POSSE(ポッセ) 発売日・バックナンバー

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【特集】何が若者たちを闇バイトに追い込むのか?
廣末 登/岩本菜々/今野晴貴/今岡直之

各地で相次ぐ特殊詐欺や強盗、その実行犯の多くは「一般の若者」だった──。
近年、若者を凶悪犯罪に巻き込む「闇バイト」が日本中を騒がせている。
なぜ彼らは闇バイトに手を出したのだろうか?
犯罪組織の構成や、その脅迫的な手口が禍々しく報道される一方、そこに応募する若者たちについては、情報リテラシーの不足ばかりが取り沙汰されている。
しかし、彼らを闇バイトに追い込んだのは、今まさに変貌しつつある社会構造の問題ではないだろうか。
本特集では、闇バイトの実行犯たちの声を紹介しながら、さまざまな角度から、その背景の検証を試みた。
そこから浮かび上がったのは、貧困、家族、消費、雇用、そして資本主義の歴史的な変化だ。
勤労によらない金儲けが、かつてなく人々を煽り立てる今、闇バイトは決して「特殊」な問題ではないのだ。

【特集】何が若者たちを闇バイトに追い込むのか?

◆インタビュー
若者たちを闇バイトに駆り立てる日本社会
貧困・虐待・投資・SNS
廣末 登(社会学者)

◆インタビュー
私が闇バイトで捕まるまで
震災・コロナ禍から特殊詐欺へ
本誌編集部

◆論考
資本主義の変化がもたらした「闇バイト」
組織編成・敵対性・「労働の衰退」・レント資本主義
今野晴貴(労働問題研究者/NPO法人POSSE元代表)

◆論考
闇バイト増加の背景にある若者の貧困と福祉の不在
生活相談現場からの考察
岩本菜々(NPO法人POSSE代表)

◆論考
なぜ「安易に」闇バイトに応募するのか
享楽を求める消費社会の深化
今岡直之(NPO法人POSSEスタッフ)


【単発】
◆対談
アルゴリズムの時代に私たちは本を読めるのか?
大退職時代とレント資本主義が変える「知」との関わり
三宅香帆(文芸評論家)×今野晴貴(労働問題研究者/NPO法人POSSE元代表)

◆論考
ヤマト運輸での「熱中症ストライキ」の意義と展望
佐藤学(NPO法人POSSE・総合サポートユニオン)


【連載】
◆困窮する移民・難民の生存権を求めて
第6回(最終回) 「外国人生活保護」バッシングへの応答と生存権保障
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)

◆スポーツとブラック企業
第20回 食と労働 プロレスとちゃんこ鍋 社員と社員食堂
常見陽平(千葉商科大学准教授)

◆POSSE最新ブックレビュー

◆INFORMATION
【特集】海外に流出する若者たち──ワーホリ・移住・現地採用
大石奈々×上阪徹×五十嵐泰正
川嶋久美子/佐々井司

今岡直之/岩本菜々/大澤優真/常見陽平

若者の「海外就労」や「海外移住」がマスメディアを賑わせている。
実際、日本からの海外移住は年々増加している。
しかし、語られるのは貧困化する日本からの「出稼ぎ」や、移住先での困窮などの断片的な報道ばかりだ。こうしたセンセーショナルなストーリーは、本当に実態を描き出せているのだろうか。
若者たちはなぜ海外を目指すのか。そこにはむしろ、より根深い日本社会の矛盾や、海外で働くことの「希望」があるのではないか。本特集では若者たちのチャレンジや移住先の実態に注目しつつ、一方でその裏返しとしての日本社会における閉塞感の正体を掘り下げていきたい。
具体的には、オーストラリアのワーキングホリデー、2000年代から10年代まで盛り上がった中国の大連におけるグローバルなアウトソーシングによる採用、そして近年の人口動態のデータの分析など、さまざまな角度から多面的に論じていく。


【特集】
海外に流出する若者たち
──ワーホリ・移住・現地採用

◆座談会
日本からの「流出」は止まらない?
ワーキングホリデーと国際移住の実像とは
大石奈々(メルボルン大学アジア研究所准教授)×上阪徹(ブックライター)×五十嵐泰正(筑波大学人文社会系教授)

◆論考
収入減でも海外で働く理由
不況下における現地採用労働
川嶋久美子(立教大学観光学部准教授)

◆論考
〝海外移住〟と少子化に共通する日本の病巣
国難解決に向けた一提言
佐々井司(福井県立大学地域経済研究所教授)


【単発】

◆家族からの排除が生む若者の孤独・孤立
顕在化する金銭関係としての近代家族
今岡直之(NPO法人POSSEスタッフ)

◆オメラスから発つ道の途上で
第2回 ウェブプラットフォーム「ジェネレーション・レフト」立ち上げから半年
社会を変える「正しい」方法などないからこそ、考え、議論し続けよう
岩本菜々(POSSE理事)

◆困窮する移民・難民の生存権を求めて
第5回 困窮する移民・難民の支援マニュアル(下)
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)

◆スポーツとブラック企業
第19回 スポーツと不祥事を考える 叩いて終わりでいいのか?
常見陽平(千葉商科大学准教授)

◆POSSE最新ブックレビュー

◆INFORMATION


■表紙の写真
Low pixel CG「思い出ごはん(スパゲッティ)」
制作年:2013 素材:陶、皿、フォーク

デジタルなイメージを真逆なイメージを持つ陶芸で表現することで、虚と実が入り混じる現代のリアリティーを表現するシリーズ

増田敏也(Toshiya Masuda)
デジタル陶芸家
1977年 大阪府出身
HP https://masutoshi117.jimdofree.com/

■ブックデザイン
末吉亮(図工ファイブ)
【特集】若者の「退職ブーム」は本当なのか?──働き方改革/キャリア形成/ブルシットジョブ
古屋星斗×今野晴貴
竹信三恵子/中村天江/小澤浩明

西谷敏×奥貫妃文×今野晴貴
田中洋子×今野晴貴

 この春、若者の「退職ブーム」がマスコミを席巻した。退職代行ビジネスを利用して会社を辞める20代の若者が続出し、なかには新卒で入社早々に離職する若者も少なくないというのだ。報道が加熱しているとはいえ、20代の若者が早期に企業を退職する傾向は近年特徴的である。「ブラック企業」の社会化から10年が経つなか、若者の職場、そして若者の意識に何が起きているのだろうか? 「働き方改革」の「反動」で、若者が企業に物足りなさを覚えているという言説まで、まことしやかに語られている。
 まず、劣悪な労働条件が依然として横行し、より巧妙にすらなっているという現状があるだろう。また、日本型雇用から変わらない配置転換などの慣行に、キャリア形成の将来が見えないという議論もある。さらには、コロナ禍以降に注目された世界的な現象である、意味の感じられない「ブルシット・ジョブ」への絶望、エッセンシャルワークに象徴される社会的に意味のある仕事への渇望が、日本の若者にも現れているのだろうか。
 この潮流に、私たちはどう向き合うべきなのかを多角的に考えたい。

【巻頭座談会】

『規制が支える自己決定』から20年
──いま労働運動の実践から「自己決定」を考える
西谷敏(大阪市立大学名誉教授)×奥貫妃文(昭和女子大学教授/東ゼン労組執行委員長)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)


【特集】若者の「退職ブーム」は本当なのか?──働き方改革/キャリア形成/ブルシットジョブ

◆対談
「ブラック企業」から「ゆるい職場」の時代に変わったのか?
──職場を改善させる「退職」以外の方法とは
古屋星斗(リクルートワークス研究所主任研究員)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)

◆インタビュー
「退職代行サービス」の急増、
──若者の「早期退職」の背後で何が起きているのか?
中村天江(連合総研主幹研究員)

◆インタビュー
子どもには大学進学よりも「手に職を」?!
──低所得層家族の教育戦略の変化
小澤浩明(東洋大学社会学部教授)

◆座談会
「もう働きたくない!」
──労働者が「脱出」するための運動を
竹信三恵子(ジャーナリスト/和光大学名誉教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)×渡辺寛人(NPO法人POSSE事務局長/本誌編集長)×坂倉昇平(総合サポートユニオン執行委員)


【単発】

◆対談
「エッセンシャルワーカー」という対抗言説を社会運動へ
──ドイツの飲食チェーンと日本の現状から考える戦略
田中洋子(筑波大学名誉教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)

【連載】

◆困窮する移民・難民の生存権を求めて
第4回 困窮する移民・難民の支援マニュアル(上)──生活保護を中心に
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)

◆スポーツとブラック企業
第18回 スポーツをいくらで楽しむのか問題
常見陽平(千葉商科大学准教授)

◆父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第9回 過労死のない社会を作るには──これまでの過労死運動から学び、発展させていく
高橋優希

◆ラディカル・アメリカ
トランス・パシフィック・レーバー・ヒストリー
第3回
篠田 徹(早稲田大学教授)


■表紙の写真
Low pixel CG「回想プレイリスト2」
制作年:2022 素材:ceramic

デジタルなイメージを真逆なイメージを持つ陶芸で表現することで、虚と実が入り混じる現代のリアリティーを表現するシリーズ

増田敏也(Toshiya Masuda)
デジタル陶芸家
1977年 大阪府出身
HP https://masutoshi117.jimdofree.com/

■ブックデザイン
末吉亮(図工ファイブ)
[特集]春闘をアップデートせよ! 非正規×インフレ危機

元 連合非正規労働センター長 龍井葉二
全労連事務局長 黒澤幸一
木下武男/篠田徹/今野晴貴

物価高騰が止まらないなか、改めて「春闘」が注目されている。しかし、日本の労働組合の代名詞となってきたはずの春闘は、かつての姿から大きく変わってしまっている。政府が経営者に賃上げを要請する「官製春闘」が定着してすでに10年が経過し、大企業からは続々と「大幅な賃上げ」が発表されている。なかには組合の要求を待たずに早々にベースアップがリークされたり、組合要求を上回る数字を発表したりする大手企業も相次いでいる。春闘を主導するのは政治や経営者だと言わんばかりの状況だ。
だが、賃上げに非正規雇用労働者の待遇改善は含まれているのだろうか? その額は実質賃金を踏まえても高水準なのだろうか? この賃上げ「ブーム」は持続するのだろうか?
いまこそ、春闘によって労働組合が存在意義を発揮すべきときだ。「非正規春闘」のような新たな取り組みも台頭している。本特集では、春闘の歴史的な経緯や背景、アメリカの賃上げストライキの動向、日本の労働市場の現状や非正規春闘の実践を踏まえつつ、春闘をつうじた労働組合の未来を考えていきたい。


【特集】春闘をアップデートせよ! 非正規×インフレ危機

◆15分でわかる春闘入門
本誌編集部

◆基調論文
春闘とは何だったのか?
龍井葉二(元連合非正規労働センター長)

◆座談会
春闘はいま、無秩序な労働市場に立ち向かえるのか
龍井葉二 × 木下武男(労働社会学者・元昭和女子大学教授) × 今野晴貴(POSSE代表)

◆インタビュー
非正規労働者の賃金が上がらなければ、日本全体の賃金は上がらない
黒澤幸一(全労連事務局長)

◆インタビュー
米国労働組合の大幅賃上げに見る日本の春闘への提言
篠田 徹(早稲田大学教授)

◆論考
今年で2年目を迎えた非正規春闘
2023春闘の成果と2024春闘での広がり
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

◆インタビュー
学生アルバイト1人からでも賃上げを実現できる!
──非正規春闘とベイシアでの運動の経験から
茂木 楓(大学生)


【単発】

◆台湾の移民運動の再建を目指して前進する現場の取り組み
──20周年を迎えた台湾の移民運動の実践から
田所真理子ジェイ(NPO法人POSSEスタッフ)


【連載】

◆社会運動史研究者がスポットワークをやってみて
第3回 「日々雇用」と副業のはざまで
黒川伊織(神戸大学大学院国際文化学研究科協力研究員)

◆困窮する移民・難民の生存権を求めて
第3回 「幸運」な難民認定申請者とその後
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)

◆父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第8回 過労死・過労自死を防ぐために労働組合ができること
高橋優希

◆スポーツとブラック企業
第17回 スポーツと国籍をめぐって
常見陽平(千葉商科大学准教授)
【特集】物流危機を救うのはAIと規制緩和か?

物流業界における労働の「危機」が叫ばれている。
 一つはドライバーの長時間労働規制による「2024年問題」だ。このままでは物流が回らなくなるとして、荷主や運送会社に対する規制や、消費者の意識改革などが啓発されている。それどころか国は「規制緩和」策まで提唱している。だが、こうした議論の中で、労働者の声が反映されているとは言い難いのが実情だ。
 同時にインターネット通販、主にAmazonというプラットフォームの拡大のもとで、ドライバーのさらなる個人事業主化、そしてAIによる労働の強化が進行している。労働者が自らの権利を行使することは、ますます困難に思われているのではないだろうか。
 いま、労働運動には何ができるのか。本特集では、物流業界の「危機」を見据えつつ、実際に日本やアメリカで闘うドライバーたちの労働組合の実践を参照し、新たな可能性を探りたい。

【特集】物流危機を救うのはAIと規制緩和か?

◆「規制緩和」がもたらしたトラックドライバーたちの過酷な現状
──物流2024年問題と労働組合への期待
川村雅則(北海学園大学教授)

◆高速道路で「重大事故」が増加する?
──「2024年問題」でトラックの速度規制を緩和
今野晴貴(NPO法人POSSE代表)

◆外国人ドライバーは流通の「救世主」となるのか?
本誌編集部

◆アマゾンの「当日配送」を支える人々を追って
──前編
岩本菜々(POSSE学生ボランティア)

◆ヤマト運輸の個人事業主・パートたちは「大量リストラ」といかに闘ったか
──軽貨物ユニオンの取り組み
高橋英晴(軽貨物ユニオン執行委員長)

◆「最高益」なら還元しろ!
──アメリカのトラック・ドライバーは年収2500万円へ
本誌編集部


【ミニ企画】『生きのびるための社会保障入門』刊行記念
労働組合と社会保障でインフレ危機を生きのびろ!

◆「標準」なき時代の社会保障
──制度から抜けおちた多様な暮らしをどのように保障するか
葛西リサ(追手門学院大学准教授)×奥貫妃文(相模女子大学教授)

◆コロナ禍・インフレ危機の惨状からいかに立ち上がるか?
──声をあげることからはじまる女性・ケア・地域の新しい連帯
竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)×奥貫妃文(相模女子大学教授)


【単発】

◆ヨーロッパのプラットフォーム労働規制の現在地
──『あなたの上司はアルゴリズム』から読み解く
脇田滋(龍谷大学名誉教授)

◆『イギリス炭鉱ストライキの群像』をめぐって
──40年前の敗北の闘争がいま、私たちに教える経験とは
熊沢誠(甲南大学名誉教授)

◆問題多発の業界に立ち向かう回転寿司ユニオン
──すべての飲食業界で働く非正規労働者の改善を目指して
尾林哲矢(首都圏青年ユニオン事務局長)

◆貧困者を収容する「貧困ビジネス」の実態と源流
今岡直之(POSSE生活相談班)


【連載】

◆社会運動史研究者がスポットワークをやってみて
第2回 バブル世代・氷河期世代・Z世代、そしてシニア世代と働いて
黒川伊織(神戸大学大学院国際文化学研究科協力研究員)

◆生活相談Q&A
「貧困ビジネス」施設からの脱出マニュアル
今岡直之(POSSE生活相談班)

◆困窮する移民・難民の生存権を求めて
第2回 「外国人」と貧困
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)

◆ラディカル・アメリカ──トランス・パシフィック・レーバー・ヒストリー
第2回
篠田 徹(早稲田大学教授)

◆父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第7回 過労死事件を公表して闘うことの葛藤と意義、裁判を闘っていく中での意識の変化
高橋優希

◆スポーツとブラック企業
第16回 スラムダンクの倫理とバ畜の精神
常見陽平(千葉商科大学准教授)

◆POSSE最新ブックレビュー

◆INFORMATION

■表紙の写真
「TOKYO NUDE」
虚構の東京を出現させることをコンセプトに、レタッチによって都市の外観を変化させるシリーズ

安藤瑠美
フォトグラファー・レタッチャー
1985年 岡山県出身。2019年 THE REFERENCE ASIA : PHOTO PRIZE優秀作受賞。
http://rumiando.com
https://www.instagram.com/andytrowa/

■ブックデザイン
末吉亮(図工ファイブ)
【特集】地方移住の先にユートピアはあるのか?
小松理虔×伊藤綾×五十嵐泰正/寺井元一×西本千尋/林 凌/佐々木大記

資本主義的な都市部でのライフスタイルを拒否しオルタナティヴを求めるような流れは、コロナ禍のテレワークの広がりの後押しも得て、都市からの移住を促し「移住ブーム」ともいえる状況を生み出している。
 こうした状況をどうみるべきだろうか。本特集では、移住先での生活や地域のあり方についての課題を、それぞれの地域にかかわりをもち、実践している方々の座談会やインタビューによって多角的に捉えようと試みた。
 移住ブームのなかで見落とされがちな地域の課題や論点を拾い上げ、移住と地域における未来の可能性を探る。


【新連載】
◆オメラスから発つ道の途上で
第1回 「被害」の消費ではなく、不公正を告発するためのメディアを
岩本菜々(POSSE学生ボランティア)


【最新情勢インタビュー】
◆ハリウッドのストライキ
シャバーリ・アーメッド(脚本家、小説家)

◆技能実習制度の廃止をめぐる議論と入管法改悪
──今後の日本の労働市場における外国人労働者の立ち位置と労働運動の課題
指宿昭一(弁護士)


【特集】地方移住の先にユートピアはあるのか?

◆[鼎談]移住支援のトップランナーが語る、これからの日本に必要な「まちづくり」とは?
──振興だけじゃなく、今こそ「縮退」の議論を
小松理虔(地域活動家)
伊藤綾(きら星株式会社代表取締役)
五十嵐泰正(筑波大学人文社会系教授)

◆[インタビュー]「移住支援」をしていたら「福祉支援」をやることに?!
──キラキラ移住物語の裏側にある実態と移住支援におけるケアの不在
寺井元一(株式会社まちづクリエイティブ代表取締役・NPO法人KOMPOSITION代表理事)
西本千尋(NPO法人KOMPOSITION理事)

◆[論考]「広範囲の都市化」と地方移住
──淡路島が「社会の最前線」の経由地となるとき
林 凌(日本学術振興会特別研究員PD)

◆[論考]地方移住再考
──かわまた田んぼリンクから
佐々木大記(かわまた田んぼリンククラブ代表)


【新連載】
◆社会運動史研究者がスポットワークをやってみて
第1回 このままでは暮らせない──賃金の上がらない国日本
黒川伊織(神戸大学大学院国際文化学研究科協力研究員)

◆困窮する移民・難民の生存権を求めて
第1回 「人として生きていく」ことが許されない
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)

◆ラディカル・アメリカ──トランス・パシフィック・レーバー・ヒストリー
第1回
篠田 徹(早稲田大学教授)

◆生活相談Q&A
「毒親」のいる実家脱出のための生活保護フル活用マニュアル
今岡直之(POSSE生活相談班)


【単発】
◆労働組合運動の新たな形
──「非正規春闘」とは何か(下)
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

◆家事労働過労死裁判に取り組む意義とその射程
佐藤 学(NPO法人POSSE・総合サポートユニオン)


【連載】
◆スポーツとブラック企業
第15回 スポーツ村を変えるために──外部の意見を大切に
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)

◆父の過労死──会社と闘ってきた10年間
第6回 家事労働者過労死裁判の支援活動から見えてきた社会運動の可能性
高橋優希

◆POSSE最新ブックレビュー


■表紙の写真
「TOKYO NUDE」
虚構の東京を出現させることをコンセプトに、レタッチによって都市の外観を変化させるシリーズ

安藤瑠美
フォトグラファー・レタッチャー
1985年 岡山県出身。2019年 THE REFERENCE ASIA : PHOTO PRIZE優秀作受賞。
http://rumiando.com
https://www.instagram.com/andytrowa/

■ブックデザイン
末吉亮(図工ファイブ)
[特 集]フードロス×使い捨て労働
藤原辰史 × 今野晴貴 × 五十嵐泰正 × 森 進生
飯田悠哉/SDGsユニオン

SDGsブームのなか、フードロス対策として個人の消費行動の変容がさまざま呼びかけられている。余剰を生まないために、「買いすぎないようにしよう」、「計画的に料理しよう」、「食品の節約をしよう」等々……。
しかし問われるべきは、大量の食品を商品として生産し、それによって利益をあげていこうとするシステムそのものではないだろうか。食品の生産・加工・販売、そして廃棄のプロセスには、必ず人々の労働がかかわっており、人間の使い捨てと食品の大量廃棄は、深くつながっている問題である。
本特集では、労働の視点からフードロスが生み出される社会のあり方を分析し、食をめぐる社会運動のあり方を考える

目次
[書 評]
◆アーロン・ベナナフ著『オートメーションと労働の未来』
今野晴貴(POSSE代表)


[特 集]フードロス×使い捨て労働

◆フードロスと人間の使い捨て
藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)

コメント 
今野晴貴(NPO法人POSSE代表)
五十嵐泰正(筑波大学人文社会系教授)
森 進生(フードバンク仙台副代表)

◆棄てさせられているのは誰か?
―システマティックな侮辱としての「廃棄労働」
飯田悠哉(京都大学大学院農学研究科研究員)

◆職場の食品ロスの実態と労働運動のポテンシャル
荻田航太郎(SDGsユニオン代表)

◆ライフラインの貧困と飢餓に立ち向かう
―ライフライン無償化プロジェクトからの報告
笠原沙織(仙台POSSEスタッフ)


[AEQUITASシンポジウム]生活苦しいやつ声上げろ!――若者とエッセンシャルワーカーが求める最低賃金1500円と社会保障拡充

◆私たちが「債務帳消し」を求める理由
―時間稼ぎではなく、システム・チェンジを
岩本菜々(奨学金帳消しプロジェクト)

◆フードバンクから見えてきた女性の貧困
冨永華衣(フードバンクキャラバン)

◆社会を支える全ての人が豊かに生きられる社会を!
―元エッセンシャルワーカー・奨学金返済当事者の立場から
宮野(私学教員ユニオン)

◆エッセンシャルワークと最低賃金
蓑輪明子(経済学者)

◆ディスカッション マイノリティが中心の新しい最低賃金運動を!
司会 青木耕太郎(総合サポートユニオン)


[単 発]
◆労働組合運動の新たな形
―「非正規春闘」とは何か(上)
青木耕太郎(総合サポートユニオン)

◆権利行使を支えるソーシャルワーク実践
―家族から「排出」された若者の事例から
今岡直之(NPO法人POSSE生活相談チーム)

◆部活問題を通じた新たな教員労働運動の可能性
佐藤 学(私学教員ユニオン代表)


[連 載]

◆スポーツとブラック企業
第14回 スポーツと食 幻想と現実
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)

◆海外留学見聞録
No.9 分断を越えて
イギリス全土50万人ストライキの現場から
谷口歩実(#みんなの生理共同代表)

◆父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第5回 会社と闘ってきた10年間で得たもの
高橋優希

◆ラダイトと脅迫状
第6回「あなたは機械を破壊されましたか」
萩田翔太郎

◆POSSE最新ブックレビュー
[特 集]奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代
小島庸平/岩重佳治/アストラ・テイラー奨学金帳消しプロジェクトメンバー座談会

低賃金・不安定な労働市場が広がり国家による社会保障も不十分な状況では、「普通」とされている生活を送るために、私たちは借金に頼らざるをえない。
賃金低下が続く2000年代以降、こうした傾向はますます強まっており、低賃金・不安定な労働と貧困そして借金が、若者の生活に影を落とし、未来への可能性を奪っている。なかでも「奨学金」という名の借金は若者に重くのしかかり、本人だけでなく保証人となった家族をも巻き込みながら、世代をこえて家族破産の危機すらも引き起こしている。
本特集では、若者の貧困を、奨学金・借金という視点で、改めて可視化することを試みた。そして、奨学金制度についての問題点を、現場の実態や歴史的観点から掘りさげる。さらに、この状況を変えようと立ち上がる借金世代の運動を取り上げ、その可能性を探る。


[巻頭インタビュー]
パンデミックとジェネレーション・レフト
キア・ミルバーン(政治理論家)

[特 集]奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代

「サラ金」化する奨学金
―歴史的視点から制度の根幹を問い直す
小島庸平(東京大学准教授)

自己破産は権利!
―返済できない場合には積極的に活用しよう
岩重佳治(弁護士)

立ち上がる借金世代
―なぜ私たちは奨学金帳消しプロジェクトを立ち上げたのか
岩本菜々(奨学金帳消しプロジェクトメンバー)

奨学金帳消しプロジェクトメンバー座談会
自己責任では生きていけない! 借金世代のリアルと社会運動

奨学金「過払い」の闇
―相談事例から見るJASSOの問題点
本誌編集部

債務者よ、団結せよ! 恥以外に失うものはなにもない
アストラ・テイラー(デット・コレクティブ共同代表、映画監督、作家)

奨学金問題から見えてきた新しい貧困運動の形
―「被害者救済」運動を超えて
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)


[ミニ企画]『貧困理論入門』刊行記念 反貧困の理論と運動をアップデートせよ

貧困理論から生存権を問い直す
―生活保護引き下げ訴訟は何と闘っているのか?
喜田崇之(弁護士)×志賀信夫(県立広島大学准教授)

貧困理論は「二〇世紀型」から脱却できるのか
―優生思想ではなく、連帯による自由の平等を
志賀信夫(県立広島大学准教授)×渡辺寛人(本誌編集長/POSSE事務局長)


[単 発]

ジェンダーから労働・貧困を考える
―「生理の貧困」と「更年期離職」
谷口歩実(「#みんなの生理」共同代表)×青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)×竹信三恵子(ジャーナリスト、和光大学名誉教授)

若者の貧困の現状と生存戦略の変容
今岡直之(NPO法人POSSE生活相談チーム)


[連 載]

父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第4回 苦しみながら闘った裁判
高橋優希

映画のなかに社会を読み解く
最終回 ファッション映画が描く女性たちの働き方
『オートクチュール』『プラダを着た悪魔』『クルエラ』『ファントム・スレッド』『メイド・イン・バングラデシュ』
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)

スポーツとブラック企業
第13回 アントニオ猪木とブラック企業経営者
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)

『資本論』体系と資本主義システムの形態変化
(3)恐慌論の体系からポスト資本主義の体系へ
佐々木隆治(立教大学経済学部准教授)

POSSE最新ブックレビュー

INFORMATION
〔第一特集〕労働運動は「ジョブ型」とどう向き合うべきか?

 2000年代後半に顕在化した正規・非正規の「格差」問題に対して、2010年代には安倍政権下での「限定正社員」政策に対して、本誌では労働運動の対抗戦略としての「ジョブ型」を特集してきた。
 いま、ジョブ型をめぐる議論はかつてなく高まり、新たなステージに突入した。背景にあるのは、90年代以降の「成果主義」の迷走を経て、経営者たちが陥った「危機」だ。労働者のエンゲージメントは国際的に最低水準まで落ち込み、グローバル化やDXなどのデジタル化に対応できるホワイトカラー人材の獲得も容易ではない。
 同時に、労働者たちもジョブ型に潜在的な要求を抱いている。歯止めのない不明瞭な「責任」のシステムが限界を迎えているのだ。責任の範囲の不確定さに若者たちは不安を募らせ、高い拘束性の有無を根拠として非正規の賃金格差が「正当化」される現実もある。
 経営者たちがついに本腰を入れ始める中、この現状を直視し、労働運動は今度こそジョブ型を「武器」にできるのだろうか。


〔第二特集〕ジェネレーション・レフト宣言!

いま世界では、若者たちが資本主義に代わるより公正なシステムを求めて動き出しています。「ジェネレーション・レフト」と呼ばれる彼ら彼女らは、新たな政治勢力として大きな注目を集めているのです。一見、こうした動きは日本では無関係のように思えます。しかし、ここ日本でも、閉塞に向かう社会を変えようと若い世代が声を上げ始めています。気候変動・ジェンダー・貧困など様々な分野で行動する彼ら彼女らはまだ「少数派」かもしれませんが、確実に変化を生み出しています。
 日本で社会運動に取り組む四人の若者たちと経済思想家の斎藤幸平さんが、日本での運動の〈いま〉と〈これからに〉ついて議論しました。


〔ミニ企画〕『外国人労働相談最前線』刊行記念 労働相談から見えてきた日本の外国人労働者の実態――解決に取り組むZ世代の社会運動

入管施設内で医療放置のすえ死亡したウィシュマ・サンダマリさんの事案をはじめ、難民など外国人の置かれた実態を長年取材してきたフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、『外国人労働相談最前線』の著者・岩橋誠、技能実習制度廃止プロジェクト共同代表の田所真理子ジェイとともに、いま世界中で問題となっている移民労働者の権利侵害を改善するために、私たちができることについて議論しました。

目次

〔対談〕
『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』『賃労働の系譜学』W刊行記念対談
資本主義から「こころ」を取り戻せるか――心理と労働のカウンセリング現場から考えるこの社会への処方箋
東畑開人×今野晴貴

〔第一特集〕労働運動は「ジョブ型」とどう向き合うべきか?

エンゲージメントなき時代の処方箋としてのジョブ型
遠藤公嗣×木下武男×今野晴貴

経団連のジョブ型推進と労働組合の交渉戦略――雇用の流動化により労働条件の交渉力は高まる⁉
中村天江

職務の観点から人事制度を検討する――公平で持続可能な社会の実現にむけて
秃あや美

〔第二特集〕ジェネレーション・レフト宣言!

わたしたちが生きたい社会はわたしたちがつくっていく――U30の政治参画を促進するNO YOUTH NO JAPANの視点から
能條桃子

グローバルサウスの視点から問う気候正義運動
ヒル・ダリア・エイミー

気候危機のアジアでジェネレーション・レフト運動を作るには
山本健太朗

当事者とともに立ち上がり新たな社会をつくりだす反貧困運動
岩本菜々

ジェネレーション・レフトは自動的に形成されない――Z世代の社会運動から学び、新たな連帯の構築
斎藤幸平

社会に大きな変化を起こしていくためには何が必要か?――少数派であることを恐れず、想像力を解放し、自由に
ヒル・ダリア・エイミー×山本健太朗×岩本菜々×斎藤幸平

〔ミニ企画〕『外国人労働相談最前線』刊行記念 労働相談から見えてきた日本の外国人労働者の実態――解決に取り組むZ世代の社会運動

権利行使を通じて社会を変える
岩橋誠

技能実習制度廃止プロジェクトに取り組むZ世代
田所真理子ジェイ

日本の「外国人」労働者と難民・入管の実態
安田菜津紀

〔単発〕

志賀信夫『貧困理論入門』刊行記念対談
貧困理論から社会変革を構想する
橋本健二×志賀信夫

既存の労働組合運動の「外側」で広がる新しいストライキとコミュニティユニオンの役割
青木耕太郎

あらわになった公的機関による技能実習生「保護」の限界――仙台の労働組合からの報告
森進生

アメリカ労働運動とジェネレーション・レフト――スターバックスやアマゾンの実践から
岩橋誠

保育士の声から市場任せの保育園運営に歯止めをかける――労働組合で闘うことで見えた「ケア連帯」の力
三浦かおり

熊沢誠『スクリーンに息づく愛しき人びと』を読んで
坂倉昇平

〔連載〕

LGBTQと労働運動の交差点
第7回 LGBTQ差別に抗議できない「プライドイベント」は誰のため?
遠藤まめた

父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第3回 勝訴判決を求めて闘うなかで直面した困難
高橋優希

映画のなかに社会を読み解く
第9回 障害
西口想×河野真太郎

スポーツとブラック企業
第12回 怪我をする前に、スポーツ選手を止めなくては 大谷晋二郎、武尊の悲劇と、佐々木朗希の英断から考える
常見陽平

『資本論』体系と資本主義システムの形態変化
(2)『資本論』の対象と構造
佐々木隆治

ラダイトと脅迫状
第5回 「ラダイト主義が息を吹き返している」
萩田翔太郎

POSSE最新ブックレビュー

INFORMATION
特集 「新しい資本主義」と労働の未来

 岸田政権が「新しい資本主義」を掲げて、半年が経過した。いまだにその全貌は明らかになっていないが、このスローガンの背景には、資本主義の行き詰まりに対する経済界の危機感が滲み出ていると言えよう。
 現在、資本主義や労働のあり方が急速に変化している。世界的には「デジタル封建制」や「グリーン・ニューディール」が叫ばれ、その一方で「ジョブ型」の課題や「アンダークラス」の拡大が露わになっている。
 そんななか、日本の労働運動は、「資本主義」を焦点化できず、長期的な社会のビジョンを失ったままだ。目先の「分配」に終始し、日本型資本主義を懐古してすらいるのではないだろうか。
 折しも、2021年末に出版されたPOSSE代表・今野晴貴による『賃労働の系譜学』は、資本主義と労働の変容を踏まえた労働運動論を提起している。そこで本特集では、同書を題材に、労働運動における「新しい資本主義」を乗り越える展望を構想していきたい。

目次
◆特集 「新しい資本主義」と労働の未来

ジョブ型を越える労働運動でコモンを再建する道
斎藤幸平×今野晴貴

資本主義の支配と競争を乗り越えるために
廣瀬純×今野晴貴

著者解説 『賃労働の系譜学』
今野晴貴

「新しい資本主義」における「階級政治」
橋本健二

岸田政権の「分配」が、保育職場を分断させる?
――ケアワーカーの自律性を奪う「処遇改善」の罠
三浦かおり


◆ミニ企画 家あってあたりまえでしょ!――運動のなかで見えたこと

「家あってあたりまえ」私たちが社会を動かした4日間の記録
岩本菜々

当事者とともに声をあげ、生存権のために闘う反貧困運動を!
――プロジェクトを率いたZ世代座談会
岩本菜々×田所真理子ジェイ×土橋幸奈

生活保護はなぜ忌避されるのか
――現代に生き残る劣等処遇
今岡直之


◆連続

『資本論』体系と資本主義システムの形態変化(1)
佐々木隆治


◆単発

私立通信制高校の拡大を通じた教育の市場化
――N高との「教育の質」をめぐる闘い
佐藤学

カンボジア人技能実習生の「強制帰国」事件の解決とその意義
――送り出し国の労働運動による支援に着目して
青木耕太郎

『鳥は飛ぶのが楽しいか』刊行記念対談
「ヘル朝鮮」労働小説に見る韓国と日本
枝元なほみ×吉良佳奈江


◆連載

My POSSEノート page12
社会運動という希望に出会って
古瀬菜々子

LGBTQと労働運動の交差点 第6回
トランスジェンダーとトイレ
遠藤まめた

映画のなかに社会を読み解く 第8回
陰謀論 『ドント・ルック・アップ』『コンタクト』『ファイト・クラブ』
西口想×河野真太郎

スポーツとブラック企業 第11回
“BIG BOSS”新庄剛志をめぐる曖昧な心情
北海道日本ハムファイターズは「明るく楽しいブラック企業」になるのか?
常見陽平
◆特集「ケアの市場化の果てに」

座談会 ケアの市場化の20年と、崩壊する介護・保育の現場―労働の視点から福祉現場を再生する展望を描く
小林美希(ジャーナリスト)×松田貴弘(京都民医連事務局長)×後藤道夫(都留文科大学名誉教授)×三浦かおり(介護・保育ユニオン共同代表)

市場化・ICT化によって劣化する教育現場のケア労働
佐藤学(東京大学名誉教授・北京師範大学客員教授)

ブルシットジョブに喰われるエッセンシャルワーク―公務労働のリアル
上林陽治(公益財団法人地方自治総合研究所委嘱研究員)

在日フィリピン人結婚移民の生活史に現れる「介護の仕事」
高畑幸(静岡県立大学国際関係学部教授)

保育園の需要ピークで「突然閉園」の危機―労働運動はどう立ち向かうか
三浦かおり(介護・保育ユニオン共同代表)

資本主義社会におけるケアの破壊と「安全」を重視する主体への着目
三家本里実(福島大学経済経営学類准教授)


◆ミニ企画「胎動するジェネレーション・レフト」

絶望の「コロナ世代」から、闘う「ジェネレーション・レフト」へ
斎藤幸平(経済思想家・大阪市立大学准教授)×渡辺寛人(POSSE事務局長・本誌編集長)

真の気候正義運動を目指して―グローバル・サウスとの運動実践から考える
荻田航太郎(Fridays For Future Japan オーガナイザー)

「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの
田所真理子ジェイ(NPO法人POSSEボランティアスタッフ)


◆単発

坂倉昇平『大人のいじめ』刊行記念対談
職場の「いじめ」から見えてくる労働問題の姿
常見陽平(千葉商科大学准教授)×坂倉昇平(NPO法人POSSE理事)

著者解説『リアル労働法』
今野晴貴(POSSE代表)

外国人技能実習制度を廃止するために
指宿昭一(弁護士)×岩橋誠(NPO法人POSSE外国人労働サポートセンター)

シフト制労働の機能と『シフト制労働黒書』
栗原耕平(首都圏青年ユニオン事務局次長)


◆連載

My POSSEノート page11
混乱との出会い
土橋幸奈(POSSEボランティアスタッフ)

ラダイトと脅迫状 第4回
豊富な炎の祝福を受けている
萩田翔太郎

父の過労死 会社と闘ってきた10年間 第2回
社会を変えていく人たち
高橋優希

LGBTQと労働運動の交差点 第5回
夢をかなえるハードル
遠藤まめた(LGBT系ユースの居場所「にじーず」代表)

映画のなかに社会を読み解く 第7回
ケアと男性性
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)
◆特集「ジェネレーション・レフトの衝撃」
ジェネレーション・レフトになるために
斎藤幸平(経済思想家・大阪市立大学准教授)

「生理×社会問題」で資本主義と闘う――“普通”じゃない仲間と創る“普通”じゃない社会
谷口歩実(「#みんなの生理」共同代表)×福井みのり(「#みんなの生理」共同代表)×塩野美里(「#みんなの生理」企画責任者)

気候正義を求めて闘うZ世代
山下颯太(高校3年生)×北村達哉(社会人)×郡さやか(大学3年生)

多国籍労働組合で見た「ジェネレーション・レフト」たちの背景
松本瑞穂(東ゼン労組専従オルグ、法律研究担当)×リティカ・シン(東ゼン労組書記長)×ジョー・プラマー(東ゼン労組組織拡大担当、東ゼン労組シェーン労働組合書記長)×オレン・フランクハム(東ゼン労組連絡担当、東ゼン労組シェーン労働組合執行委員長)

社会を根本から変えるような運動がしたい――POSSEに参加する「Z世代」座談会
山本健太朗×岩本菜々×田所真理子ジェイ

素朴世代論を超える世代
萩田翔太郎(歴史研究者)

日本における「ジェネレーション・レフト」の可能性を探る――新自由主義に対抗するための変革ビジョンとオーガナイズを
渡辺寛人(POSSE事務局長・本誌編集長)

ポピュリズムに抗するZ世代の「労働運動」戦略――外国人労働の「位相」をめぐって
今野晴貴(POSSE代表)


◆ミニ企画「ユニオニズムで未来を構想せよ――木下武男『労働組合とは何か』を読み解く」

燎原の火をつけろ!――現場で闘う若手アクティビストと読む『労働組合とは何か』
木下武男(労働社会学者(元昭和女子大学教授))×稲葉一良(プレカリアートユニオン書記長)×佐賀正悟(さっぽろ青年ユニオン執行委員)×原田仁希(首都圏青年ユニオン委員長)×佐藤よしと(総合サポートユニオン関東エリア執行委員)×青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

書評 木下武男著『労働組合とは何か』
篠田徹(早稲田大学教授)

ユニオニズムの創造に向けた理論と実践
浅見和彦(専修大学教授)×木下武男(労働社会学者(元昭和女子大学教授))×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)


◆単発

女性の更年期症状と労働問題――その実態と射程
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

保育士の労働運動の現場から――社会的に闘って福祉をビジネスから取り戻す
三浦かおり(介護・保育ユニオン共同代表)

労働者協同組合法制定の現代的意義と協同労働の展望(下)
大高研道(明治大学政治経済学部教授)


◆新連載
父の過労死 会社と闘ってきた10年間 第1回
過労死の責任から逃げた会社
高橋優希


◆連載
My POSSEノート page10
社会運動に出会って
林しなの(POSSEボランティアスタッフ)

LGBTQと労働運動の交差点 第4回
LGBT理解増進法をめぐって
遠藤まめた(LGBT系ユースの居場所「にじーず」代表)

海外留学見聞録 No.8
カナダ ダルハウジー大学
島田たばさ(POSSEボランティア)

社会を変えるのは私たち 第6回
リアクティブからプロアクティブへ
福田和子(#なんでないの プロジェクト代表)×大澤祥子(一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション共同代表理事)

映画のなかに社会を読み解く 第6回
住まいとホームレスネス『サンドラの小さな家』『キャシー・カム・ホーム』『SWEET SIXTEEN』『ノマドランド』『ファーザー』
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)

スポーツとブラック企業 第10回
高校野球の髪型を完全に自由化せよ
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)
◆第一特集「非正規差別と働く女性たち」

サービス経済化が進み、女性・非正規労働者は、その経済構造の主要部分に組み込まれている。コロナであらゆる仕事がストップしている状況でも、小売や物流、医療、福祉などの分野で働く労働者たちは「エッセンシャルワーカー」として社会的注目を集めた。ここで働いている労働者の多くが、女性であり、非正規雇用であった。

他方で、女性・非正規労働者の多くは、休業補償がなされず、「会社を守るために」と解雇・雇い止めされ、感染リスクに晒され続けている。

女性・非正規労働者の多くはコロナの下で「エッセンシャル」な存在だとされながら、相変わらず差別されつづけているのだ。第一特集では、コロナが明らかにした構造的な矛盾を様々な角度から分析し、今後の展望を探る。


コロナで顕在化した日本の女性差別をどう乗り越えるか――市場化される公共サービスとケアワーク、そこでの労働運動の役割
竹信三恵子(ジャーナリスト)×蓑輪明子(名城大学経済学部准教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE 代表)

サービス経済化と女性の労働力化の問題点
蓑輪明子(名城大学経済学部准教授)

「女性の働き方・生活へのコロナ影響調査」最終報告①
働く女性たちがコロナ禍で直面した多くの困難
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

「女性の働き方・生活へのコロナ影響調査」最終報告②
コロナによる生活困窮で追い詰められる女性たち
渡辺寛人(POSSE 事務局長・本誌編集長)

非正規差別の是正に向けた“職務評価”とパート有期法の活用――最高裁5判決を踏まえ、労働組合が取り組むべき課題は?
中村和雄(弁護士)×遠藤公嗣(明治大学教授)

コロナ禍で深刻化する「非正規差別」と闘うユニオン運動
本誌編集部

コロナ禍で変化する「貧困のかたち」と生活保護改革
今岡直之(POSSEスタッフ)


◆第二特集「生きる権利を! コロナ危機下の外国人労働者」

コロナパンデミックの下で、技能実習生が「大量失踪」するなど、国際的批判を受けてきた制度のあり方に再び注目が集まった。コロナは国内の外国人労働者や難民の生存権が脅かされる状況をつくり出した。

第二特集では、国内の外国人労働者や難民の権利を守るための運動から、現在議論されている入管法改正の問題点、コロナ以降の移民政策のあり方などを取り上げる。

外国人労働者抜きには成り立たなくなりつつある日本社会において、コロナはどのような課題を私たちに突きつけているのか。生存権をはじめとする権利を実現するために、どのような取り組みが必要なのだろうか。


「移動の時代」が終わった先に何があるのか?――欧州・豪州の現状から未来を展望する
大石奈々(メルボルン大学准教授)×岡部みどり(上智大学教授)×五十嵐泰正(筑波大学准教授)

コロナによって「崩壊」した技能実習制度と難民を犯罪者にする入管法改正案
指宿昭一(弁護士)

「国産野菜」をつくる技能実習生――新型コロナが可視化した日本農業の構図
荻田航太郎(ブラックバイトユニオン共同代表)

コロナ禍で追い詰められる技能実習生――行政機関が加担する人権侵害の現実
本誌編集部

技能実習生「強制帰国」の闇――「オンライン団体交渉」による権利行使の事例を通じて
本誌編集部

スタバは本当にSDGsを実践しているのか?――技能実習生の人権侵害と取引先企業の責任
本誌編集部

クルド難民の生存権獲得に向けて――相談会とその後の実践から見えた可能性
岩本菜々(POSSE外国人労働サポートセンターボランティア・大学生)

コロナ禍があぶり出した外国人技能実習生の労働問題――帰国もできず、不法滞在に追い込まれる実習生たち
北島あづさ(岐阜一般労働組合執行委員長)

アメリカ「ドリーマー」たちの攻防――非正規滞在の若者による運動はどのように生存権と教育権を実現してきたか
山本健太朗(POSSEボランティア)


◆単発

労働者協同組合法制定の現代的意義と協同労働の展望(上)
大高研道(明治大学政治経済学部教授)

特別定額給付金は労働者の権利向上につながるか?――「恩恵」を求める運動は「権利」の行使を抑制する
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)


◆連載
My POSSEノート page9
本気で社会を変える
岩﨑真夕(POSSEボランティアスタッフ)

LGBTQと労働運動の交差点 第3回
仕事があるだけ恵まれていると思え
遠藤まめた(LGBT系ユースの居場所「にじーず」代表)

聡子の部屋セレクション 第3回
レイシズムとは何か
梁英聖(ARIC代表)×梁・永山聡子(社会学者)

海外留学見聞録 No.7
メキシコ グアダラハラ大学
田所真理子ジェイ(POSSEボランティア)

映画のなかに社会を読み解く 第5回
料理と映画『エイブのキッチンストーリー』『シェフ』『二ツ星の料理人』『幸せのレシピ』『ジュリー&ジュリア』
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)

現代韓国フェミニズム 第5回
性搾取問題として性売買を見つめる・下
古橋綾(東京外国語大学非常勤講師)

ラダイトと脅迫状 第3回
「ラッドの法廷に提訴されました」
萩田翔太郎

スポーツとブラック企業 第9回
無理のある試合をさせないライスボウルの改革は大英断だ
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)
◆特集「どうなる? コロナで激変する働き方」

ウーバーイーツをはじめとしたギグワークの増大、
テレワークの進展、解雇・倒産の増加による失業の拡大……。
コロナ禍は労働市場に大きなインパクトを与え、
私たちの働き方は急激な変化に見舞われている。
本誌特集では、コロナ禍で激変している労働のあり方とそのなかで浮上していきている新たな課題を、さまざまな角度から検証、考察した。
コロナ後の未来を見据え、この激動期のなかでこそ、
私たちの労働のあり方を見直していく必要があるだろう。

「ポスト・コロナ」を見据えた在宅ワークの働き方――ドイツで広がる「つながらない権利」の要求に学ぶ
大重光太郎(獨協大学教授)

従業員シェアリングの課題・留意点――法的側面から
嶋﨑量(弁護士)

プラットフォームワーカーに対する法的保護のゆくえ――コロナ危機のもとで進む政策議論の問題点は?
川上資人(弁護士)

コロナ禍で「名ばかりフリーランス」問題に新展開――yoggyインストラクターユニオンの取組み
金子まゆ美(yoggyインストラクターユニオン副執行委員長)

「ホワイト企業」ワタミの光と影――「ワタミの宅食」事件から見えてくるポスト・コロナの労働問題
本誌編集部

コロナ危機で会社が廃業! そのとき従業員はどうするか?――東部労組めがねおー支部の事例から考える、自主営業という選択肢
須田光照(東部労組書記長)

コロナ危機であらわになる「貧困社会」の実態――生活相談の現場から考える
POSSE生活相談班


◆ミニ企画 社会運動とストライキ

なぜアメリカの労働者はBlack Lives Matterに連帯しストを打つのか
本誌編集部

命をまもる看護師のストライキ――あらゆる人々の生存と社会正義を求めて
山本健太朗(ブラックバイトユニオン組合員)


◆単発

竹中平蔵のベーシックインカム論は何を目指すか
本誌編集部

外国人労働者に対する「強制帰国」の実態――暴力行為や拉致が横行する人権侵害の現場
NPO法人POSSE外国人労働サポートセンター

企業が外国人労働者のパスポートなどの身分証明書を預かる行為の禁止を求めて署名活動をおこなっています
NPO法人POSSE外国人労働サポートセンター

最高裁判決は非正規への差別を拡大させるか?――非正規差別訴訟の争点を考える
本誌編集部

家族ケアの限界がもたらす若者世代の絶望――ケアを〈コモン〉に
渡辺寛人(本誌編集長)

国を動かした履歴書「性別欄」廃止!――差別是正のために廃止が必要な理由
本誌編集部


◆連載

My POSSEノート page8
「不正義に抗議する」ということが当たり前の社会を

LGBTQと労働運動の交差点 第2回
性別欄の扱いは労働問題でもある
遠藤まめた(LGBT系ユースの居場所「にじーず」代表)

聡子の部屋セレクション 第2回
戦後75年、戦争の記憶をどう継承するか?
吉田裕(歴史学者)×梁・永山聡子(社会学者)

海外留学見聞録 No.6
マレーシア サンウェイ大学
岩﨑真夕(POSSEボランティア)

映画のなかに社会を読み解く 第4回
ハラスメントと映画『スタンドアップ』『スキャンダル』『セッション』『ミッドナイトスワン』
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)

現代韓国フェミニズム 第4回
性搾取問題として性売買を見つめる・上
古橋綾(東京外国語大学非常勤講師)

ラダイトと脅迫状 第2回
「業界の最低の悪党だ」
萩田翔太郎

スポーツとブラック企業 第8回
スポーツ選手の政治的発言は悪なのか?――大坂なおみのボイコットをめぐって
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)
◆特集「コロナ時代を生き抜く」

新型コロナウイルスの感染拡大は、
私たちの社会に潜んでいた矛盾をあらわにし、世界を一変させた。
日本では「自粛要請」という独自の対応がとられ、
十分な補償がおこなわれないまま、非正規労働者を中心に大きな打撃を受けた。
また、検査数の少なさが指摘されており、
医療・公衆衛生体制への注目がかつてなく高まっている。
こうしたなか、本誌では改めてコロナが浮き彫りにした
労働や医療・公衆衛生体制についての課題を分析し、
日本社会のコロナ対応のあり方を国際社会との比較も交えながら、考察する。

◆特集「コロナ時代を生き抜く」
[座談会]コロナ危機で産業・労働・社会福祉はどうなるのか――リーマン・ショック、派遣村から10年間の社会変動を踏まえて
今野晴貴(NPO法人POSSE代表)×五十嵐泰正(筑波大学准教授)×渡辺寛人(本誌編集長、NPO法人POSSE事務局長)×岩橋誠(NPO法人POSSE外国人労働サポートセンター)×青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

コロナによる〝リスク〟を〝正しく恐れる〟ために――科学者と生活者の視点から考える「ウィズ・コロナ」時代の新思考
越智小枝(慈恵医大講師) (インタビュアー 五十嵐泰正)

新型コロナウイルスが明らかにした日本の医療・公衆衛生システムの限界――医療・公衆衛生政策の根本的な転換を
久保佐世(京都府保険医協会)

新型コロナウイルス時代を生きる――韓国・台湾の感染症対策と政治的課題を中心に
池直美(北海道大学公共政策大学院講師)

コロナがあぶり出したイギリス社会の歪み――コロナ危機下のロンドン留学生からの報告
今井咲帆(POSSE外国人労働サポートセンターボランティアメンバー)

抗う姿――脱商品化のための学生ユニオニズム
山本健太朗(ブラックバイトユニオン組合員)

[ルポ]非正規雇用労働者とともに闘う北海道のユニオン運動――三密職場、雇い止め、解雇をめぐって
本誌編集部

コロナ危機を乗り越えるユニオン運動――総合サポートユニオンの闘い
本誌編集部

◆新連載
LGBTQと労働運動の交差点 第1回
経済主導のLGBT運動に抵抗する
遠藤まめた(LGBT系ユースの居場所「にじーず」代表)

ラダイトと脅迫状 第1回
「命を懸けて行動せよ」
萩田翔太郎

◆ミニ企画「アニメ業界を変えるために」
アニメ業界の崩壊を止めるために何をすべきか
松永伸太朗(長野大学助教)×ブラック企業ユニオン組合員

アニメ制作現場の労働問題をいかに解決していくか――東映動画労組が40年がかりで勝ち取った成果と今後
河内正行(動画労組副委員長)×沼子哲也×佐々木憲世

◆連載
映画のなかに社会を読み解く 第3回
男性性と階級『ジョーカー』『バーニング 劇場版』『パラサイト』
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)

海外留学見聞録 No.5
台湾 国立中山大学
原口直希(一橋大学大学院言語社会研究科修士課程)

現代韓国フェミニズム 第3回
移住女性の人権保護を求めて
古橋綾(東京外国語大学非常勤講師)

立ち上がる労働者たち 第5回
エジプトから来日後、労働組合で闘うまで――月給6万円の「インターン」からブラック企業へ

スポーツとブラック企業 第7回
いまこそ、プロレスラーの働き方改革を――木村花さん逝去に寄せて
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)

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岩渕宏美(ライター・書評家)

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