インタビュー
全農 山岸嘉春常務
全農一般契約「基準」価格と
店頭販売価格とセットで主張
理想の集荷率は生産量の50%
銘柄ごと実力相応の価格形成
今年7月28日の全農経営管理委員会で常務理事に選任され、米穀担当常務となった山岸嘉春氏はこのほど、本紙のインタビューに応じ、就任にあたっての抱負と今後の全農米穀事業の展開方向などを語った。
――山岸常務は、ご就任の直前、総合企画部長だったと伺っています。米穀関連部門のご経験は?
山岸 2002(平成14)年7月まで長らく米穀部門にいました。最後は東京支所の主食課長でした。ですから約9年ぶりに米穀部門に戻ってきたことになります。
――では担当常務として戻ってこられて、今後の全農米穀事業に臨むご抱負を。
山岸 米穀業界をとりまく情勢は、その9年間で大きく変わってしまっていますね。制度、仕組みもそうです。(センター)入札がないですし、食糧法も改正され、政権が代わり、今や戸別所得補償。全農の集荷率も下がり、価格も下落しています。こうしたなかにあっても全農としての存在意義が、生産者の手取りを最大限確保していくことにあるのは、9年前だろうが20年前だろうが同じであろうと思っています。しかし環境変化に応じて変えなければならないことがあると感じています。
――具体的に、まず集荷には?
山岸 9年前に比べて400万tから300万tに減少しました。前任の米本(博一)常務のもと「新生全農米穀事業改革」を進めてきたわけですが、それは方向性として間違っていないと考えています。ただ生産者から見たとき、全農の役割・機能が見えづらくなっているのではないか、ということです。
例えば以前なら、入札への上場・落札によって、いかに全農が売っている、あるいは売る努力をしているかが見えたわけですが、今はそれが見えにくい。全農として頑張っていることを示すのは大事です。
インタビュー
㈱神明 藤尾益雄社長
――2012(平成24)年3月期の第2四半期(2011年4~9月)がそろそろ終わろうとしています。前期は減収減益と聞いており、売上高は減収というよりほぼ前期並みといったところで、減益となったのは単価下落が響いた結果なのでしょうが、この傾向は現在も変わっていませんか。
藤尾 そうですね。前々期50万tから前期57・5万tと扱い量が増えていて、にもかかわらず売上高が微減でした。その後、例えばごく最近の短い例で言えば、8月の上旬が異常に売れました。そのままいけば売上高ベースで5割増しくらいの勢いでしたが、お盆過ぎに止まってしまい、終わってみれば単月ベース7~8%増程度にとどまっています。
ですから数量ベースだと7月までで前期比2ケタ増のペースですが、金額ベースだと7月までで計画比8%増くらいだったものが、今のところ第2四半期は計画比2%増程度で着地しそうです。(22年産の)価格が上がっているのは仲間相場だけの話で、量が捌けてもこれでは…。
米穀卸の経営概況
ほぼ満遍なく減収大幅増益
精米は金額減も玄米販売量増加
パール卸の経営概況
16社・減収大幅増益
専業は大手増益、中小減益
全農新潟県本部 新潟米懇談会
23年産新潟一般コシ相対価格17500円スタート
全農新潟県本部は9月13日、新潟市内で「新潟米懇談会」を開催。卸、団体等100名以上が出席した。このなかで新潟県本部は、23年産うるちの販売予定を23・8万tとした。内訳はコシヒカリ18万t、こしいぶき4・8万t。収穫前契約は16・3万tまで積み上がっており、販売価格(東京着相対価格)は、こしいぶき14000円(9月8日~)、一般コシヒカリ17500円、魚沼コシヒカリ22000円、岩船・佐渡コシヒカリ17800円(9月20日予定)とした。
23年産概算金/仮渡金の推移(9月15日現在、本紙調べ)
topics
農家向け白米専用計量器機「美白米コンビ」
サタケ
放射性物質“迅速”検査の精度向上
ビジョンバイオ
ライスミルク販売拡大
木徳神糧
累計4375俵が成約
加工用米取引センター
欧州最大の精米販売企業と提携
丸紅
第2四半期単体業績予想を上方修正
ヤマタネ
ゆめぴりか全国へ新パッケージ
ホクレン
ミヤベイ直販精米工場が完成
東洋精米機の新型機採用
10月1日から営業本部を移転、東京本部へ
むらせ
㈱糧配と呉糧配㈱が合併、新社名は㈱糧配
3月末現在の届出業者数は7万8,540業者
農水省調べ
農産物検査法違反
農水省
海外レポート
中国・中国・寧夏にコフコの精米工場、年産11万t
連載シリーズ
・「お米マイスター&料理店」
さいたま新都心の鰻屋
お米マイスター:「㈱鵜野商店」さいたま市見沼区
料理店:「氷川まんまる」さいたま市大宮区
問屋が営む厳選の鰻屋
地産地消で市のブランド米
特別基準の彩のかがやきを
「さいたま育ち」で推奨
・「壁耳空耳時事放談」
離農奨励という禁じ手と民主党農政
政策目的が変質した戸別所得補償制度
・「斜めからもの申す」好調の辛口論評
これからは障害物競走
・「ライスネットの相場展望」
ライスネットワークの相場展望V.114
昨年と違って「裾そ物がない!」
誰もが忌み嫌う関東産は宝の山?
・西やんの“米屋”が進める農商工連携でビジネスモデルの創出を
(米屋の業態革新のすすめ)
第10回 ~新しい地域おこしの推進へ!~
・「観測気球」
西日本に東日本の業者が参入して価格上昇
情報開示が遅いのではない。できないのだ
・「元気な米屋」
山田屋食糧㈲
横浜市旭区
・「米売れ筋POSランキング2011年7月」
・「資料」
平成22年産米の相対取引価格(農水省)
平成22年産米の相対契約累積数量(農水省)
民間在庫の推移(農水省)
平成23年7月の家計調査
小売物価統計(東京都区部のみ)平成23年7月分
9月のBBN米価
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