現代林業9号目次
特集 小規模分散型 温水供給の木質バイオマス利用地域戦略
木質バイオマス利用では発電などの大型施設(熱電併給システムを含む)などの整備、それに向けたバイオマス材の供給体制整備が全力で進められています。そうした主力と平行して、ごく小規模の温水供給施設での木質バイオマス利用も市町村など各地域で進めることができれば、木質バイオマス利用は林業側、地域側にとって盤石なものとなるでしょう。普及のカギはコストダウン(初期、ランニング)です。
特集1
相川高信上級研究員(公益財団法人自然エネルギー財団)に聞く
量産型小規模ボイラー の有利性と地域アライアンスによる低コスト化
比較的低価格での導入が可能になってきた小型ボイラー(チップ燃料)を活かし、地域の関係者の力を集約・蓄積する地域アライアンスによるの低コスト化について、各地域での導入コンサルタント活動を行っている相川さんにお話しを伺いました。
特集2
ポイント整理 地域自前主義による導入低コスト化の実現へ
編集部
事例1 ゴルフ場での導入 松くい虫被害木のチップを利用(山梨県北杜市)
事例2 コンテナユニット型を自前で設置、普及的手法で低コスト化を実現
上川地域資源利活用推進協議会(北海道)
小規模分散型では、概ねボイラー出力300kW以下(目安としてチップ消費量300t/年以下)の温水供給施設(地域暖房ではなく、あくまで単体利用)事例を想定します。
◆フォト・レポート ・・・・1
小規模の温水供給木質バイオマスエネルギー利用の低コスト化事例
木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・30
マーケットの萎縮が始まる
事態を直視して対策を
お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・32
育林コスト不要のエネルギー作物としての竹の活用
―未利用竹資源収集・運搬・燃料化システムの実証
山口県農林総合技術センター 村上 勝
西日本を中心に放置竹林が繁茂し、周辺森林への拡大が急速に進んでおり、その活用が大きな課題になっいます。そこで竹を育林コスト不要のエネルギー作物として竹の活用を確立することを目的に、竹の「低コスト収集・運搬・燃料化システム」の研究成果について、山口県農林総合技術センターの村上勝さんに紹介していただきます。
佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆埼玉県飯能市編(前編)・・・38
企業・社会が注目する自伐型仕事スタイル①
自伐者の人材力に企業が注目 地域在住エンジニア業務を委託へ
林業とはまったく縁のないメーカーが自伐林業の研修事業を始め(2016年)、すでに75名が修了しています。自動ドアの生産・販売を行う日本自動ドア株式会社(吉原二郎社長)です。なぜ林業か、なぜ自伐型なのか。同社が所有する山林の事業活用化というだけではありません。自伐型自営者の人材力に注目し、同社メンテナンスを担う地域エンジニアに育てたいという吉原社長の人材活用哲学がそこにあります。
林研グループが応援します!◆山形県/庄内林業研究会・・・46
高校生へのインターンシップが林業就業に繋がった
普及員実践日誌◆京都府 林業普及指導員 菊谷 茂・・・48
林業大学校等と連携した森林・林業担い手育成の取り組み
レポート◆藤野正也 ・・・・・・・・・・・・・・・・・52
地元高校生を普及の味方に。若い視点を活かそう
―日本森林学会大会 高校生ポスター発表から
椎野先生の続・「林業ロジスティクス」ゼミ 第5回 椎野 潤・・・・・58
林業成長への道 ロジスティクスと人づくり
透明情報の原点 非コントロール型の情報戦略
今、世界は激しく変化しています。今日は、その変化の根幹を理解しいただきたいと思います。それには、聞き慣れない言葉を理解いただいて、憶えていただく必要があります。それは、今回の標題とした「インフルエンサー・マーケティング(注1)」です。この言葉は、今、世界でかなり多く語られていますが、日本国内ではほとんど耳にしません。
チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・70
第52回 プロ野球選手を目指し、現在プランナー
高性能林業機械の導入による若手オペレーターの育成
寺崎泰平
法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・・76
「明認方法」で立木の所有権を主張する者に地代使用料は請求できるのでしょうか?
北尾哲郎
●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9
筏作り
●わがまち木造自慢
下松市児童センター「わかば」(山口県下松市)・・・69
●読者のお悩み相談・・・・・・・・74
自伐林家として、夫婦円満の秘訣のアドバイスを教えてください。
橋本光治
●表紙の人 組屋杏菜さん、大泉優美子さん (株)大義林研(福井県)・・80
表紙●岩渕光則
フォト●編集部ほか
現代林業の内容
- 出版社:全国林業改良普及協会
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月15日
最新の林業動向を現場目線で分かりやすく
「現場主義」をモットーに、林業のトレンドをリードする業界誌として、長きにわたり「オピニオン+情報提供」を展開してきた林業専門誌です。林業事業体や行政担当者などの林業業界関係者が知りたいトレンドや話題のテーマ等について、丁寧な現場取材等を通じて分かりやすく紹介しています。目玉となる「特集」では、林業の自立経営、地域レベルでの林業経営、森林経営計画、木質バイオマス、人材育成、地域材戦略など、タイムリーな時事テーマを取り上げています。
また、連載コーナーでは、最新研究紹介や木材トレンド、木造施設紹介など多岐にわたるテーマを用意し、現場目線で、激動する林業について、様々な可能性を広げていくきっかけとなる雑誌を目指しています。
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