きた「PCRオール陽性」騒動

誤判定の原因は空気汚染か
財政難で換気設備が老朽化

小樽市保健所(貞本晃一所長)で4月中旬、新型コロナウイルスの感染を調べる「PCR検査」の判定結果が全て「陽性」となるトラブルが起き、検査を一時中断する事態が発生した。検査室の換気設備の不具合で空気が汚染され、判定結果に影響を与えた可能性が高いという。応急措置として空気清浄器などを導入し、5月13日に検査を再開したが、クリーンであるべきはずの検査室の環境が整っていない異常事態。そこから見えてくるのは財政難にあえぐ地方行政の姿だ。(武智敦子)

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【経済】札幌駅南口北4西3再開発に「東急」も名乗り!?

街区ビルを取得し地権者に
東急百貨店の移転も現実味

札幌市中央区北4条西3丁目の札幌西武跡地を含む街区約1haの市街地再開発事業に東急グループが参画する見通しになってきた。旧札幌西武跡地を保有するヨドバシホールディングスを中心に、街区にビルを所有する地権者らで再開発準備組合を設立しているが、同グループはこのほど街区のビルを取得、準備組合に参する可能性も出てきた。東急グループは、渋谷再開発など再開発を得意としている。札幌の玄関口となる北4西3再開発に東急が参加となれば、これまでの札幌市内の再開発にはない新風が吹き込まれる可能性が出てきた。(佐久間康介)

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【ニュース】

■初公判で全面的に起訴事実を認めた
 ザイコン社の偽装コンサル、小林氏
 ──検察に指摘された8年間に及ぶ“ヤミ金稼業”

■卸センター東3丁目街区の再開発
 カレスサッポロが新病院を建設へ
 ──「時計台」と「北光」の機能集約し4年後にオープン

■隈研吾氏設計の北竜町立保育所で
 噴き出した保育士の雇い止め問題
 ──運営する社協ではなく町が決めた採否に異議

■中央会小野寺氏、ホクレン篠原氏
 本道農業支える両組織トップ交代
 ──JAところ会長とJA士幌町組合長が新たな顔に

■噴火湾をめぐる「脱原発キャラバン」
 延期を乗り越え6月21日スタートへ
 ──市民有志らが内部被曝の危険や泊原発廃炉などを訴え

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【連載】〝農と食〟北の大地から
特別インタビュー~「コロナ後」の北海道農業に希望を見いだす

「田園回帰」の流れを念頭においた体制づくりを提唱する東山 寛 さん

問われるコロナ後の農と食
これから生きていく道は
地域自給圏確立と家族農業

北海道の「農と食」の分野にもコロナ禍の影響は広がっている。高齢化や大規模化が進んで外国人労働力に依存してきた農業のもろさが露呈し、飲食・観光業の不振を受けて価格低迷に悩む牛肉やブランド農産物…。一方では、“巣籠もり需要”によって家庭消費が堅調に推移し、農業・農村の底力を感じさせる話題も──。そんな時代だからこそ、静かに広がる農村回帰に対する関心を受け止め、家族農業を基本にした地域自給圏づくりを進められないか。「コロナ後」の北海道の生き方などについて、農学研究者の東山寛さんと語りあった。      (5月27日、北海道大学で収録。聴き手 ルポライター 滝川 康治)

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【企業】特集 『サッポロクラシック』発売35周年

ふるさとへの感謝は今も不変
妥協なき「ONLY北海道」品質

道民にとってはすっかりお馴染みの商品となっている、サッポロビールの「サッポロクラシック」。今年6月に大きな節目となる発売35周年を迎えた。これを記念して7月7日から発売される数量限定商品には、今日までの同品の成長を支えてきた道民および北海道という地域への感謝を込め全道179市町村の名前と「ありがとう北海道」のメッセージがデザインされている。本来なら祝福ムードに沸き立つような出来事だが、それを妨げたのが国難とも言える新型コロナウイルスの感染拡大。しかしこんな時だからこそ、このビールを飲んで気持ちを明るくしたいものだ。本稿では「サッポロクラシック」の魅力や35年の歩みを紹介すると共に、「新しい生活様式」に対応した同社の行動変容などにも触れる。(髙橋貴充)

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【企業】非常時下で関心高まるアウトソースの情報管理

エコミックが東証ジャスダック上場
信用力・知名度の更なる向上を図る

給与計算、年末調整業務などのアウトソーシングで業界屈指の実績を誇るエコミック(本社札幌・熊谷浩二社長)。2020年3月期決算(19年4月~20年3月)は売上高で前年対比21.4%増の約13億円、経常利益が同41.3%増の1億4400万円と、大幅な増収増益を達成した。また今年4月28日には東京証券取引所(東証)ジャスダック市場に上場し、2006年上場の札幌証券取引所(札証)アンビシャス市場との重複上場も果たしている。企業活動には不可欠ながらそれ自体は収益を生まない業務を代行する同社サービスの活用は、マンパワーや設備投資を収益部門に振り向けることで生産力や営業力の強化に集中できるという利点がある。折しも人々の働き方が大きく変わりつつあるこれから、同社が手がけるビジネスへの関心は一層高まっていきそうだ。(5月22日取材)

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【コロナ禍を乗り越える】APRが提唱する“ススキノ再起動”

満身創痍の中、溢れ出た
まちを思う沢山のエール

変化の痛みに耐え、再び賑わいの灯りを
APR TRADING 青木康明代表

新型コロナウイルスの感染拡大により3カ月以上もの長きにわたり営業自粛を強いられたススキノの飲食店。感染への恐怖に起因する客離れは、休業要請の解除後も回復の目途は不透明だ。加えて、いわゆるソーシャルディスタンス対策のため集客数の削減も余儀なくされ、従来通りの収益確保の望みもほぼ絶たれている。こうした中、“ススキノ再起動”を掲げるのがAPR TRADINGの青木康明代表だ。このまちの再起を目指す若き担い手の奮戦とは──。

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【原発】原発事故被災地と大間原発の“いま”【前篇】

放射能汚染いまだ去らず
住民を拒む大熊町の現実

泊原発3号機が定期検査に入り原子炉が停止してから今年5月で丸8年。いまだに北海道電力は再稼働の方針を掲げ、原子力規制委員会との間で活断層の存在をめぐり議論を続けている。この中で、我が国の原子力政策の根本を揺るがした福島第一原発事故の被災地、そして建設中の青森県の大間原発は、いまどうなっているのか。5月末、筆者は“フクイチ”が立地する大熊町を皮切りに各地を回り、「3・11」から9年後の姿をカメラに収めた。その前篇をお届けする。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ボーナス特集2020】コロナ禍で始める資産形成

ライフプランで不足資金を確認
短期利益を求めず長期で運用を

昨年の「人生百年時代の2千万円不足」問題は資産形成の必要性を浮き彫りにしたが、今年は列島を襲った新型コロナウイルスショックが、あらためて関心を資産に向かわせる契機となっている。今般のコロナ禍で経済疲弊が深刻になり、働く人たちの給与や報酬の目減りも現実のものとなってきた。こういう時期だからこそ将来を見渡し、今から資産形成に取り組むことが求められる。「ピンチをチャンスと捉え一歩踏み出すことが大切」と言うファイナンシャルプランナーの金子賢司さんに、今から始める資産形成のポイントなどを訊いた。

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【連載】ルポ「ひきこもり」58──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」6

ただ、生き延びてほしい

「声をあげて、学び続けて」
口をつぐむ親たちへの提言

「命が大事」──。小樽市の家族会元世話人・鈴木祐子さん(72)は何度となくこの言葉を口にする。不登校になった我が子を助けるために子供の心と向き合うことを学んだことが最初の旅なら、第2の旅の始まりは、それを同じ悩みを持つ親たちに伝える家族会の設立だった。保守的なまちでの活動は偏見や誹謗中傷にさらされ落ち込んだこともあったが、続けてきたことに後悔はない。同じ志を持つ多くの人たちが背中を押し支えてくれたからだ。「生き延びてほしい」という鈴木さんのひたすらな願い。その思いは、これからも不登校やひきこもりで悩む親や当事者を支えていくに違いない。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【60】

“深い歴史の海溝”を間近に望む
稚内市の「大岬旧海軍望楼跡」

日露関係に翻弄された樺太と千島

ロシア領サハリン(旧樺太)を望む稚内の宗谷岬公園内に大岬旧海軍望楼跡がある。明治時代に国境の防備を担う監視哨として建設され、日露戦争で重要な役割を果たした施設だ。その後、太平洋戦争では対潜水艦監視基地として使用され、戦後は観光施設となった。現存する北海道内の軍事施設としては最も古いと思われる望楼跡から宗谷海峡を見渡すと、深い歴史の海溝が横たわっているようだった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●注文殺到が示した北の大地への憧れ 「北海道にエール!BOX」騒ぎの顛末
●「ありがとう」の言葉で締め括ったススキノラフィラ、46年の歴史に幕
●太陽グループが医療機関にエール マスクなど大量の医療用品を札幌医科大学に寄贈
●コロナ禍でも北海道の魅力伝え続けたホテルオークラ札幌独自の地域フェア

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『Tシャツのなつまつり(U町日赤病院看護師さん隊)』
【特集 新型コロナショック】道内市町村に緊急アンケート

全力で“わがまち”を守る──
自治体、懸命のコロナ対策

いま試される地方行政の独自救済

昨年11月に発生が確認されてからおよそ半年。新型コロナウイルスは社会生活の根幹たる人同士の関わり合いを、ことごとく破壊した。感染拡大防止のため、人が集まることを実質禁じられ、外出にも大きな制限を求められた社会で起こったさまざまな機能不全。また感染への恐れから生じた疑心暗鬼は、高齢者の介護すらままならない状態にまで追いやった。“破壊無き有事”とも言えるこの非日常の中、道内各自治体は皆、コロナ禍から“わがまち”を守ろうと日夜奮闘している。本誌は全道179自治体に対して新型コロナ対策に関するアンケート調査を実施。その実情を探った──。(髙橋貴充)

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【特集 新型コロナショック】札幌市医師会・松家治道会長に訊く

医療従事者を差別から守り
“うつさない”行動の徹底を

危険と隣り合わせで職務を全う

4月中旬以降、札幌市の新型コロナ感染者の増加は危機的水準に達した。事態緊迫化を受け道と札幌市の両トップ(鈴木直道知事・秋元克広市長)は4月30日、異例の共同会見を実施。鈴木知事はゴールデンウィーク中について、“都市封鎖相当”という強い表現で外出自粛を呼び掛けた。こうした中、いま札幌の医療従事者は対策の最前線でさまざまな苦境に立たされている。札幌市医師会の松家治道会長に現場の実情や山積する課題を訊いた。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰、4月27日取材)

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【特集 新型コロナショック】北大名誉教授・橋本信夫氏に訊く 

宇宙船地球号の共同体で
生物災害へ備える体制を

ウイルス性人獣共通感染症の怖さと対策

戦後のポリオから近年の新型インフルエンザに至るまで多くの感染症と闘ってきた日本。だが、今回の新型コロナウイルスで過去の経験を活かせず対策が後手に回るのは何故なのか。この中で「危険度の高いウイルスによるパンデミックは100年、1000年単位で起こる。コロナ禍はこれにどう備えていくかの試練」と説くのが人獣共通感染症を専門としてきた橋本信夫・北大名誉教授だ。この橋本氏に感染症対策の歴史や未知の病原体にどう向き合うべきかを訊いた。(武智敦子・4月20日取材)

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【特集 新型コロナショック】現地報告/在留邦人が見たフランスのロックダウン 

全仏都市封鎖の中を生きる
軋む「ひとつのヨーロッパ」

4月末段階で感染者約12万5千人、死者約2万3千人。イタリアやスペインなどと同様に新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われ、厳しい外出禁止措置が取られているのがフランスだ。そのフランスから生々しい現地報告が届いた。在留邦人が見た「全仏都市封鎖」のリアル、そしてコロナ禍によって軋み始めた「ひとつのヨーロッパ」とは──。(文と写真・橘 知親)

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【特集 新型コロナショック】航空業界を襲う新型コロナ禍

世界の空から消えた飛行機
日の丸エアラインの行方は

新型コロナウイルスは感染者のみならず、社会システムも劇症化と言っていいスピードで蝕んでいる。多くの企業が危機に直面している中でとりわけダメージが深刻なのが航空業界だ。いま我々は“世界の空から飛行機が消えた日”を目の当たりにしている。本誌連載「視点 公共交通をどうする?」でお馴染みの中添真さんによる緊急レポートをお届けする。

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【特集 新型コロナショック】阿部欣司氏に訊くコロナ後の北海道観光

変容する旅行、浮揚の鍵は
アドベンチャーツーリズム

好調に推移してきた北海道観光が新型コロナウイルスによって立ち往生してしまった。旅行需要が蒸発し、大勢訪れていたインバウンドはその影もない。収束が見えない中、業界への救済策は不可欠だが、今後を見据えておくことも重要だ。北海道観光に精通する阿部欣司氏に、コロナ禍で変容する旅行のありかた、浮揚のための鍵を訊いた。

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【特集 新型コロナショック】札幌・生活困窮者激増前夜

困窮爆発 遠からじ

道都札幌・貧困拡大元年
襲い来る「自粛」の余波

ウイルスが「人を選ばない」という点で公平ならば、感染拡大とともに訪れる事態もまた、人々に公平に降りかかると言えるだろうか。経済自粛の継続で予想されるのは、生活が立ち行かなくなる人たちの増加。とくに大きく影響を受けるのは、もともと厳しい風に晒されている層だ。生活保護利用者、ネットカフェ難民、ホームレス…。“困窮爆発”前夜の札幌で、底辺の声に耳を傾けてみる。(小笠原 淳)

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【特集 新型コロナショック】緊急事態、囚われ人にも

刑事施設“自粛”中

閉鎖空間での感染対策急務
刑務作業では医療衣製作へ

往々にして、不景気になれば治安が悪くなる。実際、生活苦ゆえの犯罪は少ないながらも一定程度発生し続けているが、これが新たな感染症の余波でどの程度増えることになるのかは知る由もない。今後の動向にかかわらず、罪を犯した人の身を預かる施設では、いくつかの感染対策を講じ始めた。“塀の外”への社会貢献に乗り出した刑務所の取り組みなども含め、中の動きを報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈41〉

相継ぎ免職・停職

道警不祥事 前年比2倍に増加
2020年“第1四半期”速報

本誌面で報告を始めて5年めになる北海道警察の不祥事問題。本年最初の四半期となる1―3月の懲戒処分・監督上の措置は、しめて40件に上ることがわかった。年度が替わってからは女子児童への淫行などによる現職巡査部長の処分も伝えられ、早くも監察官室が謝罪する事態に。情報公開請求で得られた事実を中心に、現時点でわかっている事案の概要をお伝えする。(小笠原 淳)

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【報道】「外出自粛」で起きた悲劇

“コロナDV”加害者は報道人

STVデスク、虐待で逮捕
過去には女性問題や横領も

国や自治体の外出自粛要請が続く中、それを伝える立場の報道関係者が自宅で暴行事件を起こし、逮捕された。被害を受けたのは、同居する小学生の娘。事件を受け、加害者が勤務する民放局は「厳正に対処する」と表明したが、局の内部からは「別の問題で処分されたばかりなのに」との声が漏れ聴こえてくる。休校中の娘に手を上げたその人には、もともと複数の“余罪”があったというのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】中川町・エゾシカ解体加工事業の闇

残骸を現地に残し破産手続き
利用された町は交付金返還へ

色濃くなる公金不正流用の疑い

エゾシカの駆除と有効活用を目的に上川管内中川町(石垣寿聰町長)で進められていた官・民・学の連携による「イノチヲツナグ・プロジェクト」が事実上、破綻した。5月号で既報のように放棄された加工施設で頭部などエゾシカの残骸が散乱しているのが発覚。事業会社も破産手続きに入るなど国の交付金や町の補助金はドブに捨てられる雲行きだ。一連の流れの中で公金不正流用の疑いも浮上し、全容解明が急がれている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■「一緒にウイルス禍を乗り越えよう」
 つしま医療福祉グループが職員支援
 ──介護施設と病院スタッフにインスタントラーメン約6万食を贈呈

■実践を通して浮かびあがった、ひき
 こもり支援に対する各地域の温度差
 ──NPO法人が昨年度のひきこもりサテライト・カフェ事業を報告

■小樽市が野外彫刻などの点検情報を
 データベース化。保存に向け活用へ
 ──所管する65点の維持管理ルールづくりに向け前進

■北海道のご当地ナンバープレート
 「苫小牧」「知床」が5月に初登場
 ──同月11日から交付開始。「知床」は周辺7町が交付対象


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【観光】特集 変わらぬ春の輝き

“その先”にある光

今年、かつてない困難に直面している道内の観光地。だが、北海道に訪れた春の輝きはいつもと変わらず素晴らしい。コロナ禍が落ち着くまでは、せめて誌上旅行はどうだろう。“その先”にある光を見る日は、きっと遠くないはずだ──。

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【医療】
北海道整形外科記念病院の
新院長・近藤真医師に訊く

連携を深め尊敬し合うチームで
全ての患者に最善の医療を提供

国内有数の整形外科専門病院として知られる医療法人北海道整形外科記念病院(札幌市・225床)の新院長に前副院長・近藤真医師(58)が就任した。これまで院長を兼任していた加藤貞利理事長から抜擢され、次代のマネジメントを託されたかっこうだ。上肢治療を専門とする近藤院長は大学時代に準硬式野球のピッチャーとして活躍し、リトルシニアリーグのチームドクターも務めるスポーツマンでもある。「新しい風を吹き込みたい」と意気込む近藤院長に、トップとしての抱負をはじめ気になるウイルス防止対策、上肢疾患治療の実際を訊いた。(4月22日取材)

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【経済】札幌の“病院引越し”丸わかり情報

時代に合わせて施設を更新
続く“建て替えと移転新築”

建設コストが高止まりする中、札幌市内で病院の建て替えや移転新築が相次いでいる。1960年代から80年代にかけて建設された施設が一斉に更新時期を迎えていることや施設基準の変更などで院内スペースの確保を迫られた結果だ。今年から2022年にかけて続く注目の“引越しデータ”を拾ってみた。(佐久間康介)

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【経済】迷走続ける「札幌駅北口8・1再開発事業」

説明や同意なき権利変換計画
地権者の取消し訴訟で泥沼化

JR札幌駅北口の北区北8西1地区(約2ha)で進められている市街地再開発事業は、市による昨年6月の組合設立認可、今年3月の権利変換計画認可によって進み始めたかに思えたが、ここにきて一部借地権者から権利変換計画の取り消しを求める訴訟が提起されることになった。市街地再開発事業でこうした訴訟が提起されるのは全国でも初めて。地権者と組合の争いが司法の場に持ち込まれれば、事業のさらなる遅延は避けられない。
(佐久間康介)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

障害者らと共に豆腐を製造販売
治療共同体の夢を北海道で追求

「農福連携」の可能性
──鶴居村「生活学舎のんき」の実践から──

釧路管内鶴居村で障害者の就労支援事業所やグループホームなどを運営するNPO法人「生活学舎のんき」は、地元の農場で生産された大豆を使って豆腐などを製造・販売する事業を中心に、さまざまな「農福連携」の取り組みを続けている。軽トラックによる巡回販売をしたり、釧路市内に大豆料理の専門店を開設する一方で、地域の林業や酪農部門との連携も模索中だ。精力的な実践の屋台骨を担ってきたのは、若いころから精神医療の変革を求めて奮闘し、つるい養生邑病院の職員を経て、50代半ばでNPO法人を立ち上げた代表理事の大木博さんである。神奈川から丹頂の里・鶴居村に移り住み、「治療共同体」の実現をめざして生きてきた経緯も交え、その歩みにじっくり耳を傾けた。(ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」57──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」5

家族会を支え逝った母たち

あえてひきこもることで
回復してくる生きる意欲

いじめという過去の傷を無かったことにすると、その後の困難を乗り越えられない。「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の元世話人・鈴木祐子さん(72)は、未来に希望を持てず自ら命を絶った幾人かの当事者の姿を見てきた。その背景に透けて見えるのは、学校や社会に戻そうと知らぬうちにプレッシャーをかける親とそれに必死で応えようとする子の姿だ。どうすれば最悪の悲劇は回避できるのか──。家族会を支えた親たちや鈴木さんの足跡からヒントを探った。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【59】

最大の国立歴史民俗博物館で
本物の三八式歩兵銃に触れる

多くの兵が担いだ陸軍の主力銃

三八式(さんぱちしき)歩兵銃を見たり聞いたりしたことはないだろうか。日露戦争から第二次世界大戦まで旧日本軍が主力にしていた小銃だ。戦後、その多くは連合国軍に接収されたが、各地の陸上自衛隊の駐屯地資料館などで見ることができる。我が国の民俗や文化を総合的に展示する国内最大のミュージアム、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)を訪れると保存状態のいい実物が展示され、手に触れることができた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●ハイヤー協 総会で専務理事交代 12年務めた照井氏から畑中氏へ
●衛生マスク30万枚を札幌市に寄付 太陽グループに秋元市長が感謝状

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常”
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
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