目次
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。
■■ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2011年4月号■■
中国経済の奇跡と労働者の憂うつ
Makers of the miracle - So why are China’s workers left out in the cold?
●今号の内容●
世界の工場として、中国には熱い視線が注がれている。安い賃金と豊富な労働者が支えるその驚異的な生産力と経済成長は、今や世界経済の牽引力となっている。しかし、その世界の工場を支える労働者に光が当たることはほとんどない。過去10年で2億人とも3億人とも言われる労働者が、農村から仕事を求めて都会へ向かった。この農民工とも呼ばれる出稼ぎ労働者の貢献なしに今日の中国は存在しない。だが、彼らは相応な待遇を受けているのだろうか? 労働者の権利はどうなっているのか? 今月のNIでは、労働現場の実情から踏みにじられた労働者の権利を取り戻す運動まで、中国経済の担い手の現実を探る。
●今号の目次●
≪New Internationalist英語版 No.441≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。
4 読者の声
6 今月のニュースのタネ
・同性婚合法化10周年(4月1日):全ての愛は平等だが、法の下では不平等という現実。<要約>
・学生たちによる抗議活動「抵抗の春」(4月1日~30日):世界の学生たちよ、団結せよ!
・国際母なる地球デー(4月22日):「母なる地球よ、あなたはなぜそんなにも悲しそうなのか」
・チャゴス海洋保護区1周年(4月1日):環境保護の方針と元島民が抱えるジレンマ。
・パレスチナ人収容者との連帯を図る国際デー(4月17日):5,000人を超えるパレスチナ人たちが現在イスラエルで拘束されている。彼らは家族の面会もままならない。
・シエラレオネ医療費無料イニシアチブ1周年(4月27日):妊産婦、母乳で子育て中の母親、そして5歳未満の子どもの医療費を無料にしたこの試みがもたらした変化と光明。<要約>
・企業年次総会の季節(4月1日~30日):企業に対する要望を伝えるため、活動家の動きが活発になる季節。
・20年前のこの月に、NIは何を伝えたか……
12 立ち上がる人々が向かう先
アラブ諸国では、現行の支配体制に変革を求める人々が次々と立ち上がっている。自由と民主的な体制を求める動きは今後どう展開していくのか。
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特集:中国の労働者
14 経済成長立役者の厳しい現実<翻訳>
躍進する中国経済を支えるのは、農村から都市へと流れ込む出稼ぎ労働者である。だが、彼らの支払う代償は手にする恩恵よりも大きく、もはや我慢も限界に達している。彼らはもう黙々と働くだけではない。状況の改善を求めて声を上げ、直接行動を始めている。
18 中国の労働者 ― その事実<翻訳>
賃金レベルや移住、彼らを取り巻く腐敗や不正義に対する抗議と暴動まで、データで見てみよう。
19 iSlave ― 電子産業の奴隷労働者<翻訳>
iPadやiPhoneの製造も行う台湾企業の中国現地子会社、フォックスコン(富士康)。この世界最大のEMS(電子機器受託生産)企業は、中国国内で100万人以上の労働者を雇っているが、労働強化を図る環境はすさまじく、自殺者も出ている。工場ではいったい何が起こっているのか。
22 正義への困難な道のり<翻訳>
違法な配置転換、工作機械事故が原因の腕の切断、じん肺。3人の労働者がそれぞれ被った被害と理不尽な処遇に対して、労働者としての権利を求めて企業と闘った記録。
24 中国の労働者と連帯するためのサイト
中国では労働運動も緒についたばかり。そんな彼らを支援する国際的な団体と動きを紹介する。
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25 団結して犯罪に立ち向かう<翻訳>
ベネズエラのユニークな犯罪者更生プロジェクトについて。
26 米国にとっての「安定」は他国にとっても安定なのか
アラブ諸国で革命的な混乱が起こっているが、米国はこの事態にどう対応して行くのだろうか。中東における米国の役割を考えるには、意識的に封印されてきた真実や考え方に注目する必要がある。出版されたばかりのノーム・チョムスキーのPower and Terror: Conflict, Hegemony, and the Rule of Forceからの抜粋。
29 米国で考える
Foreign Policy In Focusの上級アナリスト、マーク・エングラーが、世界の現象と問題を分析する。今月は、触れるのがタブーになっている米軍のコストを社会・経済的に解説する。
30 世界の国のプロフィール:ガイアナ
32 激論! 「倫理的な富」って矛盾では?<翻訳>
個人の富の蓄積は、世界に良い影響を及ぼすのだろうか? それとも、金持ちの個人的善行に比べれば、極端な貧富の差の方が社会への影響はずっと大きいのだろうか? 貧乏芸術家のポール・フィッツジェラルドと、化粧品会社ラッシュの社長で億万長者のマーク・コンスタンティンが、一筋縄ではいかないこの質問をめぐって火花を散らす。
35 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。
36 風刺漫画コーナー
ビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、政治マンガ家とコミック・ジャーナリストの国際ネットワークCartoon Movementからの作品を掲載。
http://www.cartoonmovement.com
37 カイロからの手紙
ムバラク支配という長いトンネルを抜け出し、将来の可能性が広がったことに高い期待を抱くエジプト人たちの心情。
38 インタビュー:ジャック・マパンジェ
3年半投獄されていたマラウイの詩人、ジャック・マパンジェ。投獄の日々を綴ったメモワール出版の直前に、自由、不変の真実、獄中での創作方法などについて話を聞いた。
≪ニュー・インターナショナリスト日本版129号≫
(本文は日本語です)
1 経済成長立役者の厳しい現実(NI p14-17の翻訳)
躍進する中国経済を支えるのは、農村から都市へと流れ込む出稼ぎ労働者である。だが彼らの支払う代償は手にする恩恵よりも大きく、もはや我慢も限界に達している。彼らはもう黙々と働くだけでない。状況の改善を求めて声を上げ、直接行動を始めている。
6 iSlave ― 電子産業の奴隷労働者(NI p19-21の翻訳)
iPadやiPhoneの製造も行う台湾企業の中国現地子会社、フォックスコン(富士康)。この世界最大のEMS(電子機器受託生産)企業は、中国国内で100万人以上の労働者を雇っているが、労働強化を図る環境はすさまじく、自殺者も出てしまった。工場ではいったい何が起こっているのか。
8 正義への困難な道のり(NI p18-19の翻訳)
違法な配置転換、工作機械事故が原因の腕の切断、じん肺。3人の労働者がそれぞれ被った被害と理不尽な処遇に対して、労働者としての権利を求めて企業と闘った記録。
10 中国の労働者 ― その事実(NI p20-21の翻訳)
賃金レベルや移住、彼らを取り巻く腐敗や不正義に対する抗議と暴動まで、データで見てみよう。
11 ニュース&オルタナティブ
・同性婚合法化10周年(4月1日)(NI p6からの要約)
全ての愛は平等だが、法の下では不平等という現実。
・シエラレオネ医療費無料イニシアチブ1周年(4月27日)(NI p10からの要約)
妊産婦、母乳で子育て中の母親、そして5歳未満の子どもの医療費を無料にしたこの試みがもたらした変化と光明。
・団結して犯罪に立ち向かう(NI p25の翻訳)
ベネズエラのユニークな犯罪者更生プロジェクトについて。
13 「倫理的な富」って矛盾では?(NI p32-34の翻訳)
個人の富の蓄積は、世界に良い影響を及ぼすのだろうか? それとも、金持ちの個人的善行に比べれば、極端な貧富の差の方が社会への影響はずっと大きいのだろうか? 貧乏芸術家のポール・フィッツジェラルドと、化粧品会社ラッシュの社長で億万長者のマーク・コンスタンティンが、一筋縄ではいかないこの質問をめぐって火花を散らす。
16 日本での動き震災特別編 「思いを形に」
通常はNIの特集テーマに関連する活動を取り上げているこのコーナー。しかし今回は特別編として、震災に関連した活動を取り上げる。いち早く被災地に一般ボランティアを送ることを決めたピースボート。対応が遅れがちな災害弱者の外国人の中でも特に立場が弱い難民を細やかに支援する難民支援協会。原子力推進派によって隠されたりゆがめられたりした情報を、市民の手に取り戻してきちんと議論ができるようにしようと情報発信を続ける原子力資料情報室。とにかく原発を再考してほしいという思いから、多数の人が参加して行われた反原発デモ。たくさんの多様な思いが活動という形になって、日本の再生につながっていくことは間違いない。
20 編集後記、次号のお知らせ、ほか
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商品情報・内容
- 出版社:有限会社インティリンクス
- 発行間隔:隔月刊
- 発売日:偶数月10日
- サイズ:A4
■ 見過ごせないローカルな事象からグローバルな動きまで、地球の明日に影響する出来事を独自の切り口で報道
1973年にイギリスで創刊された国際情報誌です。政治、社会、環境、人権など幅 広いテーマで世界の現実、草の根レベルの人々の声、解決に向けた動きを発信し ます。単に問題や課題だけでなく、より良い社会に向けて世界で、あるいは地域 で行われている取り組みや活動も紹介し、主流メディアの一歩先をいくオルタナ ティブを模索、提案しています。日本も含めた世界の将来が気になるという一般 の方から、最新の世界の動きや取り組みを知っておきたいという会社員、研究者、 教員、学生、NGO/NPO、ジャーナリストの方まで、幅広い方々にご活用いただいて います。
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