医学のあゆみ 発売日・バックナンバー

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医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:リン代謝研究の最新動向と臨床的意義 企画:駒場大峰(東海大学医学部 腎内分泌代謝内科学) ・リンは生命の営みに欠かせない元素である.生物の多様化が起こった“カンブリア爆発”においても,火山活動による海水中のリン濃度上昇が一因とされており,その重要性がうかがえる. ・リン代謝に関する研究は2000年代に大きく進展したが,近年,ふたたび転機を迎えつつある.骨細胞や尿細管細胞によるリン感知機構,テナパノルの登場により注目を集める腸管細胞間リン輸送,ブロスマブ登場により新時代を迎えたくる病・骨軟化症の治療など,新たな知見が相次いでいる. ・本特集ではリン代謝研究の最新知見を紹介し,日々の診療や今後の研究への関心を深める機会としたい. 目次 はじめに 尿細管リン酸イオン再吸収機構の最新知見 腸管リン酸吸収機構の最新知見 生体のリン感知機構 高リン血症が骨代謝に及ぼす影響――二次性副甲状腺機能亢進症を伴う慢性腎臓病における骨病態 高リン血症と血管石灰化・生命予後 改定版ガイドラインと透析患者の高リン血症治療 腎移植後低リン血症の病態と自然経過 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の病態と最新治療 TOPICS【生理学】褐色脂肪組織におけるMAFBの役割:マクロファージを介した交感神経と熱産生の調節 TOPICS【腎臓内科学】IgA腎症の新病態:メサンギウム細胞を標的としたIgA型自己抗体の発見 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】19.子どもの自己決定をいかに尊重するか 連載【イチから学び直す医療統計】11.相関と回帰 連載【医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用】はじめに 連載【医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用】1.医療DXを支えるWeb3技術の基礎 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】14.ドメスティック・バイオレンスと精神医療
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:花粉症治療の最新情報――「鼻アレルギー診療ガイドライン 2024年版」を踏まえて 企画:大久保公裕(日本医科大学大学院医学研究科頭頸部・感覚器科学分野) ・わが国ではスギ花粉症の有病率が増加しており,国民の約4割が発症しているとされる.いったん発症すると自然寛解は難しいが,成人まで感作・発症を防げれば以降の新規発症は限定的であり,「鼻アレルギー診療ガイドライン 2024年版」にも,抗原の回避・除去が治療の柱となりうることが明記されている. ・本特集では,「ガイドライン」を踏まえて,花粉症の発症・重症化抑制について解説する.アレルギー性鼻炎に関する国際的なガイドラインARIAから,デジタル統合型ケアを実装するツール“MASK-air”を用いた研究,スギ花粉症にも存在する局所アレルギー性鼻炎(LAR)の解説,そして,花粉症の薬物療法や抗体療法まで広く取り上げ,最後に,日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が推進する“花粉症重症化ゼロ作戦”を紹介する. 目次 はじめに 「鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版」改訂のポイント 欧州のガイドラインARIAと国際共同研究MASK study 花粉症・アレルギー性鼻炎とLAR――「鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版」に掲載のLARの意義 花粉症発症の抑制 マスクの効果――小学生に急増するスギ花粉症から逃げ切る!?取り組み 花粉症の薬物治療 スギ花粉症に対する舌下免疫療法 花粉症の抗体療法 花粉症重症化ゼロ作戦の取り組み TOPICS【神経内科学】精神展開剤は“ゲームチェンジャー”になるか? TOPICS【生理学】味覚の個人差と疾患リスク 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】18.家族の意向が患者の治療方針に影響を及ぼすケース 連載【イチから学び直す医療統計】10.多重比較――Familywise Error RateとFalse Discovery Rateを制御するための統計手法 FORUM【病院建築への誘い――医療者と病院建築のかかわりを考える(11)】 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】13.児童虐待・いじめなどの小児期逆境体験と法律 FORUM【書評】『CAR-T細胞療法Q&A』(豊嶋崇徳編)
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第1土曜特集 頭痛診療の新潮流――神経科学の進歩がもたらす治療戦略 企画:竹島多賀夫(富永病院脳神経内科・頭痛センター) ・頭痛はありふれた症状であるが故に,片頭痛,緊張型頭痛に代表される一次性頭痛は医学的にはあまり重視されてこなかったが,重要な領域として学会のトピックスなどに取り上げられるようになってきている. ・わが国ではトリプタンが次々と上市されて以来,頭痛診療が大きく変化してきた.2021年からはカルシトニン遺伝子関連ペプチド関連抗体薬やラスミジタンが上市され,経口CGRP拮抗薬(ゲパント)の開発治験も進み,上市がカウントダウンの状況である. ・本特集は,頭痛に関わる知識のupdateのため,片頭痛,緊張型頭痛,三叉神経・自律神経性頭痛,二次性頭痛といった定番のテーマに加え,痛覚変調性疼痛をはじめとする最近の話題を盛り込み解説する. 目次 はじめに 頭痛の疫学,疾病負担および労働生産性への影響 【扉】■片頭痛の病態・診断・治療 片頭痛の病態生理 片頭痛の分類と診断基準 片頭痛の急性期治療戦略 片頭痛の予防療法 片頭痛の新規治療薬――CGRP関連抗体薬,CGRP受容体拮抗薬(gepant),PACAP関連薬剤 【扉】■緊張型頭痛,三叉神経・自律神経性頭痛,その他の一次性頭痛疾患 緊張型頭痛の診断と治療 反復性群発頭痛,慢性群発頭痛の病態・診断・治療 群発頭痛以外の三叉神経・自律神経性頭痛 その他の一次性頭痛疾患――睡眠時頭痛を中心に 【扉】■二次性頭痛 危険な二次性頭痛の誤診を避け適切な治療へつなげるために――レッドフラッグとグリーンフラッグを用いた頭痛患者の初期評価 頭部外傷および開頭術による頭痛の最新知見 可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)と脳静脈洞血栓症(CVT)の診断・治療戦略 【扉】■頭痛医療のトピックス 神経調節療法(neuromodulation)の現状と展望 片頭痛と痛覚変調性疼痛 片頭痛等価症と不思議の国のアリス症候群 頭痛医療におけるDX,ICTとAI活用 日本頭痛学会の歴史と役割――日本頭痛協会,JPAC,GPACHおよび国際学会の動向 「頭痛専門医への道」プロジェクト――専門医資格の意義とキャリアパス 小児の頭痛――基礎知識と最近のトピックス 高齢者頭痛――健康寿命・幸福寿命の延伸に向けて
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:エネルギー代謝異常と腎疾患 企画:柳田素子(京都大学大学院医学研究科腎臓内科学) ・腎臓は排泄機能を担う臓器であると同時に重要な代謝臓器でもあり,その活動には多大なエネルギーが必要とされる.そのため,エネルギー代謝の破綻は腎疾患の発症や進展に深く関与していると考えられている. ・腎臓と代謝に関する研究は極めて多彩であり,その背景には,近年の研究技術の進歩,新規薬剤の開発,そして新たな疾患概念の導入がある. ・本特集は,腎臓における代謝制御機構に焦点をあて,各分野で最前線の研究を展開するエキスパートが解説する.本領域におけるさらなる共同研究や発展の一助となれば幸いである. 目次 はじめに AMPKと腎臓病 NAD前駆体NMNによる腎疾患の共生治療という新概念 ケトン体代謝と腎臓 腎代謝ストレス応答とミトコンドリア-小胞体連関 ミトコンドリア腎症 オートファジーの停滞――加齢と肥満に共通する腎疾患進展メカニズム 生体腎ATPイメージングから迫るAKI to CKD progressionのメカニズム解明 TOPICS【循環器内科学】順遺伝学的手法により樹立した新規遺伝性不整脈マウスの分子学的解明 TOPICS【消化器内科学】肝疾患とスクレロスチン 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】17.LGBTQ患者への対応 連載【イチから学び直す医療統計】9.分散分析 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】12.道路交通法と精神障害
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:麻酔科学の進歩――より効果的で安全な全身管理のために 企画:山蔭道明(札幌医科大学医学部麻酔科学講座) ・麻酔科学の進歩は近年めざましい.全身麻酔薬や局所麻酔薬の改良はもちろん,麻酔科医の診療範囲がますます広がり,周術期管理全体の質を高める重要な役割を担っている. ・特に,高齢者や小児といった脆弱な集団に対する麻酔管理が,医療の質と患者アウトカムを左右する大きな要素となっており,基礎研究と臨床経験のさらなる発展が期待される.一方で,多職種連携によるチーム医療の重要性や,AIやVRなどの最先端技術の導入によるさまざまな可能性が示されている. ・本特集では,新規静脈麻酔薬・局所麻酔薬の開発動向,高齢者や小児に対する麻酔管理の最新知見,周術期せん妄の予防と対策,AIやVRを活用した新技術の展望,多職種連携によるチーム医療の実践など,幅広い話題を網羅する. 目次 はじめに 新しい全身麻酔薬/鎮静薬レミマゾラムの特徴と使用上の注意 新しい局所麻酔薬――より長い鎮痛効果を目指して 高齢者における術後せん妄を予防するための周術期管理と手術室運営 小児と高齢者に対する麻酔管理の最近の話題 麻酔科医を支援するAIやVRなどの最新技術 自動麻酔 周術期管理における多職種医療従事者との連携 TOPICS【糖尿病・内分泌代謝学】下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)とは TOPICS【免疫学】IL-7とγδT17細胞によるグルコース代謝の制御 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】16.善行を果たせるか 連載【イチから学び直す医療統計】8.検定:P値とは FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】11.薬物規制法と地域精神保健福祉的支援――司法と地域を結ぶ架け橋「Voice Bridges Project」の試み
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:健康と医療を革新する数理工学――数学を医学に活かす! 企画:合原一幸(東京大学 特別教授/名誉教授) ・「数理工学」は,太平洋戦争後の混乱のなかで創発した,わが国独自の応用数学分野である. ・数理工学は目立ちにくい反面,さまざまなシステムの解析や最適化,制御,予測などに本質的に重要な役割を果たしていることから,実世界の諸現象の理解や,諸問題の解決を目指すうえで世の中の関心が高まりつつある. ・本特集では,健康や医療に関連するさまざまな問題を対象に,数理工学的アプローチが切り拓く地平を展望するとともに,具体的な活用例を紹介することで,その現状と将来を概観することを目的としている. 目次 はじめに 非線形ダイナミクスのデータ駆動モデリング 動的ネットワークバイオマーカーによる未病状態検出手法の概説 数理科学に基づく臨床試験デザインの最適化 リザバー計算を用いた健康・医療データのパターン認識 未病研究と数理工学 人流データ分析と,介入を考慮した感染症数理モデル 情報統合により構築された疾患の数理モデルの紹介 エッジAIを実現する超低消費電力アナログインメモリ計算機 TOPICS【細胞生物学】生きた細胞内での小胞動態の可視化による2種類の小胞融合様式の発見 TOPICS【脳神経外科学】放射線壊死:診断と治療の最前線 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】24(最終回).iPS細胞由来の再生心筋細胞移植による重症心不全治療法の開発 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】15.人工透析の中止 連載【イチから学び直す医療統計】7.推定:信頼区間とは FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】10.成年後見制度における精神鑑定の実際と意義
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第1土曜特集 大変革期のリハビリテーション治療と拡大する守備範囲 企画:安保雅博(東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座) ・現在,リハビリテーション医学は,疾病や外傷で低下した身体的・精神的機能を回復させ障害を克服するという従来の解釈の上に立ち,“活動を育む医学”として,人の営みの基本である“活動”の賦活化を図っている. ・特に,高齢者や慢性疾患を抱える患者に対して地域社会全体で支える仕組みが求められ,リハビリテーション専門職だけでなく,一般の介護従事者や家族もリハビリテーション医療に関与する機会が増えている. ・本特集は,「治療技術の進化」「疾患別リハビリテーション医療の進化」「領域の拡大」の大項目に分け,それぞれの項目における最新のリハビリテーション医学・医療の動向や技術革新を紹介するとともに,今後の展望についてわかりやすく解説する. 目次 はじめに 【扉】■治療技術の進化 リハビリテーション医学におけるバーチャルリアリティとメタバースの応用 ニューロモジュレーションとリハビリテーション医療の融合 ウェアラブル技術が切り開くリハビリテーション医療の未来 ビッグデータが切り開くリハビリテーション医療の展望 外傷性脳損傷に対する幹細胞治療 脊髄損傷の再生医療――幹細胞治療 【扉】■疾患別リハビリテーション治療の進化 脳卒中リハビリテーション治療最前線 COVID-19感染後のブレインフォグに対するrTMS治療 誤嚥性肺炎に対するリハビリテーション治療の進化 関節疾患に対するリハビリテーション治療の進化 スポーツ領域におけるリハビリテーション医療の進化――ACL損傷予防の歴史・現状・展望 骨転移に対するリハビリテーション治療の進化 【扉】■領域の拡大 ICUにおける超早期リハビリテーション医療 術前リハビリテーション医療のエビデンスと展望 回復期リハビリテーション病棟の未来――地域包括ケアシステムでの役割 精神疾患に対するリハビリテーション医療の新たな領域――精神科理学療法への期待 神経発達症に対するリハビリテーション医療 誰一人取り残さないリハビリテーション医療の実現のために――アクセシビリティの課題と展望 高齢者への地域リハビリテーションにおける新たな側面――ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの連携 認知症予防の考え方と実践 障害者に対する就労支援――医療福祉連携 災害リハビリテーション医療――JRAT
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:神経回路の機能発達と障害――基礎研究からヒト病態へ 企画:岡部繁男(東京大学大学院医学系研究科神経細胞生物学,理化学研究所脳神経科学研究センター) ・神経回路研究は100年以上の歴史があり,近年解析技術の進歩により分子レベルから個体レベルに至る多階層をつないだ理解が進んでいる領域である. ・神経細胞の内在的な機構に加えて,グリア細胞などが外から回路を積極的に制御することが明らかになりつつある.特に情報伝達の場であるシナプスの形成と除去における,内在的分子機構と環境要因の関与は神経回路発達の要ともいうことができる. ・本特集では,神経細胞の外部環境との相互作用を記録し,細胞の性質を決定していくメカニズムであるエピゲノム修飾について,また精神神経疾患の病態関与についてなど,最新の知見を紹介する. 目次 はじめに ニューロン機能獲得と再生のための“場”としてのエピゲノム制御 グリア細胞は神経回路を制御するのか? シナプス除去の分子機構と発達障害 ケミカルプローブによるシナプス可塑性時のAMPA受容体動態解析 ヒト生体脳でシナプス機能分子を“視る” MeCP2の分子機能からレット症候群の病態理解へ 自閉スペクトラム症モデルマウスにおける神経回路機能障害 細胞運命転換技術による神経回路機能修復 TOPICS【神経内科学】糖代謝異常と海馬体積/海馬亜領域体積との関連 TOPICS【癌・腫瘍学】ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の現状と将来展望 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】23.ヒトiPS細胞,キメラ技術,異種臓器を用いた次世代医療開発への挑戦 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】14.判断能力の低下が疑われる患者の意向 連載【イチから学び直す医療統計】6.臨床研究の成果報告――CONSORTとSTROBEの紹介 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】9.司法精神医学と法律――刑事司法の視点から
本号の特集:造血器腫瘍の遺伝子パネル検査の臨床的意義――診断精度向上,予後層別化,個別化治療への応用 企画:赤司浩一(九州大学大学院医学研究院病態修復内科学,同生命科学革新実現化拠点長) ・2024年9月に造血器腫瘍遺伝子パネル検査“ヘムサイトR”が薬事承認され,2025年3月に保険適用となった.日本血液学会ゲノム医療委員会は「ゲノム検査ガイドライン」を作成し,疾患や病期ごとに,診断・治療法の選択・予後予測における遺伝子パネル検査の臨床的有用性と推奨度を提案した.それに続き厚生労働省は保険診療下での指針として「造血器腫瘍における遺伝子パネル検査体制のあり方とその使用指針」を提案し,結果的にそれがほぼ認められる形で保険収載されることとなった. ・遺伝子パネル検査が国民皆保険下で標準化されたことにより,今後の新知見や新薬情報を取り入れて全国レベルで同期して治療方針をアップデートできる.本特集では,日本血液学会ゲノム医療委員会委員,厚生労働省科学研究班員の方々から,造血器腫瘍の遺伝子パネル検査の全体像,必要性,実施体制などを概説していただく. 目次 はじめに 造血器腫瘍を対象とした遺伝子パネル検査の開発 造血器腫瘍遺伝子パネル検査の臨床的意義 造血器腫瘍に関連する生殖細胞系列の病的バリアント 造血器腫瘍ゲノム医療におけるエキスパートパネルのあり方 パネル検査の臨床実装における課題 骨髄系腫瘍診療におけるパネル検査の臨床的有用性 リンパ腫診療におけるパネル検査の臨床的有用性 多発性骨髄腫診療におけるパネル検査の臨床的有用性 造血幹細胞移植とパネル検査 パネル検査と微小残存病変測定 TOPICS【加齢医学】老化細胞におけるACLYを介したクエン酸代謝の役割 TOPICS【環境衛生】UAVと画像認識AI技術を活用した,アフリカのマラリア媒介蚊幼虫源管理(LSM)の効率的アプローチ 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】22.パーキンソン病に対する細胞移植治療 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】13.緩和的鎮静のケース 連載【イチから学び直す医療統計】5.臨床試験のデザイン FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】8.医療観察法による手続きの始まりと精神鑑定
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:データシェアリングと個人情報保護の課題 企画:米村滋人(東京大学大学院法学政治学研究科) ・医療データの利活用は,症例報告や観察研究といった小規模な研究から,大規模情報集積による臨床医療・産業応用まで飛躍的に拡大しつつある.この潮流を加速させる鍵となるのがデータシェアリングである. ・その実現には,データの標準化や管理システムの構築,費用負担モデルの確立といった技術的課題と,個人情報保護法制との整合性確保など法制度・社会的課題が複雑に絡み合う.国内外の先進事例から学び,新たな制度設計の可能性を探る時機が到来しているといえる. ・本特集では,医療情報学の第一人者,法律の専門家,バイオバンク運営者,製薬企業の実務者など多様な立場から,データシェアリングの意義と現状を解説し,課題に立ち向かうための道筋を示す. 目次 はじめに 医療データシェアリングの意義 医療情報をめぐる個人情報保護と情報利用の課題 ゲノム情報とデータシェアリングの意義 欧州健康データ空間(EHDS)規則の概要 医療データシェアリングの活用実例と今後の制度的方向性 データベースを通じたデータシェアリングの現状と課題 製薬企業における臨床試験データシェアリングの意義と課題 ヘルスケア・データシェアリングの拡大に向けた法制度の課題と展望 TOPICS【疫学】亜鉛欠乏症――日本人の血清亜鉛濃度の現状とその特徴 TOPICS【小児科学】胎便に含まれるヒト由来タンパク質の在胎週数によるプロファイル 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】21.脊髄損傷に対するヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞移植療法の新たな治療戦略 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】12.サイコオンコロジー 連載【イチから学び直す医療統計】4.ランダム化とは FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】7.医療観察法医療の現状と課題――通院処遇
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:第1土曜特集 肥満症――代謝異常から全身性疾患へのパラダイムシフト 企画:小川 渉(神戸大学大学院医学研究科橋渡し科学分野代謝疾患部門) ・「肥満症」は単なる代謝異常にとどまらず,心血管疾患,呼吸器疾患,運動器疾患,女性医学領域,さらにメンタルヘルスや感染症に至るまで,さまざまな健康障害と関連する全身性の疾患として理解されつつある. ・肥満症治療薬は,体重の減少を主要評価項目とした試験だけでなく,MASLDや睡眠時無呼吸症候群,運動器疾患など,さまざまな健康障害を主要評価項目とした臨床試験も進行しており,今後はより広範な健康障害に対する適応の拡大が期待される. ・本特集では,肥満症の定義や治療法の最新動向に加え,肥満に関連するさまざまな疾患における治療戦略について,各領域の専門家が解説する.新規治療薬の開発状況やデジタルセラピューティクス(DTx)の応用,リアルワールドデータの活用など,今後の肥満症診療に欠かせないトピックについても取り上げる. 目次 はじめに 【扉】■総論 肥満症の概念と肥満症治療総論 肥満の成因――遺伝的要因の観点から 肥満症薬物療法の現況 減量・代謝改善手術の現状 【扉】■肥満関連疾患の治療戦略 肥満2型糖尿病に対する外科治療――減量・代謝改善手術 肥満症と心不全――減量は新たな心不全の治療戦略となりうるか? 肥満とMASLD/MASH 肥満関連腎臓病(ORG)の病態生理とその治療 肥満症と呼吸器疾患 運動器疾患への肥満/肥満症の影響と減量の効果 肥満と女性ヘルスケア 高齢者の肥満・肥満症の管理 肥満症は自己責任の病気ではない――心身両面から各患者を理解し,オーダーメードで治療を考える 感染症のリスクとしての肥満/肥満症 【扉】■トピックス 開発中の肥満症治療薬 肥満症診療におけるリアルワールドデータベースの構築と展望――J-ORBITの取り組み 女性のやせと低栄養の健康課題――女性の低体重/低栄養症候群 肥満症治療薬の適正な使用のために
  はじめに(鈴木 穣)
  医療とデータ:イギリスでのゲノム医療のあり方から得た気づき(鈴木 穣・鎌谷洋一郎)
総論:マルチオミクス解析の基盤と技術
  集団ゲノミクス研究の最新動向(鎌谷洋一郎)
  マルチオミクス解析による疾患病態解明とゲノム個別化医療の展望(藤本凜太郎・岡田随象)
  マルチオミクス研究推進基盤としてのバイオバンク(木下賢吾)
  バイオバンクのゲノムデータを上手に活用するためには(河合洋介)
  リピドームアトラス構築のための空間マルチオミクス解析(有田 誠・他)
  深層生成モデルが解き明かす一細胞・空間オミクスに潜む多様性(小嶋泰弘)
  深層生成モデルによるマルチオミクスvelocity解析(島村徹平・野村怜史)
  機械学習を用いたオミクスデータ統合解析(杉本 光・川上英良)
  空間オミクス解析の進展(米山幹太・他)
  プロテオゲノミクスにおける質量分析法の進展(川島祐介・小原 收)
疾患別マルチオミクス解析の最新動向
 がん
  胃がんの多様性を紐解くマルチオミクス解析(垣内美和子・石川俊平)
  肝がんのマルチオミクス解析(長岡克弥・田中靖人)
  大腸がんにおけるがん微小環境(炎症機構・免疫寛容)の解明(三森功士)
  マルチオミクス解析による血液がんの病態解明と臨床への展開(亀田拓郎・下田和哉)
  マルチオミクス解析が切りひらく乳がんの個別化医療(西村友美)
 循環器
  オミクス解析による精密医療の実現(野村征太郎)
  シングルセル遺伝子発現解析で紐解く生体内心筋リプログラミングによる抗線維化(前田高志・他)
  循環器疾患におけるSASP因子の意義(清水逸平)
 代謝・内分泌
  マルチオミクス解析による代謝病態の解析(戸田郷太郎・山内敏正)
  腎疾患のUpdate(三村維真理)
 神経・精神
  大規模ゲノム・オミクス解析による日本人の認知症研究(尾崎浩一)
  睡眠と精神神経疾患─病態理解への新たなアプローチ(稲垣史保・他)
 免疫・感染症
  自己免疫疾患におけるMR1拘束性αβT細胞サブセットの役割(柴田健輔・山崎 晶)
  VeDTRマウスシステムによる免疫細胞サブセット解析(山本雅裕)
  RNA分解制御による免疫調節(三野享史・竹内 理)
  リウマチ性疾患のマルチオミクス解析(藤尾圭志)
  顎関節症の謎を紐解く─統合解析という突破口(矢野文子)
  シングルセル解析によるウイルス感染ダイナミクスの時空間的理解(麻生啓文・他)
  呼吸器系ウイルス感染症重症化の分子機序─2光子生体イメージングとオミクス解析による新展開(植木紘史・河岡義裕)
 社会実装に向けた取り組み
  オミクス解析の出口戦略─全ゲノム解析等実行計画(土原一哉)

 次号の特集予告

 サイドメモ
  統計,機械学習,深層学習
  認知症の遺伝的背景とその臨床的有用性
  SubLDT
  T細胞受容体遺伝子トランスジェニックマウス
  テトラマー
  マスター転写因子
  マスサイトメトリー
  RNA分解機構
  RNA結合タンパク質(RBP)
  顎関節症(TMD)とは
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:レーザー医学の最前線――知られざる現状とその新展開 企画:中村哲也(獨協学園姫路先端医療研究センター長,特定非営利活動法人日本レーザー医学会前理事長・顧問) ・日本レーザー医学会が認定するレーザー専門医となるには,11の基本領域学会認定の専門医が安全教育講習会を受講し,試験に合格することが必要条件である. ・レーザー専門医は,レーザーとその生体作用,治療の原理,臨床現場における正しい管理法と使用法など,レーザーに関する十分な知識を持ち,より精度の高い安全なレーザー医療を提供することができる. ・本特集では,レーザー医療の安全対策や,各領域におけるレーザー治療など,日本におけるレーザー医学の知られざる現状とその新展開について,各領域のエキスパートが解説する. 目次 はじめに レーザー医療の安全対策――日本レーザー医学会安全教育委員会の取組を中心として レーザー専門医の現状と今後の展望 皮膚科,形成外科領域のレーザー治療 低出力レーザーによる痛みの治療 悪性脳腫瘍に対する光線力学的療法 消化管領域における光線力学診断と光線力学療法 がんの近赤外光線免疫療法 TOPICS【輸血学】iPS細胞技術を活用したユニバーサル血小板製剤の開発と社会実装 TOPICS【認知神経科学】霊長類の柔軟な意思決定を支える神経回路 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】20.心不全に対する再生医療の現状と展望 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】11.親による定期接種のワクチン拒否 連載【イチから学び直す医療統計】3.交絡とその制御方法 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】6.医療観察法における入院処遇
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:ストレス応答の分子メカニズム―最新知見と臨床応用への展望 企画:武川睦寛(東京大学医科学研究所分子シグナル制御分野) ・生命は恒常性維持のために,翻訳後修飾,複合体形成,転写制御,代謝調節など,多階層にわたる情報伝達システムのネットワークを形成し,さまざまな物理化学的ストレス刺激に対して細胞レベルで適切に応答している. ・このようなストレス応答が破綻すると,組織障害や慢性炎症,ゲノム不安定性などを引き起こし,がんや神経変性疾患,生活習慣病,免疫異常などの発症や病態に深く関与することが近年明らかになりつつある. ・本特集では,ストレス応答の分子メカニズムとその破綻がもたらす疾患発症機構について,最新の研究成果を紹介する.ストレス応答研究のさらなる発展と,臨床応用への橋渡しに貢献することを期待したい. 目次 はじめに ストレス応答性キナーゼMKK4を標的とした肝疾患治療法の開発 ストレス応答性シグナル伝達のユビキチン修飾を介した制御 酸素をめぐる生体応答とその生理的・病理的意義 DNA損傷応答機構とその関連疾患 小胞体ストレス応答の分子機構および疾患治療を見据えた研究の現状と課題 脊髄小脳変性症原因因子Ataxin-2によるストレス顆粒形成のメカニズム ストレスによる細胞老化誘導と疾患 熱ストレス応答によるタンパク質の恒常性維持と神経変性疾患 TOPICS【神経精神医学】精神科診療における適応外使用 TOPICS【癌・腫瘍学】膵がん診断を補助する体外診断用腫瘍マーカー apolipoprotein A2-isoforms 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】19.網膜色素変性症に対するiPS細胞由来網膜オルガノイドシート移植治療――現状と最近の研究について 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】10.人工栄養の差し控え・中止 連載【イチから学び直す医療統計】2.観察研究の計画 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】5.わが国における矯正精神医療の位置づけと役割
医学に関する最新情報を基礎・臨床の両面から総合的に幅広い視点で紹介している医学総合雑誌のパイオニア! 本号の特集:機能性神経障害(FND;ヒステリー)診療の近年の革命的変化――COVID-19の影響も踏まえて 企画:園生雅弘(帝京大学医療技術学部視能矯正学科,同医学部脳神経内科) ・かつて“ヒステリー”とよばれた疾患である機能性神経障害(FND) は,老若男女問わず罹患しうるという疫学面,“機能性”を中核に置く用語面,病型や合併病態についての認識など,変革が起こり続けている. ・FNDに対する治療の進歩は近年特に顕著であり,現状は脳神経内科医,リハビリテーションが二本柱となっているが,心理・精神科的対処も含めた集学的治療の今後の発展が望まれる. ・本特集では,多くの診療科の医師に知っていただきたいFND診療・研究の最新動向について,COVID-19の後遺症として報告されているなかに多数のFNDが紛れている状況について論じる. 目次 はじめに FNDの歴史と近年の革命的変化 機能性筋力低下 機能性不随意運動 心因性非てんかん発作――脳神経内科医・精神科医のための実践的アプローチ 新型コロナウイルス感染症後遷延症状およびCOVID-19ワクチン接種とFND FNDと神経生理 脳神経内科医によるFNDの治療 FNDのリハビリテーション TOPICS【神経精神医学】脳卒中後うつ病とアパシー TOPICS【放射線医学】高輝度放射光の医学・医療分野への応用 連載【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】18.角膜再生医療の最先端 連載【ケースから学ぶ臨床倫理推論】9.モラルディストレス:医療現場における倫理的苦悩 連載【イチから学び直す医療統計】はじめに――医学研究に統計学は必要? 連載【イチから学び直す医療統計】1.医学研究データの特徴とまとめ方 FORUM【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】4.裁判員制度における精神科医の役割
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  • 発行間隔:[紙版]隔週刊  [デジタル版]週刊
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