医学のあゆみ 発売日・バックナンバー

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医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:社会的つながりと健康 企画:高木大資(京都大学大学院医学研究科社会的インパクト評価学講座) ・“社会的つながり”が人の生活や健康にどのような影響をもたらすのか,さまざまな学問分野で研究がされてきている.健康科学分野では,社会的つながりは人の死亡リスクさえ規定しうる主要な“健康の社会的決定要因”のひとつであることが明らかにされてきた. ・地域コミュニティの希薄化,経済格差,地縁・血縁の減少などによる社会的つながりが減少する一方で,情報通信技術やSNSの発展・普及により,人々のつながりが拡張されていることも事実である. ・本特集では,人々の社会的つながりを構築するために行われているさまざまな取り組みが,健康やウェルビーイングにどのような効果を持ちうるのか,各分野を代表する研究者が専門領域における現代的な重要トピックを論じる.

目次
はじめに
社会的つながりと健康をめぐる情報通信技術(ICT)の役割
社会環境が生み出す暴力と予防
再考:社会的処方――到達点と実装に向けた課題
高齢者の通いの場と健康
都市公共空間における相互作用とウェルビーイング
社会的つながりがドメスティックバイオレンス(DV)を防ぐとき,防げないとき
社会ネットワーク構造と健康
つながりの喪失がもたらすもの――高齢者の社会的孤立の影響と対策
TOPICS【生化学・分子生物学】Reprimo(RPRM):YAPシグナルを介して外因性アポトーシスを誘導するがん抑制因子
TOPICS【癌・腫瘍学】トリプルネガティブ乳がん治療――PARP阻害薬を中心に
連載【医療における生成AIとDX】12.医療情報の民主化に向けて ―医学論文をもっと身近に― 医学論文AI総合サイト『MVidEra』
連載【医療にいかす行動経済学】9.HPVワクチンと行動経済学――接種率の回復に向けて
連載フォーラム【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】16.宇宙の研究開発と医学
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:若い女性の「やせ」 企画:田村好史(順天堂大学大学院医学研究科スポーツ医学・スポートロジー,同代謝内分泌内科学,同国際教養学部) ・「痩せていることが美しい」という価値観,SNSを介した細身体型の可視化,経済的要因,体質的要因など多層的な問題を背景に,日本の若年成人女性における低体重者は約20%に達し,先進諸国のなかで突出して高い.・肥満症対策が重視される一方で,痩せの問題への対応はこれまで十分とはいえなかったが,2025年には「女性の低体重/低栄養症候群(FUS)」が提唱され,低体重や栄養不足による月経異常,骨密度低下,耐糖能障害,精神・身体症状などが複合的に出現する病態を包括的に捉える概念として注目されている. ・本特集では,FUSについて概説し,骨密度への影響,プレコンセプションケアとの関連,糖尿病・肥満症治療薬の目的外使用の現状,摂食障害の現状と課題,ボディイメージと教育,そして女性が健康的な生活を送れる社会に向けた取り組みについて,各分野の専門家が論じる.

目次
はじめに
女性の低体重/低栄養症候群の疾患概念提唱の背景
女性の低体重/低栄養症候群(FUS)とその課題解決に向けて
女性の低体重/低栄養と骨密度
女性の低体重・低栄養とプレコンセプションケア――次世代の健康を見据えた女性の低体重・低栄養の課題
若年女性の痩身志向と糖尿病治療薬・肥満症治療薬の適応外使用による健康被害:現状と症例報告――日本社会におけるルッキズムの蔓延と医療現場の課題
若い女性の「やせ」と摂食症(障害)――現状の課題と包括的支援体制の構築に向けて
日本人若年女性のボディイメージの現状と心理教育的介入方法
日本人女性の痩せをめぐる健康課題と支援モデル――女性の低体重/低栄養症候群(FUS)予防と包括的教育の視点から
TOPICS【免疫学】T細胞によるセルフとネオセルフの識別能による全身性自己免疫疾患の発症
TOPICS【癌・腫瘍学】がん治療の進歩によって骨転移診療の重要性が増している
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】19(最終回).医師業務体制の本来のあるべき姿とは――働き方改革の本質を問う
連載【医療における生成AIとDX】11.生成AIを使いこなす医療論文執筆ガイド――アウトライン作成から査読対応までの実践的ワークフロー
連載【医療にいかす行動経済学】8.がん医療と行動経済学:揺らぐ意思決定に寄り添う「ナッジ」
連載フォーラム【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】15.これから人間はどうつきあっていけばよいのか
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:腫瘍免疫とミトコンドリア 企画:冨樫庸介〔岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)腫瘍微小環境学分野,同病院呼吸器内科〕 ・近年,ミトコンドリアは単なる細胞のATP産生を担うオルガネラという認識だけに留まらず,細胞の運命決定やシグナル伝達,そして免疫応答までも制御する中心的なハブであることが明らかとなってきた. ・特に,腫瘍微小環境におけるミトコンドリアの機能変容は,がん細胞の生存戦略のみならず,免疫細胞の不均一性や機能不全をもたらす決定的な因子として注目を集めている. ・本特集では,ミトコンドリアを中心とした腫瘍免疫や,ミトコンドリア代謝を標的とする新たなゲノム編集療法・薬剤開発についての最前線を取り上げ,解説する.

目次
はじめに
がんとミトコンドリア一般論
T細胞のミトコンドリア機能と腫瘍免疫
骨髄系細胞におけるミトコンドリアの抗腫瘍応答での役割
T細胞老化とミトコンドリア
腫瘍微小環境におけるミトコンドリア伝播
ミトコンドリアリプログラミングによるCAR-T細胞療法の最適化
ミトコンドリア機能を標的とした創薬の現状と展望――腫瘍免疫薬としてのミトコンドリア創薬の標的は
TOPICS【加齢医学】日本における老衰死の現状
TOPICS【免疫学】リソソームRNAストレスによる肝障害抑制メカニズム
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】18.専門医制度への影響と課題
連載【医療における生成AIとDX】10.生成AIと個人開発で加速する医療DXの現実解――小さく始めて確かめる医療の課題解決パラダイムシフト
連載【医療にいかす行動経済学】7.SDMと医療行動経済学:EBMの原点から新たなるその先
連載フォーラム【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】14.人間と地球の持続可能な共存を目指すプラネタリーヘルス
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第1土曜特集 希少遺伝性疾患の最前線 科学と社会をつなぐ 企画:松本直通(横浜市立大学大学院医学研究科遺伝学) ・ゲノム解析技術の進歩,医療のデジタル化やAIの活用,そして社会全体の関心の高まりによって,希少遺伝性疾患はもはや孤立した存在ではなく,医療の新しい可能性を切り開く先端的な領域となりつつある. ・希少遺伝性疾患の本質は“一人ひとりの違い”にある.患者それぞれに合わせた診療や支援が求められ,医療,研究,支援,制度が連携し,柔軟に対応できる仕組みが必要とされる. ・本特集では,疾患定義・疫学にはじまり,新生児スクリーニング,ゲノムやオミクス解析,AIによる診断支援といった技術的な進歩に加え,個別化治療や倫理的課題への取り組み,支援体制の整備,小児から成人への移行医療や包括的ケアなどに至るまで,多角的に取り上げる.

目次
はじめに
希少遺伝性疾患とは何か――定義・概念と国際的基準の変遷
希少疾患における診断手法の変遷
新生児マススクリーニングの現在地とこれから
希少遺伝性疾患の最前線――ゲノム・オミクス解析による診断革命
シンプルなモデル生物を利用した疾患モデルと機能解析――創薬と理解の架け橋
AIとビッグデータが拓く希少疾患の新たな診断支援
希少遺伝性疾患に対するN-of-1+核酸医薬創薬
神経・代謝疾患における最新治療と治験
遺伝性難聴への遺伝子治療とゲノム編集治療
希少遺伝性疾患における遺伝カウンセリング――科学と暮らしをつなぐゲノム医療
子どもから大人への架け橋を目指して――移行期医療・成人移行支援
包括的ケアとQOL支援――多職種連携の可能性
希少・難治性疾患関係者へのエンパワメント――診断ラグ・診断ロスを例とした患者団体との協働および中間機関の役割
人口減少およびインフレ下での薬価制度改革――マクロとミクロの統合的アプローチ
希少疾患のゲノム情報の利活用とELSI(倫理的・法的・社会的課題)
国際連携と市民参画――希少疾患政策の未来へ
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:社会的ストレスに関わる神経系の制御 企画:尾仲達史(自治医科大学医学部生理学講座神経脳生理学部門) ・ヒトは社会的な動物である.社会的ストレスで感じる負の感情は短期的には社会を構成させる行動を促すこともあり,長期的には身体的負荷の結果,死亡率が上がるが,生物学的機構の詳細は不明である. ・一方で,近年,遺伝子工学的ツールを用いたニューロン活動の計測と操作法,および機械学習を用いた行動の定量化とを組み合わせた神経機構の探索が進んでいる. ・本特集では,独自の動物実験系を組み立てるなど最前線で研究を行うエキスパートたちが,社会的ストレスの神経機構の現状を紹介する.

目次
はじめに
社会的ストレスに対する自律生理反応と行動反応の神経基盤
ストレスレジリエンスの脳内メカニズム
社会的ストレス下における攻撃行動の生物学的基盤
恐怖反応を緩和する安寧フェロモン
社会的孤独の惹起と社会的孤独が心血管疾患を惹起するメカニズム――オキシトシン神経系の変容
慢性ストレスによる血球動態の変化と疾患増悪機構
社会的ストレスによる依存性薬物に対する欲求増強の神経機構
TOPICS【細胞生物学】ミトコンドリアにおけるタンパク質合成異常による貧血発症のメカニズム
TOPICS【その他】医療現場でのカスタマーハラスメント対応:厚生労働省告示および改正労働施策総合推進法
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】17.地域医療構想と医師の働き方改革:2040年に向けて
連載【医療における生成AIとDX】9.生成AIを活用した医療現場の文書作成業務効率化:実証事例に基づく働き方改革への貢献と今後の展望
連載【医療にいかす行動経済学】6.行動経済学が拓く実装科学の新展開――エビデンスを現場に根づかせるために
連載フォーラム【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】13.健康的な食・栄養とは:現状と展望
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:制御性T細胞の多面的役割と臨床応用――免疫寛容からがん治療まで 企画:堀 昌平(東京大学大学院薬学系研究科免疫・微生物学教室) ・制御性T細胞(Treg)とそのマスター転写因子であるFoxp3の発見から,Treg研究は1つの分野として急速に発展した. ・Foxp3を足がかりにTreg特異的な遺伝子改変やTregの選択的除去が可能となり,生理機能と分化・機能の分子基盤の解明が飛躍的に進み,自己免疫疾患,炎症性腸疾患,アレルギー,がん,移植片拒絶などの治療応用が期待され,世界的に研究が進められている. ・本特集では,Tregの基礎研究を軸に,その多面的機能と臨床応用の現状,今後の研究展望などを概観する.

目次
はじめに
ヒト制御性T細胞におけるFOXP3発現制御
マスター転写因子Foxp3による制御性T細胞分化と機能の制御
皮膚の制御性T細胞
中枢神経系の制御性T細胞の役割
腫瘍免疫におけるTh1型制御性T細胞の役割
腫瘍における制御性T細胞分化と機能維持
移植免疫と制御性T細胞
腸管における制御性T細胞ニッチの制御
TOPICS【神経精神医学】オーバードーズ:救急医療から精神科医療へつなぐアプローチ
TOPICS【放射線医学】緩和的放射線治療
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】16.特定機能病院における研究・卒前卒後教育・臨床の課題――医師の働き方改革の実装段階で考えるべきこと
連載【医療における生成AIとDX】8.在宅医療におけるAI活用の実際と展望
連載【医療にいかす行動経済学】5.医療と行動経済学を行き来する人材の育成
連載フォーラム【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】12.トランプ政権の健康革命MAHA(Make America Healthy Again)
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:がん患者への栄養療法と栄養指導 企画:志賀太郎(がん研究会有明病院総合診療部,同腫瘍循環器・循環器内科) ・がん医療の進歩により,多くの患者が社会生活を維持しながら治療を続けられるようになってきたが,化学療法や放射線療法,外科的治療に伴う副作用や代謝性変化,後遺症,さらに高齢化や心血管疾患などの併存疾患の影響により,低栄養や栄養状態の低下を呈する患者も少なくない. ・摂取不足や代謝異常など体組成や身体機能を低下させ,結果的にがん治療の継続や回復を妨げる要因となるため,これに対する栄養療法・指導は,がん医療の根幹を支える重要な支持療法としての役割を担う. ・本特集では,がん薬物療法,手術的治療,高齢がん患者,摂食嚥下障害,がんサバイバーなどに関連した栄養管理の要点をはじめ,臨床現場で直面する課題を包括的に取り上げる.

目次
はじめに
がん薬物療法中の患者に対する栄養療法と栄養指導
消化器がん手術患者における栄養障害と栄養治療
高齢がん患者の栄養管理と栄養指導
がんサバイバーへの栄養療法と栄養指導
循環器病を合併するがん患者への栄養療法と栄養指導
薬剤師からみたがん患者への栄養療法と栄養指導
摂食嚥下障害を呈したがん患者への栄養療法と栄養指導――食形態を制限しない栄養指導のススメ
管理栄養士が算定できるがん関連診療報酬
栄養補助食品の活用法
TOPICS【薬理学・毒性学】二重特異性抗体の開発状況と今後の展望
TOPICS【神経精神医学】現代の森田療法
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】15.労働時間数の把握と時間外労働規制区分の管理体制
連載【医療における生成AIとDX】7.生成AIによるクリニック運営のDX:集患と業務効率化の最前線――生成AIが切り開くクリニック週間の新しいカタチ
連載【医療にいかす行動経済学】4.公衆衛生におけるナッジの活用
FORUM【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】11.データサイエンスが切り拓く医療
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第1土曜特集 急性腹症の診療の質を上げる秘策 企画:真弓俊彦(地域医療機能推進機構中京病院ICU 診療部副院長,ICU 部長) ・7年ぶりに改訂された「急性腹症診療ガイドライン」のポイントをガイドライン作成メンバーが直々に解説するとともに,ガイドラインの内容とあわせておさえておきたい診療のコツがまとまった一冊. ・超音波検査,小児・高齢者の急性腹症,イレウス,腸閉塞などにおける“診療の質を上げる秘策”を各エキスパートたちがその豊富な経験をもとに伝授する. ・さらに,急性腹症における訴訟リスクを低減するための診療上の留意点も取り上げ,考察する.

目次
はじめに
急性腹症診療ガイドライン2025――診療の質向上と未来への展望
これがスタンダード! 急性腹症の診療アルゴリズム――2 step methods
急性腹症の問診
急性腹症における身体診察――押さえるべきポイントとそのエビデンス
急性腹症でポイントオブケア超音波(POCUS)はこんなに活用できる
小児急性腹症での超音波検査(US)活用法――子どもたちの代弁者になるために
CT撮影と読影――重篤な疾患を見落とさないためのコツとピットフォール
腸閉塞とイレウスは異なる疾患である
腸閉塞症の治療方針決定のための水溶性造影剤(ガストログラフインR)を用いた消化管造影検査の有用性
レントゲン,US,CT で所見がないときに何を考えるか?――詳細な病歴が真実を暴く
小児急性腹症診察のポイント――外観観察による重症度評価
高齢者の急性腹症――非典型な訴えに潜む疾患を見逃さないために
入院か帰宅かどう判断する?――帰宅させる際のコツ
急性腹症診療の質を高める教育戦略――多層的アプローチと革新的ツールの活用
バンドル,アプリを活用しよう
訴訟とならないための秘訣――医療側弁護士から
訴訟とならないための秘訣――患者側弁護士から
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第5土曜特集 革新する腎臓病学――臨床と研究の最前線 企画:南学正臣(東京大学大学院医学系研究科腎臓内科学)    稲城玲子(東京大学大学院医学系研究科慢性腎臓病(CKD)病態生理学) ・高齢化の進行,生活習慣の多様化,さらには気候変動や環境汚染といった要因により,腎臓病は世界規模で増加し,国際的な課題となっている.一方で,新規腎保護薬の登場や病態解明の飛躍的進歩により,これまで長らく血圧や血糖,蛋白尿の管理を中心としてきた治療体系から,新たな段階へと踏み出しつつある. ・本特集では,腎臓病の基礎から病態理解と治療のアップデートまで,さらには新規バイオマーカー,オミクス解析,ビッグデータ解析など診断技術の進展や,再生医療,人工腎臓などのフロンティア領域,終末期医療,医療経済,倫理的課題など,腎臓病学の最新動向を豊富に取り上げる.

目次
はじめに
【扉】緒論・総論
腎臓病学の歩みと今後の方向性
国際的視点からみた腎臓病対策の現状
【扉】疫学と社会背景
世界と日本における腎臓病の疫学動向
高齢化社会と腎疾患のリスク
気候変動・環境要因と腎臓病
【扉】解剖・生理・基礎知識
腎臓の構造と発生学的特徴
腎血流・糸球体濾過の制御機構
尿細管の機能と水・電解質バランス
【扉】病因と病態解明の最前線
微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)と巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の理解の革新
糖尿病関連腎臓病の分子機序――代謝産物
糖尿病関連腎臓病の分子機構――細胞死
高血圧性腎障害の血管病態――機序と治療戦略
薬剤やサプリメントによる腎障害
遺伝性腎疾患とゲノム医療
病態生理学的機序による糸球体疾患分類
【扉】診断と評価
CKD診療を拓くガイドライン――実践的活用
腎機能の評価――クレアチニンとシスタチンC
腎障害をいかにみつけるか――各種バイオマーカー
腎臓病研究のBigdataリソース――J-CKD-DB project,J-Kidney Biobank
AI診療支援――画像,病理,診断と治療支援
【扉】主な疾患と治療
急性腎障害(AKI)の分類と管理
慢性腎臓病(CKD)の重症度分類に応じた治療戦略
ネフローゼ症候群をきたす糸球体疾患の治療と新薬開発
Pulmonary renal syndromeの病態と治療
IgA腎症診療のパラダイムシフト
多発性嚢胞腎をめぐる治療と新薬
腎性貧血の病態と治療
慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル異常(CKD-MBD)の病態と治療
【扉】基礎研究のフロンティア
腎臓病学を変える革新的オミクス技術――シングルセル・空間オミクス解析の最前線
腎臓再生の実現に向けた研究開発の進展と課題
腎疾患における創薬ターゲット分子の同定とスクリーニング
【扉】進化する治療と技術革新
腎臓病治療薬の臨床試験の未来
次世代薬の展望――SGLT2阻害薬, GLP-1受容体作動薬
次世代薬の展望――ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MR拮抗薬)とアルドステロン合成酵素阻害薬(ASi)
抗炎症・抗線維化薬の開発動向と臨床応用
腎移植の最前線――免疫制御・ドナー戦略・異種移植の進歩
人工腎臓の展望――現行治療と携帯型・装着型人工腎臓・バイオ人工腎臓システム
遠隔医療と腎疾患管理
【扉】特殊な集団における腎疾患
小児の腎疾患と成長・発達への影響
高齢者における腎機能低下と治療の工夫――最新ガイドラインに基づく実践的サマリー
オンコネフロロジー領域の革新
【扉】社会的側面と今後の課題
保存的腎臓療法(CKM)――患者QOLと腎不全医療
わが国の腎臓病対策における地域連携・患者支援の実際
【扉】終章
腎臓病学の未来:研究と臨床の橋渡しに向けて――自律神経と腎臓病
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:炎症性腸疾患 研究と臨床の最新知見 企画:久松理一(杏林大学医学部消化器内科) ・炎症性腸疾患(IBD)の患者数は日本を含めて世界的に増加傾向であり,消化器疾患のなかでのメジャー疾患になりつつある. ・多くの分子標的薬が日常診療で使用可能となり,治療選択肢が増えたことは患者にとっても医療者にとっても朗報であるが,同時に薬剤選択が複雑になってきていることも事実である. ・本特集では,IBD 病態研究や新規分子標的薬,さらに粘膜免疫学,疾患関連遺伝子まで掘り下げて解説する.

目次
はじめに
炎症性腸疾患の疫学
炎症性腸疾患の病態――免疫学的観点から
疾患関連遺伝子からみた炎症性腸疾患の病態
炎症性腸疾患の病態における腸内細菌叢の関与
腸管を中心とした多臓器連関
口腸連関から探る炎症性腸疾患の病態理解
潰瘍性大腸炎における抗インテグリンαvβ6自己抗体――診断・疾患活動性評価から治療標的まで
炎症性腸疾患に対する新規薬剤――IL-23p19抗体のメカニズムから臨床成績まで
炎症性腸疾患に対する新規薬剤――JAK阻害薬のメカニズムから臨床成績まで
炎症性腸疾患に対する新規薬剤――S1P受容体調節薬のメカニズムから臨床成績まで
分子標的治療薬時代の課題――治療効果予測, 治療の天井,併用療法の現状と今後の展望
TOPICS【社会医学/産科学・婦人科学】性暴力・DVは公衆衛生上の重大な課題――すべての臨床医に求められる初動対応
TOPICS【免疫学】結核菌アジュバントを認識する新しいT細胞サブセット
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】14.学外での学会,講演会,研修会等への参加の取り扱い
連載【医療における生成AIとDX】6.放射線画像診断における生成AIの臨床応用
連載【医療にいかす行動経済学】3.行動経済学とヘルスケア――経済学と経営学の視点から
FORUM【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】10.働き方の変化とウェルビーイング:自律と協調のはざまで
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:がんの支持療法と学際的連携 企画:酒井 瞳(昭和医科大学先端がん治療研究所) ・がん薬物療法の進歩に伴い,がんによる症状やがん治療に伴う副作用を予防・軽減し,患者のQOL向上を図る“支持療法”の重要性も高まっている. ・免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象,抗体薬物複合体による間質性肺疾患や眼障害などの副作用を,がん薬物療法を担当する医師が単独でマネジメントすることは難しく,学際的連携が求められる. ・本特集では,新規薬剤においても依然として課題である悪心・嘔吐,マネジメントが困難な間質性肺疾患や眼障害,そして学際領域の代表例であるOncocardiology(腫瘍循環器学)やOnconephrology(腫瘍腎臓病学)など幅広く取り上げ,各領域のエキスパートが解説する.

目次
はじめに
がん薬物療法における悪心・嘔吐管理――最新のエビデンスから紡ぐ戦略
薬剤性間質性肺疾患の診断と治療
がん治療を支える重要な柱:Onco-cardiology(腫瘍循環器学)の重要性――がん治療関連心血管毒性を中心に
Onconephrology(腫瘍腎臓病学)――腫瘍学と腎臓病学の学際領域
抗がん剤による眼の副作用
“がん関連認知機能障害”を知っていますか?――“気づく”ことからはじまる評価と支援
Exercise Oncology(運動腫瘍学)について
がん患者のアピアランス(外見)ケア
TOPICS【社会医学】WHOセルフケアガイドラインと「日本型セルフケア」の概念
TOPICS【遺伝・ゲノム学】血漿中cell-free DNA/RNA解析による宇宙環境応答の評価
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】13.ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)の推進と課題
連載【医療における生成AIとDX】5.アメリカの医療現場におけるDXと生成AIの活用について
連載【医療にいかす行動経済学】2.(行動)経済理論の視点からみる医療システム
FORUM【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】9.資本主義がもたらす健康危機――衛生から養生へ
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:全身疾患の新たな危険因子としてのマイクロ・ナノプラスチック 企画:下畑享良(岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野) ・近年,マイクロ・ナノプラスチック(MNPs)による環境汚染が世界的な関心を集めている. ・MNPsは単なる環境汚染物質ではなく,生体内に侵入して蓄積し,炎症,酸化ストレス,免疫調節異常といった生体応答を惹起する可能性が指摘されている.実際,MNPs陽性例で心筋梗塞や脳卒中などによる死亡リスクが上昇すること,認知症患者の脳に高濃度のMNPsが蓄積していることが報告され,また,肺胞レベルでのMNPs曝露は慢性炎症や線維化を増悪させる可能性が指摘されている. ・本特集では,免疫毒性,生体への侵入経路,細胞傷害機構から,曝露低減に向けた行政的取り組みまで,多角的な視点でMNPsに関する最新情報を紹介する.

目次
はじめに
総論――マイクロ・ナノプラスチックの基礎知識と問題点
マイクロ・ナノプラスチックに含まれる化学物質と毒性
マイクロ・ナノプラスチックの人体への侵入とその機序
マイクロ・ナノプラスチックの表面性状と細胞障害性
マイクロ・ナノプラスチックの心血管系への影響
マイクロ・ナノプラスチックの脳梗塞,認知症への影響
大気中マイクロ・ナノプラスチックの呼吸器系への影響
環境省のマイクロ・ナノプラスチックへの取り組み
TOPICS【感染症内科学】HIV感染症の現状:病態理解と治療の進歩,早期診断の課題
TOPICS【内科学/心身医学】心因性発熱:経過観察は解決策ではない.積極的に治療すべき高体温症
連載【医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用】13(最終回).「ヘルスプロモーションプランナー」実現に向けた分散型ネットワークとデジタルツイン活用のスポーツ医学の発展:『次世代コンディショニング提供システム』構築
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】12.医師の有給休暇の取り扱い
連載【医療における生成AIとDX】4.生成AIを用いた診断応用の現在地と課題
連載【医療にいかす行動経済学】はじめに――「行動経済学」という用語を聞いたことがあるだろうか?
連載【医療にいかす行動経済学】1.医療行動経済学のすすめ
FORUM【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】8.気候変動と健康の未来
FORUM【書評】『微生物世界の探究 生命誕生の謎へと至る四〇〇年』
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第1土曜特集 AI×ビッグデータが実現する創薬DX 企画:奥野恭史(京都大学大学院医学研究科ビッグデータ医科学分野) ・AI技術の発展と社会実装が加速度的に進み,創薬分野においても,膨大なデータから疾患関連経路や病態関連遺伝子を抽出し,創薬標的をデータ駆動的に推定するなど,AI技術を応用した創薬プロセスに関する研究が急速に発展している. ・さまざまなデータの統合的活用が求められる一方で,データの偏りや不足,アクセス制限など,運用には依然として多くの課題が存在する. ・本特集では,AIを活用した創薬の現在地と今後の進むべき道筋を示すべく,臨床ビッグデータや分子ネットワークに基づく創薬標的推定から大規模言語モデルを実装した臨床試験まで取り上げ,さらには創薬計算技術など創薬のためのAIツールについても幅広く解説する.

目次
はじめに
疾患発症予防とAI――個別化介入に向けた現在地と展望
AI創薬とデータベース
ゲノム医療からAI,そして創薬へ
臨床データ起点の創薬標的探索――AIによるデータ駆動型アプローチ
シングルセルオミクスを用いた創薬標的推定――深層生成モデルによる細胞動態解析から創薬標的同定へ
分子ネットワークに基づく創薬標的推定
創薬DX実現に向けた低分子創薬AIの進展と展望
中分子創薬AIの動向と展望
核酸医薬のためのアンチセンス核酸のデータベースと活性予測技術
抗体創薬AI
トランスレーショナルリサーチを加速化する数理モデル解析およびそれを支援するin silico技術の進展
臨床開発におけるAI技術の活用――被験者リクルート効率化を中心に
創薬計算技術 創薬のための分子深層学習ツールと基盤モデル
創薬計算技術 タンパク質言語モデルと生成AI
創薬計算技術 AlphaFoldとcryoTWIN
創薬計算技術 分子シミュレーション
創薬計算技術 分子生成AIとシミュレーションの連携
AIとシミュレーション技術に基づく創薬DXプラットフォームの開発
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:脱毛症――研究と診療の進歩 企画:伊藤泰介(浜松医科大学医学部皮膚科) ・毛包は人の体の中でも極めてユニークな組織であり,組織幹細胞を有し,自律的に毛周期を繰り返すなど,他の組織にはみられない特徴を備えている. ・近年では,発生学,再生医療,幹細胞生物学,遺伝学,毛包免疫学,臨床医学,植毛学など,幅広い学問領域が毛包を中心に融合しながら進展し,心身の健康に至る広い生命現象を理解する糸口を与えている. ・本特集では,一見ニッチながらも奥深い研究領域である“毛包組織”をテーマに,基礎から臨床に至る最新の進歩を取り上げる.

目次
はじめに
毛包器官再生の新たな展開
毛包幹細胞を中心とした毛包老化と脱毛症のメカニズム
円形脱毛症モデルマウス(C3H/HeJモデル)の理解
遺伝性毛髪疾患のアップデート
瘢痕性脱毛症の診断と治療――最新の診療マネジメント
円形脱毛症の病態に基づくJAK阻害薬による治療の展開
男性型脱毛症の病態と治療
植毛手術を継ぐもの
TOPICS【神経精神医学】情動と手綱核
TOPICS【薬理学・毒性学】ヒスタミン代謝酵素阻害薬によるナルコレプシーの新規治療効果の検討
連載【医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用】12.Web3を活用したAIとプログラム医療機器
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】11.医師の働き方改革における自己研鑽支援の現状と今後の展望――専門職としての継続教育の位置づけと国際比較からの示唆
連載【医療における生成AIとDX】3.精神医学領域における生成AI活用の可能性と課題
FORUM【ノーベル生理学・医学賞2025】制御性T細胞の発見――一筋の研究の軌跡
FORUM【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】7.社会保障と健康
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:がん放射線療法――最新治療技術とエビデンス 企画:吉岡靖生(がん研究会有明病院放射線治療部) ・放射線治療はがん治療の3本柱のひとつとして著しい技術進歩を遂げ,臨床応用も大きく進展している. ・治療中の解剖学的・腫瘍学的変化を反映して治療計画を更新する適応放射線治療(ART)や,進行直腸がんに対する術前化学放射線療法における“non-operative management”という新たな治療方針,粒子線治療の一般診療への組み込み,核医学放射線治療での薬剤開発,放射線治療とAIとの親和性の高さなど,さまざまな分野が注目されている. ・本特集は,今後も需要の大幅な増加が予測される放射線治療について,最新技術とそのエビデンスを各分野の第一人者が解説する.

目次
はじめに
適応放射線治療の幕開けとMRリニアック
肺がんの高精度放射線治療
直腸がんに対するnon-operative managementの治療開発
粒子線治療の現在地と今後の展望
放射性同位元素内用療法の現状と今後の期待
オリゴ転移への放射線治療と免疫療法
切らない高精度放射線治療がAIでさらなる高みへ
放射線治療提供体制の地域格差の現状――2040年を見据えた放射線治療集約化の観点から
連載【医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用】11.ヘルスケア型リビングラボにおけるNFT利活用
連載【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】10.追加的健康確保措置への対応
連載【医療における生成AIとDX】2.診療業務における生成AI活用の可能性――皮膚科医の視点から
特報【第62回(2025年度)ベルツ賞受賞論文1等賞】臓器間神経ネットワークによるインスリン分泌・膵β細胞増殖制御機構の解明とインスリン分泌低下性糖尿病治療への応用
特報【第62回(2025年度)ベルツ賞受賞論文2等賞】膵β細胞転写因子の異常によるインスリン分泌低下型糖尿病の発見とその発症機構の解明
FORUM【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】6.食文化の変容――伝統と革新の狭間で変わる食と健康
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  • 出版社:医歯薬出版
  • 発行間隔:[紙版]隔週刊  [デジタル版]週刊
  • 発売日:  
  • サイズ:B5判

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