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廃プラや混廃対応の新設備導入
5月から本格稼働を開始 / 受け皿拡大と出口品質向上へ
- 日本ウエスト東海 -
日本ウエストグループの日本ウエスト東海(三重県川越町、長田和志社長)は、従来のRPF製造ラインに加え、多様な廃プラスチックや混合廃棄物に対応する新設備を導入した。破砕機や光学選別機、手選別ライン、6面梱包機を備え、総工費は6億6000万円。5月からの本格稼働に先立ち、4月18日に竣工式を開催した。排出元企業とのパートナーシップを強化し、産廃の受け皿の拡大と出口品質の向上を進めていく。
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ベーラー用番線の販売が堅調
省人化等のニーズに対応
- 森本興業 -
各種線材製品の販売を手掛ける森本興業(東京・千代田、森本省吾社長)では、廃棄物処理・資源循環業のべーラー向け番線の販売が堅調だ。同社では、長年にわたり線材製品に携わってきた経験により蓄積されたノウハウを生かし、顧客が取り扱う物品や加工方法に応じて最適な硬度や線径、形状の番線を提案できることが大きな強みとなっている。梱包する製品に対し最適な番線を使用することで、反発による破断等を防止できるとともに、線径や長さを見直すことでコスト削減にもつながる。
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アルミ建材の水平Rへ
6社連携で実証開始
- 竹中工務店/HARITAほか -
明治安田生命保険、竹中工務店、三協立山、シンワ、HARITA、豊栄金属の6社は4月23日、共同で建物解体時に発生するアルミ建材の水平リサイクル実現に向けた実証事業を開始した。竹中工務店が建築におけるサーキュラーエコノミーの実装を目指して掲げる「サーキュラーデザインビルド」に基づき、水平リサイクルにおける課題を抽出し、手法確立に向けた検討を進める。
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自社堆肥で「タカナ栽培」好スタート
今季15t収穫、食品資源循環へ
- 新興エコ -
新興エコ(鹿児島市、廻政興社長)は、昨年8月に始めた自社生産の食品リサイクル堆肥を活用した「タカナ」栽培事業で順調なスタートを切った。鹿児島県南さつま市内の耕作放棄地となっていた畑を1万7000平方メートル借り上げて栽培。今シーズン分(昨年11~3月)で、およそ15トンを収穫した。漬物屋での加工を経て地元スーパーで販売しており、地域内での食品資源ループを構築している。今冬に30トン、3年後には40~50トン規模への収穫量拡大を目指す。
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土壌・廃水処理技術企業をM&A
事業ポートフォリオ拡充を
- 福一興業 -
都内に本拠を置き、汚泥の中間処理などを行う福一興業(東京・江東、福山俊大社長)は、4月11日ノアテック(東京・中央、佐藤淳一社長)の株式取得を実施し、完全子会社化したことを明らかにした。
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紙おむつのリサイクルを開始
燃料化で資源を有効活用
- 小柳産業 -
廃棄物処理事業や資源リサイクル事業を展開する小柳産業(長野県上田市、小栁好範社長)は今年1月から新規事業として紙おむつリサイクル事業を開始した。同社のリサイクルセンター丸子工場(上田市)にスーパー・フェイズ製の紙おむつ燃料化装置「SFD‐600」とプレスペレッター「FMP‐300N型」を導入し、上田市が市内の保育施設(32カ所)から個別に回収した使用済み紙おむつを年間70トン程処理する見込みだ。
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中身が見えて安心・安全
半透明タイプのフレコンバッグ
- インターアクション -
インターアクション(大阪市、河村広明社長)が販売する、半透明タイプのフレコンバッグ(RB100R2B‐DC‐ST)の売れ行きが好調だ。アスベスト「レベル3」専用のフレコンバッグの製造などを手掛ける同社は、2002年に半透明タイプフレコンバッグの販売を開始し、これまでの累計販売数は約3万袋。商品展開をするうえでのテーマの一つである、廃棄物の「分別しやすさ」をサポートしてきた。