目次
◆記 事◆
統治構造において司法権が果たすべき役割第2部(8)
米軍機飛行差止請求訴訟と国内法の適用
──最高裁「第三者行為論」の克服に向けて──……福田 護
◆書 評◆
千葉勝美『憲法判例と裁判官の視線―その先に見ていた世界』(有斐閣、2019年)
評者……①高橋和之 ②高見勝利
◆判例特報◆
公職選挙法14条、別表第3の参議院(選挙区選出)議員の議員定数配分規定の合憲性
——2019年参院選投票価値格差訴訟高松高裁判決
(高松高判令1・10・16)
◆判決録◆
民 事
◎高齢者の医療の確保に関する法律による後期高齢者医療給付を行った後期高齢者医療広域連合が当該後期高齢者医療給付により代位取得した不法行為に基づく損害賠償請求権に係る債務についての遅延損害金の起算日
(最二判令1・9・6)
◎貸金の支払を求める訴訟において、前訴でその貸金に係る消費貸借契約の成立を主張していた被告が同契約の成立を否認することは信義則に反するとの原告の主張を採用しなかった原審の判断に違法があるとされた事例
(最二判令1・7・5)
○インターネットのウェブサイト上に掲載された記事について名誉毀損の成立を認め、出版社らに対し、損害賠償の支払に加えて記事の一部の削除と訂正記事の掲載が命じられた事例(東京高判令1・11・27〈参考原審:東京地判平31・2・13掲載〉)
▽市議会議員による、ネット上の記事掲載者に対する名誉毀損等に基づく損害賠償請求(本訴)について、記事掲載者には記事内容が真実であると信じたことに相当の理由があるとして不法行為の成立を否定し、本訴提起が不法行為を構成するとして、記事掲載者の市議会議員に対する賠償請求(反訴)が認められた事例(千葉地松戸支判令1・9・19)
▽1 高校教師の指導が体罰等として違法行為に当たり、この結果、当該生徒が自殺するに至ったとして、学校設置者に対して損害賠償を求めた事案において、当該指導は、生徒指導として許容される限度を超えるものではなかったとして、損害賠償請求が棄却された事例
2 高校生徒の自殺について、全校生徒を対象として行われたアンケートの原本を学校が廃棄してしまったのは、遺族に対する調査報告義務違反を構成するとして、損害賠償請求が一部認容された事例
(札幌地判平31・4・25)
刑 事
◎被告人が強姦及び強制わいせつの犯行の様子を隠し撮りした各デジタルビデオカセットが刑法19条1項2号にいう「犯罪行為の用に供した物」に当たるとされた事例(最一決平30・6・26)
▽1 被告人が、同居の実子A(当時19歳)がかねてより被告人による暴力や性的虐待等により被告人に抵抗できない精神状態で生活していて抗拒不能の状態に陥っていることに乗じてAと性交したとする2件の準強制性交等罪の事案において、抗拒不能状態を認定できないとして無罪が言い渡された事例(①事件)
2 被告人が、深夜被害者に声を掛け、暴行を加えて反抗を著しく困難にして口腔性交をし障害を負わせたとする強制性交等致傷罪の事案において、被告人の加えた暴行は強いものではなかったが、それにより被害者は頭が真っ白になり反抗を著しく困難にする程度に至っていたものの、被告人にその認識があったとは認められないとして無罪が言い渡された事例(②事件)
(①名古屋地岡崎支判平31・3・26、②静岡地浜松支判平31・3・19)
◆最高裁判例要旨(2019(令1)年12月分)
統治構造において司法権が果たすべき役割第2部(8)
米軍機飛行差止請求訴訟と国内法の適用
──最高裁「第三者行為論」の克服に向けて──……福田 護
◆書 評◆
千葉勝美『憲法判例と裁判官の視線―その先に見ていた世界』(有斐閣、2019年)
評者……①高橋和之 ②高見勝利
◆判例特報◆
公職選挙法14条、別表第3の参議院(選挙区選出)議員の議員定数配分規定の合憲性
——2019年参院選投票価値格差訴訟高松高裁判決
(高松高判令1・10・16)
◆判決録◆
民 事
◎高齢者の医療の確保に関する法律による後期高齢者医療給付を行った後期高齢者医療広域連合が当該後期高齢者医療給付により代位取得した不法行為に基づく損害賠償請求権に係る債務についての遅延損害金の起算日
(最二判令1・9・6)
◎貸金の支払を求める訴訟において、前訴でその貸金に係る消費貸借契約の成立を主張していた被告が同契約の成立を否認することは信義則に反するとの原告の主張を採用しなかった原審の判断に違法があるとされた事例
(最二判令1・7・5)
○インターネットのウェブサイト上に掲載された記事について名誉毀損の成立を認め、出版社らに対し、損害賠償の支払に加えて記事の一部の削除と訂正記事の掲載が命じられた事例(東京高判令1・11・27〈参考原審:東京地判平31・2・13掲載〉)
▽市議会議員による、ネット上の記事掲載者に対する名誉毀損等に基づく損害賠償請求(本訴)について、記事掲載者には記事内容が真実であると信じたことに相当の理由があるとして不法行為の成立を否定し、本訴提起が不法行為を構成するとして、記事掲載者の市議会議員に対する賠償請求(反訴)が認められた事例(千葉地松戸支判令1・9・19)
▽1 高校教師の指導が体罰等として違法行為に当たり、この結果、当該生徒が自殺するに至ったとして、学校設置者に対して損害賠償を求めた事案において、当該指導は、生徒指導として許容される限度を超えるものではなかったとして、損害賠償請求が棄却された事例
2 高校生徒の自殺について、全校生徒を対象として行われたアンケートの原本を学校が廃棄してしまったのは、遺族に対する調査報告義務違反を構成するとして、損害賠償請求が一部認容された事例
(札幌地判平31・4・25)
刑 事
◎被告人が強姦及び強制わいせつの犯行の様子を隠し撮りした各デジタルビデオカセットが刑法19条1項2号にいう「犯罪行為の用に供した物」に当たるとされた事例(最一決平30・6・26)
▽1 被告人が、同居の実子A(当時19歳)がかねてより被告人による暴力や性的虐待等により被告人に抵抗できない精神状態で生活していて抗拒不能の状態に陥っていることに乗じてAと性交したとする2件の準強制性交等罪の事案において、抗拒不能状態を認定できないとして無罪が言い渡された事例(①事件)
2 被告人が、深夜被害者に声を掛け、暴行を加えて反抗を著しく困難にして口腔性交をし障害を負わせたとする強制性交等致傷罪の事案において、被告人の加えた暴行は強いものではなかったが、それにより被害者は頭が真っ白になり反抗を著しく困難にする程度に至っていたものの、被告人にその認識があったとは認められないとして無罪が言い渡された事例(②事件)
(①名古屋地岡崎支判平31・3・26、②静岡地浜松支判平31・3・19)
◆最高裁判例要旨(2019(令1)年12月分)
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