【特集】 対応力の時代
[目次]
■第1章 対応力の基本
1.自治体職員に求められる対応力
2.時代と変化の対応力
1) 高度情報化と対応力
2) 成熟社会と対応力
3) 社会的包容力が求められる時代への対応力
3.組織人としての対応力
1) 市民への対応力
2) 市場化への対応力
3) 上司への対応力
4) リーダーに求められる対応力
5) 危機管理能力こそ対応力の基本
■第2章 「説得力・説明力・交渉力」を柱としての「対応力」
1.『総論』
「説得」-「人を動かすコミュニケーション」(協働を支えるもの)
動いてもらうための協力体制づくり
1)説得の3段階(信頼と協力獲得へのステップ)
・説得の土台としての「人間関係づくり」
・相手の理解と納得を得るステップ
・押し付けではなく、相手の自発意志を喚起する
2)説得の技法(相手に動いてもらうための働きかけ)
・「説得点」の発見
・結果を示す
・方法の提示
・肯定的表現
・人・時・場所の活用
3)説得力の重層構造(総合力が求められる)
・説得の話法」
・根底を支える人間力
・日常の人間関係
・説得内容の十分な把握
・コミュニケーション・センス=『状況対応力』
2.『前提』
「説明」-「相手が知りたいことをわかってもらう力」
1)説明の前提条件(信頼と協力獲得への架け橋)
・内容の理解
・相手の理解
2)説明のコア・スキル(理解促進の重要ポイント)
・日本人は理由や根拠を説明したがらない
・理由や根拠の説明は相手のため
・理由・根拠としてのメリットを強調する
・主張にも根拠や論拠が必要
3)説明の実践スキル(効果的な説明方法)
・関係を明確化する
・順序・配列を整える
・理由・根拠を示す
・比較する
・情報を具体化する
・一時に一事を心がける
・情報をビジュアル化する
3.『実践』
「交渉」-「要求の対立を解消し、合意形成を図る」
1)説得の3種類
・誘導型の交渉
・提案型の交渉
・主張型の交渉
2)交渉者の「行動特性」(交渉者としてのタイプ)
・気弱タイプ
・安易譲歩タイプ
・短気な瞬間湯沸かし器タイプ
・過信決裂タイプ
・過剰説明タイプ
3)相手のNOを突破する
・勿体をつけるNO
・周囲の反対によるNO
・高飛車に出るNO
・様子をみるためのNO
・気持ちの動揺からくるNO
・情報収集のためのNO
■第3章 「松風次席の一年」
プロローグ
第一話 次席松風一郎の決意/「対応力とはなにか?」-①人間力
第二話 任された新規事業/「事業の企画立案はどうやる?」-③企画能力、④資料作成能力
第三話 夏休みのスケジュール調整/「係内コミュニケーションをどうとる?」-⑤会議能力、⑩使命感
第四話 予算要求/「新規事業の予算をどう獲得する?」-⑧相手を見抜く能力
第五話 職員の事故で押し寄せるマスコミ/「緊急時にどうしたらよいか?」-⑬危機対処能力
第六話 戦力になっていない新規採用職員/「職場内研修をどうする?」-⑦統率力、⑭問題発見能力
第七話 異動してきた職員の戸惑い/「業務改善をどうする?」-②説明能力
第八話 新規事業の企画提案説明会/「プレゼンテーションはどうやる?」-②説明能力
第九話 職員の一部が提案した忘年会の中止/「考え方の違いをどう調整する?」-⑫冷静になれる能力
第十話 市民マラソン大会の準備にトラブル/「花形選手のドタキャンをどうする?」-⑧相手を見抜く能力、⑥判断能力
第十一話 民間委託される文化施設/「指定管理者制度はどうなる?」-⑥判断能力、⑪理解能力
第十二話 精神に変調をきたした職員/「メンタルヘルスをどうする?」-⑨会話能力
■第4章 新しい時代に向けて、求められる対応力
はじめに
1.議会対策第一住民の要望をどのようにとらえるか
1)陳情段がやって来る
2)少し様子が違う
3)住民の意向とは違う
4)行政の説明責任
5)正論が通る
2.NPOとの連携-行政に求められているものは
1)ネットワークに向けて
2)どこが窓口になるのか
3)会議の反省
4)思惑のズレ
5)建て前と本音
6)時代の舵取り役
3.住民対応-安心と信頼のための行政
1)母子家庭の情報が漏れた
2)センシティブ情報
3)善意が通じない
4)本人了解の必要性
5)スレ違いはどこに
6)個人の了解が必要
7)本人同意方式
4.職場の人間関係-不祥事は身内のモラールダウンから
1)パワハラ課長がやってきた
2)嫌なら辞めろ
3)課長の勇み足
4)約束が違う
5)なぜ、止められなかったのか
6)起こるべくして起きた事件
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