1、発達障害者支援の新しい流れ
「発達障害」という言葉はようやく社会一般にも知られるようになってきたが、その実態を正しく知る人はまだまだ少ない。保健師など支援する側においても捉え方にかなり濃淡があるのが実情である。一方、専門家の間では、アスペルガー障害、ADHD、LDなどの分類に重きを置くよりシンプルな評価尺度に基づいて対応することが主流になってきた。国も法整備の中で発達障害者支援をより具体的に位置づける方向で動き出したところだ。 今月の第1特集では発達障害者支援の新しい流れについて解説し、現場で発達障害者支援にかかわる保健師たちに指針を提示する。
2、歯科保健で地域をつくる
歯科・口腔の問題は全身の健康や精神機能にも大きな影響を及ぼすことが知られており、介護予防や特定健診・特定保健指導においても重要なポイントを担っている。第2 特集ではからだの小さな部位である歯科・口腔の健康が、地域づくりにまで広がることを説き、実践事例を紹介する。
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【interview】当事者のきょうだいや友達は専門家顔負けの“技”を持っている
《日詰正文 発達障害対策専門官に聞く》
いま発達障害をどうとらえるか
神尾陽子(独立行政法人国立精神・神経医療センター精神保健研究所)
発達障害児者支援に向けた効果的な乳幼児健診のあり方
辻井正次(中京大学現代社会学部)
中島俊思(浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター)
【事例】 「充実」から「平準化」へ
瀬野勝久(舞鶴市福祉部)
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地域で取り組む二大疾患の予防
筒井昭仁(福岡歯科大学)
【事例】地域における歯科からのホームレス者自立支援の取り組み
調査、健康教育、情報発信、そして情報の共有
岩井梢、西本美惠子(NPO法人ウェルビーイング)
【事例】自治体におけるヘルスプロモーション的歯科保健の取り組み
継続の鍵を握るのは「対話」
栗野孝子(鹿児島県南薩地域振興局保健福祉環境部)
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◆FACE 2010
石川貴美子さん (秦野市福祉部高齢介護課 課長補佐)
取材・文 編集部
・インタビュームービー(3MB)
◆ひよこ保健師 season4
田村佳奈美さん(長野県下高井郡山ノ内町健康福祉課)
2年目の難しさを痛感しつつ地元保健師として何ができるかを思案する日々
取材・文・写真 西内義雄(医療・保健ジャーナリスト)
◆OPINION! 保健師さんへ
虐待予防のゲートキーパーとして、地域づくりの要として保健師さんに期待しています。
山野良一さん(「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク共同代表/千葉明徳短期大学保育創造学科講師)
聞き手 編集部
◆FOCUS
《interview》岡田アナベルあやめ先生(杏林大学医学部眼科教授)に聞く
加齢黄斑変性について正しい理解を
取材・文 編集部
◆住まいに潜むアレルゲンと化学物質
全身を刺されるイエダニ対策
中臣昌広(文京区文京保健所 環境衛生監視員)
◆いまどき子育てアドバイス
いろんな子どものいろんな育ち(20)
中川信子(言語聴覚士)
◆行政のうごき
平成22 年度 保健師中央会議開催
◆情報BOX
本のレストラン
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