外交フォーラム 12月号 (発売日2004年11月08日) 表紙
  • 雑誌:外交フォーラム
  • 出版社:都市出版
  • 発行間隔:月刊
  • サイズ:B5判
外交フォーラム 12月号 (発売日2004年11月08日) 表紙
  • 雑誌:外交フォーラム
  • 出版社:都市出版
  • 発行間隔:月刊
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外交フォーラム 12月号 (発売日2004年11月08日)

都市出版
特集

日本の中央アジア外交
ソ連邦が崩壊し、連邦内の共和国が独立国家となって、十数年が経過した。その国家建設の道のりは、険しい。旧ソ連時代の地域のトップがそのまま大統領に就任したため国民は共産主...

外交フォーラム 12月号 (発売日2004年11月08日)

都市出版
特集

日本の中央アジア外交
ソ連邦が崩壊し、連邦内の共和国が独立国家となって、十数年が経過した。その国家建設の道のりは、険しい。旧ソ連時代の地域のトップがそのまま大統領に就任したため国民は共産主...

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外交フォーラム 12月号 (発売日2004年11月08日) の目次

特集

日本の中央アジア外交
ソ連邦が崩壊し、連邦内の共和国が独立国家となって、十数年が経過した。その国家建設の道のりは、険しい。旧ソ連時代の地域のトップがそのまま大統領に就任したため国民は共産主義のくびきからは容易に解放されえない。一方、国際機関などからは短期間のうちに民主化、自由主義経済化の目に見える成果を求められる。そして9・11テロ事件勃発、中央アジアをめぐる戦略環境が大きく変わる……。ロシア、中国、インド、パキスタン、イラン、アフガニスタン、欧州に囲まれた国際安全保障の要、中央アジア地域のこれまでの道程と日本との関係に迫る。

対談
「モンゴル時代」から見る世界史
/山内昌之/杉山正明
かつてユーラシア全土を統一したモンゴル帝国。その影響は、ロシア、中国、中東、そして中央アジア諸国にも及ぶ。モンゴルとイスラムを主たる専門とする歴史家が、ユーラシアの歴史を文明論的観点から読み解き、中央アジアの抱える今日的課題を浮き彫りにする。

10月の中央アジア文化ミッションに同行して
/山内昌之

対中央アジア政策の新展開――「中央アジア+日本」
/小松一郎
日本にとって、中央アジア諸国はその地理的特性、豊富な資源、そして政治発展のモデルケースとしても重要な意味をもつ。1997年以降緊密な関係を築いてきた日本は、本年8月の川口外相(当時)の訪問により、中央アジア諸国との二国間・地域レベルでの協力推進に合意した。こうした政策は世界的にも注目されており、今後はASEANや西バルカン諸国に対する地域内自助努力支援の経験を活かした、着実なフォローアップが鍵となる。

鼎談
ユーラシアの地殻変動にどう対応するか
/石郷岡健/山崎亜也/孫崎享
中央アジアの経済はようやく独立前の状態に戻ったものの、政治体制の問題も含め、発展のための道筋は立っていない。これまで日本のODAは、戦略的利益というよりも、むしろ中央アジア諸国との信頼醸成を目的としてきた。地域の資源をめぐり大国がしのぎを削る中で、日本は「地域内協力」の促進や文化交流の拡大等、独自のアプローチをとっていくべきであろう。

カスピ海石油・天然ガス資源開発をめぐる地政学
/輪島実樹
カスピ海の資源量はいわれているほど多くもなく、その重要性はむしろ地政学的側面にある。パイプラインを巡る米国とカスピ海諸国の協力は、ロシアの影響力を防ぐ狙いがあった。最近では企業を筆頭に経済的実利重視の対応が目立っており、輸送問題の「脱政治化」が進んでいる。だが、カジャガン炭鉱の成功、そして中国の進出により、カスピ海資源開発は、再び地政学的重要性を帯びることとなろう。

発展に向けた三つの課題と日本への期待
/ティムール・ダダバエフ
冷戦後の中央アジア諸国は、民族対立やテロリズムへの対処、市場経済化への移行、国家依存的な国民のメンタリティの克服等の課題を抱えている。さらに、域内の資源配分や国境設定をめぐる紛争などは、一国のみでは解決が不可能な問題である。日本は自国の利益を考慮に入れつつも、地域全体を巻き込むような方法で、中央アジア諸国の自立を促すかたちでの支援が求められている。

日本はなぜ中央アジアにコミットするのか
/田中哲二
1991年にソ連邦が崩壊し、連邦内の共和国が独立した共和国になった。建国の過程13年を経た中央アジアの国々は現在どのような問題を抱えているのか。日本はどうかかわっていくべきか。

ウズベキスタン、タジキスタン在勤実感
/河東哲夫
多種多様の人種や民族が混住する中央アジア。2つの国の歩みを目にしてきた筆者が、当時を振り返る。

現地レポート
草原文化の再生へ向けて
/黒川紀章
サッカーは国民の勇気と自信の源
/藤田一郎
トルクメニスタンに駐在して
/小澤誠
カザフスタン、映画制作物語
/佐野伸寿
カザフスタン文化繁栄のために
/ライハン・ウンガロヴァ

資料篇 中央アジアとは

カラー・グラビア 魅惑の中央アジア


特集外

小泉総理の中南米訪問
新パートナーシップ構築に向けて
/坂場三男
国際社会における中南米地域の重要性が増す一方、日本と中南米諸国の政治・経済的繋がりは過去10年間に減少の一途を辿っている。9月の訪問で小泉総理が示した構想は、経済、安保、環境、そして人的交流の面で、中長期的に中南米と再度緊密な交流を築くことを狙ったものであった。歴史的に日本との関わりが深く、親日国の多い中南米地域との関係を強めることは、日本の資源外交、そして中南米と東アジアの地域間の関係構築という観点からも重要である。

現代のオストラシズム
―ラテンアメリカの民主主義が提起する問題
/富田与
1980年代以降のラテンアメリカでは、軍政から民主政への急速な移行が進んでいる。その過程で目に付くのが市民の直接的意思表明からなる大統領の離任劇である


連載

カラー・グラビア 大学ゼミ訪問 第72回
成城大学 大隈宏ゼミ

悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
/石田紀郎/嶌信彦

談話室 第79回
日本人と中央アジアの人は心が同じ民族です
/中山恭子

戦後経済外交の軌跡 第2回
占領下の日本とアメリカ
/井上寿一

よみがえる絵、追いかける言葉 第3回
瞬間と幻惑と……
/藤原章生

WTOからみる国際社会との付き合い方 第6回
「下着事件」と「バナナ事件」
/鈴木庸一


書評フォーラム 選評 苅部直
『〈私〉の愛国心』
『ニート』
『安息日の前に』

外交フォーラムの内容

  • 出版社:都市出版
  • 発行間隔:月刊
  • サイズ:B5判
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国際社会の中で、日本の外交はどうあるできか。内外の著名な筆者が問題の核心を鋭く分析、世界の動きがリアルにつかめる情報を満載。研究者・ビジネスマン・官界・学生をはじめ国際問題に関心ある人々の必読誌として1988年の創刊以来、高い評価を得る。

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