目次
おすわりやーすいすどっせ
ましませつこ 作
■内容のご紹介
「おすわりやーす いすどっせ」いすが歌うと、はなちゃんが「とん」と座りました。今度はいすとはなちゃんで歌うと、ぞうさんが「どしん」と座りました。きつねさんやうさぎさんもやってきて、最後は…。京都のわらべうた「おすわりやす」を元にしたわらべうたの絵本。絵本を読み終わったら、ぬいぐるみなどを使ってお子さんと一緒に遊ぶのもオススメです。
■編集部より
「おすわりやす」は京都のわらべうたです。編集担当は、このわらべうたを大人になってから、あるわらべうた教室で教えてもらいました。のびやかなメロディーと、座っている人の上に次々に座っていくこのうたの遊びが楽しくて、いつか絵本にできないかと考えていました。そんな折、ましませつこさんにお目にかかる機会があり、その思いを打ち明けたところ、ましまさんも、わらべうたの絵本を作りたいと思っていらしたところだったそうで、その後、何度もやりとりを重ねてこの絵本はできあがりました。ご家庭や園でお子さんと、友だち・兄弟・ぬいぐるみなどを膝に座らせて遊んでくださいますように。あんまりのったらこけますので、こけても痛くないところでお遊びください。
※わらべうた「おすわりやす」の歌詞
おすわりやす いすどっせ
あんまり のったら こけまっせ
●作者のことば
わらべうたのこと ましませつこ
私の初めての絵本は、60年ほど前の「こどものとも」の『わらべうた』でした。その頃私はデパートで広告デザインの仕事をしていて、ある年のお正月、久しぶりに実家の鶴岡に帰郷した時のことです。子どもの頃から見慣れていた長火鉢に鉄瓶、伊万里の砂糖壺など、古い道具のデザインもいいなと気がつきました。もっと他にあるのではないかと、蔵に入り、奥の箪笥を開けると、鮮やかな赤やピンクの子どもの着物がたくさん目に飛びこんできました。母屋の座敷に広げ眺めていると、父が来たので「誰の着物?」と尋ねると「江戸、明治の古いものが昔からあった」と云うばかり。その時、偶然ラジオから「かごめかごめ」のわらべうたが聞こえてきて、ふと蔵にあったような着物を着た子どもたちが雲の上で遊んでいる情景が頭に浮かんだのです。私と“わらべうた”との忘れられない出会いでした。東京に戻って日宣美*のデザインコンクールに「わらべうたのレコードジャケット」と想定した作品を応募し、入選。その絵が元になって「こどものとも」の絵本にしていただけたのは幸運でした。ところが、「わらべうたを知らないで勝手に描いた」とある研究者に批判され、私はわらべうたのことは忘れようと思いました。それから30年ほどあと、こぐま社から「もう一度わらべうたの本を作りませんか。子どもが実際に遊べるような絵本を」と依頼された時、そういう方針なら、と再挑戦してみたのが『あがりめ さがりめ』でした。
「おすわりやす」は京都方面に伝わるわらべうたです。ゆるやかで美しい節まわしとリズムに、ちょっとドキドキ感も……。子どもたちに喜んでもらえたらうれしいです。私も楽しんで描きました。
※日宣美…日本宣伝美術会の通称。1951年に設立され、日本のグラフィックデザインの発展に貢献した。
■著者情報
ましませつこ
山形県生まれ。女子美術大学図案科卒業。絵本に『わらべうた』(「こどものとも」1965年12月号)『うめぼしさんのうた―わらべうた』『こよみともだち』『すごいね じょうずだね』(「こどものとも0.1.2.」2016年10月号)『さくら ひらひら とんぴんぴん』(「こどものとも年中向き」2015年3月号)『てんさらばさら てんさらばさら』(「こどものとも」1983年1月号/以上、福音館書店)『あがりめ さがりめ』『ママだいすき』『ととけっこう よがあけた』(以上、こぐま社)などがある。東京都在住。
ましませつこ 作
■内容のご紹介
「おすわりやーす いすどっせ」いすが歌うと、はなちゃんが「とん」と座りました。今度はいすとはなちゃんで歌うと、ぞうさんが「どしん」と座りました。きつねさんやうさぎさんもやってきて、最後は…。京都のわらべうた「おすわりやす」を元にしたわらべうたの絵本。絵本を読み終わったら、ぬいぐるみなどを使ってお子さんと一緒に遊ぶのもオススメです。
■編集部より
「おすわりやす」は京都のわらべうたです。編集担当は、このわらべうたを大人になってから、あるわらべうた教室で教えてもらいました。のびやかなメロディーと、座っている人の上に次々に座っていくこのうたの遊びが楽しくて、いつか絵本にできないかと考えていました。そんな折、ましませつこさんにお目にかかる機会があり、その思いを打ち明けたところ、ましまさんも、わらべうたの絵本を作りたいと思っていらしたところだったそうで、その後、何度もやりとりを重ねてこの絵本はできあがりました。ご家庭や園でお子さんと、友だち・兄弟・ぬいぐるみなどを膝に座らせて遊んでくださいますように。あんまりのったらこけますので、こけても痛くないところでお遊びください。
※わらべうた「おすわりやす」の歌詞
おすわりやす いすどっせ
あんまり のったら こけまっせ
●作者のことば
わらべうたのこと ましませつこ
私の初めての絵本は、60年ほど前の「こどものとも」の『わらべうた』でした。その頃私はデパートで広告デザインの仕事をしていて、ある年のお正月、久しぶりに実家の鶴岡に帰郷した時のことです。子どもの頃から見慣れていた長火鉢に鉄瓶、伊万里の砂糖壺など、古い道具のデザインもいいなと気がつきました。もっと他にあるのではないかと、蔵に入り、奥の箪笥を開けると、鮮やかな赤やピンクの子どもの着物がたくさん目に飛びこんできました。母屋の座敷に広げ眺めていると、父が来たので「誰の着物?」と尋ねると「江戸、明治の古いものが昔からあった」と云うばかり。その時、偶然ラジオから「かごめかごめ」のわらべうたが聞こえてきて、ふと蔵にあったような着物を着た子どもたちが雲の上で遊んでいる情景が頭に浮かんだのです。私と“わらべうた”との忘れられない出会いでした。東京に戻って日宣美*のデザインコンクールに「わらべうたのレコードジャケット」と想定した作品を応募し、入選。その絵が元になって「こどものとも」の絵本にしていただけたのは幸運でした。ところが、「わらべうたを知らないで勝手に描いた」とある研究者に批判され、私はわらべうたのことは忘れようと思いました。それから30年ほどあと、こぐま社から「もう一度わらべうたの本を作りませんか。子どもが実際に遊べるような絵本を」と依頼された時、そういう方針なら、と再挑戦してみたのが『あがりめ さがりめ』でした。
「おすわりやす」は京都方面に伝わるわらべうたです。ゆるやかで美しい節まわしとリズムに、ちょっとドキドキ感も……。子どもたちに喜んでもらえたらうれしいです。私も楽しんで描きました。
※日宣美…日本宣伝美術会の通称。1951年に設立され、日本のグラフィックデザインの発展に貢献した。
■著者情報
ましませつこ
山形県生まれ。女子美術大学図案科卒業。絵本に『わらべうた』(「こどものとも」1965年12月号)『うめぼしさんのうた―わらべうた』『こよみともだち』『すごいね じょうずだね』(「こどものとも0.1.2.」2016年10月号)『さくら ひらひら とんぴんぴん』(「こどものとも年中向き」2015年3月号)『てんさらばさら てんさらばさら』(「こどものとも」1983年1月号/以上、福音館書店)『あがりめ さがりめ』『ママだいすき』『ととけっこう よがあけた』(以上、こぐま社)などがある。東京都在住。
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