医学のあゆみ 発売日・バックナンバー

目次:
・物語では描かれるものの、人間には不可能であると考えられてきた「人工冬眠」。それがいま、生物学と医学の進展により現実の科学として姿を現しつつある。
・本特集では、体温管理療法(TTM)が抱える生理学的パラドックス、冬眠研究が示す新概念“能動的低代謝”、視床下部のQ神経による冬眠様状態の誘導、超音波刺激という非侵襲的アプローチなど、人工冬眠を再現可能・制御可能な“医療技術”として定義し、現代医療の限界を突破するロードマップを提示する。
・サルコペニアの予防や臓器の長期保存への応用可能性、そして人生に“一時停止期間”が挿入されたとき、死生観や社会制度はどう変わるべきか。哲学・医療倫理の専門家や作家を交えて議論する。


はじめに――人工冬眠研究の現在地と、その先にある問い
体温管理療法から代謝制御療法へ――救急集中治療における休眠療法の応用展望
冬眠がもたらす臨床応用の可能性
経頭蓋超音波照射による生理機能制御――自由行動動物への冬眠様状態の誘導に向けて
冬眠様状態を制御する中枢神経機構――低体温・低代謝を導く神経回路とその応用
冬眠動物に学ぶ“衰えない筋肉”――低代謝状態による筋恒常性維持機構
冷やしても死なない細胞の仕組み――冬眠哺乳類の低温耐性メカニズムの解明に向けて
冬眠における時計遺伝子発現の再編成――シマリス肝臓にみる深冬眠-中途覚醒サイクルと末梢時計の部分再起動
低体温・低代謝の人工的導入と医療倫理――いわゆる“人工冬眠”と倫理の接点
[コラム]人工冬眠を描いたフィクション作品群の発展

【TOPICS】
免疫学
 日本人COVID-19感染回復者で誘導・維持される強力なHLA-C拘束性キラーT細胞応答
感染症内科学
 見逃してはいけないマダニの被害

【連載】
医療にいかす行動経済学25
 日本における幸福/ウェルビーイングの現状と要因について――医療行動経済学への示唆
 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座13
糖尿病代謝関連検査
 ネオ免疫学 生命進化に学ぶ免疫学のパラダイムシフト2
 自己と非自己の識別――タスマニアデビルの受難

連載フォーラム2
 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ12
 ミトコンドリア病新規検査法の開発――包括的遺伝子検査からマルチオミクス診断への展開

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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・耐性菌の増加は日常診療のあらゆる場面で影響を与え,適切な抗菌薬治療の選択を難しくしている.高齢化が進む日本では,感染症の重症化リスクをかかえる集団が増え,AMR問題はより深刻化しかねない.
・2016年策定の「AMR対策アクションプラン」は現在第二期に入り,ワンヘルスの視点のもと抗菌薬適正使用やサーベイランス強化などが進められてきたが,現場での成果実感にはなお課題が残る.
・本特集では,耐性菌の動向,抗菌薬使用の現状,情報基盤整備,供給問題まで多角的にAMR対策を俯瞰.現場と政策の連携が問われるいま,実効性ある対策への道筋を探る.


■薬剤耐性(AMR)の最新動向
・はじめに――日本におけるAMR対策の現状と実効性への課題
・ワンヘルスの概念と薬剤耐性との関係
・薬剤耐性に関する国民啓発の現状と展望
・感染対策連携共通プラットフォームJ-SIPHEと診療所版J-SIPHE
・日本で分離されるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の現状
・わが国におけるバンコマイシン耐性腸球菌の現状とその対策
・日本における抗菌薬の使用量の動向
・WHOのAWaRe分類とその日本への適用上の課題
・「抗微生物薬適正使用の手引き 第四版 歯科編」について
・抗菌薬安定供給の課題と対策

●TOPICS 神経精神医学
・父親の産後のメンタル不調――産後うつとボンディング障害
●TOPICS 医用工学・医療情報学
・非負値行列因子分解(NMF)の医学研究への応用:解釈しやすいパターンの発見
●連載 医療にいかす行動経済学(24)
・デジタルセラピューティクス(DTx)と行動変容
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(12)
・腎機能・電解質検査:症例を考えながら理解する
●連載 ネオ免疫学 生命進化に学ぶ免疫学のパラダイムシフト
・はじめに
●連載 ネオ免疫学 生命進化に学ぶ免疫学のパラダイムシフト(1)
・免疫系――その驚くべき多様性(バリエーション)
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(11)
・リキッドバイオプシー最前線――マイクロRNAが拓く早期がん診断法の開発

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・息切れ,咳,痰,喘鳴を主症状とし,日常診療で最も遭遇頻度の高い呼吸器疾患である閉塞性肺疾患.本特集では,ガイドライン執筆陣をはじめ各疾患診療をリードする第一線の研究者が,COPD・気管支喘息・気管支拡張症・びまん性汎細気管支炎を取り上げ,最新知見や関連トピックスとともに解説する.
・COPDでは2026年刊行の最新ガイドラインをふまえ,疫学から合併症・併存症までを網羅.気管支喘息では2024年改訂ガイドラインを中心に,安定期・増悪時の治療や生物学的製剤を解説.さらに気管支拡張症では今後上市が見込まれる新規治療薬にも言及し,難治性疾患であるびまん性汎細気管支炎の疾患概要・診断・治療についてもわかりやすく整理する.


【AYUMI】
はじめに
■慢性閉塞性肺疾患(COPD)
COPDの疾患概念の変遷と定義・疫学
COPDの危険因子と病因・病理
COPDの診断と病態評価
ガイドラインに基づくCOPDの最新治療
COPDによる肺の合併症――ACO・肺癌・CPFEを中心に
COPDの全身への併存症

■気管支喘息(成人)
気管支喘息の定義・疫学・病態・病型
気管支喘息における発症予防と増悪予防
気管支喘息の診断(成人)
成人気管支喘息の安定期および発作時における治療
重症喘息における生物学的製剤の選択指針と最新知見
注意すべき喘息
気管支喘息に関連する2型炎症性の合併症

■気管支拡張症
気管支拡張症の疾患概念,疫学,病態――“忘れられた疾患”から治療可能な慢性気道疾患へ
気管支拡張症の診断と治療

■びまん性汎細気管支炎
びまん性汎細気管支炎の診断と治療

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ヒトの身体は,各臓器が生体情報を共有し最適な状況を創出することで,たえず変化する環境下で恒常性を維持している.この“臓器連関”は内分泌系のみならず,自律神経系,免疫系,腸内細菌叢や細胞外小胞といった多層的な情報ネットワークによって構成されている.
・糖尿病や肥満などの代謝疾患,心不全,慢性腎臓病,神経疾患,消化器疾患,炎症性疾患や癌などの病気は,単一臓器の機能不全としてではなく,協調機構の破綻として再定義されつつあり,臓器連関の機序を解明することが,多くの疾患の深層に迫ることにつながる.
・本特集では,臓器連関研究の最前線を1冊に凝縮.臓器間ネットワークによる制御や各疾患への影響など,各領域で活躍する研究者たちによる最新知見が,分野を越えた新たな視点をもたらす.


■第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
・はじめに
●臓器連関と生理機能調節
・体温と代謝を調節する中枢神経メカニズムとその加齢変容
・腸ホルモンと迷走感覚神経を介した腸-脳連関による摂食・糖代謝調節
・迷走神経による低浸透圧感知と飲水行動調節のメカニズム
●臓器連関と代謝疾患
・臓器間神経ネットワークによる膵β細胞の機能と量の制御
・腎臓を中心としたエネルギー代謝と臓器連関
・肥満病態における脂肪組織-肝臓の臓器連関と代謝制御
・運動時における肝糖新生を中心とした臓器連関の制御機構
・中枢神経系による全身の脂質代謝制御とエネルギー基質選択
・低血糖を回復させる中枢神経メカニズム
・脂肪組織-肝臓連関による代謝制御
・概日リズムが奏でる代謝ネットワーク
・交感神経系を介した褐色脂肪組織の制御
●臓器連関と心疾患
・臓器連関が支える心臓の恒常性――心臓マクロファージと骨髄ニッチによる自然免疫記憶
・自律神経と心不全――病態生理から治療標的としての可能性
・免疫系・神経系による臓器連関機序
・概日時計がつなぐ腎-肝-免疫細胞-心連関とCKD関連心障害
●臓器連関と腎疾患
・自律神経系と急性腎障害――神経-免疫連関による新たな治療戦略
・CKDサルコペニアから読み解く腎臓-骨格筋連関
・CKDと腸腎連関――腸内細菌叢からみた新たな腎保護戦略
●臓器連関と神経疾患
・自律神経を介した神経変性疾患発症機構――αシヌクレイン伝播仮説を中心に
・脊髄損傷と臓器連関
・血液バイオマーカー時代に再考するアルツハイマー病における臓器連関
・パーキンソン病における腸脳連関
・免疫系による脳内炎症制御
・求心性迷走神経が脳の認知機能に及ぼす影響
・中枢-末梢連関を介した神経回路の修復制御機構
●臓器連関と消化器疾患
・腸管-肝臓-脳連関を基盤とした疾患理解とその臨床応用
・MASHと全身恒常性の再設計――肝線維化改善・肝再生誘導は全身を変えるか
・膵腸軸を基盤とした宿主-微生物間相互作用と炎症性腸疾患
・口腸連関から迫る炎症性腸疾患の新たな理解
●臓器連関と免疫疾患
・交感神経によるリンパ球動態制御を基盤とした神経-免疫連関
・ゲートウェイ反射と慢性炎症性疾患――IL-6アンプを基盤とした神経-免疫連関の分子機構と病態
・臓器連関と造血・免疫システム制御
・神経・内分泌・免疫連関による代謝恒常性制御――腎・血管DNA損傷を起点とした内分泌・免疫ネットワーク破綻と代謝変容
・アトピーマーチにおけるIL-13シグナルと2型古典的樹状細胞(cDC2)の役割
●臓器連関と炎症性疾患
・臓器連関と慢性炎症
・神経系、内分泌系による抗炎症機能制御
・トランススケールな視点から理解する神経-免疫-代謝連関
●臓器連関と腫瘍
・臓器連関と代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)関連肝がん
●臓器連関と老化
・視床下部を起点とする臓器連関による老化制御
・外側視床下部のNAD+代謝によって支えられる骨格筋機能とサルコペニアの関係性

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・がん患者に真実を伝えれば自殺してしまうのではないか――患者に対するがん告知の議論から認知が広まった精神腫瘍学は、日本でも1987年の学会設立以降、患者の精神症状の実態解明や自殺予防策の構築が進められてきた。
・がん対策基本法やがん登録法制化を経て、緩和ケアと心理社会的支援の体制整備も着実に進み、2023年「第4期がん対策推進基本計画」では“誰一人取り残さないがん対策”を掲げている。
・がん治療の高度化・長期化に伴うサバイバーシップ支援やSDM(共同意思決定)の推進など、新たな局面を迎える精神腫瘍学のあゆみと課題を、本特集で展望する。

■精神腫瘍学(サイコオンコロジー)の実践と課題
・はじめに
・「がん患者における気持ちのつらさガイドライン」を読みとく
・がん患者のせん妄
・がん患者家族および遺族の心理的適応と支援
・がん医療における患者-医療者間コミュニケーション――ガイドラインの概要とエビデンスに基づく介入
・がん患者の自殺対策――全国がん登録に基づくエビデンスと手引きをふまえた精神腫瘍学の実装
・心理社会的要因とがん罹患・生存
・高齢がん患者と精神腫瘍学
・精神疾患を有する患者のがん医療

●TOPICS 再生医学
・iPS細胞由来「成熟心外膜」の創出と心臓再生研究への展開
●TOPICS 救急・集中治療医学
・外傷診療もABCからCABの時代へ!
●連載 医療にいかす行動経済学(23)
・医療安全と行動経済学――「注意してください」を超えて、行動を支える安全へ
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(11)
・肝・胆道機能検査(肝炎を含む)
●FORUM 病院建築への誘い――医療者と病院建築のかかわりを考える
・Vol. 13
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(10)
・RNA修飾を基盤としたバイオマーカーの探索と疾患の早期診断技術開発

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・基礎・臨床の医師、生命科学研究者の読者に向けて、現今の医療制度の課題やその解決に向けた方策を、気鋭の医療経済学者、医療政策学者がわかりやすく解説。
・キーワードは“医療の持続可能性”。医療経済学の基礎に始まり、医師の診療科選択と所得、医師の働き方改革とジェンダーの視点・患者の健康に与える影響、自己負担が医療利用と健康に及ぼす影響、医療技術評価、低価値医療・無価値医療、データに基づく地域医療構想、データに基づく地域医療構想をテーマに特集を構成。
・今後の臨床や研究に直接的・間接的に役に立つ視点を届け、読者のなかに“医療経済マインド”を呼び起こす。

■持続可能な医療制度に向けて――医療経済・政策学によるアプローチ
・はじめに
・医療経済学の基礎
・医師の診療科選択と金銭的インセンティブ――学費との関係性に関する予備的解析
・医師の働き方改革をジェンダーの視点から考える
・医師の働き方が医師のパフォーマンス、患者の健康に与える影響
・自己負担が医療利用と健康に及ぼす影響――近年の経済学研究
・医療技術評価と医療経済評価
・価値に基づく医療のためのリアルワールドデータ
・データに基づく地域医療構想

●TOPICS 糖尿病・内分泌代謝学
・妊娠母体概日リズム障害が胎児に与える影響
●TOPICS 神経精神医学
・がん医療におけるスマートフォン心理療法アプリの開発
●連載 医療にいかす行動経済学(22)
・意思決定バイアスを越えてSDMを実装する――「選び方」を支えるディシジョンエイドと「お・ち・た・か」
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(10)
・造血器腫瘍遺伝子パネル検査の活用:結果解釈のポイント
●FORUM
・高トリグリセリド血症治療における「レムナント低下」の再考――PROMINENT試験を踏まえた概念的整理
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(9)
・研究者が発見した創薬標的の制御化合物の探索支援

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・生命を編み上げる共通分子として核酸・タンパク質・糖鎖がある。なかでも、全細胞を覆い、ウイルス感染から細胞間相互作用まで仲介する糖鎖は、がん・免疫・神経疾患など多くの病態に深く関与している。
・糖鎖は、その構造的複雑性ゆえに長らく研究の難所であったが、近年の技術革新により診断マーカーや医薬品への臨床応用が急速に現実化しつつある。
・本特集では疾患を軸とし、糖鎖の臨床医学への貢献を、基礎的知識・基盤技術も含めて第一線の研究者が体系的に解説する。


■第1土曜特集 医療に貢献する糖鎖研究最前線
・はじめに
●抗体医療
・抗体糖鎖制御による機能改変技術の進展と展望――構造均一化から次世代抗体医薬設計へ
・免疫関連疾患に対する治療効果を示す抗糖鎖モノクローナル抗体
・抗体医薬はなぜ皮下注射で使えるようになったのか――ヒアルロニダーゼの役割
●免疫
・乳がん転移を導くがん細胞―免疫細胞間シグナル
・1細胞グライコーム解析が切り拓く腫瘍微小環境の理解
・自然免疫で働くレクチン受容体による自己と非自己のリガンド認識機構
●神経疾患
・細胞外小胞スフィンゴ糖脂質がつなぐアルツハイマー病の病態理解と液性診断
・難同定糖鎖ポリシアル酸と精神疾患との関わり
・神経機能・神経疾患に関わる糖鎖合成酵素の働きと制御メカニズム
・糖鎖を標的にした神経膠腫(グリオーマ)の体液診断マーカー
●腎・泌尿器疾患
・糖尿病関連腎臓病の新規バイオマーカーとしての尿中糖鎖の意義
・腎疾患のバイオマーカー探索を指向した迅速グライコプロテオミクス
・前立腺癌における糖鎖関連バイオマーカーの有用性
●消化器疾患
・肝線維化マーカーの高度化と発がんリスク予測への取り組み――M2BPGiからM2BP糖鎖シグネチャへ
・肝線維化と糖鎖
・消化器疾患の糖鎖バイオマーカー
・炎症性腸疾患(IBD)とムチン糖鎖異常
●先天性疾患
・先天性GPI欠損症(IGD)――症例から明らかになったGPI研究最前線
・ヒトミルクオリゴ糖(HMOs)の機能と治療用HMO補充製剤への開発展望

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・自己炎症性疾患の疾患概念が提唱されてから約25年、遺伝学的検査手法の進歩によって50以上の疾患関連遺伝子が同定されてきているが、「病態解明が十分でない疾患がある」「疾患特異的な治療薬が存在しない」など、課題は多く残っている。
・一方で、保険診療による遺伝学的検査の充実や、成人移行支援の手引き作成など、成人期診療体制の整備が進められることで、小児科医のみならず成人診療科の医師たちのなかでも、自己炎症性疾患群の認知度は着実に向上してきている。
・本特集では、診断体制・病態解明・治療における課題とその解決に向けた試みなど、自己炎症性疾患を取り巻く現状について解説する。

■自己炎症性疾患アップデート
・はじめに
・自己炎症性疾患の遺伝学的検査の現状と今後の課題
・自己炎症性疾患における体細胞モザイクアップデート
・自己炎症性疾患における創薬の現状と課題
・アクチンダイナミクスとパイリンインフラマソーム
・DigenicⅠ型インターフェロノパチー
・ノンコーディングRNAとRLR関連自己免疫疾患
・自己炎症性疾患と細胞死
・ブラウ症候群の炎症病態
・成人発症自己炎症性疾患

●TOPICS 消化器内科学
・C型肝炎ウイルス抗原・抗体同時検出による診療支援
●TOPICS 脳神経外科学
・脳神経外科におけるデジタル化医療とAI
●連載 医療にいかす行動経済学(21)
・遊びながら、自然と健康に――ゲーミフィケーションによる健康づくりと行動科学
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(9)
・末梢血検査――測定原理を踏まえ病態を読み解く
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(8)
・1分子イメージング技術を活用した新たな薬剤スクリーニング法

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。



















・1993年に日本で発見され、強力な血管拡張作用を有するアドレノメデュリン(AM)は、循環調節因子としてだけでなく、抗炎症、組織修復、血管新生、代謝調節といった極めて多彩な生理作用を有することが明らかとなっている。
・現在では、循環器疾患にとどまらず、難治性炎症性腸疾患、脳血管障害、がん、代謝性疾患など多岐にわたる領域において、その病態生理学的意義が解明されつつある。
・本特集では、AMの発見~創薬、AMファミリーの多様性、抗肥満作用、腫瘍微小環境や眼科疾患における役割、早期バイオマーカーとしての有用性に至るまで、AM研究の最前線に立ち、現在と未来を俯瞰する。

■アドレノメデュリン研究の最前線――基礎から創薬・臨床応用へ
・はじめに
・アドレノメデュリンの発見から創薬研究へ
・アドレノメデュリンファミリーの進化と多様性
・アドレノメデュリンの機能的多様性を生み出す分子基盤――RAMPシステムによる制御
・腫瘍微小環境におけるアドレノメデュリン-RAMP系の役割――血管-免疫クロストークを介したがん進展制御機構
・アドレノメデュリンおよびアドレノメデュリン2によるエネルギー代謝調節と抗肥満作用
・眼科領域におけるアドレノメデュリンの役割――網膜血管の恒常性と病態制御
・アドレノメデュリンによる脳血管保護――基礎研究から臨床試験へ
・血管不全の早期バイオマーカーとしてのMR-proADM――疫学研究からのエビデンス

●TOPICS 免疫学
・ストレスがグルココルチコイドを介して惹起するTh17細胞による炎症
●TOPICS 再生医学
・ヒトiPS細胞由来顎骨オルガノイドが拓く再生治療と病態モデリングの新展開
●連載 医療にいかす行動経済学(20)
・ソーシャルマーケティングと医療行動経済学の併用――行動変容と習慣化のために
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(8)
・尿一般検査、便検査
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(7)
・β2スペクトリンによるIgA腎症発症の分子機構とその治療応用

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・多因子疾患の遺伝的リスクをスコア化する“ポリジェニックスコア(PGS)”は,糖尿病,循環器疾患などの生活習慣病領域やがん領域における発症予測精度の向上のみならず,個々人に最適化された予防介入を実現する鍵として大きな期待を集めている.
・しかし,依然としてPSGは難解な統計学的概念として敬遠され,一度決まったら変えられない宿命であるかのように誤解されがちな現状がある.
・本特集は,PGSの基礎概念から最新の臨床エビデンス,社会実装の課題までを体系的に解説する.統計学的な複雑さを紐解くとともに,欧米データ偏重からの脱却を目指す日本人特異的エビデンスの重要性,そして実際の予防・早期発見・治療選択にどのようにつなげるかという実践的な視点を提示する.

■生活習慣病とポリジェニックスコア――ゲノムが拓く個別化医療の未来
・はじめに
・予測から医療的意思決定のツールへ――ポリジェニックスコアの社会実装へのロードマップ
・ポリジェニックスコアの集団間予測性能格差――日本独自のゲノムデータの重要性
・大規模ゲノムコホートと人工知能が拓く生活習慣病の個別化予防――多祖先解析時代におけるポリジェニックスコアの最前線
・2型糖尿病のゲノム研究とその臨床応用
・循環器疾患とポリジェニックスコア――遺伝的リスクに応じた管理
・がん領域におけるポリジェニックスコア――リスク推定とリスク層別化検診の可能性
・ヘルスケア産業と遺伝情報――ゲノム研究成果の社会実装の現在と将来展望

●TOPICS 疫学
・日本の乳がんサバイバーにおけるがん以外の疾患発症のリスク――医療レセプトデータを用いた同年齢の一般女性との比較
●TOPICS 免疫学
・制御性T細胞のIL-7受容体は2型糖尿病抑制に必要である
●連載 医療にいかす行動経済学(19)
・受診率を変えたメッセージの力――自治体の保健事業における行動経済学
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(7)
・安全な検体採取のポイント
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(6)
・標的タンパク質分解と核酸PROTAC:難標的に挑む新たな創薬潮流

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・日本において、脳死下の臓器提供数は近年増加傾向にあり、2025年には過去最多となる146件が報告された。しかし、国際的にみると人口100万人あたり約1.1人/年にとどまっており、他の先進国と比較して依然低水準である。
・脳死下臓器移植は多職種の高度な協働を要する医療であり、実施施設に大きな負荷をもたらす。各施設の移植受け入れ体制強化、臓器ごとの特性に応じた多様な課題、緊急度をふまえた臓器斡旋システムのあり方、新しい臓器保存技術の導入、増加する移植後患者の長期管理など、検討すべき課題は少なくない。
・本特集では、日本における脳死下臓器提供の現状、移植実施施設が直面する課題、そして臓器別の現状と展望について、各専門家たちが解説する。


■第1土曜特集 日本における臓器移植の「青写真」――脳死ドナー300件時代に向けて
・はじめに
●システムとしての臓器移植
・いかに臓器提供者数を増やしていくのか――臓器提供施設の現状と課題
・日本臓器移植ネットワークの現状と課題
・臓器摘出の現在と将来に向けた取り組み
・臓器移植対策推進のための行政の役割
・日本移植学会の現在と将来の使命
●ドナー300件時代を迎える移植実施施設の課題
・手術室への負担と解決への道筋
・麻酔科への負担と解決の道筋
・移植の件数増加に伴う臨床工学技士の負担と解決への道筋
・ICUへの負担と解決への道筋
・臓器移植患者を受け入れる一般病棟の課題――病棟管理と看護に焦点をあてて
・移植実施施設の増加か集約化か――“脳死ドナー300件時代”を見据えた現実解
・移植内科医の育成と地域連携
●臓器別にみた日本の臓器移植の現状と課題
・心移植300例時代は到達可能なのか?
・肺移植の現状と課題
・肝移植の現況
・腎・膵移植の現状と課題
・日本における小腸移植の現状と展望――腸管不全登録と国際動向をふまえた治療戦略の最前線

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・冠動脈疾患をはじめとした動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)は,先進諸国の死因として高い割合になっている.ASCVD発症後はリハビリテーションや再発予防などもあり,本来のQOLを取り戻すことは容易ではない.
・LDL低下薬の発展によりASCVDの初発および再発予防は進歩し,わが国においてもベムペド酸が上市されたが,残余リスクへの対応は今後も重要となる.
・本特集では,低下薬の開発が進行中の因子であるリポタンパク(a),トリグリセライド,small-dense LDLなどにフォーカスするほか,炎症やmiRNA,脂肪性肝疾患(MASLDなど)とASCVDとの関連,新たなリスク要因であるマイクロ・ナノプラスチックとPFASについて,最新情報を紹介する.


■動脈硬化性疾患のリスク 解決すべき残余リスクとさらなる新しいリスク要因
・はじめに
・Lp(a)と動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクの概要
・Lp(a)国際標準化の重要性とメリット
・HDL機能の将来展望
・Small dense LDLコレステロールと動脈硬化性心血管疾患リスク
・食後高脂血症、レムナントリポタンパク、アポB-48とASCVDリスク
・脂肪性肝疾患とASCVDリスク
・動脈硬化性疾患における炎症と遺伝的背景――残余リスクの理解と新規治療戦略
・microRNA-33は動脈硬化性疾患の予防・治療標的となりうる
・マイクロ・ナノプラスチックとASCVD――新たな環境リスク因子
・新たな環境汚染物質PFAS曝露と動脈硬化性疾患リスクとの関連――これまでの知見
●TOPICS 糖尿病・内分泌代謝学
・ウォルフラム症候群における糖尿病の発症機構――膵β細胞の可塑性と脱分化
●TOPICS 救急・集中治療医学
・敗血症のバイオマーカー
●連載 医療にいかす行動経済学(18)
・アレルギー性疾患の治療における行動経済学的課題――ステロイド忌避へのナッジ戦略

●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(6)
・呼吸機能検査
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(5)
・新たなてんかん治療標的分子Synaptic vesicle glycoprotein 2Aの機能解析

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・抗菌薬耐性菌の急増により新たな治療概念の創出が求められる現在,バクテリオファージを用いた治療法が注目され,さらに進化論・分子工学・ドラッグデリバリーシステム(DDS)・個別化医療といった分野の進展を背景に,次世代の創薬モダリティとして再評価されつつある.
・国際的にファージ療法の臨床応用が進められる一方,日本では制度的基盤の整備や運用指針の確立が検討段階にあり,ファージバイオバンクの構築,品質保証,規制科学,治療設計の標準化などが今後の重要な課題として位置づけられている.
・本特集では,基礎生物学から創薬技術,工学的実装,臨床応用,さらには制度・政策に至るまでを横断的に俯瞰し,ファージ療法とファージ創薬の現在地と将来像を体系的に整理する.


■ファージ療法とファージ創薬の新展開 基礎・臨床・工学・政策を結ぶ総合レビュー
・はじめに
・ファージ生物学の基礎と最新知見
・ファージ療法を支えるテクノロジー――ファージの単離から医療応用まで
・ファージ工学――改変技術と応用例
・個別化ファージ療法の臨床実装とファージバンク
・薬剤耐性菌へのファージ応用――最新エビデンス
・ファージカプシドDDSの新展開――抗菌・抗がん・遺伝子治療、ワクチン開発への拡張
・進化のトレードオフによる先進的ファージカクテル設計――進化動態を組み込んだ治療戦略の構築
・日米欧におけるファージ療法用医薬品の法規制・指針整備の状況
●TOPICS 生化学・分子生物学
・生体内細胞老化の多様性と臓器機能低下
●TOPICS 免疫学
・関節リウマチ病変部に形成される「免疫拠点」
●連載 医療にいかす行動経済学(17)
・小児緩和ケアにおける行動経済学とナッジの応用
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(5)
・血管系超音波検査の最前線:基礎から臨床、POCUS、そしてAIまで
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(4)
・腎障害性物質の「入り口」分子メガリンをターゲットとした腎臓病の創薬研究

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・人獣共通感染症は世界的に大きな問題として認識されており,医学・獣医学・昆虫学など従来の学問領域の枠組みを超え,総合的に研究発展させていくことが求められている.
・2004年の「人と動物と野生動物の感染症に関する会議」においては“ワンヘルス・ワンワールド”が提唱され,大学でもワンヘルス・ワンワールドに対応する組織が作られるようになってきた.
・本特集では,ワンヘルス・ワンワールドへの取り組みや,ウイルス探索やワクチンをはじめとする人獣共通感染症の研究について,臨床から世界規模に至るまでを第一線で活躍する研究者達が概説する.


■ワンヘルス・ワンワールド 人・動物・環境の相互連関が医療に与えるインパクト
・はじめに
・東京大学ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構の活動――地球観測を礎とした社会実装と“ワンヘルス・ワンワールド”の共創
・北海道大学One Healthリサーチセンターの活動紹介
・ワンヘルス・ワンワールドの国際的な取り組み――現状、課題、そして未来
・気候変動と感染症の疫学
・人獣共通感染症とウイルス探索――新興感染症に備えるためのアプローチ
・エマージングウイルス感染症の基礎研究とワクチンの開発
・ワンヘルスで取り組む重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の研究と医療展開
・エゾウイルスの発見と研究の展開
●TOPICS 神経内科学
・CIDP治療の現在と未来:免疫グロブリンから分子標的薬へ
●TOPICS 再生医学
・マウスで効果が確認された慢性腎臓病に対する細胞療法
●連載 医療にいかす行動経済学(16)
・認知症や軽度認知障害の人の意思決定と行動経済学
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(4)
・甲状腺超音波検査
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(3)
・心筋特異的ミオシン軽鎖キナーゼを標的としたmyotropeの開発

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・高齢患者ほど感染症にかかりやすく,ワクチンの効果が得られにくいと感じることがあるように,ヒトは加齢とともに免疫老化(免疫セネセンス)の影響を受け,免疫機能そのものが変容・低下していくことが知られている.
・感染防御力が低下する一方,慢性的な炎症が持続し,自己免疫反応が亢進しやすくなる傾向がある.免疫老化は臓器の炎症と密接に関連することが明らかとなってきており,その仕組みとプロセス制御による疾患の予防・治療が期待される.
・本特集では,造血幹細胞・免疫細胞の老化や機能変容,サイトカイン環境や細胞代謝の変化,さらに臓器別にみた疾患,特に自己免疫疾患への影響に至るまでを,免疫老化研究を牽引する第一線の研究者たちが最新の知見とともに論じる.


■第1土曜特集 免疫セネセンスと自己免疫疾患
・はじめに
・免疫老化概論
・造血幹細胞と免疫老化
・老化に伴う染色体異常と自己免疫疾患――高齢発症RAを例として
・免疫老化と細胞内代謝
・老化の炎症基盤としてのIL-6アンプとゲートウェイ反射――インフラメイジングの分子機構と抗老化ニューロモジュレーション医療の展望
・加齢関連疾患における反応性アルデヒド種(RASPs)の役割――全身性エリテマトーデス(SLE)の病態との関連
・T細胞の加齢変化とワクチン応答――COVID-19 mRNAワクチン接種後の免疫応答研究から見えてきたこと
・自己免疫疾患病態形成におけるThA細胞の役割
・関節リウマチにおけるCD4陽性TEMRA細胞
・高齢発症関節リウマチにおけるCD4陽性細胞傷害性T細胞
・免疫老化と滑膜炎症
・加齢関連B細胞の分化
・加齢関連B細胞と自己免疫疾患
・ANCA関連血管炎における免疫老化
・皮膚エリテマトーデスと細胞老化
・T細胞免疫老化と神経変性疾患
・老化による体細胞変異と炎症性疾患
・慢性腎臓病における加齢T細胞

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第5土曜特集 がん医療の最前線 臨床と研究の共創 企画:松浦成昭(大阪国際がんセンター総長) ・がん予防・検診,がん診療,がん医療体制の整備などの対策が進んできており,かつて“不治の病”といわれていたがんは,治りうる病気に変わりつつある. ・特にがんの診断・治療はいずれの分野も顕著な進歩を遂げ,生存期間・生存率の改善に大きな貢献をしている.一方で,がん診療連携拠点病院の整備などによる,緩和ケア,がん相談支援をはじめとする,がん患者のサポートも進んでいる. ・本特集では,がん研究と医療現場の共創による次世代のがん医療の向上を目指し,がん予防からがん医療提供体制の均てん化についてまで幅広く取り上げ,各分野のオピニオンリーダーたちが概説する.

目次
はじめに――次世代のがん医療の開発に向けて
【扉】予防・検診
がん予防
バイオマーカーを用いた膵がん検診の可能性
遺伝性腫瘍におけるがん予防
【扉】がんの診断
がんゲノム医療を支える形態診断――形態と遺伝子をつなぐ
ゲノム病理診断
AIを用いた病理診断
画像診断――PET分子イメージングの進歩と新たな方向性
消化管がんの内視鏡診断AI
遺伝子診断OSNA法
がんゲノム医療
エピゲノム研究の臨床応用
リキッドバイオプシーの進歩
【扉】がんの治療
手術――ロボット手術
核医学セラノスティクス――現状と今後の展開
重粒子線治療の臨床的意義と現状――高LET放射線治療としての位置づけ
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)
オルガノイド研究の薬物治療への応用
肺がん分子標的治療の進歩――EGFR,HER2,KRAS
乳癌薬物療法の進化と個別化の最前線――分子標的治療によるパラダイムシフト
大腸がんの分子標的治療
前立腺がんに対する分子標的療法(免疫療法を含む)の現状と展望
血管新生阻害治療の歴史と展望
がん免疫治療総論――がんを制御する持続型T細胞免疫システム
PD-1は“何に”対する免疫応答を抑制しているのか
CAR-T細胞療法
ネオアンチゲンを標的としたがん免疫療法――個別化ワクチンを中心とした臨床開発の現状と展望
がんに対するテロメラーゼ特異的腫瘍溶解ウイルス療法
悪性神経膠腫に対する新たな治療モダリティ――G47Δを用いたウイルス療法
乳がんラジオ波焼灼療法――低侵襲治療の現在地と未来
腸内細菌研究のがん医療への応用
【扉】がんとの共生
がん緩和ケア――研究を通して患者ケアを改善する
がん相談支援の現状とこれから――課題の特定と研究・臨床への還元
がんのリハビリテーション診療
がん医療を支える栄養管理の現状と課題――栄養治療としての体系的支援の必要性
【扉】がんの医療体制
日本のがん登録
2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化
医療の場での人工知能――効率の向上,公平性の確保,そして共感の回復
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商品情報・内容

  • 出版社:医歯薬出版
  • 発行間隔:週刊
  • 発売日:毎週土曜日  
  • サイズ:B5判

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