特集 林芙美子を読む ~『放浪記』のこころを訪ねて~
行商人の娘に生まれ、少女時代から続く流浪の日々のなかで書いた『放浪記』。
この一作で林芙美子は、昭和を代表する女性作家となった。
どん底の暮らしのなかでも、周囲に明るいエネルギーを振りまき続けた彼女の本当の素顔とは?
●新しい町の空気を存分に吸った林芙美子
貧しさのなかの底抜けの明るさ………川本三郎(評論家)
●古里のない”おんな寅さん”だった芙美子
女もつらいよ。だけど明るく………太田治子(作家)
●地に足がついた生身の女の子
『放浪記』に流れる普遍性………市川慎子(ネット古書店『海月書林』店主)
●コラム情報
林芙美子とはどんな作家か/『放浪記』とはどんな作品か
〈林芙美子作品掲載〉
「秋が来たんだ」「濁り酒」「百面相」(改造社版『放浪記』から)
☆望星インタビュー☆この人の「実感」を聞きたい
子どもたちに”いのちの大切さ”をどう伝えるか ………近藤 卓
§連載§
カラスと髑髏 ………… 吉田 司(ノンフィクション作家)
銀輪の翁、東都徘徊ス…………伊藤 礼(エッセイスト)
もうひとつの日本への旅…………川田順造(人類学者)
§連載コラム§
いごこち談義…………安原喜秀(居心地研究所代表)
メディア分光器…………水島久光(東海大学文学部教授)
百年の日本語 ………… 小林千草(東海大学文学部教授)
あの日・あの味 …………麻生タオ(フリーエディター)
街の記憶 ………… 安房文三(エッセイスト)
【思い出の一冊】松岡享子――シャルロッテ・ルジュモン著『”グリムおばさん”とよばれて』
§口絵§
ハッピーエンドレス ………… 長尾みのる
季節を告げる年中行事…………長沢利明
○望星歌壇 選・馬場あき子
○望星俳壇 選・黒田 杏子
商品情報・内容
- 出版社:東海教育研究所
- 発行間隔:月刊
- サイズ:A5
■ わかりやすく、面白く、しかも「深い」人生に必要な「知恵」がいっぱいです
明日への視点を探る東海大学の総合教養誌。研究者や評論家、ジャーナリスト、作家など、各界で活躍する多彩な人々に意見を求め、テーマや問題を掘り下げます。『望星』の編集姿勢は常に、「入門的なわかりやすさ」と「問題の本質の整理」を心がけるものです。「いま、なぜ、この雑誌でこの記事なのか」、「それで結局、筆者や編集部は何が言いたいのか」、が明確な形で、読者に届くよう意を尽くしています。また、読者に対しては、「開かれた誌面づくり」をめざし、ご意見や反応、投稿などをお寄せいただく窓口を広く設けています。なぜいま『望星』が必要なのか:不況に加えて、社会の制度も、人々の心も激変し、混迷の時代を迎えているニッポン。そのなかで、あなたの明日を考える糧として、『望星』をお役立てください。
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