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消化器内科領域の臨床に直結する最新で確かな知識をビジュアルに解説する専門誌
近年の医療の進歩は著しく、消化器内科領域においても高度かつ専門的な診療が求められています。患者さんに最良の医療を提供するためには、最新で確かな技術と知識を用いて診断と治療を行うことが不可欠です。本誌は、消化器疾患の診断の要となる画像もフルカラーで美しく鮮明なまま多数掲載し、臨場感あふれる誌面を実現します。さらに第一線で活躍する医師や専門家による企画編集・執筆で、臨床に直結する今最も知りたい知識と情報を読者の皆さまに毎号お届けします。

消化器内科 第16号 (発売日2021年02月25日) の目次

特集●消化器領域のがん薬物療法―最近の動向―
企画編集/古瀬純司(杏林大学医学部腫瘍内科学教室 教授)

<特集にあたって>

 今回の特集では,消化器領域におけるがん薬物療法の最近の動向を取り上げます.
 わが国のがんの統計によると,新規の年間がん罹患数は約100万人であり,毎年2万人弱増え続けています.その内,大腸,胃,肝・胆・膵,食道がんの罹患数は約42万人と40%以上が消化器がんです.つまり,患者数だけをみても消化器がんの重要さがわかります.
 消化器がんの予後は,年々改善しています.がん治療は根治切除が基本ですが,薬物療法の進歩が予後の改善に大きく寄与していることは言うまでもありません.切除不能な患者だけでなく,切除可能例においても食道癌では術前補助療法,胃癌,大腸癌および膵癌では術後補助療法が標準治療として行われ,最近では膵癌に対する術前補助療法もガイドラインに記載されています.消化器癌では,疾患ごとに薬物療法の位置づけ,適応が異なり,それぞれのエビデンスを確認することが大切です.
 がん薬物療法は,分子標的治療薬,免疫チェックポイント阻害薬,がんゲノム解析に基づいた薬剤選択など,大きく変わってきています.消化器領域のがんは,食道,胃,大腸の消化管と肝・胆道・膵に加え,神経内分泌腫瘍や消化管間質腫瘍(GIST)など,それぞれのがん種に応じた治療選択が必要となります.切除不能例はもちろん,切除手術の補助療法もがん種により適応や薬剤選択が異なります.最近では,臓器にかかわらないバイオマーカーに応じた薬剤の適応も増えてきています.遺伝子パネル検査など,遺伝子解析による薬剤選択や,高齢患者に対する薬剤選択,安全管理など,臓器横断的な進歩や課題も少なくありません.
 今回,消化器がんに絞ったがん薬物療法として,臓器別の最新の進歩や今後の展望,さらに遺伝子パネル検査やcirculating tumor DNAなどの遺伝子解析に基づく治療選択,高齢がん患者の治療について,それぞれのエキスパートにご執筆いただきました.まさにタイムリーな特集になったと思っております.
 本書を通じて消化器がんの診療や研究に携わるみなさまに,消化器がん薬物療法の最新情報をキャッチいただければ幸いと存じます.

古瀬純司
杏林大学医学部腫瘍内科学教室 教授


<目次>

1. 胃がんに対する薬物療法/水上拓郎
2. 大腸癌の術後補助療法 ―最適な使い分け―/岡野尚弘,長島文夫,古瀬純司
3. 切除不能進行再発大腸癌に対する薬物療法/黒崎 隆,川上尚人
4. 食道癌に対する薬物療法/小森 梓,廣中秀一
5. 膵癌に対する薬物療法/戸髙明子
6. 胆道癌に対する薬物療法/上野 誠
7. 肝細胞癌に対する薬物療法/寺島健志
8. 消化器・膵神経内分泌腫瘍に対する薬物療法/肱岡 範
9. GISTに対する薬物療法/尾阪将人
10. 消化器癌におけるがん遺伝子パネル検査/金井雅史
11. 消化器癌におけるcirculating tumor DNA(ctDNA)の意義と今後の動向/石井貴大,中村能章
12. 高齢者のがん薬物療法/松岡 歩

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特集●消化器領域のがん薬物療法―最近の動向―
企画編集/古瀬純司(杏林大学医学部腫瘍内科学教室 教授)

<特集にあたって>

 今回の特集では,消化器領域におけるがん薬物療法の最近の動向を取り上げます.
 わが国のがんの統計によると,新規の年間がん罹患数は約100万人であり,毎年2万人弱増え続けています.その内,大腸,胃,肝・胆・膵,食道がんの罹患数は約42万人と40%以上が消化器がんです.つまり,患者数だけをみても消化器がんの重要さがわかります.
 消化器がんの予後は,年々改善しています.がん治療は根治切除が基本ですが,薬物療法の進歩が予後の改善に大きく寄与していることは言うまでもありません.切除不能な患者だけでなく,切除可能例においても食道癌では術前補助療法,胃癌,大腸癌および膵癌では術後補助療法が標準治療として行われ,最近では膵癌に対する術前補助療法もガイドラインに記載されています.消化器癌では,疾患ごとに薬物療法の位置づけ,適応が異なり,それぞれのエビデンスを確認することが大切です.
 がん薬物療法は,分子標的治療薬,免疫チェックポイント阻害薬,がんゲノム解析に基づいた薬剤選択など,大きく変わってきています.消化器領域のがんは,食道,胃,大腸の消化管と肝・胆道・膵に加え,神経内分泌腫瘍や消化管間質腫瘍(GIST)など,それぞれのがん種に応じた治療選択が必要となります.切除不能例はもちろん,切除手術の補助療法もがん種により適応や薬剤選択が異なります.最近では,臓器にかかわらないバイオマーカーに応じた薬剤の適応も増えてきています.遺伝子パネル検査など,遺伝子解析による薬剤選択や,高齢患者に対する薬剤選択,安全管理など,臓器横断的な進歩や課題も少なくありません.
 今回,消化器がんに絞ったがん薬物療法として,臓器別の最新の進歩や今後の展望,さらに遺伝子パネル検査やcirculating tumor DNAなどの遺伝子解析に基づく治療選択,高齢がん患者の治療について,それぞれのエキスパートにご執筆いただきました.まさにタイムリーな特集になったと思っております.
 本書を通じて消化器がんの診療や研究に携わるみなさまに,消化器がん薬物療法の最新情報をキャッチいただければ幸いと存じます.

古瀬純司
杏林大学医学部腫瘍内科学教室 教授


<目次>

1. 胃がんに対する薬物療法/水上拓郎
2. 大腸癌の術後補助療法 ―最適な使い分け―/岡野尚弘,長島文夫,古瀬純司
3. 切除不能進行再発大腸癌に対する薬物療法/黒崎 隆,川上尚人
4. 食道癌に対する薬物療法/小森 梓,廣中秀一
5. 膵癌に対する薬物療法/戸髙明子
6. 胆道癌に対する薬物療法/上野 誠
7. 肝細胞癌に対する薬物療法/寺島健志
8. 消化器・膵神経内分泌腫瘍に対する薬物療法/肱岡 範
9. GISTに対する薬物療法/尾阪将人
10. 消化器癌におけるがん遺伝子パネル検査/金井雅史
11. 消化器癌におけるcirculating tumor DNA(ctDNA)の意義と今後の動向/石井貴大,中村能章
12. 高齢者のがん薬物療法/松岡 歩
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特集●胆膵内視鏡の診断・治療の基本手技
企画編集/糸井隆夫(東京医科大学病院国際診療部 部長)

<特集にあたって>

 胆膵内視鏡手技はERCP関連手技とEUS関連手技に大別され,それぞれの手技には数多くの診断・治療手技が含まれる.しばしば,“胆膵内視鏡手技は消化器内視鏡手技の中でも最も困難な手技である”と言われるが,その大きな理由は“胆道や膵臓は他の消化管病変のように簡単にアプローチができない”からである.たとえばERCP関連手技に関しては,さまざまな診断・治療手技を行うにあたり,胆道や膵管の出口である,十二指腸乳頭にアプローチする必要がある.具体的には,直径1~2mm程度の胆管・膵管開口部から逆行性に胆管内あるいは膵管内に深部挿管を行わなければ何もできないのである.しかも,ERCP後膵炎という時に致死的な偶発症を起こす可能性がある.このいわゆる“針の穴を通す”ような手技は,物理的に考えても繊細な手技であり,短期間に習得できるものではない.
 本特集では,こうしたカニュレーションのコツ,すなわち“初めの一歩”をエキスパートにご教示していただいた.またERCPによる診断面においては,胆道・膵管造影像はもとよりIDUSや経口胆道・膵管鏡は胆膵内視鏡医にとっては重要なモダリティーであり,手技の理解とともに代表的な画像所見を習得することが肝要である.もちろん近年,良悪性の鑑別のみならず術前化学療法のための病理学的エビデンス獲得は必須であり,経乳頭的組織診・細胞診のコツからサンプルの処理までを解説していただいた.治療的ERCPに関しては,その基本であり日常診療で大きな役割を果たしてきた,胆管・膵管ドレナージや胆管・膵管結石除去術をエキスパートから“微に入り,細にわたって”詳説していただいた.
 一方,近年その進歩が著しいEUS関連手技は胆膵内視鏡医にとってはもはや“修得すべき”モダリティーとなっている.特に診断的EUSに関しては,胆膵疾患のスクリーニングから精査までが可能であり,EUSスコープの操作法と超音波画像の理解が大切である.また,ERCP診断と同様に,現在では単なる画像診断のみならずEUSガイド下針生検(EUS-FNA)による病理学的エビデンス獲得は,消化管疾患における内視鏡生検と同じルーティン手技となっている.これらの診断的EUSの基本とコツを各エキスパートらから伝授してもらった.
 さて,胆膵内視鏡の診断・治療の基本手技としてよいのか迷うのが,“治療的EUS”,いわゆる“Interventional EUS”である.消化管を介して消化管外の病変や臓器に対して治療を行う本手技は,一歩間違うと深刻な結果(偶発症)を起こし得る.ところが,本手技はすでに日本でも広く普及しており,むしろこうしたリスクの高い治療をするにあたっては,胆膵内視鏡医の方々にその手技の基本を熟知してもらうことが重要であると思っている.ところでInterventionalEUSにはさまざまな手技が含まれるが,本特集では保険収載されている膵周囲液体貯留に対するドレナージと胆管ドレナージに焦点を当てて,熟練内視鏡医からその基本を解説していただいた.
 本特集では,明日から役立つ“胆膵内視鏡の診断・治療”の基本手技とコツを学んでいただければ幸いある.最後にイチロー氏の言葉を贈り,私の特集にあたる言葉としたい.
― 特別なことをするために特別なことをするのではない,特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをするのである.イチロー ―

糸井隆夫
東京医科大学病院国際診療部 部長


<目次>

1. 胆膵疾患のEUS ―スクリーニングから精査まで―/嘉島 賢,入澤篤志,星 恒輝
2. 胆膵疾患のEUS-FNAの基本手技とコツ/塩見英之,中野遼太,児玉裕三
3. ERCP ―選択的胆管・膵管挿管のコツ―/今津博雄
4. ERCP下病理検体採取のコツ ―胆管・膵管―/岡部義信,内藤嘉紀
5. 胆道疾患のERCP診断 ―造影像,IDUS,POCS―/林  毅,潟沼朗生
6. 膵疾患のERCP診断 ―造影像,IDUS,POPSの基本手技とコツ―/橋本千樹,宮原良二,川部直人,葛谷貞二,廣岡芳樹
7. ERCPによる胆管結石除去術/谷坂優樹,良沢昭銘,水出雅文
8. ERCPによる膵石除去術/岩田圭介,丸田明範,吉田健作,安田一朗
9. ERCPによる遠位胆管閉塞に対する胆管ドレナージ/北村勝哉
10. ERCPによる肝門部領域胆管閉塞に対する胆管ドレナージ/向井 強,奥野 充,手塚隆一,岩田翔太
11. 超音波内視鏡下膵液体貯留ドレナージ/向井俊太郎
12. 超音波内視鏡下胆管ドレナージ/中井陽介
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特集●ここまで治る 早期大腸がんの内視鏡治療
企画編集/田中信治(広島大学病院 内視鏡診療科 教授)

<特集にあたって>

 高齢化社会を迎え,日本のがん死亡者数は年々増加傾向にある.ちなみに,がん死亡者数は,男性で,①肺がん,②胃がん,③大腸がん,④肝臓がん,女性では,①大腸がん,②肺がん,③胃がん,④膵がんの順に多く,消化器がん,特に消化管のがんが多数を占めている.男女合わせると,大腸がんはがん全体の中で死亡率2位,罹患率は1位に位置する.そして,外科医が根治的手術を相当数行い,内視鏡医が相当数の早期大腸がんに対する内視鏡治療を行っているにもかかわらず,毎年約5万人の患者が大腸がんで死亡している.肝がんの主たる背景疾患であるC型慢性肝炎が薬物療法で治癒する時代になり,また,胃がんの原因であるピロリ菌感染率も著明に減少し,胃がんや肝臓がんの死亡率が低下しつつある中,大腸がん検診対策は欧米先進諸国と比べて遅れている.一方で,大腸がんは早期に発見し内視鏡で完全切除すれば根治が得られる疾患であり,消化管内視鏡技術が世界のトップである日本の診断学や治療内視鏡学をもっと有効に活用しなくてはならない.
 近年の内視鏡機器やデバイスの進歩などによって,早期大腸がんに対する内視鏡治療手技は著しい進歩を遂げ,今や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の一般化も進みつつある.さらに,腸管の内視鏡的全層切除術や縫合技術も開発されつつある.早期大腸がんが内視鏡治療で根治できる条件は,完全一括切除でき,転移のリスクを認めない,あるいは,極めて転移リスクが低いことである.早期大腸がんはSM浸潤のpotentialを有するため,粘膜内病変しか切除できないポリペクトミーは使用すべきでなく,粘膜下層が十分切除できる内視鏡的粘膜切除術(EMR)またはESDで切除すべきである.分割切除や深部断端陽性などの不完全切除は,内視鏡切除後の根治度の判定に支障をきたすため断じて避けなくてはならない.そのためにも,術前診断としての深達度診断は重要であり,また,腺腫内がんにおけるがん部と腺腫部分の判別は,計画的分割切除の適応決定に必須である.また,大腸Mがんには転移を認めないが,SMがんは約10%にリンパ節転移を認めるため,内視鏡切除後のリンパ節転移リスクの層別化や分子マーカーなどを用いたリンパ節転移予測が,根治度の判定や患者背景を考慮した治療方針決定に重要である.
 本号では,①早期大腸がんに対する内視鏡切除手技としてのEMRとESDの適応,コツやピットフォール,技術的な限界,②内視鏡切除の適応を決定するためのさまざまな術前診断学,③内視鏡切除病変の取り扱い,病理組織診断・分子病理診断などによる根治度判定,④SMがんの取り扱いや予後から見た内視鏡切除後の経過観察の方法,⑤近い将来臨床導入されるであろう現在開発中の先端技術などについて,この領域のトップランナーの先生に執筆いただいた.現時点での早期大腸がんに対する内視鏡診断,病理診断,内視鏡治療の最先端知見を含め,早期大腸がんが内視鏡治療でどこまで治せるかについての最新情報を読者にお届けしたい.

田中信治
広島大学病院 内視鏡診療科 教授


<目次>

1. 治療法選択のための術前診断学/井上史洋,平田大善,岩館峰雄,佐野 寧
2. 治療法選択のための術前診断学 ―超音波内視鏡検査―/斉藤裕輔,稲場勇平
3. 治療法選択のための術前診断学 ―注腸造影・CT/MR colonoscopy―/久部高司
4. EMR,分割EMR,ESDの棲み分け/山野泰穂,吉井新二,山川 司,仲瀬裕志
5. ESD時代におけるEMR/樫田博史
6. ESDにおける各種ナイフの特徴と使い分け,補助デバイス/田中寛人,栗林志行,浦岡俊夫
7. ESDのコツとピットフォール,偶発症対策/江郷茉衣,斎藤 豊
8. 高周波手術装置のEndoscopic applicationモードの特徴と出力調整/中繁忠夫,豊永高史
9. 病理所見によるpT1(SM)癌のリンパ節転移予測/味岡洋一,大内彬弘,杉野英明
10. 粘膜下層浸潤癌におけるバイオマーカー/菅井 有
11. 内視鏡切除T1(SM)癌の転移・再発とサーベイランス/山下 賢,岡 志郎,田中信治,二宮悠樹,茶山一彰
12. 大腸腫瘍に対する内視鏡的全層切除術,縫合術の今後の展開/後藤 修,矢作直久
4,400円
特集●GERD診療を考える ―内視鏡専門医が教える軽症から重症例に対する検査と薬剤の使い方―
企画編集/河合 隆(東京医科大学病院 消化器内視鏡学 主任教授)

<特集にあたって>

 1970年代には70%以上あったHelicobacter pylori(ピロリ菌)感染率が,2000年には30%以下に低下するとともに,2013年に内視鏡検査にて胃炎があればピロリ菌検査・除菌が保険診療にて可能になり,年間150万人以上の患者さんに除菌治療が行われています.現在,ピロリ菌未感染および既感染の患者さんが増加して80%を占め,ピロリ菌現感染患者はわずかに20%前後であると報告されております.日本人のピロリ菌感染胃炎は,ご存じのように多くの症例で体部優位型胃炎を生じています.体部には胃酸分泌を行う壁細胞があり,炎症に伴い細胞の障害・破壊が起こり,低酸分泌状態となっています.しかし,一旦ピロリ菌が除菌されると急速に胃酸分泌が回復します.言い換えると,胃酸分泌が盛んな患者さんが増加しています.
 先生方の外来診療の現場において,胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者が激減し,胃食道逆流症(GERD)の患者さんが急増していると思います.上部消化管疾患構造に,大きな変化が生じています.そこで本特集は,「GERD診療を考える ―内視鏡専門医が教える軽症から重症例に対する検査と薬剤の使い方―」といたしました.
 GERDの原因として,食道への胃酸逆流,特に嚥下と関係なく食道胃接合部が弛緩する現象である「一過性下部食道括約筋弛緩(TLESR)」があります.胃酸の逆流に関し,最近“acid pocket”の存在も注目されています.食道蠕動運動に関連する食道クリアランス,食道裂孔ヘルニア,さらには食道知覚過敏(機能性胸やけ)など,多くの因子が関与しています.原因究明のために必要な検査として,上部消化管内視鏡検査にはじまり,食道pHモニタリング,食道インピーダンスなどがあります.この検査を組み合わせて,GERDの診断を行っています.
 GERD治療として,GERD診療ガイドラインにあるように第一選択はProton pump inhibitor(PPI)です.また,GERD治療のエンドポイントの1つにはQOLの向上があります.近年発売されたPotassium competitive acid blocker(P-CAB)は,PPIよりも早く・強く・長く胃酸分泌を抑制することが可能であり,GERD診療においてパラダイムシフトを起こすと考えられています.PPI抵抗性GERDがどこまで治せるか,漢方薬,消化管運動機能改善薬の併用効果も重要です.また,先に述べたGERDの1つの検査法としてP-CABテストが注目されています.保険適用はないものの,QOL向上を考えた酸分泌抑制薬のオンデマンド療法も,ガイドラインでは推奨されています.
 GERDに伴う症状・合併症としては,特に高齢者に多く生じる出血,狭窄,さらにはバレット食道・食道腺癌,咽喉頭異常感症があります.
 本特集では,最新のGERD発症の機序から,診断に関する各種検査方法のポイント,P-CABを含めた最新の治療方法,さらに最近考案されたGERDの内視鏡的治療である内視鏡的噴門切除術(ARMS),および内視鏡的噴門粘膜焼灼術(ARMA)まで取り上げています.読者の皆様の,診療のお役に立てれば幸いです.

河合 隆
東京医科大学病院 消化器内視鏡学 主任教授


<目次>

1. 新しいGERD発症の機序に基づいた薬物療法/近藤 隆,三輪洋人
2. PPI抵抗性GERDは,P-CABの登場ですべて解決されるのか?/川見典之,岩切勝彦
3. 高齢者のGERD診療は,通常のGERD診療とどこが異なるか/金森厚志,田中史生,藤原靖弘
4. GERDの症状と内視鏡所見は一致しているか?/小池智幸,齊藤真弘,中川健一郎,正宗 淳
5. GERDではどのような患者にどの検査を行うのが適切か?/栗林志行,保坂浩子,草野元康,浦岡俊夫
6. GERD治療は,ステップダウンからトップダウンへ/原田 智,竹内利寿,樋口和秀
7. オンデマンド療法とは何か,効果は,保険適用は?/鈴木秀和
8. ピロリ菌総除菌時代におけるGERD診療の実際/杉本光繁,永田尚義,岩田英里,糸井隆夫,河合 隆
9. バレット食道腺癌予防を考えたGERD治療/阿部圭一朗,郷田憲一,金森 瑛,鈴木統裕,入澤篤志
10. 食道裂孔ヘルニアとGERD/岸川暢介,伊藤公訓
11. 咽喉頭異常感症は本当にGERD?/浅岡大介,永原章仁
12. 薬剤抵抗性GERDに対する外科治療と最新の内視鏡治療/井上晴洋,鬼丸 学,島村勇人,年森明子,田邊万葉,西川洋平,藤吉祐輔
13. 機能性胸やけなどの食道機能性疾患は増加しているのか/二神生爾,阿川周平,山脇博士
4,400円
特集●内視鏡で見える病気,診る病気 ―背景を考える―
企画編集/春間 賢(川崎医科大学 総合医療センター 総合内科学2 特任教授)

<特集にあたって>

 この度の特集号のタイトルは,「内視鏡で見える病気,診る病気 ―背景を考える―」とさせていただきました.“見える”は形態の病気,“診る”は機能の病気を,この特集号では意味します.最近,上部消化管の分野は非常に多くの疾患が登場し,エキサイティングになっています.私は,常日頃,消化管の内視鏡検査をしながら,なぜこのような病気ができるのか,そしてその背景はどうなっているのかを考えながら検査を行っています.
 最近の内視鏡は,粘膜の表面がよく見えるようになってきました.従って,Helicobacter pylori(ピロリ菌)未感染胃でも,稜線状発赤やびらんなど詳細に観察され,病変なしとは言えない症例が増えてきました.しかしながら,内視鏡所見からは自覚症状が説明できない症例に出会うこともよくあります.上部消化管であれば,食道の運動機能異常や機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia:FD)が代表的な疾患で,機能性消化管障害と呼ばれています.
 さて,ピロリ菌は萎縮性胃炎,消化性潰瘍,さらには胃癌の原因であることは周知の事実です.ピロリ菌感染率の低下,またピロリ菌除菌の普及は,上部消化管の疾患に大きな革命を起こしました.日々の内視鏡検査では萎縮のない胃が増加し,以前は胃角部や胃体部の多かった消化性潰瘍も激減しております.胃癌もピロリ菌除菌で解決すると思われましたが,ピロリ除菌後の胃癌,ピロリ未感染の胃癌も増加しているようです.逆流性食道炎はもとより,バレット腺癌,あるいは食道と胃の接合部に発生する胃癌の増加は,ピロリ菌感染陰性の症例が多くなり,以前であれば萎縮性胃炎のために胃酸が低下していたものが,ピロリ菌未感染,あるいはピロリ菌除菌で胃酸が食道へ逆流することが増えたためと考えられます.十二指腸についても,恐らく同じことが言えます.萎縮性胃炎のため十二指腸へ胃酸が流れにくくなっていたところに,ピロリ菌未感染例が増加し,あるいはピロリ菌除菌で低下していた胃酸が復活し,以前よりも十二指腸に胃酸が流れることが多くなっていると思われます.この現象が,十二指腸の腫瘍発生に影響しているとも考えられます.アレルギー性疾患である好酸球性食道炎や好酸球性胃腸症も,ピロリ菌感染とは逆相関にあり,ピロリ菌感染率が低下するほど,アレルギー性疾患が増加していく可能性があります.
 タイトルに「内視鏡で見える病気,診る病気」とさせていただいたのは,日頃から,消化管の形態と機能の両者に私が興味を持っているからです.消化管の機能異常は咽喉頭から始まり,食道,胃,十二指腸,さらに小腸,そして大腸へと病態は進んでおります.CACS(celiac artery compression syndrome)やACNES(anterior cutaneous nerve entrapment syndrome)は,消化管以外の原因で発生する病気ですが,消化器病医を必ず受診しますので,知っておくべき重要な疾患です.自己免疫性胃炎や胃NET(neuroendocrine cell tumor),プロトンポンプ阻害薬の使用により発生するGAP(gastropathy associated with PPI),さらに,壁細胞の機能不全も,考えてみれば消化管の機能異常により発生する,また,背景に機能異常を伴った疾患です.特発性胃前庭部難治性潰瘍も,意外と前庭部の収縮運動の過収縮によるものかもしれませんし,また,PHG(portal hypertensive gastropathy)も肝臓へ行くはずの血流が胃で停滞する,すなわち,機能異常を背景にした疾患です.
 こうやって上部消化管の疾患を眺めてみると,上部消化管疾患が変貌していく背景には形態と機能の異常が確実にあり,その頻度は確実に増加しています.

春間 賢
川崎医科大学 総合医療センター 総合内科学2 特任教授


<目次>

【1 食道胃接合部と十二指腸に注意しよう】
1-1. バレット食道腺癌・胃食道接合部癌 ―胃食道逆流関連接合部腺癌の初期病変に迫る―/貝瀬 満
1-2. 非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍の発症リスクと好発部位/大野和也,黒上貴史,増井雄一,中谷英仁

【2 機能を考える疾患】
2-1. 食道運動機能異常/栗林志行,保坂浩子,草野元康,浦岡俊夫
2-2. 好酸球性食道炎,好酸球性胃腸症/藤原靖弘
2-3. 自己免疫性胃炎と胃NET/佐藤祐一,佐藤明人,富所 隆,寺井崇二
2-4. プロトンポンプ阻害薬に関連した胃粘膜変化 ―GAP(Gastropathy Associated with PPI)―/鎌田智有,春間 賢,砂金 彩,眞部紀明,永井 宏
2-5. 壁細胞機能不全症(parietal cell dysfunction)/石岡充彬,平澤俊明,河内 洋
2-6. 逆流性食道炎/綾木麻紀,眞部紀明,春間 賢
2-7. 特発性(ピロリ菌陰性NSAID 陰性)胃前庭部難治性潰瘍/寺井智宏,丸山保彦
2-8. 門脈圧亢進症性胃症/西野 謙,川中美和,河本博文,眞部紀明,鎌田智有,春間 賢

【3 胃外(意外)な疾患】
3-1. 機能性ディスペプシア/二神生爾,阿川周平,山脇博士
3-2. CACS,ACNES/楠 裕明,畠 二郎,春間 賢
4,400円
特集●ピロリ菌未感染および除菌後の早期胃癌の診断
企画編集/藤崎順子(がん研有明病院消化器内科上部消化管内科 部長)

<特集にあたって>

 胃癌の原因は,99%がHelicobacter pylori(ピロリ菌)感染といわれている.これからの胃癌は,背景にピロリ菌が存在しない,未感染,もしくは除菌後の背景からできる胃癌である.2013年にピロリ菌感染の保険収載後,除菌後胃癌の頻度が高まり,さらにピロリ菌感染率も低下している.ピロリ菌未感染背景から発症する胃癌は,胃癌全体の1%以下といわれている.ピロリ菌陰性時代に入ると胃癌は高齢者の癌になり,徐々に減少傾向となることが予想される.ピロリ菌陰性時代(未感染,除菌後)の早期胃癌の特徴は多くの報告があり,未感染では印環細胞癌,胃底腺型胃癌,低異型度腺窩上皮型胃癌,腸型胃腸混合型分化型腺癌が報告されている.しかし頻度は少なく,未感染胃癌はslow growingな病変が多いことが報告されている.除菌後では,地図状発赤など腸上皮化生の胃癌リスク因子が挙げられている.一方で,未感染,除菌後の未分化型癌やSMに浸潤する胃癌,進行胃癌の報告が最近散見されている.
 今回の特集では,ピロリ菌未感染,除菌後に発見された早期胃癌の特徴について,豊富な経験と知識の先生方に執筆をお願いした.まず未感染の項目では,未感染の定義について虎の門の田中先生にお願いした.最近では20代に除菌し,除菌後の胃粘膜からは未感染なのか除菌後かを迷う場合もあり,定義が重要となってくる.定義が曖昧になると,そこから生まれるデータの信憑性が低下し,重要な部分である.そして定義がはっきりしたところで,未感染に出てくる早期胃癌をそれぞれ,印環細胞癌,胃底腺型胃癌,胃底腺粘膜型腺癌,ラズベリー様腺窩上皮型胃癌,低異型度胃型腫瘍,前庭部腸型胃癌について,多数の症例を経験している吉村先生,上山先生,,柴垣先生,城間先生,丸山先生に書いていただいた.日本で最もこれらのrare casesを経験された先生方にお願いしたので,読者にとって,説得力のある内容であることは間違いないと考えられた.
 次にさらに問題の多い除菌後胃癌であるが,こちらも私自身が知りたかった内容を役得とばかりに選び,これもその道のエキスパートの先生方にお願いした.除菌後胃癌のシンポジウムやパネルディスカッションなどはいつも学会で満席のセッションであり,内視鏡医の第一の関心領域である.除菌後は,内視鏡検査をいつまで,どの間隔でうけるのかは,現状では明確な答えなしである.除菌後長期観察後に発見された胃癌や長期経過観察した場合の胃癌の傾向を鎌田先生と武先生,除菌後浸潤癌について小林先生,除菌後胃癌発見のコツを八木先生,除菌後の表層上皮の変化を小刀先生,除菌後胃癌発見におけるLCIの有用性を北川先生と,各項目とも大変興味深く,この号を読むことで3回分ぐらいの除菌後胃癌の学会セッションを網羅するぐらいの重みがあると信じている.
 今後の内視鏡診療を行っていくにあたり,読者の先生方の日々の臨床に役立てたい.

藤崎順子
がん研有明病院消化器内科上部消化管内科 部長


<目次>

1. ピロリ菌未感染の定義と未感染胃癌の典型例/田中匡実,菊池大輔,布袋屋 修
2-1. 印環細胞癌/吉村大輔,吉村理江
2-2. 胃底腺型胃癌/上山浩也,八尾隆史,永原章仁
2-3. ラズベリー様腺窩上皮型胃癌/柴垣広太郎,三代 剛,川島耕作,荒木亜寿香,丸山理留敬,石原俊治
2-4. 前庭部腸型胃癌/城間 翔,堀内裕介,藤崎順子
2-5. 低異型度胃型腫瘍/丸山保彦
3-1. ピロリ菌除菌後長期(10年以上)経過観察後に発生した胃癌の特徴/鎌田智有
3-2. 除菌後未分化型胃癌/武 進,石木邦治,水野元夫
3-3. 除菌後浸潤胃癌を早期発見するためのコツ/小林正明,盛田景介,菅野智之,青栁智也,栗田 聡,塩路和彦,小方則夫
3-4. 除菌後胃癌発見のコツ/八木一芳,寺井崇二
3-5. 除菌後の組織学的変化(低異型度上皮)が内視鏡診断,治療に及ぼす影響/小刀崇弘,伊藤公訓,田中信治,茶山一彰
3-6. 除菌後胃癌の見落とし率低減に向けたLCIの有用性について/北川善康,鈴木拓人

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エキスパートナース

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目次: [特集]
◆「D:深さ」と「I:炎症/感染」に変化あり!
 褥瘡状態評価スケール
 DESIGN-R®2020 ここが変わった!
  総論 日本発の「DESIGN-R®」は世界標準の褥瘡状態評価ツールになった
     そして今、DESIGN-R®2020に
  Part1 何が変わるの? 改定DESIGN-R®2020
  Part2 改定ポイント① 「D:深さ」
      ①-1 「D:深さ」の項目に加わった「深部損傷褥瘡(DTI)疑い」をどう評価する?
      ①-2 深部損傷褥瘡(DTI)疑いのアセスメントとケアの実際
      ①-3 深部損傷褥瘡(DTI)疑いの治療に有効な振動療法
  Part3 改定ポイント② 「I:炎症/感染」
      ②-1 「I:炎症/感染」の項目に加わった「臨界的定着疑い」をどう評価する?
      ②-2 クリティカルコロナイゼーション(臨界的定着)の具体例と、治療・ケア方法
[特集]
◆サルコペニアの診断基準が変わった!
 私たちでできる高齢者の栄養ケア
  Part1 ポイントをおさえよう!
      サルコペニアの診断基準で変わったところ
  Part2 栄養ケアの最新トピック
  Part3 ナ ースがおさえておきたいリハ栄養
[特別記事]
◆災害多発時代における災害看護
  東日本大震災後10年間の災害発生の特徴
  東日本大震災の災害医療とその後の10年
  東日本大震災後の要配慮者問題
  これからの災害看護
[これからのナースに必要な力を伸ばす連載]
<基礎医学>
◆やりなおしの病理学[最終回]
 「病理力」を手に入れて前に進もう
<アセスメント>
◆日々のアセスメントとケアが一歩深くなる
 患者のみかたと看護のしかた
 黄疸・胆石のある患者さん
<チーム医療>
◆みんなでやるには何が必要なのか、
 とことん考えてみました[最終回]
 ナース⇄多職種の
 「ココが知りたい!」「ココは聞いて!」②
<患者・家族対応>
◆患者と家族にじょうずに向き合うための方法
 医師と一緒に考える
 医師とのじょうずなコミュニケーション その1
[SPECIAL REPORT]
特別対談:ウィズコロナ時代の看護管理と在宅看護
      情報マネジメントの重要性
排尿ケアに“クランベリー”を生かす
尿路感染症予防のための有効方法として
感染管理の鍵を握る栄養マネジメント
経管栄養における感染対策を中心に
[BOOKナビ拡大版]
ナースに届けたい おすすめの1冊
[NEWS]
◆エキナスクリップ
[連載]
◆ナースのための医療・看護 最新TOPIC
 令和2年度診療報酬改定で注目!
 精神科訪問看護基本療養費算定で必要になったGAF尺度って何?
◆看護師のはたらきかた座談会[最終回]
 手術室看護師
◆考えるナース
◆みんなのVOICE
◆お悩み相談ルーム
◆BOOKナビ
[INFORMATION]
 ・学会&研究会イベント
 ・次号予告

ナース・看護・ケアに役立つ医療情報をより早く!よりわかりやすく!

  • 2021/01/20
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  • 2020/11/20
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2 看護管理

医学書院

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看護管理

2021年02月10日発売

目次: ■特集 「面会制限」が患者の意思決定にもたらした倫理的課題 コロナ禍で患者・家族を支援した看護師の経験から■
□【インタビュー】高齢者が希望する最善の医療およびケアを受けるための倫理的考え方 日本老年医学会の『提言』を基に(会田薫子)
□【インタビュー】がん患者におけるCOVID-19による「面会制限」の影響 臨床実践と看護管理の視点から(田村恵子)
□リスク共生・リスク選択時代の意思決定支援 新型コロナウイルス感染症がもたらした変化と地域からの懸念(山岸暁美)
□「会えない」状況を踏まえた本人・家族への意思決定支援の変化 病院看護師と訪問看護師への調査を通じた面会制限による影響の考察(藤田 愛)
□【実践報告】コロナ禍での面会制限はどのような影響を与えたか(津田泰伸/山下将志)
□【実践報告】リモート面会による代理意思決定支援(小澤元子)
□【実践報告】面会制限が家族の病状認識に与えた影響 急性期病院における家族支援・スタッフ支援(谷田由紀子)
□【実践報告】終末期患者の意思決定支援 病院の面会制限の中で患者と家族の希望を地域でかなえるために(伊東紀揮)
□【実践報告】「面会制限」による在宅看取りの増加 連携のオンライン化の実現に向けて(岩本大希)
□【実践報告】COVID-19が若年がん患者の治療や緩和ケア,在宅看取りの支援に与えた影響(宇野さつき)
□【実践報告】面会制限により母親の変化に気づけなかった娘の悔しい思い 在宅の場での意思決定支援に関わる看護師に求められる役割(郡 美代子/松本美奈)
□【実践報告】コロナ禍での発熱患者対応で感じたジレンマ・課題 都内の訪問看護の現場から(富岡里江)


□巻頭シリーズ
【石垣靖子氏対話シリーズ】看護と倫理 尊厳を護るケアの担い手として⑫
看護部長の哲学 臨床倫理に真摯に取り組む組織・地域をつくる②
[特別編]新型コロナウイルス感染症への対応(石垣靖子/田渕典子/高橋弘枝)
□TOPICS
学際的な看護管理学の教育を目指して 熊本県立大学大学院アドミニストレーション研究科の現状と将来構想(中尾富士子/宮園博光)
□NAレポート
「看護管理者のための1on1ミーティング」オンラインセミナー開催


●グローバル時代の医療英会話Lesson 外来や病棟で出会う外国人をサポートするために①
May I help you?(ウイリアムソン彰子)

●新人看護師とプリセプターの視点から考える よりよい新人看護師教育 誰もが働きやすい職場を目指すために①
看護補助者から看護師に立場が変わった新人看護師の事例(川上ちひろ)

●ワークブック形式で学ぶ! ファシリテーションのための企画とプログラムデザイン①
難しい局面でも求められる創造的な話し合い(森 雅浩)

●明日を変えるコーチング⑭
未来の自分の声が,前に進むための一番の後押しになる 「いろいろなことを先延ばしにしてしまいます……」(勝原裕美子/山之上雄一)

●ラーニング・エイド 大学院ドタバタ留学記 in NY⑰
確認して看護師,「あたりまえ」の擦り合わせ(寺本美欧)

●おとなが読む絵本 ケアする人,ケアされる人のために 174
涙,涙,涙は甘いかしょっぱいか(柳田邦男)

参考価格: 1,760円 定期購読(1年プラン)なら1冊:1,573円

医療施設で看護管理に携わる人たちに

  • 2021/01/10
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3 ケアマネジャー

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ケアマネジャー

2021年02月27日発売

目次: 【特集】
“いざ”という時に後悔しない 災害現場での判断・動き方 —被災ケアマネに聞く準備と心構え—
東日本大震災発生から早いもので今年で10年を迎えます。被災したケアマネジャーの小湊純一氏への取材をもとに、災害への備え、そして現場での判断や動き方について解説します。

<相談援助技術を究める>
プロフェッショナルに求められる心構えとスキル 渡部律子

<特別企画>
新人ケアマネ必読 今求められるケアマネジメントの視点 福富昌城

<最新ニュース&制度>
・最新ニュース 深掘り解説 田中元
・よくわかる! 社会保障制度 やさしい解説と活用ポイント 福島敏之

<基本スキルをBrush Up>
・利用者ニーズを正確にとらえるアセスメントの7領域 中野穣
・ケアプラン点検者が教える ケアプラン作成のポイント 阿部充宏
・記録のエースを狙え! 実践編 八木亜紀子

<医療知識を押さえよう>
・現場で役立つ! 高齢者に多い疾患の基礎知識 鶴岡浩樹
・イラストでわかる やさしいがんの医学知識 小倉加奈子
・専門医が教える 認知症の“非”医学的理解 大塚智丈

<さらに究める!実践力>
・これならできる! 毎日の実践で活かすACP 片山陽子
・精神疾患×支援困難ケースへのあす活スキル 小瀬古伸幸

<デキる管理者・主任ケアマネを目指す>
・管理者のための押さえておきたい事業所運営のツボ 後藤佳苗
・管理者・ベテランのための新人ケアマネ育成術 杉田まどか
・紡ぐ物語 ケアマネジャーにできること 佐賀由彦

<その他コンテンツ>
新刊紹介/information/ケアカフェ/Back Number/次号予告

<巻末カラー>
・特別企画 超速報!何がどう変わる!? 2021年度 介護保険・介護報酬改正のポイント
・忘れられない一言
・注目! 製品・サービスレポート
・きょう何食べる? 相川あんな

参考価格: 1,047円 定期購読(1年プラン)なら1冊:1,008円

超高齢社会を目前に控え、激動する保健・医療・福祉の世界で、ケアマネジャーのプロフェッショナルを目指す方へ!ケアマネの“いま”がわかる月刊誌

  • 2021/01/27
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  • 2020/12/26
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訪問看護と介護

2021年02月15日発売

目次: ■特集 「家族」の声 ケアを引き受ける/引き受けざるを得ない人には何ができるか■
□障害者の親の声 1人の「人」として語らせてほしい
「役割」「機能」ではない見方で(児玉真美)
□きょうだいの声 「ここにいていい」と言ってほしい
医療的ケアを要する兄弟・姉妹を持つ子の気持ち(清田悠代)
□親を看取った娘の声① 「別れ」はできなくてもいい
母を看取った末に抱いた、在宅医の率直な思い(岡山容子)
□親を看取った娘の声② 「同居しない娘」も支えてほしい
「最期まで一人暮らし」を叶えました(石射弥生)


□巻頭対談
「死なせる」議論より、ずっと手前の話をしよう――ACPにアドボカシーとエンパワメントを(佐々木淳/川口有美子)
□特別記事
地域包括支援センターで働く私が「銭湯」に見た可能性――ソーシャルキャピタルとしての「小杉湯」(藤澤春菜)


●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に! ・137
出会ったときがサヨナラの始まり(秋山正子)

●訪問看護師のための判断力トレーニング・2
Step①手がかりを感じ取る力(清水奈穂美)

●「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・11
認知症と薬物療法(内田直樹)

●このARTが気になる!(榊原千秋)

参考価格: 1,650円 定期購読(1年プラン)なら1冊:1,155円

医療と福祉の新時代を築くニューマガジン

  • 2021/01/15
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プチナース

2021年02月10日発売

目次: 別冊 疾患別看護過程
ゴードンの枠組みでアセスメント
事例でわかる! 疾患別看護過程
パーキンソン病

別冊フロク
実習・国試で役立つ
看護学生のための 社会資源 POCKET BOOK
(新書判、36ページ)

特集
聞きかた&考えかたのヒント満載
アセスメントが得意になる!
アセスメントがうまくいくための4つのポイント
場面別 データ収集&アセスメントのしかた

1.健康認識についてのデータ収集

2.症状がある場合のデータ収集

3.栄養状態についてのデータ収集

4.患者の不安・気がかりについてのデータ収集

特集
先輩たちに聞いてみた!
就職したらどうなるの?
「仕事」のこと、聞かせて!

「プライベート」の過ごしかた、教えて!

学生のうちに、何をしておいたらいい?

強力連載!
気になる! 今月の最新トピックス
<NEWS>
新型コロナウイルス感染症患者、
6割以上の病院が受け入れ。日本看護協会が調査
<NEWS>
ジャニーズ事務所の寄付により、
認定看護師育成・看護師等学校養成所支援のための基金設立へ
<NEWS>
COVID-19患者への治療介入の割合が
あきらかに。国立感染症研究所が公表
<GOODS>
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スマホ用チェキプリンター〈プレゼント〉
のぞいてみよう! ナースのシゴト場
一般内科病棟 (兵庫中央病院(兵庫県三田市))
実習で実践できる! 基礎看護技術
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みんなでつくる看護師国試ごろ合わせプロジェクト
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“看護師のかげさん”の実習お助けノート
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プチナース2020年度総目次
2020年度の掲載内容を、ひくことができます
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  • 2020/08/07
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7 おはよう21

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おはよう21

2021年02月27日発売

目次: 【特集】
コロナ禍の認知症ケア 利用者への“悪影響”をどう食い止めるか
新型コロナウイルスの流行に伴う生活の変化は、認知症の人の心身に大きく影響を与えています。感染対策を行いながら、認知症の人に安心して生活してもらうためにはどうすればよいのでしょうか。現場の状況や実践例を交えながら、押さえておきたいコロナ禍の認知症ケアのポイントを解説します。

【在宅特集】
利用者に多い 尿失禁・頻尿とその対応

【特別企画】
東日本大震災から10年 復興に向けた取り組みと学び・教訓

【連載】
■現場の疑問をすっきり整理 介護保険・社会保障制度情報:田中 元
■注目ニュース PICK UP:田中 元
■押さえておきたい「痛み」の医学知識:小林徳行
■人と認知症との向き逢い方:宮崎直人
■場面別にみる 介護技術のチェックポイント:山�ア隆博
■利用者を快適にする 排便ケアのプロになろう:榊原千秋
■〈最終回〉 コミュニケーション・ケアのレッスン 「演技スキル」でケアが変わる!:高室成幸
■〈最終回〉 利用者の「見えにくさ」への支援とケア:吉野由美子
■事故・トラブルを防ぐための介護リスクマネジメント:山田滋
■〈最終回〉 施設長・管理者のための 人が集まる職場のつくり方:糠谷和弘
■〈新連載〉 頻出ポイントがわかる! 介護福祉士国家試験合格講座2022:青木宏心

【巻末カラー】
・おはようクローズアップ 鎌田實と語る介護の“魅力”特別編
・〈最終回〉 エガオノジカン
・Life is......:葉 祥明

【その他のコンテンツ】
・おはようクラブ<br>・パズルの広場
・インフォメーション
・注目!商品紹介
・ブックレビュー

「介護」って大変! そんな、あなたの悩みに答えます!今、介護の現場で求められている情報や知識・技術を、わかりやすく、実務に役立つよう具体的に紹介

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ヘルスケア・レストラン

2021年02月20日発売

目次: -------------------------------------------------------------
最 新 内 容 2021年3月号(2021年2月20日 発行)
-------------------------------------------------------------
◆特集◆
今私たちにできること
看取りの栄養ケア

 4月の介護報酬改定に向けて、厚生労働省の社会保障審議会で議論が進められている。
改訂事項の1つとして、看取り期における栄養ケアの充実を図る観点から、関与する職種として
管理栄養士を明記することになる見込みだ。
これはいったいどういうことなのか?また、具体的にどう取り組むべきことなのか?
看取りにかかわる医師、管理栄養士、そして家族との調整に奔走するケアマネジャーが集まり、
率直な意見を交わした。併せて、管理栄養士の取り組み事例も紹介する。

〈鼎談〉
 入所の時から始まるのが看取り
 最期までかかわる「食」の役割は大きい
 蓮村友樹久氏
(社会福祉法人同胞互助会 愛全診療所 所長/特別養護老人ホーム愛全園 常勤医)
 橋本ちひろ氏
(社会医療法人三宝会 社会福祉法人健成会 法人本部 管理栄養士)
 細江 学氏
(社会福祉法人緑風会 東村山市南部地域包括支援センター センター長)

〈事例1〉
 本人の状態と希望に沿った栄養ケアの実施
 最善を尽くし後悔のない看取り介護を支えていく
 正木直子(社会福祉法人マザアス 特別養護老人ホームマザアス日野)

〈事例2〉
 食事に対するさまざまな「おもい」を傾聴し
 本人と家族の意思を尊重した栄養ケアを実践
 阿部茉利(社会福祉法人恩賜財団済生会支部大阪府済生会 中津特別養護老人ホーム喜久寿苑)


●RD’s Kitchen ~メニューをどうぞ~
 貧血食
 医療法人社団 神戸海星病院(神戸市灘区)

●今月の人〈Leading person〉
 加藤 美紀
(医療法人社団 景翠会 金沢病院グループ 介護老人保健施設ふるさと)

●栄養管理実践レポート
 独立行政法人労働者健康安全機構
 大阪労災病院(堺市北区)

●世界の病院食・術後食〈第119回〉
 丸山道生
(医療法人財団緑秀会 田無病院 院長)

●病院・施設の栄養サポートおやつ〈番外編〉
 エネルギーアップ
 キーマカレー

●Leader’s School
 Lesson 1 フィジカルアセスメントから
      画像診断まで臨床栄養管理のスキルアップ講座
      谷口英喜
      (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)
 Lesson 2 在宅で患者を支えて看取る
      栄養評価とマインドアセスメント
      岡田晋吾
      (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)
 Lesson 3 疾患ごとに学ぶべきこと
      ―管理栄養士によるClinical Question―
      佐保洸太
      (社会医療法人共愛会 戸畑共立病院 栄養科 NST専門療法士/栄養経営士)

●SEMINAR REPORT
 摂食嚥下機能に応じた適切な食形態の選択
 ~看護師の視点から考える製品の選択と活用方法~

●栄養家の心得
 一 “その人らしさ”を支える特養でのケア/横山奈津代
 二 命に向き合う在宅医療物語/永井康徳
 三 栄養士が知っておくべき薬の知識/林 宏行
 四 時代の空気を読む/藤井将志
 五 食べることの希望をつなごう/豊島瑞枝
 六 お世話するココロ/宮子あずさ

●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
 第百五十五話「変化する社会と変わらない食」

●栄養指導で“あるある! こんなこと”〈第92回〉
 田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士)

●Goods selection 良品学

●バックナンバー・取扱書店一覧

●From EDITORS 次号予告

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次 号 予 告 2021年4月号(2021年3月20日 発行)
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◆特集◆
介護報酬改定における口腔と栄養ケア

2021年度の介護報酬改定においては、リハビリテーション・機能訓練、
口腔、栄養の取り組みの一体的な推進が求められる内容となっている。
そこで本特集では、特に口腔と栄養の一体的な取り組みのあり方について、
対談と事例を通じて考察していく。

参考価格: 1,210円

日本で初めてヘルスケア分野の栄養と食事サービスに鋭く切り込んだ、管理栄養士・栄養士必読の情報誌

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保健師ジャーナル

2021年02月10日発売

目次: ■特集 これからの産後ケア 法改正後の保健師の役割■
母子保健法の改正と産後ケア事業ガイドラインの改定から考える保健師の役割(芳賀光里,猿渡央子,小林秀幸)
産後ケアを通じて保健師は何を目指すのか――ガイドライン改定を踏まえて(中板育美)
地域の特性に応じた産後ケア事業と保健師の役割――高浜町の産後デイサービスの取り組み(越林いづみ,畑中美優寿)
産後ケアに関わる保健師さんへのメッセージ――子ども虐待の取材と支援の経験から言えること(椎名篤子)


□PHOTO、PickUp
民間のノウハウを生かした介護予防無関心層への挑戦!
堺市介護予防「あ・し・た」プロジェクトの取り組み(井上京子,多賀井眞紀,安齊智子,花家 薫,阿加井博)
□活動報告
出雲圏域における在宅療養者の低栄養改善・食支援の取り組み(内田千寿,伊藤恭子,橋本久美,牧野由美子)


●行動変容を導く ナッジの利いた保健活動・2
人の意思決定の癖(バイアス):前編(高橋勇太,村山洋史,竹林正樹)

●あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・2
事業アンケートの分析結果を学術誌に投稿することはできる?(後藤智江,松尾和枝,鳩野洋子,岡 順子,緒方文子,嶋津多恵子,住徳松子,藤野善久)

●時代が求める!保健師記録の仕組みづくり
記録を生かした人材育成と情報開示の捉え方・2
相模原市の取り組み――記録のシステム化と人材育成(清水洋子,波田野房枝,栁澤尚代,菅原京子,吉本照子)

●保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・2
EBMに学ぶ,実践における疑問の見つけ方と可視化する方法(八重ゆかり)

●ポジティブな地域づくりを考える ポジティブ心理学×公共哲学から見る公衆衛生活動・11
将来志向性と希望(小林正弥,島井哲志)

●研究室からのメッセージ・178
人間総合科学大学保健医療学部看護学科
地域看護学

参考価格: 1,650円 定期購読(1年プラン)なら1冊:1,309円

保健師のための専門誌『保健師ジャーナル』

  • 2021/01/10
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