序【徳田安春】
Color Atlas
第1章 全身の症状
1.発熱【八板謙一郎,山口征啓】
発熱へのアプローチ:
1.初診時の医療面接で診るべき点
2.発熱の原因
3.感染症を疑ったら
4.薬剤熱
5.膠原病
6.腫瘍熱
2.渡航後の発熱または下痢【忽那賢志】
渡航後の発熱または下痢へのアプローチ:
1.まずは「渡航後」と認識することが重要
2.渡航地はどこか?
3.推定される潜伏期は?
4.どのような曝露歴があるのか?
5.身体所見や血液検査から鑑別を絞る
6.重症度の高い疾患,治療可能な疾患,頻度の高い疾患から除外していく■症例ではこう考える
3.浮腫【仲里信彦】
1.診断のための病態生理
2.病歴を症状に合わせて,聴取する
3.その次は身体診察
4.浮腫の治療と利尿薬の適応について
5.薬剤性浮腫
Advanced Lecture:■ 特殊疾患に伴う浮腫
4.リンパ節腫脹【横田恭子】
リンパ節腫脹へのアプローチ:
1.なぜリンパ節は腫脹するのか?
2.病歴聴取,診察から診断する
3.診断のための検査
4.生検の適応 治療と今後の方針・経過:■ 症例ではこう考える
5.黄疸【東 光久】
黄疸へのアプローチ:
1.黄疸の定義を知る
2.黄疸患者の鑑別診断
3.黄疸患者の病歴聴取
4.黄疸患者の身体診察
5.黄疸の検査
6.私の診療指針 治療と今後の方針・経過:
Advanced Lecture:
6.血圧上昇【西﨑祐史】
血圧上昇へのアプローチ:Step
1.高血圧緊急症を見逃すな Step
2.2次性高血圧症を疑う 治療と今後の方針・経過:■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
7.体重減少・体重増加【宮森大輔,溝岡雅文】
体重減少:
1.体重減少へのアプローチ
2.診断のフローチャート
3.治療と今後の方針・経過
4.症例1ではこう考える
Advanced Lecture:
体重増加:
1.体重増加へのアプローチ
2.診断のフローチャート
3.治療と今後の方針・経過
4.症例2ではこう考える
8.食欲不振【太田大介】
食欲不振へのアプローチ:
1.食欲不振に随伴する症状を聴取する
2.患者の年齢から推察する
3.患者の心理・社会的背景を聴取する
4.生理的範囲のものなのか,病的なレベルのものなのか,心身両面から検討する 治療と今後の方針・経過:症例
9.出血傾向【糸井 覚,萩原將太郎】
■ 出血傾向のメカニズム 血小板減少へのアプローチ:
1.DIC
2.TTP/HUS
3.ITP
4.骨髄異形成症候群,再生不良性貧血など造血障害
5.薬剤性血小板減少・血小板機能低下
6.偽性血小板減少症 凝固異常へのアプローチ:
第2章 頭頸部の症状
1.頭痛【土肥栄祐】
頭痛へのアプローチ:
1.バイタルサイン,意識障害の有無を確認する
2.二次性頭痛の除外からはじめる
3.見逃したくない・危険な二次性頭痛
4.二次性の除外の次は一次性頭痛
5.慢性連日性頭痛と早朝頭痛
6.頭痛の診断フローチャート 治療と今後の方針:
Advanced Lecture:
2.めまい【林 竜一郎,大生定義】
めまいへのアプローチ:
1.めまい診療の基本的な流れ
2.診察:緊急度から考える
3.主な疾患:頻度の多い疾患を考える 治療と方針・経過:
Advanced Lecture
3.意識障害【笹木 晋】
意識障害へのアプローチ:
1.意識障害のバイタルサイン
2.意識障害の病歴
3.意識障害の身体所見
4.検査
5.意識障害の原因と治療
6.症例ではこう考える
Advanced Lecture
4.咽頭痛・嗄声【岸田直樹】
1.患者の訴え:「喉が痛い」という主訴を読み解く ―それは喉(咽喉頭)ではないかも!
2.Five killer sore throats
3.最悪のシナリオ Don’t be killed by sore throat mimicker!
4.「咽頭痛+α」での鑑別
5.嗄声
6.悩ましいカテゴリー:“喉の違和感”程度の主訴に強くなる ■ 症例ではこう考える
第3章 胸部の症状
1.胸痛【澤村匡史】
胸痛へのアプローチ:
1.まずkiller diseaseの可能性を探る
2.虚血性心疾患以外の疾患に特徴的な胸痛
3.胸膜由来の胸痛をきたす疾患
4.心膜由来の胸痛
5.消化器由来の胸痛
6.皮膚,筋骨格系由来の胸痛をきたす疾患
7.その他の胸痛 治療と今後の方針・経過:
Advanced Lecture
2.動悸 不整脈を訴える患者さんを診たときに考えること【上田茂之】
動悸へのアプローチ:
1.まず除外すべき疾患
2.頻脈性不整脈の診断・治療のポイント
Advanced Lecture:
3.呼吸困難【喜舎場朝雄】
喘鳴を伴う呼吸困難へのアプローチ:
1.まず除外すべき疾患
2.考えるべき頻度の高い疾患
3.本症例での具体的な治療
4.入院適応
5.まとめ 慢性の労作時呼吸困難へのアプローチ:
1.まず除外すべき疾患
2.考えるべき頻度の高い疾患
3.本症例での具体的な治療 ■ 高齢者の心不全の診断について
Advanced Lecture:
4.咳・痰・血痰・喀血【堀之内秀仁】
咳嗽・喀痰に対するアプローチ:
1.咳嗽・喀痰の持続期間による分類
2.診断に結び付く病歴
3.診断に結び付く身体所見
4.専門医へのコンサルテーションを要する状態
5.入院・隔離を考慮する状態
6.治療と今後の方針,経過 血痰・喀血に対するアプローチ:
Advanced Lecture
5.胸やけ・嚥下困難・しゃっくり【廣瀬知人】
胸やけ・嚥下困難・しゃっくりへのアプローチ:
1.胸やけ
2.嚥下困難
3.しゃっくり(吃逆) 治療と今後の方針・経過
Advanced Lecture
第4章 腹部の症状
1.悪心・嘔吐 致死的疾患(特に心筋梗塞・脳血管障害)を見逃すな!【中山雅臣,川島篤志】
悪心・嘔吐へのアプローチ:
1.全身症状に着目し,重篤で緊急性の高い疾患を想定しながら,腹部疾患だと決め打ちせずに病歴聴取をする
2.腹部疾患は消化器疾患およびその他疾患も必ず鑑別疾患に考える
3.治療
2.急性腹痛【北川 泉,賀古 眞】
急性腹痛へのアプローチ:
1.腹痛の特徴,部位を尋ねる
2.腹痛以外の症状や既往などで絞り込む
3.腹腔内臓器以外の疾患
4.腹痛患者の視診,触診,打診,聴診
5.鑑別診断の流れ 主な疾患のポイントと今後の方針・経過:■ 症例ではこう考える Advanced Lecture:見逃しやすい腹痛の例
3.下痢,便秘そして腹満 まぼろしを追って結果を出せ!【松下達彦】
下痢のアプローチ:
Unit 1.急性か遷延性か慢性か?(時間で考える)
Unit 2.生活上で問題はないか?(食事,旅行,ペット,性交歴など)
Unit 3.感染? 感染以外のもの?
Unit 4.便の性状(血性下痢であれば起因菌が絞れ,抗菌薬の使用に結びつくことが多い)
Unit 5.本人の状態はどうなのか?
Unit 6.随伴症状
Unit 7.Red Flag
慢性の下痢へのアプローチ:
1.慢性下痢の医療面接でルールインもしくはルールアウトできるもの
2.がんを疑うアプローチ
3.治療 便秘へのアプローチ:■ 医療面接のポイント
腹満へのアプローチ:
1.病歴のとりかた
2.視診
4.血便,便潜血反応陽性【小俣富美雄】
血便へのアプローチ:
1.緊急性疾患の除外と鑑別診断
2.便潜血検査の適応
3.大腸内視鏡検査の適応 治療と今後の方針・経過:
Advanced Lecture
第5章 四肢と背部の症状
1.関節痛・関節炎【岸本暢将】
関節痛へのアプローチ:
1.評価の第1段階:真の関節痛か? その他の重要な病歴聴取のポイント
2.評価の第2段階:炎症性か非炎症性関節炎か
3.評価の第3段階:単関節炎か,多関節炎か
4.評価の第4段階:関節炎の分布はどうか
5.評価の第5段階:関節炎の広がりはどうか
6.症例ではこう考える①
7.診断のフローチャート 治療と今後の方針・経過:■ 症例ではこう考える② ■ 症例のまとめ Advanced Lecture
2.頸部痛,腰痛・背部痛【吉田 剛,金城光代】
頸部痛へのアプローチ:
1.まず除外すべき疾患・徴候
2.病歴
3.身体診察
4.検査・治療と今後の方針 ■ 症例1ではこう考える
腰痛・背部痛へのアプローチ:
1.まず除外すべき疾患
2.病歴
3.身体診察
4.検査
5.治療 ■ 症例2ではこう考える
第6章 神経の症状
1.しびれ・知覚障害【入江聰五郎】
しびれ・知覚障害へのアプローチ:
1.病歴から得られる情報
2.身体所見から得られる情報
3.症例提示①
4.症例提示②
5.症例提示③
■ まとめ
Advanced Lecture:
2.歩行障害【清田雅智】
歩行障害へのアプローチ:
1.まず除外すべき疾患
2.実際に歩行を確認する
3.鑑別を考えよう 治療と今後の方針・経過:
■ 症例ではこう考える
3.記憶障害【山田宇以】
記憶障害へのアプローチ:
1.除外すべき疾患
2.考えるべき高頻度疾患~認知症
3.その他の高頻度疾患~せん妄 治療と今後の方針・経過:
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture:■ 1分間認知症スクリーニングについて
第7章 腎・尿路の症状
1.血尿・タンパク尿 腎・尿路疾患の診断プロセス【早野恵子】
腎・尿路疾患を察知し,見逃さないための病歴聴取や身体診察法:
1.病歴聴取(医療面接)
2.病歴聴取のポイント
3.全身症状と腎・尿路疾患に特異的な症状の把握のために
4.無症状または症状に乏しい場合の腎・尿路疾患に関する情報収集法
5.腎・尿路疾患における身体所見のとりかたのポイント 血尿へのアプローチ:
2.多尿・乏尿【中島泰志】
多尿・乏尿へのアプローチ:
1.多尿へのアプローチ
2.DIの治療
3.乏尿へのアプローチ
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture:■ 先天性尿崩症
レジデントノートの内容
- 出版社:羊土社
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月10日
- サイズ:B5判
イラスト・表を多用して基本的事項から詳しく丁寧に解説。
研修医の方を主な読者対象とした、実用的で実践に即役に立つ雑誌です。臨床研修で最初に必要となる事柄、研修中に身に付けておくべき事柄について、第一線で活躍の臨床医がわかりやすく執筆。特にプライマリケア、救急疾患への対応を中心に取り上げます。研修医に必要な事柄はそのまますべての医師に必要となりますので、若手医師を中心に向上を目指すすべての医師に愛読していただける雑誌を目指しております。もちろん、学生の方の臨床実習にも役立ちます。
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