ART iT(季刊アートイット)

ART iT(季刊アートイット) 表紙
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ART iT(季刊アートイット)のバックナンバー

ART iT(季刊アートイット)の内容

海外でも大好評! 日英完全バイリンガルの季刊アート雑誌
『ART iT』(季刊アートイット)は、日本とアジアのコンテンポラリーアートシーンを日英2カ国語で紹介する、日本初・発の本格的バイリンガルアートマガジンです。人気アーティストのインタビュー、アート界の話題の特集、エキジビションカレンダー(展覧会情報)が3本の柱。美しいヴィジュアルと大胆なデザイン、正確で客観的な情報と、切れ味鋭いジャーナリスティックな記事により、海外でも人気を博しています。人気エッセイストによる連載コラムも掲載し、見応えも読み応えも十分。アートや先端カルチャーを愛する高感度人間は必読です。
『ART iT』創刊に当たって(『ART iT』創刊号より)

 空前の出版不況の中で雑誌を創刊する。そう言っただけでほとんどの人がびっくりする。「それは奇特な試みだ」という反応はまだマシなほうで、「無謀だ」「無茶だ」はては「愚行だ」とまで言われてしまう。
 それでもあえて『ART iT』を出すのは、3年前に和英バイリンガルのカルチャーウェブマガジン『REALTOKYO』を創刊したときと同じような思いがあるからだ。東京のカルチャーシーン、あるいは日本のアートシーンは閉じている。孤立している。しかも二重に悲惨なのは、その事実に気づいている日本人がほとんどいないことだ。「国際化」だの「グローバリゼーション」だのといった美辞麗句に、人々はおそらく自ら望んでだまされている。ぬるま湯が満たされた風呂のような閉鎖空間に閉じこもっているほうが、楽だし、気持ちいいんだろう。
 なぜ孤立しているかといえば、外に開けているメディアがないからだ。単純にいえば、英語で発信されている情報が非常に少ない。英語を無批判的に世界共通語と認めていいかどうかという議論はさておき、現実問題として日本語だけのメディアでは、海外へ情報を伝えることは量的にも時間的にもむずかしい。日本語を諸外国語に翻訳できる人材は、その逆に比べて圧倒的に少ない。
 一方で閉じていることは国内的にも問題を生む。風呂場で歌う鼻歌、あるいは密室で身内と興じるカラオケに似て、閉じた言説は批判にさらされないから鍛えられることがない。内輪受け、仲間ぼめ、楽屋落ちがはびこり、往々にして自己陶酔に陥るだけに終わってしまう。国際的なコミュニケーション以前に、ジャーナリズムも何もあったものじゃない。
 そう、ジャーナリズム。日本のアートシーンに欠けているのはそもそもジャーナリズムではないか。いわゆるアートブームに乗っかる形でアート雑誌がはしゃぎまわり、一般誌もアート特集を組んでいる。けれども「アート業界に就職するには」とか「気軽に買える現代アート」みたいなちゃらちゃらした記事ばかりで、アートの本質にせまる情報や議論は非常に少ない。ジャーナリストは(程度の良し悪しは別として)観客=読者の代表だから、作家へのフィードバック機能を、発言する回路を持たない大多数の観客=読者に代わって働かせる義務があるのに。
『ART iT』はその欠落部分を埋めることを目指そうと思う。世界は日本からの情報を欲している。国を問わず、真摯なアートファンはアートの本質についての議論を求めている。アーティストもその議論に参加したがっている。そしてその欲求を満たしてくれるメディアがほかにないのだとしたら、『ART iT』がその役割を担えばいい。
 熱意はある。仲間もいる。でも資金はない。とはいえ、できるかぎりがんばるつもりだ。至らない点への叱咤も含め、応援して下さい。

『ART iT』発行人兼編集長 小崎哲哉

ART iT(季刊アートイット)の商品情報

商品名
ART iT(季刊アートイット)
出版社
アートイット
発行間隔
季刊

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ART iT(季刊アートイット)のレビュー

  • 総合評価: ★★★★☆ 4.23
  • 全てのレビュー: 13件
とても好きな雑誌です
★★★★★2009年11月17日 みや 大学生
現代美術について知るために読み始めました。雑誌としてもとても面白い。
現代アートの必需品
★★★★☆2009年06月02日 KIKIKI 課長
現代アートのコレクターとして有意義な情報が入手できる貴重な雑誌です。
貴重な雑誌
★★★★★2009年04月08日 アートだいすき 専門職
現代美術を知る上で私にとっては貴重な雑誌でした。
最新のアートシーンを一望!
★★★★☆2008年12月19日 ロイロイ 大学院生
海外アートシーンの最新情報をいち早く伝えてくれる数少ない雑誌。毎号内容も濃く、信頼できる情報を速報してくれるので楽しみにしています。アジアのアートシーンが詳しく書かれてるので参考にしています。
ART iT
★★★★★2008年07月22日 おか 会社員
いつも楽しみに拝見しています。毎回、充実した情報&内容で満足もしつつ、新鮮な驚きもありドキドキ・ワクワク感も楽しめる、絶対に「外れた」って思いを持たない!雑誌です。
英語の勉強にもなります
★★★★★2008年04月16日 noso3033 会社員
季刊であることを感じさせないくらい、いつもホットな話題を提供してくれます。アジアの展覧会のスケジュールなども現地に行くときの参考になりますし、英語訳がついていることで、現代美術の英文リーディングの勉強にもなります!
コンテンポラリーアート
★★★☆☆2008年01月24日 shunn 会社員
最新の現代美術の記事が豊富な数少ない雑誌。インタビュー記事も多く、感性の高い情報が入手できます。
今をひた走る
★★★★☆2008年01月16日 moccamopp 会社員
今をひた走る、数々のアーティストの姿を見る事ができます。本当にすばらしい雑誌。日本だけじゃなく海外ものも載っているのですごく刺激があります。
ART IT
★★★☆☆2008年01月15日 waty 大学生
美術に関する雑誌があまり少ない中、現代美術に関する記事をバイリンガルで伝えることで、外国にも日本の現代の美術、文化を伝える点では良いが、宣伝が多い割に高いと思う。
これはいい!!
★★★☆☆2008年01月03日 トナカイ 教職員
数ある美術雑誌のなかでもかなり刺激的。季刊であるにもかかわらず内容はいつもHOTでとても楽しめます。取材の視野も広く、ともすると閉塞的になりがちなジャンルもていねいに扱っているので、今後も楽しみです。
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