・自己炎症性疾患の疾患概念が提唱されてから約25年、遺伝学的検査手法の進歩によって50以上の疾患関連遺伝子が同定されてきているが、「病態解明が十分でない疾患がある」「疾患特異的な治療薬が存在しない」など、課題は多く残っている。
・一方で、保険診療による遺伝学的検査の充実や、成人移行支援の手引き作成など、成人期診療体制の整備が進められることで、小児科医のみならず成人診療科の医師たちのなかでも、自己炎症性疾患群の認知度は着実に向上してきている。
・本特集では、診断体制・病態解明・治療における課題とその解決に向けた試みなど、自己炎症性疾患を取り巻く現状について解説する。
■自己炎症性疾患アップデート
・はじめに
・自己炎症性疾患の遺伝学的検査の現状と今後の課題
・自己炎症性疾患における体細胞モザイクアップデート
・自己炎症性疾患における創薬の現状と課題
・アクチンダイナミクスとパイリンインフラマソーム
・DigenicⅠ型インターフェロノパチー
・ノンコーディングRNAとRLR関連自己免疫疾患
・自己炎症性疾患と細胞死
・ブラウ症候群の炎症病態
・成人発症自己炎症性疾患
●TOPICS 消化器内科学
・C型肝炎ウイルス抗原・抗体同時検出による診療支援
●TOPICS 脳神経外科学
・脳神経外科におけるデジタル化医療とAI
●連載 医療にいかす行動経済学(21)
・遊びながら、自然と健康に――ゲーミフィケーションによる健康づくりと行動科学
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(9)
・末梢血検査――測定原理を踏まえ病態を読み解く
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(8)
・1分子イメージング技術を活用した新たな薬剤スクリーニング法
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア!
本号の特集:自己炎症性疾患アップデート
企画:西小森隆太(久留米大学医学部小児科学講座)
・自己炎症性疾患の疾患概念が提唱されてから約25年,遺伝学的検査手法の進歩によって50以上の疾患関連遺伝子が同定されてきているが,「病態解明が十分でない疾患がある」「疾患特異的な治療薬が存在しない」など,課題は多く残っている.
・一方で,保険診療による遺伝学的検査の充実や,成人移行支援の手引き作成など,成人期診療体制の整備が進められることで,小児科医のみならず成人診療科の医師たちのなかでも,自己炎症性疾患群の認知度は着実に向上してきている.
・本特集では,診断体制・病態解明・治療における課題とその解決に向けた試みなど,自己炎症性疾患を取り巻く現状について解説する.
目次
はじめに
自己炎症性疾患の遺伝学的検査の現状と今後の課題
自己炎症性疾患における体細胞モザイクアップデート
自己炎症性疾患における創薬の現状と課題
アクチンダイナミクスとパイリンインフラマソーム
DigenicI型インターフェロノパチー
ノンコーディングRNAとRLR関連自己免疫疾患
自己炎症性疾患と細胞死
ブラウ症候群の炎症病態
成人発症自己炎症性疾患
TOPICS【消化器内科学】C型肝炎ウイルス抗原・抗体同時検出による診療支援
TOPICS【脳神経外科学】脳神経外科におけるデジタル化医療とAI
連載【医療にいかす行動経済学】21.遊びながら,自然と健康に――ゲーミフィケーションによる健康づくりと行動科学
連載【知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座】9.末梢血検査――測定原理を踏まえ病態を読み解く
FORUM【分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ】8.1分子イメージング技術を活用した新たな薬剤スクリーニング法