目次
■特集:感染症に対処する建築設備技術2
○感染症対策と建築設計/㈱日建設計/伊藤 昭
医療関連感染の実態および感染制御科学のエビデンス(証拠)に基づいた病院の建築設備デザインにおける感染経路別対策の要点を国内外の最新動向を交えて紹介する。更に、現時点で新型コロナウイルス感染症の主な伝搬経路として考えられている、接触感染・飛沫感染の有効な対策のディテール等についても解説する。
○新型コロナウイルス感染対策としての空調設備を中心とした設備の運用について/東京理科大学/倉渕 隆
本稿では、新型コロナウイルスの感染に関し、従来の麻疹などの空気感染性伝染病との違いについて、クラスター発生に関する報告事例から検証した上で、感染拡大を抑制するための設備等の建物用途別運用方法、パンデミック対応としての今後の設備の在り方について考察する。
○院内空気環境の見直し提案/新菱冷熱工業㈱/山下一彦
医療施設内の安全な空気環境を保持するために、数値流体シミュレーション技術を用いて現状の換気状況を再現し、空気の「よどみ」を見つけて空調・換気システムの課題を明らかにし、より安定的に空気を入れ替えるためのリニューアル計画を提案する。
○ビルメンテナンス業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン/札幌施設管理㈱/田中芳章・鍋島正憲・横山光紀
ビルメンテナンス業は、重症化するリスクが高いとされる高齢者従事者が多いという特徴がある。「新しい生活様式」の実践例を考慮し、感染予防と社会経済活動の両立を図りつつ、従業員そして顧客の安全を確保するためにも「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を定めた。
○空調機用ドレン管を介した新型コロナウイルスの拡散の可能性と対策案/コンドーFRP工業㈱/稲中裕之
新型コロナウイルスの感染拡大について、エアロゾル粒子が空気中を移動したとみられる知見が報告されており、エアロゾル粒子の拡散の可能性(リスク)の一つとして、空調機用ドレン管が「感染経路」になり得ることが示唆されている。ドレン管を経由した室内空気の移動は実証されており、ドレントラップが対策案の一つとなることを紹介する。
■最新技術情報
○既存倉庫の温熱環境改善用新型ファンユニット/大成建設㈱/信藤邦太
昨今、医薬品業界では、製薬や物流のグローバル化に伴い、倉庫内温度を15~25℃の範囲に維持することが求められている。そこで、ラック倉庫用の自動搬送装置を利用して自由に移動でき、倉庫内のどこにでも設置可能で、かつ温度分布を平準化する新型ファンユニット「T-Rack Fan」を開発した。
○消防用設備等点検アプリ(試行版)の提供開始について/総務省消防庁/秋山尚樹
消防庁において、消火器、無線式の自動火災報知設備、誘導標識などの消防用設備について、建物関係者が御自身で点検し、報告書の作成を行うことを支援するため、「消防用設備等点検アプリ」を作成した。本稿は、本アプリの開発経緯や活用方法等について説明するものである。
■解説
○先進的環境配慮型作業所事務所の取り組み/大成建設㈱/白石史織
仮設の建設作業所事務所のCO2排出削減を推進するために、省エネ化モデルとなる作業所事務所を選定し『先進的環境配慮型作業所事務所』として整備した。これにより仮設事務所における国内初のZEB Ready認証を取得した。本稿にてその取り組み内容を紹介する。
○鋼管ルネッサンス運動の展開と配管クラブ創設について/IDE研究所/井出浩司
■竣工事例
○次世代ワークプレイス「横浜グランゲート」/清水建設㈱/清水 洋・佐藤啓明
大規模開発において平常時の「eco」と非常時の事業継続性「BCP」の機能を一層充実させるとともに、働く人の「ウェルネス(健康・快適性)」にも配慮した付加価値の高いオフィス環境づくりに取り組んだ。空調方式は省エネルギーと室内環境の快適性を両立する放射空調システムを採用した。
○パナソニックスタジアム吹田/㈱竹中工務店/佐藤弘康・原 大輔
J1リーグ「ガンバ大阪」の新ホームグラウンドとなる、国際サッカー連盟の基準に基づくサッカー専用競技場として、日本初の寄付金と助成金のみで建設されたプロジェクトである。持続可能なスタジアム実現に向け、必要最低限の空間作りと長寿命でメンテナンスフリーな材料選定、さらに環境設備技術の採用により、省エネルギーに努めている。
■シリーズ
○第18回 環境・設備デザイン賞
早稲田大学37号館 早稲田アリーナ/㈱山下設計/水越英一郎
多目的型スポーツアリーナを中心とする複合施設。施設の大半を地下に埋設し、その地表に「戸山の丘」と名付けた緑豊かなパブリックスペースを創出した。同時に地中熱を利用した蓄熱・空調・換気システムを構築し、ゼロエネルギーアリーナやZEB Readyを実現している。
○外国の環境保全および建築設備事情118
飲料水中の過塩素酸はこれまでに考えられてきたよりも危険である/元㈱森村設計/前島 健
米国テネシー州ナッシュビルに本部を置くヴァンダービルト大学の研究者たちは、米国の多くの飲料水の水源に検出される環境汚染物質である過塩素酸は甲状腺ホルモンの必須成分であるヨウ化物の摂取を妨げることを発見した。本稿においては、その内容を紹介する。
■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第10回)
合成高分子樹脂管に特有の工法について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管の中でもポリエチレン管は、可撓性を生かした独特な工法や鋼管溶接と同等の熱融着を生かした工法等を生かして市場評価を高めてきた。本稿では、これらの工法に焦点を当て、ポリエチレン管の今後の可能性について解説する。
■Le petit pouce ペットと暮らす 197
○“アゲ羽蝶”/畑建築デザイン/畑 由起子
○感染症対策と建築設計/㈱日建設計/伊藤 昭
医療関連感染の実態および感染制御科学のエビデンス(証拠)に基づいた病院の建築設備デザインにおける感染経路別対策の要点を国内外の最新動向を交えて紹介する。更に、現時点で新型コロナウイルス感染症の主な伝搬経路として考えられている、接触感染・飛沫感染の有効な対策のディテール等についても解説する。
○新型コロナウイルス感染対策としての空調設備を中心とした設備の運用について/東京理科大学/倉渕 隆
本稿では、新型コロナウイルスの感染に関し、従来の麻疹などの空気感染性伝染病との違いについて、クラスター発生に関する報告事例から検証した上で、感染拡大を抑制するための設備等の建物用途別運用方法、パンデミック対応としての今後の設備の在り方について考察する。
○院内空気環境の見直し提案/新菱冷熱工業㈱/山下一彦
医療施設内の安全な空気環境を保持するために、数値流体シミュレーション技術を用いて現状の換気状況を再現し、空気の「よどみ」を見つけて空調・換気システムの課題を明らかにし、より安定的に空気を入れ替えるためのリニューアル計画を提案する。
○ビルメンテナンス業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン/札幌施設管理㈱/田中芳章・鍋島正憲・横山光紀
ビルメンテナンス業は、重症化するリスクが高いとされる高齢者従事者が多いという特徴がある。「新しい生活様式」の実践例を考慮し、感染予防と社会経済活動の両立を図りつつ、従業員そして顧客の安全を確保するためにも「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を定めた。
○空調機用ドレン管を介した新型コロナウイルスの拡散の可能性と対策案/コンドーFRP工業㈱/稲中裕之
新型コロナウイルスの感染拡大について、エアロゾル粒子が空気中を移動したとみられる知見が報告されており、エアロゾル粒子の拡散の可能性(リスク)の一つとして、空調機用ドレン管が「感染経路」になり得ることが示唆されている。ドレン管を経由した室内空気の移動は実証されており、ドレントラップが対策案の一つとなることを紹介する。
■最新技術情報
○既存倉庫の温熱環境改善用新型ファンユニット/大成建設㈱/信藤邦太
昨今、医薬品業界では、製薬や物流のグローバル化に伴い、倉庫内温度を15~25℃の範囲に維持することが求められている。そこで、ラック倉庫用の自動搬送装置を利用して自由に移動でき、倉庫内のどこにでも設置可能で、かつ温度分布を平準化する新型ファンユニット「T-Rack Fan」を開発した。
○消防用設備等点検アプリ(試行版)の提供開始について/総務省消防庁/秋山尚樹
消防庁において、消火器、無線式の自動火災報知設備、誘導標識などの消防用設備について、建物関係者が御自身で点検し、報告書の作成を行うことを支援するため、「消防用設備等点検アプリ」を作成した。本稿は、本アプリの開発経緯や活用方法等について説明するものである。
■解説
○先進的環境配慮型作業所事務所の取り組み/大成建設㈱/白石史織
仮設の建設作業所事務所のCO2排出削減を推進するために、省エネ化モデルとなる作業所事務所を選定し『先進的環境配慮型作業所事務所』として整備した。これにより仮設事務所における国内初のZEB Ready認証を取得した。本稿にてその取り組み内容を紹介する。
○鋼管ルネッサンス運動の展開と配管クラブ創設について/IDE研究所/井出浩司
■竣工事例
○次世代ワークプレイス「横浜グランゲート」/清水建設㈱/清水 洋・佐藤啓明
大規模開発において平常時の「eco」と非常時の事業継続性「BCP」の機能を一層充実させるとともに、働く人の「ウェルネス(健康・快適性)」にも配慮した付加価値の高いオフィス環境づくりに取り組んだ。空調方式は省エネルギーと室内環境の快適性を両立する放射空調システムを採用した。
○パナソニックスタジアム吹田/㈱竹中工務店/佐藤弘康・原 大輔
J1リーグ「ガンバ大阪」の新ホームグラウンドとなる、国際サッカー連盟の基準に基づくサッカー専用競技場として、日本初の寄付金と助成金のみで建設されたプロジェクトである。持続可能なスタジアム実現に向け、必要最低限の空間作りと長寿命でメンテナンスフリーな材料選定、さらに環境設備技術の採用により、省エネルギーに努めている。
■シリーズ
○第18回 環境・設備デザイン賞
早稲田大学37号館 早稲田アリーナ/㈱山下設計/水越英一郎
多目的型スポーツアリーナを中心とする複合施設。施設の大半を地下に埋設し、その地表に「戸山の丘」と名付けた緑豊かなパブリックスペースを創出した。同時に地中熱を利用した蓄熱・空調・換気システムを構築し、ゼロエネルギーアリーナやZEB Readyを実現している。
○外国の環境保全および建築設備事情118
飲料水中の過塩素酸はこれまでに考えられてきたよりも危険である/元㈱森村設計/前島 健
米国テネシー州ナッシュビルに本部を置くヴァンダービルト大学の研究者たちは、米国の多くの飲料水の水源に検出される環境汚染物質である過塩素酸は甲状腺ホルモンの必須成分であるヨウ化物の摂取を妨げることを発見した。本稿においては、その内容を紹介する。
■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第10回)
合成高分子樹脂管に特有の工法について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管の中でもポリエチレン管は、可撓性を生かした独特な工法や鋼管溶接と同等の熱融着を生かした工法等を生かして市場評価を高めてきた。本稿では、これらの工法に焦点を当て、ポリエチレン管の今後の可能性について解説する。
■Le petit pouce ペットと暮らす 197
○“アゲ羽蝶”/畑建築デザイン/畑 由起子
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