Rp.+(レシピプラス) 発売日・バックナンバー

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1,320円
特集テーマ:吸入剤 -これでカンペキ!継続をじっくり・しっかりサポートBOOK-

<特集の目次>

■デバイス・テスター図鑑
 1.エアロスフィア
 2.pMDI
 3.レスピマット
 4.ディスカス
 5.タービュヘイラー
 6.ハンディヘラー
 7.ツイストヘラー
 8.エリプタ
 9.スイングヘラー
 10.ジェヌエア
 11.ブリーズヘラー
 12.イナビル
 13.ディスクヘラー

■おさらい! 病気と吸入剤の基本
 1.呼吸器のしくみ
 2.喘息・COPDに関わる検査値と評価
 3.経肺投与経路のメカニズム
 4.診療ガイドラインと薬学的介入のポイント
 5.デバイスはどのように選んでいる?
 6.喘息・COPDのコントロール状況を評価する

■はじめる,続ける吸入指導
 1.はじめての吸入指導
 2.自宅でのチェック事項を理解していただく
 3.再指導をやってみる

■しくじらない!
 吸入剤の選択・指導・管理
 1.吸入デバイスの操作に支障をきたす身体所見を見逃さない
 2.吸入速度を適切に判断する
 3.吸入補助具の必要性を判断する
 4.高齢者に適した吸入剤を見きわめる
 5.エタノールが添加された吸入剤に注意
 6.投薬カウンター越しのデバイス操作指導には工夫が必要
 7.吸入時の口腔内の状態まで説明する
 8.使用説明書の記載で患者が戸惑う表現を認識する
 9.2回目の吸入指導も重要!
 10.喘息発作の起こりやすい時間帯や時期に対応する
 11.コントローラーの最適な吸入時間を提案する
 12.吸入デバイスのキャップの役割
 13.ピークフローメーターを活用しよう!
 14.うがいができる患者にその方法を効果的に伝える
 15.クローズドマウス法? オープンマウス法?
 16.複数のデバイスデザインの誤操作を回避する
 17.吸入剤の使用順序に影響を及ぼす患者状態を評価する
 18.配合剤への切り替えは要注意
 19.局所性副作用を発現したときの喘息・COPD治療の次の一手
 20.吸入感について訴える患者に対応する
 21.pMDIは吸入前に振る? 振らない?
 22.ネブライザーについて聞かれたら

<コラム>
・ACOとはどんな病態?
・禁煙のススメ

<Series>
・最近のコクシ「吸入剤」
・ハマゾン.co.jp「肺の誕生」
・プレイバック物化生「呼吸のキホン」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック「小柴胡湯の副作用に注意する」

<book review>
・マナビジュアルノート 感染症・病原体とくすり(南山堂)
1,320円
特集テーマ:降圧薬はこう扱う! -管理につながる,服薬指導に活きる,血圧のはなし-

<特集の目次>

■甘く見ると結構怖い…?! 血圧のアツいはなし
1.どうして血圧のコントロールが必要なの?
2.血圧測定・管理の重要性を患者さんと共有する!
3.高血圧と診断されたときの治療の流れ

■薬学管理に活かそう! 血圧調節に関わる身体のしくみ
1.体液量の調節と体液分布
2.心臓の収縮力と拍動
3.血管収縮と抵抗

■降圧薬(高血圧治療薬)の特徴の違いを知る!
1.おもに血管を広げるくすり(血管拡張薬)
2.おもに体液を調整するくすり(利尿薬)
3.おもに自律神経系を調節するくすり
4.妊娠高血圧症候群と降圧薬
5.降圧薬の処方監査時に注意したい患者背景
6.降圧薬の使い分け,組み合わせ

■漫然と受け流さない! 薬学的管理に役立つ降圧治療の目のつけどころ
 ケースで学ぶ副作用対策,フォローアップのコツ
case1.薬局編:過降圧(低血圧)
case2.薬局編:心電図異常,電解質異常
case3.薬局編:浮腫,心不全の悪化
case4.薬局編:腎機能低下
case5.入院編:代謝異常(耐糖能低下,高尿酸血症など)

コラム
・期外収縮の心電図波形
・QT延長

<Series>

・最近のコクシ「血圧とくすり」
・ハマゾン.co.jp「ソルト・パラドックス」
・プレイバック物化生「血圧は……,圧力?」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック「循環器系に副作用のある漢方薬に注意する」

<book review>

・症状・体質からしっかり選べる! 薬剤師・登録販売者のためのフローチャートでわかる漢方薬虎の巻(南山堂)
・調剤と服薬指導がわかる 小児科これだけ(南山堂)
1,320円
特集テーマ:皮膚外用剤のトリセツ

<特集の目次>

■トリセツ1 皮膚外用剤を知りたい人へ
1.まずは皮膚外用剤の構成,基剤や剤形を知ろう!
  Point1 皮膚外用剤は主薬以外の理解が重要だ
  Point2 軟膏剤やクリーム剤以外に知っておくべき剤形がある
  Point3 添加物を知ると添付文書はもっと使える
2.よく使う剤形を押さえる!
  Point1 軟膏剤:保護作用があり皮膚の状態が悪くても使える
  Point2 クリーム剤:使用感や透過に優れるが,軟膏より適応は限られる
  Point3 ゲル剤:水性ゲルと油性ゲルの違いを押さえよう!
  Point4 ローション剤:頭部などの有毛部以外にも有用
  Point5 スプレー剤:アドヒアランス改善に第一選択

■トリセツ2 皮膚外用剤を選ぶ人へ
 皮膚症状にあわせた剤形を選択するために
  Point1 皮膚の状態をチェックする
  Point2 皮膚の状態に適した剤形を選ぶ
  Point3 外用部位に適した剤形を選ぶ

■トリセツ3 皮膚外用剤を説明する人へ
1.塗布と塗擦の違いを理解して正しい指導を
  Point1 ステロイド外用剤は単純塗布が基本
  Point2 保湿剤や消炎鎮痛外用剤は塗擦がおすすめ
  Point3 重層療法でステロイド外用剤の効果アップを
  Point4 密封療法ができる・できない皮膚外用剤を判別する
2.副作用の接触皮膚炎を避けるために
  Point1 接触皮膚炎の原因・分類・症状・治療を知る
  Point2 注意すべき皮膚外用剤と症状から推論する
  Point3 添加物にまで気を配る

■トリセツ4 皮膚外用剤を混合・希釈する人へ
 混合・希釈は主薬の溶解性と基剤で考える
  Point1 水と油は混ざらない,外用剤も水と油に分ける
  Point2 軟膏とクリームの混合は,透過性が変化する
  Point3 液滴分散型軟膏の混合は避ける
  Point4 混合後の含量低下に注意
  Point5 後発医薬品への切り替えは要注意
  Point6 配合変化のデータを正しく利用する

取扱注意事項
・基剤・剤形の判別は透明感と水洗で!
・軟膏壺は遮光ではない 保存には注意を!
・水疱瘡にカチリは禁忌!?
・ハンドクリームは自己血糖測定に影響あり!
・モイゼルト軟膏は使用後も避妊を!
・ボチシートの活用
・降伏値とチキソトロピーから使用感をイメージする
・ワセリンは日焼けを防ぐ!

<Series>

・最近のコクシ「皮膚とくすり」
・ハマゾン.co.jp「皮膚は最強の臓器」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック「皮膚に使用する漢方薬の安全性と服薬指導」
・プレイバック物化生「遺伝情報は,どのように発現するの?」

book review
・家で診ていく誤嚥性肺炎(南山堂)
1,320円
特集テーマ:飲むステロイド -最強の切り札にする「はじめの一歩」-

<特集の目次>

■ステロイド骨格をもつホルモンいろいろ
1.ステロイド骨格の構造とステロイドホルモンの合成
2.ステロイドホルモンの分類とその種類

■副腎皮質ホルモンのはたらきからみる
「経口グルココルチコイド」
1.副腎のはたらきとグルココルチコイド・ミネラルコルチコイドの作用
2.グルココルチコイドが標的とする多彩な遺伝子
グルココルチコイドの作用
3.炎症・アレルギーを鎮める作用
4.免疫を抑える作用
5.栄養素代謝に関する作用
6.水・ミネラル代謝に関する作用
7.骨代謝に関する作用

■「経口グルココルチコイド」比べてみました
1.副腎皮質ホルモン vs. 経口グルココルチコイド-作用時間と効力の比較
2.経口 vs. 注射-効果・副作用の比較と剤形変更時の投与量換算
3.全身性 vs. 局所-剤形別にみた副作用の違い
4.短期投与 vs. 長期投与-内服期間による副作用の違い
5.グルココルチコイド投与量と感染症合併率の関係

■投与方法イロイロ! 
経口グルココルチコイドの投与設計
1.膠原病・リウマチ科
2.呼吸器科─気管支喘息・COPD─
3.消化器科─炎症性腸疾患─
4.腎臓内科
5.皮膚科

■その併用薬どうする? 
経口グルココルチコイド服用時の薬学管理
1.抗菌薬
2.抗真菌薬
3.ワクチン接種
4.経口血糖降下薬
5.インスリン製剤
6.利尿薬
7.抗血栓薬
8.活性型ビタミンD製剤
9.サリチル酸系抗炎症薬
10.NK-1受容体拮抗薬


・最近のコクシ 経口ステロイド
・ハマゾン.co.jp「アメリカは,今日もステロイドを打つ」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック「漢方薬による消化器系の副作用に注意する」
・プレイバック物化生「核酸に含まれる塩基とDNAの基本」

book review
 2ページで理解する 標準薬物治療ファイル 改訂4版(南山堂)
 速解! 調剤報酬2022-23(南山堂)
1,320円
特集:すぐに役立つ・ずっと使える 漢方 The基本

<特集の目次>
■序 論
1.本誌の構成
2.漢方医学と西洋医学の違い

■漢方薬の服薬指導の引き出し
1.患者からの質問に対する上手な切り返し・気の利いた一言
 Q.漢方薬というのは,苦くて飲みにくいのですよね?
 Q.この漢方薬は,どれぐらい服用すると効果がでてきますか?
 Q.いつまでこの薬を飲むのですか?
 Q.お湯に溶かして飲んだ方がよいですか?
 Q.西洋薬と同時に服用してもよいですか?
 Q.食前に飲み忘れたときに,食後でもよいですか?
 Q.飲んだら不正出血 or 鼻出血が生じて調子が悪いです.やめてもよいですか?
2.子どもが飲めない漢方薬の工夫いろいろ

■漢方薬総論
1.漢方医学書の歴史
2.そうだったのか! 漢方医学のからくり

■漢方薬各論
1.生薬単位で効能を知る
 ●甘 草     ●人 参  ●黄 耆  ●白朮と蒼朮  ●桂枝と桂皮
 ●生姜と乾姜  ●大 黄  ●麻 黄  ●石 膏
2.小グループ単位での効能
 ●茯苓+朮   ●人参+黄耆  ●半夏+生姜(乾姜)  ●生姜+大棗
 ●桂皮+甘草  ●人参+甘草  ●陳皮+半夏
3.よくでる・よくみる漢方薬
 ●五苓散    ●抑肝散    ●葛根湯   ●半夏瀉心湯
 ●人参養栄湯  ●芍薬甘草湯  ●小建中湯  ●半夏厚朴湯
 ●柴陥湯    ●苓桂朮甘湯
4.大切なアイカタ「漢方薬の合方」
 ●めまい      ●パニック発作・過換気症候群  ●PTSD
 ●過敏性腸症候群  ●膝関節痛,下肢痛       ●ギックリ腰・不明の腹痛
 ●女性更年期障害  ●耳管狭窄症          ●極度の疲労倦怠

あとがき

最近のコクシ 漢方処方
・ハマゾン.co.jp「植物はなぜ薬を作るのか」
・プレイバック物化生「あらためて考える酸と塩基Part.2」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
「過去の漢方薬特有のヒヤリ・ハット事例から学ぶ」

book review
できる薬剤師はバイタルサインをどうみるか(南山堂)
1,320円
特集:自己流はやめよう!自己注射デバイス絵巻

 近年,ヒト化抗体の作製技術の向上,抗体ライブラリーの活用,さらには組み換えタンパク質作成の技術革新,品質評価などに関するプラットフォーム技術の構築が進んだことにより,抗体およびホルモン製剤の開発が加速している.これらの技術革新により,2022年3月時点で180成分以上のバイオ医薬品がわが国で承認されている.従来の自己注射製剤のうち,薬剤師が指導・管理に関与する薬剤は,インスリン製剤が大半を占めていたが,その他薬剤の占める割合は年々増加しており,自己免疫疾患および骨粗鬆症関連治療薬についても,適正使用を推進する必要がある.
 2021年9月に発出された,厚生労働省医政局通知「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について」内の項目「薬剤の適正使用のための実技指導の実施」に関して,薬剤師へのタスク・シフトが可能であるとしている.同通知内では,「糖尿病患者の自己血糖測定やインスリン等の自己注射等に関する,患者や家族への薬剤を適切に使用するための実技指導を行うこと」が想定されているが,上述の通り,インスリン製剤以外の自己注射製剤も数多く存在するため,その他の自己注射製剤についても,適切な患者指導を行う必要がある.
 本特集企画では,自己注射製剤に関する指導経験が比較的浅い薬剤師を対象に,「自己注射デバイスと処方監査と調剤のポイント」「チェックリストを活用した自己注射デバイス使い方の伝え方,情報提供・患者指導のコツ」などについて,図表を交えてわかりやすく解説をした.さらに,これまでに取り扱いが少なかった,自己免疫疾患および骨粗鬆症関連治療薬についても概説した.本企画が自己注射製剤の適正使用推進に寄与し,薬剤師の先生方の臨床業務の一助となれば幸いである.

藤田医科大学臨床薬剤科 准教授
水野智博

<目次>
■自己注射デバイスを使いこなす!
~手技説明・フォローアップ入門~

1.なぜ,自己注射が行われるのか?
2.できる! 自己注射デバイスと処方監査&調剤
3.患者に合わせたデバイスや補助具の選び方
4.チェックリストを活用しよう! 自己注射デバイス使い方の伝え方

■Step UP! 自己注射の「どうしよう?」「困った!」を解決する

1.インスリン製剤の保管
2.注射針の交換,注射部位
3.勤務先・外出先での自己注射
4.災害・非常時の備え

■徹底図解! 自己注射デバイス

1.自己注射ってなんだ? デバイスのしくみ
2.使い方の伝え方がわかる! デバイス図鑑
 A.糖尿病:インスリン製剤
 B.糖尿病:インクレチン関連薬
 C.自己免疫疾患
 D.骨粗鬆症
 E.成⾧ホルモン分泌不全
 F.アナフィラキシー

<Series>
・最近のコクシ 「自己注射剤」
・ハマゾン.co.jp 「ミクロの決死圏」
・プレイバック物化生 「あらためて考える酸と塩基Part.1」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 「漢方薬・生薬とアレルギー,皮膚症状を考える」

book review
・子どものくすり便利帳(南山堂)
・塩とメダカとくすりのうごき。(南山堂)
1,320円
特集:ゼロから始める せん妄対策・療養支援のはなし

 現在,新型コロナウイルス感染症の対応に,世界中,日本中が苦慮しています.医療者である皆さんの献身的な対応に感謝いたします.そのようななか,新型コロナウイルスに感染した高齢者では,初期症状として,せん妄が引き起こされることが報告されました(Kennedy M, et al:JAMA Netw Open, 3(11):e2029540, 2020).「せん妄」は,その発症要因の幅が広く,それらの要因が重なりやすい入院中などでは比較的よくみられる病態です.しかし,さまざまな疾患との区別がつけづらいために,その存在に気づきにくい特徴ももっています.また,高齢者のせん妄リスクももちろん高いのですが,術後やアルコール多飲のほか,身体状態の急激な悪化などの条件では,比較的若年の患者でも発症しえます.そして,私たちがせん妄の性質をきちんと理解していないと,医療者として接する際の不用意な言動によって,患者さんに非協力的な行動や態度をとらせてしまう危険性もあります.
 本特集では,外来・地域医療や在宅・高齢者施設でも見過ごせないせん妄の基礎を知っていただくことを目的としています.2022年2月に発売された月刊誌「薬局」2022年2月号でも,主に病棟で出合うせん妄に対する介入法が取り上げられていましたが,本特集はより基本からせん妄を理解するための入門編という位置づけで,各先生がたにご解説いただきました.せん妄とは何か,どのような点に注意すれば“気づく”ことができるのか,どのような場面でせん妄と接する機会があるか,そのときどのように対応すればよいか,どのように専門家につなげばよいのかなどを理解するのに役立つと思います.
 本書が,薬剤師をはじめ医療者の皆さんが,家庭医療や地域保健の担い手として患者さんや患者家族の手助けをしたり,必要な医療・福祉につなげていく手伝いができるようになるための足掛かりとなることを期待しています.そして,今回,せん妄に興味をもっていただけましたら,先行販売されている「薬局」のせん妄特集でより知識を深めていただければ幸いです.

鈴鹿医療科学大学薬学部 教授 三輪高市

≪目次≫
■せん妄ってなに? なぜ注意が必要? 介入するメリットは?
1. せん妄がもたらすリスクを知る
2. せん妄って,どんな症状?
 ~他疾患と似ているところ,見分けるポイント~

■[入門編]せん妄・せん妄リスクを察知するアンテナを張ろう!
1. どんな人が/どんなとき,せん妄になりやすい?
2. 「これって,せん妄ハイリスク?」と思ったときに知っておきたいこと
3. おさらい! せん妄ハイリスク薬とそのはたらき
4. 薬局で! 在宅で! 高齢者施設で!
  聞き取り・情報提供ちょい足しワザ
5. ガイドラインに学ぶ! 領域・場面別 せん妄のとらえ方

■[実践編]在宅・施設・みんなで取り組む! せん妄対策
1. せん妄予防に向けた「せん妄ハイリスク薬」の評価と調整
2. せん妄予防と事故回避のための環境づくり
3. 薬物療法? 非薬物療法? せん妄治療のイロハ
4. 地域で,チームで,せん妄患者さんをケアしよう

■ケースで学ぶ! せん妄の見つけかた,向き合いかた
1. 在宅編:緩和領域でみられるせん妄
2. 在宅編:高齢者でみられるせん妄
3. 薬局編:薬局対応でみられるせん妄
4. 入院編:疼痛に対する介入で改善がみられるせん妄
5. 入院編:アルコール離脱によるせん妄の予防
6. 入院編:鑑別が難しくせん妄と疑われていた症例

≪Series≫
・最近のコクシ 「せん妄とくすり」
・ハマゾン.co.jp 「メタバース進化論」
・プレイバック物化生 「モル(mol)とメック(mEq)は密接な関係?」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 「間質性肺炎?:サイコを含む漢方薬に注意」
1,320円
特集:尿のトラブル110番 -排尿を助けるくすり,妨げるくすり-

 最初に,今回の特集に快くご協力くださった香川大学医学部泌尿器・副腎・腎移植外科 杉元幹史 教授をはじめ香川大学の関係者の皆様,また原稿をお寄せいただいた各執筆者に心から御礼申し上げます.平易な言葉でわかりやすく,なおかつ微妙な問題に関しても実際に読者の役に立つようにできるだけ玉虫色の表現を避けて執筆していただいたため,実践的な判断にもたいへん役に立つ内容になっているのではないかと嬉しく思っています.
 また,南山堂の編集の方にも大きな労力を取っていただきありがとうございました.その方がよいと考えて,各執筆者には比較的自由に執筆していただいたために編集の方の負担も大きかったのではないかと考えています.おかげで,躍動感のある読み応えたっぷりの内容となりました.
 今回のテーマは“尿のトラブル”として,排尿に関するさまざまな問題を幅広く取り上げています.尿路・男性生殖器の解剖・薬理や生理学の基本的な事項を解説,続いて尿の問題を抱えて医療機関を訪れる患者の代表的な症状や必要な検査,さらに代表的な疾患や薬剤についてはできるだけ臨床に役立つようにわかりやすく紹介しながらその考え方を説明しています.
 尿路系の疾患や薬は専門医療機関からプライマリの現場までたいへん身近なものです.一方で,敷居が低いためにともすれば誤った前提や誤解された内容で運用されている場面もしばしば目にします.特にQOLに関係する疾患や急性の炎症などに関しては使用するお薬をしっかりと理解して適切に対応しておくことは非常に重要なことです.
 本書を通読していただければ,読者の皆さんの実践のために必要な項目はどこかに紹介されているはずです.今回の特集で現時点での現場からの最新のメッセージを皆さんにお伝えすることができ,さらにそれが患者の利益へとつながるようであれば私たちの望外の喜びになります.
 ぜひ多くの方が本書にお目通しいただけることを心から願っております.

松木泌尿器科医院 院長
松木孝和

≪目次≫

■おさらい! 泌尿器!
1.泌尿器の解剖学的理解
2.20XX年尿の旅 ~尿ができるまで~
3.排尿のしくみと,排尿を助けるくすり

■尿にまつわるエトセトラ(症状が教えてくれること)
1.尿が出ない!
2.尿が出すぎる!
3.尿を出すとき痛い!
4.尿がおかしい!

■尿検査が教えてくれること
1.尿からのメッセージを受信する意義
2.尿検査の種類と方法
3.検査ではなにを見ている? なにがわかる?

■患者さんに聞きたいこと・伝えたいこと
・患者対応の秘訣

■尿クイズ
Q.尿のトラブルで相談のために来局した患者に対する,着目ポイントは?(未受診の場合)
Q.排尿障害を起こす薬とは?
Q.排尿に影響を及ぼす飲食物は何か?
Q.吸水ケア用品はどのような仕組みで吸水できるの? また脱臭の仕組みとは? 代用可能なものはある?
Q.尿検査からは何がどの程度わかる? 検査についての注意事項(飲食物など)はどのようなものがあるの?

□コラム
・OTC医薬品の選びかた・使いかた
・オストメイト対応トイレ
・医療材料の材料価格基準に関する問題

≪Series≫
・最近のコクシ 「泌尿器とくすり」
・プレイバック物化生 「GLUTやSGLTって,なにもの?」
・ハマゾン.co jp 「世界遺産に隠された村の秘密」
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 「排尿トラブル:マオウに含まれるエフェドリン類にも注意」
1,320円
特集:便のトラブル110番 -トラブルを解決に導く! 薬の選び方と使い方-

≪はじめに≫

富山大学医師キャリアパス創造センター三原 弘

 外来であろうと,病棟であろうと,また,医療機関を受診していなくとも便秘や下痢の症状を訴える患者は多いです.便秘の場合,刺激性下剤の自己調整の結果,残薬が多くなったり,排便のコントロールがうまくいかなくなってしまうこともあり,薬剤師による処方時の服薬指導やドラッグストアでの情報提供が欠かせません.また,下痢の場合も,比較的身近な症状であることから受診の目安が分からず,漫然と整腸剤や下痢止めを内服し,下痢型過敏性腸症候群やクローン病などの適切な診断・治療に結び付くのが遅れる患者さんもいらっしゃいます.近年,排便に伴う腹痛が特徴な便秘型過敏性腸症候群に対して,リナクロチドが利用可能となり,慢性便秘症に対して,ルビプロストン,リナクロチド,エロビキシバット,ポリエチレングリコール,ラクツロース結晶の新規下剤が使用可能となっており,その使い分けについてある程度提案ができると喜ばれます.また,麻薬性便秘に対してはナルデメジンが使用可能です.また,漢方薬も有力候補です.一方,下痢止めとして,排便に伴う腹痛が特徴的な下痢型過敏性腸症候群にラモセトロンが女性にも保険適用となっています.また,慢性膵炎に伴う下痢はリパクレオンが効果があるかもしれません.がん治療をしている患者さんも増えており,できるだけがん治療や緩和治療を理解しておきたいものです.一方で,薬物に頼らなくとも,生活・食事指導,または心の持ちようだけで,便秘・下痢症状が解消されることもあります.そこで,今回のレシピプラスでは,便秘・下痢が起こる機序から,原因疾患・薬剤の概要,薬の使い分けといった基本を押さえたうえで,小児,妊婦,神経疾患,抗がん薬治療中,緩和治療中の排便トラブルを押さえ,現場でよく悩むケースを取り上げ,アドヒアランスを向上させる服薬指導や,患者さんの排便トラブルを解決に導く疑義照会・処方提案・受診勧奨までを解説します.患者さんの薬物療法のサポートをもっとしたい,ちょっと頑張りたいという医療スタッフを応援します.

≪知っておきたい! 便秘・下痢のキホン≫

1. 便ができるまで
2. 下痢の分類と機序
3. 便秘の分類と機序
4. 腹痛の発生機序と対策

≪まるわかり! 排便トラブルの裏側≫

1. おもな原因
2. 便秘・下痢を引き起こす薬剤
3. 便のトラブルが続くときに疑う疾患

≪背景別で解説! 排便トラブルを起こしやすいのはどんな患者さん?≫

1. 小児の便のトラブル
2. 妊婦の便のトラブル
3. 神経疾患患者の便のトラブル
4. 抗がん薬治療中の便のトラブル
5. 緩和治療中の便のトラブル

≪トラブルを解決に導く! 薬の選び方と使い方≫

1. 便秘薬の分類と使い分け
2. 便秘薬の剤形・用法と使い分け
3. 止瀉薬の分類と使い分け
4. 便秘や下痢に使われる漢方
5. 整腸剤の役割と使用場面

≪そのお悩み解決します! ケースで学ぶ,排便トラブル110番≫

case1. 介護施設・在宅患者の便秘改善
case2. 下痢と便秘をくり返す過敏性腸症候群の成人男性
case3. 便秘薬の自己調節が困難な10代女性
case4. 薬剤性の便秘や下痢が想定される場合の患者指導・情報提供
case5. OTC医薬品の便秘薬の間違った使用例と受診勧奨

文献

≪コラム≫

痔と排便の関係
腸腎・腸肝連関ってなに?
プレバイオティクス/シンバイオティクス
薬以外でできる排便トラブル解決法

≪Series≫

最近のコクシ 便とくすり
ハマゾン.co.jp 「茶色いダイヤ」に秘められた可能性
プレイバック物化生 小腸と大腸って,何が違う?
漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック 排便トラブル:瀉下作用を有する生薬・漢方薬 ─ボウショウを中心に─

≪book review≫

おうちでできる「菌力UP!」エクササイズ 入院編(注射剤)/外来編(経口剤)(南山堂)
医薬品副作用・安全性ガイドブック(南山堂)
1,320円
特集:ホルモンとくすり -患者対応でためらわない・ヒヨらないために!-

≪はじめに≫

医療法人社団ウィミンズウェルネス 女性ライフクリニック銀座・新宿伊勢丹 理事長/産婦人科医師 対馬ルリ子

 世界中が未曾有のパンデミックに揺れたCOVID-19の経験を通じ,今や世界は地球環境や経済の見直しをし,ひとりひとりの尊厳を守る方向に舵を切っているように感じられます.本当に大切なものは命と健康であり,かけがえのない地球であることを,皆が実感するようになったのではないでしょうか?
 特に,ジェンダー格差が先進国の中でも飛び抜けて大きいわが国では,これまで女性の活躍はあまり期待されていませんでした.女性は子どもを産み育て,家庭を守り,老いた親や病人の面倒を見ること,地域や社会を裏方で支えることを期待され,社会全体の意思決定には関われていませんでした.かつ,これまでは,安全な出産以外の女性の健康問題,例えば月経や更年期,不妊,流産や中絶などリプロダクションの問題は,個人の問題と考えられてきました.女性に多い性差疾患,甲状腺疾患やリウマチ膠原病,気分障害,骨粗鬆症などは,企業健診にも入っておらず,子宮がん,乳がんなどの重大ながん検診さえ行政や企業が責任を持って提供するものではありませんでした.また近年は,DVや性暴力被害の理不尽さ,女性にうつや自殺が増えていることも明らかになり,女性の社会的健康問題の深刻さも認識されています.本当に困っている女性たちには,最低限の救いの手さえ届いていないのが現状です.
 今,わが国でも,女性活躍や健康長寿にとって必要な健康課題を再認識し,改善しようという動きが高まっています.SRHR(性と生殖に関する健康と権利)や,フェムテック(女性の健康問題をテクノロジーで解決しようとする動き)などのキーワードが注目されています.そのなかで,ピルやHRTなどの女性ホルモン薬は,古典的なSRHRとフェムテックの最たるものでしょう.1980年代に女性の社会進出が急速に進んだ欧米諸国では,すでに幅広く利用されてきました.今,女性の生き抜く力と妊孕力,活躍が必要な日本にとっては,必須の知識と経験です.ぜひ現場でご活用いただきたいと思います.

≪女性ホルモン関連薬の服薬指導≫
1.薬剤師が能動的にできるサポート
2.今日からできる具体的な患者サポートのアイディア
3.都市伝説に翻弄される市民に正しい情報を伝えるということ

≪女性ホルモン関連薬にまつわる患者サポートQ&A≫
1.思春期
2.性成熟期
3.更年期

≪女性ホルモンの変化とその影響≫
1.女性のライフステージとホルモンの変化
2.女性ホルモンの変化とメンタルヘルス
3.更年期以降に女性ホルモンの影響を受ける臓器
4.女性ホルモンとがん

≪女性ホルモンと疾患≫
1.月経困難症
2.月経前症候群(PMS)
3.更年期症候群
4.子宮内膜症
5.子宮筋腫

≪女性ホルモン治療を掘り下げる≫
1.婦人科ピルの使い分け
2.内科と女性ホルモン
3.閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)と女性ホルモン
4.トランス女性とホルモン療法

≪Topics≫
・緊急避妊薬
・経口中絶薬

≪コラム≫
・セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス&ライツ
・就業と妊娠
・HPVワクチン
・不妊治療にまつわる諸問題
・ユースクリニック

≪Series≫
・最近のコクシ ホルモン製剤
・プレイバック物化生 体の中の浸透圧って,どうやって調節しているの?
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 女性特有の症状を改善する漢方薬・生薬の使い方と注意事項を知る
・ハマゾン.co.jp ジュラシック・パーク

≪book review≫
・専門家のコンセンサスに基づくポケット漢方薬ガイド34(南山堂)
・現場で役立つ! OTC医薬品の特徴と選び方(ナツメ社)
・もう迷わない! 抗菌薬Navi 改訂3版(南山堂)
1,320円
特集:徹底サポート 腎機能低下時のくらしとくすり

≪はじめに≫

そこからの景色が変わるということ

医療法人仁真会 白鷺病院薬剤科 科長
古久保 拓

 こんな経験あるでしょうか? TVのスポーツ中継で卓越した解説者のおかげでゲームが一段と楽しめる.美術館で解説を聞きながら鑑賞することで絵画の深みが感じられる.歴史的背景を学んで寺社仏閣を拝観することで次元を超えるような歴史の奥行きが感じられる.
 普段見ている風景でさえ,ある種の情報を加えることで,これまでとは感じ方が変わるのでしょう.
 前回の特集(Rp.+ vol.19,no.4)では,薬物療法において「腎臓を考えること」の大切さを伝えました.腎臓さんにインタビューして,彼らのはたらきや個性を表現してみました.「iSCAN」をキーワードに,薬物治療の基本的な考え方についても紹介しました.
 今回はさらに「薬剤師が自分で考えること」を意識して,もう少し知っておくと役立ちそうな知識や考え方について紹介することにしました.
 付け加えたことは,透析医療を簡単に理解するための全体的なイメージ像,腎臓を守る治療における生活指導を含めた基本的な対応,そして,慢性腎臓病において「味方」にしたい薬物治療の評価の例示です.

“少しずつ知識を加え(インプット)
時々は失敗し(修正)
たまにその知識が役立つ経験をし(アウトプット)
その経験を伝え(伝承)
恩恵が多くの人に降り注ぐ”

 少しずつの学習で素敵な景色が広がるように願いを込めています.
 すべての問題を解決してくれるショットカットキーは存在しません.マラソンランナーがいきなり速く走れることのないように,私たちも少しずつのインプットとアウトプットを繰り返し,地道に,持続的に,社会に貢献できるようになりたいと思っています.
 「腎臓病薬物療法」を学ぶことをきっかけに,普段の景色が鮮やかに彩られていきますように.
 では,今回も楽しんでください.

≪もっと! iSCANでできること ~高度腎機能低下・透析編~≫

1.おさらい! iSCAN-D
2.腎五郎,透析を学ぶ ─透析ってどんな治療?
3.腎五郎,透析を学ぶ ─透析室で使う薬と合併症の治療
4.もっと知りたいCKDのこと

≪iSCAN-Dは腎臓を救う ~開催! おくすりオーディション~≫

1.球形吸着炭
2.リン吸着薬
3.HIF-PH阻害薬
4.MRA(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)
5.SGLT2阻害薬
6.ARNI(アンジオテンシン受容体・ネプリライシン阻害薬)

≪クイズ100腎に聞きました! 潜むリスクにiSCAN!≫

1.CKD G5患者の胃部症状への配合剤投薬にiSCAN!
2.耳鼻科からの臨時処方薬,CKD治療への影響をiSCAN!
3.CKD G4患者へのプレガバリン投与.その2週間後に利尿薬開始.どこにiSCAN?
4.CKD患者に要注意薬が複数処方! ひょっとして禁忌? どこにiSCAN?
5.血液透析患者にマグネシウム製剤が使用されている! どのようにiSCAN?
6.骨折後の透析患者へのカルシウム/ビタミンD配合剤にiSCAN!
7.CKD G4患者におけるNSAIDs処方にiSCAN!
8.CKD G4患者へのS-1の適正使用の確認にiSCAN!

≪Series≫

・最近のコクシ 腎障害とくすり
・プレイバック物化生 浸透圧って,圧力それとも濃度?
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 透析に伴う諸症状の改善に役立つ漢方薬・生薬の副作用と注意事項を知る
・ハマゾン.co.jp 尿にまつわる四話

≪book review≫

そうだったのか! 臨床試験のしくみと実務(南山堂)
1,320円
特集:よりよい薬物治療のための食事のはなし -服薬指導その前に!!-

≪はじめに≫

御所南はらしまクリニック 内科・糖尿病内科 院長
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 非常勤講師・客員研究員
原島伸一

薬と食事は共にある

 薬の吸収や効果は,薬同士が影響しあうだけでなく,食べ物や飲み物の影響を受けることがよく知られています.適切な時間に適切な方法で正しく服用してもらうことは,薬の効果を十分に得て,副作用を抑えるためには何もよりも重要です.
 一方で,正しく服用するに当たっては,健康的で規則正しい食生活を送っていることが前提になっているともいえるでしょう.そのため,薬が効き過ぎていたり,効果が十分に得られなかったりした場合に,適切に食べているか,適量の水で服薬しているか,薬物代謝に影響を与える食品を摂取したり間違った調理方法をしていないかなどの確認が疎かになることは少なくありません.特に,このコロナ禍にあっては,外出の機会が減ってこれまでと異なるライフスタイルになっていても,「新しい生活様式」に適さない処方や服薬指導が継続されているかもしれません.
 病気を克服し,あるいは病気と長く付き合うためには,必要な栄養素がしっかりと体に取り込まれ利用される必要があり,健康的な食事が欠かせません.薬もその一部であり,健康的な食事と共にあります.しかし,それができないとき,できない病態になったときに,栄養学や代謝学を理解し,疾患と食事と栄養の関係を知っていることは,直面した問題の解決と適切な服薬指導につながるため,患者は安心して薬を継続することができるでしょう.
 本特集が,服薬指導を行う薬剤師をはじめ,医療スタッフや医師の皆さんの一助になれば幸いです.

≪ヒトは食べられないとどうなっちゃうの?≫

1.かいつまみ! 栄養と代謝の生理学
2.食べられないとき①:健康への弊害
3.食べられないとき②:治療への弊害
4.食べられないとき③:運動能力・生活への弊害

≪疾患や症状にまつわる食べられません! のめません!≫

1.短期的または一時的な症状・疾患
2.心身の機能低下・不調
3.慢性疾患の病期進行と食事・栄養
4.治療の影響

≪服薬指導に役立つ食習慣とくすり≫

1.食習慣や服用のタイミングに影響を受けるのはどんなくすり?
2.食習慣や消化・排泄に影響を与えるのはどんなくすり?
3.服用のタイミングを変えてもよいくすり,変えられないくすり

≪栄養と服薬のお悩み相談室≫

1.のみ合わせにまつわる栄養とくすりのギモン
2.疾患にまつわる栄養のギモン
3.健康管理にまつわる栄養のギモン
4.用法にまつわる服薬のギモン

≪コラム≫

・経鼻・経管栄養の意義
・在宅医療・終末期医療と栄養,輸液
・特別な栄養管理が必要なとき
・がん悪液質ってなに?
・外来薬物治療は薬をのむことでスタートする

≪Series≫

・最近のコクシ 食事(栄養)とくすり
・プレイバック物化生 エネルギーの世界へようこそ……物理系薬学の入門編!
・ハマゾン.co.jp 食の歴史
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 患者のコンプライアンスと生薬の特徴を併せて考えて,服薬指導をする

≪book review≫

・マナビジュアルノート がん薬物療法 副作用対策&曝露対策(南山堂)
1,320円
特集:となりのウイルス -ウイルスを知って,感染予防や対策につなげよう-

≪はじめに≫

国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター
兵庫県立尼崎総合医療センター 小児感染症内科
日馬由貴

 昔,『Dr. スランプ』という漫画で,蚊が主人公であるアラレちゃんの血を吸った後,「お礼にカイカイ薬を塗ってあげよう」と言って,薬を塗って去っていくシーンがあった.作者のイマジネーションが溢れる,今でも強く印象に残っているシーンではあるが,この描写は事実と反する.蚊は吸血時の麻酔として自らの唾液を皮下に送り込み,痛覚を抑制する.この麻酔がアレルギー反応を起こして痒みが生じるのであって,蚊の意図としては,カイカイ薬を塗るどころか,むしろ吸血前に人体を痛みから守っているのである.
 ある種の生物が生きる上で別の生物の力を借りる場合,相手にとって嫌なことをして嫌われてしまったら自分も損をする.そのため,普通に考えれば共生の道を選ぶことが最も理に適っている.それは自己の複製に生物の細胞を必要とするウイルスも同様のはずなのに,なぜウイルスはヒトを殺してしまうのだろうか.ウイルスに直接聞いてみたいところだが,もちろん,ウイルスは人間と会話をすることができない.しかし,もしウイルスが言葉を話せるとしたら,彼らはわれわれにどんなことを語りかけるだろう.われわれはイマジネーションを駆使して,それを想像することができる.この特集では,ウイルスを憎悪や恐怖の対象としてではなく,対話すべき存在として扱ってみようと思う.ウイルスをわれわれの隣人と見做して,その声を聴いてみようと思う.ウイルスと仲良くしようという意味ではない.それは必ずや,われわれとウイルスとの戦いの役に立つだろう.

≪第1特集 今だから語ろう,ウイルスを≫

■ウイルスを知れば百戦して殆うからず
 ・ウイルス解体新書 〜見てわかるウイルスの構造と特性〜
 ・ウイルスとはなにものか
 ・かぜのとき僕らの身体には何が起きているか
 ・人間の遺伝子に取り込まれているウイルス(HHV-6)
 ・ウイルスの履歴書

■ウイルスと戦う方法
 ・消毒薬
 ・ワクチン
 ・抗ウイルス薬
  HIV感染症治療薬/B型肝炎治療薬/C型肝炎治療薬/
  単純ヘルペスウイルス感染症,帯状疱疹治療薬/
  インフルエンザ治療薬/サイトメガロウイルス(CMV)治療薬

■なんでもウイルス相談室

≪第2特集 今だから語ろう,コロナウイルスを≫

■再検証! 新型コロナウイルス
 ・新型コロナウイルスは今までのウイルスと何が違うのか
 ・新型コロナウイルス対策に関する噂の再検証 〜空間除菌からBCGまで〜
 ・薬局ができる新型コロナウイルス感染症対策
 ・新型コロナウイルスの最大の副反応「集団心理」

■巻末提言
 ・ウイルスがぼくらにもたらすもの ─福音と災厄

≪コラム≫

・新型コロナウイルスのワクチン
・子ども達への眼差しと子ども達からの眼差し

≪Series≫

・最近のコクシ インフルエンザ
・プレイバック物化生 ウイルスって,生き物?
・ハマゾン.co.jp 破壊する創造者
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック
 成分重複を考慮して,麻黄の副作用発現への注意喚起をする 閻マオウ編

≪book review≫

速解! 調剤報酬2020-21(南山堂)
1,320円
特集:神経ゼミ:抗精神病薬講座 -薬のはたらきと使いドコロがざっくりわかる本-

≪はじめに≫

鈴鹿医療科学大学薬学部 教授 三輪高市

「Rp.+レシピプラス」では,2016年夏号にて「抗精神病薬を整理する 統合失調症患者の対応をシミュレーション」というテーマで抗精神病薬を取り上げました.それから約5年の時を経た今回の特集では,薬物治療に関する新たな情報を加えて抗精神病薬について整理しなおすとともに,2025年に地域包括ケアシステムが完成するなどの環境変化も鑑みて,地域で薬剤師・医療スタッフが抗精神病薬を用いた薬物治療により深く関わっていただけるような情報を盛り込みました.

抗精神病薬は,精神科領域では統合失調症をはじめとする治療に苦慮する疾患・症状に用いられます.そして,抗精神病薬を使用する患者さんは,治療の継続や社会・家庭での立ち位置などに困難を抱えている場合が多くみられます.しかし近年では,精神科領域の医療者や福祉サービスに携わる方々などの努力によって,それらの患者さんの多くが社会や家庭での生活を取り戻している,あるいは心豊かに過ごせるようになってきていることも事実です.

一方で,抗精神病薬はハイリスク薬に区分されているため,多くの薬剤師の先生方から,「副作用が多くて使いづらい」「薬理作用が難しくて理解しにくく,どう関与していけばよいかわからない」「怖くて近づきたくない薬剤群」「患者さんにどう接してよいのか,何を聞き取ればよいのかわからない」などの声も変わらず聞こえてきます.しかしながら,抗精神病薬を用いた薬物治療は,精神科を専門としていない薬剤師の先生方からの情報によって薬物治療の方針が根幹から検討しなおされ,状況が好転することも多く,より適切な治療にはさまざまな視点からの情報提供・共有が有用です.そして,薬剤師からの温かいサポートによって安心して治療を継続できる患者さんも多くいらっしゃいます.
今回の特集は保険薬局や精神科専門医療を行う病院で対応された経験豊富な先生方に執筆をお願いいたしました.本書を通して,より多くの先生方の抗精神病薬への抵抗感が軽減されることを期待しています.

≪速攻マスター! ドパミン&セロトニン≫

1.かいつまみ! 気分や行動に関わる神経伝達物質
2.統合失調症とくすりがわかる! ドパミン・セロトニンのはたらき
3.ズバッとお見通し! 神経系でわかる病態とくすり

≪抗精神病薬 自由自在≫

1.統合失調症の症状と経過
2.抗精神病薬の特徴と使い分け
 ・第一世代薬,第二世代薬と定型薬,非定型薬は何が違う?
 ・セロトニン・ドパミン拮抗薬(SDA)
 ・多元受容体標的化抗精神病薬(MARTA)
 ・ドパミン受容体部分作動薬(DPA)
 ・剤形選択のススメ─持効性注射剤─
3.統合失調症以外の疾患への活用
 ・双極性障害
 ・うつ病
 ・認知症
 ・発達障害
 ・睡眠障害
 ・せん妄
 ・慢性疼痛
 ・がん患者の悪心・嘔吐
4.副作用に備える! 抗精神病薬の傾向と対策
 ・抗精神病薬の副作用の分類
 ・錐体外路症状
 ・自律神経症状
 ・代謝内分泌異常
 ・悪性症候群
 ・多飲症と水中毒
 ・過鎮静
 ・薬剤のスイッチングとクロルプロマジン換算

≪実践・管理と指導! くすりちゃれんじ≫

患者対応のイロハ
case1 副作用チェック 〜これは過鎮静?! 用量設定に注意!〜
case2 薬局からもサポートしよう! 剤形選択とSDM 〜錠剤から貼付剤に変更になった症例〜
case3 再発・再燃防止と服薬管理 〜アドヒアランス不良により処方変更した30代男性〜

≪コラム≫

・むかしは「精神分裂病」とよばれていた
・難治性統合失調症
・抗精神病薬処方の単剤 vs. 併用

≪Series≫

・最近のコクシ 統合失調症治療薬
・プレイバック物化生 神経細胞の情報のやり取り……伝導と伝達って?
・ハマゾン.co jp アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック 生薬によるアレルギー!? 眠り姫編

≪book review≫

生活の場で行うアドバンス・ケア・プランニング(南山堂)
医薬分業の光と影(ダイヤモンド社)
介護漢方(南山堂)
1,320円
特集:腎臓が教える 腎機能のみかた - 助ける薬と避けたい薬 -

≪はじめに≫

医療法人仁真会白鷺病院薬剤科 科長 古久保 拓

知識と楽しさと信頼と

 何でもできるすごい人になりたいですか?
 ザンネンですがそんな「無敵」はこの世には存在しませんし,なれません.医療の世界でもそうです.そんなに甘くない.勉強すればするほど,自分の見識の浅さを実感するものです.
 もし「無敵」になったとしても,おそらく仕事はそんなに楽しくならないと思います.それに,どんな問題でも解決できる,というのは錯覚です.自分の世界の外側が見えてないからです.ですから,自分の世界を広げながら少しずつ進歩するのが正しくて楽しいのです.
 その世界を広げるために最適なテーマがあります.それが,今回特集した「腎臓を考えること」です.臨床の薬剤師なら誰でも仕事上で腎臓のことを考える機会があるはずです.腎機能の評価は理論的な薬物治療を実践するためにどうしても必要になります.それに,腎機能を守ることは命を守ることでもあります.ただ,その考えに馴染みがなければ,それは複雑で難しいとお考えかもしれません.
 ですから,今回は愛情をもって丁寧に腎臓にインタビューしてみました.また,具体的な薬物治療の適正化プロセスの体験についても意識してみました.
 ご自身の環境のなかで,腎臓のことを考えてどんなことができるのか,ぜひ考えて世界を広げてみてください.そして実践してみてください.その少しの進歩を積み重ね,継続してほしいのです. 勉強したことがテストに出るとうれしいように,学んだことが役立つときっと楽しいと思います.決して「無敵」になる必要はありませんからね.
 医療におけるお互いの「信頼」も今回のキーワードです.腎臓病薬物治療に関する知識を得て,活用して,楽しんで,心を動かして,社会全体の医療の質を少しずつ高めていきましょう.

≪世界初!? 独占インタビュー! 腎臓が語るホンネと苦労≫

day 1 自己紹介
day 2 尿検査
day 3 腎機能測定
day 4 臓器連関
day 5 薬について
day 6 CKDの治療
day 7 急性腎障害(AKI)

≪iSCAN-Dのための腎機能と薬の評価法≫

1.iSCANのススメ
2.CKDを知りましょう
3.腎機能評価と注意点
4.腎機能低下時のハイリスク薬
5.薬剤性腎障害の防止
6.展望 〜連携と楽しさ〜

≪クイズ 100腎に聞きました! 潜むリスクにiSCAN!≫

1.CKD G4患者へのH2受容体拮抗薬の常用量投与にiSCAN!
2.高齢者に処方された帯状疱疹治療薬.危険性を察知して代替策へiSCAN-D
3.CKD G3患者へのSGLT2阻害薬新規開始にiSCAN!
4.高血圧治療薬と糖尿病治療薬が同時に開始された腎機能低下症例にiSCAN!
5.ピルシカイニドの「ちょっとだけ」減量処方にiSCAN!
6.腎機能低下患者の骨粗鬆症に対する活性型ビタミンD3製剤にiSCAN!
7.CKD患者のDOACの用量チェックと哲学的iSCAN

≪身体のなかのお片づけ! 代謝・排泄と「かたち」≫

1.腎排泄とくすりのかたち
     水に“溶ける”とは?/エステル系プロドラッグに注意!/活性代謝物にも注意!
2.薬剤性腎障害のかたち
     “見た目”でわかるDKI/“クセ”でわかるDKI/副作用のメカニズムとかたち

≪コラム≫

・水溶性置換基のかたち
・ハプテンって,なんだ?

≪Series≫

・最近のコクシ 腎臓と薬
・プレイバック物化生 コロイドをもう1度! コロイドって,なあに?
・ハマゾン.co.jp 腎臓のはなし
・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック 処方オーダーミス?! 診療科と齟齬がないかも確認ポイント
・エビデンスと実臨床の架け橋〜臨床疑問のゆくえ〜 腎臓病の人では生活習慣にどんな配慮をすればよいですか?
Book review

・薬のうごきを「みえる化」する一目で伝わるADME図鑑(南山堂)
・症状緩和のためのできる!使える!皮下投与(南山堂)
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Rp.+(レシピプラス) の内容

  • 出版社:南山堂
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の1日
2016年1月より「Rp.(レシピ)」が「Rp.+(レシピプラス)」にリニューアル!
臨床現場で注目されている薬剤や疾患を取り上げ、新人薬剤師には「やさしく」、先輩薬剤師には「くわしく・強くなる」をコンセプトに解説します。薬剤業務の悩みも解消、臨床力を磨ける季刊本です。※2016年01月01日(Vol.15 No.1)より「Rp.+(レシピプラス)」にリニューアル致しましたが、2015年10月01日(Vol.14 No.4)迄のタイトルは「Rp.(レシピ)」となります。

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