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クリーンテクノロジー 雑誌の内容
- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月5日
- サイズ:A4変形判
- 参考価格:2,178円
クリーンテクノロジー 2022年5月号 (発売日2022年05月05日) の目次
○糖鎖高分子によるウイルス阻害剤の設計/九州大学/三浦佳子・長尾匡憲
インフルエンザウイルスの分子認識素子である、生理活性糖鎖を結合させた、糖鎖高分子によるインフルエンザウイルスを用いて感染を阻害する材料の開発の設計に関して紹介する。ウイルスの持つタンパク質の大きさに適合した設計によって、強いウイルス阻害活性が認められた。
○標的ウイルス・アレルゲンの多項目同時迅速遺伝子検査チップ/豊橋技術科学大学/柴田隆行
マイクロ流体チップテクノロジーを応用し、新型コロナウイルスおよびインフルエンザウイルスを含む4種類の感染症ウイルスを1回の操作(1検体1作業工程)で同時に診断できる技術を紹介する。また、開発した遺伝子検査チップを加工食品中に含まれる食物アレルギー物質の多項目同時検査に応用した事例についても紹介する。
○加熱触媒により生成した高密度ラジカルによる表面改質技術と滅菌技術への展開/九州工業大学/和泉 亮
半導体産業で開発されたホットワイヤーCVD装置によって生成した高密度ラジカルによる金属や半導体材料に対する表面洗浄、表面酸化、表面窒化等の表面改質技術について紹介する。さらに、この技術を応用した滅菌技術についても触れる。
○エアロゾル拡散防止パーティションに関する研究/摂南大学/堀江昌朗
新型コロナウィルス感染防止のために様々な場所でパーティションが広く利用されている。しかし、呼気に含まれるエアロゾルはパーティションに到達した後に空気中に拡散してしまう。本稿では、エアロゾルの拡散を低減することができるパーティションについて紹介する。
○植物繊維材料に対する光触媒抗菌・抗ウイルス効果の付与技術/名古屋工業大学/本田光裕・市川 洋
環境に優しいセルロース材料と酸化チタン光触媒をバインダーフリーで複合化し、光触媒抗菌・抗ウイルス効果を有する繊維材料を合成する技術を紹介する。高い構造安定性と機能性が見出されており、マスク・衣服など実用化が期待される。
■特集:健康・ウエルネス②
○Wellnessオフィスへの取り組み/ダイキン工業㈱/大木成美
中小事務所ビルの空調更新時にZEBとWellnessの両立を達成し、BEI=0.48のZEB ReadyとCASBEEウェルネスオフィスAランク(67.7点)という結果を得た。いずれの認証も設計段階における評価であるため、更新後の実績についてエネルギー削減量と利用者満足度の両面で効果検証を行った。
■解説
○ウイルス除去スプレーの開発/積水マテリアルソリューションズ㈱/赤峰隆之
噴霧したところにブラックライトを照射すると、有効成分が光るウイルス除去・除菌スプレーを開発したので紹介する。
○病室におけるマイクロ飛沫の監視制御/清水建設㈱/新野将平・辻 裕次/順天堂大学/堀 賢
医療施設における感染リスク低減のための技術開発の一環として、病室でのCO2濃度と粒子濃度の測定を実施し、マイクロ飛沫の監視制御の検討を行った。
○抗ウイルス空調機の開発/清水建設㈱/三宅絵美香・中村友久/順天堂大学/堀 賢
世界的に流行している新型コロナウイルスに対し、一般的に採用されている循環式の空調機の場合、室内の空気循環により空気中に浮遊するエアロゾルが拡散する恐れがある。本稿では、空調機内にUV装置を設置することにより、ウイルスの不活性化の評価に加え空調機内のUVの効果的な設置場所を検証する。
○医療用ウェアラブルデバイスのためのプリンテッドエレクトロニクス/(国研)産業技術総合研究所/吉田 学
現行のデバイスをウェアラブル化するにあたり、必要不可欠となる印刷による電子回路形成技術、布上への高伸縮導電配線形成技術を基にして開発したウェアラブルデバイスなどについて紹介する。
○ヨウ素酸添着活性炭を触媒としたオゾン脱臭/㈱朝日工業社・静岡大学/水野良典/㈱朝日工業社/村上栄造/静岡大学/清水一男
ヨウ素添着活性炭を触媒として硫化メチルのオゾン脱臭を試みた。硫化メチルの2.5倍の濃度のオゾンを導入することで、硫化メチルに対する活性炭の寿命が15倍に向上した。本稿では、以上の一連の実験について紹介する。
○ファインバブル水の洗浄・除菌効果と今後の展望/共立女子短期大学/山口庸子
ファインバブル(FB)の水系洗浄への導入に向けて、FB水の洗浄に関わる性能や洗浄効果について、モデル汚れの選定からATP(アデノシン三リン酸)を指標としたFB水の洗浄効果や、オゾンFB水の汚れの除去効果を考察した。
○疑似圧電特性を示す汎用プラスチック極細繊維膜/京都工芸繊維大学/石井佑弥
フィルムでは圧電効果を示さない安価は汎用ポリマーであるポリスチレンが、電界紡糸による極細繊維膜化のみにより高い疑似圧電特性を示すことを明らかにした。本稿では、当該繊維膜について紹介する。
○揮発性有機化合物分解触媒/熊本大学/粟屋恵介・伊田進太郎
揮発性有機化合物の無害化技術として、コスト・エネルギーの両観点で有利な触媒燃焼法が期待されている。本稿では、マンガンコバルト酸化物ナノシートを利用した貴金属フリーのトルエン分解触媒を紹介する。
○低炭素社会を切り拓く有機太陽電池に向けた有機半導体開発/大阪大学/家 裕隆
有機太陽電池は、低炭素社会の実現に貢献できる次世代の創エネルギー源である。有機太陽電池の発電層はドナーとアクセプターの有機半導体で構成される。本稿では、設計指針の確立に繋がる新規有機半導体を紹介する。
○健康管理を目指した生体ガス分析用チップの研究/東北工業大学/丸尾容子
ナノ多孔体を基板とし高感度・高選択に家庭で簡便に生体ガスの分析を行い、日常の健康管理に用いることを目指した分析チップの研究、および開発した分析チップを用いた生体ガス分析の結果を紹介する。
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クリーンテクノロジーのレビュー
総合評価:
★★★★☆
3.50
全てのレビュー:2件
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自分は電機関係の製造業に携わっていますが、半導体や液晶など製造業に関する内容だけでなく、食品や建築技術など月ごとに幅広くクリーン技術に関する内容を紹介してもらえるため参考になります。ただ、その反面業界に特化した内容を調査する場合はある程度バックナンバーを調査したり、他の書籍を併用して調査を実施する必要があります。
私は洗浄関係の仕事をしているのですが、洗浄とクリーンは大きく関係が在り、毎号参考にしていますし、古い本も全部取って在ります。
クリーンテクノロジーのバックナンバー
○糖鎖高分子によるウイルス阻害剤の設計/九州大学/三浦佳子・長尾匡憲
インフルエンザウイルスの分子認識素子である、生理活性糖鎖を結合させた、糖鎖高分子によるインフルエンザウイルスを用いて感染を阻害する材料の開発の設計に関して紹介する。ウイルスの持つタンパク質の大きさに適合した設計によって、強いウイルス阻害活性が認められた。
○標的ウイルス・アレルゲンの多項目同時迅速遺伝子検査チップ/豊橋技術科学大学/柴田隆行
マイクロ流体チップテクノロジーを応用し、新型コロナウイルスおよびインフルエンザウイルスを含む4種類の感染症ウイルスを1回の操作(1検体1作業工程)で同時に診断できる技術を紹介する。また、開発した遺伝子検査チップを加工食品中に含まれる食物アレルギー物質の多項目同時検査に応用した事例についても紹介する。
○加熱触媒により生成した高密度ラジカルによる表面改質技術と滅菌技術への展開/九州工業大学/和泉 亮
半導体産業で開発されたホットワイヤーCVD装置によって生成した高密度ラジカルによる金属や半導体材料に対する表面洗浄、表面酸化、表面窒化等の表面改質技術について紹介する。さらに、この技術を応用した滅菌技術についても触れる。
○エアロゾル拡散防止パーティションに関する研究/摂南大学/堀江昌朗
新型コロナウィルス感染防止のために様々な場所でパーティションが広く利用されている。しかし、呼気に含まれるエアロゾルはパーティションに到達した後に空気中に拡散してしまう。本稿では、エアロゾルの拡散を低減することができるパーティションについて紹介する。
○植物繊維材料に対する光触媒抗菌・抗ウイルス効果の付与技術/名古屋工業大学/本田光裕・市川 洋
環境に優しいセルロース材料と酸化チタン光触媒をバインダーフリーで複合化し、光触媒抗菌・抗ウイルス効果を有する繊維材料を合成する技術を紹介する。高い構造安定性と機能性が見出されており、マスク・衣服など実用化が期待される。
■特集:健康・ウエルネス②
○Wellnessオフィスへの取り組み/ダイキン工業㈱/大木成美
中小事務所ビルの空調更新時にZEBとWellnessの両立を達成し、BEI=0.48のZEB ReadyとCASBEEウェルネスオフィスAランク(67.7点)という結果を得た。いずれの認証も設計段階における評価であるため、更新後の実績についてエネルギー削減量と利用者満足度の両面で効果検証を行った。
■解説
○ウイルス除去スプレーの開発/積水マテリアルソリューションズ㈱/赤峰隆之
噴霧したところにブラックライトを照射すると、有効成分が光るウイルス除去・除菌スプレーを開発したので紹介する。
○病室におけるマイクロ飛沫の監視制御/清水建設㈱/新野将平・辻 裕次/順天堂大学/堀 賢
医療施設における感染リスク低減のための技術開発の一環として、病室でのCO2濃度と粒子濃度の測定を実施し、マイクロ飛沫の監視制御の検討を行った。
○抗ウイルス空調機の開発/清水建設㈱/三宅絵美香・中村友久/順天堂大学/堀 賢
世界的に流行している新型コロナウイルスに対し、一般的に採用されている循環式の空調機の場合、室内の空気循環により空気中に浮遊するエアロゾルが拡散する恐れがある。本稿では、空調機内にUV装置を設置することにより、ウイルスの不活性化の評価に加え空調機内のUVの効果的な設置場所を検証する。
○医療用ウェアラブルデバイスのためのプリンテッドエレクトロニクス/(国研)産業技術総合研究所/吉田 学
現行のデバイスをウェアラブル化するにあたり、必要不可欠となる印刷による電子回路形成技術、布上への高伸縮導電配線形成技術を基にして開発したウェアラブルデバイスなどについて紹介する。
○ヨウ素酸添着活性炭を触媒としたオゾン脱臭/㈱朝日工業社・静岡大学/水野良典/㈱朝日工業社/村上栄造/静岡大学/清水一男
ヨウ素添着活性炭を触媒として硫化メチルのオゾン脱臭を試みた。硫化メチルの2.5倍の濃度のオゾンを導入することで、硫化メチルに対する活性炭の寿命が15倍に向上した。本稿では、以上の一連の実験について紹介する。
○ファインバブル水の洗浄・除菌効果と今後の展望/共立女子短期大学/山口庸子
ファインバブル(FB)の水系洗浄への導入に向けて、FB水の洗浄に関わる性能や洗浄効果について、モデル汚れの選定からATP(アデノシン三リン酸)を指標としたFB水の洗浄効果や、オゾンFB水の汚れの除去効果を考察した。
○疑似圧電特性を示す汎用プラスチック極細繊維膜/京都工芸繊維大学/石井佑弥
フィルムでは圧電効果を示さない安価は汎用ポリマーであるポリスチレンが、電界紡糸による極細繊維膜化のみにより高い疑似圧電特性を示すことを明らかにした。本稿では、当該繊維膜について紹介する。
○揮発性有機化合物分解触媒/熊本大学/粟屋恵介・伊田進太郎
揮発性有機化合物の無害化技術として、コスト・エネルギーの両観点で有利な触媒燃焼法が期待されている。本稿では、マンガンコバルト酸化物ナノシートを利用した貴金属フリーのトルエン分解触媒を紹介する。
○低炭素社会を切り拓く有機太陽電池に向けた有機半導体開発/大阪大学/家 裕隆
有機太陽電池は、低炭素社会の実現に貢献できる次世代の創エネルギー源である。有機太陽電池の発電層はドナーとアクセプターの有機半導体で構成される。本稿では、設計指針の確立に繋がる新規有機半導体を紹介する。
○健康管理を目指した生体ガス分析用チップの研究/東北工業大学/丸尾容子
ナノ多孔体を基板とし高感度・高選択に家庭で簡便に生体ガスの分析を行い、日常の健康管理に用いることを目指した分析チップの研究、および開発した分析チップを用いた生体ガス分析の結果を紹介する。
○オフィスをとりまく近年の状況/千葉大学/林 立也
オフィスにおける健康の考え方は時代と共に変化してきた。近年では長時間労働に伴う精神疾患が社会問題となっている。社員の健康が企業の持続的成長に繋がるとする健康経営志向の高まりにより、オフィスにおいても健康への貢献が期待されつつある。本稿では、これら社会的情勢から、健康的なオフィスが求められる背景に触れ、建物の健康性・快適性を評価するCASBEE-ウェルネスオフィス等の概要とその役割について紹介する。
○自立設置型のパーソナル温熱快適性デバイス/新日本空調㈱/永坂茂之・張 江・梅原啓輔
ウェルネスとZEBを両立する技術としてタスク&アンビエント空調に着目し、温熱環境改善と覚醒度維持、および作業効率向上を実現できるパーソナル温熱快適性デバイスの開発に着手したので、その概要を紹介する。
○電力中央研究所我孫子地区新本館におけるウエルネスの取り組み/鹿島建設㈱/柳井麻愛
自然環境との調和による快適性向上を目指したオフィス「電力中央研究所我孫子地区新本館」を例に、オフィスビルにおいて室内環境性能向上と地球環境負荷低減を両立させるウェルネスの取り組みを紹介する。
○オフィスの空調方式の違いが執務者の知的生産性に及ぼす影響/清水建設㈱/佐藤啓明
近年、快適性・省エネ性の面から放射空調の導入が増えつつある。そこで空調方式の違いが人体や知的生産性に及ぼす影響を検討するため被験者実験を実施した。本稿では、その概要と分析結果の一部を紹介する。
■解説
○プラスチック成形品への三次元配線形成/(地独)岩手県工業技術センター/鈴木一孝・目黒和幸・黒須恵美・石原綾子
次世代移動通信システム用の電子機器には、小型化・軽量化、さらには高周波化に対応する平滑配線による導体損失技術が求められている。本稿では、プラスチック成形品に光反応性分子接合法(i-SB法)を活用した高速伝送に対応する三次元配線形成技術の開発状況を紹介する。
○温暖化防止対策のためのスマートウィンドウ/大阪工業大学/和田英男
温度上昇に伴い赤外線透過率が大きく変化する「二酸化バナジウム」を利用した熱放射抑制効果をもつ赤外線スマートウィンドウの開発について紹介する。
○目視型匂いセンサを可能とする有機蛍光体/東京電機大学/足立直也
従来の半導体型ガスセンサーとは異なり、目視型ガスセンサーの開発につながる有希蛍光体について紹介する。この有機蛍光体は、アンモニアガスを蛍光色の変化から目視で確認できるものであり、塗布のみで作成可能な匂いセンサーへの応用が将来期待できる。
○高エネルギー効率微細半導体集積回路システムが切り拓く環境適応ヘルスケアIoT技術/名古屋大学/新津葵一
外部機器不要・電波不要の室内光駆動・即時LED情報提示機能付き持続血糖モニタリングスマートコンタクトレンズの研究開発について、半導体集積回路システムの詳細等を含めて紹介する。
○車載用全固体LIBへの期待と課題/(国研)産業技術総合研究所/小林弘典
近年、将来の電気自動車用駆動電源として全固体LIBが注目を集めている。全固体LIBには、現状のLIB以上の高エネルギー/出力密度、長寿命や高安全性の実現が期待されている。本稿では、車載用全固体LIBへの期待と課題について紹介する。
○シミュレーション評価による4床病室の感染リスク低減/清水建設㈱/町田晃一・吉野優実子/順天堂大学/堀 賢
新型コロナウイルスは、飛沫感染と空気感染の間のマイクロ飛沫といわれる粒子径の可能性が高いとされる。本稿では、その粒子径に着目して実施した、感染リスク低減が可能な4床病室のシミュレーション評価について紹介する。
○新型コロナウイルス感染予防対策としての大量換気が個別分散型空調・換気システムの性能に及ぼす影響/大阪市立大学/西村伸也
新型コロナウイルス感染防止策として、ドア開けや窓開けによる大量換気が推奨されている。本稿では、大量換気による感染リスクの低下効果と空調用エネルギー消費の増大などの問題点を、実験と理論の両面より検討した結果を紹介する。
○花粉等浄化装置の開発/大成建設㈱/吉田典彦
エアシャワーユニットとファンフィルターユニットの技術を組み合わせて、マンションやオフィスの風除室内で衣服や頭髪に付着した花粉等を除去し、風除室内を清浄な状態にする装置T-Clean Airを開発した。
○新型コロナウイルスのクラスター感染と空調換気設備/北海道大学/林 基哉
新型コロナウイルス感染拡大初期、厚生労働省は国内クラスター感染事例の分析によって換気が悪い密閉空間がクラスター感染の要因の一つとし、建築物衛生法に基づいた換気量の確保を求めた。さらに、夏期には熱中症対策、冬期には寒さに起因する健康影響への対策を踏まえた換気対策を示した。クラスター感染が発生した建築物の調査は継続され、換気量の不足や不適切な空気の流れ等の課題が特に病院において指摘された。改めて、空調換気設備の維持管理に関する対応が急務となった。
○事務所ビルの空調ドレン系統から検出された微生物/新日本空調㈱/高塚 威
事務所ビルの空調ドレンのヌメリおよび排水溝のバイオフィルムを採取し、培養・単離後、16SrDNA配列高感度可変領域同定検査により評価した結果、粘液状のムコ多糖体を産生する緑膿菌や真菌などを検出した。冬季の加湿運転では、微生物対策の検討も必要である。
○塩素系殺菌剤の現状と今後の展望/㈱エイチ・エス・ピー/小野朋子
塩素系殺菌剤は用途や目的に応じて様々な種類の製品が汎用されている。本稿では、その種類や殺菌・ウイルス不活化効果の他、新型コロナウイルスへの効果や空間中微生物制御における効果と安全性について紹介する。
○2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略/経済産業省/金子周平
2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略の概略を紹介し、各分野ごとの現状、展望、課題などについて浮き彫りにする。
○カーボンニュートラル実現に貢献する高効率ターボ冷凍機/三菱重工サーマルシステムズ㈱/長谷川泰士
CO2排出削減を実現するため、空調用熱源機の一つであるターボ冷凍機も高効率化が図られるとともに、冷媒の低GWP化も進められている。本稿では、ターボ冷凍機の高効率化の変遷と高効率技術、低GWP冷媒への転換を示すとともに、最新機種と20年前に導入されたリプレース対象を比較し、CO2排出量を約60%削減可能であることを紹介する。
○脱炭素と水素燃料の貫流ボイラ/三浦工業㈱/竹本真典
当社は、貫流ボイラでの水素利用開発を行い、日本で初めて100%水素燃焼可能な貫流ボイラを製品化。燃料転換と高効率化、廃熱回収と未利用熱活用、エネルギーの見える化、省エネ診断を活用した活動を提案、推進している。
○空調機における脱炭素に向けた技術/新晃工業㈱/朝田 満
空気調和機として、脱炭素に向けた活動の一環とした環境負荷低減が求められている。本稿では、省エネルギ-化された製品・構成機器および空調システムついて紹介する。
○全熱交換器/三菱電機㈱/荒井秀元
全熱交換形換気扇ロスナイは「確実な換気」と「省エネルギー性」を両立した高機能形換気設備である。近年ではDCブラシレスモーター、CO2センサーを用いた省エネルギー換気および「換気の見える化」にも対応している。
○多様な施設の換気用途にマッチングする外気処理機/昭和鉄工㈱/安松直樹
ヒートポンプ一体型だからできる省エネ技術や機能を外気処理機に盛込んだ製品を紹介する。リタンエアデシカント外気処理機『ラデック』、リタンエア熱回収外気処理機『ユニバーサルフレッシュ』、ルーフトップ型外気処理機『ケアフレッシュ』。
○脱炭素社会で求められるクリーンデバイス/興研㈱/鈴木剛人
地球温暖化防止や環境保全は世界的な最重要課題であり、各国で取り組みが加速している。また、企業は成長のためにIoT、AI、DXといった新たな取り組みを進めており、それに伴うクリーンデバイスの需要も高まっている。そのような状況でクリーンデバイスの消費電力が問題となっており、企業は環境への配慮と経済成長の両立が求められている。本稿では、KOACHによるクリーン環境の省エネルギー化の実現について紹介する。
■解説
○ウェアラブルセンサ、非接触センサの健康管理・医療応用/早稲田大学/田村俊世
持続可能なスマート社会で人間の健康に影響を与える多くの因子を知るために、簡便で廉価な健康管理システムの構築が急がれる。これに対する効率的な革新的な解決策として、健康管理・医療応用のためのウェアラブル機器の開発がある。
○常時健康管理に向けたフレキシブルセンサシート/大阪府立大学/竹井邦晴
COVID-19のパンデミック下における健康管理や次世代の健康社会実現へ向けた取り組みとして、無意識化における常時健康管理センサシートについて紹介する。これにより、絆創膏のようにセンサを貼付することで多種バイタルの一括計測を目指す。
○24時間365日使用できるエアコンを目指して/シャープ㈱/水野琢馬
新型コロナウイルスの流行によるニューノーマル生活への移行に伴い、ルームエアコンに対して空気清浄やエアコン自体の清潔性がますます求められている。本稿では、これらのニーズに応える新しいエアコンの形として開発した「Airest(エアレスト)」について詳しく紹介する。
○食品工場における品質と省エネの両立に向けた聖域なき省エネ改革/理研ビタミン㈱/石川照人・井上良太
品質に関わるエネルギーは必要なエネルギーとみなされ、省エネ活動における「聖域」とみなされることも多い。本稿では、組織改革をベースとして、その「聖域」にメスを入れ、大きな成果を上げた事例について紹介する。
○循環空調のある事務室における浮遊粉塵の除去/日比谷総合設備㈱/田子拓弥
COVID-19の国内感染者数が過去最大となった第5波は収束したものの、今後起こりうる第6波や他の感染症の対策として、建物の空調・換気設備による恒久的な対策は重要である。本稿では、循環空調のある事務室に浮遊する粉塵を対象に、換気回数・エアフィルタ・加湿がもたらす除去効果に関する実験を紹介する。
○アップフロー方式クリーンルーム/東洋熱工業㈱/石野貴広
モックアップ実験によって、アップフロー方式クリーンルームが同じ換気回数でも他の気流方式と比べて室内粉じん量を低減でき、温度の空間的むらも小さいことを確認した。
○天井内サイドフロー型クリーンルーム空調システム/三機工業㈱/岩崎守顕
天井高の低いクリーンルームにも対応可能で、天井施工面積が小さくなり、天井搬送の設置自由度が大きくなる等の特徴を持つサイドフロー型クリーンルーム空調システムについて、従来のボールルーム方式との比較性能検証と併せて紹介する。
○硬殻マイクロカプセル化蓄熱材による低炭素社会の実現/神戸大学/鈴木 洋
硬殻マイクロカプセル化蓄熱材は、過冷却抑制・反応速度向上など、画期的な特性を有する蓄熱材である。これを用いて未利用熱利用の時間的・温度的・空間的な熱ギャップが解消され、低炭素社会が実現できると期待される。
○過酢酸蒸気でのフィルタを含めたバイオ除染/ニッタ㈱/茂田 誠
過酢酸系除染剤のミスト発生方式を用いたエアフィルタのバイオ除染は好ましくないことがわかった。エアフィルタを含めたバイオ除染方法として、過酢酸蒸気(VPA)を用いたバイオ除染方法を開発、検証した。
○屋内における人からの飛沫の拡散に関する研究/新潟大学/赤林伸一・有波裕貴
本稿では、CFD解析(RANS)により、一辺が3.0 mの単純な室および小学校の教室を対象に、換気、空調、空気清浄機による飛沫(ウイルス粒子)の拡散性状の解析を行う。粒子が換気等で室内から排出・除去される割合を算出し、飛沫の排出・除去効果を定量的に評価した結果を紹介する。
○オフィス空間における執務者の位置情報およびCO2濃度に基づく感染リスク予測/東京理科大学/金 政一・倉渕 隆・阿式信英/㈱竹中工務店/田中宏治・村下和紀・和田一樹・千葉友樹/コクヨ㈱/矢田 章
オフィス空間を対象として、CO 2濃度分布の測定から感染性粒子濃度に相当するquanta濃度、感染確率を算出することで感染確率の見える化を計る。また、実務者の位置情報とCO 2濃度の分布の測定より実務者の位置情報のリアルモニタリングによる感染リスク予測に関して検討する。
○新型コロナウィルス感染症を対象としたレストランの飛沫核感染確率分布に関する研究/東京ガス㈱/島貫友貴・浅輪泰久・工藤安未/東京理科大学/倉渕 隆・金 政一/東京電機大学/鳥海吉弘/信州大学/李 時桓
本稿では、客席数142席のレストランを対象として、一次感染者が1人滞在した相当のquantaを客席から発生させることで、客席の感染確率分布を算出した結果、いくつかの知見を得たので紹介する。
○COVID-19対策で求められる換気とフィルタの考察/新菱冷熱工業㈱/森本正一
COVID-19対策として必要な換気とフィルタについて考察し、中性能フィルタを通した循環風量の一部を相当換気とみなす条件として、旧JIS比色法65%は捕集率15%、旧JIS比色法90%は捕集率40%、旧JIS比色法95%は捕集率60%を提案した。本稿では、2021年度日本建築学会大会(東海)で発表した内容を紹介する。
○HEPAフィルタ搭載の全館空調システムによる全館空気清浄/㈱長谷工コーポレーション 大西 豊・木村 洋/パナソニックエコシステムズ㈱/濱田大輔
HEPAフィルタ搭載の全館空調の空気清浄機能と循環換気機能に関する実験を行い、効率的に粉塵除去できることを示した。HEPAフィルタが有効に機能するという点で、感染拡大防止への貢献が期待され、PM2.5や花粉対策にも寄与すると考えられる。
■特集:資源循環の最新動向②
○可燃性廃棄物の新たなサーマルリサイクルの展望/(特非)北日本木材資源リサイクル協会/鈴木 隆
本稿では、可燃性廃棄物のうち、廃プラスチックと木くずの排出状況や背景について直近の動向や統計を整理し、バイオマス発電およびプラスチック資源循環に関する国の方策に伴う事業者の動きや新しい事業連携について紹介する。
○化学系廃棄物のリスクのポイントと対策/㈱ハチオウ/森 雅裕
本稿では、様々な業種の事業所で発生している化学系廃棄物に関して、概ね共通している問題点、リスクおよび回避するためのポイントを、処理業者の視点で紹介する。また、それらの社会課題を解決する技術として、現在開発中の廃棄物調査事業を紹介する。
■解説
○ウェアラブルエレクトロニクスを取り巻く国際標準化動向/東洋紡㈱/前田郷司
本稿では、ウェアラブルエレクトロニクス、並びに関連するスマートテキスタイル、フレキシブル・ハイブリッドエレクトロニクスなどの分野における国際標準化動向と、対応する日本国内の活動について紹介する。
○活性炭を使ったデシカント空調システムの可能性/九州大学/宮崎隆彦
環境性と省エネルギーを備えた次世代の空調システム候補として、80℃未満の低温熱で駆動するデシカント空調システムに着目した。本稿では、活性炭の水蒸気吸着特性から高湿度環境下における除湿空調への適性について紹介する。
○全外気方式ドライルーム用省エネシステム/新菱冷熱工業㈱/佐原 亮・三上秀人
本稿では、当社が新たに開発した全外気方式ドライルーム用省エネシステム「アリフィカス .」について紹介する。本システムは、低露点の空気を安定的に供給することができ、かつ除湿機の消費エネルギーを年間で約40%削減できる。
○コイル洗浄対応型ファンコイルユニットの開発/㈱三菱地所設計/平須賀信洋・茂呂幸雄
コイル洗浄対応型ファンコイルユニットは、「清潔で省エネに、小さくて簡単に」を目標に開発を行った、主にホテル客室用の隠蔽型FCUである。天井内に設置したまま洗浄できる構造によりメンテナンス性、保守性を向上させ、省エネと小型化を図る高温冷水利用により、小型化と熱源効率の向上を実現している。
○汎用元素だけを使ってできる高性能な蓄電池/大阪大学/津田哲哉・上村祐也
蓄電池(二次電池:充放電可能な電池)は現代社会を支える重要なエネルギーデバイスであるが、汎用元素だけで構成される蓄電池はあまり多くない。本稿では、アルミニウムを使った新たな蓄電池について紹介する。
○有機分子不揮発性メモリデバイスの誕生/東京工業大学/大津博義
有機分子によるフレキシブルかつ安定動作するメモリ素子は次世代素子として期待される。本稿では、酸化還元活性有機分子の配列を用いた従来にない機構による安定な不揮発性メモリについて紹介する。
○臭気強度差と快・不快度差の相関に基づくマスキング効果予測/摂南大学/竹村明久
混合後の評価予測が難しいにおい評価だが、希望するマスキング後の快・不快度を基に散布すべき臭気強度を推定できる手法を提案した。本稿では、手法作成の経緯と香害想定臭を用いた検証の結果について紹介する。
○飲食店業界等における衛生管理の実際/イカリ消毒㈱/新居由莉
新興感染症の蔓延により、飲食店やオフィス環境において感染症対策、衛生管理が求められる世の中となった。今回、各箇所のATP値の測定を行い、菌やウイルスに汚染されやすい場所の見える化を行った。
○電気パルス分離技術が拓く未来の資源循環/早稲田大学・東京大学/所 千晴
サーキュラーエコノミーの概念にある小さいループでの資源循環達成に必要となる局所的な化学反応を伴う高精度な物理的分離手法の一つとして、電気パルス法の中から特にリチウムイオン電池正極材の正極活物質分離や接着剥離の検討例を紹介する。
○プラスチックリサイクルの未来を創る改正バーゼル条約に適応するための「資源プラ」という挑戦/(株)パナ・ケミカル/犬飼健太郎・本堀雷太
改正バーゼル条約への対応はプラスチックリサイクルの世界で生きる者にとって“死活問題”となる。これに適応する一つの答えとして、当社では「資源プラ」という取り組みに挑戦し続けている。品質に依拠した資源プラは「経済的な合理性」に基づく市場流通性と、「技術的な妥当性」に基づく環境調和性を兼ね備えており、バーゼル条約施行下で厳しさを増す国際的なプラスチック廃棄物の物流環境下を生き残る力を有している。本稿では、そのポイントについて紹介する。
○脱炭素化を実現する地域熱供給の最前線/(特非)環境エネルギー政策研究所/松原弘直
海外での熱分野での脱炭素化に向けた地域熱供給での取り組みに注目して、エネルギー効率化や再生可能エネルギーの導入、デンマークを中心としたスマートエネルギーシステムとしての地域熱供給の最前線を紹介する。
○リチウムイオン二次電池(廃棄物)の発火リスクと対応策/(株)VOLTA/菊田大樹
リチウムイオン二次電池には放電時、ショート、液漏れなどによる発熱、発火リスクの危険性が高いというデメリットがある。本稿では、その要点と対策について紹介する。
○リサイクル効果を考慮した鉄鋼等基盤材料のLCA評価/東京大学/星野岳穂
リサイクル効果を考慮した鉄鋼等基盤材料のLCA評価について紹介する。
○機能性アルミニウムと循環型社会の実現に向けた技術開発/(株)UACJ/上田 薫・戸次洋一郎
アルミニウムはリサイクル性に優れた金属材料であり、リサイクルによる環境負荷低減への効果が非常に高い材料でもある。本稿では、地球温暖化対策や今後の循環型社会実現に向けた技術開発に対する取り組みを紹介する。
○二酸化炭素の有効利用/東京理科大学/本田正義・桝田 剛・杉本 裕
近年の資源、エネルギー、環境等の諸問題から、二酸化炭素(CO 2)の削減や有効利用技術の開発は重要な課題である。本稿では、主に筆者らの「CO 2からのポリマーの直接合成に関する研究」を紹介する。
■解説
○極小ラメラスタックによる超平滑PFAチューブ/ダイキン工業(株)/今村 均・谷本健次郎・濵田博之
半導体用市販品PFAチューブで、ナノサイズの平滑性に大きな差が確認されている。チューブ内面を形成している球晶表面の凹凸がラメラスタックの大きさにより決定されていることが分かってきた。本稿では、メカニズムの考察と半導体微細化に対応した超平滑PFAチューブを紹介する。
○外気導入ピットの微生物汚染に関する実態調査/ダイダン(株)/畑中未来・橋本 翔・中野一樹
外気導入ルートとしてクール/ウォームピットを活用した建物において、長期的な微生物濃度の調査事例は少ない。本稿では、6年間の夏期における微生物濃度の経年変化について調査した結果を紹介する。
○自己補償型自由噴流を採用した新規パーティクルカウンタによる加圧空気中の粒子測定/(株)パーティクルプラス/水野眞人/CKD(株)/渡辺貴大/(独)日本学術振興会/大谷吉生
筆者らはコンタミネーションコントロール対象として0.3μmからの粒子を低濃度から超高濃度まで、高い時間分解能(1秒)で測定可能で、同時に加圧エア中の粒子測定が可能なパーティクルカウンタを開発した。これはセンサ部に自己補償型自由噴流を採用し、エアロズル流とセンサ内の圧力バランスを自動的に保つことにより、安定したエアロゾルの自由噴流を形成することができる。本稿では、この新規OPCを加圧空気中の粒子の測定への適用性について検討した結果を紹介する。
○CASEに向けた車載機器構造の動向と実装技術の課題/車載エレクトロニクス実装研究所/三宅敏広
CASEに向けた自動車、カーエレクトロニクスの動向について述べるとともに、車載機器の形態の変化に着目し、今後実現するべき車載機器の実装構造を捉え、構造を成立させる実装技術の課題について紹介する。
○スマートビル、スマートシティ実現に向けた最新技術動向/三菱電機(株)/石井周作
少子高齢化、気候変動など社会情勢を取り巻く環境が厳しくなる中、ビル内では快適性/安全性/利便性を低資源(人・物・費用・時間)で実現することがビルオーナー、居住者の要望となっている。そのためにIoT、AIなど高度な技術を活用し、省エネ省人化を行いながら居住者が安全で安心できる環境、効率的な仕事を行える空間を提供する「スマートビル」を実現していく必要がある。そのスマートビルの三つの要素「快適性・省エネ」「安全・安心」「利便性・省人」を実現するソリューションを、「エネルギー」・「セキュリティー」・「モビリティー」のカテゴリーに分類できる。スマートシティにおける課題に「エネルギー・水・廃棄物」「防災」「金融」「健康・医療・介護」「見守り・安全」「教育」「自動走行・自動配送」があげられている。スマートビルで示す三つのカテゴリーはその課題に対応できるソリューションにもなると考えている。本稿では、要点を紹介する。
○クリーン・安定を追求する次世代植物工場/(公財)園芸植物育種研究所/丸尾 達
近年、農業を取り巻く環境が一段と厳しくなる中、クリーンな野菜を安定的に生産するシステムとしての植物工場の発展が期待されている。専用品種や自動化機器の開発をさらに進め、世界標準を目指していく必要がある。
○ダウンフロー式空気浄化ユニットによる飛沫の輸送制御/金沢大学/瀬戸章文・牧野航太/パナソニック(株)/山本 憲・谷口和宏
高性能フィルタを通過した清浄空気をルーバーを経由して空間内に均一供給することによって、誘引気流を含んだダウンフローを形成し、飛沫を含んだ気塊の拡散、滞留を抑制する新たな空気浄化技術について紹介する。
○クリニックにおけるトイレの要件調査/TOTO(株)/賀来尚孝
クリニックのトイレのきれいさがクリニック選びに影響することもある。本稿では、患者はトイレのきれいさから何を感じ取っているのか、トイレに必要な要件とは何かについて、患者1,000人のアンケート結果から紹介する。
○全固体電池の課題と展望/㈱NKエナジーフロンティア/小林直哉
全固体電池と液系LIBの原理的な違いから、全固体電池の特徴と課題、その解決方法について紹介する。また、全固体電池の実用化へ向けた諸課題や、液系LIBを超える性能を実現するための課題と今後の取り組みに関しても紹介する。
○リチウム金属を負極に用いた全固体電池の開発と課題/長崎大学/山田博俊
基本組成Li7La3Zr2O12で表されるガーネット型固体電解質は、金属リチウムを負極とする全固体電池の電解質として有望視されている。本稿では、実際に金属リチウムと組み合わせた系における二つの課題(電荷移動抵抗と短絡)について、取り組み例を紹介する。
○硫化物系バルク型全固体リチウムイオン電池の特長/日立造船㈱/福井英之
硫化物系バルク型全固体電池を中心に全固体リチウムイオン電池の概要を紹介する。また、当社全固体リチウムイオン電池(AS-LiBⓇ)の基本的な特長と、独自の手法により開発した高容量型のAS-LiBの特性を紹介する。
○全固体リチウムイオン電池に要求される材料技術と用途展開/泉化研㈱/菅原秀一
まとまった結論を読者に示すのではなく、全固体セルにおける疑問点を原理原則に遡って、できるだけ多くの図表を提示した。筆者は全固体セルの開発に直接手を下した経験はない。一方で、約30年にわたる電解液系セルの研究開発から、液系セルの限界はもはや猶予がならないとの感がある。本稿の内容は、多少逆説的な捉え方を故意にして、打開策を探っている側面があるが容赦願いたい。
■特集:医薬品製造を支える最新の技術動向②
○医薬品製造・実験施設の空調設備における脱炭素化に向けた取り組み/高砂熱学工業㈱/加納基喜
脱炭素社会実現に向けて全世界があゆみを進めていく中、カーボンニュートラルへの取り組みが注目されている。本稿では、医薬品製造・実験施設の省エネルギーについての最新動向を紹介する。
○医薬品製造をリスク管理するための薬塵測定技術/東芝ナノアナリシス㈱/熊澤俊介・西沢正人・小沼雅敬
医薬品製造施設では、薬剤の飛散、浮遊による交叉汚染、人体曝露についてリスク管理が重要となる。その評価として、設備導入時にはSMEPACによる封じ込め性能評価を行い、また、設備稼働時は工程での薬塵測定を実施することが管理のポイントとなる。本稿では、その一例を紹介する。
■製品特集:新たな可能性を切り拓く製品と技術
○最新の純水・二次純水製造技術動向/オルガノ㈱/蔦野恭平
近年のデバイス構造の微細化および高集積化に伴い、超純水に要求される水質はより一層高くなっている。本稿では、その中でも、pg/Lレベル(ppqレベル)の金属不純物の分析に対する取り組みについて紹介する。
○表面異物識別可視化ツール/新日本空調㈱/川北裕司・菅原一彰
製品や製造装置等の表面に付着した異物や汚れ、キズ、凹凸等の可視化および異物種の視認識別を可能とするツール「Dライト」と、付着異物等を高感度に可視化でき定量情報の取得も可能とするツール「Dスコープ」を紹介する。
○ウイルスをすばやく撃退できるエアフィルタ/進和テック㈱/加藤辰夫
「ウイルスガードHEPAフィルタ」のSARS-CoV-2に対する抗ウイルス性能と、室内の感染性エアロゾル濃度を抑制する大風量パーティション型空気清浄機「ウイルスガードウォール」について紹介する。
○バリデーション支援システム/㈱大気社/小吹尚也・森重公康・清都研吾
当社では、医薬品製造設備の空調設備バリデーションを支援するシステムとソフトウェアを提供してきた。本稿では、測定器との通信により、リーク試験、風速分布試験、換気回数試験を実現し、各試験に対する合否判定や帳票処理を自動化できる測定支援ソフトウェア「ValidationAce-M」を紹介する。
○二酸化塩素ガス除染サービス/高砂熱学工業㈱/荒川宏樹
TSCLOOサービスは、高い殺菌消毒効果が一般的に認められており、医薬品施設の無菌エリアや安全キャビネット内の殺菌消毒に有効な二酸化塩素ガスを利用した除染サービスである。本稿では、実フィールドでの除染性能検証および安全キャビネット向けサービスの手順を紹介する。
○手荒れ・アレルギーの無い新しい除菌技術「プラズマ除菌水」/㈱テクノ菱和/佐藤朋且
感染症予防のための手洗い、除菌が習慣化し、手荒れやアレルギーの問題が顕在化した。本稿では、当社の除菌技術「プラズマ除菌水」による手荒れやアレルギーのない手指の洗浄・除菌方法について紹介する。
○感染リスク・室内空気質のモニタリング/東京ダイレック㈱/濱 尚矢・船戸浩二
最近の感染症対策として室内のCO2濃度をモニタリングし、濃度が高い場合には部屋を換気する場面を多く見かけるようになった。しかし、ウイルスが含まれる飛沫・飛沫核などの粒子は、CO2と比べて拡散係数や重力沈降速度などの物理的挙動が異なるので、CO2濃度計測だけでは不十分な場合がある。粒子濃度や粒子径を併せて計測し、感染リスク指数などを算出する装置が開発され、多くの室内空間での利用が期待されている。本稿では、本装置を使用した海外の実証試験などを紹介する。
○クリーンルーム環境を支えるBOS法の現状と可能性/日本カノマックス㈱/吉井雄佑・
高品質のワクチンならびに半導体デバイスの生産において、クリーンルームの洗浄度管理の徹底は不可欠である。本稿では、生産現場を支える気流可視化技術として、トレーサ粒子不要のBOS法について紹介し、将来の展望についても紹介する。
■解説
○微酸性次亜塩素酸水を用いた洗浄脱臭システム/㈱朝日工業社/水野良典・村上栄造
微酸性次亜塩素酸水製造装置と充填式洗浄塔を用いて、実使用を想定した洗浄脱臭システムを構築した。代表的な悪臭物質であるメチルメルカプタンおよびトリメチルアミンを対象に脱臭原理の推定とガス除去効果の検証を行った。
○飛沫感染を軽減する作業用シールドの開発事例/日本工業大学/細田彰一
飛沫感染を避けるための作業用シールドは、マスクや防護服と併用することで、衣服や身体の汚染を大幅に軽減することが可能である。本稿では、2020年のCOVID-19流行初期に大学工学部と医療現場で連携し、2種類の飛沫感染防止シールドを開発・制作した経緯について紹介する。
クリーンテクノロジーを買った人はこんな雑誌も買っています!
テクノロジー・科学 雑誌の売上ランキング
日経サイエンス
日経サイエンス
2022年04月25日発売
目次:
【特集:時空の起源】
創発する時空 量子情報がもたらしたパラダイム
「時空の創発」ってどういうこと? 細谷曉夫氏に聞く
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【特集:コロナで世界はどう変わったか】
データ解説 コロナ禍の社会変化?
ついに始まったmRNA 医薬の時代
変異株を追跡 暴かれたオミクロン株の正体
コロナ後遺症が変えた慢性病のとらえ方
実験室から現場へ 検査を革新したPCR技術
なおも消えないウイルス起源の陰謀論
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アンドロメダとの衝突 天の川銀河の最後の姿
トランスジェンダーの人々を守った最初の医師
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◇フロントランナー挑む
人間はなぜ攻撃的なのか 愛憎の根源に迫る:黒田公美(理化学研究所)
◇SCOPE:AIフェイクの攻防/木質バイオマス発電への疑問/鉄剣,隕石から低温鍛造
カーボンナノチューブで“ 脱炭素”/スプレーで植物を一時的に改変
◇ADVANCES:極小の虫の飛翔法/過密で加速/温暖化でアホウドリが離婚/
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◇グラフィック・サイエンス:ダイナモ機構を探る
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『情報発信者の武器』 鈴木光太郎,
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<連載>森山和道の読書日記 ほか
◇サイエンス考古学
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科学の「先端」「発見の快感」を伝える一般向けの総合科学誌
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2022/03/25
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2022/02/25
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ニュートンプレス.
Newton(ニュートン)
2022年04月26日発売
目次:
Newton Special
ゼロからよくわかる
数学教養教室 指数・対数編
監修 小山信也
執筆 山田久美
スマホの「ギガ」,地震の規模をあらわす「マグニチュード」,ウイルスの感染者数の増加曲線など,指数・対数は身近にひそんでいる。指数・対数の基本をゼロからやさしく解説しよう。
Newton Special(2)
防災・減災のための第一歩
天気と気象の科学知識
異常気象や気象災害にそなえるためには,天気や気象のしくみを正しく知ることが重要だ。実際におきた気象現象や災害を通じて,天気と気象のメカニズムをやさしく解説する。
監修 筆保弘徳
執筆 今井明子
FOCUS Plus
工学
「第6の指」がひらく身体拡張の未来
協力 宮脇陽一/ゴウリシャンカー・ガネッシュ
執筆 山本尚恵
Super Vision
世界で最も完全なトリケラトプス
監修 林 昭次
執筆 中作明彦
Topic
灼熱の物理学
300℃から5兆℃まで,私たちを取り巻く高温の世界
監修 鎌田 裕/川岸京子
執筆 中野太郎
Topic
世界の最新ロケット
超大型から小型まで。官民がしのぎをけずる開発競争
監修 森田泰弘
執筆 加藤まどみ
Topic
嫌悪の心理学
私たちの心に消しがたく存在するネガティブな感情の正体とは
監修 岩壁 茂
執筆 前田 武
Topic
最期の閃光─超新星爆発
宇宙の大爆発がもたらす,星々の輪廻転生
監修 戸谷友則
執筆 小熊みどり
Topic
進化をつづける「地図」の科学
人工衛星やデジタル化,地理情報システムによって,地図はここまで進化した
監修 若林芳樹
執筆 北原逸美
Nature View
南アメリカ─動物の楽園
多様性に富んだ生物たちが暮らす大陸
監修 幸島司郎
執筆 薬袋摩耶
驚きと興奮のサイエンスマガジン 『ニュートン』
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日経ナショナル ジオグラフィック社
ナショナル ジオグラフィック日本版
2022年04月30日発売
目次:
【特集】
○まるごと一冊 未来に残す 世界の森林
●森林の未来
世界各地で、猛暑と干ばつによって森林の木が次々に枯れている。しかし、世界の国々が力を合わせれば、被害を最小限に抑えることができる。
●火をもって火を制す
オーストラリア先住民の人々が伝統的な火入れを復活させて、増加傾向にある大規模な森林火災を抑えようとしている。
●マルミミゾウの森
ガボンの森林では、夜の気温上昇や降雨量の減少によって果実の量が減り、マルミミゾウが脅かされている可能性がある。
●森林を救う四つの方法
別の土地へ移植するか、植林を進めるか、DNAを改変するか、それとも、何もせずに自然に任せるか?炭素を吸収してくれる森林を助けるには、どの方法がベストだろう?
○特製付録:消える世界の森林/熱帯雨林のバランス
数十年の間に世界の森林がどのように変化してきたかを、詳細なグラフィックと地図で見てみよう。
【コラム】
●PROOF 世界を見る「春を告げる霧幻の森」
山形県の白川ダム湖では、雪解け水が流れ込み、1か月だけ、水の中から木々が生えているかのような幻想的な光景が現れる。写真家の小関一成が記録した。
●EXPLORE 探求するココロ
「伐採されなかった森」「3.6億年前の森は?」「森づくりで豊かな漁場を」「白いセコイアの木」
●読者の声
●テレビでナショジオ
●次号予告
●日本の百年「干潟に立つ大鳥居」
●今月の表紙:デンマークの首都コペンハーゲンの郊外にある森につくられた高さ45メートルのらせん形の通路。新しい視点で森を眺めて、楽しむことができる。
テレビや新聞では報道されない、世界の“いま”を知ることができます。
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2022/03/30
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2022/02/28
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2022/01/28
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2021/12/28
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2021/11/30
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2021/10/29
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誠文堂新光社
天文ガイド
2022年05月02日発売
目次:
【特集】
〇手軽なシステムで迫力の天体像を観る
自宅ではじめる電視観望/Sam
特集は「自宅で始める電視観望」。最近注目されている新たな観望スタイルが「電視観望」です。市街地の空からでも星雲などの天体を色味のある姿で観察することができ、かつ手軽な機材で始められるため、人気が高まっています。電視観望とはどのようなものかを紹介しながら、まずは自宅で楽しむための具体的な方法をじっくりと紹介します。
〇天体観望が変わる!?
デジタル望遠鏡 eVscope 2/沼澤茂美
ニコンとユニステラ社のコラボレーションによる新時代の望遠鏡「eVscope 2」。ワンタッチで見たい天体を視界に入れることができ、眼視で見にくい天体も明瞭な姿として観望することができる、新時代の望遠鏡です。フィールドでの試用インプレッッションを紹介します。
〇5月27日 昼間の金星食/早水 勉
5月27日の昼間に金星食が起こります。食が見られるのは九州南部~南西諸島で、九州南部の限界線の近くでは金星の一部がかくされます。そのほかの地域でも27日と28日の明け方に月と金星の接近を楽しむことができます。注目の現象を詳しく紹介します。
〇コニカミノルタ プラネタリアYOKOHAMAオープン/塚田 健
3月24日に横浜のみなとみらいエリアにオープンした「コニカミノルタ プラネタリアYOKOHAMA」。昨秋オープンの「コニカミノルタ プラネタリウム満天NAGOYA」と同じく自発光するドームシステムを採用した同社直営の最新型プラネタリウムです。プラタリアYOKOHAMAの目玉は番組投影中にプラネタリウムの空を視聴者がスマホで撮影できること。オープン初日に取材、注目のプラネタリウム館を紹介します。
毎月の天文現象と、新製品のニュースをお伝えします。
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2022/04/05
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2022/03/03
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2022/02/04
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2022/01/05
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2021/12/03
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2021/11/05
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ネイチャー・ジャパン株式会社
世界No.1総合科学ジャーナル 『Natureで、最先端の科学に出会う!』
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2022/05/12
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2022/05/05
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2022/04/28
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2022/04/21
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2022/04/14
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2022/04/07
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日本ビジネス出版
環境ビジネス
2022年03月15日発売
目次:
トップリーダーに訊く「環境配慮型経営」
第9回
経済合理性と環境が正しく循環する社会を目指して
カルビー株式会社代表取締役社長兼CEO伊藤秀二 氏
特集1
株式市場再編で加速するカーボンニュートラル
2022年4月より、東京証券取引所は「プライム」「スタンダード」「グロース」体制へ
東京証券取引所
TCFD賛同企業No1の日本 環境立国として、世界をリードできるか
一橋大学CFO教育研究センター長 TCFDコンソーシアム会長 伊藤邦雄氏
CO2排出量算定・削減クラウドサービス+ SXコンサル支援の両方を提供
アスエネ
サステナビリティ戦略の強化が企業成長のカギ
みずほリサーチ&テクノロジーズ
積極的な情報開示で脱炭素系技術を投資家にアピール
経済産業省
第24回環境ビジネスフォーラムレポート
脱炭素経営の実践へ
CO2削減とエネルギーの効率化
CO2削減と事業の進化・創出を
ボストンコンサルティンググループ
緩和と適応で多角的な対策を推進
カルビー
カギは手法・削減量・費用の明確化
ソコティック・サーティフィケーション・ジャパン
特集2
環境先進企業が取り組むCO2排出削減量の可視化
カーボンニュートラル社会に向けた企業の長期戦略の重要性
三菱総合研究所
国内外サプライヤーの排出削減意識と調達側企業の意識との間に温度差
ジェトロ
カゴメはサプライヤーの削減努力をスコープ3に反映する算定方法を探る
カゴメ
配合飼料トップメーカーが業界を牽引し、 ESG/SDGsに取り組む
フィード・ワン
温室効果ガス排出量削減につながる可視化から実行まで伴走で支援
NTTデータ
特集3
COP26で注目が集まる市場メカニズムとビジネスチャンス
パリ協定6条運用ルールが合意 世界共通の巨大な COクレジット市場が誕生
環境省
クレジットの質が問われる時代 国内外の状況を見極めた戦略が重要
伊藤忠総研
拡大するカーボン・クレジット市場
需要と供給、守りと攻めのバランスがビジネスのポイント
ボストンコンサルティンググループ
クレジットの本質を見極め正しい価値観でビジネスを行うことが重要
みずほリサーチ&テクノロジーズ
特別企画
洋上風力に課せられる地域固有の産業支援・創生
三菱商事FIT上限の 1/2価格で総落札 洋上風力発電事業の根底を覆す
環境ビジネス編集部
洋上風力発電の入札上限額 29円の不具合 2040年30~45GW達成に早くも赤信号
環境ビジネス編集部
三菱商事は洋上風力の再エネ電力を産業界全体でフル活用する
環境ビジネス編集部
水揚げ日本一銚子漁港の 30年後を見据え 漁業との共生と新産業の創出を探る
銚子市
特別企画
太陽光発電の現状と
2030年稼働目標達成へ“課題と重点施策”
公共建物50%に太陽光発電を導入し公共部門全体で 60GW導入を見込む
環境省
市場が急縮小の中、野心的な目標を掲げる JPEA
太陽光発電協会
2030年に7円/kWhを達成し太陽光発電の自立化を実現するには、
事業者の開発意欲と市場規模の維持が必要
環境ビジネス編集部
巻頭グラビア
未来環境都市 Smart DOTS and Soft MOBS
オーガニック花火 SPARK
水上移動式住居 Floating Habitat
気候原理主義?欧州社会にしっかり根をおろすグレタ世代
スペシャル対談
企業の脱炭素経営と働き方改革をオフィス面からサポート
EPSON×オウルズコンサルティンググループ 羽生田慶介氏
TOPICS
洋上風力発電で「国内・地域サプライチェーン」
環境キャリア
デジタルとグリーンの融合で、新領域を開拓していくコンサル部隊
NTTデータ経営研究所
FOCUS
企業の脱炭素に、“オンリーワン”のソリューション提供
関西電力
自己治癒コンクリートで脱炭素化モデル構築へ
會澤高圧コンクリート
絶縁型双方向DC -DCコンバータ『 EZAシリーズ』
TDKラムダ
高度な制御技術で充放電容量 15%向上、コストも 20%削減
ファーウェイ・ジャパン
独自技術を社会実装し、脱炭素・循環型社会の構築に貢献
放電精密加工研究所
データ入力作業なしで、 CO2排出量を自動算出
e-dash
BUSINESS CASE
百貨店が挑戦する環境配慮型の売り場づくり
COLUMN
日本文明を環境から解き明かす 第19回
「初めての都市のダム」
元国土交通省河川局長竹村公太郎氏
日本文明を環境から解き明かす 第20回
「平和から生まれた国土と共同体-260年間の江戸時代-」
元国土交通省河川局長竹村公太郎氏
Circular Economy リーディングカンパニーの挑戦
SDI
ハダニの薬剤抵抗性が教えてくれた多様性の意義
国立環境研究所五箇公一氏
GREEN ECONOMY
国際協力銀行佐藤勉氏
リーガルチェック!
株式会社タイムマシーンアンダーライターズ稲田行祐氏/シティユーワ法律事務所齋藤崇氏
森田正光の一体何が問題なの!?
気象予報士森田正光氏
洋上風力発電と漁場
農林水産政策研究所上席主任研究官梶脇利彦氏
Offshore Wind
日本気象高祖研一氏
洋上風力発電を成功に導くために
渋谷潜水工業渋谷正信氏
漁業と洋上風力との共存の道を探る
一般社団法人海洋産業研究・振興協会塩原泰氏
再エネ海域利用法と漁業との関係
前水産庁計画課計画官(現加工流通課課長補佐)冨樫真志氏
新刊案内
GREEN CREATIVE TRANSFORMATION
一般社団法人炭素回収技術研究機構( CRRA)代表理事・機構長村木風海氏
2050年脱炭素社会の現場
ジャーナリスト桃田健史氏
GREEN ESSAY
在独ジャーナリスト田口理穂氏
環境推進のための実務誌
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リサイクル通信
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目次:
2022年5月10日号の主な内容
■ニュース
・物価高&円安、漂う期待と不安 リユース業界への影響
・雑貨・食品が半額、全国120店 東亜産業
・パソコン修理「スマホドック24」 PC買取に参入
・個人向けにリユース開業支援 プレジャーリンク
・大須にブランド時計の新店 「ブランドシップ」
・板蔵ファクトリー 一枚板製品のサブスク
・就労移行支援、修了者を雇用 ブックオフFCのメディアパワー
・古着卸、5年で年商8億 山久商会
・スポーツバイク、24H貸出し ZuttoRide Sharing
・大黒屋HD がJTBと提携 査定額110%をトラベルポイントに
・学生服とスケートの中古レンタル リユース業のぎゃくし
・店の混雑状況を見える化 電材買取センター
・関西に初出店、駅ビルで古着 デザートスノー
・企業の余剰在庫、フリマ出品代行 モノテクノロジーズ
・メンズ古着卸を強化 プロジェクトカラーズ
・商業施設で古着回収 ウィファブリック
・真贋・ささげを代行 ルクレール
・ジュエリー時計の一括査定サイト ジュエルネット
・海外バイクの中古品・サブスク チャンピオン76
・体験型ストアで調理家電お試し レンティオ
■トップインタビュー
REGATE 十河 良寿社長
「出張買取、年商70億。古美術取扱いで成長」
俳優・中尾彬さんがTVCMで、「福ちゃんだね」と宣伝する出張買取サービス。これを運営するREGATEが成長している。前期年商は前年から20億円増の70億円。新卒採用も100人規模と組織を拡大中だ。十河良寿社長に戦略を聞いた。
■トピック
「小中高生、PCが身近に“学び舎”でリユース品活躍」
プログラミング教育の必修化や、大学入学共通テストに「情報」が追加されるなど、教育の中身がひと昔前と比べ様変わりしてきている。オンライン授業も浸透し小中高生にとってパソコンが身近なものになる中、「学び舎」でリユースPCが活躍する事例も生まれている。若年層への中古品循環が上手くハマれば、新たなマーケットを作り出せそうだ。
■コーナー
◎市場考察
トレジャー・ファクトリー 野坂 英吾 社長
「物価高でもリユースは強く」
◎STUDYレポ
ATC JAPAN AUCTION
「比向けコンテナ輸出解説」
◎小トピック1
ジャニヤードに聞く
新旧ジャニーズアイドルグッズの価格事情
◎小トピック2
中古ぬいぐるみ事情
「かさばる割に低単価 それでも扱う理由は?」
◎小トピック3
アパレルメーカーのリユース事業参入が増加
リユース事業の考えや取組みを紹介
◎リユース初心者の部屋
査定初心者が使いやすい相場検索ツール
「相場観、鑑定眼を養うには」
◎Z世代
古着屋「リリー・オブ・ザ・バレイ」(茨城県)
現役筑波大生が運営
◎リペア通信
リサルト(サルト・愛知県)
「洋服リフォーム専門店」
◎リユース×テクノロジー
「出品ロボ」 (プライスバンク・東京都)
アパレル製品の出品作業を支援するアプリ
◎注目の取り組み
ぼくの書店(福岡県)
「Z世代によるシェア本棚」
◎VOICE
テーマ「今関心のあること、知りたいこと2」
1.中古の宝石価格や市場全体がどうなっていくのか知りたい/某買取店
2.ヨーロッパでどんな中古品の需要があるのかを知りたい/KRC
■連載
◎古着店が同業者に知られたくない 古着卸店
「テンストライク(埼玉県川口市)編」
ミニマム以上購入で20%オフ、一般購入も可
◎古物商のためのトレカ入門
「トレカ査定時のポイント、見分け方とは?」
ポケカ、「プロモ」マークは高額チャンス
◎繁盛店の店づくり
RIENINAL(リィエニナル、東京)
「サステナブルがテーマWEGOの新レーベル」
◎WEB集客カイゼン講座
「Web集客方法のまとめ回」
潜在層にアプローチできている企業に優位性
◎交友録
色川商事(神奈川県)色川大亮氏→
地新(神奈川県)稲垣良介氏
「20代半ばで店と市場を立ち上げた凄い人」
◎この店で一番高いモノはこれだ!
オールワン(大分県)
「アンティークのキャンドルスタンド 30万円」
中古マーケットに深く切り込み、リサイクルビジネスの世界へ読者をナビゲート。
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2022/04/25
発売号 -
2022/04/10
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2022/03/25
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2022/03/10
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2022/02/25
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2022/02/10
発売号
オーム社
設備と管理
2022年05月11日発売
目次:
「設備と管理」創刊55周年 記念企画号
1967(昭和42)年3月に創刊した「設備と管理」は,
2022年4月号で創刊55周年を迎えました.
今月の記念号では,5月20日(金)に行われる
記念セミナー「高圧受電設備の操作・保守体験講座」の
補佐資料としても役立つ「受変電設備の基礎と操作」を特集としました.
時代は移り,ビル管理業界を取り巻く社会の情勢も,
ビル管理業務で用いられる技術や製品も大きく変化してきましたが,
今後も読者の皆様に役立つ記事を発信してまいりますので,
引き続きご愛読賜りますようお願い申し上げます.
■付録
ポケット版 4月1日改正対応版
ビル管理実務資料集 Part13[建築物衛生法編]
■ライセンス
法改正で正解が変わる!? ビル管理試験の過去問題
建築物衛生法施行令と施行規則が昨年に改正され,2022年4月1日に施行された.
改正された内容が今年のビル管理試験で出題される可能性があることをふまえ,
過去の問題がそのまま出題された場合,政省令改正が正解や解説内容に影響を及ぼす
13問を2012~2021年にわたって抽出し,解説した.
■特集
・受変電設備の基礎と操作[前編]
皆川 邦雄(第一種電気主任技術者)
受変電設備の構成を知り,具体的な操作方法や注意点,過去のトラブル事例を学ぶ.
それによって,維持管理者の知識・技能の向上を図り,
作業効率の向上や安全性を確保することを目的とする.
・換気設備のイロハ
換気設備の必要風量を計算してみよう[後編]
松本 健一,吉田 友夫(三機工業株式会社)
新型コロナウイルスとの共存が現実的になった昨今,
換気による空気清浄の知識は,ビル管理者にとって必須である.
換気・空気調和設備・排煙設備について,法規の確認と有効換気量法の計算方法について解説する.
■解説
現場DXを実現する スマートグラス最前線
編集部
人材不足に悩む中,ビル管理・建設業界では人材の確保とともに重要なのが
AI・IoTを利用した省人化の推進・技術継承である.
昨今,進化のスピードが目まぐるしいスマートグラスを使った最新の現場DXを紹介する.
■インタビュー
新製品ができるまで 技術の原点!
アイデアや技術を組み合わせて,これまでになかった製品をつくる.
その発想はどこからやってくるのか.製品の核となる「技術の原点」を探る.
■ニュースラインナップ
・二酸化炭素消火設備事故の検討結果報告書を公表
・除じん型床面清掃ロボットのJISを制定
・屋外設備の耐風設計の基本的考え方を公開
・2021年度空気調和・衛生工学会賞
■フォトギャラリー
東京都公文書館
■道草の拾い読み
東京・港区 微熱山丘 SunnyHills
■連載
・事例に学ぶ設備お悩み相談室/92. 改修提案の作成方法(その2)
・のぞき窓を閉めないで/人類はホントに進化しているのだろうか?!
・完全図解 電子回路とディジタル回路の基礎知識/第1編 電子回路/第4章 パルス回路
10. フリップフロップ回路とシュミット・トリガ回路
・マンションを100年持たせる再生シナリオ(実践編)/58. 大型店舗を保有するマンションの耐震化(前編)
・現場ではたらくビル管INTERVIEW/129. 谷口 亘さん(株式会社サンケイビルマネジメント)
・けろさんの設備探訪記/9. 設備が見える! 歴史的建造物
・ビル管 キャリアUPガイド/10. 資格vs実務経験,試験取得vs認定取得
ビル・工場の設備を管理するエンジニアとマネージャのための専門誌
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