目次
【特集】在宅訪問診療におけるWOCケアの現状と課題
企画編集/塚田邦夫
〈特集にあたって〉
医療は生命延長をめざして進歩してきました。大きなキズでも治るようになり,また診断されたら死の宣告と同じであったがんも,早期発見が可能になっただけではなく,進行がんでも完治が可能なものが増えてきました。治癒が困難でも,少なくとも有効な延命が可能になってきました。
その結果,医療も救命や生きることだけが目的ではなく,個々人の生き甲斐や幸福感も重要視されるようになってきました。つまり生きるだけではなく生活が重要視されるようになり,在宅での生活の質が課題となっています。国も「地域包括ケアシステム」という考えを表に出してきました。
地域で単に生きるのではなく,活きる(生き活きと生きること)ために患者に寄り添う職業の代表である看護師,とくにそのなかでも専門看護師である皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)の果たす役割に期待したいと思います。
WOCナースの職場としては訪問看護ステーションでの勤務者はそれほど増えておらず,病院勤務のWOCナースが大部分となっています。今後訪問看護ステーション勤務者の増加は見込まれても,在宅訪問については病院勤務のWOCナースの役割が大きいと考えられます。WOCナースが病院から在宅訪問するにあたっては,「専門性の高い看護師の訪問看護ステーションの看護師との同行訪問(在宅患者訪問看護・指導料の3)」,「在宅患者訪問褥瘡管理指導料」「退院後訪問指導料」などの制度があり,WOCナースをはじめ専門性の高い看護師,とくに病院勤務の専門看護師に在宅へ出てもらう施策が増えています。今後は特定看護師が在宅で活躍することも期待されているようです。
本特集ではWOCナースが在宅で活躍するにおいて,現状の制度,現在の働きや将来に向けて期待されることに焦点をあてました。また現行制度において障害となっていることや課題,そしてそのための対策について検討してもらいました。
現在の制度について,まず詳しく解説してもらいました。そしてWOCナースと一緒に仕事をする立場である医師の意見をお聞きするとともに,看護師やヘルパー,ケアマネジャーがWOCナースをどのように見ているのかをお聞きしました。
在宅現場で活躍していらっしゃるWOCナースご本人にも,現場のご意見を伺いましたが,訪問看護ステーションを開業されている方,訪問看護ステーションに勤務されている方,そして病院勤務の方など,それぞれで考え方に違いがあるのかについても率直なご意見を伺いました。
今後WOCナースが在宅現場へ出て行くことは大きな流れとなっています。WOCナース当事者の方も,それを受け入れる方も,連携する方も,在宅療養される方にとってより有益な状況となりますよう,イメージを膨らませてもらえれば幸いです。
塚田邦夫
医療法人研医会高岡駅南クリニック 院長
〈目次〉
1. WOCナースの在宅での活動に関わる診療報酬等
2. 在宅にWOCナースは必要とされているか
3. 在宅でWOCナースに期待すること
4. なぜWOCクリニックを開設したのか
5. 訪問診療におけるWOC領域の医療ニーズとWOCナースの役割
6. 訪問看護と訪問診療医,総合病院の連携~糖尿病性足病変のケース~
7. 病院で関わるWOC在宅ケア~急性期病院での在宅支援活動~
8. 病院勤務のWOCナースが在宅に出る意義
9. 在宅でWOC訪問看護師に求められる役割
10. 在宅でのWOCケアの現状~訪問看護を通して在宅WOCケアの推進を考える~
〔お知らせ〕
第28回日本保健科学学会学術集会開催のお知らせ
看護・WOCセミナーのご案内
企画編集/塚田邦夫
〈特集にあたって〉
医療は生命延長をめざして進歩してきました。大きなキズでも治るようになり,また診断されたら死の宣告と同じであったがんも,早期発見が可能になっただけではなく,進行がんでも完治が可能なものが増えてきました。治癒が困難でも,少なくとも有効な延命が可能になってきました。
その結果,医療も救命や生きることだけが目的ではなく,個々人の生き甲斐や幸福感も重要視されるようになってきました。つまり生きるだけではなく生活が重要視されるようになり,在宅での生活の質が課題となっています。国も「地域包括ケアシステム」という考えを表に出してきました。
地域で単に生きるのではなく,活きる(生き活きと生きること)ために患者に寄り添う職業の代表である看護師,とくにそのなかでも専門看護師である皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)の果たす役割に期待したいと思います。
WOCナースの職場としては訪問看護ステーションでの勤務者はそれほど増えておらず,病院勤務のWOCナースが大部分となっています。今後訪問看護ステーション勤務者の増加は見込まれても,在宅訪問については病院勤務のWOCナースの役割が大きいと考えられます。WOCナースが病院から在宅訪問するにあたっては,「専門性の高い看護師の訪問看護ステーションの看護師との同行訪問(在宅患者訪問看護・指導料の3)」,「在宅患者訪問褥瘡管理指導料」「退院後訪問指導料」などの制度があり,WOCナースをはじめ専門性の高い看護師,とくに病院勤務の専門看護師に在宅へ出てもらう施策が増えています。今後は特定看護師が在宅で活躍することも期待されているようです。
本特集ではWOCナースが在宅で活躍するにおいて,現状の制度,現在の働きや将来に向けて期待されることに焦点をあてました。また現行制度において障害となっていることや課題,そしてそのための対策について検討してもらいました。
現在の制度について,まず詳しく解説してもらいました。そしてWOCナースと一緒に仕事をする立場である医師の意見をお聞きするとともに,看護師やヘルパー,ケアマネジャーがWOCナースをどのように見ているのかをお聞きしました。
在宅現場で活躍していらっしゃるWOCナースご本人にも,現場のご意見を伺いましたが,訪問看護ステーションを開業されている方,訪問看護ステーションに勤務されている方,そして病院勤務の方など,それぞれで考え方に違いがあるのかについても率直なご意見を伺いました。
今後WOCナースが在宅現場へ出て行くことは大きな流れとなっています。WOCナース当事者の方も,それを受け入れる方も,連携する方も,在宅療養される方にとってより有益な状況となりますよう,イメージを膨らませてもらえれば幸いです。
塚田邦夫
医療法人研医会高岡駅南クリニック 院長
〈目次〉
1. WOCナースの在宅での活動に関わる診療報酬等
2. 在宅にWOCナースは必要とされているか
3. 在宅でWOCナースに期待すること
4. なぜWOCクリニックを開設したのか
5. 訪問診療におけるWOC領域の医療ニーズとWOCナースの役割
6. 訪問看護と訪問診療医,総合病院の連携~糖尿病性足病変のケース~
7. 病院で関わるWOC在宅ケア~急性期病院での在宅支援活動~
8. 病院勤務のWOCナースが在宅に出る意義
9. 在宅でWOC訪問看護師に求められる役割
10. 在宅でのWOCケアの現状~訪問看護を通して在宅WOCケアの推進を考える~
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