●特集
本気で身に付けたい
脱力奏法メソッド
◆二宮裕子先生の脱力指導~「きれいな音で弾きたい」と望むことが、“脱力”への第一歩(荒木淑子)
「きれいな音でピアノを弾いてほしい」という思いから、脱力指導に力を入れ続けている二宮裕子先生。料理秤を使った指導法を始め、意外なグッズの活用例、座る姿勢、フレーズの歌い方など、幅広く教えていただきました。
◆ルデック・シャバカ教授が伝えるヨーロッパ伝統のメソッド~脱力編~(三好恭子)
チェコのピルゼン音楽院ピアノ科主任教授、ルデック・シャバカ氏が伝えるヨーロッパ伝統のメソッドは、ハンガリーの優れたピアノ教育者であったヨゼフ・ガート(József Gát 1913-1967)によって体系づけられ、著書『ピアノ演奏のテクニック』(音楽之友社 1974年[絶版])で世に広く知られました。その系譜がハイドン、ベートーヴェンにまで遡るメソッドの脱力編を、日本での普及に努める三好恭子氏にご紹介いただきました。
◆無駄な力を省いて、楽に弾ける「エコ奏法」(多喜靖美)
力を入れずに弾くのではなく、無駄な力を省くことで楽に弾けるようになる「エコ奏法」。提唱している多喜靖美先生に、「エコ奏法」の考え方を教えていただきました。
●今月の1曲
(2018年7月号~10月号選曲者:馬場一峰)
ハイドン《ソナタHob.X VI:37》第1楽章
●今月の1曲 連動企画
ヨーゼフ・ハイドン~歌の得意な少年が努力の末、みんなの「パパ・ハイドン」へ<(池上健一郎)
ハイドンは当時から大変人気のあった作曲家で、「パパ・ハイドン」のあだ名で親しまれていました。一度聴いたら耳に残るような分かりやすい音楽が多いのも人気の理由でしたが、そこから人となりが見えてきづらいため、現代の私たちにとってはかえって取っ付きにくい部分があるかもしれません。ソナタを弾く生徒さんも、この短い伝記を読めば、ハイドンゆかりの地の貴重な写真とともにハイドンをより身近に感じることができるでしょう。
誌上講座① アナリーゼ
独創的なアイデアに満ちたハイドンの音楽 その意外な展開と構成の妙を読み解こう(加藤真一郎)
ピアノデュオとして活動し、新刊『やさしい2台ピアノ曲集』(音楽之友社)にも作品が掲載されている著者。ハイドンらしい意外な展開に満ちた曲の構成をやさしく読み解く、演奏に生きるアナリーゼです。
誌上講座② 演奏・指導法
古典派作品を弾く上で知っておきたい18世紀の演奏慣習(上尾直毅)
「拍と音符を不均等に扱う」「言葉を話すようにアーティキュレーションを細かくつける」等、楽譜に書かれていない18世紀の演奏慣習を、「今月の1曲」の譜例を用いながら詳しく解説していきます。
【新連載】作曲家の食卓(遠藤雅司)
世界各国の歴史料理を再現するプロジェクト「音食紀行」を主宰する遠藤雅司さんに、作曲家たちが当時、食べていた料理をご紹介いただきます。第1回は、食にもこだわりがある「ベートーヴェン」の大好物のレシピです。
●巻末とじ込み
今月の楽譜
ピアノ名曲フォーユー 日本を奏でる~やさしい連弾~《浜辺の歌》(小原 孝)
童謡生誕100周年にちなみ、子どもたちに伝えたい「日本のうた」を連弾アレンジでお届けします。レベルは、親子でも楽しめる導入・初級程度。歌の内容も分かる、縦書きの歌詞付きです。
●付録
「1拍の分割」カード(森田 香)
4分音符を分割してできる音符(8分音符、3連符、16分音符)の音価について、視覚的に学べるカード。音符間のグレーの線に切り込みを入れることで、分割を体感できます。
……ほか
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