目次
○作動油の選定と正しい使い方/出光興産㈱/永井利幸・井上翔太
油圧機器の故障を防ぐ為には、適切な作動油選定、保守管理が重要になる。本稿では、作動油の種類から適油選定、管理手法に関して紹介する。
○作動油と油圧システムに及ぼすキャビテーションと気泡の影響/室蘭工業大学/風間俊治
油圧システムのエネルギー伝達媒体は、液相を呈する作動油である。ただし、実機の運転条件下においては、キャビテーションやエアレーションを生じやすい。本稿では、作動油に混入、発生する気泡が油性状やシステム特性に及ぼす影響を中心に、その概要を述べる。
○油圧作動油の劣化と対応/シェルルブリカンツジャパン㈱/大塚彩乃
近年の油圧装置は高圧化・小型化などの技術革新が進んでいる。油圧装置の生産性をさらに向上させるには、適切な油圧作動油の選定と潤滑管理が重要である。本稿では、作動油の劣化形態と性状管理項目について解説し、適切な潤滑管理のための技術的知見を報告する。
○オイル分析の最新動向/ジャパン・アナリスト㈱/塩沢 歩
設備に合った項目とサンプリングの時期を間違えると異常の兆候を見逃すことになる。兆候を見逃さないため、これから広く普及されるセンサーを活用した潤滑油分析のモデルについて報告する。
○建設機械における潤滑管理と監視ツール/ヤマシンフィルタ㈱/丹下誉積・江澤和己
建設機械は人手不足に対応する為ICT化が急速に進み、生産効率が高まる。一方、信頼性の維持を目的とした機器の状態監視の導入が進む中、建設機械に搭載できる油の清浄度モニタの実現が強く望まれている。
○RMFフィルタ水力発電所への納入事例/RMFジャパン㈱
水力発電所への納入事例(4事例)とともに、各アプリケーションに対するRMFフィルタの効果を紹介。主に定期検査時の「フラッシング」と「設備常設」のオイル清浄度の改善実例を参照されたい。また、RMFフィルタの特長と技術的考察につても紹介する。
○製鐵所での浄油機によるオイル清浄化の実例/㈱ハイダック/関戸麻紀子
昨今の更なる環境対策や生産性向上目標の達成のために、オイルの長寿命化や清浄化のニーズが顕在化してきている。オイル劣化の原因の一つである固体コンタミナントを浄油機によって除去するメカニズムと、製鐵所での効果的な運用実例を紹介する。
○マグネット製品の実用例/トリプルアール㈱/田畑信一
私の経験であるが、マグネットを応用し、液体を浄化する技術は、50年以上前から存在する。その技術を応用し、各種製品を開発・商品化してきた。お客様の要望に応え、省資源化(Reduce)再利用化(Reuse)再資源化(Recycle)に取り組み、提案・提供している。
○パーティクルカウンターを用いた作動油・潤滑油の清浄度管理/ベックマン・コールター㈱/阿部将人
作動油・潤滑油の清浄度管理の重要ポイントであるコンタミネーション(ゴミ・異物)と水分の管理・モニタリングは、最新のパーティクルカウンターを用いることで簡便に計測が可能となった。その新機能の生み出すソリューションについて紹介する。
○スタビンガー粘度計/㈱アントンパール・ジャパン/佐藤浩平
潤滑油などの石油製品の動粘度を密度と絶対粘度から同時測定するスタビンガーに新たなモデルが追加され滑油以外に様々な分野で注目されている。SVM3001の最大の特長は測定温度範囲が広く最低.60℃から最大135℃までの広範囲の測定が可能で、温度を振りながら測定が可能である。またSMV4001は測定セルを二つ搭載したダブルセル構造により1回およそ5mL程度のサンプルで40℃と100℃など(異なる2温度)を同時に測定して高速でVI値を測定できる。
○オートドライブフィルタ/大生工業㈱/岩見圭悟
オイルフィルタは、油圧装置の安定稼働とトラブル防止に必要不可欠な機器である。技術の発展によってメンテナンスフリー化が進んでいる昨今でもフィルタエレメントの交換、洗浄は人の手の介在に頼らざるを得ない作業である。本稿では、オイルフィルタのメンテナンスフリーを目指した“オートドライブフィルタ”について紹介する。
■解説
○油圧シリンダ用シーリングシステムの変遷/NOK㈱/平野 学
油圧機器に使用されるパッキンは、市場の様々な使用条件、要求性能に対応するために各種製品が開発されているが、パッキン単体性能の向上だけでなく、パッキンの組み合わせによるシーリングシステム構築が必要である。本稿では、建設機械に使用されるシーリングシステムの変遷を紹介する。
■連載
○ゴルフパロディ百人一首(第4回)/北川楊篤
■H&P情報
○油空圧機器出荷統計
○建設機械出荷金額統計
■製品ガイド
○空気圧シリンダ
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商品情報・内容
- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月1日
- サイズ:B5判
■ 流体応用工学の専門誌
油圧技術と空気圧技術は、ともに流体のエネルギーを利用する動力伝達に関する技術です。油圧技術の本格的な導入は1950年以降で、この優れた生産性と経済性はあらゆる産業において注目され、その領域も広げてきました。空気圧技術は、経済性と機能性に優れた技術で、今日では生産ラインにおいて不可欠な技術であり、宇宙開発、海洋開発、医療、レジャー産業から工具まで幅広く利用されています。本誌は、この油圧・空気圧は勿論、電子技術、真空技術を含めた流体応用技術の専門誌として、実務面の解説、システムの設計、研究開発、機器の選定、メンテナンス、経済効率、技術資料等を提供します。対象読者は生産技術関係、設計者を中心に、開発、管理部門まで読者層の広がりがあり、30歳代を中心に安定した読者層を持っております
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