画像ラボ 発売日・バックナンバー

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■特集:'08年度注目された画像関連機器写真集

■解説
アーク溶接現象の画像計測/産業技術総合研究所/小川洋司

 溶接プロセスの画像計測では、溶接プロセスで発生する光の性質を理解することが最も重要であるため、本稿では、まずその基礎的な特徴を説明し、次いで個々の計測技術の現状について簡単に紹介する。


道路交通にもたらす緊急地震速報の影響/千葉大学/丸山喜久・山崎文雄

 道路交通に緊急地震速報が与える影響に関するドライビングシミュレータを用いた実験的検討、マルチエージェントシミュレーションによる解析結果など一連の研究成果について解説し、高速道路で緊急地震速報を受信した際の望ましい運転行動を提示する。


選択的注意による視聴覚事象の対応付け/名古屋大学/西堀研人・工藤博章・竹内義則・松本哲也・大西 昇

 選択的注意は、情報を外部から取り入れる上で重要な機構である。ここでは、ロボットが「物体」と「音」の関係を学習する際の雑音耐性のために取り入れた。特に視覚と聴覚情報を相互に利用したものである。


電子ホログラフィにおける非点収差補正の検討/情報通信研究機構/妹尾孝憲・三科智之・奥井誠人

 再生光学系のハーフミラーで生じる非点収差現象を解析し、逆の収差を持つ線光源で被写体の標本点を置き換えてホログラムパターンを求めることで補正する方法を紹介する。


○複素アダマール変換を用いた秘密情報のディザ画像への埋込み/明治大学/田中賢一

 CGHにおける回折計算であるフーリエ変換を複素アダマール変換に置き換えたCGPHを合成し、ディザ画像に対してCGPHを埋め込む方法を応用例として提案し、その性質について検討した。


自然特徴点ランドマークデータベースに基づく静止画像からのカメラ位置・姿勢推定/奈良先端科学技術大学院大学/佐藤智和・薄 充孝・中川 知香・横矢直和

 あらかじめ全方位型マルチカメラシステムを用いて撮影した全方位動画像から自然特徴点を抽出し、これをランドマークとしてデータベースに登録しておくことで、静止画像1枚を入力としたカメラ位置・姿勢推定を実現する手法を紹介する。


放射光マイクロCTでの腫瘍標本観察/高輝度光科学研究センター/梅谷啓二

 大型放射光施設 SPring-8で、10M画素CCDを使ったX線画像検出器を開発し、新たな癌治療法の開発を目指し腫瘍標本の3次元マイクロCTでの観察へ適用した。


○インテグラルフォトグラフィにおける要素画像重複記録の低減/情報通信研究機構/三科智之・山本健詞・大井隆太朗・奥井誠人

 インテグラルフォトグラフィ撮影における要素画像間の重複記録を低減するための光学系として、フィールドレンズの焦平面に設置された開口が有効であることを示し、光学実験によりその低減効果を実証した。


自己組織化アルゴリズムを用いたデータ配置最適化による高速類似画像検索/日立製作所/松原大輔・廣池 敦

 数百万から数千万件の大規模ベクトルデータを対象とする類似画像検索システムを開発した。高速検索を行うためのデータ配置最適化技術及びデータ追加に対応した逐次クラスタリング技術について紹介する。


○リアルタイム顔ブレンディング/東芝/湯浅真由美・山口 修

 14個の顔特徴点を自動的に検出し、それらの特徴点を利用して顔画像と3次元標準顔形状モデルとの対応付けを計算する。モデルと対応付けられた2つの顔画像をブレンディングすることで、モーフィングのような合成画像を高速かつ自然に生成することができる。


1次元位相限定相関法に基づくステレオ画像の高性能対応付け手法/山武/長嶋 聖・中島 寛・小林孝次/東北大学/宮澤一之・柴原琢磨・沼 徳仁・青木孝文

 1次元位相限定相関法に基づくステレオ画像の高性能対応付け手法を紹介する。本手法により、ステレオビジョンを用いて高精度かつ高速に3次元計測が可能となる。実験より、物体の形状をサブミリ精度で計測できることを示す。



■話題の製品と技術
デジタルインターフェースの現状と展望/日本インダストリアルイメージング協会/黒澤智明

 08年11月に開催されたVISION Japan 2008において講演したJIIA公開セミナー「デジタルI/Fの展望」の講演スライドに若干の説明を補足し、マシンビジョンシステムにおけるカメラ・インターフェイス・プロセッサに関する動向について紹介する。


半導体設計におけるグーグルアースの活用/ジェム・デザイン・テクノロジーズ/村田 洋

 グーグルアース/グーグルスケッチアップを有効活用したSyarwm-in-Package(SiP)の設計手法と、それを実現する弊社設計ツールGemView,GemPackageについて紹介する。


新世代総合画像処理ライブラリMatrox Imaging Library9.0の全貌/キャノンITソリューションズ/稲山一幸

 Matroxの技術遍歴を辿りながら、MIL本来の特性、従来機能の再確認から最新機能紹介に至るまで、節目を迎えた新世代画像処理ライブラリMatrox Imaging Library9.0の全貌を紹介する。


高輝度で立体的なホログラム/大日本印刷/河合直樹・鈴木慎一郎

 大日本印刷は、高輝度・高精度で立体画像が浮かび上がって見える新タイプのホログラム「レリーフグラムTM」を開発した。レリーフグラムの特徴と立体像を発現するための技術について紹介する。


産業用レンズの種類・用途・技術動向/京セラオプテック/武井正一

 最近では、画像処理の進歩により様々な計測が可能となっている。特に撮像デバイスの高解像度化、高速化の進歩は著しい。これに先導される形で、中期的に見ると光学系も進化を続けている。そこで従来~現在~次世代にわたりレンズや光学系の進化について説明する。



■シリーズ
映像が繋ぐ技能伝承 第4報/職業能力開発総合大学校/澤 武一・海野 邦昭

 技能を経営に結び付け、オンリーワンのものづくりを行うための技能伝承の考え方と映像で技能を伝える技能伝承用の映像教材(ビジュアルマニュアル)を作成するためのポイントについて報告する。



■コラム:マルコーニの彼方へ
○思考停止からエポケーへ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
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■解説
没入型拡張現実感ディスプレイAR Viewとオクルージョン表現/慶應義塾大学/小木哲朗

 従来多く使われてきたHMDではなく、没入型ディスプレイ技術を用いた拡張現実感ディスプレイの開発を行った。特に、仮想物体と現実物体の間のオクルージョンを表現するために導入した、照明プロジェクタ技術について説明する。


3D形状データからの紙模型用展開図作成作業の効率化/筑波大学/三谷 純

 3DCG/CADソフトウェアでデザインされた形を手軽に実体化する手法として紙模型に着目する。展開図作成後に3D形状の変更が生じた場合の手戻りのコストを低減するために、展開図を自動更新する手法を提案する。


アフィン変換近似推定による一般背景下の群衆中の顔認識/香川大学/服部哲郎・泉 哲也

 本稿では、正面顔写真のような1つの顔パターンのみが事前登録されているという条件下で、複数人物画像における知人などの照合すべき顔が存在するか否かを判断し、その顔領域を特定する問題を扱う認識方式を提案する。


Mixed Reality空間における実物体の多重化/慶應義塾大学/山本 峻・岡田謙一

 複数の作業者が1つの実物体を対象に作業をする際に生じる、作業者同士の干渉と操作の見失いを軽減するために、実物体を多重化して各自が占有しながらインタラクション情報を共有する協調作業支援を複合現実感技術を用いて実現した。


高解像度液晶パネルを用いたインテグラルビテオグラフィ立体ディスプレイ/日立製作所/小池崇文・及川道雄・小林美保・宇都木契

 高解像度液晶パネルとレンズアレイを用いた裸眼立体ディスプレイであるインテグラルビデオグラフィ立体ディスプレイの研究開発を数年に渡り進めてきた。本稿では、インテグラルビデオグラフィ立体ディスプレイを情報量の観点から整理し、その設計方法と、デバイス技術、アプリケーションについて述べる。


アクティブ二階差分方式による人物動き検出/三菱電機/林健太郎・平井敬秀・竹内浩一

 本稿では、様々な人物検出アプリケーションに適用可能な、アクティブ光源を用いたアクティブ二階差分方式による人物動き検出技術について述べる。また、人物の動きを検出する応用についても述べ、本方式の有効性について考察を加える。


映像文法の紹介/NTTサイバーソリューション研究所/嶌田 聡

 制作者のメッセージを表現した映像を作成するには、別の場面を撮影した映像や異なる構図やアングルで撮影した映像の断片であるショットをつなぐ編集が必要になる。本稿では、映像編集を行うための基本的な規則である映像文法について紹介する。


遮蔽物体除去映像のオンライン生成/慶應義塾大学/榎本暁人・斎藤英雄

 本稿では、全てのカメラが固定されておらず、ユーザーによって自由に動き回っているという状況において、各カメラが他のカメラの支援をお互いに行う事のできる複数カメラシステムを用いて、各カメラ視点において遮蔽物体を除去した映像のオンライン生成法を提案する。


レーザポインタと画像認識による3次元情報入力装置/三菱総合研究所/飯尾 淳

 レーザポインタとウェブカメラを用いて、簡単に構築できる3次元情報入力装置を開発した。合わせ鏡、プリズム、回折格子を利用した3種類の実装方法と位置推定の基本的なアルゴリズムについて解説する。



■特集:最新のセキュリティ
パソコンでの電子透かし処理技術/日立製作所/山田隆亮

 電子透かしは映像データの中に、人の目には気づかれない様に埋め込まれていて、絵柄と一体化しているため、これを除去することは難しい。パソコン上のソフトウェアで電子透かし埋め込みをリアルタイムに行う高速化技術、および記録映像に電子透かしを埋め込み、不正利用抑止・改ざん検知する技術を紹介する。


切り抜き映像の原本性を保証する技術/富士通研究所/吉岡孝司

 監視カメラ等の普及に伴い、記録されるデジタル映像を証拠として利用するための証跡管理が求められ始めている。本稿では、映像データが改ざんされていない事の保証とプライバシー保護等のための切り抜き編集を同時に実現する技術を紹介する。



■特集:スポーツと画像処理技術
数値列化したイベントシーンの学習による野球イベント識別手法の実試合映像への適用/NHK放送技術研究所/望月貴裕・藤井真人・柴田正啓

 本稿では、ダイジェスト映像を処理対象としていた映像のパターン化によるシーンの数値列化に基づくイベント(ホームラン・シングルヒット・四球など)識別手法を試合全体映像に適用するフレームワークを提案し、さらにイベントの間の区間に含まれる試合状況に関する情報を用いて、識別結果に修正を加える手法を提案する。


ウォークスルー自由視点映像生成システムについて/KDDI研究所/石川彰夫・メヒルダドパナヒプルテヘラニ・酒澤茂之・小池 淳

 スポーツイベントで競技場の中の視点から見た映像(ウォークスルー映像)を生成する手法を提案する。提案手法のフレームワークは、実空間の局所領域への分割であり、局所領域毎に光線空間法を適用している。



■話題の製品と技術
「Image-pro Plus」画像計測応用例/日本ローパー/増田健三

 画像から様々なデータを取り出す画像解析の定番ソフトImage-Pro Plus。その主な機能やいくつかの応用例、およびマクロ機能を使ったインタラクティブな作業例を紹介する。



■製品ガイド
○レンズガイド/編集部

■コラム:マルコーニの彼方へ
○純喫茶を探せ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
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■解説
○地理情報システムのための車載カメラ映像からの道路標識の認識/豊橋技術科学大学/金澤 靖・菅谷保之

 本稿では、地理情報システムに道路上の標識データベースを載せるために、車で巡航しながらビデオカメラで撮影した前方の映像から、映像内にある道路交通標識を認識する方法を紹介する。


○屋外環境におけるシーン複合画像を用いた移動体の遠隔操作/電気通信大学/伊藤誠崇・松野文俊/茨城大学/城間直司

 我々は、移動体の遠隔操作を容易に行うために、移動体を俯瞰視点から見た画像を操縦者に提示する手法の研究を行ってきた。本稿では、本手法の紹介と3次元位置・姿勢推定情報を用いて屋外環境に適応させた実現例について述べる。


○バーチャル・ロケーションハンティング/新潟大学/菅原彩子・山本正信

 映画の制作において、ロケ地の選択には費用や時間がかかる。そこで、撮影前に映画の出来栄えを評価できるよう、CGを使用した撮影シミュレーションによりロケーションハンティグが行えるシステムを提案する。


○中国の立体映像の動き/日中CG文化交流協会/大島景紘

 近年、中国の立体映像についての研究・コンテンツの製作及び立体映画施設の建設は目覚しい成果を実現した。もともと医学・軍事・航空などの分野においての立体技術では世界でも非常に高いレベルを誇っていた中国の立体映像技術について紹介する。


○CT像からのPoint Spread Function測定法/徳島大学/河田佳樹・仁木 登

 本稿では、血管などの人体構造のCT像からPSFを測定する手法の開発を目指した基礎研究として、血管形状を円柱を考え、2mm程度の径を有する円柱を対象とした拡大再構成をしないCT像からPSFを測定する手法を紹介する。


○ユビキタスエコーにおける組織境界鮮鋭化/産業技術総合研究所/椿井正義・福田 修・ト 楠・上野直広

 超音波画像計測装置「ユビキタスエコー」における、モルフォロジーによるエッジ鮮鋭化の実装方法を紹介する。スペックル粒径に対応した構造要素の決定と高速演算によって、体組成の計測精度が向上する。


○キャラクタ操作のためのインターフェイス/Carnegie Mellon University/白鳥貴亮・Jessica K.Hodgins

 2006年任天堂が新しいゲーム機Wiiを発売し、多くの人々がその新しいコントローラーに注目した。本稿では、Wiiリモコンの持つ加速度センサに注目し、物理シミュレーションに基づくキャラクタの動きを操作するためのインターフェイスの設計について、ユーザーテストの結果を踏まえて考察する。


○形状編集機能を包含した3次元画像処理システム/岩手県立大学/土井章男・鈴木聡史・山佐史人・松井佳一・伊藤史人/ジェー・エフ・ピー/女鹿幸夫・伊藤 忍

 本稿では、VE Ver.3.0の機能の概要について述べる。特に形状再構成機能について、具体例を挙げながら、その概念や操作方法を説明する。



■特集:物体認識にチャレンジ
○一般物体認識にチャレンジ/中部大学/藤吉弘亘

 一般物体認識とは、実世界シーンを制約のない状態で撮影された画像中から、どのような物体が画像内に存在するか、どのようなシーンであるかを一般的な名称でコンピュータが認識することである。本稿では、一般物体認識の問題、現在解決できている問題とそのアプローチについて述べる。


○統計的学習法を用いた物体認識における特徴量の進化/オムロン/山下隆義

 本稿では、画像の中から顔や人などの特定の物体を認識するために必要な、特徴量を統計的な学習手法の進化の側面から分類する。


○Bag-of-Featuresによるカテゴリー認識/電気通信大学/柳井啓司

 本稿では、今日の一般物体認識ブームのきっかけとなった、一般物体認識における最も重要な手法の一つである画像のbag-of-features表現について解説する。


○物体認識における照合の高速化/大阪府立大学/黄瀬浩一・岩村雅一

 局所特徴量を用いた物体認識においては、画像から抽出される局所特徴量の数が膨大となることが大きな問題であった。本稿では、その問題を解決する一つの方法として、近似最近傍探索の利用について述べる。



■話題の製品と技術
○携帯カメラ高画質化技術/日本電気/加藤 聰

 520万画素カメラ、顔検出機能付きAF、ダブル補正機能、PictMagic・らのカメラ高画質化技術を搭載したN905i。本稿では、NECが他社に先駆けて取組み、先行して来たダブル補正・PictMagic・について紹介する。


○静止画6自由度、動画4自由度対応の電子式手ブレ補正/モルフォ/平賀督基・西谷友希

 ラマン散乱光は極めて微弱であり、従来はこのような微弱光で顕微鏡を作ることは困難であると考えられていた。しかし近年、周辺技術の発展により実現が可能になった。ここでは、ナノフォトン社のRAMAN-11を実例としてラマン顕微鏡について解説する。


○ラマン顕微鏡/ナノフォトン/大出孝博

 近年における携帯電話は、高機能化が進み、メガピクセルカメラは当たり前となり、オートフォーカスや光学ズーム、手ブレ補正といった機能が搭載されている。本稿では、携帯電話における「手ブレ補正」に焦点をしぼり解説する。



■シリーズ
○映像が繋ぐ技能伝承 第3報/職業能力開発総合大学校/澤 武一・海野邦昭

 本報では、考案した映像教育法を実施し、訓練生の技能レベルを実験的に評価した。その結果、映像教育法は従来教育法よりも訓練生の技能レベルを確実に向上させ、定着さえ得る事がわかったので報告する。



■コラム:マルコーニの彼方へ
○モラル崩壊、ルール無視/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
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■解説
講義自動アーカイブシステムの開発/京都大学/丸谷宜史・角所 考・美濃導彦/大阪工業大学/西口敏司

 本稿では、我々がこれまでに開発してきた実際の講義を記録対象とした講義自動アーカイブシステムの構成と、アーカイブのインデキシングを目的とした講師のふるまいの認識に対する取り組みについて述べる。


衛星画像を用いた都市部における車両検知/静岡大学/佐治 斉・佐藤史耶

 本研究は、都市部における交通情報の広域一括把握を目標とし、近年入手が容易になっている衛星画像とデジタル地図に対して、様々な画像処理技法を適用することで、広域路上における車両を自動検知する手法を提案する。


○輝度値のヒストグラムによる領域分割に基づく画像高解像度化手法/長崎大学/今村弘樹・藤村 誠・黒田英夫

 本研究では、高解像度化する画像のみを用いる手法における従来手法の課題を解決するために、輝度値のヒストグラムによる領域分割に基づく画像高解像度化手法を提案する。


○振幅限定対数ラドン変換を用いたパターンマッチング/近畿大学/長谷川誠

 本稿では、振幅限定対数ラドン変換を用いたパターンマッチングについて解説する。パターンマッチング法には種々の方法が提案されているが、本方法は被写体の平行移動・回転・拡大縮小に強いパターンマッチング方法である。


画像とテキストの利用による同一ニュースの言語横断検索/名古屋大学・国立情報研究所/井手一郎/名古屋大学(現:シャープ)/小川 晃/岐阜聖徳学園大学/高橋 友和/名古屋大学/村瀬 洋

 本稿では、各国において様々な言語で放送されたニュース映像から、同じ出来事について報道されたニュースストーリを自動的に検出する手法を紹介する。


複数カメラを利用した画像の注目領域検出法/大阪市立大学/鳥生 隆

 複数個のカメラで撮影した画像に対して主成分分析を施すことを特徴とする画像の注目領域を算出する手法を提案した。対象が含まれていない画像をもとに照明条件を推定するので照明条件の変化に頑強である。


多視点画像を使って焦点ぼけ画像を生成するフィルタ手法/東京工業大学/久保田彰

 本稿では、取得された多視点画像を用いて、仮想的に焦点合わせや絞りを変化させた画像(任意焦点画像)を生成する新しい手法を解説する。


○最新のマシンビジョンカメラ用性能表示規格EMVA1288技術編“規格書を読む”/日本インダストリアルイメージング協会/名雲文男

 EMVA新規格書は、数学モデルをベースにして仕様値パラメータの物理的内容、性能測定法、そして測定値から仕様値を算出するプロセスとを記述するが、本稿はこれらの各ステップにそれぞれに対応した独自の図表を中心にしてこれらを(原典を読むより幾分か)分かりやすく解説する。



■特集:高齢ドライバの交通安全に向けた新たな取り組み
高齢ドライバの運転能力測定シミュレータ/名城大学/中野倫明・川澄未来子・山田宗男・山本 新

 近年増加の一途にある高齢ドライバの交通事故を低減するためには、自身の運転能力の低下度合いを自覚してもらうことが必要であり、運転に必要な各種能力を総合的に測定。評価可能なシステムの開発が急務であると考えられる。本稿では、運転に不可決な有効視野、視力および認知。判断能力を運転模擬状態で測定。評価可能な手法およびそのシステムについて紹介すると共に、高齢者での評価実験を行った結果についても併せて示す。


高齢ドライバの運転視力測定システム/名城大学/山田宗男・山崎初夫・山本修身・中野倫明・山本 新

 一般に、運転に必要とされる視覚、認知、判断能力は加齢に伴い低下する傾向にあるが、多くの高齢者は自身の能力低下を自覚していないことにその原因の一端があるといわれている。本稿では、運転に必要とされる視覚機能を測定・評価可能な手法について述べると共に、測定システムの実現例について紹介する。


PDTによる高齢ドライバーのワークロード計測/日産自動車/広瀬 悟・柳島孝幸・小原英郎

 周辺視野内の光点に対する反応成績からワークロードを定量化するPDTを用いた実路運転の実験で、高齢ドライバは若年ドライバより反応成績が低く、ワークロードが高いことを確認した。さらに、難易度の異なる運転シーンをシミュレータ上に再現し、PDTの反応時間によるワークロードの定量化を試みた。


高齢ドライバの視行動解析/豊田中央研究所/樋口和則・國分三輝・梅村祥之/トヨタ自動車/不破本義孝・渥美文治

 近年、高齢ドライバの事故が増加しており、高齢ドライバの事故防止が社会的な取り組みとして求められている。今回、画像合成の手法を用いて危険場面を生成し、これを組み込んだ運転行動計測装置を用いて市街地走行における危険場面での高齢者の視行動を分析したので報告する。



■話題の製品と技術
全方位パノラマ画像をお気軽動画撮影Ladybugシリーズ/ビュープラス/中村心哉・林 友彦・桑島茂純

 本稿では、新に販売されるLadybug3の特徴や新機能を紹介すると共に、既存のLadybug2との相違点について述べる。さらに、同時に発表されたLadybug開発用SDKやIEE-1394bの周辺機器についても簡単に紹介する。


HALCONによる3次元画像処理/リンクス/村上 慶

 3次元画像処理の需要拡大を10年以上前から着目し、研究開発を継続した成果が今のHALCONに反映されている。本稿では、これらのHALCON3次元処理機能をわかりやすく解説する。


いつでもどこでも簡単ハイスピード撮影/ノビテック/臼井寛之

 本稿では、従来の高速度カメラの常識を打ち破るコンパクトサイズのファントムミロを紹介する。タッチパネル液晶モニタでPC不要の簡単操作。様々な用途への使用が期待できる。


紙文書に対するトータルセキュリティソリューション/日立製作所/楠 拓也・加瀬久美子

 情報漏えい等の昨今のセキュリティ事件・事故の頻発をうけて、日立では紙文書に対する様々なセキュリティソリューションを提供している。今回は、各ソリューションで活用している電子透かし技術・地紋透かし技術の概要及び適用方法を解説することによって、日立が提供するセキュリティシステムを紹介する。



■シリーズ
ITS最前線 第4回 ITSにおける画像技術の応用/東京大学/上條俊介

 近年、ITSの分野において画像センサー技術の進歩がめざましく、多くのシステムが実用化されている。本稿では、事故の早期発見と予防に貢献するシステム事例を中心に最新技術を紹介する。



■コラム:マルコーニの彼方へ
○クロスバイクのすすめ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
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■解説
三次元観察エバネッセント顕微鏡システム/奈良先端科学技術大学院大学/杉浦忠男・鈴木健太朗・湊小太郎

 本稿では、細胞の特に基底部に存在する生体分子の3次元的な分布をナノメトリックに計測する3次元観察エバネッセント顕微鏡システムについて紹介する。


絵による概念伝達/武蔵工業大学/清水由美子

 絵文字の分かりやすさは、絵と意味の関係に規定される。この根底には、人が意味理解に際して用いる2通りの方略の存在がある。語連関と知覚的シミュレーションという方略の違いに基づき、絵文字の分かりやすさを検討する。


2回の一般化ハフ変換による人の検出/徳島大学/寺田賢治

 一般化ハフ変換を2回用いた1枚の画像の人物領域抽出手法である。1回目のハフ変換では人間らしい候補をあげ、2回目のハフ変換では人間の形状のみを抽出する。これにより複雑な背景画像からの抽出も可能である。


○体験映像記録装置のための状態推測実験環境/東京農工大学/伊藤禎宣

 ユビキタス情報環境での知的活動支援は、システムがユーザーの内的状態を推測して自然に行うことが望まれる。人々の外的観測結果から内的状態の推察を試みるため、身体動作と視野や発話を高精度に同期して記録可能な実験環境を構築したので紹介する。


多項式を用いた画像探索/東北大学/大町真一郎/東北文化学園大学/大町方子

 画像探索はパターン認識やコンピュータビジョンにおける重要な課題の一つである。本稿では、多項式を用いることによりテンプレートマッチングに基づく画像の探索を効率的に行う手法を紹介する。


屋外サービスロボットのセンサシステムの開発/九州工業大学/西田 健

 移動ロボットのセンサとして広く利用されているカメラとレーザレンジファインダを組み合わせて、環境変化に頑健な計測を行うセンサシステムを開発し、屋外サービスロボットに搭載した。


イメージファイバを用いた計測システムの開発と水中微生物画像計測への応用/湘南工科大学/佐藤甲癸/オプトハイテック/石附英昭/東京都立産業技術高等専門学校/高野邦彦

 本研究では、水中に含まれる微粒子の分布状況をイメージファイバによりその場で検出するシステムを提案し、得られた画像特性について検討を行うとともに本システムを用いて海水中の微生物の計測を行い本システムの有効性を明らかにする。


色かぶりにロバストな肌領域抽出法/アルファシステムズ/白澤洋一・大瀧健太

 筆者らは、光源や撮像機器のホワイトバランス設定に伴う色かぶりにロバストな肌領域抽出法(提案手法)について検討を加えている。本稿では、提案手法の概要、ならびに色かぶりに対するロバスト性の評価実験経緯について報告する。



■特集:画像と放送
データ放送の監視を自動化した「データ放送チェッカー」の開発/読売テレビ放送/谷知紀英

 本稿では、ソフトウェアでリモコンを制御することにより、データ放送の自動巡回を実施し、エラー検出ができる「データ放送チェッカー」について紹介する。


○新しい放送型サービスの提案/NTTサイバーコミュニケーション総合研究所/石井晋司・岸上順一

 本稿では、日本でのIPTVサービスに関わる関連事業法を考慮した共通仕様の概要を示し、最も基本的なサービスとなるIP放送サービスとVODサービスの実現モデルを示す。


○MPEG高画質符号化技術/成蹊大学/杉山賢二

 動画像符号化で生じる再生画質の劣化は、符号化方式や処理により大きく異なる。そこで、標準方式としてMPEG-2とH.264を主対象とし、高画質で符号化を行うための技術とその画質評価について解説する。


個人的選好獲得システムの構築/大阪大学/新田直子・馬場口登

 我々は、テレビの視聴行動を撮影した映像から、各視聴者の個人的選好を自動的に獲得するシステムの構築を目指している。本稿は、提案システムの要素技術である、興味区間の抽出、各区間における興味度の推定、プロファイルの作成・更新方法を紹介する。


プロジェクタ投影像の超解像化/東北大学/岡谷貴之

 本稿では、複数台のプロジェクタから画像を重ねて投影することで、単体のプロジェクタよりも解像度が高く、しかも明るい画像を投影する方法について述べる。



■話題の製品と技術
フルHD対応COMSカラーカメラ/東芝 デジタルメディアネットワーク社/篠崎 宏

 フルHD対応CMOSセンサと新開発の映像信号処理エンジンの搭載により、小型・軽量ながら1080Pの高解像度と色再現性に優れた高品位な映像信号出力を実現した。カラーカメラ1K-HR1Dの紹介。


画像処理ライブラリと検査装置の開発と方向性/ネクスト・テクノロジー/米田光成

 画像処理ライブラリ「イメージスタッフ」の開発経緯と画像処理検証ツール「イメージウィザード」および印字品質検査装置「ミエル」を紹介する。


業界初! 130万画素/毎秒2000コマ撮影可能な超小型高速度カメラについて/IDTジャパン/山口明博

 130万画素/毎秒2000コマ撮影可能な総重量320gの超小型高速度カメラMotion Pro N3を紹介する。


画像処理ライブラリ HALCONを総合的に体験・学習できるHALCON Trial Kit/リンクス/村上 慶

 本稿では、処理性能および開発効率を実際にHDevelopを扱いながら体感し、ユーザーのHALCONにおける画像処理アルゴリズム構築の技能を実践的レベルまで引き上げる事を目的としているHALCON Trial Kitについて紹介する。



■シリーズ
映像が繋ぐ技能伝承(第2報)/職業能力開発総合大学校/澤 武一・海野 昭

 日本の製造業では、技能伝承、人材育成が重要な課題である。本研究では、技能教育に映像を使用する新しい教育手法を開発し、この手法を適用することにより、技能を多角的に捉えられる人材の育成、および早期人材育成の可能性を見出した。本報では、技能教育・人材育成に及ぼす映像の効果について報告する。



■コラム:マルコーニの彼方へ
○親鸞 ~念仏者は無碍の一道なり~/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
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■解説
○フレキシブル有機ELディスプレイ/NHK放送技術研究所/中嶋宜樹・武井達哉・都築俊満・鈴木充典・深川弘彦・山本敏裕・菊池 宏・時任静士

 本稿では、薄型・軽量で携帯性に優れる柔軟なフレキシブルテレビの実現を目指し、駆動素子に有機薄膜トランジスタを用いたフレキシブル有機ELディスプレイの研究について解説する。


○位相限定相関法に基づく虹彩認証アルゴリズムとその高性能化/東北大学/宮澤一之・伊藤康一・青木孝文/山武/小林孝次

 位相限定相関法に基づく虹彩認証アルゴリズムの高性能化手法を紹介する。本手法により、低画質な虹彩画像に対しても高信頼な認証が可能となる。低画質な虹彩画像データベースを用いた実験を通し、本手法の有効性を示す。


○コミックの音声読み上げをサポートする画像処理技術/金沢工業大学/郭 清蓮・加藤恭子・佐藤規男

 携帯電話の小さい画面においてコミックを閲覧する際、セリフの文字が小さすぎて読みにくいという問題を解決する手段として、音声読み上げを研究している。本稿では、セリフの吹き出しの抽出方法・特徴値の算出方法・タッチパネルのような入力装置に対応するセリフ領域選択機能などに重点をおいて解説する。


○凸レンズ方式立体表示装置とその応用/甲南大学/阪本邦夫

 凸レンズを用いた映像分離技術について、左右の映像分離に利用した立体表示装置と、ミラーによる鏡像との組合わせにより、ディスプレイ領域を仮想的に拡張することのできる映像システムについて紹介する。


○手ブレ計測・補正評価システム/電気通信大学/西 一樹

 カメラ撮影における手ブレやその補正効果を定量的に測定・評価可能なシステムを開発した。計測の仕組みや各種評価結果を紹介し、手ブレ補正の今後の方向性について述べる。


○鑑賞環境の特性に合わせた最適映像生成/凸版印刷総合研究所/小黒久史

 映像の提示サイズと感性的効果の関係に着目した。評価実験を実施して、映像の提示サイズによって最適カメラワークが異なることを確認し、最適カメラワーク生成のための方式の試作とその有効性評価を行った。


○フレーム内再構成型超解像の領域適応処理による高画質化/東芝/松本信幸

 自己合同性を用いたフレーム内再構成型超解像方式は、1枚の画像からエッジを鮮鋭に高解像度化する。本稿では、領域適応処理によって、従来のエッジに加えてテクスチャや平坦部でも高画質化する手法を紹介する。


○2波長ワンショット干渉計測/東レエンジニアリング/北川克一・小川英光・鈴木一嘉/東京工業大学/杉山 将・松坂拓哉

 市販LED照明装置とカラーカメラにより構成される2波長同時撮像システムと、“局所モデル適合法”と名付けた新しい縞画像解析アルゴリズムとを組み合わせて、2波長ワンショット干渉計測技術を開発した。実験により、本測定法の有用性を確認した。


○最新のマシンビジョンカメラ用性能表示規格 EMVA1288その概要/日本インダストリアルイメージング協会/名雲文男

 マシンビジョン(MV)カメラ向けに新しい性能表示の世界規格が誕生した。欧州発でその名をEMVA1288という。本稿は、同規格の中心である第一部(Module1)“感度とS/Nの表示法”を紹介する。



■話題の製品と技術
○ハロゲン光源に置き換わるLED光源ユニット/シーシーエス

 本稿では、ハロゲン光源に置き換わる次世代光源として認知度を高めたLED光源ユニットである「PFB-20SW-Fシリーズ」の特徴と利点について紹介する。


○林時計工業の製品紹介/林時計工業/西田祐二

 本稿では、光ファイバー式高輝度冷光照明装置ルミナーエースシリーズに新たに加わった、LEDを発光体としたLED光源装置「LA-HDF10」について紹介する。


○GUIツールキットQtの機能とイメージ処理分野への適用事例/SRA/SRA営業部

 QTは、最先端のC++GUIアプリケーション開発フレームワークで、高性能で使い易いソフトウェアを迅速に開発し、製品を広範囲な市場にいち早く投入可能にする。


○次世代ストロボスコープ「ビデオストロボスコープ」の紹介/エア・ブラウン/平野陽平

 ビデオストロボスコープは高速度カメラ(ハイスピードカメラ)やストロボスコープに加わる新たな振動観察ツールである。本稿では、高速度カメラとの比較も含めビデオストロボスコープの特徴をわかりやすく紹介する。



■シリーズ
○ITS最前線 第3回 画像認識技術の自動車応用/日立製作所/村松彰二・門司竜彦/ルネサステクノロジ/松本芳幸

 本稿では、実用化をキーワードとして、車載向けに開発した画像認識用のシステム・オン・チップを紹介し、それらを用いた実際の画像認識アプリケーションの概要を報告する。


○可視光無線通信技術 第1回 可視光通信/慶應義塾大学/春山真一郎

 光を使った空間通信として現在実用化しているものは、テレビのリモコンなどの赤外光通信があるが、近年になり、高効率化が目覚しい可視光LEDを通信に利用するアイディアが浮上してきている。本稿では可視光通信の特徴や応用を紹介する。



■製品ガイド
○画像処理用 光源製品ガイド/編集部

■コラム:マルコーニの彼方へ
○マルコーニの彼方へ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■解説
TOF3次元レンジファインダの最新動向/静岡大学/川人祥二

 本稿では、3次元レンジファインダとして、半導体技術を用いた方式を中心に解説し、特に光飛行時間法(TOF)に基づく距離画像センサについては、最近報告されている代表的な方式に関して、その動作原理や特徴について解説する。


○熱画像を用いた実机上空間での接触検出とその投影型複合現実感応用/大阪大学/岩井大輔・佐藤宏介

 本研究では、2種類のカメラを組み合わせて、安価に高解像度映像を得る方法を開発した。また、全方位高解像度映像配信を配信するためのプロトコルを設計し、サーバとクライアントを実装することでその有用性を明らかにした。


1ショット3Dプロファイラ/オムロン/長谷川友紀・光本大輔・諏訪正樹

 本論文では、広い視野を持つラインセンサと1回の撮像で位相算出が可能な空間縞解析法を用いてカメラ移動と撮像をパラレルに行うことで、広範囲を高速に3次元計測する技術を提案する。


2値画像における高速2回走査ラベル付けアルゴリズム/愛知県立大学/何 立風/名古屋産業大学/巣 宇燕/シカゴ大学/鈴木賢治/名古屋工業大学/中村剛士・伊藤英則

 本稿では、2値画像における高速2回走査ラベル付けアルゴリズムを紹介する。本アルゴリズムは原理的に単純で実装が用意という特徴を持つ。様々な性質の画像を用いた従来手法との比較評価実験により、現存のラベル付けアルゴリズム中、本アルゴリズムが最速であることを示す。


三次元人体スキャンデータからの衣服製作のための特徴点抽出/慶應義塾大学/辛 貞殷/愛知工科大学/小沢慎治

 三次元形状計測装置を用いて人体に三次元スキャンデータを獲得し、衣服製作に必要な23個の特徴点を被計測者にランドマークを付けずに精度良く自動抽出する手法について紹介する。


○印象情報の付与による類似画像検索性能の評価/産業技術総合研究所/小林 匠・大津展之

 本稿では、マルチモーダル情報を異なる割合で扱う様々な多変量解析手法を類似家紋画像検索に適用し、その結果を定量的に比較することで、画像検索への印象情報の寄与について論じる。


番組内容理解度と多人数の視線分布の関係/ATR/澤畠康仁

 番組視聴時の視線と内容理解度の関係について調べたところ、多人数の視線が個人に依らず定まるようなシーンの理解度が高いことがわかった。すなわち、情報伝達の際、無関係な情報を同時に提示すると、情報伝達の効率が落ちることが客観的に示された。


車載カメラによる道路標識認識のための生成型学習法/名古屋大学/石田皓之・井手一郎・村瀬 洋/岐阜聖徳学園大学/高橋友和

 道路標識を自動認識し、運転を支援する技術が注目されている。本稿では、悪条件下で撮影された低品質の標識を高精度で認識するための学習法を紹介する。


全方位高解像度動画像配信システム/大阪大学/岩井儀雄・長原 一/映蔵/鈴木俊哉

 本稿では、熱画像センシングの新たな応用として、ユーザが特殊な道具を把持・装着することなしに、その掌や指の実物体への接触を検出する手法を提案する。これは、接触時に伝達され、接触後に実物体上に残るユーザの熱を検出することで実現する。


粗インテグラルボリューム表示による3次元ディスプレイ/筑波大学/掛谷英紀

 従来の裸眼立体ディスプレイ方式が有していた弱点を全て克服することが可能である、粗インテグラルボリュームイメジング法に基づいた3次元ディスプレイについて、その原理と現時点における開発状況を述べる。



■特集1:医療と画像処理
脳腫瘍患者MR画像からの脳溝抽出と3次元可視化/岩手県立大学/亀田昌志・上野育子

 脳神経外科の臨床の現場での医療支援を目的として、診断や治療方法の検討において重要な特徴である脳溝を、患者のMR画像から抽出した後、それらを脳実質と併せて3次元的表示を行う手法について紹介する。


医用画像工学の現状と展望/奈良先端科学技術大学院大学/湊 小太郎・中尾 恵

 本稿では医用画像工学の発展を振り返り、現在注目を集めている若干のトピックス、すなわち、医用画像の相互利用、計算機による診断支援、医用VR、および分子イメージングについて簡単に紹介する。


超高感度・超高速度撮像技術の医療分野への応用/NHK放送技術研究所/久保田 節・丸山裕孝

 放送用撮影技術の医療分野への応用について、アバランシェ増倍現象を利用した超高感度HARPカメラと、画素ごとにメモリーを有し、高速動作が可能なCCDを用いた超高速度カメラを例に取り、紹介する。


脳神経外科手術ロボット「NeuRobot」の改良について/信州大学/後藤哲哉・本郷一博

 NeuRobotは日本で開発された臨床使用された脳神経外科専用ロボットである。06年に本誌に紹介した本機を再紹介する。脳神経外科手術とNeuRobotの視野について、今回行った改良と残る問題点について解説する。


○3次元画像処理の自動構築/横浜国立大学/中野雄太・矢田紀子・長尾智晴

 3次元画像処理の事例(原画像と目標画像)を与えるだけで複雑な3次元画像処理手順を自動で獲得することができる3次元画像処理自動生成システム3D-ACTITを用いてPET画像から肝臓領域を抽出する処理を自動構築した結果を示す。



■特集2:インテリジェントカメラ
インテリジェントカメラの可能性/東京大学/小室 孝・石川正俊

 本稿では、インテリジェントカメラとはどういうものか、また、インテリジェントカメラの特長や用いることの利点を解説し、将来の可能性についての期待と展望を述べる。


実用型高速ビジョン画像処理システム/東京大学/田畑友啓・小室 孝・石川正俊

 1秒間に1000フレームの高速ビジョンや1kHzの高速ビジュアルフィードバックをロボット制御や検査などの産業分野でより容易に利用するための画像処理システムを2種類示す。


インテリジェントカメラとイメージセンサ/奈良先端科学技術大学院大学/太田 淳

 インテリジェントカメラは今後より一層高速で柔軟な機能搭載が期待されており、そのためにはイメージセンサそのもののインテリジェント化が有用であると考えられる。本稿では次世代のインテリジェントカメラを実現するためのキーデバイスであるインテリジェントセンサに関して最新動向を解説する。



■シリーズ
映像が繋ぐ技能伝承 第1報/職業能開発総合大学校/澤 武一・海野邦昭

 日本の製造業では、技能伝承が重要な課題である。本研究では、熟練技能者から若手技能者に対する教え方に注目し、その潜在的な問題点について吟味した。そして、技能教育に適宜、映像を使用することにより、効果的な人材育成ができることがわかったので報告する。



■話題の製品と技術
眼球回旋撮影装置/ニューオプト/飯田 重寿

 弊社で製造されている眼球回旋撮影装置は、医療目的だけではなく、セキュリティー目的の基礎研究をはじめ、様々な用途に使われることが増えてきた。本稿では、その一部を紹介する。



■コラム:マルコーニの彼方へ
○プレカリアート ~ツナギを隠したのは誰だ?~/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■解説
時分割手法による裸眼3次元立体映像の画質改善/東京大学/寺口剛仁・正宗 賢・土肥健純・寥 洪恩

本稿では、IP/IV像画質向上の手法として、プリズムシートを回転させることで光線を回転させ、それに合わせた画像更新を行って光線数を擬似的に増やす、新たな時分割法を紹介する。
車載単眼カメラを用いた走行環境の直線構造の三次元復元/豊田中央研究所/浅井俊弘・山口晃一郎・小島祥子・二宮芳樹

走行環境の直線構造を、車載単眼カメラを用いて推定する。車両前方に向けたカメラでは視差を大きく得ることが困難なため、道路周辺物体の知識に基づく拘束条件を加えた推定を行うことで精度を向上させる。
○類似画像検索技術を用いた商品推薦システム/ALBERT/山川義介/徳島大学/北 研二

多数の商品の中から、形・色・模様・属性の重み付けをした上で検索できる、類似商品検索システム『SUDACHI』を開発。各特徴量の抽出・検索技術・不要背景除去技術・ECサイトでの商品推薦システム活用事例を示した。
○GibbsBoost顔検出と映像監視業務への応用/NHK放送技術研究所/松井 淳/早稲田大学/後藤 祐・木村彰夫・中田洋平・松本 隆/NHK放送技術研究所/サイモンクリッピングデル・藤井真人・八木伸行

放送素材映像に天気予報マークなどの補助的な映像を多重する演出が引き起こす被写体(人物)の遮蔽を、顔画像検出技術を利用して自動的に検知する手法を提案する。
○モアレ方式による擬似3Dディスプレイ/日本工業大学/山田千彦

わずかにピッチの異なる周期性パターンを2枚重ねるとモアレが発生する。このとき、2枚のパターン間にすきまを設ける事により、モアレから両眼視差が生じて、奥行き感が発生する。この原理に基づく新しいタイプの疑似3Dディスプレイについて解説する。
○画質が写真の時間印象に与える効果/千葉大学/佐藤 滋・児守啓史・清水穂高・青木直和・小林裕幸

本研究では、画質が画像の主観的な時間印象にどのように寄与するかを検討した。同一画像の画質を変化させた刺激画像を用いて、正規化順位法による評価実験をおこない、時間的印象に与える影響を明らかにした。
人体モーションデータの処理と応用/龍谷大学/曽我麻佐子

様々なダンスをモーションキャプチャシステムで取得し、3次元データを用いた応用システムの開発を行った。これまでに構築したダンスモーションアーカイブ、教育支援システム、創作支援システムについて述べる。
見た目に基づくWebページ検索のための例示絞り込み検索/東京大学/古澤 徹・渡井康行・山崎俊彦・相澤清晴

筆者らは、見た目に基づくWebページ閲覧履歴検索システムを開発している。本稿ではWebページの視覚的類似度の尺度を定義し、その尺度を用いて検索結果を絞り込んでいく手法を紹介する。
逆投影と幾何拘束を用いた2D/3D位置合せ/新日鉄ソリューションズ/椛島佑樹/九州大学/原 健二・倉爪 亮・岩下友美・諸岡健一・内田誠一・長谷川勉

レンジセンサにより取得した幾何モデルにカラーセンサで撮影したテクスチャ画像を貼り付けて表示するテクスチャマッピングを自動化するため、テクスチャ画像と幾何モデルのみからセンサ間の位置関係を推定する手法を提案。
擬似広視野化による高臨場感コンテンツ生成/東京工業大学/橋本直己・本多健二・佐藤 誠

本稿では、映像中のシーンの3次元形状を奥行きモデルによって仮定し、これを実時間で変形させることで、過去フレーム画像から周辺領域映像を抽出し、違和感の少ない広視野化映像を擬似的に生成する手法について述べる。
CGを利用したCGHの隠面処理改善/日本大学/藤井知彦・山口 健・吉川 浩

計算機合成ホログラムでレンダリングに関する問題の1つである隠面処理を、CGを利用することで簡易に実装する方法を紹介し、応用として、360度任意の方向から観察可能なディスクホログラムを作製した。
○不均一照明下におけるオプティカルフロー検出手法の紹介/山口大学/長 篤志・三池秀敏/徳山工業高等専門学校/杉村敦彦

本稿では、勾配法によるオプティカルフロー検出手法の研究事例として、照明の時間的変動や空間的不均一が存在する環境下で運動する物体の速度情報を推定する方法(一般化勾配法)を中心に解説する。
高速追従型ステレオ能動カメラシステム/和歌山大学/大池洋史・呉 海元・和田俊和

動画像上で物体を追跡しながらその物体の運動に合わせてカメラの方位、ズーム、フォーカスを適切に制御することにより、自動的に物体を流し撮りし、その鮮明な画像を撮影することができる追跡システムを紹介する。
○多眼撮像システムにおける任意視点画像合成のための距離推定手法/東京理科大学/浜本隆之

本稿では、同一位置における実画像と複数の合成画像との比較によりイメージセンサから物体までの距離を推定し、その距離情報を用いることでより正しい任意視点画像を作成する手法について紹介する。
■話題の製品と技術
USB2.0遠赤外線カメラ ARTCAM-320-THERMOの特長/アートレイ/小森活美

弊社が発売したUSB接続型遠赤外線カメラは、構成をシンプルにしコストを抑え、尚且つ高精度の生データをリアルタイムで収集し画像計測を可能にした。本稿では、そのARTCAM-320-THERMOを紹介する。
最新画像処理エンジンを搭載し、リアルタイム性能を向上/ルネサス北日本セミコンダクター/武田勇人

本稿では、最新画像処理エンジンを搭載した高速画像認識ボード「VP-Ax110」について、その概要・特徴・開発環境を順に解説する。
■シリーズ:ITS最前線 第2回
運転環境下におけるドライバ状態のモニタリング/名城大学/山田宗男・山崎初夫・山本修身・中野倫明・山本 新

車両における安全かつ安心な予防安全システムの実現に向けては、ドライバの意識状態の監視・検知および運転パフォーマンスへの影響を評価できることが不可欠である。本稿では、個人差特性にも配慮した各種ドライバ状態モニタ手法およびそのシステムについて紹介する。
■コラム
○マルコーニの彼方へ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■解説
映像検索のための画像及び音響信号によるシーン間の相違度算出/北海道大学/道山大悟・長谷山 美紀

 シーン検索システムを実現するためには、シーン間の相違点を算出する必要がある。本稿では、画像及び音響特徴を用いたシーン間のマッチングにより、シーン検出に適した相違度を算出する手法を提案する。
事例に基づく文書画像の回転角推定法/九州大学/内田誠一/松下電器産業/酒井 恵/大阪府立大学/岩村雅一/東北大学/大町真一郎/大阪府立大学/黄瀬浩一

 本稿では、文書画像の回転角推定法として、回転変量と不変量を事例として用いる方法を紹介する。本手法は各文字単位でその回転角を推定する能力を有するため、文字のレイアウトに対する制限がない。
光学補正方式立体ディスプレイによる立体映像表現/早稲田大学/柴田隆史・河合隆史

 本稿では、立体映像表現に着目して、調節による奥行き手がかりを呈示可能な光学補正方式立体ディスプレイに関して述べる。
GPUを用いたビテオ映像の安定化/奈良先端科学技術大学院大学/藤澤 誠/静岡大学/天谷貴大・三浦憲二郎
 本稿ではビデオ映像の安定化処理を専用のハードウェアではなく汎用のハードウェアであるGPUを用いて行うことで、一般のPCでも簡単に高速に処理可能にする手法について述べる。

○サッカー選手配置に基づく類似シーン検索法/日本放送協会 放送技術研究所/三須俊枝・藤井真人・八木伸行
 放送用カメラとは別に設置する固定広角カメラの映像からサッカー選手配置を検出して検索キーとして利用することで、放送映像の見た目に依存しない類似戦況検索を実現した。

○適応型フィルタによるLCD画像からのむら欠陥輪郭候補画素検出/岐阜大学/斉藤文彦・幡田敏行

 LCDに現れるむら欠陥の輪郭候補画素を検出する手法について述べる。最初にLCDの撮像画像から簡易的な方法によってモアレを低減する。次に、周辺の画像パタンに応じて、方向とサイズが適応的に変化する方法サイズ可変フィルタを適用する。そして、局所的なブロックごとの動的閾値処理を通して、むら欠陥を構成する輪郭線候補画素を抽出する。
アニメ作品制作の高能率化をめざす研究開発/早稲田大学/森島繁生

 日本におけるアニメの急激な市場拡大とアニメータの人手不足により求められる効率化。
本稿では、効率的な作品製作を支援するさまざまな要素技術を紹介する。
■特集:PCI-Expressの各社動向
PCI Expressの最新動向/ダルサ/熊澤 崇/DALSA Corp./Inder Kohli

 PCI-Expressにおけるソフトウエアの相互性やデザインアプローチなどの観点からその最新動向を解説する。
PCI-Express画像キャプチャボードの汎用性・優位性/アド・サイエンス/田山浩史

 近年、高速且つ安価なインターフェースとして登場したPCI-Expressバス。その歴史や各バスの概要を追いながら、Euresys社ボードの特徴と応用分野を解説する。
画像入力モジュール「APX-3312」とPCI-Express Solution/アバールデータ/根橋一男

 アバールデータのPCI-Expressバス対応画像入力モジュールの紹介と共に、PCI-ExpressブリッジAAE-B04について解説する。
CMOSカメラキット用 多チャンネル制御ボードの紹介/アルゴ/大澤昌弘

 最大4台ものカメラを1枚のボードで制御する多チャンネル制御ボード。低価格での多チャンネル制御カメラシステムの構築が期待できるPIXCI-SI4について紹介する。
マシンビジョンにおけるPCI-Express対応画像入力ボードの現状を探る/キャノンITソリューションズ/稲山一幸

 本稿では、Matrox社製画像ボードとバス仕様の軌跡を辿りながら、マシンビジョンにおける最新バス仕様PCI-Expressの現状を探る。
グラフイン社 PCI-Express製品の紹介/グラフイン/樋口達也

 画像キャプチャボード「IPMシリーズ」のフラッグシップモデルPCI-Express X4対応IPM-8580CL-Fを中心に紹介する。
PCI-Express対応 高速データ処理エンジン/ソリトンシステムズ/枝 隆司

 従来のFPGAボードや高性能のPCを用いても処理が困難であった高速処理を要求される大容量の画像データ処理アプリケーションに最適なEXpresso FPGAについて紹介する。
PCI-Expressを基盤とするIEEE-1394bマルチカメラシステム構築例/ビュープラス/中村心哉・桑島茂純

 インターフェース部にフレームグラバを持たず、非常にシンプルな構成でデジタルカメラを扱うことが出来る IEEE-1394カメラについて解説する。
画像入力ボードの多様化に向けてII/マイクロ・テクニカ/岩田節子

 常に感じ、製品に反映できる方法を模索し続けているマイクロ・テクニカが、画像入力ボードの多様化に向けて開発した3機種について紹介する。
○ハイエンド画像処理を可能にするPCI Express対応 銀河シリーズ/リンクス/村上 慶

 2002年に独自の画像入力ボード「銀河シリーズ」をリリースし、その5年間の銀河シリーズの成功をさらに成長させるべく、2007年に全製品のラインナップを一新させた。本稿ではその詳細を紹介する。
■話題の製品と技術
LCTF分光計測/フォトテクニカ/川田雅之

 分光計測分野において多才なアプリケーション(リモートセンシング・バイオメディカル・プロセス検査等)に応用可能なVariSpec液晶チューナブルフィルターの概要と具体的応用例について紹介する。
インターネットで体験する顔検出技術「顔ラボ」/富士フイルム/寺横 素

 富士フイルムは、自社の顔検出技術をWebサービス化し、実験公開サイト「顔ラボ」で公開した。本稿では、顔ラボにおいてどのように技術を公開したか、またその結果どのような効果があったかについて解説する。
■コラム
○マルコーニの彼方へ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■特集:画像センシング展2008 各社の見どころ
■解説
デバイスアート:科学技術と芸術の新たな融合に向けて/筑波大学/岩田洋夫

 本稿では、筆者が研究を行ってきたインタラクティブ技術に関する課題・経緯・現状を概観し、「デバイスアート」という科学技術と芸術の新たな融合形態について、その特質と課題を議論する。
パノラマ画像作成のための画像モザイク生成法/電気通信大学/飯吉建彰・三橋 渉

 複数の画像を貼り合わせて1枚の広い視野の画像を作成する画像モザイク生成法について解説する。本稿では画像間に移動物体が存在している場合にも自然な画像モザイクを生成する方法を紹介する。
○小さなスクリーンのトポス/川崎市市民ミュージアム/植田憲司

 ケータイ(携帯電話)の映像メディアとしての側面をメディア考古学の立場から捉えることで、従来の枠組みに収まりきらないケータイの文化的側面を追求する。
屋外監視映像からの高精度な人検出法/中部大学/山内悠嗣・藤吉弘亘

 本稿では、アピアランスと時空間特徴を同時に観測することにより共起を表現する。これにより、高精度名検出が行えることを解説する。
文化遺産インタラクティブ立体視ビューア/早稲田大学/阿部信明・河合隆史/凸版印刷/川口真実・安藤 真

 本論文では、3次元スキャナを用いて計測される文化遺産の3次元デジタルデータを効率的かつ効果的に閲覧するシステムの開発について述べる。具体的には3次元計測によって得られた北京故宮博物院の文物の3次元デジタルデータを用いて、インタラクティブ性を付加した効果的な立体映像表現を可能とするシステムの試作を行った。
○射影ひずみを受けた活字文字列認識のー方法/長崎大学/林 信吾・黒田英夫/国立佐世保工業高等専門学校/志久 修/オムロンソフトウェア/玉井敬一・福本博文

 カメラ入力文字の認識では、文字を斜めから撮影することで生じる射影ひずみへの対処が課題の一つになっている。本稿では、文字認識による再帰的な傾斜補正を新たに加えることによって縦線が少ない非漢字にも有効な文字認識方法を提案する。
色画像と温度画像を併用した人物領域抽出/東京大学/澤田耕司・高橋桂太・苗村 健

 本稿では、Thermo-Keyシステムを利用した人物領域抽出として、色と温度の統計的分布情報を用いた手法を紹介する。この手法は、人物領域抽出の最新の研究を考えると比較的単純なアルゴリズムを用いている。
金融分野におけるバイオメトリクスの利用/日立製作所/伊藤逸朗/日立オムロンターミナルソリューションズ/里本勝弘・緒方日佐男・江 勝弘

 近年、日本の金融機関において指静脈認証技術を利用したバイオメトリクスの利用が進んでいる。本稿では、各種バイオメトリクス技術の中で、指静脈認証技術が金融機関で選ばれた理由について説明すると共に、金融分野における本技術の活用事例と、関連ソリューションについて記載する。
○ペンライトを用いた10フィート/大画面向けユーザインターフェース/群馬工業高等専門学校/牛田啓太/筑波大学/村田雄一

 大画面環境でのコンピュータ利用では、マウス等は使いにくい。本稿では、こういった環境下で直接的な指示操作ができる簡便なシステムを、ウェブカメラとペンライトを用いて試作したので、これを解説する。
放送番組を素材としたマルチメディア百科事典/NHK/三浦菊佳・山田一郎・住吉英樹・八木伸行/東京工業大学/奥村 学・徳永健伸

 蓄積されている番組から特定のシーンや情報を抽出し、動画で提供するマルチメディア百科辞典を提案する。被写体を自動推定し、検索語を入力するとその検索被写体が現れている映像区間を提示するシステムを紹介する。
携帯電話におけるバイオメトリクス認証の利用/NEC/内田 薫

 携帯電話におけるバイオメトリクス認証への期待・要件を述べ、顔と指紋を例に挙げてこれを実現する技術を概説すると共に、携帯電話への搭載の実例や技術を解説し、今後の進化の方向性についての展望を述べる。
○監視映像における人物認識/三菱電機/羽下哲司

 実用化段階に移行したものと思われがちな、監視映像における侵入者監視というテーマに関して、適用先である現場での現状を紹介すると共に、本分野に求められる今後の展開について示す。
■話題の製品と技術
○高速度カメラ『FASTCAM』シリーズの紹介/フォトロン/山下成規

 本稿では、新製品である『FASTCAM SA3』の紹介を軸に、他の高速度カメラ『FASTCAMシリーズ』についても記載する。
広視野角と狭視野角を切り換えて表示可能な液晶ディスプレイモジュール/NEC液晶テクノロジー/前田一郎・三村広二

 液晶ディスプレイの応用分野の拡大や高度化するニーズに応えるべく開発された液晶ディスプレイモジュール。今回はそれと同一仕様のプロトタイプについて、実際の光学測定データも交えながら紹介する。
ラインセンサ型インテリジェントカメラ ALI-6000(F)/アバールデータ/佐々木宏和

 ラインセンサ型エンテリジェント・カメラALI-6000の開発経緯記載。カメラに搭載された欠陥検査画像処理アプリケーションの特長を中心にインテリジェントカメラを使用する目的と機能概要を説明する。
イノテックの汎用画像処理ソフト/イノテック/伊藤賢治・寺川尚志

 本稿では、汎用画像処理ソフト「Quick Grain」の特徴ある2つの機能「指定倍率印刷機能」「マルチスレッシュラベリング機能」について紹介する。
JFAS画像処理による3D解析システム/日本FAシステム/可児直行

 JFASの高性能光学技術とSick/IVP3D測定専用センサ、JFASが得意とする超高速画像処理を応用し、3D立体計測と製品表面の超精密表面荒さと傷汚れ等の検査システムおよびその応用例を紹介する。
テレパソロジー(遠隔病理診断支援)システム/インテックシステム研究所/青木功介・小沢直幹

 テレパソロジー(遠隔病理診断支援)システムは、病理診断医が不在の病院でも、ネットワークを通して遠隔の病院から病理診断医の診断が行えるシステムである。弊社が開発したシステムの機能と運用事例を紹介する。
■シリーズ
ITS最前線 第1回/日本自動車研究所/蓮沼 茂

 ITS(高度道路交通システム)における画像技術の応用例について、車両に限らず、インフラや地図、事故解析等、巾広く全体像を紹介する。
■コラム
〇マルコーニの彼方へ/ヤマネコ
■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■解説
○初心者ユーザのための直感的な対話型画像処理システム/大分大学/木村宗裕・大城英裕・末田直道/リミックスポイント/植田清一・藤木 穣

 初心者ユーザでも容易に望む画像処理が可能な、直感的な対話型画像処理システムを紹介する。ユーザは、画像処理の知識や経験がなくとも、候補画像の選択を繰り返すだけで望む画像処理結果を得ることができる。
○乗法的重み付き重心ボロノイ分割による点描画/九州大学/井上光平・浦浜喜一

 乗法的重み付きの重心ボロノイ分割に基づいて、エッジがシャープな点描画を生成するノンフォトリアリスティックレンダリング手法を紹介する。
バイオメトリック技術の課題と対策の最前線/産業技術大学院大学/瀬戸洋一

 バイオメトリック製品は、画像処理装置としての小型化・高性能化に留まり、システムの安全・安心の検討が不十分といわれている。本稿では、バイオメトリック技術の課題とその対策について解説する。
複数の未較正カメラを用いた3次元侵入検知システム/大阪大学/川端 聡・日浦慎作・佐藤宏介

 ユーザがカメラを自由に配置し、侵入禁止としたい領域内をマーカで指示するのみで運用可能な、3次元空間中の特定領域への侵入を複数のカメラによって実時間で検知するシステムを提案する。
hw/sw複合による対象物追跡アプリケーションの実装/東京農工大学/佐藤李花・工藤健慈・田向 権・関根優年

 本稿では、ロボット用画像認識システムを容易に実現するために、FPGA上にロードされた仮想回路をラップしたハードウェア・オブジェクトを用いたhw/sw複合体システムを提案する。
視点位置計測に基づく運動視差3次元ディスプレイ/奈良先端科学技術大学/末永 剛・松本吉央・小笠原司

 簡易的に利用可能な3次元ディスプレイとして、非接触な視点位置計測に基づく運動視差3次元ディスプレイについて述べる。実装したシステムを用いた奥行き知覚実験からシステムの評価を行う。
○JPEG2000のIPコアを活用したアウェアネス映像通信/長岡技術科学大学/タンスリヤボン スリヨン・鈴木貴之・岩橋政宏

 本稿では、アウェアネス表示に必要最小限の情報のみを低ビットレートで伝送し、必要時には追加情報を送ることで映像信号を表示できるアウェアネス映像通信システムを提案する。
電子ペーパーの開発・商品化動向/東海大学/面谷 信

 本や新聞等の印刷物を置き換える次世代ディスプレイ技術として期待される電子ペーパーの狙いと開発・商品化動向を示すとともに、その目指す読みやすさに関する分析的研究の動向についても紹介。
バイオメトリクスの実利用/三菱電機/笹川耕一
 情報システムと出入管理におけるバイオメトリクスの実利用化動向と課題、その中で用いられているバイオメトリクスの基本技術と複合技術について紹介する。特に指の内部組織を光学的に検出する「指透過認証技術」と高精度な顔認証を実現するための「ベストショット顔画像選択技術」について述べる。
■話題の製品と技術
ギガビットイーサネットの最新動向/エーディーエステック/酒井洋幸

 イーサネット画像転送の特徴のひとつである長距離伝送や画像入力ボードレスでの使用のみならず多岐にわたり、PCでの並列処理を用いた超高速画像処理の分野でも多く使われ始めたギガビットイーサネットの最新動向について解説する。
画像横取りユニットの製品紹介/蝶理イメージング/富田岳児

 本稿では、稼動中の画像処理検査システムの変更をまったくすることなく、カメラ画像を取り込むことが出来る「画像横取りユニット TKIF-VS07」を紹介する。
LED自動点滅ランプ/トキ・コーポレーション/藤城健司

 白熱電球に代わり、発光ダイオードを用いたLEDランプへの切り替えが盛んになってきている。本稿では、発光ダイオードでありながら、白熱電球による点滅球の特長を併せ持つLED自動点滅ランプについて紹介する。
モバイルフィッティング/キャスト/鈴木是哉

 本稿では、自分一人で楽しめるというユーザー心理をついた「モバイルフィッティング」サービスについて解説すると共に、携帯電話における画像フレームのピクセルサイズや画像処理について説明する。
画像入力ボードの多様化に向けて/マイクロ・テクニカ/岩田節子

 FA用画像入力ボードもパソコンの動向とともにPCIバスからPCI-Expressバスへと変りつつあります。また、入力もエリアカメラ、ラインセンサカメラ、RGB信号入力といった多様化が進んでいます。
紫外線LEDの現状/ナノトライド・セミコンダクター/近藤和彦

 紫外線LEDを作るにあたっての核となる結晶成長技術の紹介、最近のデバイスの現状、紫外線LEDの応用分野についての解説。
○インターネット上の不正コンテンツを自動検出する技術について/KDDI研究所/菅野 勝
 インターネット上の不正コンテンツを検出する技術、具体的には公序良俗に反するコンテンツを排除するための画像フィルタリング技術と、動画コンテンツがプロ制作かアマ撮影かを判別し著作権侵害コンテンツを検出する技術を概説する。
■特集:産業用カメラ製品ガイド
○産業用カメラ製品ガイド/編集部
■コラム
〇マルコーニの彼方へ/ヤマネコ
■NEWS&PRODUCTS
2,037円
※掲載中の写真、図版について断り無く複写利用することを禁ず
※画像はPDF形式で保存されています。
■解説
○海外におけるDigital Culfural Herltage/東京大学/研谷紀夫

 本稿では、MLA連携の促進と横断検索・検索エンジンとの連携・ユーザー参加型コンテンツの増加・メタデータへの効果的キーワード付与・構築方法の標準化について順に解説する。
野球放送におけるスコアテロップの内容解析/近畿大学/阿部孝司

 本稿では、放送型野球中継映像のスコアテロップ領域を対象に、試合の内容解析に必要なキーとなるアウトカウント・得点・ランナー出塁マークを示す領域を特定する方法を述べる。
○クラス毎の最近傍プロトタイプとそのk近傍のプロトタイプにおけるノルム平均に基づく最近傍決定則によるパターン識別手法/長崎大学/今村弘樹・藤村 誠・黒田英夫

 入力パターンと最小距離の各クラスのプロトタイプとそのk近傍のプロトタイプの平均とのノルムに基づく識別により、各クラスのパターンの少ない場合においても、高精度にパターン認識可能な手法を提案する。
明るさや色の変動にロバストな顔の方向判別/関東学院大学/高橋大介・岡本教佳

 近年、顔の動作や姿勢(顔の向いている方向)をマン・マシンインターフェースとして利用する研究が盛んに行われている。従来から、カメラ映像で取得した顔を用いて姿勢推定する研究が行われているが、これらは顔領域を固定するものや照度の条件が一定であることなど、制限付きのものが殆どである。一般的な監視カメラを想定した場合、顔領域の大きさは正規化されておらず、照明条件も様々である。本稿では特に照明条件が変化しても対応できることを目標にして、これまで開発してきた姿勢推定方法紹介する。
○色情報を用いた画像探索の高速化/東北大学/大町真一郎/エヌ・ティ・ティ・データ/田口真吾/東北大学/阿曽弘具

 画像中の物体が何か、あるいは特定の物体が画像中のどこにあるかといった情報を自動的に抽出する画像探索の技術の高速化・高精度化が望まれている。本稿では、色情報を用いた画像探索の高速化のための手法を紹介する。
文化財情報発信の実際/国立情報学研究所/丸川雄三

 本稿では、文化財情報発信の実際として国立情報研究所が技術協力を行っている文化庁の「文化遺産オンライン」を取り上げ、文化財の解説文や画像を活かした情報発信の実例を紹介する。
文化財メタデータの現状と課題/凸版印刷/秋元良仁・斎藤伸雄

 文化財メタデータとは、文化財の様相、関係性等を記述したデータのことを指す。本稿では、文化財メタデータの標準化動向及び構築手法を概観し、その現状と課題を解説する。
全身動作アニメーションのインタラクティブな生成手法/日立製作所/小田琢也/朝日放送/芝田幸司/大阪キリスト教短期大学/河崎雷太/大阪大学/伊藤雄一・北村喜文・岸野文郎

 本稿では、重回帰分析による状態推定を用いて、ユーザーがイメージする全身動作のアニメーションをリアルタイムに、かつインタラクティブに生成する手法について具体的に述べる。
拡張現実感のための複数仮説を用いたトラッキング手法/大阪大学/林 建一・西田正吾/奈良先端科学大学院大学/加藤博一

 本稿では、トラッキングを実現するための特徴のマッチング手法やロバストなカメラの位置姿勢推定手法、また生成された多数の仮説を統合し適切な仮説を選択する手法を提案し、その有効性を検証した。
ウォークスルー対応 自由視点映像合成技術/KDDI研究所/石川彰夫・メヒルダド パナヒプル テヘラニ・酒澤茂之・小池 淳

 ウォークスルーの実現を目標に、光線空間法を用いて被写体空間内の視点からの画像合成が可能な自由視点映像合成手法を提案する。具体的には、被写体空間を多数の小領域に分割する局所領域分割により実現する。
決定木を利用した欠陥分類ルールの自動生成技術/日立製作所/渋谷久恵・岡部隆史・中川泰夫

 正解クラス情報付きの特微量データを基に、欠陥分類のためのif-thenルールを自動生成するアルゴリズムを解説。
五感情報工学の基礎/東京大学/廣瀬通孝

 五感情報技術とは、これまで視覚や聴覚に限定されてきた情報インターフェースをそれ以外の感覚チャンネルにまで広げていこうという試みである。本稿では、今、脚光を浴びつつある五感技術について解説する。
夜間に発生した大規模地震の人工衛星を利用した被害域の早期推定システムの開発/ビジョンテック/原 政直

 情報収集のしにくい夜間に発生する大規模地震にターゲットを絞り、緊急地震速報と人工衛星による地球観測データを利用して、早期に、被災域推定図を生成するシステムの開発について紹介する。
■話題の製品と技術
画像処理ライブラリHALCON/リンクス/村上 慶

 本稿では、世界最高性能を誇るHALCONが、多様化する画像処理のニーズにいかに柔軟なソリューションを提供するかという点に着目し、優れた機能・その決定的な優位性を具体事例を含めて紹介する。
たった23分で製作! フローチャート型マシンビジョン開発環境/キヤノンITシステムソリューションズ/稲山一幸

 同社の信念でもある精度速度面を考慮し、利用者と開発者双方のメリットを併せ持つ“DA”。本稿では、その“DA”を検証すべく、実際に1つのマシンビジョンシステムを構築し、その開発時間を測定してみた結果を紹介する。
左右のコントラスト差をなくしたフルフレームカメラ/竹中システム機器/藤川敬文

 500万画素を全画素、ハイフレームレートで出力する為にCCDの2方向から読み出して画像合成する場合、画面の左右に微妙なコントラスト差が現れる。この現象を無くすため1方向から読み出すカメラを開発したので紹介する。
トキナーLEDテクノライト光源装置(KTX-20L)の特長/トキナー/大塚和寿

 本稿では、主に今まで低ワッテージのハロゲン光源を使用してきたユーザーに向けて新たな選択肢を提案することを目的として投入したLEDテクノライト光源装置KTX-20Lについて、その特長を解説する。
浜松ホトニクスが提案する高感度撮像デバイスの使い方/浜松ホトニクス/斎藤久彰

 本稿では、暗視カメラなどに使われてきた映像増強管デバイスの1つでありながら高速でシャッタを切って現像を止めて見ることも出来るために学術研究や産業用へと用途が広がっているイメージインテンシファイアと関連製品について紹介する。
■コラム
〇マルコーニの彼方へ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■解説
〇使いやすさを考慮した復元フィルタの設計/東京工業大学/田中正行・奥富正敏・米司健一
FRGAを用いた実時間画像処理/豊橋技術科学大学/青木祥平・三宅哲夫
コンパクトなワンショット立体形状計測装置/大阪府立産業技術総合研究所/岩田耕一・森脇耕介・福田宏輝/デベロソリューションズ/楠 文経/ビジュアルツール/冨井隆春
下地ムラに影響されないウェハマクロス欠陥検出アルゴリズム/熊本電波高専/小山善文・野崎康
近赤外光反射計測によるアオリイカの外観評価/長崎シーボルト大学/吉村元秀・木島岬・辺見一男/長崎水産試験場/岡本 昭/長崎大学/橘 勝康
〇主観的輪郭線を出力する視覚情報処理のモデル/横浜国立大学/廣瀬 修・長尾智晴
LCDとPDPの画質比較/千葉大学/平井経太・浮島正之・柏 潔・中口俊哉・津村徳道・三宅洋一
2次元濃度ヒストグラムを用いた画像間変化抽出/農業技術総合研究所/喜多泰代
〇情景画像に適した二値化方式/東芝ソリューション/鈴木智久・小平直朗・中井宏章/東芝/篠原靖雄・水谷博之
〇デジタルアーカイブ今昔 この10年/デジタルコンテンツ協会/笠羽晴夫
瞬時位相シフトディジタルホログラフィ/京都工芸繊維大学/粟辻安浩・久保田敏弘・西尾謙三・裏升吾

■話題の製品と技術
PC アクセラレータボード/ソリトンシステムズ/枝 隆司
最大ラインレート140kHz の最速ラインスキャンカメラ/Basler日本駐在員事務所/田丸忠男
〇JPEG2000 動画記録再生評価システム/ケーアイテクノロジー/石井 均
高機能ボードカメラ用レンズの展開/CBC/岸田浩和
FRD パネル製造工程における最新検査技術/タカノ/戸田好実

■特集:産業用レンズ製品ガイド
〇産業用レンズ製品ガイド

■コラム
〇マルコーニの彼方へ/ヤマネコ

■NEWS&PRODUCTS
2,037円
■解説
○超並列コプロセッサ搭載型高速ビジョン/東京大学/渡辺義浩
 画像内の1,000個の対象物を秒間1,000回解析可能なビジョンシステムの研究開発を解説。これは、流体計測のリアルタイム化、運動物体の3次元センシングなど、様々な応用の発展に貢献すると期待できる。
○動的背景モデルによる屋外映像からの実時間移動物体抽出/九州大学/島田敬士・谷口倫一郎/九州システム情報技術研究所/有田大作
 屋外映像のように環境変動が頻繁に起こる映像から背景差分法で物体を検出するためには、背景モデルを動的に構築する必要がある。本稿では、混合ガウス分布を利用した動的背景モデルの高速かつ高精度な構築法を解説する。
○空間フィルタ速度計測法による特徴抽出/山口大学/三浦一幸・長 篤志・三池秀敏
 動画像中の運動物体に対する速度推定法である空間フィルタ速度計測法に基づく特徴抽出・認識手法を紹介する。本手法は撮影距離と被写体以外の動きにロバストで、計算量の少ない手法として有望であると考えられている。
○気の利いた視点位置からの観戦が可能な自由視点サッカー映像生成方法/筑波大学/北原 格・亀田能成・大田友一
 映像撮影技術に関する知識がなくても、撮影シーンの内容に適したカメラワークで自由視点映像を生成するシステムの実現を目的とし、観察者の好みに応じて“気の利いた”観察視点位置を自動的に決定する手法を提案する。
○拡張現実感を用いたビリヤードの支援情報表示システム/慶應義塾大学/内山英昭・斎藤英雄
 ビリヤードの初心者に対して拡張現実感に基づく支援情報の提示を行うシステムについて紹介する。ビリヤード台を撮影した1枚の画像から球の位置を算出し、撮影している画像中に支援情報の重畳表示を行う。
○単層マルチカラーエレクトロクロミック材料/物質・材料研究機構/樋口昌芳
 本稿は、新しいエレクトロクロミック材料として、有機/金属ハイブリッドポリマーを紹介する。従来の有機エレクトロクロミック材料とは異なり、高い繰り返し安定性と発色の自在制御を実現した。さらに単層でマルチカラーを表現できることを見出した。
○坏(つき)の実測図作成のための断面生成法/岩手大学/今野晃市/岡村製作所/阿部直樹/ラング/千葉 史/東京工芸大学/徳山喜政
 土器の中の坏(つき)を対象として、実測図作成を自動化するための断面線生成手法について述べる。実測図に描かれた断面図の特徴量を抽出し、その情報に基づいて断面線を正確に模倣する手法について説明する。
○バイラテラルボロノイ分割によるステンドグラス風画像の生成/九州大学/井上光平・浦浜喜一
 画像の主要なエッジを保存した領域分割と平坦な領域におけるボロノイ分割とが、混在した画像分割法と、そのステンドグラス風画像生成への応用例を紹介。
○4本snakeによる道路両端白線の両エッジ追跡/早稲田大学/澤野弘明・岡田 稔
 道路風景に存在する道路両端白線の両エッジを4本の動的輪郭モデルsnakeを用いて選択的かつ同時に追跡可能な手法を紹介する。複数のsnakeの相互作用により抽出精度、ロバスト性の向上が期待される。
○MR Face映像における視覚特性を考慮した光学的整合性の実現/筑波大学/竹村雅幸・北原 格・大田友一
 複合現実感技術により合成したMR Face映像に生じる工学的不整合について、違和感を与える主要因とその許容範囲を主観評価実験により明らかにし、光学的整合性を許容範囲内で実現することで、違和感を効果的に解消する方法について紹介する。
○波面合成法によるトランスデューサの指向特性/情報通信研究機構/木村敏幸・山肩洋子・勝本道哲
 波面合成波による立体音場再生によって超臨場感コミューニケーションを実現することができると期待されている。本解説ではマイクロホンやスピーカにどのような指向特性を設ければ波面が忠実に合成できるのかを設計機シミュレーションによって検討する。
○印画紙露光アナロジを用いた画像処理システム/日立製作所/河原塚有希彦/北陸先端科学技術大学院大学/宮田一乘
 直観的な操作が可能なデジタル画像編集システムを提案する。本システムでは、ユーザがライトを用いて画像を投影したスクリーン上を照らし、それをCCDカメラで取得する。そして計測された光量に応じて画像に効果を施す。
○性別・年齢層自動推定システムの紹介/NECソフト/金子賢一
 大型商業施設などのマーケティングを目的として、NECソフトは、2007年10月より販売するカメラ映像から来場者の性別・年齢層を自動推定するシステム「Field Analyst」の紹介をする。
○分光カメラによる高彩度画像の取得/東京工芸大学/広川知剛・森岡東洋志・犬井正男・東 吉彦・佐藤真知子
 様々な広色域の画像出力機器を評価するために、分光カメラを構築し、高彩度な自然物を被写体として取得した高彩度画像と、同じく高彩度画像を取得する手段である測色カメラから得られた画像と比較し、分光カメラの優位性について解説する。
■話題の製品と技術
○OPAL新世代ビジョンカメラシリーズ/アディメック・エレクトロニック・イメージング/渡邉雅仁
 本稿は速度、画質、安定性で高い信頼を得ているAdimec1000シリーズの後継として、新世代を担う新たなプラット・ホーム、OPALマシンビジョンカメラシリーズについて紹介する。
○ミニカメラリンク対応ラインナップと500万画素カメラの製品紹介/日立国際電気/鈴木 誠・五十嵐和広・大沢智也・上野克将・橋本一仁・畑中 進・陶山一輝
 近年では、ケーブル1本で電源供給、映像出力、制御を可能にしたPoCL (Power Over CameraLink)も規格化され、更に需要が伸びている。本稿では、新開発した500万画素カメラKP-F00PC/SCLシリーズの機能と特長について紹介する。
○「技能伝承ツール」KS20研修君/フジノン/天野高宏
 自社で取り組む技能五輪(旋盤)の選手育成で「映像を使った教育」を実践し、「映像活用のコツ」を様々なポイントから蓄積。そのノイハウを基に、開発した技能伝承ツール・研修君」の紹介をする。
○タムロン 新製品レンズのご紹介/タムロン/竹田洋祐
 本稿では、1/1、8型および2/3型のFA/マシンビジョン用メガピクセルカメラに最適なタムロン1/1、8型メガピクセル対応超高性能工業用単焦点レンズシリーズ(M118FM08/16/25/50)の紹介。
○デコンボリューションソフトについて/日本ローパー/増田健三
 本稿は、ノイズの低減や除去、複数ファイルからなるチャンネルのデータセットを容易にオープンできるダイアログや様々な表示モードを持つ画像ウィンドウ、夜間に大きな画像データを処理できるバッチモードなど機能が高い使い易いソフトウェアの紹介をする。
○林時計工業の製品紹介/林時計工業/西田裕二
 難かしいとされている鏡面ワークに対して、平行光照明を使用することにより、小さなキズや打痕などの検査に最適。擬似的な平行光の照明を用いて、より高精度な検査システムを紹介する。
■コラム
○病気になって初めて気付いたこと/ヤマネコ
■NEWS&PRODUCTS
■産業用レンズメーカー広告特集
○ヴイエステクノロジー/スペース/タムロン/栃木ニコン/フジノン/メンスグリオ
2,037円
■解説
○拡張現実によるギターの演奏支援システム/慶應義塾大学/元川洋一・斎藤英雄
○FPDのためのディジタルハーフトレーニング/千葉大学大学院/李 俊鶴・堀内隆彦・斎藤了一・富永昌治
○低電圧動作有機CMOS回路/東京大学/北村雅季・荒川泰彦
○シフト不変ウェーブレットを用いた焦点ぼけ画像の復元/岡山県工業技術センター/藤原久永・三輪昭生/豊橋技術科学大学/章 忠・三宅哲夫
○対話型進化計算を用いた高画質化支援システム/静岡大学/大橋剛介・徳田裕一郎・下平美文/日本電気/塚田正人/NECディスプレイソリューションズ/小林玲一
○対話型似顔絵作成システムNIGAO/東京大学・星の子プロダクション/中洲俊信/日本大学・東京大学/チャンドラシリN.P./東京大学/苗村 健・原島 博
○視界不良に強い画像監視手法/弘前大学/小野口一則
○フレキシブル(曲がる)ディスプレイを目指した新しい薄膜トランジスタ/東北大学/竹延大志
○移動ロボットのための非等方性全方位視覚系/大阪大学/近藤一晃・向川康博/映蔵/鈴木俊哉/大阪大学/八木康史
○バーチャルスタジオ/TBSテレビ/山口泰広・藤本 剛
○Smart Kitchen Project/情報通信研究機構/山肩洋子/京都大学/舩冨卓哉・角所 考・美濃導彦
○ステレオカメラ移動撮影による簡易VRモデル生成システム/凸版印刷/運天弘樹・増田智仁・三橋 徹・安藤 真
○薄型テレビにおける高画質化技術/NHK放送技術研究所/栗田泰市郎
■話題の製品と技術
○最新設置型赤外線サーモグラフィA320/A320G/フリアーシステムズジャパン/吉田慎吾
○ハロゲン光源に置け換わるLED光源ユニット/シーシーエス
○2008年JAIの新製品/ジェイエイアイコーポレーション/渡部雅夫
○IEEE-1394bカメラGrasshopperとReal&Dualシステム/ビュープラス/中村心哉・桑島茂純
○浜松ホトニクスの画像処理用光源/浜松ホトニクス/太田明三・佐藤泰史
○より身近となったマシンビジョン機器/アド・サイエンス/田山浩史
■特集
○エレクトロテスト・ジャパン2008 画像処理ゾーンの見どころ
■コラム
○さよならに関するいくつかのこと/ヤマネコ
■NEWS&PRODUCTS
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  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:A4変形判

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