第1特集
ERAS(R)で変わる周術期管理
編集協力/谷口英喜(済生会横浜市東部病院 周術期支援センター センター長)
近年では,術後患者の早期回復を目指すため,ERAS(R)(enhanced recovery after surgery)プロトコールが多くの施設で導入されている.このERAS(R)プロトコールはエビデンスのある術後回復促進策をまとめたもので,多職種チームにより共通の目標のもとで実践することで,術後の早期回復,患者のQOL向上につながるとされている.
本特集では,ERAS(R)に基づく多職種チームでの周術期管理のポイント,そのなかで看護師に求められる役割について,済生会横浜市東部病院周術期支援センターの取り組みをとおして解説する.
Part1 術後回復促進策による周術期管理と看護のかかわり/谷口英喜
Part2 ERAS(R)看護で実践する情報収集とカウンセリング
① 情報収集:データベース作成から手術体位まで/石田達也
② 術前カウンセリング/伊藤美香
Part3 多職種協働で実践する周術期管理
① 栄養支援/牛込恵子
② 薬剤支援/竹之内正記
③ リハビリテーション支援:術前リハから術後離床まで/谷口英喜
④ 歯科口腔支援(周術期の口腔ケア)/小川雅子
⑤ 術中看護支援(看護ケア)/中西さおり
⑥ 術後回復促進を目指した麻酔管理/谷口英喜
Part4 術後回復促進策に基づく周術期管理の実際
① 結腸がん手術の術前管理:病棟看護師の視点から/小林希実
② 直腸がん手術の術中管理:手術室看護師の視点から/門脇水菜子
③ 直腸がん手術の術後管理:ICU看護師の視点から/手島正美
第2特集
ハイフローセラピーの理解と管理のポイント
編集協力/石橋一馬(神戸市立西神戸医療センター 臨床工学室 呼吸治療専門臨床工学技士)
ハイフローセラピーは,鼻カニュラから高流量・高濃度の酸素を投与できる新しい呼吸管理方法であり,近年急速に普及している.従来の酸素療法に比べて高精度な呼吸管理ができるとともに,実施中に食事や会話などが可能で機器装着中の不快感も少ないことから,気管挿管やNPPVよりも患者のQOLを高く保つことができるとされている.
本特集では,このハイフローセラピーの適応や特徴,用いる機器の種類,実施中の管理のポイントを解説する.
Part1 ハイフローセラピーの効果と適応/石橋一馬
Part2 実施中の患者管理とトラブル対策/曽根玲司那
連 載
◆意外に知られていない高齢者の事故
高齢者の事故と予防の考え方/湯浅美千代
◆臨床現場の“気になる家族”を効果的に支援しよう!!
家族システムとシステムズアプローチの基本的な考え方/畠山とも子
◆アウトブレイク事例から学ぶ感染予防対策
感染予防の基本的考え方:「感染成立の連鎖」と
感染予防に必要な“スタンダード・ケア”/崎浜智子
◆認定看護分野Q&A
摂食・嚥下障害看護編/川上亜希子
緩和ケア編/筑後幸惠
認知症看護編/梅原里実
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