画像ラボ 発売日・バックナンバー

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2,178円
■特別企画:国際画像機器展2018 各社の見どころ
㈱アートレイ/㈱アイ・アール・システム/アス卜ロデザイン㈱/アディメック・エレク卜ロニック・イメージング㈱/㈱アド・サイエンス/㈱アバールデータ/㈱アプロリンク/Allied Vision Technologies/㈱アルゴ/㈱飯田照明/AIC-VISION㈱/㈱エーディーエステック/SVS-VISTEKジャパン㈱/エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱/㈱オプセル/オプテックス・エフエー㈱/㈱オプ卜アート/㈱ケンコー・トキナー/興和光学㈱/㈱シーマイクロ/ジック㈱/ソニーイメージングプロタクツ&ソリューションズ㈱/㈱ディテク卜/デルフ卜ハイテック㈱/テレダインe2v/東芝テリー㈱/㈱ナックイメージテクノロジー/日進電子工業㈱/日本ビューワークス㈱/バスラー・ジャパン㈱/㈱ビュープラス/㈱フォトロン/㈱フジクラ/FLlR Integrated Imaging Solutions Japan㈱/㈱マイクロ・テクニカ/マシンビジョンライティング㈱/㈱ミュー卜ロン/㈱ユーテクノロジー/㈱リンクス/レボックス㈱

■話題の製品と技術
○3Dイメージング:TOF技術を導入する絶好のタイミング/テレダインe2v/ハー ラン ドー トゥー・ピエール フェレール
本稿では、インダストリアルマーケットにおける3Dイメージング技術の種類と、Time-of-Flight(光飛行時間測定、ToF)が現在最も有望視されている理由、さらにToFに特化した最新のCMOSイメージセンサーの開発状況を紹介する。

○1000米ドル未満でディープラーニング検査システムを構築する方法/FLIR Integrated Imaging Solutions Japan㈱/Mike Fussell
ディープラーニングの導入は、マシンビジョンの情勢に改革をもたらそうとしている。新しいアプリケーションの創造、市場の破壊が起こっている。当社の製品マネージャーとして、今年、訪問した各企業ではディープラーニングに取り組んでいる。始めるのは決して簡単ではないが、どこから始めるべきか。本稿では、1000米ドル未満でディープラーニングの推論システムを構築するために、簡単にできる手順を示す。

○CCDカメラに取って代わる最新CMOSカメラ/Basler.AG/Rene von Fintel
本稿では、新型CMOSセンサーと従来のCCDセンサーを簡単に紹介し、両者を比較するとともに、CMOSセンサーへの移行に最適な時期やCMOSセンサーを搭載したカメラを新たに導入する際のポイントについて紹介する。

○日本初登場のDAHENG IMAGING社製 産業用マシンビジョンカメラ/AIC-VISION㈱/吉川 茂男
DAHENG IMAGING社のGigE・U3Vカメラは、累計出荷台数40万台以上(2010 ~ 2018年6月)の実績があり、世界最大のマシンビジョン市場である中国国内においてトップシェアを誇るカメラメーカである。最新のCMOSやCCDセンサを使用し豊富なラインアップを低価格で提供しており、本稿では、同社概要とカメララインアップを紹介する。

■コラム:マルコーニの彼方へ218
○Q Anon、ディープ・ステートを暴く者たち/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔商業支援〕
○五感を備えた AIロボカメラが不審行動を自動検知/アースアイズ㈱/山内 三郎
当社は今夏、NTT東日本と小売店舗向けの万引き防止サービス「AIガードマン」を発売。AI(人工知能)が不審な動きから危険を検知して自動で対処する世界初のAIロボットカメラシステムで万引き被害の削減、根絶を目指す。

○AIを活用した手書き文字データ化サービス/㈱EduLab/佐竹 慎吾・林 規生
当社が開発・販売を行っている、手書き文字認識システム「Deep Read」に関してその概要と機能を紹介する。本製品は深層学習技術に基づいたシステムであり、手書き文字を始めとした、従来型のOCR技術では判別が困難であった文字の認識も可能となっている。

〔製品開発支援〕
○新発想の簡易モーションキャプチャシステム/㈱フォトロン/鈴木 洋介
カメラ1台、マーカー1枚で6自由度の位置(座標X, Y, Z)と姿勢(角度Roll, Pitch, Yaw)を画像計測できる簡易モーションキャプチャシステム『6D-MARKER Analyst』を開発した。本システムが一般的なモーションキャプチャシステムと異なる特長を、自動車業界での利用シーンに即して紹介する。

〔生活支援〕
○顔認証を用いた保育園・幼稚園のソーシャルグラフ分析検討/東京電機大学/富岡 強・倉田 祐司・長谷川 誠/認定こども園 Rainbow Wings International/染谷 亜規子
映像機器を用いて園児や保育者の日常を撮影し、顔認識システムを用いて映像中の園児を識別、その情報から人間関係の図(ソーシャルグラフ)を生成し、保育園・幼稚園業務を支援する方法について解説する。中心性分析によって、リーダ的な園児をみつける。

〔解析・計測〕
○多変量データ可視化のための軸縮約可能平行座標表示/会津大学/高橋 成雄/ウィーン工科大学/Hsiang-Y un Wu/豊橋技術科学大学/渡辺 一帆/慶應義塾大学/藤代 一成
多変量データ可視化手法の一つである平行座標表示について紹介する。平行座標表示は、複数の次元間の相関を表現するのに適している。本稿では、それらの代表的な手法とともに、われわれが最近定式化した軸縮約可能な平行座標表示についても紹介する。

〔3D〕
○DFD錯視を利用したスマートフォンによる小型立体映像装置の開発/千葉大学/山田 翔大・山本 洋太・三瓶 卓方・伊藤 智義
本研究では、スマートフォンとDFD錯視現象を利用した小型の立体映像表示装置の開発を行った。スマートフォンの画面を2分割して輝度の異なる映像を映し出して重ね合わせ、DFD錯視の効果を利用して立体映像を投影する。複数人の観察者に対し主観評価を行った結果、奥行き知覚に対して良好な評価を確認した。

■特集:完全自動化に貢献するロボットビジョン&三次元計測技術
○“3D”カメラ技術で無欠陥製造? IDS Imaging Development Systems GmbH/ハイコ・ザイツ
製造工程での理想は、再処理や欠陥をなくすことである。多大な費用をもってしてもそれは達成できないが、カメラ画像による評価は、製造工程での欠陥や不規則性を早期発見する助けになり、無欠陥製造の理想に近づく道を提供する。

○フェイズシフトで実現する大型曲面サンプルの3次元計測/アディメック・エレクトロニック・イメージング㈱/渡邉 雅仁
現在自動車産業を始め様々な産業分野で大型部品あるいは外装の3次元検査を目指す動きが加速している。当社は現在基板検査等で行われている3次元計測を応用した大型サンプル計測の裾野の広がりをサポートしている。本稿ではその試みの一部を紹介する。

○Allied Vision社 ロボットビジョン用カメラの取り組み/㈱アプロリンク/矢向 博
ロボットビジョン用カメラを選定するにあたり、サイズや重量を注意する必要がある。デザインを妨げず、運用パフォーマンスに影響しないよう、カメラ/エンベデッド・ビジョンは可能な限り軽量でコンパクトであることが推奨される。また、運用形態によっては、カメラをハウジングで覆わない、ベア・ボードのモデルが、重量面やコスト面からも最適な場合がある。

○ステレオカメラのロボットビジョンへの応用/オプテックス・エフエー㈱/西田 哲郎
ロボットの応用拡大は時代の要請である。これに応えるにはロボットビジョンが重要な役割を担う。当社で取り扱うマルチアクティブステレオカメラ及びそれを使ったロボットビジョンシステム 3D-Eye30 を紹介する。

○高速/高精度型3Dスキャナ開発とプレスインライン検査装置への応用/㈱オプトン/田中 秀行・顧若煒・與語 照明
当社独自の高速同期LEDプロジェクタを搭載した新型3Dスキャナ開発と、プレス加工品のキズ検査(ドロス、欠落、バリ、打痕、割れ)に対応可能な、インライン全自動キズ検査装置への応用について紹介する。

○ロボットビジョン用カメラの紹介/㈱ビュープラス/芝田 勉
本稿で紹介するのは、これまで解決が難しかったロボットビジョンの課題を解決できる可能性のあるカメラである。一つは偏光カメラであり、これまでのカメラが捉えられていた輝度情報に加え、偏光情報をとることができる。もう一つは18bit高階調カメラであり、輝度のダイナミックレンジの広い対象に対し全ての位置で輝度の飽和なく情報をとることができる。

○アーム搭載ロボットビジョン向け高精度3DカメラYCAM3Dの紹介/㈱YOODS/原田 寛
バラ積みロボットピッキングに、現在主流の固定式3Dカメラ方式ではなく、ロボットアームに搭載してハンドと共に動き回りながらワークの撮影→認識を行う、小型軽量かつ耐久性に優れた3Dカメラを紹介する。

■話題の製品と技術
○多機能なソフトウェアが付属した赤外線サーモグラフィ/㈱アルゴ/藤尾 麻央
Optris社のサーモグラフィは、分析を目的としたサーモグラフィで、全ピクセルの温度データをリアルタイムで取得することが可能だ。本稿ではデータ分析・解析に特化したサーモグラフィの特徴的な機能の紹介と、機能を応用して実際どのように活用できるかを紹介する。

■シリーズ
○視覚機能としての照明設計の要点と、V-ISA可変照射立体角照明 〔2〕/マシンビジョンライティング㈱/増村 茂樹

■コラム:マルコーニの彼方へ 217
○ノスタルジーと情緒/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔認識・検出〕
○大局的特徴としてのラベル尤度推定に基づくセマンティックセグメンテーション/大阪大学/菅野 裕介・清水 育・鮫島 正樹・松下 康之
セマンティックセグメンテーションは近年盛んに研究が行われているが、既存研究の多くは局所的な画像特徴にのみ着目しており、これが性能に悪影響を与えていた。本研究では、推定対象カテゴリのラベル尤度を陽に学習し、これを大局的な特徴として用いることでセグメンテーションを行う手法を紹介する。

○Long short-term memoryを用いた人物グループ属性推定の検討/パナソニック㈱/新崎 誠・山崎 龍次
自律型モビリティと人の共存の為に、自律型モビリティは周辺人物の動きを考慮した行動選択をする必要がある。人物行動認識システムでは、環境に設置された防犯カメラ等のセンサ情報を用いて人物属性や人物グループ属性を推定し、各属性に応じた人物将来位置を予測することで、環境に適応的な自律型モビリティの行動選択を実現する。本稿では、Long short-termmemoryを用いた人物グループ属性推定の検討内容について紹介する。

〔画像処理〕
○Neugebauerモデルに基づくカラー画像の強調/九州大学/張 子シュ・井上 光平・原 健二・浦浜 喜一
任意の色をRGB色立方体の頂点色の重み付き平均色として表すNeugebauerモデルに基づき、その重みを単調増加関数で強調または抑制することによってカラー画像を強調する方法を紹介する。従来手法との比較実験を行い、提案手法の有効性を確認する。

○全天球ストリートビュー動画のためのハイパーラプス映像の生成手法/東京大学/小川 将範・相澤 清晴
本稿では、歩きながら手持ちで撮影した天球動画の安定した早送り再生手法を紹介する。手持ちであるためにブレがあり、歩きながらの撮影であるために冗長な天球動画に対して、指示した早送り速度の制約下で、ブレが小さいフレームを選択し、わずかに回転補正をかけるだけで、天球動画の安定したハイパーラプスを実現した。

〔基礎研究〕
○畳み込みニューラルネットワークの研究動向/中部大学/山下 隆義/㈱ディー・エヌ・エー/内田 祐介
2012年の画像認識コンペティション(ILSVRC)でAlexNetが優勝して以降、毎年のように新たな畳み込みニューラルネットワーク (CNN)のモデルが提案され、認識精度が大きく向上してきた。そして、CNNは画像認識だけではなく、セグメンテーションや物体検出など様々なタスクを解くためのベースネットワークとしても広く利用されている。本稿では、AlexNet以降の代表的なCNNの変遷を振り返るとともに、近年提案されている様々なCNNの改良手法や正則化手法について紹介する。

〔展望〕
○感性工学とディープラーニングを用いたパーソナル人工知能の開発と応用事例/SENSY㈱/岡本 卓
パーソナル人工知能とは、ディープラーニング技術を用いて、ヒトの感性を学習し、その行動を予測する人工知能である。本稿では、その基盤となるディープラーニング技術、感性工学について紹介した上で、パーソナル人工知能について解説し、その応用事例を紹介する。

■特集:自動車開発・製造に貢献するマシンビジョンテクノロジー
○中古自動車ボディパネルのキズとヘコミの画像検査装置の開発/福岡工業大学/盧 存偉・辻野 和広
本研究では線状LEDランプ間接照明パターン光投影撮影手法、パターン光平均画像を用いたリング状フィルタ処理によるキズ検出手法、多重位相差画像を用いた分散-強度勾配処理によるヘコミ検出手法を提案し、自動車ボディパネルのキズとヘコミの画像検査を実現した。

○マシンビジョンを用いたスマートマシン開発における技術的課題/日本ナショナルインスツルメンツ㈱/岡田 一成
インダストリアルIoT(IIoT)というトレンドにより、産業用装置に大きな変化が起こっている。例えば自動車業界の生産ラインで使用されるロボットや工作機械では、高度なセンサやカメラを用いて状況を把握(計測)し、それに基づきリアルタイムでモータ等を電子制御している。そのためシステム開発時には、画像用のコントローラやモータ制御用、さらには計測装置がそれぞれ必要になるケースが出ている。そのため、開発者はシステムの複雑化に悩まされ、開発の長期化や不具合対応に追われることとなる。本稿では、マシンビジョンや制御、各種センサ計測を1台で対応できる産業用コントローラの紹介ならびに、導入事例を紹介する。

○高光沢自動車部品の自動光学検査/Basler Japan
現在、品質管理とプロセス制御のあらゆる場面で、最新の画像処理システムが利用されている。これらの制御および検査システムは、自動車メーカーだけでなく、供給業者や自動車整備工場などでも利用されるようになっている。本稿では、Baslerace Lの自動車部品への外観検査適用事例を紹介する。

○スマートカメラを応用した3Dピック&プレイス/Vision Components GmbH/Miriam Schreiber・美濃部 忍
ピック&プレイス工程でのスマートカメラによる3Dビジョンシステム例を紹介する。スマートカメラは、最上層の部品輪郭を検出して分析し、それらの位置および向きを搭載されているイーサネットI/Fを介してシステム制御装置に結果を送信する。

○次世代のくるま開発に対応する新画像計測システム/㈱フォトロン/鈴木 洋介
今日のくるま開発において、ハイスピードカメラを使った撮影、計測は必要不可欠になっている。特に、「安全性の向上」「燃費の向上」「車体の軽量化」といったテーマでは、現象の理解とその改善方法を検討する際にハイスピードカメラは重要な開発ツールとなっている。本稿では、その代表的な運用事例と、当社の新しい画像計測システムを紹介する。

○ホログラフィを活用した塗装・コーティング表面検査用カメラユニット/㈱マクシスエンジニアリング/西郷 知泰
我々が開発している新しい方式の光沢表面の外観検査向けカメラユニットを紹介する。ホログラフィ技術を用いた照明により「色により光沢表面の外観不良を識別する」という特殊機能を有している。本稿では、その原理と撮影例、及びハンディ型カメラユニットを紹介する。

■話題の製品と技術
○小型軽量な防水防塵カメラについて㈱アルゴ/嶋田 稜
IP67規格に対応した防水防塵の産業用カメラについて、IP67規格の概要から説明する。また想定される設置環境やアプリケーションと、Baumer社のVCXG.Iシリーズが持つ特徴やカスタムオプションの詳細について紹介する。

○高速・高感度の新CMOSセンサを採用したラインスキャンカメラ/日本エレクトロセンサリデバイス㈱/高田 謙二
新たなラインスキャンカメラシリーズを開発した。Ryuganシリーズは、高速・高感度のCMOSラインセンサを使用している。カメラリンクインターフェース3機種とCoaXPressインターフェース3機種を紹介する。

○高感度・外乱光耐性3D ToFセンサー/㈱リンクス/剱持 雅則
本稿では、スイスSargansに拠点を置くESPROS社が開発・製造する高感度・外乱光耐性というユニークな特性を持つToFセンサー「epcシリーズ」を紹介する。

■シリーズ
○視覚機能としての照明設計の要点と、V-ISA可変照射立体角照明 R〔1〕/マシンビジョンライティング㈱/増村 茂樹
世界の画像処理関係業界において、画像処理用途向け照明技術としては世界初、また日本企業としても初めてVISION Awardを受賞し、名実共に世界のリーディング技術として認められたV-ISA可変照射立体角照明の技術詳細を、3回に分けて解説する。

■コラム:マルコーニの彼方へ 216
○正常性バイアスと災害/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔農林水産業支援〕
○衛星ネットワークが取り組む画像処理/㈱衛星ネットワーク/篠田 祐介
当社はドローンで撮影した画像を用いて、作物の育成状況を可視化し、生産者がいつでも利用できる画像処理クラウドサービスを開発した。また、超小型衛星を利用した画像データ提供サービスも開始し、農業を始めとした多分野での利用を推進している。

■特集:製造工程の可視化・異常検知とカメラシステム
○現場のチョコ停の実態を動画で見える化/因幡電機産業㈱/東 正己
チョコ停は、モノづくりの現場では設備7大ロスの一つで、設備総合効率に影響する重要な要素。ビデオレコーダーの単なる流用では、原因究明に手間が掛かる。市場要求に基づいてドライブレコーダーを応用した“チョコ停ウォッチャー”を開発したので、開発背景と搭載技術について紹介する。

○製造トラブルの真の原因を追い詰めるカメラシステム/㈱イマジオム/高木 太郎
当社は、生産ラインや製造機械で偶発的に発生するトラブルの原因究明に役立つカメラシステム「TargetWatcher」を開発している。TargetWatcherについては、本誌2015年9月号でも紹介したが、本稿では、その後TargetWatcherに追加された新しい機能を紹介し、それがどのようにトラブル原因究明に役立つのかを紹介する。

○ネットワークカメラを活用した製造現場向けソフトウェア/キヤノン㈱/道喜 秀人
画像や映像は製造現場を見える化する上で欠かせない。本稿ではネットワークカメラを製造現場で活用することの有用性と、ネットワークカメラを活用した効果的なソフトウェア2種を紹介する。

○製造現場の「チョコ停」「ドカ停」対策㈱コヤマ・システム/池内 一茂・大藪 友通
生産設備を安定稼働させることは、製造業において重要な要素である。チョコ停対策は現象を見える化し、その原因に対して根本対策を行うのが基本である。そのツールとして高速カメラを採用した設備監視用ドライブレコーダーを紹介する。

○FAネットワークとIPカメラの連携プレー/図研エルミック㈱/川合 有希枝
生産現場では、工程の見える化、省人化、生産性向上、さらに機能安全など、様々な課題を抱えており、その解決策としてFAネットワークの拡張が期待されている。同時に、製品の安心、安全対策として相当数の監視カメラが工場の内外に設置されている。今のところ別々に運用されることが多いこのFAのネットワークと監視カメラのネットワークが、お互いに情報を伝えあい連動したらどんなことができるだろうか。

○進む生産ラインへのハイスピードカメラ導入/㈱デジモ/神辺 和宏
大学・研究機関向けのツールとして多くの実績をもつ当社ハイスピードカメラシステム。これを製造業向けに進化させた「ラインレコーダー」は、現在、生産現場への導入が進んでいる。本稿では、当社製品と市場ニーズ・その方向性について紹介する。

○製造現場用のハイスピードカメラの紹介/㈱フォトロン/鈴木 洋介
製造現場のトラブルシューティング用に特化して開発されたハイスピードカメラ「PhotoCam SpeederV2」の特長を一般的なハイスピードカメラとの比較を交えて紹介する。また、最新の活用事例と新製品のオプション商品についても紹介する。

○温度管理による生産ラインの異常検知/フリアーシステムズジャパン㈱/吉田 慎吾
当社の固定式赤外線サーモグラフィは様々な生産工程の温度検査に利用されている。赤外線サーモグラフィを使うことで、熱電対温度計やスポット温度計、また可視カメラといった従来の方法では難しかった相対的温度画像による可視化を実現できる。

○多視点カメラによる生産工程の異常発見・事実確認・生産進捗見える化システム/リコーインダストリー㈱/西澤 貞明
ものづくり現場の改善の為にビデオカメラを活用するケースは多いと思われるが、撮影した映像の振り返りの負荷が大きく、改善が進まないこともあるのではないだろうか。本稿で紹介するオールラインレコグナイザーは、異常検知を基に見るべき映像にマーキングし、アラームを出したり、多視点での振り返りによる現場の改善を可能にしたりするとともに、検知を基にした生産タクトや進捗状況の見える化まで実現するカメラシステムである。

■特集:視線解析技術とその活用
○自動車運転中の“ながらスマホ”時の視線特性と危険性の考察/愛知工科大学/小塚 一宏
スマートフォンの急速な普及に伴い、自動車運転中にスマートフォンを操作する“ながらスマホ”による重大な交通事故が増加し、社会問題となってきた。“ながらスマホ”運転時にはドライバの視線が前方と画面の直線的な移動になるなど周辺の交通環境をほとんど認識できず、非常に危険なことを実験検証した。

○視線計測技術を用いた高齢者の一般道における運転行動解析/近畿大学/多田 昌裕・日置 幸希/大阪大学/飯田 克弘/静岡大学/岡田 昌也/帝塚山大学/蓮花 一己
本稿では、実交通環境下における高齢運転者の視線を計測・解析した研究事例を紹介する。高齢者と非高齢者の運転中の視線を比較した結果、高齢者は交通量が比較的多く、一度に確認しなければならない対象が多数存在する交差点を右折する場面や、生活道路の無信号交差点を直進する場面において、安全確認回数が有意に少ない傾向が認められた。

○視線計測による消費者行動の理解慶應義塾大学/里村 卓也
本稿では、視線計測により消費者行動を理解するマーケティング研究の成果について取り上げる。視線データの分析方法や、消費者行動モデル、製品評価、広告、インストア・マーケティング、ウェブ・マーケティングなどのマーケティング分野での視線データを利用した研究の成果について紹介する。

○視線計測技術の変遷とその活用/㈱ナックイメージテクノロジー/中村 祥悟・松井 正裕
純国産技術を用いた当社の眼球運動計測装置「アイマークレコーダEMR」の50年にわたる変遷と各種学術研究や産業分野で使用されてきた応用例を紹介する。また、最新のアイトラッキング技術を用いた現在のモバイル型EMR-9、非接触型EMR ACTUSと特注製品の紹介をする。

■トピックス
○産業用カメラメーカー Baslerの今後の展望/Basler AG

■製品ガイド:最新!高速度カメラと関連製品
IDTジャパン㈱/㈱アド・サイエンス/㈱アルゴ/㈱ディテクト/㈱デジモ/㈱ナックイメージテクノロジー/㈱日本ファステックイメージング/㈱フォトロン/ブレインビジョン

■コラム:マルコーニの彼方へ 215
○コミュニケーションとイノベーション/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔商業支援〕
○労働集約型サービス産業における屋内測位技術の適用/立命館大学/新村 猛
労働集約型サービス産業は、サービス財の特性の影響が最も顕著である事業であるため、労働生産性の向上は困難である。本稿では、屋内測位技術を同産業に適用することで労働生産性向上を図る取り組みについて概説するとともに、その課題と展望についても概説する。

〔セキュリティ〕
○深層学習を用いた観測方向の違いに頑健な高精度歩容認証/大阪大学/武村 紀子・槇原 靖・村松 大吾/大阪電気通信大学/越後 富夫/大阪大学/八木 康史
歩容認証タスクの違いおよび観測方向差の大きさの違いに応じて、畳み込みニューラルネットワークの入出力構造を適切に設計することで、視点変化に頑健な歩容認証を実現する。さらに、観測方向差が大きい/小さい場合に適した各CNNを統合することで、更なる精度向上を図る。

○スムーズなオフィス入退管理を実現するウォークスルー型指静脈認証ゲート/㈱日立製作所/松田 友輔・野々村 洋・長坂 晃朗
スムーズかつ高精度な本人確認を実現するウォークスルー型指静脈認証技術を開発しており、本技術の実用化に向けた取り組みについて述べる。自社オフィスにおいて、約900人規模の実証実験を行い、入退管理の用途での実用性を確認した。そして、さらなる性能向上のため、装置構成および装置デザインの刷新によりユーザビリティの向上を図り、認証アルゴリズムの改良により高精度化を実現した。

〔入力・出力〕
○波長多重画像を用いるレンズレスカラー3次元画像センシング
国立情報学研究所/田原 樹/シグマ光機㈱/大谷 礼雄/東京農工大学/高木 康博
提案するホログラフィック波長多重技術に基づく、波長多重画像を用いレンズレスカラー3次元画像センシングする技術を紹介する。レンズレスカラー3次元イメージング、顕微鏡応用例を示す。本技術を用いれば自然光のレンズレスマルチカラー3次元画像センシングが可能であり、他の技術との融合によりさらなる高速化も見込まれる。

〔認識・検出〕
○Deep Learning推論の多階層高速化フレームワーク/㈱モルフォ/松尾 恒
本稿では、様々な階層でのDeep Learning推論の高速化技術とプロファイリングによる最適化技術とを組み合わせることでエッジ環境で高速なDeep Learning推論を実現する方法と、それに基づくフレームワークSoftNeuroを紹介する。

〔展望〕
○光学シースルー型スマートグラスのARによる遠隔フィールド作業支援システム/㈱KDDI総合研究所/加藤 晴久
遠隔からの映像を高品質に伝送する遠隔作業支援ARシステム「Vista Finder Mx」を紹介する。特に、光学シースルー型スマートグラスにおけるARの課題を明らかにし、同グラスを装着したユーザの視点から見てピタリとAR表示する「PITARI」機能について解説する。

■特集:近赤外線カメラの拡がるフィールドとアプリケーション
○近赤外線カメラとソリューション/㈱アートレイ/小森 活美
非破壊検査などのニーズやあらゆる波長域に対応するカメラを製品化してきた当社が、開発、販売を行っている近赤外線カメラのラインナップを紹介する。

○SCD社の近赤外線を使ったソリューション/㈱アイ・アール・システム/山﨑 博之
近年、その波長の有効性が再認識されている近赤外線(NIR)~短波長赤外(SWIR)領域。赤外線イメージセンサを開発・製造するグローバル企業であるSCD社のSWIRイメージセンサとそのソリューションを紹介する。

○Xenics社製近赤外線カメラの紹介/㈱アド・サイエンス/草野 良輔
近年、セキュリティ・検査・研究・医療など様々な用途で近赤外線領域を用いたイメージングの需要がさらに高まっている。それぞれのアプリケーションに最適なシステムを構成するためには、核となる赤外線カメラが多様なプラットフォームに対応する必要がある。本稿ではベルギーに拠点を置くXenics社が製造している様々なモデルの近赤外線カメラの特徴を紹介する。

○近赤外線波長域における分光イメージング/㈱アバールデータ/岡本 俊
“可視波長域で見えないものを可視化する”というキーワードを基にハイパースペクトルカメラによる分光分析から近赤外線カメラ/照明/レンズ/AI・ディープラーニング処理などを組み合わせたシステム構成での提案などを紹介する。

○Allied Vision社SWIRカメラに見る応用について/㈱アプロリンク/矢向 博
Allied Vision社 Goldeyeシリーズ SWIRカメラは、マシンビジョンでの応用に対応する、低ノイズ、高フレームレート、コンパクト筐体、そしてGigEまたはCLインターフェースデータフェースのInGaAsカメラである。今回 Siウェハ―検査と光通信で必須のLDプロファイラーの実用事例を報告する。

○多用な用途で飛躍するコストを抑えた近赤外線カメラ/ビットラン㈱/加須屋 正晴
人の目では見えない可視光以外の光は近年、光センサの発展により急速に需要を拡大していった。“見えない物が見える”ことは医療をはじめ様々な分野で望まれてきたことなのである。中でも近赤外線はその波長特性である物質を透過する利点を生かして再び注目を集めている。本稿ではそんな近赤外に対応した自社のカメラとワークを紹介する。

○近赤外3波長同軸18bit階調カメラシステムと超高速広帯域スペクトラムスキャナ/㈱ビュープラス/芝田 勉
近年、人間には見えない近赤外領域にも有用な情報があり、それらを利用することで、今まで目視や可視光カメラで行ってきた認識や作業をより高精度にする、高速にする、今まで対応できなかった計測・検査に対応しようとするなどの動きがみられる。本稿では当社の扱う近赤外関連製品について紹介し、アプリケーションのベースになるものを提示する。

○近赤外線カメラ温度計測の利点/フリアーシステムズジャパン㈱/植村 英幸
近年、近赤外線カメラの応用が幅広く紹介され、実際の需要喚起につながっている。当社は近赤外線カメラとしてA6260scというカメラを販売している。その製品および事例、さらにはサーモグラフィーとして温度計測について紹介する。

○可視光からSWIR光をカバーする分光用カメラ及び波長可変型光源/㈱ブルービジョン
SWIR光の特長は、可視光に比較して波長が長いので、被写体の内部まで見えることがある、1450nm付近で物体の持っている水分の吸収量が検査できる、波長帯域が広いので分光イメージングに適している等の特徴を持っている。本稿では、可視光から1900nmのSWIR波長帯域(短波赤外線)に有用な入力装置である、分光カメラ、レンズ、波長可変型光源を紹介する。

■話題の製品と技術
○3軸アクチュエータによる広角・高速鏡筒ブレ補正/パナソニック㈱/森光 英貴・原口 一馬
本稿では、当社が開発・サンプル販売を行っている「カメラスタビライザ」に関しその概要と機能を説明する。本スタビライザは3軸アクチュエータ技術によりカメラ鏡筒を高速かつ広範囲に駆動でき、様々な撮影環境下の複雑かつ大きなブレを補正し高品質な映像が撮影可能となっている。

■製品ガイド
○最新!赤外領域に対応するレンズと照明
㈱アイ・アール・システム/㈱イマック/㈱ヴイ・エス・テクノロジー/エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱/オプテックス・エフエー㈱/㈱オプトアート/京都電機器㈱/㈱ケンコー・トキナー/興和光学㈱/シーシーエス㈱/㈱タムロン/日本ピー・アイ㈱/㈱ブルービジョン/㈱ユーテクノロジー/レボックス㈱

■コラム:マルコーニの彼方へ214
○森田童子、時代に取り残されてしまった者たちの代弁者/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔FA〕
○ドット文字を対象としたトップダウン型セグメンテーション手法の提案/奈良先端科学技術大学院大学/溝口 拓也・清川 清/オムロン㈱/井尻 善久・諏訪 正樹
ドットが文字の最小構成要素となるドット文字では、文字構成要素の連結性などの情報を用いた従来の手法から個別文字を抽出することは困難である。本研究ではこのような特徴をもつドット文字から、段階的にドット文字領域内を徐々に絞り込み、最終的には個別のドット文字を特定するトップダウン型セグメンテーション手法を提案する。

〔商業支援〕
○商品の陳列状況を高精度かつ高速に把握する画像認識技術/㈱NTTドコモ/中村 一成
小売量販店等の商品棚における商品の陳列状態を把握する高速で頑健性の高い画像認識技術を開発した。本技術の特徴は、商品同士の重なり(遮蔽)がある場合や商品の陳列面が様々である場合でも、高精度で商品領域の検出や商品の認識ができることである。

〔セキュリティ〕
○手検知を利用したATM利用者の危険挙動検知/㈱日立製作所/永吉 洋登・渡邊 高志/日立オムロンターミナルソリューションズ㈱/矢住 和行
ATM(Automated Teller Machine)利用中に携帯電話を用いる挙動は、電話を通して架空の理由を伝え、金銭を振り込ませるタイプの振り込め詐欺に見られる。その挙動を、電話を持つ手の検知により捉え、被害を防止する方式を提案する。

〔メディカル〕
○高階グラフカットによる医用画像領域分割 早稲田大学/石川 博/富士フイルム㈱/北村 嘉郎
画像領域分割の代表的な手法であるエネルギー最小化は、三つ以上の任意の変数群(クリーク)に依存する高階エネルギーの最小化が近年可能になった。クリークの選び方によって領域分割対象の形状に関する事前知識を活用する領域分割技術を紹介する。28

〔自動車〕
○ステレオカメラによる自動運転の可能性/ITDLab㈱/實吉 敬二
ステレオカメラと地図のみで障害物回避を含む自動運転が可能であることを示す。ステレオカメラは知識や仮定を使わずに距離分布画像が得られるので、間違いが少なく、自動運転に最適なセンサである。この特長を他のセンサと比較しながら紹介する。

〔認識・検出〕
○口唇の動画像解析を用いたリップシンク個人認証システム/鹿児島大学/佐藤 公則
本稿では、口唇の動き特徴に基づいたリップシンク個人認証システムを提案する。リップシンクとは無音の発話動作を意味しており、本システムを利用するユーザは、カメラに向かい無音発話し、口部の動画像情報から生体特徴を取得し、個人認証を行うものである。

○画像処理を用いた甲骨文字認識/立命館大学/孟 林・泉 知論・山崎 勝弘
本稿は、画像処理を研究してきた甲骨文字の認識について紹介する。甲骨文字は、3000年以上前の中国殷代の象形文字であるため、これらの解読には史学の研究に大きな意義がある。しかし、劣化が激しく、認識しにくい問題がある。本稿では、甲骨文字認識におけるノイズの除去から、認識までのプロセスを述べる。甲骨文字認識において、伝統的なテンプレートマッチング手法、ハフ変換を用いた手法、及び深層学習を述べる。

〔基礎研究〕
○準同型暗号を用いた個人情報の保護による人物対応付け/鳥取大学/西山 正志・岩井 儀雄
カメラ間の人物対応付けに用いる特徴量は個人情報に該当する。本稿では、暗号化されたままの特徴量同士から距離を計算する方法について紹介する。これにより公開ネットワーク上の計算サーバで復号処理は必要ないため、個人情報の保護に寄与できる。

〔展望〕
○IoTデータを活用してシステムの最適化・自律化を支援するアナリティクスAIサービス/東芝デジタルソリューションズ㈱/古藤 晋一郎
140年を超える「ものづくり」の知見と、長年の研究開発で培った画像、センサーデータなどの認識・分析技術を集約し、東芝アナリティクスAI「SATLYS .(サトリス)」として体系化。生産性向上や業務効率改善の適用事例を含めて、本AIサービスを紹介する。

■特集 最高画質を得る決め手!マシンビジョン用レンズ各社の取り組み
○イメージセンサの高精細化と大型化に対応した低倍率系テレセントリックレンズ/㈱オプトアート/冨士山 和夫
当社は、近年、産業用カメラ市場でのCMOSセンサによる1ピクセル当たりの極小化とイメージセンサの大型化の二つの大きなトレンドにより、それらを搭載したマシンビジョン用カメラに対応した、高精細で低倍率の光学系MPHC-150シリーズを2016年に開発、販売を始めた。本稿ではその製品の開発経緯について紹介する。

○高解像レンズ選定のための知識およびポイント/興和光学㈱/大口 泰成
当社では、様々な種類のセンササイズや解像度のカメラに対応できるように豊富なレンズラインナップを揃えている。レンズ選定における参考となるようにシリーズの違いなど技術的な内容を含めて紹介する。

○産業・マシンビジョン用単焦点レンズの特徴と優位性/㈱タムロン/竹田 洋祐
当社ではマシンビジョン用レンズについて様々な取り組みを行っている。メガピクセルシリーズに対応したスタンダードシリーズなど幅広いラインアップを展開している。本稿では、シリーズの中で最新となる「1/1.2型・2/3型メガピクセル対応、超高性能、産業・マシンビジョン単焦点レンズM112FMシリーズ」を中心に紹介する。

○高解像度カメラ対応テレセントリックレンズ/㈱東京パーツセンター/酒井 恵寿
当社は、FA用光学製品、画像処理機器用製品、機械要素製品、部品の企画、製造、販売を行っている。今回、FA用光学製品の1.1型12メガピクセルCMOSカメラに適したCマウント用テレセントリックレンズを開発し製品化した。そのラインアップを紹介する。

○使用可能なレンズの種類とカメラに合ったレンズの選び方/Basler Japan/稲垣 尚德
様々なレンズが存在する中で、カメラに最適なものを選ぶ場合、理想の画質を得るためにはイメージサークルと絞りの役割、価格に大きな差がある理由など、重要なポイントに注意する必要がある。本稿では、カメラとレンズを最適に組み合わせる方法を紹介する。

○カメラの実力を最大限に引き出すマシンビジョンカメラ用レンズ/富士フイルム㈱/佐藤 賢一
当社は、製造ラインの製品検査や計測などで使用するマシンビジョンカメラ用レンズの最上位シリーズとして、2/3型センサー・2.7μmピクセルピッチに対応し、多様な設置条件下で画像の中心部から周辺部まで均一な高い解像性能を実現する「FUJINON HF-12Mシリーズ」(以下、「HF-12M」)を2016年に発売した。本稿では、その性能を実現するテクノロジーについて紹介する。

■コラム マルコーニの彼方へ213
○多様性を許容する社会、個性で生きる時代/ヤマネコ
2,178円
■特別企画:画像センシング展 2018 各社の見どころ
㈱アートレイ/㈱アド・サイエンス/㈱アバールデータ /Allied Vision Technologies/㈱エーディーエステック/エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱/㈱オプセル/㈱オプトアート/キヤノンITソリューションズ㈱/興和光学㈱/ジック㈱/㈱ディテクト/日本ビューワークス㈱/㈱ビュープラス /FLIR Integrated Imaging /Solutions Japan㈱/㈱マイクロ・テクニカ/マシンビジョンライティング㈱/㈱ミュートロン/㈱リンクス

■解説
〔外観検査〕
○エレベータロープ直径計測システムの開発/㈱明電舎/野田 祥希・渡部 勇介/日本オーチス・エレベータ㈱/加藤 充・小野田 立志
稼働中のエレベータロープの画像からロープ径、減径率、変形等を解析する計測システムを開発した。本システムは、ラインセンサカメラにて非接触かつ高速にロープを計測するため、作業安全性が向上すると同時に従来の課題であった計測作業の効率化及び人為誤差の低減に寄与する。

〔商業支援〕
○ペン書き1㎜の点を識別タグとして活用する”マイドット”技術/日本電気㈱/石山 塁
市販のラメ入りインクペンで“点”(ドット)を書き、カメラで撮影することで、個々のドットを個別に識別できる“マイドット”技術を紹介する。手書きにより様々なモノに手軽に個体識別タグを付与でき、物品の管理、流通・販売から、ワンタイムのセキュリティなど、様々な応用が可能である。

〔生活支援〕
○視線情報の時系列パターンに基づく行動の識別/名古屋大学/井手 一郎・平山 高嗣・井上 裕哉・川西 康友・出口 大輔・村瀬 洋/中京大学/道満 恵介
本稿では、人間の行動を映像の形で記録し、その内容を自動的に記述するための技術として、視線情報の時系列パターンに基づく行動の識別方法について紹介する。また分析の結果得られた、行動クラスごとに特徴的な視線遷移パターンの傾向について紹介する。

〔エンターテインメント〕
○Neural Style Vectorによる絵画画像のスタイル検索/電気通信大学/松尾 真・柳井 啓司
本稿では、Neural Style Vector (NSV) による絵画画像の画風に基づく検索(スタイル検索)の手法について解説を行う。NSVは、GatysらのDeep Convolutional NeuralNetwork(DCNN)による画像スタイル変換の研究で使用されたテクスチャ表現を元にした特徴量で、実験によって従来手法よりも絵画のスタイル表現として優れていることが分かった。

〔実装技術〕
○アプリ不要の高速ディープニューラルネットワーク/東京大学/日髙 雅俊・木倉 悠一郎・牛久 祥孝・原田 達也
本稿では、スマートフォン端末等のWebブラウザ上で、画像認識等を行うディープニューラルネットワークを高速に実行できるフレームワークWebDNNについて紹介する。Webブラウザ上での科学技術計算はアプリケーションのインストールが不要という利便性が得られる一方、計算速度に難点がある。WebDNNでは計算グラフの最適化および最新Web技術の活用によってこの問題を解決した。

〔解析・計測〕
○ミュオグラフィによる構造物内部を透視する技術/東京大学/田中 宏幸
宇宙に起源を持つ高エネルギー素粒子ミュオンを用いた透視技術「ミュオグラフィ」は火山を対象にその巨大物体への適用に対する有効性が実証され、その後、産業プラントや歴史的建造物等、様々な構造物のミュオグラフィ観測が次々と実施されている。本稿ではミュオグラフィを用いた構造物の内部を透視する新たな技術について紹介する。

〔画像処理〕
○輝度値変化及び回転に頑健な曲線特徴量慶應義塾大学/中島 由勝・斎藤 英雄
本稿では、エッジの特徴を抽出し記述することで、輝度値変化及び回転への頑健性を獲得した曲線特徴量記述手法を提案する。本手法の有効性を確認するために地図 -航空写真間のマッチング等の実験を行い、その性能を評価した。

■話題の製品と技術
○マシンビジョンカメラが追及する画質の本質/アディメック・エレクトロニック・イメージング㈱/渡邉 雅仁
CMOSイメージセンサーの高機能化・高性能化はカメラづくりのハードルを一気に下げた。画質と高機能を特徴とする当社のカメラはこのようなセンサーの出現で特別なものでは無くなるのか?S-50A30Jmchg/CXPカメラの出荷に合わせ提供を開始するEMVA1288試験データの読み取り方の紹介を通して考察する。

○高速ビジョンセンサおよびその産業用ロボットへの応用/ソニーセミコンダクタソリューションズ㈱/芦谷 達治
高速な撮像と同時に画像認識をチップ内で同時に行える高速ビジョンセンサを開発した。本センサを用いることで、高速なビジュアルサーボと、制御システムの軽量化を実現することができる。本稿では、センサの概要と産業用ロボットへの応用例を示す。

■コラム:マルコーニの彼方へ212
○シェアリングエコノミー、資本主義の新しいかたち/ヤマネコ

2,178円
■解説
〔ロボットビジョン〕
○知能ピッキングロボットのための3次元ビジョンKyoto Robotics㈱/徐 剛
目と脳を持った知能ピッキングロボットが広がりつつある。その入り口は3次元ビジョンである。ピッキングのための3次元ビジョンの基礎技術を解説し、関連する製品を紹介する。

○複腕ロボットシステムによる多品種商品のばら積みピッキング/三菱電機㈱/川西 亮輔・堂前 幸康・白土 浩司/慶應義塾大学/秋月 秀一/中部大学/藤吉 弘亘/中京大学/橋本 学
物流倉庫の自動化ニーズの高まりにより、多品種物体のばら積みピッキング技術が求められていることを背景に、Amazon社が主催する商品ピッキングのロボットコンテスト”Amazon robotics challenge(ARC)”が注目を集めた。本稿では、ARC2017に出場したロボットシステムについて紹介する。

〔セキュリティ〕
○歩行運動の両脚相に着目したRGB-Dカメラに映るPDR所持者の同定/九州大学/橋本 幹基・島田 敬士・谷口 倫一郎/(国研)産業技術総合研究所/大西 正輝・興梠 正克・蔵田 武志/長崎県立大学/有田 大作
近年、子供の見守りやゲーム、SNSなどでGPSの位置情報を利用したサービスが実用化されているが、電波の届かない屋内で人の位置を計測することはできない。本稿では、屋内における人の位置計測を目的として、RGB-Dカメラに映るPDR利用者を同定する手法を紹介する。

〔生活支援〕
○知能ロボットによる布製品操作のためのセンサ情報処理と認識/信州大学/山崎 公俊
本稿では、布製品操作の自動化に向けたセンサ情報処理手法と認識手法を紹介する。布は柔軟物であるため、明確なモデルを人手で定義することが難しい。そこで、目的に応じて布の知識表現を策定するアプローチが採られてきた。その研究成果を紹介し、今後の展望を述べる。

〔解析・計測〕
○アクティブ探索と粒子群最適化の組み合わせによるテンプレートマッチング/岩手県立大学/小嶋 和徳・伊藤 慶明
本稿では、テンプレートマッチングにおいて不要な評価を省略することで高速化を図るアクティブ探索法と、進化計算の一つであり鳥の群行動を模倣した探索手法である粒子群最適化(PSO)を組み合わせたActivePSOテンプレートマッチングについて紹介する。

〔画像処理〕
○画像抽象化と視差情報を用いた領域分割/東北大学/菅谷 至寛・大町 真一郎/㈱日立産業制御ソリューションズ/土田 寛子
画像領域分割は画像処理において古くから重要な技術であり、適応的画像符号化においても利用される。本稿では、本手法はオブジェクトベースの圧縮符号化による効率的な画像伝送への応用を想定した手法である、画像抽象化とステレオカメラ等によって得られる視差情報を組み合わせた領域分割について紹介する。

〔記録・再生〕
○サーペンタイン模様による情報伝達法とその文書認証への応用/日本大学/伊藤 浩・富樫 健二
近年、情報技術の発達に伴い、幾何学模様の情報伝達手段としての役割が拡大している。例えば、バーコードは印刷物からコンピュータに情報を取り込む方法として広く用いられている。本稿では、単純な図形を組み合わせてできる幾何学的な模様に情報を埋め込んで伝達する方法を提案する。

■特集:撮像性能の要! CMOSイメージセンサの進化を追う
○CMOSイメージセンサの最新技術動向、機能進化へ挑戦/名雲技術士事務所/名雲 文男
CMOSイメージセンサ技術がその市場とともに大きな転換期に差し掛かっている。本稿では、急展開するCMOSセンサの機能進化の実用化例を中心に魚眼レンズ的に広く簡潔に紹介する。また新しいイメージセンサとカメラシステムの動向も挿話的に付記する。キーワードは機能進化、新次元撮像、3D撮像。

○47.5Mp 高解像度、ハイスピードグローバルシャッターCMOSイメージセンサー/ams AG /Pie terjan Daelemans
グローバルシャッターCMOSセンサーによるCCDおよびローリングシャッターセンサーの置換えは、今のところ低解像度センサー市場にて多く起こっている。非常に高い解像度のセンサーについては、依然として多くのCDDが使用されているが、ここでもCMOSイメージセンサーへの置換えに関する市場要求が出てきている。そうする事でカメラの設計や操作がより簡単になり、更にCMOSグローバルシャッターによるフレームレートの高速化が実現できるからである。本稿では、amsがCMV製品群に新たにラインアップしたCMV50000について主に紹介する。

○産業向け高性能CMOSイメージセンサと高感度・超低照度性能CCDイメージセンサ/オン・セミコンダクター
当社のイメージセンサポートフォリオの中から、マシンビジョン、ハイエンド監視などの用途向けに開発されたグローバルシャッタCMOSイメージセンサ・ファミリと、特殊監視、科学計測用イメージングなどの用途向けに開発された電子増倍型インターライントランスファCCDイメージセンサについて紹介する。

○プロフェッショナル応用に対するCMOSイメージセンサの取り組みと新製品の現状と将来への展開/Gpixel inc./Xinyang Wang
近年のモバイルフォンカメラや車載カメラの急成長に牽引されて、同カメラに使われているCMOSイメージセンサ(CIS)も急成長し、CISは撮像素子の主流となっている。CMOSファンドリーとCISデザインハウスのCIS技術開発に対する取り組みは、産業応用や科学応用にさらなるソリューションを提供すべく、さらにハイペースに続けられている。本稿では、Gpixel社の新製品の現在の位置づけとCISの将来的見通しを応用分野ごとに紹介する。

○Teledyne e2v社のCMOSイメージセンサ/コーンズテクノロジー㈱/工藤 修
Teledyne e2v (英国)では、産業や航空宇宙、科学計測向けの多彩な高感度・高性能イメージングソリューションを提供している。本稿では、産業向けCMOSイメージセンサを中心に同社の製品を紹介する。

■製品ガイド:最新!エリアセンサカメラ製品ガイド
㈱アートレイ/㈱アイジュール/アイ・ディー・エス㈱/アディメック・エレクトロニック・イメージング㈱/㈱アド・サイエンス/㈱アプロリンク/Allied Vision Technologies/㈱アルゴ/㈱エーディーエステック/SVS-VISTEKジャパン㈱/キヤノンITソリューションズ㈱/㈱シーアイエス/㈱ジェイエイアイコーポレーション/ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ㈱/竹中システム機器㈱/東芝テリー㈱/日本エレクトロセンサリデバイス㈱/日本ビューワークス㈱/Basler Japan/ビットラン㈱/㈱ビュープラス/FLIR Integrated Imaging Solutions Japan㈱/㈱マイクロ・テクニカ/㈱リンクス/ルーシッド ビジョン ラボ

■コラム:マルコーニの彼方へ211
○花のない桜の木を見て、満開の日を想像するということ/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔FA〕
○X線カメラによる内部構造検査 浜松ホトニクス㈱/瀧日 真二
X線センサを搭載した検出器による非破壊検査は、これまで可視の検出器しか用いていなかった検査装置メーカからも利用を希望する声が高まってきている。本稿ではX線を用いることで、正確な内部の構造や形状が画像として得られることにより、精度の高い検査を可能にする為の様々な検出器を紹介する。

〔商業支援〕
○AIレジ実用化の意義とその応用/㈱ブレイン/神戸 壽
複数個のパンを撮影し種類と個数を識別して金額を計算するシステムBakeryScanの開発に着手して今年で10年、第1号機の出荷から5年になる。お陰様で現在約300台が全国で稼働している。この画像識別技術と機械学習技術はパン以外にも様々な方面でも応用されている。実用化までの開発した技術とその応用を紹介する。

〔認識・検出〕
○テンプレートマッチングにおける最適なテンプレート形状の生成/秋田公立美術大学/アデルジャン・イミティ/岩手大学/萩原 義裕
テンプレートマッチングにおいて、他の物体に隠された部分など、照合に適さない画素の誤差分布はX2分布になる。この性質を利用して、遺伝的アルゴリズムによりテンプレートを最適な形状に変化させ、マッチングの精度を向上させる方法を紹介する。

○深層学習に基づく転移学習を用いた臨床検体の二次元電気泳動画像診断による敗血症識別/東京工業大学/林 宣宏・氏本 慧/パナソニック㈱/澤田 好秀・佐藤 佳州・中田 透/日本大学病院/三木 隆弘/順天堂大学/射場 敏明
高性能二次元電気泳動法により得られる画像データを用いた機械学習による敗血症のA.I.診断に成功した。生体サンプルの二次元電気泳動画像によるA.I.診断が可能であることが示されたことで、他の疾患の診断や、日頃の健康状態のチェックによる健康管理がA.I.ドクターにより可能であることが示唆された。

〔生活支援〕
○教師データ数を削減できる深層学習技術/富士通研究開発中心有限公司/于 小億・孫 俊・近藤 正雄・直井 聡
深層学習で高精度な認識を実現するために、学習に充分な教師データを準備するためのコストが大きな問題となっている。中国古文書文字の文字認識に用いる深層学習において、少ない数の教師データでも高精度な文字認識を実現できる技術を紹介する。

〔解析・計測〕
○距離画像センサの歪み分析とキャリブレーション手法/秋田県立大学/石井 雅樹
距離画像センサの登場により、人や物体、環境の3次元スキャンが容易かつ安価に行えるようになった。本稿では移動ロボットの3次元環境地図構築において、高精度な深度情報の取得を目的としたセンサのキャリブレーション手法について紹介する。

〔開発環境〕
○Deep Learningを利用した画像認識システム開発の効率化プラットフォーム/新日鉄住金ソリューションズ㈱/小林 大悟
Deep Learningを利用した開発で直面する問題点をシステム管理者、開発者の側面から説明し、その課題をKAMONOHASHIで如何に克服しているのかを紹介する。

〔実装技術〕
○可視及び遠赤外カメラの同時校正技術とその応用/日本電気㈱/柴田 剛志/(国研)産業技術総合研究所 田中 正行/東京工業大学/奥富 正敏
可視カメラと遠赤外カメラを同時利用するには、これらの画像を位置合わせする必要があり、そのためには、可視カメラと遠赤外カメラの高精度な幾何学的な同時カメラ校正が必要となる。そこで本稿では、筆者らがこれまでに行った可視カメラと遠赤外カメラの同時校正技術について紹介する。

■特集:さらなる高速化・高精細化のニーズに応える印刷面検査とマシンビジョンシステム
○デザインから最終商品までの品質管理/㈱クロスリンク・パシフィック/木村 洋介
医薬品業界のみではなく、食品や飲料業界、その他ブランドオーナーに要求される、印刷画像の品質管理の要求に対するEyeC社の提案を紹介。印刷現場だけでなく、デザインから受け入れ現場で用いられている検査方法についても説明する。

○印刷品質検査装置における画像処理技術/東京計器㈱/堀ノ内 真一
印刷されたウェブには印刷工程で発生した欠陥や印刷素材の欠陥等様々な種類の欠陥が発生する可能性が有る。これらの欠陥を検出する印刷品質検査装置について、システム構成、欠陥検出方法と実現手段及び、各種の印刷欠陥技術を紹介する。

○検査にかかる負担の軽減、過検出を抑えた印刷品質検査装置/ナビタスビジョンソリューション㈱/辻谷 潤一・武士俣 進・宇野 慶太
印刷現場のオペレータの負担軽減のため、また印刷品質向上のため「印刷の特徴を捉えた」検査装置の導入が成功の秘訣である。ナビタスビジョンソリューション㈱が開発した印刷検査特有の「過検知」を抑制した画像検査システム「ナビタスチェッカー」、および「Asmil Vison(アスミル・ビジョン)」を紹介する。

○印刷検査に最適なコンポーネント/㈱リンクス/富田 康幸
パッケージやラベルなどの印刷において、出荷前の品質検査は必要不可欠である。高速な印刷のラインにおいて、インラインで検査をするためのカラーカメラ技術や画像処理技術は発展の一途をたどってきた。本稿では、印刷検査に最適なコンポーネントとしてChromasens社製カラーラインスキャンカメラ「allPIXA」シリーズ、マルチスペクトルラインスキャンカメラ「truePIXA」シリーズ、FPGA画像処理開発ツール「VisualApplets」を紹介する。

■製品ガイド
○最新!ラインセンサカメラと対応するレンズ・照明
㈱アド・サイエンス/㈱アバールデータ/㈱アルゴ/㈱イマック/㈱ヴイ・エス・テクノロジー/㈱エーディーエステック/㈱エクセル/エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱/オプテックス・エフエー㈱/㈱オプトアート/キヤノンITソリューションズ㈱/京都電機器㈱/コアテック㈱/興和光学㈱/シーシーエス㈱/㈱シーマイクロ/竹中システム機器㈱/日本ピー・アイ㈱/日本エレクトロセンサリデバイス㈱/日本ビューワークス㈱/㈱ブルービジョン/㈱ミュートロン/㈱モリテックス/㈱ユーテクノロジー/㈱リンクス/レボックス㈱

■コラム:マルコーニの彼方へ210
○チューリップ・バブルの発生と資本主義の誕生/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔生活支援〕
○ロボットの“ピッキングリスク”最小化に基づく把持パラメータ決定手法 中京大学/橋本 学
本稿では、生産、物流、生活支援などさまざまな場面においてロボットが対象物をピッキングする場合に、周囲に障害物があっても適切なロボット把持パラメータ(位置、姿勢、開き幅)を推定する手法を提案する。ロボットハンド自身、ピッキング対象物、それらを取り巻く周辺物体の3者の位置関係をもとに、ハンドと障害物の干渉など、安定的なロボット把持動作を妨げる「ピッキングリスク」を定式化し、これを最小化する把持パラメータを自動決定する。

〔認識・検出〕
○人影に着目した個人認証手法の提案と開発/NASA ジェット推進研究所/岩下 友美/九州大学/倉爪 亮
本稿では、まず生体認証手法の一つである歩容認証について紹介し、次に地面に投影された歩行者の影を用いた、影生体認証について述べる。最後に、歩容認証について特別な知識を必要とすることなく、人物識別可能なシステムについても概説する。

○超二次関数パラメータを用いた三次元物体認識のScore Level Fusionによる認識曖昧性の解消/慶応義塾大学/小篠 裕子・八馬 遼・斎藤 英雄
三次元物体を超二次関数で形状近似し、得られたパラメータで物体を認識する研究があるが、パラメータは低次元であり、認識は困難である。本稿では、超二次関数パラメータを用いた物体認識に、Score Level Fusion法を適用し、認識の曖昧性解消効果について紹介する。

〔画像処理〕
○正則化回帰によるブラインドBM3Dデノイジング 九州大学/原 健二・井上 光平・浦浜 喜一
参照画像や画像のノイズ分散の知識を必要とせず、自然画像事前分布と正則化回帰のアプローチを用いてBM3Dデノイジング手法のパラメータを最適化する手法を提案する。標準画像を用いて実験を行い、良好な推定精度が得られることを確認する。

○超高速画像タイリングソフト/㈱イノテック/伊藤 賢治
顕微鏡でのスクリーニング検査を行う場合、低い倍率で検査を行うと、欠陥を見落とす可能性がある。高解像でスクリーニングを行うと視野サイズが極小になる為、スクリーニング時間と眼精疲労問題が起きる。それら2点の問題点を解決するために、高解像度画像をパノラマ状に高速構築できる、本システムを開発した。

〔開発環境〕
○高速ビジョン開発プラットフォーム/㈱エクスビジョン/加治佐 俊一
当社は、高速ビジョンのソリューションを短期間で簡単に開発できるHSV SDKを開発し、販売を開始した。FAや検査をはじめとした様々な分野で、高速に動いている対象物を止めることなく、リアルタイムでの計測と制御を可能にするHSV SDKについて紹介する。

〔マルチモーダル〕
○物体と動作の情報に基づくゼロショット作業認識技術/㈱日立製作所/佐藤 拓杜・中村 克行・秋山 高行・Phong Nguyen/Hitachi Europe GmbH/大橋 洋輝/German Research Center for Artificial Intelligence/Mohammad Al-Naser・Sheraz Ahmed・Andreas Dengel
作業支援システムの核となる作業認識モデルは、各現場の作業に合わせて個別構築する必要があり、システムの導入コストを高めていた。本稿では、一つの認識モデルを多現場へ展開する事を目指して開発したゼロショット作業認識技術について紹介する。

〔展望〕
○AI関連技術の社会実装における倫理的・法的・社会的・経済的課題の国内外動向/㈱国際電気通信基礎技術研究所/堀川 優紀子・萩田 紀博・宮下 敬宏
人工知能(AI)を社会に導入する場合に起こる諸問題は、倫理的・法的・社会的・経済的課題(ELSE(エルス)、Ethical、Legal、Social and Economic Issuesの略)と呼ばれ議論されている。本稿では、ロボットやIoT (Internetof Things) を含めたAI技術に対してELSEに関する国内外動向を紹介し、社会実装のあり方について述べる。

■特集:顔・人物・行動認識技術とカメラソリューション
○大学キャンパスにおける実験用カメラを用いた人物行動映像取得/大阪大学/村松 大吾・丹羽 真隆・槇原 靖・八木 康史
本稿では、著者らが大阪大学で進めている「映像解析技術を用いた行動解析に関する実証的研究」に関し、吹田キャンパス内産業科学研究所において実施している実験用カメラを用いた人物行動映像データの取得方法について紹介する。

○正確さ9割を超える監視カメラの歩容からの人物特定法/大阪市立大学/中島 重義
防犯や監視のためのカメラの動画から人物が同一人物かどうかを判定するとき、背景により人物の輪郭のエラーが出ることがある。筆者は人物が歩行する動画からその重心の軌跡を抽出してフーリエ変換することで輪郭のエラーに頑健で、服装や荷物の変化に対応可能な方法を提案した。

○AIで監視カメラの映像確認を自動化/NTTコミュニケーションズ㈱/坂本貴之・塩崎貴司
当社は、ディープラーニング(深層学習)を活用して、録画映像から特定人物を自動検出することができるAI人物検索サービス「Takumi Eyes」を提供している。警察の犯罪捜査や商業施設での不審者捜索、自治体における地域防犯などに利用できる。

○微振動分析による精神状態の非接触測定/ELSYS JAPAN㈱/野中 琴葉
社会的にメンタルヘルスに対する関心が高まる中、非接触で無意識下の状態を測定するシステム、Mental-Checkerが登場した。本稿では、システムに採用されている、カメラ画像より抽出される動体の微振動を基に対象者の感情状態を分析する技術と、Mental-Checkerの特色について紹介する。

○複数カメラから人物の移動経路を高精度に取得する技術/㈱東芝/柴田 智行
安全・安心な社会づくりに向けて、世界中に設置される防犯カメラを用いた高度な防犯ソリューション・サービスの実現が期待される。大規模施設等でそれらのサービスを提供する場合に必要となる、複数箇所に設置されたカメラ映像から同一人物を精度良く対応付け、各人物の移動経路を高精度に把握する技術について紹介する。

○米国国立機関による性能評価で精度第1位を獲得した動画顔認証技術/日本電気㈱/鈴木 武志
当社の顔認証技術は米国国立標準技術研究所の技術評価プログラムに参加し、4回連続トップ評価を獲得している。その技術は空港での防犯、スタジアム監視、街中監視等に活用されており、安全・安心な社会の実現に当社はグローバルに貢献している。

○AIを活用した監視映像解析向け人物発見・追跡システム/㈱日立製作所/渡邉 裕樹・村上 智一・廣池 敦
国内外での安心・安全ニーズが高まる中、監視カメラを用いた映像解析技術によるセキュリティソリューションの高度化が求められている。これに対し当社では、AI技術を活用することにより人物発見・追跡システムを開発した。本稿では、技術概要と実証事例を紹介する。

■製品ガイド:最新!監視カメラ&レコーダ・関連製品
㈱R.O.D/ACTUNI㈱/㈱アド・サイエンス/㈱アプロリンク/池上通信機㈱/㈱エルモ社/オプテックス㈱/オリエントブレイン㈱/兼松サステック㈱/技研トラステム㈱/キヤノンマーケティングジャパン㈱/㈱ケルク電子システム/㈱Geo Vision/ソニービジネスソリューション㈱/竹中エンジニアリング㈱/TOA㈱/東芝テリー㈱/パナソニック㈱/フリアーシステムズジャパン㈱/㈱ミカミ/Euresys Japan㈱

■コラム:マルコーニの彼方へ209
○ブロックチェーンとスマートコントラクト革命/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔農林水産支援〕
○自律型水中ロボの自動充電実用化へ向けて/岡山大学/向田 直樹・山田 大喜・松野 隆幸・見浪 護
複眼カメラ画像を用いて、水中ロボットの位置・姿勢情報を実時間で推定し、制御するビジュアルサーボに成功し、実時間での自動充電を模擬する自動嵌合実験に成功した。本稿では、混濁した海水中での嵌合実験を詳述し、複眼空間立体認識に基づく海底自動充電の可能性について検討する。

〔ロボットビジョン〕
○遠隔移動体を用いた災害時捜索活動のための画像認識システム/信州大学/山崎 公俊・Solvi Arnold
被災した環境を遠隔移動型ロボット等により捜索する目的に利用できる、画像認識システムを紹介する。捜索活動における画像認識の課題と役割について述べ、それらに対応できる認識手法とシステムの構成について説明する。実画像を用いた検証についても紹介する。

〔セキュリティ〕
○深層学習アプローチに基づいた歩行者の詳細認識/名古屋大学/加藤 ジェーン・王 彧・小久保 嘉人
歩行者の詳細認識精度を向上させるための、超解像処理・特徴抽出時におけるパッチ分割・姿勢毎の識別器の構築・グラフィカルモデルという四つのアプローチを提案する。

○米国における顔認識技術とプライバシー保護/㈱国際社会経済研究所/小泉 雄介
米国では犯罪捜査や入出国管理等、公共分野での顔認識技術の利用は拡大している。民間分野でも、個人認証の用途で顔認識技術を利用する動きはあるが、店舗等の商業施設での導入は意外に遅れている。その背景には、根強いプライバシーの問題がある。

○スマートフォンのカメラで指静脈認証を実現する技術/㈱日立製作所/三浦 直人
スマートフォンに標準搭載されたカラーカメラを用いて指静脈認証を実現する技術について述べる。指のカラー画像から色情報に基づいて安定的に指静脈パターンを抽出する技術を開発することで、偽造やなりすましが困難な指静脈認証がスマートフォン単体で利用できるようになった。

〔メディカル〕
○画像の色とかたちで皮膚がんを判別、学習用クラウドサービス/カシオ計算機㈱/峯尾 茂樹・北條 芳治・青木 信裕・武井 淳一
皮膚がん鑑別に用いられるダーモスコピー診断に関する知見習得のための会員制学習用サービス「D’z IMAGE」を2015年6月より開始した。そのきっかけとなった画像処理技術及びトップドクターらとの医工連携への取り組みと活用例を紹介し、今後の展望について述べる。

〔インフラ整備〕
○送電線下でのクレーン動作監視装置/(一財)電力中央研究所/石野 隆一
送電線下でクレーンが作業する場合は、電線への接触が懸念される。このため、頻繁に使用される場合には、鉄塔に監視装置を設置し、注視する場合がある。これまでは、定期的に画像を確認していたが、クレーンの接近を検出する機能を実装した監視装置を新たに試作した。実装した機能について述べる。

〔放送・通信〕
○フルスペック8K制作システム/NHK放送技術研究所/小出 大一
8K解像度、高ダイナミックレンジ(HDR)、広色域に加え、フレーム周波数120 Hzの映像フォーマットに、撮影から制作、表示まで一貫して対応した、世界初のフルスペック8K制作システムを構築し、ライブ制作による実証実験を行った。

〔エンターテインメント〕
○モアレを軽減し、高品質なまんが電子書籍を作成する画像処理システムの開発/共同印刷㈱/伊藤 貴彦・竹安 洋司郎
まんがの電子書籍で生じやすいモアレを抑えつつ、高品質な電子書籍画像データを作成する画像処理システムを開発した。技術概要を、電子書籍のモアレ発生の原因や、なぜ今この技術が必要かなどの背景を踏まえて紹介する。

■特集:エンベデッドビジョンシステムの最新動向
○センサフュージョンシステムの開発を加速する開発環境/ザイリンクス㈱/神保 直弘
センサーフュージョンはエンベデッドビジョンシステムに急速に普及している。All Programmable SoC と業界標準のフレームワークを使用して開発できるreVISIONスタックを活用することで、短期間で最先端のシステムを実現できる。

○新たな概念で新たな用途を創造するエンベデッドビジョン/Basler AG/Thomas Rademacher
エンベデッドビジョンはコンピュータービジョンの一種で、システムにカメラ機能を追加するだけでなく、撮影した画像を処理することもできる。エンベデッドビジョンを搭載した新型システムは、現在の産業用画像処理システムの主流であるマシンビジョンシステムよりもコンパクトでコストが低いだけでなく、画像の質や仕様に対する厳しい要件にも対応できる。本稿では、エンベデッドビジョンシステムのさまざまな導入事例を技術的な観点から紹介する。

○リアルタイムに見て考える画像認識ソリューション/マクセルシステムテック㈱/島 雄一郎
当社では、「リアルタイムに見て考える」をコンセプトに、FA分野で培った画像認識技術をベースとして、エンベデッドビジョンシステムに最適な画像認識ソリューションの開発・販売を行っている。本稿では、この「画像認識ソリューション」について紹介する。

○組込み環境における高度な産業用画像処理機能の実現/㈱リンクス/島 輝行
パソコンを利用できない分野での産業用画像処理ニーズの広がりに対し、当社は、HALCON Embeddedというソリューションを提供している。HALCON Embeddedを用いることで、FAで培われた高度な画像処理機能を、コンパクトな組込み環境で利用できる。本稿では、組込み環境で高度な産業用画像処理機能を実現する方法と、実際の活用例を紹介する。

■話題の製品と技術
○映像IoTシステム/沖電気工業㈱/梁田 武実
IPカメラ市場の拡大にむけて、高解像度カメラのデータ量増加に伴うコスト課題解決、映像解析によるマーケティング分析に対応できるシステムとして、映像IoTシステム「AISION(アイシオン)」を開発した。

○スマホ時代のクラウド画像変換サービス/ピクシブテクノロジーズ㈱/道井 俊介
Webサービスへのアクセス手段としてスマートフォンが主流となった現在における画像配信・変換の概要、問題点について説明する。また、それを解決する一手段として、当社の開発したクラウドサービスであるImageFluxを紹介する。

■コラム:マルコーニの彼方へ208
○VRによる人間存在の拡張がやってくる/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔セキュリティ〕
○指識別情報を用いたフレキシブル空中署名個人認証システム/鹿児島大学/佐藤 公則
本研究では行動的特徴の中でも偽造が困難で紛失等の心配のない空中筆記動作に着目し個人認証システムを提案する。空中筆記時にフレキシブルに指を変え、空中署名認証を行うシステムの有効性の検証を行い、指識別情報を用いたフレキシブル署名の場合はEER=2.67%となり、フレキシブル空中署名個人認証の有効性を確認できた。

○8Kスーパーハイビジョン技術とその医療応用/(一社)メディカル・イメージング・コンソーシアム/谷岡健吉
従来の2Kハイビジョンの硬性内視鏡では鮮明な映像として見ることが困難であった体内の微小な血管や神経、臓器の境界部が、筆者らが開発した8K硬性内視鏡ではクリアに捉えられることが確認された。本稿では、8Kの技術とその内視鏡外科手術システムへの応用について報告する。

○濃度勾配ベクトル集中度を用いた眼底画像における毛細血管瘤の自動検出/滋賀県立大学/畑中 裕司
糖尿病網膜症は糖尿病の合併症であり、日本人の主な失明要因となっている。健康面や医療費の観点から、その早期発見と早期治療が重要である。本稿では、人間ドックなどで普及している眼底検査の画像から、糖尿病網膜症の診断所見の一つである毛細血管瘤を検出する手法について解説する。

〔エンタテインメント〕
○絵画の質感を考慮したインペインティングの解説/大阪大学/吉田 大海
本稿で扱うインペインティングは、劣化した絵画の仮想修復を行う方式である。本方式は、補完に絵画技法であるスフマート技法の概念を取り入れることで、自然で滑らかな濃淡値が補完される。さらに、フラクタル次元によって特徴評価を行ったテクスチャを反映させることで、絵具の凹凸や絵筆のタッチが表現され、絵画画像の補完に有効な方式となっている。

〔教育〕
○研究画像不正自動検出システム/エルピクセル㈱/中尾 悠基/上智大学/湖城 恵
学術論文における画像不正問題に対し、学術界および産業界は具体的な対策を講じる必要がある。本稿では、全国の大学・研究機関およそ80箇所で実施された画像処理教育活動と併せ、不正な画像処理が施された画像を効果的に検出するソフトウェアの最新機能を報告する。

〔スポーツ〕
○映像を起点にしたコミュニケーションによる実践知の発見と伝承/日本大学/嶌田 聡
本稿では、熟練技能やスポーツなどのスキル獲得を認知論的アプローチで支援する方法として、映像を起点にしたコミュニケーションで実践知の集約や伝承を行う方法について述べる。映像視聴時に協調行動を促すインタラクションの場を提供する映像シーン連動掲示板システムを紹介した後、それをベースに持続的な知識創造の実現に向けた研究事例を示す。

〔生活支援〕
○深層学習による高精度歩容認証/大阪大学/武村 紀子・白神 康平・槇原 靖・村松 大吾・八木 康史/大阪電気通信大学/越後 富夫
本稿では、歩容エネルギー画像を入力とする畳み込みニューラルネットワークを用いた観測方向変化に頑健な歩き方の個性に基づく個人認証技術の開発とその大規模歩行映像データベースによる性能評価について解説する。

〔画像処理〕
○拡張現実環境における手の仮想手への置換に基づく仮想物体操作の位置ずれ補正/(元)関西学院大学/小野 晃弘 /関西学院大学/角所 考・岡留 剛/奈良先端科学技術大学院大学/舩冨 卓哉/京都大学/飯山 将晃
拡張現実環境で手による仮想物体操作を実現しようとすると、手の計測誤差やユーザの操作誤差により、手と仮想物体間に位置ずれが生じる。そこで、ビデオシースルー型の拡張現実環境を用い、現実空間映像中の手を仮想手に置き換えることで位置ずれの解消を図る。

〔3D〕
○超多視点裸眼立体インタラクティブコンテンツの制作と実行環境/(国研)情報通信研究機構/吉田 俊介
超多視点裸眼立体ディスプレイ向けのコンテンツ制作には、通常はその表示原理や仕様の熟知が必要である。本稿では、そのような表示対象においても、一般のクリエータが容易にコンテンツ制作できるフレームワークの設計指針と実行環境について紹介する。

○ディジタルペンとペーパクラフトによる3次元立体筆記システムの提案/東京電機大学/石橋 卓也・ 続木 由布子・長谷川 誠/ユニバーサルロボット㈱/岩田 英三郎・釜中 博樹
コンピュータグラフィックスで設計した3次元立体のポリゴンを平面上に展開し、紙に印刷、ペーパクラフトによって3次元立体を造形する。ディジタルペンを用いてペーパクラフトに筆記、筆跡をコンピュータグラフィックスに反映させるシステムを提案する。

■特集:ネプコンジャパン2018にみる自動外観検査装置とビジョンシステム
○高速・高分解能・低被曝を実現するインライン自動X線検査装置/オムロン㈱/大西 貴子
基板実装業界における高密度化・微細化の流れを受け、インラインX線検査装置にはより高速で高分解能な撮像性能が求められている。さらに近年は低被曝への関心も高まりつつあり、これらの両立は全数検査による高品質保証を展開していくための課題である。本稿では、大幅な撮像高速化を実現した当社の最新X線自動検査装置VT-X750に関し、上記課題の解決に向けた主要技術を紹介する。

○人工知能(AI)による表面実装部品の外観検査装置/㈱東京ウエルズ/高橋 晃次
当社の外観検査装置TWA-4100シリーズの更なる進化を目的とした、電子部品へのAIの導入の試みについて、その背景とその技術を紹介する。

○RMH方式トレイ詰め機能付き6面外観検査装置/㈱ヒューブレイン/蒲田 喜彦
本稿では、ウエハレベルの極微小部品から大型電子部品までを、整列された状態でなくても側面を含めた6面を高速で画像検査を行い、良品を整列された状態でトレイや粘着シート等に収納可能な装置を紹介する。

○検査データ作成時間低減への取り組み/㈱レクザム/高岡 佑丞
プリント基板の外観検査では多品種の基板に対応するため、高精度かつ高速な検査はもちろん、検査データ作成時間の短縮化が求められる。データ作成時間の大幅な削減を可能とした当社3D基板外観検査装置について紹介する。

○カメラ付属の無償ソフトで3次元ステレオ計測システムの構築/㈱アルゴ/西田 祐矢
TheImagingSource社の3次元ステレオ計測システム構築ソフトウェアの紹介である。同社はローコストソリューションをシンボルにしたドイツの低価格産業用カメラメーカーである。付録には、同社がリリースしている4200万画素高解像度カメラと最新のマシンビジョンレンズの事例を紹介する。

○品質安定化のために最適な画像処理検査の方法/ヴィスコ・テクノロジーズ㈱/亀田 明彦
これまで目視検査に頼らざるを得なかったサイズの製品も、高速・高精度に検査する自動外観検査装置を紹介する。切実さが増す自動検査への要望に応えるべく開発された当装置が示す、画像処理検査の可能性についても言及する。ネプコン2018会場にて展示予定。

■コラム マルコーニの彼方へ207
○すべてはインターネットから始まった/ヤマネコ
2,178円
■特別企画:国際画像機器展2017各社の見どころ
㈱アートレイ/アディメック・エレクトロニック・イメージング㈱/㈱アド・サイエンス/㈱アバールデータ/㈱アプロリンク/㈱アルゴ/㈱エーディーエステック/エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱/㈱オプセル/オプテックス・エフエー㈱/㈱オプトアート /Gidel/キヤノンITソリューションズ㈱/㈱ケンコー・トキナー/興和光学㈱/㈱シーマイクロ/㈱スカイロジック/ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ㈱/立野電脳㈱/㈱ディテクト/㈱テクノスコープ/東芝テリー㈱/㈱ナックイメージテクノロジー/日進電子工業㈱/日本ビューワークス㈱/㈱ビュープラス/㈱フジクラ/フリアーシステムズジャパン㈱/㈱ブルービジョン/㈱マイクロ・テクニカ/㈱ミュートロン/㈱ユーテクノロジー/㈱リンクス/レボックス㈱

■解説
〔セキュリティ〕
○ドローンを活用したセキュリティサービスの提案/セコム㈱/神山 憲
近年、防犯意識の高まりから敷地内に固定監視カメラを設置するケースが増加している。「セコムドローン」はオンライン・セキュリティシステムの新たな映像監視の形として考えられた、民間防犯用としては世界初となるドローンによるご契約先敷地内の侵入監視サービスおよび巡回監視サービスを提供する警備システムである。本稿では、このシステム、およびサービスの概要と特徴について説明を行う。

〔メディカル〕
○医療分野で活用される3次元画像編集と立体形状構築 ㈱レキシー 清徳 省雄
医療分野で用いられるDICOM形式等の一連の2次元画像スライス・データを編集したり、マスク処理することで、骨や臓器、皮膚、血管、等の3次元立体形状を抽出、ポリゴン・データとして保存したり、3次元的に形状を計測することができるソフトウェアを紹介する。

〔記録・再生〕
○カラーパレットの美的評価モデルの構築と追加色の提案手法/北陸先端科学技術大学院大学/北 直樹・宮田 一乘
ポスターデザインなど、限られた色数(カラーパレット)の調和が重要な場面が多々ある。本研究では、所与のカラーパレットの美的評価が可能なモデルを構築し、カラーパレットの色彩調和を乱さない、パレットの色数が拡張可能な手法を提案する。
■話題の製品と技術
○最新のCMOSカメラを比較する方法/Basler AG/Rene von Fintel

■シリーズ
○カメラメーカ技術者が思う マシンビジョンソリューション 〔第8回〕
マシンビジョン用光学系編(その5)/東芝テリー㈱/山口 裕

■コラム:マルコーニの彼方へ205
○人生とはゲームである/ヤマネコ
2,178円
■解説
〔ロボットビジョン〕
○ステレオカメラによる物体検出と仮想チルトステレオ㈱ZMP/渡邉 龍人
当社のステレオカメラRoboVision2の概要を説明し、このカメラを使った物体検出パッケージと、前方路面の高精度な検出を可能にする新しいステレオ処理の手法であるVTS(Virtual Tilt Stereo)の概念とその効果を解説し、それを応用した新しい機能であるCarTrack(前走車追跡)パッケージについて紹介する。

〔セキュリティ〕
○微振動からの状態判定による不審者事前検知ELSYS JAPAN㈱/野中 琴葉
世界各国でテロの脅威が高まる中、防犯カメラに映る不特定多数の中から不審者を検知するシステム「DEFENDER-X」が登場した。本稿では、システムに採用されている、カメラ画像より抽出される動体の微振動を基に対象者の感情状態を分析する技術と、DEFENDER-Xの特色について紹介する。

〔認識・検出〕
○電子ホログラフィにおける再生像の画質評価/諏訪東京理科大学/山口 一弘/北海道大学/坂本 雄児
本稿では、電子ホログラフィを用いた立体像表示システムにおいて、ホログラムデータの伝送時に生じる伝送エラーと、その伝送エラーによって引き起こされる立体像の画質劣化について解説する。

〔画像処理〕
○全天球画像生成における色味補正アルゴリズムの開発/㈱リコー/吉川 博美
新たな撮影スタイルの提案として、我々は全天球画像を撮影できる、全天球カメラを開発した。全天球画像は、複数の画像をカメラ内で合成し、生成されている。本稿では、全天球画像の生成時に発生する「繋ぎ目」を目立たなくさせるための補正方法について紹介する。

〔記録・再生〕
○進化する8K撮影・記録技術/NHK放送技術研究所/梶山 岳士・船津 良平
多彩な8K番組制作の実現に向けて8K撮影・記録技術の研究を進めている。本稿では、240fpsで撮影・記録して60fpsで再生する 8K・4倍速スローモーションシステムと、8K・60fpsの映像を4枚のSDカードに100分以上記録できる8Kカムコーダの機能検証用プロトタイプについて紹介する。

■特集:製造と物流におけるロボットビジョンの進化を追う
○実利用を目指したセンシング技術のロボットへの搭載事例/中部大学/服部 公央亮/名古屋工業大学/田口 亮・西郷 知泰・梅崎太造/㈱マクシスエンジニアリング/林 真司
これまで、我々は画像センシング技術の実利用を目指した研究開発に取り組んできた。本稿では、その中でもロボットへの搭載事例を中心に紹介する。さらに、今後の展望に関する私見を述べる。

○ビジョンをより簡単に、現場で使えるようにする/川崎重工業㈱/大野 誠太
当社ではロボットビジョンを生産現場へ簡単に導入するために、ビジョンの簡易化を行い、初めてビジョンを触る作業者にも簡単に取り扱えるようにすることを目指している。本稿では、duAroをターゲットとしたロボットビジョン簡易化について述べる。

○高速、複数品種対応 ばら積みピッキングシステム東芝機械㈱/矢部 幸次
ネット注文スタイルの売買が増えた事で、小売業者が行っていた販売単位の選別が、今や物流業者の仕分け作業であり、その多くは自動化に課題を抱えている。当社は3D-Visionシステムで、仕分けの自動化を容易にするパッケージソフトを開発したので紹介する。

○製造物流現場へのロボット技術の導入と取り組み 三菱電機㈱/熊谷 好高・原口 林太郎・櫻本 泰憲
生産性と経営のさらなる効率化を可能にする「FA-IT統合ソリューション:e-F@ctory」と、それを支える「ビジョンセンサとロボット」の製造物流現場への導入と取り組み、展望について紹介する。

○高速ピッキングロボットとビジョン・ピッキングアプリケーション/㈱安川電機/坂田 冴・河野 大
当社では、自律化の向上に寄与できる視覚機能の開発を進め、様々な分野のビジョンセンサを市場投入してきた。本稿では、高速ピッキングロボットと、ビジョン機器や各種センサ、コンベヤ、そしてロボットを組み合わせた高速ピッキングを容易に実現したソフトウェア「MotoPick」について紹介する。

○搬送と加工工程の統合による生産性の向上/ヤマハ発動機㈱/高木 克幸
製品組立工程における工程間搬送にて、従来のベルトコンベア等による搬送に替わる新たな搬送方式を紹介する。リニアモータを利用した、高速・高精度・高剛性なダイレクト搬送を加工工程と統合することにより、生産性向上を実現する。

○検出、グリップ、取り出し~ボックス内で迅速に把持/SICK AG/レネ・プファラー
ゲオルグ・フィッシャー社では、当社のPLBロボットガイダンスシステムが肉体的負荷の大きい作業を肩代わりし、作業を高速で処理することにより、極めて高い効率性を実現している。本稿では、その事例を紹介する。

○モーションキャプチャを用いたリアルタイム制御と応用例/㈱ナックイメージテクノロジー/木暮 賢人
リアルタイム光学式モーションキャプチャシステム「MAC3DSystem」を用いたリアルタイム制御と応用例について紹介する。

○三次元画像認識技術の応用例とロボットビジョン/㈱マイクロ・テクニカ/原田 恭嗣
近年、三次元認識技術によるロボットビジョンが注目されている。三次元カメラとその認識技術の発達により、これまでロボット導入の難しかった分野での自動化が可能になってきた。また、コンピュータの高性能・低価格化も相俟って、高速で精度の高い認識が可能となってきた。当社では、これまで独自のハードウエアとソフトウエアでの三次元画像認識技術の開発を行ってきた。本稿では、その技術と応用例を中心に三次元画像処理技術を使ったロボットビジョンを紹介する。

○高機能コンポーネントを活用したロボットビジョン/㈱リンクス/橘高 翼
適用分野が広がるにつれてロボットビジョンに対する機能やコストに対しての要求も増すばかりである。画像処理ライブラリHALCONは高度な画像処理機能を、扱いやすい形で提供する画像処理ライブラリである。本稿では、HALCONの豊富な三次元機能をはじめとして、最適なコストで高度なロボットビジョンを構築するのに必要不可欠なコンポーネントを紹介する。

■話題の製品と技術
○360°VRを活用したビジュアライズツールによる顧客の不安解消と業務工数削減/㈱イオグランツ
本稿では、住宅・建築業界における顧客の不安解消と工数削減の両立を実現する、360°ビジュアライズツール「EOPAN(イオパン)」と、それに付随する一連のソリューションツールの具体的な活用方法、及びそのメリットについて紹介する。

■コラム:マルコーニの彼方へ205
○人生とはゲームである/ヤマネコ

2,178円
■解説
〔自動車〕
○自動運転に応用可能な量子レーダーカメラ実現に向けて/玉川大学/廣田 修/㈱ネエチア/田中 祐一
自動運転用のセンサは一般に悪天候時での性能が低い。実用化に向けセンサの悪天候下での障害物に対する認識性能の向上が急務である。本稿では、天候に依存せず、自動車の周辺の障害物を認識することを可能とする量子レーダーカメラの開発状況を紹介する。

〔放送・通信〕
○スポーツやライブイベントを離れた場所でもあたかもそこにいるかのように楽しめる イマーシブテレプレゼンス技術の研究開発/日本電信電話㈱/南 憲一・宮武 隆・兼清 知之・小野 朗
2020年とその先に向けて、スポーツや音楽コンサート、演劇や伝統芸能などのライブコンテンツを離れた場所で、あたかもその場にいるかのような高臨場感かつリアルタイムで体験できるイマーシブテレプレゼンス技術Kirari!の研究開発と、その適用事例を紹介する。

〔エンタテインメント〕
○人工知能で白黒写真をカラーに/早稲田大学/石川 博
ディープラーニングにより白黒写真をカラーにする技術を紹介する。白黒写真の大域および局所特徴を一旦エンコードし、色の情報にデコードする多層人工ニューラルネットワークを、大量の白黒-カラー写真のペアを使って教師つき学習させる。

〔教育〕
○文字の世界をひらく 奈良文化財研究所/渡辺 晃宏/桜美林大学/耒代 誠仁
MOJIZOは、木簡と古文書の連携検索が可能な画像引きの文字画像データベースであると同時に、読めない文字を解読するシステムでもある。2017年3月のスマホ版を公開によって、より広く身近に文字を感じていただけるようになったMOJIZOについて、その開発の経緯や機能、技術面も含めて紹介する。

〔スポーツ〕
○三次元被写体追跡スポーツグラフィックスシステム/NHK放送技術研究所/大久保 英彦・高橋 正樹・加納 正規・池谷 健佑・三科 智之
NHK放送技術研究所では、スポーツ中継での利用を目指した新しいグラフィックスシステムの開発を進めている。バレーボールをターゲットに、ボールの三次元位置を高精度かつリアルタイムに算出し、実写映像に対して正確にCGボールの軌跡を合成可能なシステムを試作した。

〔認識・検出〕
○ユーザ入力の補助線による情景画像からの高精度文字抽出/東北大学/宮崎 智/㈱日立ソリューションズ東日本/川村 思織/東北大学/菅谷 至寛・大町 真一郎
カメラで撮影した画像中に含まれる文字を抽出することは、画像認識の主要な問題である。本稿では、文字抽出に有用な情報である補助線をユーザから取得し、高精度に文字領域を抽出する手法について紹介する。

〔画像処理〕
○オクルージョンに頑健な人体形状推定手法(後編)/創価大学/池城 和夫・今村 弘樹
近年、三次元計測技術の発達に伴い、人体の形状復元に関する研究が注目されている。本稿では、オクルージョンに頑健な人体形状推定の一手法として、人体パーツマッチングと時系列姿勢情報を用いたアプローチを紹介する。

■特集:検査・計測・解析の効率化を促進する画像処理ソフトウェア
○EVT社ソフトウェア エーアイシー㈱/吉川 茂男
画像処理ソフトウェア「EyeVision」は、まさに「easy-to-use」と言えるソフトウェアである。視覚的なアイコンをドラッグ・アンド・ドロップすることで、複雑な画像検査プログラムを、ワンアクションで作製でき、様々なカメラにも対応。あらゆるマシンビジョン検査に活用できる。

○マシンビジョンフローチャート式開発ツール キヤノンITソリューションズ㈱/稲山 一幸
マシンビジョンの多種多様なシステム要求に対応するために最新の画像処理技術を基に簡単かつ迅速に開発可能なフローチャート式開発ツール「Matrox社製 Design Assistant」を紹介する。

○文字認識にAIを搭載した汎用画像検査ソフト/㈱スカイロジック/南野 真吾
AI(人工知能)を使用した文字認識など、画像処理機能が強化された「EasyInspector(イージーインスペクター)」。本稿では、今年8月にリリースされた最新版の機能に焦点を当てて紹介する。

○アプリケーションの要件にあうソフトウエアの見分け方について/Teledyne DALSA Inc./ Bruno Menard/テレダイン・ダルサ㈱/岩田 隆之
マシンビジョンシステムを構築する上で、種々のアプリケーションを考慮した一般的なソフトウエアの選定方法について述べる。また、Teledyne DALSAのソフトウエアファミリーを紹介し、各々のソフトウエアの特徴について紹介する。

○塗布検査ソフトウェア・位置補正ソフトウェア/㈱ファースト/織田 裕将
自動車業界ではコネクタ(電気部品)のような小さな部材からドアのような大きな部材の接着剤塗布検査があるが、塗布時の位置補正においても精度が要求されることが多くなった。本稿では、当社の塗布検査用ソフトウェアと画像処理装置を組み合わせたソリューションを紹介する。

○Deep Learning による検査機能を搭載した画像処理ソフトウェア開発ツール/㈱マイクロ・テクニカ/原田 恭嗣
すでに、多くの検査装置で導入されて好評をいただいている、ポーランドFuture Processing社のマシンビジョン用画像処理ソフトウェアライブラリAdaptive Vision Studio はプログラミング言語スキルを必要としないプラットフォームである。最新バージョンである4.8では既存の画像処理に加え、Deep Learningによる検査機能を付加できるようになり、これまで人の目によって行ってきた検査の自動化が期待できるソフトウエアである。

○画像処理ライブラリによる目視自動化へのアプローチ/㈱リンクス/豊崎 紘一郎
計測、外観検査を行っている現場では、作業員による手計測、目視による外観検査を行っている事が多く、計測結果のばらつき、体調による検査の質低下等が長年問題視されている。安定した品質の維持を実現すべく、計測、外観検査の工程を定量化、自動化するソリューションが求められている。本稿では、そのようなニーズに最適な画像処理アプローチとして、HALCONに搭載されている検査・計測機能とその活用例について紹介する。

■コラム マルコーニの彼方へ204
○創造的で想像的な現実/ヤマネコ
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  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:A4変形判

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