特集:中島敦を読み直す
『山月記』『李陵』などの名作を残し、
三十三歳の若さで死んだ中島敦は、生きていれば今年が白寿。
いまも読み継がれ、教科書に載り、入学試験の例題にも
頻繁に引用される作品や文体の魅力とは何なのか。
実際の短編を全文掲載し、その読みどころを探りつつ、味わいを楽しんでみたい。
生誕百年の来年に先駆けて贈る「中島敦再入門!」
◇特集エッセイ◇●小説の〝源泉〟を覗く
中島敦の うたでない歌…………池内 紀(ドイツ文学者・エッセイスト)
●漢字の生きる人間ドラマ
中島敦「弟子」の魅力…………呉 智英(評論家)
●なぜ家族への手紙を書き続けたのか
危うかった〝南の島の誘惑〟…………川村 湊(文芸評論家)
【中島敦作品・全文掲載】
弟子/夾竹桃の家の女
●コラム情報
中島敦とは、どんな作家か…………編集部
§連載§
人が“資源”と呼ばれる時代に ………… 吉田敏浩(ジャーナリスト)
ぼくは都会のロビンソン…………久島 弘(フリーライター)
もうひとつの日本への旅…………川田順造(人類学者)
からくり世相ひと皮剥けば ………… 吉田 司(ノンフィクション作家)
百年の日本語 ………… 小林千草(東海大学文学部教授)
あの日・あの味 …………安部譲二(作家)
街の記憶 ………… 安房文三(エッセイスト)
§シリーズ§
「教育を語ろう」
”指示待ち人間”はもういらない㊦ ………… 堀田 力(弁護士・さわやか福祉財団理事長)
§ジャーナル§
“朝鮮を知る宝庫”を遺した農学者・高橋昇…………金容権(翻訳家・歴史研究家)
§口絵§
ハッピーエンドレス ………… 長尾みのる
茶店から社会を見る ………… 大村次郎
○望星歌壇 選・馬場あき子
○望星俳壇 選・黒田 杏子
商品情報・内容
- 出版社:東海教育研究所
- 発行間隔:月刊
- サイズ:A5
■ わかりやすく、面白く、しかも「深い」人生に必要な「知恵」がいっぱいです
明日への視点を探る東海大学の総合教養誌。研究者や評論家、ジャーナリスト、作家など、各界で活躍する多彩な人々に意見を求め、テーマや問題を掘り下げます。『望星』の編集姿勢は常に、「入門的なわかりやすさ」と「問題の本質の整理」を心がけるものです。「いま、なぜ、この雑誌でこの記事なのか」、「それで結局、筆者や編集部は何が言いたいのか」、が明確な形で、読者に届くよう意を尽くしています。また、読者に対しては、「開かれた誌面づくり」をめざし、ご意見や反応、投稿などをお寄せいただく窓口を広く設けています。なぜいま『望星』が必要なのか:不況に加えて、社会の制度も、人々の心も激変し、混迷の時代を迎えているニッポン。そのなかで、あなたの明日を考える糧として、『望星』をお役立てください。
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