目次
◆記 事◆
最高裁判所の越権行為に対する規律と是正
──福島原発避難者訴訟最高裁判決の民事手続上の問題点……長島光一
情報をめぐる現代の法的課題(11・完)
インターネット空間における「法執行の民間化」
──ドイツの「ネットワーク執行法」執行状況の調査をふまえて……毛利 透
◆判決録細目◆
行 政
▽生活扶助基準の引下げ等を内容とする「生活保護法による保護の基準」(昭和38年厚生省告示第158号)の改定が生活保護法3条、8条2項の規定に違反し違法であるとされた事例
(東京地判令4・6・24)
民 事
◎会社法423条1項に基づく損害賠償請求訴訟において原告の設置した取締役責任調査委員会の委員であった弁護士が原告の訴訟代理人として行う訴訟行為を弁護士法25条2号及び4号の類推適用により排除することはできないとされた事例
(最一決令4・6・27)
◎宮古島市水道事業給水条例(平成17年宮古島市条例第215号)16条3項の趣旨
(最三判令4・7・19)
◎建材メーカーが、石綿含有建材の製造販売に当たり、当該建材が使用される建物の解体作業に従事する者に対し、当該建材から生ずる粉じんにばく露すると石綿関連疾患にり患する危険があること等を表示すべき義務を負っていたとはいえないとされた事例
(最二判令4・6・3)
▽元妻である被告が調停に代わる審判によって定められた元夫である原告による子の監護の実施を妨げたことにつき、子の福祉の観点から正当事由があるものと認めることはできず、故意による不法行為が成立するとされた事例
(東京地判令3・11・30)
商 事
〇従業員の長時間労働に起因する死亡につき、いわゆる名目的代表取締役の会社法429条1項に基づく損害賠償責任を肯定した事例
(東京高判令4・3・10〈参考原審:東京地判令3・4・28〉)
労 働
〇山形県内の果物生産会社で農作業に従事する労働者が、さくらんぼ収穫に向けた同社の決起大会での腕相撲により右肘骨折等のけがをしたことについて、労働者が業務上負傷した場合にあたると認められた事例
(仙台高判令3・12・2〈参考原審:山形地判令3・7・13〉)
▽1 有限会社とその代表取締役の親族であり監査役として登記された者との間に労働契約の成立を認めた事例
2 使用者における違法行為を警察に告発したこと等を理由とする減給処分及び普通解雇処分がいずれも無効とされた事例
3 使用者が警察の捜査を受けたことを契機とする営業停止に伴う整理解雇が無効とされた事例
4 無効な解雇がされた後に労務の提供ができなかったのは使用者の責めに帰すべき事由によるものであり、その期間の労働契約に基づく賃金請求権が失われないとした事例
(横浜地判令4・4・14)
刑 事
◎管轄移転の請求が訴訟を遅延させる目的のみでされたことが明らかである場合における刑事訴訟規則6条による訴訟手続の停止の要否
(最三決令3・12・10)
〇実刑判決確定後に約3か月間逃亡した事案の保釈保証金没取請求について、保釈保証金の実質的納付者の事情や刑の執行が開始されたことなどを指摘して保釈保証金の一部を没取した原決定について、本件の没取事由によれば、特に事情がない限り保釈保証金は全額没取すべきであり、原決定が考慮した事情は、没取額を減額する方向の事情ではないか、一部没取が相当な理由が示されていないとして、これを取り消し、保釈保証金の全額を没取した事例
(東京高決令4・1・24)
▽少年が、保護観察所長の警告を受けたにもかかわらず、保護観察所長から許可を受けた住居に居住しなかったという施設送致申請事件において、遵守事項違反の程度が重く、少年の問題性の根深さや保護環境等を考慮すると、保護観察によっては少年の改善更生を図ることはできないとして、少年を第1種少年院送致とした事例
(名古屋家決令3・12・15)
最高裁判所の越権行為に対する規律と是正
──福島原発避難者訴訟最高裁判決の民事手続上の問題点……長島光一
情報をめぐる現代の法的課題(11・完)
インターネット空間における「法執行の民間化」
──ドイツの「ネットワーク執行法」執行状況の調査をふまえて……毛利 透
◆判決録細目◆
行 政
▽生活扶助基準の引下げ等を内容とする「生活保護法による保護の基準」(昭和38年厚生省告示第158号)の改定が生活保護法3条、8条2項の規定に違反し違法であるとされた事例
(東京地判令4・6・24)
民 事
◎会社法423条1項に基づく損害賠償請求訴訟において原告の設置した取締役責任調査委員会の委員であった弁護士が原告の訴訟代理人として行う訴訟行為を弁護士法25条2号及び4号の類推適用により排除することはできないとされた事例
(最一決令4・6・27)
◎宮古島市水道事業給水条例(平成17年宮古島市条例第215号)16条3項の趣旨
(最三判令4・7・19)
◎建材メーカーが、石綿含有建材の製造販売に当たり、当該建材が使用される建物の解体作業に従事する者に対し、当該建材から生ずる粉じんにばく露すると石綿関連疾患にり患する危険があること等を表示すべき義務を負っていたとはいえないとされた事例
(最二判令4・6・3)
▽元妻である被告が調停に代わる審判によって定められた元夫である原告による子の監護の実施を妨げたことにつき、子の福祉の観点から正当事由があるものと認めることはできず、故意による不法行為が成立するとされた事例
(東京地判令3・11・30)
商 事
〇従業員の長時間労働に起因する死亡につき、いわゆる名目的代表取締役の会社法429条1項に基づく損害賠償責任を肯定した事例
(東京高判令4・3・10〈参考原審:東京地判令3・4・28〉)
労 働
〇山形県内の果物生産会社で農作業に従事する労働者が、さくらんぼ収穫に向けた同社の決起大会での腕相撲により右肘骨折等のけがをしたことについて、労働者が業務上負傷した場合にあたると認められた事例
(仙台高判令3・12・2〈参考原審:山形地判令3・7・13〉)
▽1 有限会社とその代表取締役の親族であり監査役として登記された者との間に労働契約の成立を認めた事例
2 使用者における違法行為を警察に告発したこと等を理由とする減給処分及び普通解雇処分がいずれも無効とされた事例
3 使用者が警察の捜査を受けたことを契機とする営業停止に伴う整理解雇が無効とされた事例
4 無効な解雇がされた後に労務の提供ができなかったのは使用者の責めに帰すべき事由によるものであり、その期間の労働契約に基づく賃金請求権が失われないとした事例
(横浜地判令4・4・14)
刑 事
◎管轄移転の請求が訴訟を遅延させる目的のみでされたことが明らかである場合における刑事訴訟規則6条による訴訟手続の停止の要否
(最三決令3・12・10)
〇実刑判決確定後に約3か月間逃亡した事案の保釈保証金没取請求について、保釈保証金の実質的納付者の事情や刑の執行が開始されたことなどを指摘して保釈保証金の一部を没取した原決定について、本件の没取事由によれば、特に事情がない限り保釈保証金は全額没取すべきであり、原決定が考慮した事情は、没取額を減額する方向の事情ではないか、一部没取が相当な理由が示されていないとして、これを取り消し、保釈保証金の全額を没取した事例
(東京高決令4・1・24)
▽少年が、保護観察所長の警告を受けたにもかかわらず、保護観察所長から許可を受けた住居に居住しなかったという施設送致申請事件において、遵守事項違反の程度が重く、少年の問題性の根深さや保護環境等を考慮すると、保護観察によっては少年の改善更生を図ることはできないとして、少年を第1種少年院送致とした事例
(名古屋家決令3・12・15)
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