目次
産業廃棄物処理業から排出される二酸化炭素は、日本全体でみれば1%程度であるものの、資源循環を持続可能にするためには、二酸化炭素の排出低減が求められている。パリ協定の下、国内全体で低炭素化を図るためにも産業廃棄物処理業の取り組みも例外ではない。しかしながら、産業廃棄物の処理を受託して行う産業廃棄物処理業界にとって自律的な低炭素化には難しさがあり、また中小企業が大多数を占めることからも一律の取り組みは簡単ではない。そのような制約の中で産廃処理業界として低炭素化を進める上でとくに問題となるのは、十数万社を擁する収集運搬分野と可燃性廃棄物の焼却処理分野からの二酸化炭素の排出であり、この問題を解決するためのチャレンジが重要だ。12月号ではAI・IoTを活用した収集運搬における温室効果ガスの削減事例、最近の焼却炉における熱回収や発電の事例、バイオマス発電の事例を紹介し、今後の有望な削減ポテンシャルを探る。
1.「パリ協定と日本の課題」
前環境省地球環境審議官/いであ株式会社技術顧問兼環境創造研究所長 森下 哲
2.「低炭素社会から脱炭素社会へ」 国立環境研究所 増井 利彦
3.「全国産業資源循環連合会低炭素社会実行計画-計画概要およびBATリスト(焼却処理分野と収集運搬分野)における対策」 公益社団法人全国産業資源循環連合会
4.「産業廃棄物処理等の低炭素化へのIoT・AI技術の適用の可能性」
株式会社エックス都市研究所大阪支店 山本 攻
5.「焼却処理からの発電と熱供給概論」
株式会社三菱総合研究所サステナビリティ本部環境イノベーショングループ 古木 二郎
6.「IoTで廃プラ回収効率化-運送車の走行距離短縮でCO2排出量を20%削減-」
株式会社島津製作所環境経営統括室マネージャー 三ツ松 昭彦
7.「80tをメタン発酵処理し525万kWhを発電」
県南環境保全センター株式会社総務企画部営業課 赤坂 大輔
8.「持続可能な社会を見据えた廃棄物発電と水素の利活用」
青木環境事業株式会社社長室ESG推進チーム 長谷川 歩
9.「焼却発電施設擁し業界のイメージアップへ-災害廃棄物処理、防災拠点としての役割も-」
株式会社明輝クリーナー品質管理室 橋本 英文
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商品情報・内容
- 出版社:全国産業資源循環連合会
- 発行間隔:月刊
■ 廃棄物処理と資源循環の総合専門誌
月刊『INDUST』は、1985年12月に公益社団法人全国産業資源循環連合会が創刊し た廃棄物処理と資源循環の総合専門誌です。次の編集方針にのっとり、制作発行 しています。1. 廃棄物処理業界を中心としつつ、廃棄物の適正処理や資源循環 に取り組む各種産業の情報について幅広く誌面に取り上げていきます。2. 脱炭 素、サーキュラーエコノミー(循環経済)などの多様な課題に関連する行政情報 や産業情報を、専門誌の立場から幅広く誌面に取り上げていきます。3. 廃棄物 処理法をはじめ、廃棄物の適正処理および資源循環に関係する法制度などの情報 を提供します。4. 廃棄物処理業者などの企業活動に役立つ各種の情報を提供し ます。 5. コンプライアンスを徹底するとともに、ジェンダー平等の実現など、 SDGs(持続可能な開発目標)に配慮した誌面づくりに努めます。
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